精豪ぐだおくんがマシュを守るために自分を邪魔する他のマスターたちからサーヴァントを寝取って更に最強になっていくお話 作:LLLSTAR
「令呪を以て命ずる。アルトリア・ペンドラゴン、藤丸立香への好意的な感情を消せ。重ねて令呪を以て命ずる、藤丸立香に利用する相手以上の感情を持つな」
ある日のこと、ムノーは呼び出したアルトリアに対して令呪を用いて命令を出していた。
彼女と立香との関係性に明確な線引きを行ったムノーは、手の甲から令呪が二画消えることを確認すると共にアルトリアの反応を窺うようにして視線を向ける。
そうすれば、彼女は恭しく頭を下げた後、従順な態度でこう答えてみせた。
「……ムノー様のご命令、しかとお聞きしました。では、本日もマスターのお役に立ってきます」
「おう、行ってこい。俺のためにFPと種火を稼いでこいよ」
その反応に満足しつつ、部屋を出ていくアルトリアを見送るムノー。
そんな二人のやり取りを見守っていた頼光は、僅かに首を傾げると共に彼にこう質問する。
「あの、マスター? 今のご命令は、いったい何のために……?」
「ん? ああ、念のためってやつだよ。藤丸の奴、どうやらアルトリアを気に入ってるみたいだからな。アルトリアも変な気を起こさないよう、令呪で心を縛っておくべきだと思ってな」
「まあ、そうなのですか? どうやら藤丸立香はとんだ思い上がりをしているようですね……騎士王はマスターのサーヴァントだというのに……」
「自分が持ってない強いサーヴァントに指示できて、舞い上がっちまったんだろうさ。だがまあ、これであいつの勘違いもお終いだ。アルトリアも塩対応しかしなくなるし、親密になることもない。カルデアの令呪って便利だよな~! 一日経てば一画回復するし、こんな命令にも使いたい放題だ!」
「……質問なのですが、そこまで藤丸立香を警戒するのならば、そもそも騎士王を彼に貸し出さなければいいのではないでしょうか?」
「はっはっは! 別に警戒なんかしてないさ! 令呪を使ったのも、あいつが絶対に自分のものにならない英霊に媚びを売って、アルトリアを借りるために毎日のように俺に種火を渡すところを嘲笑ってやるためだしな! あいつで遊びながら頼光ママの強化素材をゲットできるだなんて、最高以外のなにものでもないだろう?」
頼光の質問に対して、大笑いしたムノーがそう答える。
なるほどと狂戦士特有の歪んだ思考でその答えに納得した頼光は、もう一つの質問を彼に投げかけた。
「ついでといってはなんですが、先ほどマスターは令呪を二画しか使いませんでしたよね? 一画残したのは、急な任務に備えてでしょうか?」
「ふふふふふ……! そんなわけないだろう? この令呪の使い道はね……頼光ママに命ずる! 俺とセックスしろ~っ!」
「ああっ♥ んんんん……っ♥」
最後に残した令呪を使って頼光に卑猥な命令を出したムノーが、身悶えする彼女の姿を視姦しながらニヤニヤと笑みを浮かべる。
あっという間に発情した表情を浮かべ始めた頼光を見つめながら、ムノーは満足気に呟いた。
「本当、令呪様様だな! 英霊にどんな命令でも聞かせられる力を使い放題だなんて、マジで最高だぜ! 藤丸の奴も、今頃は急に冷たくなったアルトリアの反応に戸惑ってる頃だろうな! ぎゃはははははははっ!!」
「さあ、立香♥ 今日もあなたの滾りを存分に私にぶつけてください♥ 卑猥で下品な淫語を躊躇いなく大声で叫ぶ口まんこも、勃起乳首を弄られるとすぐにイってしまう爆乳乳まんこも、すっかりハメ穴としての自覚を身につけたけつまんこも……あなたの立派な性槍を受け入れる準備を万端にしていますよ♥」
むわむわ♥ むんむん♥ と汗ばんだ全身から蒸気と共に雌臭を放つアルトリアが、快楽に蕩けたアヘ顔を浮かべながら立香へと言う。
大きく開けた口から舌を放り出し、両手を頭の後ろで組んで脇を見せつつ爆乳をアピールした後、振り返った彼女はまだ触れられてもいないのに愛液を垂れ流す性器とぶるぶると痙攣を繰り返すデカケツ、そして長く深い皺が刻まれている緩くなったアナルを見せつけ、彼へと媚びる。
