速水奏ちゃんがメスガキ(?)を卒業したようです 作:ふりーじ屋/家庭内禁書
※あらすじ
奏の挑発
↓
立ちバック
↓
パイズリフェラ
↓
乳責め、騎乗位
こんな夢を見ていた……と言うと、夏目漱石を気取っているのかと思われてしまう。
ただ、いま俺のすぐそばにあるはずの光景は、実際に夢じみているのだ……我ながらおかしな言い方を重ねてしまうぐらい。
「ふふ、先生。お顔が赤いわ」
教え子の速水奏に、耳元でささやかれる。彼女からは『服を脱いだら……私が良いって言うまで、目を開けないで。座ったままで居て』とお願いされているので、俺は裸でベッドに腰を下ろしたまま。家よりふかふかしているダブルベッドのへりは、なんだか尻の座りが悪い。
「慣れない場所だし、速水に妙な言いつけまでされてるから、緊張しちまってるのかもな」
「あら、私のせいにしちゃうの」
速水と俺は、都内某駅近くに建つラブホテルの一部屋でしけこんでいる。美術館やら学校やら某大手教科書会社やらが徒歩数分の内にあって、さも「文教地区でござい」と物語る町並みの中に、例の城みたいなファサードをしたラブホテルのチェーンがあるのだから笑ってしまった。
「私も、緊張してると言えばしてるのよ。先生の前で服を脱いだこと、なかったもの」
速水はトップスを脱いだらしかった。しゅるしゅるとスカーフを抜いて、ぱちりぱちりとボタンを露骨に指で弾いていた。パサリ、という音も聞こえた。しどけなく上衣を放ったらしい。ぷつん、と糸か紐が切れたような音までした。
「……ねぇ、いま、ブラまで外しちゃったの。わかる?」
「おう。ゆさっ、なんて感じがした」
「嘘よ。そんな音させてないわ。先生の妄想でしょ」
速水はあいかわらず俺の耳元でささやいている。こんな至近距離でブラを乱暴に外されたら、“ゆさっ”ぐらいの気配は感じ取れてもおかしくあるまい。“妄想でしょ”と言われたら、反論できないが。
「ねぇ」
首へ、芯の詰まった感じの肉を軽く押し付けられる。速水の手のひらだろう。肩から背中にかけて、柔らかく、温かい圧が広がる。速水の……まさか。
「う、ぉ……っ!」
「胸、当てちゃったわ……わかる、わね?」
それは肉と肌で俺の皮膚を圧(へ)し詰ませながら、俺の意識を引き寄せる。女子中学生のくせにもちもちしていて、俺の手では惜しくも覆いきれない巨乳。
それと、小さく冷たく硬いノイズも。
「おい速水、それ着けてるのか」
「それ、って」
「ネックレスだよ」
「ええ」
速水は上半身の着衣をすべて脱ぎ去った口ぶりだったが、ネックレスだけは身に着けたままらしい。
プラチナの小さなネックレス。ちょっとでも文字やロゴがあしらわれていると、俗っぽくて速水に似合わない気がしたので、可能な限りシンプルなスタージュエリーを選んだ。結婚指輪より悩みに悩んだ。俺がいま感じているノイズは、指輪ぐらいの大きさなネックレストップだろう。大文字の“Q”に見えなくもないデザインだ。謎めいた速水っぽいと思ってつい買ってしまったが、彼女には詳しく説明せずプレゼントした。それを速水が気に入ってくれているのはいいのだが。
「だって、あなた以外に見せる人がいないわ」
「俺に目を閉じてろ、って言ったくせに……するんだろ、セックス。外しておけよ。肌に傷が」
ネックレスの鎖が40センチと短めのタイプで、ネックレストップが速水の両鎖骨とあいだにはまり込むぐらいのはずだ。そうジャラジャラしていないから、よっぽど乱暴にしなければ傷はつかない……のだが、気になるものは気になる。
可能な限りシンプルなデザインを選んだのに、それが速水の肌に絡みついていると思うと、プラチナの光沢さえ余計なお飾りに思える。俺が贈ったモノだ、奏が俺に見せたいって言ったモノだ……と自分に言い聞かせなければ、むしり取ってしまいそうだった。
「傷ついて、傷つけられて。そういう趣向もいいかもしれないわ」
ネックレスごと、乳房を肩にぎゅうぎゅう押し付けられ、ずしずし擦り付けられる。ネックレスの鎖とトップ以外に、こりこりとした突起2つも感じる。こっちのノイズは微笑ましかった。
心なしか、吹きかけられる吐息が熱っぽくなっている。
「……焦れてきちゃったわ」
