雷夏先生とゆく、緑蜜高等学校ダンジョン部!!! 作:山下敬雄
水中に漂いながら交わる。
きつく波打ち収縮する気持ちのいい膣壁のリズムに幾度も断続的に射精し、しがみつく…そんな恍惚に溺れ続ける海都をキラーラはあやし抱くように。
セックスというよりは交尾をしている、ずっと交尾を。
息も下手で無力な人間の雄が水と快楽に溺れながら貝間の鯱女の黒白の素肌に抱かれ、その逃げ場のない秘穴にきつく捕らえられ甘くあたためられていく。
「この噛み癖、もう既に唾をつけられていたかい。シャシャシャ随分とアタシに甘えて注ぎ込んでいるようだがいいのかい? この濃さだと────2人目を孕んじまうかもね?」
「!??」
キラーラはまきつけていた尻尾で抱き寄せて耳元でささやいた。
恍惚に溺れていた海都はそのしらせに、ハッと正気に戻る。
しかし腰をさげ引き抜こうとしても、まったくびくともしない。それどころか余計に締め上げられてすぐに悶えさせられてしまった。きゅぅぅと締まる快楽が海都のペニスに余すことなくまとわりつき、雁首、竿、根元まですべてを包み込みまた波打つあの雄の射精を促す鯱女のリズムがはじまっていく。
「シャシャシャ、びくついてんじゃないよ。今更必死でもがいて可愛いねシャシャシャ、ソラッお望みどおりにこってりオーラも精もイただかれちまいな!!♡」
「あああああ♡♡♡♡」
泡粒を舞い上げもがいてももう遅い、キラーラの拘束は抵抗の余地を残しながらもふりほどくことは海都の力では非常に難しい。まさに一度入ったが最後その洞から勝手に逃れることはできない。
キラーラの交尾はつづく、またその口までやわ舌で塞がれながら甘く甘く高まる快楽の波がだんだんとやってくる……我慢の回路まで水中に溺れてショートしていく……一体となるキラーラに抱っこされながら海都は濃いオーラをただただうながされるがままに放出していく────────。
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海中屋台であたたかいおでんをいただく────。
何故かいつもより身に染みるそんな味に、海都はほっと良い溜息を吐いた。
▼開戦海鮮街道 おでん屋、海ぼっち▼にて
キラーラから教わった食感のヒントのつぎは、開戦海鮮街道にならぶライバル店の調査。
縁あってンボー・マラスカットお姉さんと食べ歩きをしていた海都であったが、最後にたどりついたのはおでん屋海ぼっちという小さな小さな屋台であった。
席につき、鍋のかわりにされた天然の貝殻鍋を開き中のおでんを好きに取る。醤油辛くないスープが透き通る貝出汁がきいていて上品な味わいのおでんに、海都は口内の良い熱さを転がしながら小刻みに頷いた。
「んぼぉ? おいしい? そりゃ奢りのおでんは一層おいしいよねぇ」
「はい、めちゃくちゃ! この出汁めちゃくちゃ沁みます! って……本当にお金はぁよかったんすか?(ゼンブおごってもらっちゃった…)」
「あぁ? そんなのゼンゼンいいのよいいのよ。若い子が大人のお財布事情をそんなお顔で気にしなさんな、なんなら君のクレープより稼いでるかもよ? あはははなんてね」
木の調理テーブルに肘付きながら、お姉さんはウインクする。
クールな黒のショートカットは彼女の世界における最近の流行で、よこにずらしつけたマンボウのお面はこの海中の祭り世界に溶け込むための小道具。
そんなお姉さんが冗談を言い、おでんを提供しながら笑う。
どうやら彼女も鯛貝商海に認められ〝おでん〟のない世海におでんを流行らせようとしていたようだ。ちいさなちいさなおでん屋台とたまに出る海中闘技場のファイトマネーで生計を立てていたらしい。
おでんとクレープ、料理は違えどどちらもお熱い。
そんな先駆者がいたことを知った海都は良い味のするおでんのスープまでいただきながら、またほっと芯まで温まる息をついた。
「はぁうまい……。なんか…ンボーさんって……うちの社長みたいっすね」
「それはひじょーにいい意味ってことでとらえてもいいのかな!? んぼぼぉ??(圧)」