積極的に自分を誘うアルトリアの淫猥な姿に僅かに戸惑いを見せながら、即座にそれを興奮で塗り潰した立香は、いつも通りに勃起したペニスに彼女の愛液を塗すと、緩んだアナルへとそれを一気に叩き込んだ。
「んおっほぉおおぉおっ♥♥♥ けつまんこにちんぽ、きたぁあっ♥♥♥ あなたの逞しい性槍を受け止めるケツ穴鞘になれて、私は幸せですっ♥♥♥ おんっ♥♥♥ ほぉんっ♥♥♥ おっほぉおおぉおぉおおっ♥♥♥」
胸を揉まれながらのケツ穴ピストン。容赦のない責めに歓喜の叫びを上げたアルトリアが大声で吼える。
愛液と尿のブレンドをシャワールームにぶちまけ、いつも以上の声量で嬌声を叫ぶ彼女を責め立てながら、立香はその耳元で囁いた。
「こんなことしていいの? ムノーさんに言われたんでしょ? 俺と親しくするなってさ」
「ええ、そうですね♥ 令呪まで使って命令してきました♥ ですが、どこに私がその命令に従う必要があるのです?」
どこか楽し気な笑みを浮かべたアルトリアがさも当然といわんばかりに立香へと言う。
既にムノーの無能っぷりに失望している彼女は彼のことをマスターとして認めておらず、令呪の効きもそれに応じて悪くなっていた。
その証拠に、立香に対する感情をリセットし、その上で一線を引けという令呪を使ってのムノーの命令は、まるで意味を成さないでいる。
振り返ってみれば、アルトリアは彼に命じられた際、その命令を耳で聞いたと報告しただけで、守るとも従うとも言っていない。
そして、マスターの役に立つという言葉も、ムノーのためにという意味ではなく、立香の滾りを解消するためという意味で発していた。
「あの男は、何もかもが中途半端なのです。召喚した英霊も1騎を除いてまともに強化しない。十分な戦力を有しているというのに、自身の研鑽ではなくただ気持ち良く勝つためだけの訓練ともいえない行為に時間を割く。魔術で強化したペニスも、あなたの半分のサイズにも満たない……マスターとしても人間としても雄としても尊敬できないあの男に忠誠を誓おうとしていたかつての私は、本当に愚かとしか言いようがありません」
「そんなことないよ。アルトリアはサーヴァントとしての務めを果たそうとした、それだけじゃないか。自分のことを愚かだなんて言わないでほしいな」
逞しい肉の槍に優しく尻穴を穿られながらの立香の慰めの言葉に、アルトリアは甘い絶頂を迎えて身震いした。
霊基を満たす幸福感を与えてくれる立香への愛を深めると共に、彼とは真逆の対応しかしてくれなかったムノーへの失望が更に強まっていく。
(愚かで無能な男だ。私の変化にも気付かず、自身と立香の雄としての格の違いも理解できず、自分自身の愚かさもわかっていない。先のやり取りで、私のことをいざとなれば令呪でどうとでもできる人形だとしか思っていないこともわかった。令呪を使うほどに警戒している相手に、ほいほいと自身のサーヴァントを差し出す間抜けだということもな)
ムノーが自分のことをどう思っているか、これでよくわかった。
彼にとって自分はその程度の相手で、仮に奪われたとしても大したダメージはないのだろう。
そうでなければアルトリアの変化に気付くはずだし、警戒している相手の下にほいほいと派遣するはずもない。
もしもアルトリアのことを奪われたくない存在だと思っている上で、こんなことをしているとしたら……それこそ、とんでもない無能としか言いようがないではないか。
「ふふふ……っ! でも、ムノーさんがそういう人で助かったかも。そうじゃなかったら、こうしてアルトリアと二人で過ごすことなんてできてないしさ……!」
「そうですね♥ そう思えば、あの男が無能であったことを感謝すべきなのかもしれません♥ たった数枚の種火のために、大枚叩いて召喚したサーヴァントを寝取られるような愚かな男でなければ、私はここまで幸せになれていないのですから……♥」
フォローになっていないムノーへの感謝の言葉をこぼしつつ、立香と唇を重ね合わせるアルトリア。
