これは執筆中の出来事、
天の声「Part1のこのシーン使えんじゃね?」
作者「流石に大和くんが可哀想ですよ。脳破壊通り越して脳粉砕!玉砕!大喝采ー!になりますよ?」
天の声「しちゃえよ」
作者「イエッサー」
そんなわけで、全速前進DA!
「はぁ……」
夜、島津寮の一室にて。直江大和は愛するヤドカリを見つめながら黄昏ていた。
やはりヤドカリはいい、心が洗われるようだ。どんな酷いことがあろうと、この奇跡の生命をみるだけで清浄化される。
しかし、その目にはあまり正気はなく、身体はふらふらと揺れている。今にも倒れそうな弱々しい姿に、寮のメンバーも心配になっているほどだった。
その原因は、川神百代についてだ。
心の底から愛してやまないあの人が、何をやっても自分を振り向いてくれないという事実。あの手この手と手段を変えてきたが、結果は空振りに終わった。
なにより、最近違和感を感じていた。
(水上体育祭が終わった後、なんか記憶が飛んでるんだよな……)
百代からのご褒美を手に入れるため、血眼で競技に取り組んだ水上体育祭。一番の難敵である水城ユウが途中でリタイアして、運が巡ってきたと思ったがそれも叶わずに終わってしまった。
その後、全てが終わって夕陽の照らす海で口説こうとしたが……何故か記憶がなくなっていたのだ。気付いた時には島津寮の布団に寝かされていた。何か頭に衝撃を受けた記憶はあるのだが、何が原因なのかさっぱり分からなかった。
翔一からは、疲れてすっ転んで頭をぶつけたのだろう、と聞かされたがそうとは思えなかった。
(あの日、姉さんは確かに砂浜にいた……そしてもう一人……)
「どうしたの大和?元気ないね」
すると、心配して来てくれたのかクッキーが深く考え込む大和の隣に現れた。
「まあな、クッキー」
一旦考えるのをやめて、大和は重い腰を下ろして大きくため息を吐いた。
「俺、姉さんを口説こうと必死になってるだけどさ、ことごとく失敗しちまってるんだ」
「それは残念だね、大和」
「そうだよ!なによりあの水城だ!あいつ、姉さんに興味ないフリしてるけど、あれはウソだね!絶対俺の邪魔をしてる!」
そう、何よりも許せないのが水城ユウの存在だ。どこまでも自分の恋を邪魔する畜生だ。
もはやかつて抱いていた先輩としての敬意も消え失せた。完全に嫌悪の対象となった男を呼び捨てにして、大和は悔しそうに拳を握りしめる。
あいつさえ、あいつさえいなければ。
そんな大和の姿を見たクッキーは、
「僕としては、大和に勝って欲しいんだけどね……そうだ!大和、スマホ貸して!」
「え?」
いきなりなんだと思いながらも、大和は素直に自分のスマホをクッキーに手渡した。それを手にしたクッキーは、機体から伸びたケーブルをスマホに繋げて、何やらピコピコとデータを送る。そして2、3分が過ぎるとケーブルは外された。
「はい!アプリ搭載しておいたよ!」
「アプリ?これって……」
帰ってきたスマホには、新たなアプリが搭載されていた。タップして開くと、なにやら怪しげな紫色の円がぐるぐると回っている映像が画面に映っていた。長時間見ていると、目が疲れてしまいそうな独特なアプリだ。
これはいったい?と、大和が尋ねる。
「特殊な色彩と電気信号を発して、これを見た相手の脳を刺激して好感度を上げることができるんだ!」
「それってつまり洗脳アプリじゃねーか!」
とんでもないものを渡されてしまい、思わず声を荒げてつっこんだ。さすがは九鬼の超テクノロジーで作られたロボット、自力でこんなものまで製作してしまうとは。
洗脳アプリなど、AVやエロ本の中でしかないフィクションだと思っていた。全ての男達が、喉から手が出るほどに欲するアイテム。育郎などが手にすれば、確実にエロ目的に暴走するに違いない。
それを手に入れてしまった大和の心情はいかに、
「ごめんよ大和。余計なお世話だったね……」
シュン、と残念そうに落ち込むクッキー。機械ながらも、人間味のある落ち込み具合を見てしまった大和は思いとどまった。
洗脳など下法中の下法。だが自分のために用意してくれたものなのだ。仲間の絆を大切にする大和にとって、これはあまり無碍にはできない。それに、男としてやっぱり消すには惜しいと思う気持ちはある。
「悪いなクッキー、俺のためにやってくれたことなんだよな。ありがとう。取り敢えず、持っとくだけにしとくよ」
使うかどうかはわからない。きっと使わないだろう。川神百代は、自分の魅力だけで口説き落としたいから。
「よし!明日、姉さんをデートに誘おう!」
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
