★★★(桜井佐和)
私は桜井佐和。
54才の専業主婦。
子供は沢山いるけれど、私の旦那様は全て養ってくれる頼りになる旦那様だ。
「母さん、今日は遅くなる」
17才の私たちの長男、新之助が朝食を済ませて出て行った。
この子は県内の進学校に通ってる。
部活はしていない。
旦那様は背が低いのだけど、この子は大きい。
多分私に似たんだど思う。
で、チ〇チンの大きさは旦那様と同じくらいなのよね。
良いところが似たものよ。
だってチ〇チンの大きさって、男性の価値の大部分でしょ?
「お母さんなんで起こしてくれないの!」
「遅刻しちゃうじゃん!」
そして我が家の娘たち。
双子の長女と次女の佐和弐、佐和参が慌てて2階から階段を下りて来た。
見た目は若い時の私そっくり。
私のスペアとしては完璧な自慢の娘たち。
ともに15才。中学3年生。
来年受験なんだけど、大丈夫かしら?
旦那様は「僕も佐和も頭はいいから心配いらないだろう」って言うんだけど。
親としては心配よ。
「何度も起こしたわよ。起きなかったのはあなたたちが悪いの。ご飯はどうするの?」
一応訊く。
答えはなんとなく予想ついているけど。
「要らない!」
「無遅刻無欠勤なんだから私たち!」
まったく、まだまだね。
自己管理もできないなんて。
私はため息をついてしまう。
私は娘たちにパンを1枚だけ渡し、見送った。
そしてしばらく一人きりになってしまう。
洗い物をする私。
そこに
「おはよう」
私の大切な旦那様が起きてきた。
私の最愛の人。
親子ほど年の離れた……いや、本当は親子だった私を娶ってくれた私の伴侶。
その想いは今も変わっていない。
「あなた。おはようございます。朝御飯はどうします? 昨日の残りのシチューありますけど」
「ご飯を食べたいからシチューは昼に回してくれ。焼き魚は無理なのかな?」
テーブルにつきながら。
旦那様は今34才。在宅勤務。
職種はよくわからないんだけど、それだけの稼ぎでこの家を建てたすごい男性よ。
「すぐ用意致します。そこで待っててください」
私は鯖の切り身を冷蔵庫から取り出して、焼き始めた……
★★★(桜井進)
なんでこんなことになってしまったのか。
僕は佐和を捨てることが出来ずにいる。
さすがにもうそろそろ閉経が来るはずの女を。
54才だぞ? BBAだよ!
……でも、なんか可愛いんだよね。
一途に僕を想い続けて、尽くしてくれる佐和が。
……だから、何故か他に行く気がしないんだわ。
どういうことなのこれ。
外見はさすがにそろそろ衰えてきてるんだが。
まぁ、綺麗だよ?
もとがいいから。
でも、昔の超絶美女、というレベルでは無い。
さすがに。
でも捨てられない。捨てる気がどうしても起きない。
何故か。
そんな疑問を持ちつつ、僕は佐和に尋ねた。
「……他の子たちは?」
僕は新聞を読もうとテーブルに新聞を広げながら訊いた。
「もう、学校に行きました」
魚を焼きながら、佐和。
「新一も新二も、佐和肆も小学校中学校に行きました。新之助よりも早くに」
「そっか」
……こういう会話がとても落ち着く。
どういうことなんだ。
そんなことを考えていると。
「さあ、どうぞ」
コト、と焼いた鯖の乗った皿をテーブルに置いて。
同じように白ご飯、みそ汁も置いて。
朝食を並べてくれる。
「……いつもありがとう」
「これが妻の仕事ですから」
笑顔でそう答える佐和。
続けてこう言った。
「食事中に新聞を読むのは止めてくださいね。いつも言ってますけど」
……僕は新聞を畳んで、脇に置くことにした。
いただきます。
<完>
めでたしめでたし(マテ)
……佐和が捨てられるよりマシな終わり方でしょうが!(逆切れ)
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AIR、かしまし、子供模様、ふたりエッチ、影牢などの二次創作も書いてますので。