舌と舌を絡ませ、愛を確かめ合う熱いキスを行った彼女は、動き出した彼に開発されたケツ穴を犯され、歓喜の咆哮を上げ続けるのであった。
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・アルトリア・ペンドラゴン(ランサー) 絆レベル
マスター『ムノー・ノーム』……レベル-5/10→-10/10(非表示)
『ムノー・ノーム』はアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆ポイントを入手できなくなりました。
『ムノー・ノーム』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使する際、彼女の意志に反した命令は完全に無効化されるようになりました。
『藤丸立香』……レベル5/10→7/10(非表示)
『藤丸立香』は絆レベル上昇報酬として、聖晶石×6を入手しました。
『藤丸立香』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆ポイントを入手する際、100%の追加補正がかかるようになっています。
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「よう、藤丸!」
「ああ、ムノーさん。わざわざアルトリアを送り届けに来てくれたんですか?」
「お前の様子を見たかったからな。どうだ? 最近何か変わったことがあったか? アルトリアとの関係、とかよ」
「う~ん……特には何もないですかね……?」
「ぷ、ぷぷっ! そ、そうか! くくくっ! な~んにも気付いてねえんだな、お前は!」
またある日のこと、立香の下を訪れたムノーは、能天気に自分の質問に答える立香のことを思いきり馬鹿にしていた。
自分が令呪で心を縛り、決して利用される関係以上の絆を紡げないようになっているということも知らない立香のことを、ムノーは散々に罵倒する。
「お前は本当に鈍くて馬鹿な奴だよ! まあ、なんの魔術の才能もない一般人のお前には、そのくらいの間抜けさがお似合いなのかもしれないけどな!」
「あはは……まあ、そうですね……」
ムノーは立香を嘲笑い続ける。何の才能もない、このカルデアにいること自体が間違っている存在だと。
世界を救う戦いに参加する権利すら持たない、魔術師である自分の足元にも及ばない矮小な人間だと、ムノーは立香を嘲笑し続ける。
こうして馬鹿にされているというのにも関わらず、何一つとして憤慨した様子を見せない様子を見たムノーは、立香が完全に腑抜けになっているのだと思っていたが……そうではない。
立香は憐れんでいたのだ、この場で誰よりも嘲笑われている、彼のことを。
立香は、最初からムノーなど見ていなかった。その背後にいる、アルトリアを見ていた。
立香を罵倒することに夢中になっているムノーは気付いていないが、今、彼女はとんでもない痴態を立香に披露している。
まとっていた鎧どころかインナーも解除し、完全なる裸になったアルトリアは、静かに爆乳を揺らし、勃起乳首を立香へと見せつけていた。
そのまま手を股間に伸ばし、性器をくぱぁ♥ と開いた彼女の体からは、雌の臭いが蒸気となって立ち上っている。
最終的にその場にしゃがみ、脚を広げながら音を立てずに愛液を垂れ流したアルトリアは、媚びた表情と大胆な痴態を立香に披露しながら笑う。
同時に、本当に鈍く馬鹿で間抜けな男が誰であるかを示すようにムノーへと視線を向けた彼女は、小さく鼻を鳴らして愛する男を馬鹿にする無能をせせら笑った。
「アルトリア、お前も何か言ってやれ。この大間抜けで愚かな男によ」
「はい……わかりました、ムノー様」
散々に立香を罵倒したムノーが振り返った時には、アルトリアは何事もなかったかのようにいつもの鎧姿になっていた。
自分のサーヴァントにも彼を罵倒するよう命じる彼に小さく頭を下げ、廊下に垂れる愛液の上に立ってその存在をごまかすアルトリアは、兜の下で邪悪な笑みを浮かべながら、口を開く。
