※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説 第六部 『戦旗編』   作:CHACOとJAGUAR

14 / 41
逃げた金目と芳村たちの話。


14 大司教

「俺が所属している団体、最初はカント教会で登録したんじゃないそうだ」

「というと?」

「大司教様はアナルカント教会と出したかったんだってよ。あるいはおけつあなで受け入れる会……ジョークみたいだろ? でも本当の話なんだぜ」

 

 それが断られたのは公序良俗に違反するからだ。けつあなまんこを団体の名前に申請するなんぞふざけてんのかてめえ。金目は言いそうになった。

 

「本当か?」

「本当のようだ」

「おいおい、本当のことかよ……」

 

 大司教と呼ばれる人物の思い通りにならなかった。代わりに、管区長という役職の者が『救世の寺院・カント教会』という名称で登録したそうだ。それが15年前。

 

 そんなふざけたことを考える『大司教』とやらが、金目と芳村暁美らの前に座っていた。座らされたと言っていい。管区長と呼ばれる人物が押す車椅子に乗っていたのだ。

 

 編むのが面倒くさそうな刺繍でご丁寧に飾った法衣をまとっていたが、両腕両脚が短くて不具みたいなのがはっきりとわかった。つまりは四肢が欠損している。でも胸は大きかった。あのサキュバスよりもばかでかい。

 

 大司教はかぶりものをして、顔は口元しか見せない。でも蒼にも見える黒髪は艷やかに輝いていた。15年前でいくつぐらいの人だったのだろう。大司教となれば40ぐらいか。ならば今は50を過ぎているはず。あの黒髪は染めたのだろう、と金目は思った。

 

「それで俺も入信するという話になったわけ?」

 

 金目は芳村やあのマンションにいた他の連中とともに車に乗せられてここに運ばれた。大司教ともう一人以外、相向かう皆全員が金髪だったり顔の彫りが深い。どう見てもヨーロッパ人だ。肉便器として扱っていたサキュバスは別の連中が運んで行った。

 

 彼等がいるのは、『救世の寺院・カント教会』の東京本部である。錦糸町に近い住宅地にある、6階建ての大きな建物まるごとがそれだ。元は倉庫の会社だった。それを教団は5年前に買い取ったそうだ。

 

「ねーねー」

 

 大司教の口が動いた。可愛らしい口元と声色なのに、やけに耳障りなしゃがれ方だった。

 

「入信者、だれなのかなー?」

 

 声はつぶれているがかわいい響きだ。こんなのが大司教なのか。歳の割にどうにも幼い感じがする。

 

「この男です」

 

 暁美が親友の腕を掴んで無理やりあげさせた。なるほどー。知性ってやつが乏しく聞こえるなあと金目は思った。車椅子の後ろにいた若い男が言う。

 

「大司教、入信の儀の準備は終えております。あのかた、金目純(かなめ じゅん)様をカント教会に迎え入れましょう」

「ふあああーい。そうしよ。うん」

 

 大司教は身体を前に向け、金目をうかがった。

 

「ついては大司教、その儀式を執り行いたいのですがいかがいたしましょう?」

「あいては、わたしー!」

 

(相手?)

 

 金目はいぶかしんだ。親友の芳村ほか数名は、彼のことを睨みつけていた。羨ましいと目で叫んでいた。

 

「承知いたしました……というわけで金目様。5分後にはお部屋にご案内いたしますので、よろしくお願いいたします」

 

 入信? 金目は笑いたくなった。俺は芳村たちとあの女の身体を貪って楽しんでいただけなのに、いきなりここに連れて行かれただけなんだがな。帰りてえと小声でつぶやくと、芳村にたしなめられた。

 

「大司教様と儀式を受けられるなんてお前、相当恵まれているぞ?」

「そうなのか? しかし恵まれているって?」

「大概、この事務所での入信の儀は、あそこにいるスズキさんが受け持つんだ」

 

 芳村が言うスズキというのは、金目らの背後、この部屋の入口付近に立っていた。肌が浅黒く濃い顔つきの女だった。南方系というか、発展途上国人の血が混じっているように見えた。

 

 スーツを着ていてはちきれんばかりの巨乳が目立つが、あまり美人とは言えない。目が真ん中に寄っていて、顎の骨格がよろし過ぎる。

 

「周りを見ろ。羨ましがっているぞ?」

「ただの勉強会どころか、本物のカルトのようだな?」

「俺たちは『勉強会』のほうさ。お前は違うみたいだ。果報者め」

 

 大司教らが出ていった後、金目は親友や他の面子から『救世の寺院・カント教会』の入信の儀式について聞かされた。

 

 男であれば女性職員と、女であれば男性職員とセックスをしなければならない。カント教会は男女の性愛を尊ぶ。強迫観念といっていいぐらいにだ。半ば義務として、必ず毎日1回は行わなければならない。これをおろそかにしては、神の加護を受けられないからだ。

 

