これまでご愛読ありがとうございました
これにてエピローグになります
エロは少なめで申し訳ありません
この日、ある一つの戦いが幕を下ろした。
川神大戦とは違う、もう一つの戦。
大戦に比べれば規模こそ小さいものの、その決着は大勢の人間を巻き込む結果を生む。
それほどまでにこの決着の意味は大きい。
その
直江大和。
風間翔一。
川神百代。
そして、水城ユウ。
大和と翔一は百代への愛を。
百代はユウに愛を。
ユウはその愛を拒絶する、まさに修羅場。
その二転三転した激闘は一夜にして決着し、結果はたった一人の勝利者を生んだ。
勝者の名は武神・川神百代。
無敵の女は、恋においても無敗を貫いた。
彼女は大和と翔一の愛を退け、愛する男の人生をこの手に掴んだ。
敗者は逃げることはできない。
土俵にすら立てなかった大和と翔一は、二人のこれからの人生に口を出すことも許されない。
勝者、川神百代は全てを手に入れたのだった。
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川神百代、妊娠ッ‼︎
その情報はたった一日で世界に広まった。
世界最強の武人、無敗の女、武神。
世界のあらゆる武道家達の頂点に立ち、憧憬を集めるその少女は、たった一人の男に孕まされることによって、一時武道家としての活動を休止することとなる。
打倒川神百代を掲げ、最強の座を目指していた武道家達だけでなく、海を飛び越えて数多の政治家、事業家、国の動きを揺るがすこととなった。
どんな事情があるにせよ、核兵器よりも恐れられる存在がその活動を休止したのだ。今から数年、世界は荒れることになるだろう。
そして最も反応を示したのはやはりここ、川神。
川神百代の生まれ育った地であるこの街も、数ヶ月はその話題で持ちきりになった。住まう人々は勿論、知人であるならば尚更、百代の強さをよく知っている。街のあちこちで挑戦者と戦い、圧倒的な強さで瞬殺するのは日常茶飯事であるからだ。
そして、その美貌から彼女を狙う男も多い。男女問わずファンクラブまで作られる程だ。例えガセであっても、彼らに走る激震は凄まじい。
では誰が、あの最強の女を孕ませたのか——
「必ず責任を取ります」
武神を孕ませた男、この全世界を揺るがす話題の台風の目となっている武人、水城ユウはまず最初に深く深く土下座をした。
その相手は川神鉄心。百代の両親は存命だが、武者修行の旅に出ており現在は不在。今この地にいる唯一の百代と血のつながった肉親に、謝罪をした。
どんな経緯であろうとも、在学中の孫娘を孕ませたのだ。殴られる覚悟もできていた。だが、鉄心は殴るどころか怒ることもしなかった。
「川神院はお主を迎え入れるぞい。他のことも心配せんでいい、とりあえず気持ちを整理することじゃ」
寧ろ、ユウの心の乱れを感じ取っていた。普段見せる、百代からのちょっかいからくる乱れなどではない。もっと強く、どんよりとした重苦しい乱れ。
鉄心は察した。百代がユウを襲ったのだと。この事態を生み出したのは自分の失態であると結論づけた彼は、責任を取るべきは自分だと深く息を吐いた。
鉄心自身、保護者として嬉しい。百代が決めた相手ならば、その添い遂げる相手は誰でも良かった。風間ファミリーのメンバーでも、学園の誰かでも、武道家でなくてもよかったのだ。ただ孫娘が愛した相手なら、快く迎えるつもりでいた。
その相手が、前々から婿候補として目をつけていた水城ユウ。普通なら手放しで喜ぶところ。
だが、鉄心は同時に教育者である。まさかの在学中に妊娠。当然、百代とその相手であるユウは学園を中退。学生でなくなった二人は川神院で、大人として生活することとなる。
教育機関としては、完全にアウトだった。
「お孫さんと子供は必ず、幸せにします」
それでもユウは、すでに覚悟を決めていた。本来ならば謝るべきはこちらだというのに、その覚悟に鉄心は何もいうべきではないとこの話を終わらせるのであった。
百代の両親も、娘の妊娠が発覚したことにより直ぐに川神へ向かっているらしい。2人が帰ってきたら、直ぐに川神家全員で家族会議を開く予定だ。
結果は鉄心と同じであろうが。
それから川神はしばらくの間お祭り騒ぎとなった。マドンナ川神百代の妊娠に学園中も大騒ぎ、ユウに対する話題も尽きることはない。
生徒からの反応は、
「いつか付き合うと思ってたから、そんなに驚いてない」
「寧ろまだ付き合ってなかったのが驚き」
「あのモモ先輩とセックスしたの⁉︎相手は……あ〜、水城先輩ね。なんか納得したわ」
「ま〜、あの人しかいないよね」
「川神大戦の時もヤバかったよな、あの2人……」