「本当に……愚かな男です。私の変化にも気付かず、これまでと同じように接しているのですから。これはもう鈍いを通り越した、とんでもない間抜けとしか言いようがありませんね」
「ぷぷぷ……っ! いいぞ、その調子だ。もっと言ってやれ!」
アルトリアの容赦のない罵倒の言葉に気を良くし、彼女に更なる暴言を放つよう命令するムノーであったが……彼女が誰を罵倒しているのかには気付いていない。
自分の知らないところでサーヴァントを寝取られ、彼女の心が完全に離れていることにも気付かない無能な男へと、アルトリアは更なる嘲りの言葉をぶつけていく。
「私が誰のものかも理解できていないのでしょう? 何の根拠もなく、自分の所有物だと考えているのでしょうが……私は、あなたのものではありません。いい加減、そのことをご理解いただけますか? ああ、あなたのような間抜けには難しい話でしたね」
「ふ、ふふっ! 上手いじゃあないか。ほら、もっとだ! もっと言え!」
自分が召喚したから、アルトリアは自分の所有物だと考えているムノーの痛烈な皮肉も彼には通じない。
間抜けな彼には難しい話だと、そんなアルトリアの発言が見事にぶっ刺さっていることにも気付かない彼は、目の前の美女が誰の女であることかも理解できないまま、暴言を促す。
「ああ、それと……マスターに対する不遜な態度も改めていただけませんか? 正直、見ているだけで殺したくなります。あなた……いえ、こう呼ぶことすらも吐き気がする。貴様のような愚劣で下種な虫にも劣る男が、私のマスターに馴れ馴れしく接するな。自分の身の程を理解しろ、ゴミめ」
「あ~っはっはっはっはっは! いいぞ! やるじゃないか、アルトリア! 見ていて笑いが止まらなくなる、最高の罵倒だ!!」
「……ええ。私も笑みが止まりませんよ、ムノー様」
アルトリアは、ムノーをマスターとは呼ばなかった。これは彼女なりのヒントであると同時に、更なる罵倒でもある。
自分がマスターだと思っているのは誰なのか、今の発言は誰に向けられたものなのか、アルトリアは、誰のことをゴミだと思っているのか……その全てが、静かなその一言に表れていた。
だが、ムノーは気付かない。今の発言は全て立香に向けられたものだと信じて疑っていない。
絶対にそうなるだろうと、彼が気付くはずがないと……そう確信していたアルトリアは兜の下で嘲りの笑みを浮かべると共に、ムノーへの軽蔑心を更に強くした。
「じゃあ、俺は行くぜ。せいぜい無駄な努力を重ねてろよ、藤丸! ああ、謝礼の種火を忘れんじゃねえぞ!?」
「はい、わかっています。今回は少し、多めにお渡ししますね」
「はぁ? くははっ! お笑いだな! 馬鹿にされて喜んでるとか、お前マゾだったのかよ? マジでウケる!! ぎゃははははははっ!!」
下品に大声を出して笑うムノーは、立香に哀れまれていることに気付いていない。
たかだか数枚の種火のために、それとは比べ物にならないほど価値のあるものを失った彼のことを、立香は心の底から憐れみ、愚かに思っていた。
「……立香、もういいでしょう? そろそろ――」
「ああ、そうだね。部屋、行こうか」
「……♥」
大股で歩き去るムノーの背を見送ることもせず、アルトリアは立香と共に彼の部屋へと入っていく。
程なくして、マイルームからは彼女の獣のような雄叫びが響き始めたのだが……それを耳にする者は、彼女の主たる立香だけであった。
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・アルトリア・ペンドラゴン(ランサー) 絆レベル
マスター『ムノー・ノーム』……レベル-10/10→-100/10(非表示)
『ムノー・ノーム』はアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆ポイントを入手できなくなりました。
『ムノー・ノーム』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使する際、彼女の意志に反した命令は完全に無効化されるようになりました。