「姉さん、来週の日曜なんだけどさ」
「悪いな大和。その日も稽古なんだ」
川神院の練習場。
直江大和はそこで、百代をデートに誘おうとしていた。しかし、返ってきたのはいつものNOという返事。
今、目の前にいる彼女は道着姿で鍛錬を行なっている。夏の日が照っている中、朝からずっと続けていたために全身汗だらけだ。首筋を伝う雫が染み込んだ道着は着崩れし、ムワァ…と体臭が大和の鼻腔をくすぐる。
不快ではない。むしろ、とても情欲を誘う匂いだった。
絶世の美貌、それが汗にまみれて火照った体は色っぽく、思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう。少し気を抜けば勃ってしまいそうになるほどだ。
今まで、どうにか百代を振り向かせようと苦心してきた。だが一向にそれが上手く行ったことはない。それどころか、心なしか距離が遠のいていっているように感じる。
段々と、直江大和から水城ユウの方へ向かっているかのような、そんな予感を感じてならない。
「ッ……」
そんなわけないと首を大きく振る。。
川神大戦で勝利し、自分は百代に男として認められたじゃないか。その事実は確かなのだ、自信を持てと鼓舞する。
「姉さん、ちょっとは修行サボったっていいんじゃない?息抜きに出かけようよ」
「ん?いつもの修行メニューだが?……まぁ、私なりの息抜きはしてあるから心配はない」
「だからって修行なんてしてなんの意味があるんだよ。姉さんに勝てる武道家なんて、いるわけないのに」
「いるだろ、ユウが」
その名を聞いた瞬間、ピキリと頭の中で音が鳴った。なんでそこであいつの名前が……
「いつも勝ってるじゃん」
これまでの戦績で、水城ユウが百代に勝利した事など一度もない。だというのに、そんな奴に負けないためにこれほどまでの修行を行うなど無意味であろう。
しかし、百代の考えは違っていた。
「そうだ。あいつには、負けられないんだ。だから私は強くありたいんだよ」
こうしてる今も、ユウは百代を倒すために鍛錬を続けている。その成長は、自身の才能にあぐらをかいていたら、すぐに追い越されてしまうほどのものであることは間違いない。
それに、試合で勝てばユウへの恋を諦めると言う約束もある。負けるわけにはいかないのだ。
そんな百代の姿を見て、大和は拳を握りしめていた。やはり、何かがあると察する。
ユウを語る時の百代は、いつも一緒にいる時より目を輝かせている。それはなによりも大和が欲しているものだ。
「百代、師範代が組み手だって……」
すると、道場の方から水城ユウ本人が現れた。彼も道着を身につけて、さっきまで鍛錬を行なっていたようで服装は乱れて汗をかいている。
ルーの指示で百代を連れに来たのだろう。せっかく誘っている最中に水を刺されて、大和は恋敵を鋭い眼光で睨みつけた。
だいたいの状況を理解できたのか、ユウは気まずそうに目を逸らして、百代と向かい合う。
「ああ、そうだな。そろそろ、組み手がしたいと思っていたところだ」
そう言って、百代はユウの腕に抱きついてきた。
男子二人がギョッと目を見開く。
「離れろよ、汗臭えだろ」
「いいや、男らしい雄の匂いだ」
振り解こうとするユウの腕をがっしりと掴んで、百代は胸を押し付け汗の雫が伝う首筋の匂いをすんすんと嗅いでいる。
女は普通なら、汗臭い男など嫌悪の対象だろう。相手がもし岳人ならぶん殴って天に飛ばしていたはずだ。しかし、百代にとってユウだけは特別だ。同じ武道の道を行く者同士、愛する男の匂いは寧ろ己の中の雌を刺激してくれる。
くっついて道場に向けて去っていく二人、そしてポツンと取り残された直江大和。一陣の夏の風が、虚しく軍師の頬を撫でた。
胸の中心で、凄まじい虚無感を感じる。
完全に蚊帳の外になっていることを自覚し、その悔しさを噛み締めた。
「ちくしょう……なんなんだよこれ……!」
こんなはずじゃなかった。
川神大戦を勝利に導いた自分は、確かにあの人から男として認められたはずだ。告白にはフラれたが、少しずつ彼女の心を射止めていくはずだった。
なのにどうだ。愛しの女には軽くあしらわれる、取るに足らないと思っていた男とともに遠くへ行ってしまっている、これほど虚しい現実があるものか。
そして何より、あの二人の関係だ。
「……絶対に何か隠してる……これだけは確実だ」
川神大戦の翌日から変わったのだ。百代がユウに告白して、フラれたからと説明されたが、それだけではないと察していた。その奥にもっと衝撃的な真実を隠しているに違いない。大和の頭脳は、それを確信していた。