「俺のほうが焦れてるわい」
「ふふっ」
手のひらと乳房と吐息が遠ざかる。じりじりとベルトを緩めたりファスナーを下ろしたり……それらしき響きが耳障りだった。聞こえよがしだ。
パサリ、とまた布らしき何かが放られる。
「まだ開けないで、まだ」
速水のかすかな足音からして、彼女が俺の正面に移動したと察する。立っているか腰を下ろしているかはわからない。目を閉じる前の部屋を思い起こす。彼女が足を止めたあたりに、座れる造作などなかったはず。
いま、速水奏が生まれたままの姿で、俺の前に立っているのか。
「まだ、って言ってるでしょ」
立っている、と呼べるほど速水は落ち着いていなさそうだった。なんだかうろうろしている気配が、肌から感じられた。
「お披露目ポーズは決まったかな」
「別に、そんなわけじゃ」
「あまり目を閉じたまま焦らされ続けると、俺の目が暗順応しきって……明かりに照らされたせっかくの肉体美を褒めてやれなくなってしまうじゃないか」
「やっぱり、先生ったら焦れてるでしょ」
「焦らされてるとも。ただ、本当にいきなり眩しい肌をぶつけないでくれよ。老眼にはきついから」
「はいはい、間接照明だけにしておけばいいわね」
速水が足音を露骨にパタパタさせたので、笑いをこらえるのに苦労した。
「……いいわ、先生」
「心の準備はいいのか」
「羽を抜いて機を織っているかもしれないわね」
「準備はよさそうだな」
速水が生まれたままの姿――ネックレスさえなければ――であるなら、俺がそれを見せてもらえるのは初めてだった。彼女とセックスを何度もしてきたが、服をすっかり脱いでしまえるほどゆとりのある場面でした経験がなかった。
「速水」
一声かけてから、目を開ける。
「……見られちゃいましたね」
手を伸ばせばぎりぎり届くか届かないかの距離で、速水奏が佇んでいた。
速水はぱっちりとまぶたを開いていた。大きな潤いのある目で、長い睫毛の向こうは、窓越しの夜空のように静かで暗かった――速水の瞳は金色がかっていたはずなんだが、さて――その瞳の奥に、自分の姿がぼんやり浮かんでいて、ますます夜の窓みたいだった。
「速水」
「先生にそう何度も呼ばれると、出席をとられてるみたいですよ」
「速水は、裸がいちばんきれいだな」
速水の姿を客観的に表現するなら、裸で佇んでいる……としか言えない。背筋を伸ばして、顔も肩も腰もこちらにまっすぐ向けている。足は肩幅に開いて、両手は太腿の前ぐらいにゆらゆらと垂らされていた。
ポーズも何もない立ち姿。
「落ち着かないわね、人に見られるって」
言葉どおり、速水は目を妙にぱちぱちとまばたきさせていたが、目以外は俺の視線を流すでもなくそのまま受け止めていた。
白く、それでいてねっとりと光を吸うような肌が、額や首など皮膚の薄い部分だけ紅潮していた。
少しきついぐらい鮮やかな赤のくちびるは、上下が爪先ぐらいだけ開いている。よく見るとちょっと乾き気味で、すでにキスをせがんでいる容(かたち)だった。
さっき俺に押し付けられた巨乳は、やっぱりゆさゆさと重そうな釣り鐘型で、麓から乳首までの輪郭が呼吸のようなリズムでかすかに上下している。そのくせ首や肩が細くて、デカパイを支えるのに心もとない印象がした。
グラビアアイドルも裸足で逃げ出しそうな急峻なくびれと、わずかに皮膚を張り出させる肋骨弓や腸骨も見る。へそのくぼみがわずかに浮き沈みしている。乳房の輪郭と同じリズムだった。薄い陰毛が添えられた恥丘が、ふっくらした太腿に抱きかかえられるようにして控えていた。
「きれいだよ、速水」
「わかってますよ、先生」
それどころか、俺は速水の肩越しに彼女の背中も見えた。このラブホテルの内装はだいぶ凝っているのか、壁のうちの一枚が鏡張りになっていて――ヴェルサイユ宮殿のマネかもしれない、伊達に西洋風の外観をしていないようだ――彼女の立ち姿を後ろで映していた。
「後ろ姿も、きれいだ」
「私自身でだってなかなか見られないところ、見られちゃってるのね」
そう言いながら、速水は口角をきりきり吊り上げ気味にしてにやにや笑った。