『ムノー・ノーム』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使し、その命令が彼女の意志で無効化された場合、『藤丸立香』に一画の令呪が加わります。(三画を超えて蓄積される)
『藤丸立香』……レベル7/10→9/10(非表示)
『藤丸立香』は絆レベル上昇報酬として、聖晶石×6を入手しました。
『藤丸立香』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆ポイントを入手する際、500%の追加補正がかかるようになっています。
『藤丸立香』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使する場合、代わりに『ムノー・ノーム』の令呪を使用することができるようになりました。
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「くそっ! 藤丸の奴、いつの間にあんな指揮能力を……!?」
またある日のこと、何の気なしに立香の訓練を見学しにきたムノーは、予想外の彼の指揮能力に驚きを隠せずにいた。
前衛を張るアルトリアと後衛のクー・フーリン、2騎のサーヴァントたちへと的確な指示を出して戦闘を行う彼は、ムノーが普段行っている戦闘訓練の難易度とほぼ同じレベルのシミュレーターをクリアしている。
自分が気付かなかっただけで、立香のマスターとしての適正はかなりのものなのではないかと……初めて彼の脅威を認識したムノーは、苛立ちを覚えながらシミュレーションルームの入り口を睨んでいた。
訓練を終えた立香たちは、今頃反省会でもやっているのだろう。
普段、彼がどんな訓練をしているのかをアルトリアから聞こうと待ち構えていたムノーは、彼女がなかなか姿を現さないことに苛立ちを覚えていた。
「くそっ、早く出てこいよ……! 俺を待たせるんじゃねえっつーの……!!」
シミュレーションルームに続く扉は封鎖されており、ムノーが乗り込むことはできない状況だ。
そもそも、自分がわざわざ立香たちを尋ね、アルトリアを連れ出せば、余裕のなさが露呈してしまう。
プライドを優先し、アルトリアを待ち構えることにしていたムノーは、閉まっている扉をじっと見つめ続けた。
途中、何かがそこから飛び出したようにも見えたが、ぴっちりと閉じている扉から何かが出るはずもないと、見間違いだと判断した彼が苛立ちをさらに募らせる中、ようやくアルトリアが扉を開け、中から出てくる。
「遅いぞ、アルトリア! 何をしていた!?」
「ムノー様? なにかご用でしょうか?」
「黙れ! 俺の質問に答えろ!!」
静かにこちらを見つめるアルトリアへと、抱えていた苛立ちを爆発させるムノー。
何をしていたのかという質問に対し、彼女は淡々と答えを返していく。
「藤丸立香に請われ、指揮官としての戦術を指南しておりました」
「なんだと!? お前、何故そんな真似をする!? 奴は利用する相手だと言っていただろうが!」
「はい、利用する相手です。しかし、彼が兵の運用方法を理解すれば、私の消耗も少なくなります。私のしたことに、何か問題がおありでしょうか? ムノー様は、藤丸立香に何も教えるなとはご命令なさらなかったはず……令呪も一画残っておりましたし、それを使わずにあの程度の命令で終わらせたということは、個人的な感情をいだかなければ彼との関わり方は私に一任すると、私を信じてお任せくださったのではないのですか?」
「ぐっ、ぐうっ! お前、お前は……っ!!」
ビジネスパートナーとして利用するために、彼に戦術を教えたと述べるアルトリアの言葉に、ムノーは何も言い返せなかった。
確かに自分は立香に何も教えるなとは命令しなかった。令呪を一画残し、中途半端な命令をアルトリアに下したのはムノー自身だ。
しかも、その一画を自らの欲望のために使ったことが、彼から反論の意志を奪っていく。
しかし……魔術師というのは倫理観が壊れた、自分本位な連中が大半だ。
