※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説 第六部 『戦旗編』   作:CHACOとJAGUAR

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シリーズ通してのメインヒロインの再登場回です。


28 新入りの女

 迎えの者が来ると、その女は同室にいるサキュバスに挨拶して出ていった。

 

「じゃあ、行ってくるね」

 

 彼女が入れられていたのは、『果樹園』の中にある一番奥の牢である。3月だというのに寒そうな姿をしていた。何1つ身につけていない。裸だった。しかも裸足だ。彼女はひんやりとしていてざらついたセメント床の上を歩かされた。

 

 身長は145もいかぬ。体格はやや細い。乳房と尻はやや肉がついていたが、ゆったりと揺れるほどではない。とはいえどこか肉感的な体つきだった。男をなぜか、情欲に駆り立てる気配が漂っていた。

 

 その証拠にこの女の股は、黄色く乾いたものに汚されていた。『果樹園』に閉じ込められているサキュバスたちと共に、ゴールや教団が雇ったはぐれ魔族に汚されたからだ。ここに閉じ込められてから数週間、男の欲求を受け止めない日は、1日たりとも存在しなかった。

 

「ねえ、私はいつまでここに閉じ込められるの?」

 

 付き添いの者に聞く。ゴール族の若い男だ。彼女の股を見て皮肉めいた笑みを浮かべた。

 

「は? そんなこと管区長に聞いてくれよ」

 

 彼女に近づいて右腕を引っ張り、自分の股間を掴ませる。硬く勃起したそれをさすらせた。

 

「俺は、ずっとここにいて欲しいと思っているぜ? それよかここで、一発抜いてくれよ?」

「礼拝の時間に間に合わなくなるよ? その前に身体をきれいにしないと」

「へっ、そりゃそうだな」

 

 若者は彼女を旧事務棟にあるシャワー室に連れて行った。脱衣所に備えていたタオルとスポンジと石鹸を手に取って彼女が個室に入ろうとすると、男も後から付いて来た。

 

「へへへ……少しでいいから相手してくれよ?」

「でも、時間が無いわ」

「かまわねえだろ。この世界のカスなニンゲンを相手するより、俺の相手をしたほうがよっぽど楽しいぜ? ちんぽも、でかいほうがいいだろ?」

 

 男はズボンを脱いだ。硬直した陰茎が現れた。亀頭が半分皮に覆われていたが、どす黒く充血していて太ましかった、長さも20センチぐらいある。『果樹園』では毎日これを、腰が動かなくなるまで酷使していて、サキュバスだけでなく眼の前のこの女にも食わせていた。

 

「ほら。しゃぶれよ」

「……すっきりしないと出ていかない、ってことだね?」

「1発だけでいいんだ。続きは戻ってきてからでいい。今夜はどうせ、管区長にお呼ばれされていないんだろ?」

 

 もう断れる気配では無かった。じゃあ手早く済ませるために、と言って彼女は男のそれをしごきながら口に入れ、吸茎が始まった。

 

「おおう、たまらねえなあ……」

 

 生々しくて悩ましい音が狂わす。若者はのけぞって悶え始めた。女の吸い方はねっとりとして、しかも動きが早かった。ただそれだけで終わらない。小さな手で陰嚢をつかみ、袋の中の精巣を揉み始めた。

 

「こっ、これをやられちまうと……」

 

 早く射精がしたくなる。女はマッサージを続けながら亀頭から口を離し、唇と舌で陰茎をさすり始めた。目まぐるしく首を動かし、余すところ無くそそり立っているものを唾液で濡らした。ペニスは更に膨張した。

 

「そ、そろそろイカせてくれよ」

 

 女は返事をせずに再び亀頭を口の中に含んだ。それから精巣に向けていたマッサージを伸び切った陰嚢の上部、こりこりとした精管に向ける。たちまち、ペニスの根元で甘美なしびれが起こった。揉む手が早くなり、亀頭を雁の下からてっぺんまで、舌と唇とで激しくこすられていく。痺れが全体を貫いた。

 

「もう……だめだっ……!」

 

 男が女の頭を抑えた。口に入っていたものが暴発を起こした。しゃぶりこまれてから5分も経っていなかった。彼女は大量に放たれたものを余さず飲み干した。射精を終えたペニスは、力を失ってしぼみ始めていた。

 

「もう気が済んだよね。急いで身体を洗わないと間に合わないから、出ていってくれる?」

「おい。続きをしたくないのか? また昨晩みたくやらせてくれよ?」

 

 若い男はにきびばかりの顔を歪ませた。ぶちこみたい。しかしペニスは縮んだままだった。女は彼の亀頭を指でこすり、勃起には程遠いのを確かめた。

 

「知ってるわ。まだ中学生ぐらいの歳なんだよね、君は?」

「年齢のことを言うなよ、これでもここの女に産ませたことだってあるんだぜ」

 

 声が低く、身なりこそ大人に見える体格だが、彼はまだ15歳だ。ペニスと陰嚢は大きかったが白身がかっていた。昨晩相手していた時、何度か休ませてくれとせがんだ。そのセックスで彼は7回も射精したが、フェラチオよりも達するのが早かった。最初の挿入では5秒で果てた。とんでもない早漏だった。

 

「君、お父さんが誰か知らないけど、この世界のニンゲンの血が混じってるから強くなるには時間がかかると思うよ?」

「うるせえ! 親父のことを言うなっ!」

 

 女は少年にひっぱたかれた。壁に身体を打ち付けたがすぐに立ち直った。小さい体だが丈夫だった。でなければ毎日、この少年のような体格の男を何人も相手できない。

 

