アイマスのアイドルが童貞をもらってくれるシリーズ 作:ふりーじ屋/家庭内禁書
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ネタバレ:童貞はレナさんがぶんどります。
前戯おっぱい多めダブルパイズリなど、あと正常位、騎乗位、立ちバックなどです。
「クルーズ船は、つまるところリゾートホテルを船に再現して目的地のあいだ移動中でもホテルのようにくつろげますよ、ってサービスね。でもホテルにない魅力もあるの。例えば、この……海と空だけのパノラマ、静かな夜。部屋がいい位置のバルコニーつきで、堪能せずにはいられないわ」
「世界に私たちだけの夜! ってシチュエーション……ステキ♪」
「2人がお楽しみなのは、けっこうですけれど」
プロデューサーは、クルーズ船の客室バルコニーから海と空を眺めつつ立ち涼む担当アイドル2人に、チラチラと目を向ける。2人のうち年長である兵藤レナが“海と空だけ”と評したように、カリブ海をゆるゆる行く船からだと、視界のほとんどが海と空になる。陸から離れた真夜中で、月と星がよく見える。それを引き立てるように、バルコニーの間接照明がひっそりと防水フロアを照らしている。
「ほら、プロデューサーもこっち来なよ~?」
2人のうち年少である松本沙理奈が、白い歯を見せながらプロデューサーをさしまねく。
バルコニーの柵が、手すりと支柱のほかアクリルガラスで透けている。プロデューサーは、沙理奈とレナがまるで海面に立っているように見える。ギリシャ神話のセイレーンがこうやって船乗りを惑わしたのか、と連想する。
セイレーンは上半身が女性で、下半身が伝承によって鳥だったり魚だったりする。彼はさっきまでレナと沙理奈が着ていたそれぞれのワンピースドレスを思い出す。レナのそれは鮮やかなマリンブルーのタイトなシルエットだった。むっちりふくらんだ胸とお尻としなやかな脚の運びをぴったり包んでいた。沙理奈のそれは落ち着いた薄い紫のゆったりとしたシルエットだった。ゆるいプリーツが潮風に吹かれてロングヘアとともにゆらゆらなびいていた。イメージは違うが、どちらも人魚を連想させた。
「勇者オデュッセウスは、あえてセイレーンの声に耳を傾けたものよ?」
まるでセイレーンの連想がプロデューサーの顔に書いてあったかのように、レナもプロデューサーをさしまねく。
「よからぬ誘惑をしている、って自覚あったんですか……それに、勇者ってガラじゃ」
プロデューサーにとって問題だったのは、バルコニーにたたずむ2人がサマーサンダルしか身に着けていないことだった。
※
「レナさんって、アタシよりヒップ小さいハズだよね?」
「1センチだけね、プロフィール上は……ねぇ沙理奈ちゃん」
「なんでしょう♪」
「“ハズ”ってどういう意味よ」
「それは、ねぇ」
「……わぁっ!? こらーっ!」
「脱ぐ前からさぁ、これが、ねぇ……なるほど、あのオジサマもしつこく口説くわぁ」
沙理奈がにやにや笑いながらレナの生尻をつるつる撫でて、レナの手にしっしっと追い払われている。
2人が名を連ねるユニット「セクシーボンデージ」は、その名の通りボンデージの似合うメリハリボディの持ち主がそろっている。2人もいずれ劣らぬスタイルだが、月明かりの下にヌードでたわむれているようすを見ると、それぞれ異なった印象が浮き上がってくる。
「あのオジサマ……ディーラー時代のレナさんに縁があったらしいけど……昔、ディーラーのドレスコードでも隠しきれないこれをチラ見せしながらじゃんじゃん搾りとっちゃったから、それ根に持ってたんじゃないの」
「何を見てきたようなこと言うの……昔、世話になったっちゃあ世話になってたけど……さっきの沙理奈ちゃんこそ、セクシーサービス♪ とか調子のいいこと言って胸とか見せびらかしてたじゃないの」