真実を理解しなければ、この先ずっとあしらわれるだけだ。なんとか解明しなければならない。
「ッ……やるしかない」
こうなったら手段を選んでいられない。
大和は常識やモラルを捨てて、ある場所を目指す。その目は大きく開かれ充血し、もはや覚悟を決めたものの目となっていた。
目指した先は、百代の部屋。
子供の頃は風間ファミリーのメンバーとともによく遊びに来ていたから、場所はすぐにわかった。
今、川神院は鍛錬の時間。修行僧達は百代とユウと同じように、道場で組み手を行っている。だから人の姿はないし、忍び込む際に誰かに見られる心配もない。
今、直江大和は恋した女の部屋に無断で入ろうとしている。男として最低な行為だ、バレればこれまで築き上げてきた信頼を失うことになるだろう。大和自身もそれを理解している。だが、もう止められないところまで来てしまっていた。何とか謎を解明しなければと思う欲求が、躊躇なくその部屋の襖に手をかけた。
素早く襖を開けて、部屋に侵入する。音を立てることなく、それでいてスピーディな身のこなしを披露して。
「姉さんの部屋……」
部屋に入ると、数秒思考が停止した。
子供の頃に何度も入ったはずだ。しかし、こうして年頃になると、やはりドキドキと心臓が脈打ち顔が赤くなるのを感じる。
部屋に入った途端、真っ先に感じた百代の匂い。普段は荒々しく傍若無人な彼女とは思えないほどの、上品で甘い匂いだ。
そして内装は、漫画が並べられた本棚に壁に貼られたポスター。床にはスポーツや武道家雑誌などが散らばっている。
「相変わらず片付け苦手だな……」
そう言うところは昔から変わらない、思わず頬をほころばせた。
しかし、すぐに正気に戻る。
大和の目的は、百代とユウが隠している真実だ。鍛錬の時間が終わるまでに、それを見つけてここから出なければならない。
何かそれらしいものを物色していると、あるものに目を奪われた。
「姉さんの、パンツ……」
棚からはみ出ている、黒のパンティー。
大人顔負けのナイスバディに成長した百代が身につけている、色気抜群の下着を発見した。
ゴクリと、喉を鳴らす。
足音を立てないように、ゆっくりと手を伸ばす。こんなことをしている場合ではないのは頭で分かっているが、男の性がそれを許さなかった。
棚を開くと、パンツだけでなくブラジャーも仕舞われており、同じ黒のパンツとセットになっているその二つを手に持った。
「姉さん、いつもこんなの着けてるのかよ……」
デカい。
わかっていたが、デカい。
前に百代が悪ふざけで自分のバストサイズを教えたことがあった。その時のバストサイズは90。しかし、今持っているブラのサイズは明らかに90を超えていた。
「でけぇ……ひゃく、超えてるよな……」
今手に持っているブラジャーのサイズは間違いなく、バストサイズ100を超えている。
最近、十分に抜群のプロポーションを誇っていた美貌はさらに磨きがかかっていると思っていたが、それは間違いではなかったようだ。
川神百代は武道家だけでなく、女としてもさらなる上の次元へ成長している。しかもまだ未成年である。これがれっきとした大人となれば、どれだけ美しい存在になるのだろうか。
想像しただけで勃ってきた。
「ああ、くそ……ダメだ……我慢、できねぇ!」
保ってきた理性の鎖が、無惨に断ち切られた。
当初の目的も忘れて、大和は手に持っているブラジャーとパンティーに顔埋めて匂いをかき出した。
「すぅ〜ッ、はぁ〜!すぅ〜ッ、はぁ〜!あ゛ああ、姉さん!姉さん!」
何ていい匂いなんだろう。その芳醇な香りを堪能しながらブラジャーに頬擦りし、百代の胸の大きさを頭の中で想像する。
男なら誰もが憧れるだろう、母性の塊。あの爆乳に顔を埋めて、掴み、舐め、好き勝手に弄ることをずっと夢見てきた。ブラだけでも溢れる幸福感、もし生乳ならどれほど気持ちがいいだろうか。
「したい!姉さんと、セックスしてぇよ!」
欲情が止まらない。もはや理性による歯止めすら効かなくなり、ズボンをパンツごとを下ろして勃起したちんぽをシゴきだした。しかも百代のパンツを巻き付けて、シコシコと激しく手を上下させる。
何度も、何度も百代をおかずにオナニーしてきた。それが現実になるよう願いながら、あらゆるシチュエーションを妄想して、その度にティッシュを消費してきた。
右手にはブラジャーで頬擦りし、左手にはパンティーを肉棒に巻きつけてオナニー。これら二つが、大和の妄想力をさらにリアルに引き立てて、達した。
「うう!姉さん、射精るぅ‼︎」
ピュッ!ピュピュピュッ!