 信者はランク付けされている。入信の儀において性交する相手が誰になるかで決められる。あの大司教が直々にであれば最高クラスの。『聖餐の供応者』と呼ばれる女達ならその1つ下。『聖餐の供応者』はなかなかの美人揃いらしい。

 

 さらにその下は平凡な容姿の信徒の女や、事務職のスズキのようなマニア向けの女である。信者をどのランクにするか、選ぶのはさっきの大司教や管区長だ。今回は大司教が直々に選んで自分が相手をすると言うから、金目は最高ランクである。

 

「何を基準に決めるのだ?」

「聖性、と言っていたな。よくはわからんが、それが高い者ほど『法悦』の後の『神との対話』が訪れやすいそうだ」

「『ほうえつ』?」

「エクスタシーのことだよ」

 

 つまりは射精をした時、神と会話ができるのを目指すそうだ。ただし、相手にも絶頂が訪れないと起きない。そもそも教会がいう『法悦』というのは、男女の同時の絶頂のことを言うそうだ。

 

 それを為した者は『覚者(かくしゃ)』として尊敬される。『覚者』になれば異能の力を得られるらしい。ますますうさんくさい宗教じみた話だなと思いながら芳村の説明を続けて聞く。

 

「あと、これはあくまで噂なんだが……『神との対話』をなさなくても、異能の力を扱える者がいるそうだ」

「なんだって?」

「『神に選ばれた子』というんだ。聞いた話によれば、大司教様とセックスをした者の中に出てくるそうだな。本当かどうかはわからないよ。でも、もしかしたら、お前はそうかもしれない。これはただの冗談だがな」

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 金目はスズキという女の案内で、大司教が待つ部屋に向かっていた。もともとが倉庫の建物なのだが、改装がさせられていて壁紙をきれいに張り替えていたり、事務所室も最新のPCや機械が取り揃えられている。

 

「ノートPCはみんな富士通か」

「メモリーは8ギガも積んでますよ」

 

 スズキの喋り方はイントネーションがおかしかった。やはり外人だ。もともとどこの出身かと尋ねるとブラジルだった。

 

「ワタシ、日系3世のブラジル人です。5年前までコルセンタのオペレータとしてリオデジャネイロで暮らしてました」

「コールセンターか。ストレスがたまる職場って聞いたな」

 

 日本の企業のコールセンターは特にそうだ、とスズキは答えた。彼女が最後に務めたのは、日本のとある大企業が海外にもったコールセンター。馬鹿丁寧な受け答えと過剰な気配りを要求された。

 

 定年まで高額で雇ってくれると聞いたから入ってみたが、正社員待遇ではなく契約社員扱いだった。ボーナスは出ないし各種補助も出ない。給料は現地相場で食べていくのがやっとだった。

 

「これまでで一番最悪の職場でしたよ。日本が大嫌いになりましたよ」

「そりゃ残念だったな。我が国は働くに関しては最低ランクだ。そういう中で俺達は頑張ってるんだぜ?」

「職場によりけりでしょうに」

 

 彼女は日本に来て働く事になった。ブラジルの管区長に頼まれてだ。この宗教団体は世界中に広がっているそうだ。各々、違う名前で国に申請している。

 

 スズキは普通の事務職員の3倍の給料をもらって東京で暮らしている。よい職場と金があればここは天国だ。男たちはブラジル人に比べて優しい者が多い。日本がやっと好きになれたと笑った。

 

「さあ、ここです。大司教様がお待ちになっています」

 

 大司教が待つ部屋は、金目をどきりとさせた。そこは風呂場で、大きな湯船があり、ビニールの大きなマットが敷かれていた。まるでソープランドである。

 

 その分厚いマットの上に、両方の肘と膝の関節から先が無い黒髪の少女がちょこんと座っていた。金目の姿を見るとお尻でぴょんぴょんと飛び跳ねる。

 

「きたきたー! まってたよー!」

 

 かすれがちだけど幼稚で阿呆な響きの声は、大司教のものだった。金目は初めて、彼女の素顔と裸体を見た。

 

 20代、いや、10代半ばの少女に見える。肉はしっかりと付いていそうだが細身の胴に、不釣り合いなデカ乳である。飛び跳ねるごとにぶるんぶるんと大きく揺れた。重力に逆らっていて常に上向きだった。

 

(H……いや、Jカップはあるだろうな。)

 

 しかもお尻がやや大きい。手と足が無いのでグロテスクにも思えた。それを恐怖の一歩手前にまで進めさせたのは、額に刻まれた真一文字の深い傷跡だった。何かの手術をした痕なのだろうか。左目も何故か不自由なようだ。

 

 動機が激しくなった。が、それ以上に欲情が勝ってしまった。金目は勃起した。ごゆっくり、と言ってスズキが部屋を出てドアを閉めると、より一層ムラムラが起こっていたたまれなくなった。部屋のにおいが甘ったるいように思えた。

 

「さあさあ、ふくをぬいでねー!」

 

 言われた通りに裸になった。ペニスは上を向いて今にも暴発しそうなぐらいに膨らんでいた。こっち、こっちと呼びかけられてマットに腰をおろした。

 