沙理奈のセクハラを手で追い払うたびに、レナのむき出しの乳房が二の腕に押されぶるんぶるん揺れる。それは92センチ、Hカップというセクシーボンデージ随一のボリュームを誇る。トップとアンダーのサイズだけでなく、レナが167センチと女性としては長身であるため、バストの下地にあたる上半身もふつうの女性より広く、バストも相応の質量になり、柔らかくずっしりした果実という趣となる。
追い払われる側の沙理奈が、つれないレナに対していやんいやんと肩をすくめたり背中をくねらせたりする。92センチのGカップで、彼女もレナに引けを取らない果実を見せている。レナより年下なせいか、まだほんのわずかに青くぱつぱつと弾けそうな印象も与えてくる。
「アタシのサービスで、あのオジサマがイケる♪ と思っちゃってか、粘られて……ついにプロデューサーまで出てきて止めてもらうハメになっちゃったなら……ふふ、アタシ、ファインプレーじゃん!」
「それマッチポンプって言うのよ」
「仕事じゃなくてもオトコを燃やしてしまうの~♪」
「ねぇプロデューサーさん、あなたからも言ってあげてよ、私から言っても聞かないんだからこの子」
このバルコニーでの“よからぬ誘惑”から小半時前、クルーズ船のラウンジでレナと沙理奈が“オジサマ”に声をかけられていた。彼はカリブ風のラフな格好を着こなしている中年男性で、もともと白かったらしき肌をすっかり日焼けさせていた。どうやらクルーズ船の常連らしかった。
プロデューサーは当初、レナと沙理奈がその中年男性と立ち話しているのを数歩あけて見守っていた。耳をそばだてたが、沙理奈の通じているかどうか怪しい日本語しか聞き取れなかった。立ち話がプロデューサーの予想より長引いた。2人の休息時間が減ってしまう、と心配になった。そっと横から沙理奈に話しかけ――いかにも事務的な用事でここを後にしなければならない、という顔を作って――立ち話を打ち切らせようとした。
「レナさんこそ、プロデューサーがきたら……この子アタシたちのペット、これからしつけるの♪ みたいな顔をオジサマに見せつけて、笑われてたよ~」
「誰が誰のペットよ。フリよ、フリ。あぁいう手合いはね、別のオトコにオンナをかっさらわれたように感じさせないことが大事なのよ」
「だから、オンナがオトコをさらっちゃう! ってシたわけね♪」
くだんの中年男性は、プロデューサーの英語によるカクカクシカジカが通じなかったのか、通じていないフリをしていたのか、水を差されてもレナと沙理奈を口説きつづけた。だんだんプロデューサーが焦って――乗客とトラブルを起こしてしまえば、クルーズ中の仕事に支障をきたすかもしれない――きたころ、唐突にレナがプロデューサーの肩を引っぱるのかしなだれかかるのか、という勢いで腕を絡め、笑いながら中年男性に何かを言って聞かせた。
中年男性は笑いを噛み殺すような表情になって去っていった。
一件落着と思うまもなく、プロデューサーはレナ、沙理奈に両側から腕を絡められ、彼女らの部屋に連行された。
「ホントにフリのつもりだった?」
「これから3人でお楽しみの予定、って言っておいただけよ。スペイン語で」
「ふぅ~ん」
「だから、プロデューサーさんの気が進まない、って言うなら……残念だけど、引き下がるしかないかな」
プロデューサーは連行された勢いに飲まれて、自分の着衣を脱がされてしまっていた。それからバルコニーまで引っぱり出されかけて、月光を浴びる2人から少し離れて室内とバルコニーのあいだで裸のまま立ち尽くしている。このままバルコニーに出てしまえば、確実に“お楽しみ”になってしまう。さりとて室内に戻って服装を整えようにも、2人から目を離せず首すら動かせない。
「目の保養をさせてくれるの、ありがたいんですがね」
「あらうれしいことを……ますます興奮しちゃう、カリブの夜風を熱く感じるわ♪」
「さっき俺があのヒトに……アイドルだから口説かないでくれって、言っておいて自分がセックスするのが……後ろめたくて」
「つまり、したいけどできないってことね」
「言い方ぁ!?」
「勘違いだったかしら」
「う、う……そういう、わけでも」
「じゃあ自分ではシないままでも、楽しみたい、って思ってるんだ~♪」