デカパイにかなり占領されていた胸側の上半身に対して、後ろ姿のそれは第7頚椎の突起やら、なだらかな曲線の肩甲骨やら、だいぶ骨ばった質感をまとっていた。脊柱のあたりが深くくぼんでいて、白い肌に灰色の線を描かれたようでもあった。
対して腰と尻の膨らみは、成熟しかけた女のふりをしてか、かなりどっしりと構えている。ふっくらと柔らかそうな見た目だが、これをぎゅうと手でつかんでもんでやると、途端に怒ったようにぷりぷり強張ってくる……手が、彼女の尻を思い出す。
資料室で初めてやらかしたときも、そうやって速水を犯した。
俺は、初めて速水の裸体をじろじろと見ている。
速水はそのまま佇んでいた。無遠慮な視線を浴び続けて眉がハの字っぽく下がっていたが、それでも何も隠さず、イチヂクの葉っぱ1枚すらないありのままを見せてくれている。
あの格好つけの速水が。
「本当に、きれいだ」
「先生も、意外と締まった体してるわよ」
「意外と、ってなんだよ」
「だから、意外とよ」
速水の照れ笑いに付き合ったあと、立ち上がってくちびるを奪いに行く。
「れぅ、んぐっ、こく……はふ、む、んくっ……」
ヴェルサイユ宮殿が頭にうっすら残っていたせいか、最初から思ったより深いキスをしていた。
速水を少し驚かせてしまった。
※
「んぐっ、ぢゅっ、はぷ、ふ、んぐ、ぇう……っ!」
立ったまま、上から覆いかぶさるように速水のくちびるを奪ってやった。そのまま貪ってやるつもりが、彼女も下から突き上げるようにして応酬してくる。
速水の身長は成人女性の平均より少し高いが、さすがにヒールなしでは俺のほうがいくらか高い。キスにちょうどいい身長差がある、なんて世間でまことしやかに語られているが、俺と速水の差はそれより大きい。並んで歩くときはちょうどよい“いくらか”の身長差が、ちょっとの隙間も惜しいキスでは気になる。
そんな僅差が気になるほど、速水が近くにいる。
「ちゅっ……ぢゅる、んぷっ、ちぅううー……っ」
速水はあいかわらず、勢いよく放り投げるようにくちびるを押し付けてくる。背伸びでもしているのか。肩や腰を支えてやると、重心が浮いている感じがする。
「んぷ、ふあ、はっ……ぁ、はは、お熱いベーゼ、だなぁ」
「だめ……まだ、足りない、のっ」
「くちびるが腫れ上がったり切れたりしちまいそうだよ」
冗談で聞かせたつもりだったが、軽く前歯を立てられた。
「ぁ……んく、ふ、ぢゅ、ちゅう、んぷ……ちゅう、れぅ、んんっ……!」
くちびるだけでなく、腕も絡め合う。デカパイが狭い隙間に押し込められて、むぎゅむぎゅ不満そうな弾力を発している。ネックレスなんて乳房の弾力に追い出されたようにふらふら揺れていた。
速水の背中に手を回して、うなじや肩を撫でてみると、巨乳が嘘のように細くて強張っている。肩甲骨が、はしゃぎまわっている胸の後ろで気まずそうに縮こまっている。同じ女体の表裏なのに、おてんばだったり引っ込み思案だったり、ずいぶん差がある気がした。
「ちゅう、んぷ……んぷ、ふぁ……あ、は……せんせ、もう、かたい、の……」
ペニスが勃起し始めていて、速水の陰毛らしきクシュクシュした何かにこすれていた。
「や、ぁ、押し付け、て、ぇ……もう、らんぼう、よ……」
「硬くしちゃいけないか? お前で興奮したせいなんだが」
速水の尻と腰を鷲づかみにして、彼女のへそ周りに勃起をこすりつける。尻肉と腹筋がびく、びくっとしたのは、反射なのかわざとなのか。
擦り合わせる。重ね合わせる。
「ま、まだ、キス、したいわ……味が、ほしいの、あなたの……」
速水が欲しがる俺の味、か。前は“言うほどまずくない”なんて評価してくれたっけ。部屋が禁煙じゃなかったら、メビウス1本でも喫っておいたのに。
危険な物体をずりずり押し付けられているのに、速水は口をとがらせながら目で笑っていた。
「キスよりも、こっちのほうを欲しがってそうなんだがな、速水の体は」
「ぁ……だ、めぇ……そんな、そこ……いま、だめっ」
よだれであちこち濡らされているデカパイを剥がし、すっかり上向きになったペニスも離す。
速水の内腿の付け根へ手を突っ込む。熱くてどろどろの秘所を指先で浅くかき回す。粘膜がきりきり強張って締め付けられる。いや、強張ったのは粘膜だけではないようだ。鏡越しに、彼女の尻と太腿が緊張してうっすら角張るのが見えた。