割と納得しているものが多かった。中には離婚するかしないか賭け事まで始まってしまう始末。中には、過激な百代ファンや百代に好意を抱いていた男達がユウを闇撃ちしようと計画を立てたことすらあった。
しかし、全敗とはいえユウは数少ない百代と互角に戦える壁越えの実力者。計画されるだけで、いざそれを実行する者は誰もいなかった。
そして何よりも反応が大きかったのが、百代が入っている風間ファミリーであろう。自分達が川神大戦での勝利の祝宴を挙げているその裏で、あの川神百代が大人の階段を登っていた。中には百代に好意を抱いていた者もいる。そんな彼らのリアクションは筆舌に尽くし難いものであった。
それから3年———川神。
川神院は安泰の日々を送っていた。武神川神百代の活動休止は世界を揺るがしたが、百代がおらずとも川神院は武の総本山。その肩書きに似合う戦力を持っており、大抵のトラブルは鎮圧できた。
もしもの時は九鬼家も助力する。
これと言った危険や被害は特に起こらなかった。
そして、正式に百代と結婚した水城ユウは川神一族の一員として迎え入れられ、川神ユウとなった。百代の両親との話も、在学中の妊娠には顔を顰めたものの、自分達の娘がちゃんと結婚できるということ、孫の顔を拝めるということに喜んだ。
なにより、その相手が昔から百代に戦いを挑んでいた武道家としても優秀なユウ。昔からその気骨と才能を気に入っていたため、ほぼ息子同然としてみていた。婿として何の文句もない。
やがて百代は鉄心から総代の座を受け継いだ。その夫であるユウは師範代として、同じく師範代となった一子と共に百代を支えていくこととなる。
そして、あの夜に宿した命も……
「こら、
川神院、ユウの部屋にて呆れた声が上がる。川神流剣術師範代・川神ユウの目の前には、自慢の刀を両手で抱えた少女が立っていた。
しまった、そう顔に出ている彼女の名前は———川神千優。あの夜に百代が宿した命にして、ユウの娘だ。無事に出産した赤子は今ではすくすくと元気な子供に……
「これ私のだもん!ちゃんと使えるもん!」
元気すぎるぐらい成長していた。
父の剣術を間近で見た時から、千優は剣の道と美しい刀に心を奪われたのだ。娘が拳ではなく剣士としての道を決めたことに、不満そうに頬を膨らませた妻の顔を思い出す。
ガリガリと頭をかき、ユウは刀に手を伸ばす。
「ダメダメ。お前にはまだ早い」
「じゃあ、お父様に勝ったらこの刀をちょうだい!」
「はは、勝てればな。いつかは分からないが」
「勝つもん!絶対勝つもん!ワンコおばさんからも、筋がいいって言われたんだから!」
「おば……さんよばわりは、やめような」
真っ直ぐと、曇りない眼差しで見つめる愛娘に、父親はまるで鏡に映った自分を見ているようだった。千優の容姿は母親似だが、目元は父親似だ。穏やかだが、強い意志の宿った眼光を光らせる時がある。
そういえば、こんなふうにあいつに挑んだんだったか……と、子供の頃を思い浮かべる。
「そうだな。いつか……勝てるよな」
「———千優」
2人の会話に、ある女性の声が加わる。振り向くと、そこには川神院総代の証である着物に身を包んだ、麗しい絶世の美女が立っていた。
その女性の姿を見て、千優の表情はぱぁ!と明るくなる。
「お母様!」
川神院総代にして、母親の川神百代に向かって大きく飛び込む。百代はそれを快く、その大きな胸で受け止めて優しく抱擁する。愛する夫との間にできた、武の才能に恵まれた自慢の娘を。
「お母様!あのねあのね!お父様ね、私が勝ったらあの刀くれるって!」
「おっと娘が刃物に手を出そうとしているぞ?親として躾けなくてはな〜!」
「うわ〜ん!お母様も私の味方してくれないんだー!」
今の川神院ではありふれた日常風景。そんな2人を、ユウは笑みを浮かべて見守っていた。不本意な行為でできてしまった小さな命。あの時の選択を後悔する日もあったが、彼女には何の罪もない。それに、生まれたばかりの赤子の千優をこの手に抱いた時から、その後悔も段々と消えていった。
今では幸せすら感じている。
「風呂の準備ができた。ワンコが呼んでたぞ?」
「はぁ〜い!」
千優は師範代であり、叔母の一子と仲がいい。末妹として可愛がられた一子が、今度は年下の世話をする立場になった。その事に戸惑いながらも、今では誰よりも千優を可愛がっている。
千優も明るくて優しく褒めてくれる一子に懐き、修行は一子が担当しているぐらいだ。時々、甘やかしすぎな面もあるが。
「ユウ……」
2人っきりになった事で、百代の雰囲気が変わる。さっきまでは娘と接する母親の顔、だが今は愛しい男を求める女の顔だ。
ユウを手に入れた時から、3年。美人だった川神百代は、さらに美しくなっていった。子供を産み、一次の母となってもその抜群の美貌は失われてはいない。胸に至ってはさらに成長し、一子の目が死にかけるほどだ。
