※この作品はR-18です。

精豪ぐだおくんがマシュを守るために自分を邪魔する他のマスターたちからサーヴァントを寝取って更に最強になっていくお話   作:LLLSTAR

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ナイチンゲール編
矮小な子供とそのサーヴァントの話


 ――爆発事故を生き残ったカルデアのマスターの一人、ワイ・ショウは神童と呼ばれる少年だ。

 幼少の頃より各方面で遺憾なくその優れた才能を発揮した彼は名門一家の跡取りとして相応しい存在だと思われていたし、彼自身も自分の優秀さを信じて疑わなかった。

 

 持ち合わせた天賦の才に加えて、両親からの英才教育を受けた彼は十二歳にして大人顔負けの知識と経験を持つ子供へと成長する。

 その頃になると魔術師特有の道徳心や倫理観の無さも完全に身につけており、更に自分が優秀だと信じて疑わない有り余る自信によって増長した彼は、性格の悪辣さも大人顔負けのレベルへと成長を果たしていた。

 

 ワイが望んで叶わなかったものは何もなかった。

 立ちはだかる敵は自身の力や家の権力で簡単に討ち滅ぼせたし、欲しいと思ったものは必ず手に入れることができた。

 女に関しても、将来のためと両親が用意してくれた女を八歳の頃から抱いていたし……何人もの女たちを雌奴隷へと堕としてもきた。

 

 自分が世界で最も優れた人間であると、ワイはそう信じて疑っていない。

 優秀な才能と恵まれた血統を併せ持つ自分は、これから大人に成長していくにあたって目覚ましい実績を挙げていくのだろうと、そのための絶好の機会である聖杯探索(グランドオーダー)という事態に直面し、爆発事故を幸運にも生き残った彼は、自分が英雄になってデミ・サーヴァントとなったマシュを手に入れる未来を信じて疑わなかった。

 

 だが、しかし……どんな人間にだって、挫折を経験する日は訪れるというものだ。

 ワイにとってのそれは爆発事故から数日後にやってきた。

 

 他のマスターたちと同じように狂ったように英霊召喚に臨んだワイは、とある女英霊を引き当てる。

 その佇まい、顔立ち、雰囲気、そして豊満な女体に一目惚れした彼は子供らしからぬ劣情を彼女に抱くと、すぐさま魔力供給という名目でセックスの相手をさせた。

 

 ワイには自信があった。先にも述べた通り、彼は両親からあてがわれた女たちを抱き潰し、遊び道具として弄んできた。

 相手が人間からサーヴァントになってもやることは変わらない。魔術でペニスを強化し、相手を錯乱させ、従順な雌奴隷として仕上げるだけだ。

 

 そう考え、期待に股間を膨らませ、お気に入りのサーヴァントとの初性交に臨んだワイであったが……そんな彼を待ち受けていたのは、残酷な現実だった。

 

「はぁ、はぁ……う、うぁ……」

 

「……どうやらマスターは体力の限界のようですね。これ以上はお体に障ります、魔力供給も十分ですし、終わりにしましょう」

 

 息も絶え絶えになり、全身から汗を噴き出させ、強化したペニスを完全に萎えさせた状態でいるワイへと、今の今まで彼の相手をしていたサーヴァントが淡々とそう告げる。

 ベッドから立ち上がった彼女はシャワールームへと向かって歩く途中に振り返ると、ぜぇぜぇと荒い呼吸を繰り返すだけのワイへと何の感情も籠ってない声で言った。

 

「あまりご無理はなさらぬように。マスターはまだ子供なのですから、背伸びはほどほどにしておいた方がいいですよ」

 

【挿絵表示】

 

「ぐっ、うう……っ!!」

 

 プライドを傷付ける発言をしたサーヴァント……ナイチンゲールは、感情を一切感じさせない冷酷な横顔を見せながらその場に立っている。

 あの澄ました顔を色欲に狂わせ、無様な雌顔に変えてやると意気込んでいたワイであったが、結果はご覧の通りだ。

 

 まともに動くことすらままならないワイに対して、ナイチンゲールは涼しい表情で汗一つかかず、興奮した様子も一切見せずにいる。

 自分とのセックスで一切快感を覚えなかったということを言葉ではなく行動で示す彼女の様子に、ワイは深くプライドを傷付けられていた。

 

(なんでだ……!? 僕はすごいのに! 今まで沢山の女たちを滅茶苦茶にしてきたのに、どうしてあいつは平然としてる!? サーヴァントって、そんなにすごい奴らなのか!?)