「っん、ふ、あっ、あぅ、んんっ……」
「いい反応してるよ、速水」
「先生ったら……いっつも、勝手に……最初から、そうだったわ……」
「これでも、まだこうしてキスしてるだけで良いってのか?」
ぬちゅ、ぐちゅ、とうるさくなるほどかき回す。速水が腰までびくりと揺れる。
彼女はしばらく口をとがらせていたが、俺が手首まで濡らされたころに、わざとらしく深い溜め息をついて、くるりと背を向けた。
「本当に、最初にレイプされちゃったときみたい」
速水は鏡の壁に手を突いて、こっちに尻を向けた。彼女の吐息が熱く溢れているせいか、鏡の向こうにいるはずの彼女は曇りに隠されていて、背伸びしたエアリーショートヘアと、細い肩と、あとはデカパイとネックレスしか視認できない。
「ふ、ふ……先生、乱暴にして、ね……」
癪に障ったので、備え付けのゴムを引っ張り出して着けてから、速水の腰をしっかりつかみ、じっくり狙いをつけて挿入してやる。
切っ先と入り口が触れ合ったばかりのとき、速水の尻がえくぼのようにぎゅうと凹んだ。愛液に濡れながらヴァギナが喘いでいた。挿入されて、抜き差しされて、奥まで叩きのめされたがっているようにしか認識できない。
「んぉ、せんせ、もう、ぁ……あぉ、ッ、ぁあ……!」
みっちりとスキのない締め付けがペニスを襲ってくる。絞られているのか、という程度を通り越していた。膣内で数十もの指先でも立てられているんじゃないか。
「ふ、ふ……こんな、ゆっくりなんて……私が、さっき焦らしたの、根に持ってる、の……?」
「は、は。そうかもしれない、な」
その締め付けは速水自身にも効いているらしい。
骨やら筋肉やらが動揺しているのか、背中の皮膚の上に肉の溝や畝が浮いたり沈んだりする。肩甲骨が喘ぐように開いたり閉じたりする。
顔のあたりは鏡面が曇りっぱなしで――むしろ曇っている面積がじわじわ増えて――よく見えなかったが、口で言うほど余裕ぶった表情ではないだろう。
予告のように、速水の腰をがっしりと捉え直す。彼女が一呼吸二呼吸入れたのを見て取ってから、奥に押し入る。
「んきゅっ、ふ……!? くっ……あっ、あっ」
「奥、あまり激しくしすぎたら……腰砕けになってしまうか?」
「せ、先生、こそ……腰には、気をつけたほうが……あっ、ゃ、キちゃ……あ、んんっ……ひぁ……!」
確かに立ちバックは腰が不安……だが、言い当てられると子供みたいに反発したくなる。
ペニスを根本まで入れる。さらに、腰骨と腰骨どうしをごつごつぶっつけて、全身を揺るがすように攻める。
「速水……このっ、本当に、乱暴にしてやろうか……!」
「ひゃんっ、あ、あっ……はぁっ! あ、ぁああっ……だって、ぇ……そんな、なか、すごく、おく、まで……!」
速水の悲鳴は、腹が立つぐらい嬉しげだった。膣口はそれに輪をかけてご機嫌だった。ぐっしょり濡れた肉襞でめちゃくちゃにペニスを頬張ってくる。ぐじゅうっ、ずじゅ、どちゅんっ、ぐぷっ……締め付けとおびただしい愛液のせいで、ちょっと腰を使うだけでやかましく水音が飛び散る。
あっという間に射精まで追い込まれそうになって、歯を食いしばる。鏡面に映る俺の形相は、怖がりすぎてこっけいだった。ひょっとすると速水の膣内より俺の表情筋のがひどく引きつっているんじゃないか。なんで射精を恐れているんだ。もっと恐ろしがるべきことを、とっくに通り過ぎただろう。
「あひっ、んひぃぃっ、んやっ、ああっ、ぉ、おかしく……おかしく、なる、わ……!」
速水が悩ましく肩や首をよじって悶える。立ちバックで重力に引っ張られているデカパイがぶるんぶるん振り回されて、あまりの勢いで痛くないのか心配になってしまう。
ペニスで腟内をかき回すのをなんとかいったん止めて、アンダーバスト側に手を添えてみる。
速水の心臓か肺腑か、胸郭の内側の何かがぐつぐつしているのを触ってしまった。俺まで息を呑んでしまう。
「あ、は……ん、ん……なに、ちょっとお休みの時間……? そうね、ムリはしちゃ、だめよ……」
「……そういう速水は、ずいぶん余裕そうだな。若いっていいなぁ、素晴らしいなぁ」
「私は……先生が、いまより若返っちゃ……」
「あぁ……やっと、見えたな」
「見えた、って」