このムノーという男はその例に漏れない、最低最悪のクズであるわけで……そんな男が自分のサーヴァントにやり込められたまま終わることなど、認めるはずもなかった。
「このっ、クソがっ!!」
「っっ……!」
ムノーの怒声とぱんっ、という音が廊下に響いた。
激憤のままアルトリアの頬を叩き、彼女に罵声を浴びせたムノーが、肩を震わせながら彼女へと叫ぶ。
「もう二度と、藤丸立香と関わるな! 奴と関わることを禁じる! 言葉も交わすな! 出会ったらすぐに他の場所に行け! わかったな!?」
「………」
令呪三画を用い、狂ったように叫びながらアルトリアへと命令を下すムノー。
これ以上彼女と立香を関わらせるとマズいと、ようやく彼も理解したようだ。
種火はまだまだ足りないが、これ以上立香に戦闘の経験を積ませるのはマズい。
アルトリアを貸し出すのは終わりにすると決意した彼は、改めて彼女へと叫びながら確認する。
「わかったな、アルトリア!? もう二度と、あの男と関わるな!」
「……はい、わかりました。全て、理解いたしました」
「よし! それでいい、それでいいんだ……!!」
令呪三画を用いた命令はやはり効く。これで、アルトリアも立香との関わりを完全に断つだろう。
そう、彼は心の底から安堵していたのだが――?
「ふふふふふ……♥ あははははははっ♥ 本当にあなたという男は無能ですね♥ 秘匿のルーン魔術を看破できずに棒立ちしたままだなんて、マスターとしても雄としても、魔術師としても何の取り柄もないゴミクズ以下の存在ではありませんか♥」
ムノーがアルトリアをシミュレーションルームの前で出待ちしている頃、彼女は彼の前で卑猥なポーズを取りながら、罵倒の言葉を叫んでいた。
蹲踞とブリッジが組み合わさったかのような、しゃがんだ状態で股を大きく開き、胸を張って爆乳を強調するような格好になったアルトリアは、大声でムノーを嘲笑いながら彼へと言う。
「ほ~ら、見えますか? 私のけつまんこから、先ほど立香様からお恵み頂いた彼のザーメンが噴き出している様が♥ おまんこも興奮でぱっくり開いて、まん汁と湯気を噴き出しているんですよ♥ で♥も♥ あなたは何もわかってな~い♥ ほんの少し前まで私がこの場所で♥ 開いたドアの前で♥ あなたの目の前で♥ 他の男にケツハメされて無様にオホりまくりながらイキ散らしてたことにも気付かな~い♥ 今もこうして私がおまんこパクつかせてあなたを嘲笑っている様も見えないとくれば、あなたの取り柄ってなんですか? あなたが立香に勝っているところって、どこでしょうか? 教えてくださいよ、ムノー様ぁ♥」
激しい肛門性交を終えたばかりの興奮のまま、大声でムノーを煽るアルトリア。
マスターとしてサーヴァントと信頼関係を結ぶ能力も、魔術師としての能力も、雄の誇りであるペニスの逞しさや性交技術も、何一つとして立香より秀でているといえるものがないというのに彼を嘲笑うムノーのことを、アルトリアは心の底から軽蔑していた。
「はぁぁぁぁ……っ♥♥♥ 間抜けな男を嘲笑うのも、そろそろ終わりにしましょうか♥ 立香も帰ってしまいましたし、あの無能に情けをかけてあげましょう♥」
そうやって、興奮のままにムノーを煽り散らかしたアルトリアは、それにも飽きるとこれ以上立香の精液が漏れぬように肛門を強く締め、鎧を纏う。
開きっぱなしの扉から外に出た瞬間、自分に詰め寄ってきたムノーを適度にあしらっていた彼女であったが……彼の一言を切っ掛けに、全てが動き始めた。
「もう二度と、藤丸立香と関わるな! 奴と関わることを禁じる! 言葉も交わすな! 出会ったらすぐに他の場所に行け! わかったな!?」
「……は?」
立香と関わるな……確かにムノーはそう言った。
それを肯定するように令呪を用いて命令を下してきた彼の姿を見て、その内容を理解したアルトリアの心に湧き上がった感情は……純粋極まりない怒りだ。
(この男は、何を言っている? 立香と、関わるなだと? こいつは何様だ? 間抜けで愚鈍で無能な、何一つとして取り柄を持たない男の分際で……何故、そんなことが言える?)