 

 これまで数多の女たちを快楽に堕ちた雌奴隷に変えてきた自分の技術が何も通じなかったことに屈辱と困惑を覚えるワイ。

 彼は知らなかったが、両親が彼にあてがった女たちは元々快感に弱くなるような調整を施されており……要するに、ワイはベリーイージーモードでのセックスを楽しんでいただけだったのである。

 

 そんな彼がサーヴァントの、それも狂戦士(バーサーカー)クラスの鉄面皮であるナイチンゲールをセックスの相手に指名してしまった。

 彼女を堕とす難易度は当然ながら彼が今まで相手をしてきた女たちの比ではなく、大いなる勘違いの下にいきなりベリーハードを超えたヘルモードの相手とセックスをしてしまったワイは、こうしてあっさり返り討ちに合ってしまった、というわけだ。

 

(悔しい! 悔しい悔しい悔しいっっ! 僕はすごいのに! あの雌だってぐちゃぐちゃに犯しまくって、尊厳も何もかもを奪って奴隷にしてやるつもりだったのに!)

 

 セックスにおいて、ナイチンゲールに男としてのプライドをへし折られたワイであったが、実は彼女にはそれより前に誇りを傷付けられている。

 ナイチンゲールはバーサーカーのクラスのサーヴァント、狂化によって思考能力が低下している代わりに戦闘能力を強化しているサーヴァントなのだが、サポート役としての運用が求められるというちぐはぐな性能をしていた。

 

 宝具に関しても味方の体力を回復させるというものであり、多くのバーサーカーが所持しているような攻撃的なものではない。

 バーサーカー特有の攻撃力の高さはあるし、考え方を変えれば殴れるサポーターとでもいうべき性能をしているのだが……本当に運用が難しい、癖の強いサーヴァントであることは否めなかった。

 

 その上、バーサーカー特有の思考の読めなさ、意思疎通の困難さが更に運用を難しいものにしている。

 魔術師としての才能は高いワイだが、当然ながらサーヴァントに指揮を出すマスター、それも複数の英霊を指揮するような訓練は積んでいなかったため、こちらに関してもどうすればいいのかわからないという屈辱を味わっていた。

 

 マスターとしても、男としても、ナイチンゲールにプライドを傷付けられた。

 許せないと思うと同時に絶対に彼女を屈服させてみせると心に誓った彼は、歪んだ愛を抱きながら自身の手に刻まれた令呪を見やる。

 

 一応、ナイチンゲールを感じさせるためにこれを使っての命令も出したのだが……彼女には一切効果を示さなかった。

 0時を過ぎたことで使用した一画も回復したワイは、三画を使った強力な命令を出そうかと考え……それを止める。

 

 多分無駄だという確信が心のどこかにあった。

 令呪三画を使用してもナイチンゲールを堕とすことはできないと……そう考えたところであることを思い付いたワイは、子供らしからぬ邪悪な笑みを浮かべる。

 

「……見てろよ。もっとすごい魔術を編み出して、おちんちんを滅茶苦茶強くしてやる。他のサーヴァントたちで経験を積んで、もっともっと魔術を強化して、それで……今度こそ堕としてやるからな……!!」

 

 今の自分ではナイチンゲールには敵わない。だが、自分はまだ子供で、優秀な才能を持っている神童だ。ここから成長していけばいい。

 ペニスを強化する魔術を更に研ぎ澄まして、女にかける錯乱の魔術も工夫して、経験を積んでいけば……ナイチンゲールだって堕とせるはずだ。

 

 戦力として扱い切れないのなら、雌豚に堕としてセックスの相手にしてしまえばいい。

 高名な英霊を快楽で堕とし、どんなプレイでも嬉々として行う変態雌奴隷に仕上げるというのは男であればだれだって興奮する。鉄面皮のナイチンゲールが快楽に狂ってそうなると考えたら、興奮もひとしおだ。

 

「絶対に堕としてやる。ナイチンゲールは、僕の物だ。ひぃひぃ泣かせて、屈服させて……セックスのことしか考えられない雌豚にしてやる!」

 

 ベッドの上でそう呟きながら、どす黒い決意を固めるワイ。

 そんな彼にほんの少しだけ神が味方したのか、このすぐ後にカルデア内では最悪の遊びが流行ることとなる。

 

 その流行りに乗った彼が小賢しく卑怯な策を用いたことで、ワイは僅かな期間、最高の喜びを味わい……その後、地の底まで叩き落されることになるのだが、今の彼は自分を待ち受ける未来を知らない。

 

 この出来事があったのが立香がアルトリアと初めて顔を合わせた頃。

 それより十日余りの時が過ぎ、彼がムノーからアルトリアを奪い取って暫くした頃に、この二人は出会うことになる。

 




―――――――――――――――
・ナイチンゲール 絆レベル

マスター『ワイ・ショウ』……絆レベル0/10(変化なし)
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