「チンポねじ込まれてよがってた速水の顔」
“お休みの時間”で速水の呼吸が整って、鏡面の曇りが引いていた。
速水の顔が見えていた。
教師から穢されて、それを嬉しがって蕩けている生徒のくせに、美しいと感じてしまった。
顔を見られて気分を害した速水は『キスっ、キスしてくれなきゃ許さないっ』と何度ものたまった。あんまりニヤニヤさせないでほしい。そもそも、彼女がわざわざ鏡に映るように誘惑したんじゃないか。
それはともかく、ここで一瞬でもペニスを抜かれるのは俺が耐え難い。
つながったままいくらか押し問答したあと、試しに……速水が首と肩を後ろにひねり、俺が上体を傾けて立ちバックのままキスしようとしたのだが……。
「んぐ、ふぅ、あぅ……うーっ……」
「速水……」
「お、重いわ、先生」
デカパイと尻以外は本当にほっそりしている速水に向けて重心を傾けるのは、俺にとっても甚だ心もとなかった。
「じゃあ速水、ちょっと肩と首を」
「ん、ん……く、ぅ……んひゅっ!?」
「うぉおっ!?」
「や、やだ、ぁ……き、きついわ、せんせ、ぇ……」
速水がさらに体をひねると、首筋で胸鎖乳突筋がぴりぴり痛々しくなるほど張り詰めて見るからにきつそうだった。
しかも膣内の具合がひねられてズレて、ペニスが速水のさらに弱いところに来てしまうらしかった。
速水の弱いところは逃したくないので、いま立ちバックでなかったらそのまま攻めているところだが……。
「わかった、ちょっと……鏡のほう、近付くぞ」
鏡に一歩近付く。俺も鏡面に手を突けば、速水に体重をかけなくても、俺が顔を近付けられる……と見込んだ。
「あ、はい……ん、ふはぅっ……! なにこれ、おかしっ……」
ペニスを膣内にねじ込んだりねじ込まれたりしながら歩く。教師と生徒がセックスをするのとは別方向でおかしかった。
1歩2歩だったからまだクスクス笑うぐらいで済んだが、3歩目も歩いてたら笑い転げてしまっていただろう。
「あ、でも……これなら、先生に……」
後頭部に指と手のひらを引っ掛けられる。速水から顔を引き寄せられて、キスをうながされていた。鏡で見えるとは言え、背後に立つ俺を彼女は実に迷いなく導く。手際の良さにびっくりして、あっさり引き寄せられてしまった。
速水に応じて、キス――くちびるはちょっと厳しいが、舌を伸ばせば絡め合える。
「ふぇぷっ、ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……!」
腰を使ってペニスで膣奥をいじめながらのキスだと、歯を速水のくちびるにぶっつけないか不安だったので、舌どうしがメインのキスは都合が良かった。れぅ、れろ、と舌を一生懸命に伸ばす速水の顔は、淫らなのに健気だった。
「んあっ、う、んはぁあぁっ、おあぁっ……へぅうっ、んぷ、へう、んぷ、ちゅう……っ!」
立ちバックで奥に軽くとんと打ち込んでみる。あいかわらずのデカパイが、うなずくようにゆさっと震えた。鏡面に近付きすぎたせいか、ネックレストップかどこかがぶつかってカチンと硬く小さい音が転がった。
「ひっ――ひぁ、あ、へぅ、あ、えっ、んっ……ちゅ、れぅ、むぢゅっ、んんぐ、ぁぷ……っ!」
速水の舌をじゅるじゅる吸い立てながら、ペニスで膣奥をこつこついじめてやる。蕩けたメスの顔をさらしてもらう。俺に合わせるように反撃してくれる。舌を吸い返されたりくちびるで挟まれて引っ張られたり、ペニスは膣肉でしっかりつかまれたり。あっちこっちでぬじゅぬじゅぐちゅぐちゅと擦られた。
「あ……!? む、ね……まで、せんせ……もう、ダメぇ、んっ、はぅ、んっ……んぅうっ……!」
デカパイを握り締める。揺れから支えて保護してやるつもりが、だいぶ力が入ってしまった。てっぺんから麓まで握り締める……と言うには俺の手と指が足りない。コリコリにしこりたった乳首が手のひらを押し返してきて、まるで文句でも言われている気分になる。
「んひゅっかは、ぁ、あッ、は、ぅ、ぁあぅ……っ!」
足腰を構え直して、よりいっそう速水の膣を攻め立てる。さすがに呼吸もキスもおぼつかなくなってきた。
速水の後ろ髪に鼻を突っ込むと、髪の毛が吸っていたらしき甘い汗の匂いがいきなり鼻にずしんときて、彼女の背中によだれを垂らしてしまった。