冷遇され、プライドをズタズタにされていた自分を救ってくれたのは立香だ。
彼は戦力として自分を頼りにし、雌としての悦びを自分に教え、サーヴァントとマスターとして互いに支え合い、成長していく心地良い時間を与えてくれた。
その間、目の前にいるこの男が何をしてくれた? マスターを名乗るだけのこの男は、ただお気に入りの女英霊を抱いていただけではないか。
そんな男が……どうして自分から愛しい立香との時間を取り上げる? どうしてアルトリアの自由を奪う権利があると思い込める?
ムノーの存在など、アルトリアの中では塵よりも軽いものだ。いや、塵程度の質量もない。そもそも、彼女の中にムノーという男など存在していない。
そして、改めて思う。
どうして自分は、こんな男といつまでも関わりを持ち続けているのだろうか、と……。
(……ああ、そうか。ようやく理解できた。この男は、
思えば、自分は立香に随分と甘えていた。逢瀬のセッティングをしたのも、種火という材料を用いてムノーを説得したのも、全て立香……自分は何もしていない。
ただ快楽を享受した。ただ幸せであり続けた。ただただ、彼の好意に甘え続け、現状を維持し続けた。
だが、もうそれも終わりにしよう。ムノーは今、自分と立香に騙されている間抜けな男から、立香の道を妨害する邪魔者へとその身を落した。
ならば、自分のすべきことは一つだけだ。それを理解したアルトリアが、ぎゃんぎゃんと叫ぶムノーへと言う。
「……はい、わかりました。全て、理解いたしました」
この言葉の意味は、当然ながらムノーの命令を聞くという意味ではない。
自分のすべきこと……彼に見切りを付ける必要があるということを理解した、という意味だ。
満足そうに笑みを浮かべるムノーを見つめながら、何も理解していないであろう愚鈍な無能を見つめながら、アルトリアは思う。
三日後……そこで全てが終わると、自分が最後に垂らした蜘蛛の糸も、きっと彼は何も気付かぬままに手放すだろうと、そんな確信がある。
(待っていてください、立香……私の想い、本気、愛、全てを……あなたに捧げます)
もう、アルトリアの目にはムノーの姿は入っていない。思考にも、心にも、一片たりとも彼の存在はない。
こうして、何も考えずに動き続けた無能な男が、アルトリアという名の最高の英霊を失う未来は確定した。
その日を迎えるため、正真正銘、立香のものになるため……アルトリアは静かに動き出す。
本当の意味で何も知らないムノーは、ただただこれで安心だという勘違いを抱き続け、彼女を失う日まで何の疑念も抱かずに過ごすのであった。
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・アルトリア・ペンドラゴン(ランサー) 絆レベル
マスター『ムノー・ノーム』……レベル-100/10→0/0『絆などというものは存在しない』(非表示)
『ムノー・ノーム』はアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆ポイントを入手できなくなりました。
『ムノー・ノーム』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使する際、彼女の意志に反した命令は完全に無効化されるようになりました。
『ムノー・ノーム』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使し、その命令が彼女の意志で無効化された場合、『藤丸立香』に一画の令呪が加わります。(三画を超えて蓄積される)
『ムノー・ノーム』とアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆レベルが消滅しました。(再度同じサーヴァントを召喚しない限り、この要素は復活しません)
『藤丸立香』……レベル9/10→10/10(非表示)
『藤丸立香』は絆レベル上昇報酬として、絆礼装を入手しました。
『藤丸立香』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)の絆ポイントを入手する際、500%の追加補正がかかるようになっています。
『藤丸立香』がアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)に令呪を行使する場合、代わりに『ムノー・ノーム』の令呪を使用することができるようになりました。
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