修行と性欲によって火照った体をユウに押し付け、百代は囁く。
「2人目……作ろう……❤︎」
「ああ……」
あの夜、水城ユウは消えた。百代と共に共有した凄まじい快楽によって脳がハジけ、魂は完全に百代に屈服してしまったのだ。
あるのは、百代に支配された川神ユウという存在だけ。普段は良夫婦として川神院を支えている2人だが、夜……布団の上となれば本来の立場に戻る。
「百代!」
「あん❤︎」
着物をシュルリと脱がすと、鍛錬の汗の匂いがむわぁ…とユウの鼻腔を刺激した。性欲が湧き出て、肉棒が道着の中でパンパンに膨れ上がる。それを露出させ、百代の膣口にあてがう。
「来い、私のユウ❤︎」
今晩も、結界を張った部屋で二人の喘ぎ声が混じり合う。
「いいっ❤︎いいぞ、デカちん……あへぇ❤︎」
「おほ❤︎すごっ、はげしッ❤︎ん゛おぉ〜イグイグイグ❤︎」
「ちんぽ❤︎ユウのちんぽちんぽちんぽぉ❤︎こわ……せッ、私をもっと❤︎まんこ締めるッ、からぁ❤︎」
「おッ❤︎、おッおッおッおおおおイグゥぁ❤︎」
「好きぃ❤︎好き好き、愛してるユウゥ〜❤︎❤︎❤︎」
【キャラのリアクション】
●川神鉄心
「保護者として最高に嬉しいのう、ユウが婿になってくれてよかったわ!」
「それにひ孫!これで川神院も安泰じゃな!」
「じゃが教育者としては……ううむ……」
●ルー・イー
「大人としテ教師としテ…喜んでハいけないだろうネ、この場合」
「でも2人の家族としてナラ、祝福するヨ」
●川神百代
「私の完全勝利!」
「まだまだ子供を産むぞ、あなた❤︎」
●直江大和
「や、やっぱりあの時……姉さんはユウ先輩と……ちくしょう、ふざけんな!」
●風間翔一
「くっそ〜、やっぱユウ先輩か〜。ま、しゃ〜ねぇわな。さらば俺の初恋!風になるぜ」
●島津岳人
「俺様より筋肉ないのに、どうやってモモ先輩落としたんだよ!やっぱイケメン嫌い!」
●師岡卓也
「うそでしょ⁉︎あのモモ先輩を……ちょっとユウ先輩が羨ましいと思ったりして……」
●川神一子
「家族が増えるわね⁉︎義兄様!」
●椎名京
「一番のライバルがいなくなってガッツポーズ!……でも大和が傷ついてる。やっぱりあの男は嫌い」
●クリスティアーネ・フリードリヒ
「おめでとうモモ先輩。マルさんと一緒に、祝福するぞ!」
●黛由紀江
「やはり、お二人はそういった関係だったのですね……おめでとうございます、ユウ先輩」
●総理
「あの百代ちゃんを落とせる男がいるたぁねぇ……しかし、国も世界も大騒ぎなこりゃあ」
●釈迦堂刑部
「あの百代が妊娠〜⁉︎相手は……あの小僧か!期待してなかったんだが、マジで壁を越えやがったなぁ……色んな意味で」
●九鬼揚羽
「ふははははは!まぁ、遅かれ早かれこんなことになるとは思ってはいたな。百代、幸せにな!」
●水城ユウ
「子供に罪はない、からな……幸せにするよ」
●川神ユウ
川神院剣術師範代。
総代、川神百代の夫。
自分の人生と百代を呪ったことがあったが、娘の存在に罪はないと自分に言い聞かせて覚悟を決める。
その後は生活していくうちに後悔は消えて、割と幸せそうに暮らしている。
夜は妻の百代と熱く激しく愛し合っている。
相変わらず化け物ちんぽ。
●川神百代
川神院総代。
ユウの妻。
最強のチート女にして、無敗の女。
大和、翔一、ユウを含めた4人の修羅場を勝ち抜いた絶対の勝者。
長年の恋心の末、ユウの鈍感さに耐えかねて実力行使を迫り、遂に愛しの彼をゲットした。
可愛い娘にメロメロ、夫にもメロメロ。
結婚から美貌はさらに磨きがかかっており、夜は夫のユウと熱く激しく愛し合っている。
ユウを支配している側だが、相変わらず防御は疎かなため、ハードセックスになるといつも負ける。だがそれがいい。
・スリーサイズ
91/58/88→108/62/94
●川神千優
ユウと百代の娘。
顔は母親似だが、目元は父親似。
親が親なので、武道の才はピカイチ。
両親を除けば、川神院の中で一子と一番仲がいい。だがおばさんと呼ぶのはよそう。
父の剣術を見た時から、剣の道と刀に心を奪われた。よく父親の刀を盗もうとしている。
終わった……やっと終わった……
本当なら3話程度で終わらせる短編だったのに…
天の声「3倍以上ストーリー伸ばしちゃったな」
仕方ねーじゃん。百代エロいんだもん!
天の声「とうとう開き直りやがった!」
ごめんちょっと待って
本来はこれで完結の予定だったんですが、
予想以上の高評価と皆様の感想のおかげでインスピレーションがドピュッ!しちゃいました
まだ続くかも…
※IFルート読みたいですか?
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