「せん、せ……はひっ、そ、そぇ、だめ、だ、めぇ……も、もう、いっ、いっちゃ、ぁ……っ!」
速水の締め付けがいきなり強くなる。彼女は両腕を鏡面に突き立てたままで、二の腕のあいだに顔を突っ伏した。ああ、本当の本当に見られたくない顔をしているのか。そう思った瞬間、射精をこらえきれなくなった。
※
「ふぇぷっ……んふふ、どうかしら……? ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……」
「む、ぐ……ふぁ、あぅ……!」
俺はベッドのへりに戻され、こんどは速水の上体にのしかかられていた。
さっき速水を雄々しく攻め立てたペニスは、勃起の勢いこそそのままだったが、いまやデカパイの谷間で左右から押さえつけられ、速水の舌先でチロチロくすぐられるまま。俺も弱々しく情けない声を止められない。
速水がパイズリなんてどこで覚えたのか知らないが、とにかく彼女は立ちバックでイッたあと、『おっぱいが……やられっぱなしじゃ、収まらないわ』と、高らかに反撃を宣言した。
あんまり勢いがいいので、俺も『やれるものならやってみろ』と、速水を煽ったら、あっというまにこのざま。
「ふふ……いくら先生がおっきくしても、私のなら包み込んでしまえるわ……私のものにシちゃったみたい」
「速水、お前さっきなにしてたよ。その理屈なら、コレは、さっきからお前のものだよ……う、ぐ――はぁぅう!」
「もっと、気持ちよさそうな声が聞きたいわ。顔だって……」
さっきまでぶるんぶるん暴れていた速水の柔乳が、彼女の両手でどっしりと力を帯びて、ペニスをずりゅずりゅと探り探り擦ってくる。なるほどこれが、かの情熱の歌人が詠んだ力ある乳ってやつか――しょうもないオヤジギャグだ――いつも制服をパンパンに張り詰めさせている速水のデカパイ。見るたびにきゅうくつそうだなと他人事ながら案じていたが、実際に味わわされるときゅうくつどころではない。強すぎる乳圧と快楽でペニスとともに振り回され、悶えるしかない。
「ふぇぷっ、ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……」
「う、ぉ、ぅう、くっ……はや、み……!」
パイズリで攻め立ててもらえるのは茎までだった。亀頭や鈴口は、舌先で舐められたり、くちびるでちゅうちゅうと吸われたり、ねっとりと唾液をまぶされたり。姿勢の問題でそうするしかない……わけではない。速水の首周り可動範囲はさっきしっかり確認させてもらった。
であれば、速水が意図的に攻めを分けている。茎には乳圧の強い刺激、亀頭には口唇の淡い刺激。なるほど、亀頭のほうが敏感だって察しているわけか。
「んぢゅっ、れぅ、んぢゅ、あんっ……ちゅるぢゅ、んふ、ちゅ……っ」
速水の鎖骨のあいだで、ネックレストップがころころ踊っていた。先走りと唾液でぬらぬらして、せっかくの光沢が鈍っている。そのぶん速水の肌がてらてらしていて、まるで彼女に輝きを吸われたようだった。
「んあっ、くふぅっ……にちゅ、ぬちゅ、ふふっ……手応え、感じちゃうわね……?」
さっき立ちバックで射精したのに、もうパイズリで2度目の射精近くまで追い込まれている。
「ぬ、ぐっ……!? あ、うぁ、く……も、もう、で、る……!」
「んちゅ、れりゅっ……ぷはぁっ……ふふ、そうですか……? 先生、もうがまんできないんですかぁ」
本当の限界よりやや早めに降伏宣言したら、速水からさほど信じていない素振りを返された。
ペニスどころか、そこから奥につながっている……男として欠かせない何かまで……つかまれてしまったのか。
「わ、わかった……で、出る、から、止め……! とめろって、はや、ぁ、ぐ……!」
射精が勢い余って、速水の首筋や鎖骨にもぶちまけてしまっていた。ネックレスがそれに巻き込まれて、チェーンもトップも白濁で汚れていた。
「……あ、しまった」
「もう……女の大切なものに、なにしてくれてるんですか」
「贈った俺が言うのもなんだが、てめぇ自身の体より大切にすべきものはないぞ」
速水の口調は、からかい半分に聞こえた。じゃあ残り半分は本気か。