勢いよく飛び散る白濁液。
欲望のままに射精たそれは、巻き付けていたパンツをヌルヌルにし、滴は床に染み込んでいった。
射精した直後は、あまりの気持ちよさに満足感に満たされていた。しかし、すぐに自分のしでかしたことを自覚する。
「はぁ、はぁ……おれ、最低だ……」
やってしまった。
好きな女の部屋に無断で忍び込んだだけでなく、あまつさえ彼女の下着でオナニーなど。得意の口八丁でも言い訳しきれない。バレれば即ぶん殴られて、絶好を言い渡されるに違いない。
その場のノリと勢いというのは、恐ろしいものである。
「くそ、こんなことしてる場合じゃない!何か探さないと、姉さんが戻ってきちまう!」
取り敢えず涎と性液で汚した下着はそのままではまずいので、持ち帰ることにしよう。ポケットに突っ込み、ズボンを履き直して本格的に探索を再開する。
すると、今度こそそれらしいものを見つけた。
「スマホ……」
そう、百代のスマートフォンだ。
写真、メモ、通話、メール、etc。何か重要なことを記録する身近なものなら、これしかない。
好きな女のスマホを勝手に見るなど……というような常識は捨てる。時間がないのだ。
大和は躊躇なくスマホを起動すると、まずは写真を開いた。わかりやすく何かを記録するならこれだろう。
しかし、それらしい写真は一枚もなかった。
あるのは風間ファミリーとの思い出や、何気ない日常での写真ばかり……水城ユウとのツーショットが多いのが癪に障るが。
「写真にはない……じゃあ!」
さらに大和の検索は続く。
写真には怪しいものはなかった。ならばその他ならと、メール、メモなどアプリを開いて探してみる。呼び出しのメール、1日の計画を決めるメモ、それらどれかに何かヒントがあれば……だがそれらしいものは一つも見つけることができなかった。
ここまでないのであるなら、あの二人に秘密などないと諦めるのが普通。
「ある!確かにあるはずなんだ!姉さんと水城は、何かを隠してるはすだ!」
しかし、そう言って己に言い聞かせる。
軍師大和は自身の推理を信じる。いつだってそうだ、仲間がピンチの時はこの頭脳をもってして切り抜けてきたじゃないか。今回もそれが役に立つと、信じている。
そして、最後に残ったのは……
「通話履歴……あとはこれだけ……」
タップして開き、ズラァッと並べられた履歴を流し読みしていく。殆どが風間ファミリーや家族からの連絡のみ、やはりそれらしいものはない。
だが一つ、たった一つだけあった。
「これ、確か俺が打ち上げの時に抜け出して姉さんに電話した時のやつだ……」
川神大戦が終わって、疲労で1人不参加となった百代のことがどうしても気になってかけた一通の電話だ。
この日に、百代の様子が変わったのだ。
もしかしたら、この日に。
大和は意を決して、その通話をタップした。
あの時の会話が再生される。
『姉さん、起きてる?』
『やっぱり寝てるのか?でも通話はできてるから、やっぱり起きてるのか?』
『返事がないな?もしかして、寝ぼけてるのか?さっきまで寝てたなら、ごめんよ起こして』
やはりと言うべきか、再生されるのは大和の声だけ。百代からの返事は全く来ない。やはり、この時は寝ていたのだろう。
そう、思っていると。
『大和、邪魔だ———』
(姉さん⁉︎)
聞こえたのは間違いない、川神百代の声だった。
大和はその声に耳を疑う。目を見開き、耳をスマホに近づけてよく聞き取る。すると、あの時聞こえなかった声が、スマホから聞こえてきた。
寝てたはずの姉の声に、大和はどう言うことだと驚愕する。
あの時、確かに百代は眠っていた……というのは、自分の勝手な思い込みだとしたら。もし、彼女が起きていたら。その部屋に水城ユウがいたら。二人はあの夜、ナニをしていた?
