※この作品はR-18です。

桜井佐和ENDその後   作:XX(旧山川海のすけ)

10 / 10
そして15年の月日が流れた……


そして二人は

★★★(桜井佐和)

 

 

 私は桜井佐和。

 54才の専業主婦。

 

 子供は沢山いるけれど、私の旦那様は全て養ってくれる頼りになる旦那様だ。

 

「母さん、今日は遅くなる」

 

 17才の私たちの長男、新之助が朝食を済ませて出て行った。

 この子は県内の進学校に通ってる。

 部活はしていない。

 旦那様は背が低いのだけど、この子は大きい。

 多分私に似たんだど思う。

 で、チ〇チンの大きさは旦那様と同じくらいなのよね。

 良いところが似たものよ。

 だってチ〇チンの大きさって、男性の価値の大部分でしょ?

 

「お母さんなんで起こしてくれないの!」

 

「遅刻しちゃうじゃん!」

 

 そして我が家の娘たち。

 双子の長女と次女の佐和弐、佐和参が慌てて2階から階段を下りて来た。

 見た目は若い時の私そっくり。

 私のスペアとしては完璧な自慢の娘たち。

 ともに15才。中学3年生。

 来年受験なんだけど、大丈夫かしら?

 旦那様は「僕も佐和も頭はいいから心配いらないだろう」って言うんだけど。

 親としては心配よ。

 

「何度も起こしたわよ。起きなかったのはあなたたちが悪いの。ご飯はどうするの?」

 

 一応訊く。

 答えはなんとなく予想ついているけど。

 

「要らない!」

 

「無遅刻無欠勤なんだから私たち!」

 

 まったく、まだまだね。

 自己管理もできないなんて。

 

 私はため息をついてしまう。

 私は娘たちにパンを1枚だけ渡し、見送った。

 

 そしてしばらく一人きりになってしまう。

 洗い物をする私。

 

 そこに

 

「おはよう」

 

 私の大切な旦那様が起きてきた。

 

 私の最愛の人。

 

 親子ほど年の離れた……いや、本当は親子だった私を娶ってくれた私の伴侶。

 その想いは今も変わっていない。

 

「あなた。おはようございます。朝御飯はどうします? 昨日の残りのシチューありますけど」

 

「ご飯を食べたいからシチューは昼に回してくれ。焼き魚は無理なのかな?」

 

 テーブルにつきながら。

 旦那様は今34才。在宅勤務。

 職種はよくわからないんだけど、それだけの稼ぎでこの家を建てたすごい男性よ。

 

「すぐ用意致します。そこで待っててください」

 

 私は鯖の切り身を冷蔵庫から取り出して、焼き始めた……

 

 

★★★(桜井進)

 

 

 なんでこんなことになってしまったのか。

 僕は佐和を捨てることが出来ずにいる。

 さすがにもうそろそろ閉経が来るはずの女を。

 54才だぞ? BBAだよ!

 

 ……でも、なんか可愛いんだよね。

 

 一途に僕を想い続けて、尽くしてくれる佐和が。

 

 ……だから、何故か他に行く気がしないんだわ。

 どういうことなのこれ。

 

 外見はさすがにそろそろ衰えてきてるんだが。

 まぁ、綺麗だよ?

 もとがいいから。

 

 でも、昔の超絶美女、というレベルでは無い。

 さすがに。

 

 でも捨てられない。捨てる気がどうしても起きない。

 何故か。

 

 そんな疑問を持ちつつ、僕は佐和に尋ねた。

 

「……他の子たちは?」

 

 僕は新聞を読もうとテーブルに新聞を広げながら訊いた。

 

「もう、学校に行きました」

 

 魚を焼きながら、佐和。

 

「新一も新二も、佐和肆も小学校中学校に行きました。新之助よりも早くに」

 

「そっか」

 

 ……こういう会話がとても落ち着く。

 どういうことなんだ。

 

 そんなことを考えていると。

 

「さあ、どうぞ」

 

 コト、と焼いた鯖の乗った皿をテーブルに置いて。

 同じように白ご飯、みそ汁も置いて。

 朝食を並べてくれる。

 

「……いつもありがとう」

 

「これが妻の仕事ですから」

 

 笑顔でそう答える佐和。

 続けてこう言った。

 

「食事中に新聞を読むのは止めてくださいね。いつも言ってますけど」

 

 ……僕は新聞を畳んで、脇に置くことにした。

 

 いただきます。

<完>




めでたしめでたし(マテ)
……佐和が捨てられるよりマシな終わり方でしょうが!(逆切れ)

もし、この二次創作が気に入っていただけましたら、是非ピクシブの方にもいらしてください。
AIR、かしまし、子供模様、ふたりエッチ、影牢などの二次創作も書いてますので。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。