そんな大切そうにされても困る。
速水奏という女が順当に成熟したら――俺とセックスにふけっているのが順当なのか、どうか……?――すぐ、そのネックレスは速水に見劣りするようになってしまう。
「ふふ、じゃあ私は、先生にいちばん大切なものを奪われちゃってるんですね」
どろどろの精液を垂らしているくせに、速水の微笑はやけに淑やかだった。あまりに嫣然としていて、この瞬間にネックレスが置き去りとされたようだった。
※
「もう、ないわ」
「何が」
「ゴムが。備え付けの」
「……は?」
俺は耳を疑った。
速水から聞かされたセリフと状況が、さっぱり噛み合っていなかった。
「嘘だと思うなら、引き出しを全部開けてみたら?」
「……そんな無粋はできないな」
「そう言ってくれてよかったわ。いま開けさせるつもりもなかったけど」
俺はベッドで仰向けに寝かされ、速水に上からのしかかられていた。ペニスは膣内に咥えこまれていた。
対面騎乗位。
パイズリが終わった後、ずっとこの調子だ。速水は上に乗って、楽しげに何回も何十回も腰を揺すっていた。立ちバックのときの仕返しらしかった。俺はゆさゆさ揺らされるデカパイをいじったり、膣内の具合の良さを褒めたり詰ったりする以外、されるがままにさせておいた。
「俺、何回出したんだか」
「いつもは1回しかできないものね。先生がいつになく精力絶倫なせいで、私まで……」
速水は俺から見たら教え子なので、セックスするときはいつもこそこそ慌ただしくしていた。嫁ともご無沙汰だ。一日に何発もするなんて、少なくとも10年以上は……ラブホテル備え付けのゴムって、ふつうは一室で何枚なんだろうか。俺が使い切ったのか? 別に重ねて使ったわけでもないのに。
確かに、パイズリで絞られても収まらず、速水をベッドに押し倒して膣内に突っ込んだが……回数も覚えていないぐらい休まずセックスしているはずなのに、体が疲労感に追いつかれていない。
なんだかかえって恐ろしい。
「きょうはここまでかしら? ふふ、おつかれさまでした」
速水が騎乗位からずるずると大儀そうに腰を上げる。膣内の締め付けが冷めやらぬままなせいか、精液を食らわされたゴムもずるずる引っ張られて半ば外れてしまった。
ゴムを外しきると、生暖かくどろどろした白濁液がこぼれた。まだ一発目のような濃度だった。
膝立ちのままペニスのすぐ向こうで浮いている速水の腰を見る。膣肉穴から内腿へ、精液と負けず劣らずどろどろした愛液が垂れていた。おかしいな、ゴムを使っていたはずなのに。
「あ、ちょ……せん、せ……いけない、わ……も、もう、だめ、でしょ……? んんっ、い、いじっちゃ、あ……っ」
「速水の“いけない”は……なぁ」
「なぁ、って……あはぁっ……はぁっ、や、めぇ……っ」
速水のデカパイは、アンダーバスト側の乳肉にうっすらアザが滲んでいた――立ちバックのときに強くしすぎたか……騎乗位でゆさゆさ揺らされてるときもしこたま……パイズリでもぎゅうぎゅうしてもらった……けっきょく俺のせいだ――それを償うように、乳首と乳輪のあたりを優しくかりかりとくすぐってやる。速水から嬌声がちらちら漏れる。何が償いだ、痴(おこ)な償いもあったものだ。
「ん、ダメ、ぇ……ちくび、は、ぁ……んっ、はぅ、んっ……んぅうっ……!」
速水は、乳首どころか乳輪までぽってり大きめに勃起――血が流れ込んで体組織が腫れて大きくなるのだから、勃起といって差し支えあるまい――していて、人差し指の関節だけだと“ぽってり”の縁をなぞり切れないぐらいだった。
「だ、め……そんなに、さきっぽ、すり、すりって……はぁっ、ぁう! あっ!」
両手の中指、薬指も合わせて、両方のデカパイのデカ乳首――見た目の印象ではそんなに大きく見えなかったが、デカパイ相応な大きさの乳首や乳輪は触ってみるとデカく感じる――をくるくるくすぐってやる。2~3周ぐらいのころは速水もクスクス笑い半分、イタズラを咎める嬌声半分だったが、ゆっくり10周してやるころ、デカ尻がぺたんと俺の太腿のあいだに落ちた。
「ふっ、ひんっ、あっ、こ、こんな、の……んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……んっ、んくっ……!」