「……」

「『聖餐の担い手』ごときが生意気な口聞いてんじゃねえよ! てめえは奉仕するだけの穴なんだよ! わかったらさっさと支度しろ!」

 

 父親のことはこの少年にとって触れたくない話だった。いや、母親もだ。ゴール族の繁殖のためだけの、愛の無い交合で産まれたのが彼だった。もっと気遣うべきだったと女は反省した。

 

 身体にひっついていた男たちの汗と脂、膣の中に残っていた精液をシャワーで洗い流すと個室から出た。さっきの少年が椅子の上に置いたタオルで身体をぬぐい、側に畳まれていた衣服を広げた。真っ白な貫頭衣と頭を覆う頭巾だった。部屋の扉の向こうから少年が声を張り上げる。

 

「あと5分だ! さっさと支度しろ!」

 

 化粧をする時間はなかった。ここに連れて来られてから、一度もしていなかった。でも、彼女にはそもそも必要がなかった。

 

 ファンデーションを使わなくても肌は白く、アイラインを引かなくても目鼻立ちはくっきりとしていたからだ。天然物の美人だった。肌も、重力や紫外線によるダメージを十分跳ね返せるほどの若々しさとみずみずしさに満ちていた。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 11時になった。午前の礼拝の時間だ。金目は芳村とともに参加することにした。

 

 礼拝所は司祭が『神の教え』を説く祭壇と、それを傾聴する信徒たちの座り場所、というふうに区切られていた。信徒たちは合成皮革製の柔らかいクッション床に、タオル地の敷布のしいて座ることとなっている。敷布は横幅が1メートル、長さが2メートルほどだ。

 

 金目と芳村は隣あった。他の信徒らを含めて30名ほどだ。男と女が6対4、といった比率である。年齢層は10代から50代ぐらいまで。皺だらけの年寄りはいなかった。

 

 金目は他の信徒らと目を合わそうとしなかった。ブサイクも整った顔も、どこか生気を失ってどんよりとしていたからだ。どいつもこいつもまるでゾンビみたいだ。

 

 ただ1つだけ、ぎらつくほどいきいきしているものがある。セックスのにおいだ。全員が濃いにおいを放っていた。勃起を催すほどに臭かった。

 

「で、芳村。今日の午前礼拝に来るんだろうな。新入りの『聖餐の饗応者』は?」

 

 もちろんさ。芳村は細めていた目で周りを見て、祭壇側の入口をちらと見た。顔なじみの『聖餐の饗応者』が立っていた。秋月亮子という女だった。背が高くて目立っている。

 

 秋月は芳村の一昨日の夜の『相手』だった。30過ぎで腰づかいが熱く、激しかった。だが、顔がいびつに過ぎた。整形しているのが丸わかりの不自然な顔立ち。もともとは大阪にいたが、昼の仕事が嫌になってキャバクラや風俗で働いていたそうだ。セックスがとてもうまいクズ男に引っかかり、借金を背負わされてここに来たという。

 

 背が高い秋月に金目も気がついた。

 

「芳村、見ろよ。秋月だぜ」

「亮子ちゃんか。とってもエッチな腰使いだったよ。また相手してほしいな」

「俺はごめんだな。顔が作り物臭くて集中できなかった。どうせ整形しているんなら双葉がいい」

 

 あっちはちょっといじくっているだけだし、なによりバストが大きい。腰のくねらせかたが上手いというより、欲深かった。

 

「何より元風俗嬢ってのが嫌だ。あいつらにはいい思い出が無いからな」

「金目、亮子ちゃんに面向かって言うなよ?」

「言う訳ねえだろう。それより、お前が言っていた新入りの『聖餐の饗応者』、本当に来るんだろうな?」

「今日はこの時間だって、その亮子ちゃんに聞いたんだよ」

 

 その秋月が口を開いた。そろそろお時間です。礼拝所にいる者たちは2冊の経典を手に取ろうとすると、秋月が皆にこう告げた。

 

「今日は『救世者の廻生記』をお開きください。本日のこの時間は、管区長様がお話になられます。皆様、どうぞご清聴くださいませ」

 

 秋月の呼びかけとともに、管区長と十数名の『聖餐の饗応者』が入ってきた。金目が入信時に絡み合った司教の姿は無かった。彼は管区長のすぐ後ろに、見慣れぬ小柄な女の姿があった。

 

(あいつか?)

 

 遠くからだとはっきりとはわからないが、なんとなくわかる。初めて見る顔だ。

 

(未成年か成人か……判別がつかねえな。だが……。)

 

 なかなかの美人だ。しかもとんでもなくエロそうだ。漂う気配がおぼこ娘のそれではなかった。妖婦みたいだ。それでいてどこか幼な気な、いや、なにかがいびつで、ズレているようだった。




詳しくは本編聖王編でご確認ください。


以下、イズヴァルトの伝説関連のリンクです。

ハーメルンにて掲載


聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・前半まとめ
https://h.syosetu.org/novel/427506/

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編
https://h.syosetu.org/novel/363415/

読み飽きた人向けの最終回
https://h.syosetu.org/novel/428929/

豚小屋
https://h.syosetu.org/novel/429382/

ひよこ芸術
https://h.syosetu.org/novel/429966/


アルファポリス版です。バックアップ兼保管用
(本編と外伝を分けての掲載です。)

☆本編
聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837


☆外伝
前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728

転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604


旧版のイズヴァルトの伝説です。ノクターンにて掲載
ストーリーの細かいところがかなり違っておりますが、大まかな筋はおんなじです。

エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。(旧題・聖騎士イズヴァルトの伝説)
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/
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