頭の中で様々な考察をしてしている中で、再生された通話は続く。
『どうしても姉さんの様子を知りたくてさ、トイレってウソをついて電話したんだ……ごめんよ、疲れてるのに』
『ユウ、私を見ろ』
確かに百代は言った
ユウ———と、愛おしくその名を。
間違いない。しかも彼女らしくもないどこかトロンとした甘ったるい声だ。
確実にこの日、この夜、二人きりでいた。
『私以外を見るな……見ないでくれ……今は私だけを見て、私だけを感じてくれ……』
『
そして、
ズブっ、ブブブブウウゥゥゥゥッ❤︎
『っ……おぉぉっ……っ❤︎挿入い、ったぁ……❤︎』
(まさか、まさかまさかまさか!)
いやらしい音とともに、艶やかな嬌声が聞こえてきた。聞いたことのない色っぽいものだが、確かに百代の声。
そして挿入ったということは、つまりそう言うことだ。二人は、そういうことをしているのだ。
『姉さん、今日の告白は遊びや悪ふざけなんかじゃない。本気なんだ、俺は本気で姉さんのことが好きなんだ』
『最初は、姉さんの舎弟になるのはキツかった……でも、過ごしていくうちに俺の心は姉さんのことでいっぱいになっていったんだ』
『あ、あ゛ぁ…!百代ッ……百代ォ‼︎』
「水城ぃ……‼︎」
間違いない、あいつの声だ。
憎たらしいあの男が百代と一緒にいて、身体を重ねている決定的証拠を掴んだ。
『んおぉぉっ❤︎いいっ❤︎きもちいいっ❤︎もっど、もっどついてぐれユウ❤︎んおぉぉっ❤︎おっ❤︎おっ❤︎おっ❤︎』
『俺は真剣で、川神百代に恋をした』
『フラれたことは、素直に受け入れる。でも俺の恋心がなくなったわけじゃない。これからも、俺は姉さんにアピールし続けるよ』
『好きだよ、姉さん……この世界で一番』
『好き❤︎好きだユウ❤︎❤︎世界で一番お前のことが大好きなんだ———んむ❤︎』
随分とお熱のようだ。
舎弟が通話しているのに、全く意に介さず愛しい男とイチャコラと。握った拳から血がポタポタと流れていく。
『あ、む⁉︎ぅぅぅ…ッ❤︎❤︎んっ、んちゅっ❤︎ちゅぷ、ちゅっちゅ……ッ❤︎❤︎んんん…じゅるるッ❤︎❤︎ちゅぶっ❤︎れろ❤︎んっ❤︎んっ❤︎ちゅぷぁ、んちゅううぅぅうッ❤︎❤︎❤︎』
『この想いだけは、誰にも負けない自信がある。キャップにも……ユウ先輩にだって。俺が川神百代を一番愛してるんだって、俺が姉さんを手に入れたらみんなに言ってやるんだ』
『もっろ❤︎チュプ❤︎❤︎ちゅ、ちゅっ……❤︎もっろほひぃ❤︎……ユウのよだれッんんじゅるる❤︎❤︎……おひぃ❤︎❤︎❤︎』
『川神大戦でも、俺が漢だって証明できたし。少しは姉さんに相応しい漢になれてるって、思ったっていいよな』
(なんだよ……何だよこれ……‼︎)
百代への愛を囁いている大和の声をよそに、あいつらは自分達の世界を楽しんでいた。
あの時、百代に向けた一言一言に、どれだけの想いを詰めたか。それは今でも覚えている。
だというのに、その想い人をあの男は犯している。しかも想い人はその男に好意を寄せて、どれだけ乱暴にされても喜んでいる始末。そのことを、直江大和は知らなかった……今、この時までは。
なんなんだここは、地獄か……。
ゴリュウ❤︎
『あ゛ッッッ⁉︎⁉︎⁉︎』
『ちんぽがぁ……これっ❤︎やっばぁ〜〜…………❤︎❤︎❤︎』
『あぁぁあああ゛あ゛ッッ❤︎❤︎お゛ほッ❤︎❤︎んひっ、ひぁぁああああ゛あ゛ッッ❤︎❤︎❤︎はひっ、はへぇええええッ❤︎❤︎おほっ、んおっ、おぉおおお゛お゛ッッ❤︎❤︎❤︎も、もうらめッら❤︎❤︎こわッ❤︎こわれりゅぅううう゛ッ❤︎❤︎わらひのからだがッ❤︎❤︎んほぉおおおお゛お゛お゛ッッ❤︎❤︎❤︎』
「ねえ……さん……?」