沙理奈の“シないまま”という言い回しに引っかかりかけて、プロデューサーはあわてて口をつぐむ。年上であるレナにも年下である沙理奈にも告げたことはないが、彼は童貞である……学生時代に恋愛に積極的になれなかったせいか、やっと女の扱いに慣れはじめてきたらプロデューサー稼業に忙殺されているせいか……と思うだけで、特に操を立てる相手もなく、ずるずると童貞を保っている。
「じゃあ、リクエストにお応えしちゃおう♪」
「ひゃっ!? ちょ、ちょっと、沙理奈ちゃん」
「そこからでも満足してもらえるよう、がんばりましょうっ」
「ぁ、んっ、もぅ……いつからこんな子になったかなぁ」
「旅が人を開放的にさせるの……だから、レナさんも、プロデューサーも……ふふっ」
プロデューサーの反応をうかがいつつ、沙理奈がレナの肌にもぞもぞと手を這わせる。彼の目だけでなく声まで奪ってしまう。
月と星の光が、空から舞い落ちた雪や桜花のように、2人もバルコニーもうっすら透ける仄明かりで覆ってしまう。瞬き1回、2回してから、ほの明かりごしに2人の姿をつかみかける。さっきの“よからぬ誘惑”が、誘いこむようにぼやけている。つられて瞳を凝らす。
「レナさんはタイトな服がお好きのようだけど、触るともちもちなのよ~」
「どこ触りながら言ってるのよ」
「お尻~♪ ほら、もっとプロデューサーにサービス、サービス♪」
沙理奈の細い指だと、レナの“もちもち”したヒップは半分ぐらいへこませるのがせいいっぱいのようす。プロフィール上で84センチだが、それがウソのようにふっくらと沙理奈を押しかえす。ふだんまとうタイトなスカートやパンツから解放されたふくらみが沙理奈にもてあそばれ、太ももや腰や背中とともにきゅっとこわばる。仄明かりをまとって、肌のちょっとした起伏や溝さえ影が教えてくれる。クルーズの夜が静かすぎて、レナの悩ましい吐息もかすかに漏れる。
レナが腕をゆすって沙理奈を遠ざける。またHカップのバストがぶるんと揺れる。
「ん、む、んっ……私がもちもちって言うけど、沙理奈ちゃんがぱつぱつすぎるのよ、ねぇプロデューサー?」
「ねぇ、って言われましても」
「ジム行こうよジム。おっぱいもお尻も外側は脂肪だけど根っこは筋肉だからインナーマッスル鍛えてぱつぱつになるし、筋トレついでに肌や爪や髪をつやつやにするぶんのプロテインとフィッシュオイルも取れば一石二鳥だし、体をいろいろ動かすと単純に気分もアガるわ!」
「……レッスンした上にそれだと、体力がぁ……真奈美ちゃんじゃあるまいし」
「ああいうガチ勢のまねまでしなくてもじゅうぶん効果あるよ。では、まず、じゃあ胸筋にきくプレスをやってみましょ~」
沙理奈がレナの背後に回って、羽交い締めの体勢をとる。レナの二の腕を手のひらでつかむ。
「ひじは直角に近くして~、肩甲骨と肩甲骨をくっつけるように~」
「トレーナーさんみたいなこと言い出したよこの子」
「プロデューサーにおっぱいを見せつけるように~」
「も、もうっ……ぁ、んっ……!」
レナが両腋を開かされながら、プロデューサーに向けてバストを突き出している。彼は、腋下からアンダーバストまでのラインが、霞のような月光ごしにもくっきりと見てとれる。ありえないとは思いつつ、見えないブラで寄せて上げられているのでは、とさえ妄想する。胸郭を開かれているせいか、レナの呼吸に合わせてバストの稜線がぶれて見える。
豊かなバストが冗談であったかのように、ウエストが細くくびれて、腰の近くまで下りてぐっときついカーブを描いて出っぱる。裸婦画を手掛ける画家が作業中に「そういえばそろそろ骨盤があるから出っぱらせないと」と思い出してなんとかつじつまを合わせたふうな曲線を描いている。沙理奈のちょっかいにレナがもぞもぞ抵抗すると、肋骨の影が脇腹に見え隠れする。
「ね、プロデューサー。レナさんのヘアヌード独り占め、ご感想は? エロい?」
「え……ろい、けど、それ以上に、きれい、です」
「エロいんかいっ」
「うふふっ、もっと上から下まで褒めちゃえ~!」