 蒼にも見える長い黒髪を後ろに束ねた大司教が、金目の顔をじっと見た。目がくりっとして大きく、眉がはっきりとしている。どこもいじっていない。とても愛らしい顔立ちだった。美人ではあるが愛嬌さが勝つ、といった容貌だ。

 

 全体的な顔の作りはやや彫りが深く、ドイツやフランスのあたりで見かけそうなものだった。けれども無表情。常に左下を向いている左目の瞳はおろか、こちらをまっすぐに見る右目からも感情は伺えなかった。

 

「じかんはたーっぷりとあるよ。ねえねえ……」

 

 ざーめんみるくをのませて。大司教は尻と腿を使って動き、金目に抱きついた。ふわんとした柔らかな身体と、菓子のようなあまいにおいが彼を包んだ。余計に怒張させた。

 

「あ、ああ……」

「うれしい。たくさんのませてね?」

 

 大司教が身体を前に倒した。怒り狂っているその先をついばんだ。それから得も言われぬ至福の時間が始まった。

 

「す、すげえ……」

 

 陰茎の構造を隅々まで、舌と唇で確かめるようなゆっくりとしたフェラチオ。とんでもない飽食家だった。

 

 あのラプンツェルと匹敵、いや、それ以上だ。数万のペニスを口で抜き倒さないとたどり着けない領域に口と舌は達していた。名人芸だった。すぐに彼はミルクを馳走してしまった。

 

 大司教は亀頭を口の中に収めつつ、吐き出さずにごくりと飲み込んだ。それから眉をひそめて「むーん」と唸り、ペニスから唇を離した。

 

「すごくしょっぱい」

「わかるのか、味?」

「うん。かたよったしょくせいかつはよくないよ。かっぷめんとまくどなるどばっかりじゃ、ざあめんみるくはまずくなるし、からだもこわしちゃうよ?」

 

 心配してくれるのか、嬉しい。感激するとペニスが元気になった。それをまた大司教は小さな口に入れる。金目のペニスはしばらく、ザーメン飲料の太めのストローと化した。それだけ大司教のフェラチオがすごかったということだ。

 

 30分もしないうちに4回も出してしまった。「うっすい」とつぶやいた大司教だが嬉しそうだった。そろそろ別のもので楽しみたいからと、マットの側に置いてあるローションのボトルを取ってと呼びかけ、無毛の割れ目を大きく開いた。

 

「ぬるぬるをおまんこにそそいでね。わたしのここ、なかなかぬるぬるにならないから」

「そうか? ん……まあまあ濡れているが」

「でもすぐにかわいちゃうんだよ。ぬるぬるそそいで。ぬーるぬる」

 

 キャップを外して尖った出し口を大司教のヴァギナに入れる。その時彼女の下腹の両側に、古い手術痕があったのを目にした。中の透明な粘液をいくらか注ぎながらじっと見る。

 

「もういいよ……このきずあと?」

「病気をしたのか?」

「らんそうをとったの。びょうきでこわれちゃったから。もうわたし、あかちゃんがうめないの」

「へえ。そうなんだ?」

 

 だったら気にせず中で出し放題だな。金目は大司教を抱き寄せて覆いかぶさった。たっぷりとローションを含んだヴァギナの中の構造は複雑だった。できの良い生オナホだ。

 

 尻に手を回しその柔らかさに感激する。とんでもないやわらかさだ。ぷにぷに具合が凄まじい。抱きしめるともっと多幸感に包まれた。

 

「つよくだきしめられながらがだいすきー!」

「俺もだ」

 

 腰を動かす。大司教が喘ぎだした。ちんちんきもちいい。きにせずたっくさんぴゅーぴゅーだして。

 

(くっ……たまらねえぜ。言われなくても出し切ってやる。)

 

 軟肉の洞をズボズボとやってうっ、と放つのを繰り返すセックスが延々と続いた。止まらなかった。魅惑の膣だ。

 

 それとこの身体の抱き心地。セックスの為だけに生まれた、天に与えられたものだった。手と足は不具だけど、とんでもない上玉だと彼は思った。




「大司教ちゃん」は、外伝ヘラ編に出てくるあの子です。


以下、イズヴァルトの伝説関連のリンクです。

ハーメルンにて掲載


聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・前半まとめ
https://h.syosetu.org/novel/427506/

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編
https://h.syosetu.org/novel/363415/

読み飽きた人向けの最終回
https://h.syosetu.org/novel/428929/

豚小屋
https://h.syosetu.org/novel/429382/

ひよこ芸術
https://h.syosetu.org/novel/429966/


アルファポリス版です。バックアップ兼保管用
(本編と外伝を分けての掲載です。)

☆本編
聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837


☆外伝
前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728

転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604


旧版のイズヴァルトの伝説です。ノクターンにて掲載
ストーリーの細かいところがかなり違っておりますが、大まかな筋はおんなじです。

エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。(旧題・聖騎士イズヴァルトの伝説)
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。