武神・川神百代の姿からは想像もできないような声が、スマホのスピーカーから聞こえて来る。あまりにもいやらしい、発情した猿のような鳴き声に大和は困惑を隠しきれない。
『ご、ごわれるぅぅう゛ッ❤︎しょうきに、もどれなぐッんほ❤︎なっでじまう゛う゛う゛う゛ぁぁああ❤︎❤︎❤︎』
『覚悟しろよ姉さん。これから俺は姉さんにアプローチしていく。俺の魅力で、俺だけしか見れないようにしてやるよ』
『お゛ッ❤︎お゛ッ❤︎お゛❤︎お゛ぉ〜〜……❤︎❤︎❤︎』
『ユウのケダモノチンポォッ❤︎❤︎すきぃ゛ぃ〜❤︎もうッ、これなしじゃ生きてけにゃいぃいいい❤︎❤︎❤︎』
『んッ、ぐっ……もうそろそろ射精そうだ……ッ!』
『あぁん゛ッ❤︎こい❤︎きてくれぇッ❤︎❤︎おまえの、熱い❤︎んんッ❤︎……ザーメンで❤︎わたしの、まんこをぉ゛……おかしでぐれぇえ゛ええええ❤︎❤︎❤︎』
『愛してるよ———百代』
『———〜〜〜〜っっぁぁああ゛あ゛ッ❤︎❤︎❤︎イグッ❤︎イグイグッ❤︎❤︎ちんぽぉッ❤︎❤︎おちんぽすきぃいいッ❤︎❤︎イグッ❤︎❤︎んぉ゛ッ❤︎❤︎お゛っ❤︎❤︎❤︎んんぉぉおお゛お゛お゛お゛ッッッ❤︎❤︎❤︎』
そして通話ここまでで切れた。
「……………………」
部屋の中心で、スマホを片手に持ち、呆然と大和は座り込む。
これこそが、直江大和が知りたかった真実の全貌。まさか、もしかしたらとあらゆる可能性を頭の中で想像していた。やはりと言うべきか、悲しいことに真実は想像通りで、想像以上のものだった。
まだ頭の中で整理がついていない。もしかしたら、これは夢なのではと理解を拒むが、それでも受け入れるしかない。履歴はちゃんと残っているのだから。
「ざっけんな……」
スマホを持つ手に力が入る。メキメキを音を立てる画面に映るその顔は、怒りによって酷く歪んでいた。
これまで、どれだけあの人を想って行動してきたか。水城ユウも、川神百代もそれはわかってくれているはずだ。
川神百代は、大和を男と認めてくれた。
水城ユウは、大和の恋を応援すると言ってくれた。
なのにこれはどう言うことだ?
あんまりじゃないか。
自分が必死に百代を口説いていたその裏で、あの二人はズコバコあんあんセックスしていたのだ。
違和感を感じた数々の記憶の中で、パズルのピースがハマっていく。
あの夜も、
保健室の時も、
アジトの時も、
水上体育祭の時も、
裏でセックスしていやがったんだ。
気づかなかった自分にも腹が立つ。
そしてなによりも、あの男に対しての怒りが込み上げてくる。何が応援しているだ、弱みを握られているだ、裏で直江大和を嘲笑っていたのだ。
あのクソ野郎!
「上等だよ……姉さんは俺がもらう……‼︎」
どんな手を使ってでも。
part1の大和からの愛の言葉をBGMにセックス、それがバレちゃいました
全てを知った直江大和の暴走が始まります
あと洗脳アプリなんですがね、そのままの大和では逆立ちしようがユウと百代に勝てそうにないんで、勝つために与えました
注、勝てるとは言ってない
九鬼家の技術凄い
クローンとか宇宙ステーションとか作っちゃうんで、こんぐらいポンと出せるでしょ
か〜な〜り無理矢理な展開ですが、R18なのでそこら辺の緩さはお許しください
次回お楽しみに
※IFルート読みたいですか?
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読みたい!
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読みたくない
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読みたいけど、別投稿にしてほしい