沙理奈に誘導されるまま、プロデューサーの視線がレナのつま先から額まで、ゆっくりと何度も往復する。
「そうですね……下からなら、足首とか、ヒザあたりとか、きゅってしてるなぁって」
「まぁ、こっちがもちもちだもんね~、コントラストで、きゅってして見えるよね~」
「ん、ぁん……ま、まぁね、オンナはメリハリよねっ」
さきほどレナが着ていたドレスは、レナの肌をぴったりと覆いながら、彼女の脚線美をマリンブルーに彩っていた。女性は男性より骨盤が幅広で、太ももどうしも離れていて、つま先の延長線上にまっすぐ次の一歩のかかとを下ろすモデルウォークをすると、重心のかかる足側のお尻がくいくい交互に持ち上がる。ただ歩いているだけなのに、尻を振って男を誘っているように見せる。
それをどう見せるか計算してのレナのコーディネートであった。
「こっちのもちもちも忘れちゃいけないぞ~♪」
「ぁ、ふぁっ!? 人のおっぱいをおもちゃにするなーっ」
「ぉ、お……胸も、すごく……わ、ぁ……」
レナがわずかにうつむく。二の腕で胸を鎖骨側に寄せる。恥じらっているふうに見せて、胸の谷間を深くしている。たっぷり実った乳房と、あっさり手を回せそうに細いウエストのあいだでも、プロデューサーは視線を往復させる。神秘的なヴェールのような月光をまとって、まるで幻のように見える。沙理奈がおどけているおかげで雰囲気がゆるんでかろうじて声を出せる、というぐらい非現実的な美しさに飲まれる。レナが呼吸するたび、バストが重力に従ったり逆らったりしている。
彼がたどたどしい賛辞を2人に向けると、レナがいつになく四肢をもじもじさせ、沙理奈がますますニヤニヤ笑う。
もう少し視線を上げる。首筋や鎖骨が肌から浮き上がっていて、巨乳を支えるのがいかにも大儀そうに見える。ついにレナとまともに視線が交わる。グラスからあふれ出る水のような上目遣いにどきりとさせられる。
「プロデューサーってさぁ」
「ぁ、は、はい」
「そうされると、なんだか年下のオトコの子みたいでかわいいっ♪」
「ぅ……褒め言葉として受け取っておきますよ、沙理奈さん」
「レナさんもそう思うよね~」
「私は……実際、私のが年上だし」
「でも~?」
「さっきは……頼りにしちゃおうか、な……とか、なんとか」
「ふふふ」
レナが沙理奈の拘束を逃れる。2人が両ひじで互いをつついて、いずれ劣らぬ乳房がゆさゆさ揺れる。
「はいはい、私もねぇ、いままでの付き合いがあるから、プロデューサーのこと、ただのかわいいオトコの子って見くびれないけど」
「……ええと」
「純朴そうな顔して、相手の毒気を抜いてお茶をにごそうとしてるんだろ~。役者だな~♪」
「こらこら沙理奈ちゃん」
「さっきオジサマが引き下がったのも“このボウヤでだいじょうぶなんだろうか……まぁいいや、ボウヤだし”って思わせたからじゃない?」
プロデューサーを褒めあげつつ、この部屋にいる時点で逃げ道がない、と沙理奈がわからせてくる。どんなうぶな反応をしても、2人に「かわいい」と思わせる作為、セックスに向けてボルテージを上げる演出、とすり替えられてしまう。
そう聞かされたあとだと、レナの恥じらって見せる表情も、プロデューサーの目にどことなく色合いが変わって見える。ようやく手に入れた、という高揚感がちらつく。
「じゃあ、こっちもウォーミングアップ! お楽しみも下準備が大事だから……」
「もう、あなただって楽しそうにしてれば何シてもいいって思って、あ……ふぁ、あ……ん、んっ……!」
沙理奈が再びレナの細い首やウエストをつるつると撫で、レナがこんどは悩ましい声と仕草で受け入れる。プロデューサーが付きあってくれる腹を決めるまで2人で楽しむつもりか、それとも彼を促す誘い水か、いずれもか。
いずれにせよ、沙理奈がリードするというのはいつの間にか合意されていたらしい。
沙理奈の手が、レナを上へ下へともてあそぶ。手のひらが乳房をとらえる。丸々としたふくらみのなかで、見た目にも硬くしこっている先端をさする。レナがくちびるをとがらせるが、あとはゆるゆると首を振る。手でさすりあげているだけなのに、いかにも湿ったにおいが2人から漂ってくる。