しばらく速水は胸を反らしながら悶えていたが、やがて陰毛と恥丘をくしゃくしゃぬちゃぬちゃ、俺のペニスの根本へしきりに擦り付けてくるようになった。
素股というやつか。乳責めもますますはかどる。
ついにペニスが、速水のへその下にぐいぐい食い込む勢いまで復活する。
「もう……きょうは、おっぱいばっかり……先生……すき、なんですね……? 最初は、見向きもシなかったくせに……」
「なんだか、子供っぽい気がしてな」
「あはは、なにそれ、こんなやらしいのに……あ……ふぁ、あ、んんっ!」
速水の乳先を弄んでいると、愛撫の快楽とともに、子供のころのイタズラに似た懐かしい興奮が潜んでいるのを感じられた。これを手遊びのままにするのが心地良くて仕方ない。
「こんなに、されてたら……あ、っ、んっ……し、シたく、なっちゃうの、ナマ、で……っ」
速水の陰唇と膣口、ペニスにキスしているんだか噛み付いてるんだかという勢いでずりずり擦られ、もうちょっと彼女の腰が浮いたら、そのまま挿入できてしまいそうだった。
「こ、こんなに、私を、して……責任、とって……あぅっ、うぐっ、んぅぅぅっ……」
「責任、か……」
速水の顔つきや口ぶりからして、たぶん安全日だろう、と当たりはついた。
おかしかった。俺と速水なんぞ、世間でもそうそう見かけないほど無責任で危険な関係なのに。膣内射精の責任だの生理周期の安全日だの、すっかり恋人どうしの男女ぶったやり取りをするなんて。
「ふひゅ、そ、そぇ、だめ、だ、めぇ……も、もう、がまん、できない……っ!」
「俺は……もう、とっくにがまんできなくなってる」
速水はついにペニスを押さえて、その切っ先で膣口を捉えた。
「ふ、ふぁっ、あ……あはっ、はっ」
熱く濡れまくったナマの膣壁で、甘やかすようにペニスを愛撫してくる。
待ちに待ったペニスを受け入れ、女の悦びに染まりきった速水の顔……は、ぐいぐい俺の目に近付けられて見えなくなる。
あごに軽く噛みつかれていた。ネックレストップの感触は硬いまま、すっかり速水の体温を吸ってぬるくなっていた。
「キス、したいわ」
「そこまで体を寄せられると、胸がもみにくいんだが」
「そう言われたら……もっと、キスしたくなったわ」
俺が承諾する前にくちびるを押し付けられた。膣肉の愛撫がきりきり引き締まった。
どろりとした唾液を流し込まれる。舌先もこっちのくちびるのあいだに割り込んで、上下の歯列のあいだもこじ開けて、口蓋から舌の根本まで蹂躙される。膣内にペニスを突っ込まれているのと真逆の構図を演じている。
「むふっ、むふぅんっ、んぁ、んふ……ぅ……! んぅ、んっん……ぅぷ、あ、ふぁあ……っ!」
「んぷっ、んぐ、く……ふはっ、あ……速水、ぃ……」
「せんせ、まだ、もっと……」
そういえば、セックスでここまで速水に主導権を渡した覚えがなかった。
「速水は……自分がリードするほうが、好きか?」
「わ、わからない、けど……でも、いま、シたい、わ……」
そう言われたら、もっと続けてもらいたい気になった。
「ん、ダメ、もっと……んっ、はぅ、んっ……んぅうっ……! んちゅっ、ちゅぱっ、ぢゅる……っ」
まだ唾液を流し込まれる。逆にこっちの呼吸が吸い上げられている。まだまだデカパイが上からぎゅうぎゅうとこっちの胸板を押してきて、キスと重なってもう息苦しいぐらいだ。
パイズリのころはペニスを持っていかれたように感じたが、いまは膣内でペニスをしごかれながらデカパイ責めを食らっている。このまま体すべてを持っていかれてもおかしくない。
「んんっ、むふっ……せんせ、やだ、もっと、なの……あ、んぐ、えぅ、んぢゅ、んっ……!」
速水は、そんな魅惑的な――むしろ破滅的な――熱と肉と骨と粘膜でのしかかってくるくせに、くちびると声だけは年相応に甘ったるい。いつまでもその調子だ。
そのうち、速水にのしかかられたところがコンニャクみたいにぐんにゃりとなってしまう。いよいよ『夢十夜』じみてきた。
速水をあんまりじろじろ見たのは、やっぱり良くなかったかもしれない。俺は絶壁の上に倒れているのかもしれない。
あのネックレスはいま誰のものだろう。
(おしまい)