「ふ、ぁ……は、ぁはっ……」
「おねーさん、おっぱいもう興奮してます? こりこりしちゃって♪」
「やけに手慣れてるわね……そういう趣味あったの?」
「ここまでおっきくてぷるぷるしてると、もう趣味とか関係ないと思うよ」
沙理奈にもてあそばれながら、レナは陶然とした息をつく。もっと他のところもさわってほしいのか、レナの視線がぐらついている。あいまにくちびるをとがらせるのもわざとらしい。プロデューサーを挑発するセリフとでも言わんばかり。
レナが身をよじって、沙理奈が追いかけるように乳房を横からすくいあげて揉む。2人がさらに接近して、お尻のほうまでずりずり擦れ合う。身体がひねられる。脇腹がへこんで、入れ替わるようにヘソ周りがうっすらとふくらむ。ただの身じろぎさえ彼を誘う。
「ほーら、見てるのもいいけど、触ってみたくないかね~プロデューサー?」
「さわ……触りたいのは、触りたい、です、とも」
「っん、ふ、あっ、あぅ……あとで覚えてらっしゃい……っ」
「やぁん、私までサービスしちゃうってワケね……♪」
沙理奈の両手が、レナの胸にふかぶかと沈みこむ。アンダーバスト側では手がすっかり隠れているし、そうでないところも指の隙間からたっぷり肉があふれている。すっかり色づいた乳首が、指のあいだから見え隠れして視線を引き寄せる。レナが半音だけ声を高くして、いつも涼やかな目元や眉根を悩ましげに震わせる。
「プロデューサーが興奮してるの、丸わかりなんだぞーっ」
「興奮って……するに決まってるでしょうが、こんな……色っぽくて、その……そういうこと、してもいい、みたいな……」
「あっはは! いまの、あざといって私も思っちゃったわよ」
「してもいいって……言わせないでよ恥ずかしいなぁーもーっ」
さんざんプロデューサーを誘惑しているくせに、彼がセックスをほのめかすと、さっきまで彼を少年扱いしていたのを棚に上げて、少女のように黄色い声で笑う。
沙理奈の手がレナの乳房に戻る。指先に感じるこりこりとした感触や、手指の隙間からあふれる肉感をアピールするためか、軽くめりこませたり揺すったりする。レナがウエストやヒップを引っぱられたようにびくんと震わせる。短いうめき声を途切れ途切れに漏らす。
プロデューサーへの挑発が乱れながらエスカレートする。
「んきゅっ、ふ……!? くっ……」
「こっちもプロデューサーに見せてあげましょうよ」
沙理奈がこんどはレナの太ももをさすって秘所に迫る。レナがきゅっとももを閉じてはばむ。肝心の秘所に届きそうで届いていないが、プロデューサーの視線をかえって強く惹きつける。
レナの秘所は、月光や間接照明を避けるように奥まっている。よく整えられて密集した陰毛や、ぷっくりとほころんだ陰唇が、童貞の目にも淫らに映ってたまらなくて、入れたらどうなってしまうのか、と想像する。ぴく、とむき出しのペニスが反応して、もう隠しようもないと認めさせられる。
「ひぅ、ふっ……ま、まだぁ……その、ねぇ、さすがに、ここは……見せびらかすほど、自信ないわよ」
「でもー、プロデューサーのおちんちん、おっきくなって……あー残念だなぁ、こんなに盛り上がってるのに、えっちしちゃいけないなんてー♪」
「ぁ、う……レナさん、沙理奈さん……」
プロデューサーの興奮が2人にさらに促されている。勃起させられたままが苦しくて、さりとて萎えてしまうのもきまり悪くて、女体とペニスから意識がそらせない。
海は静かに、夜空は月も星も動かず、時が止まった錯覚に陥る。
まもなく、プロデューサーはバルコニー床にしゃがみこむようにヒザを折り、頭を下げる。
「ぁ、の……内緒に、していただけるなら……お願いします、したい、です……」
「おお、内緒! いいねいいね! いま聞いただけでも、じゅんってキちゃったわ……♪」
はやしたてる沙理奈に対して、レナの声がプロデューサーに聞こえてこない。それに気づくと同時に、月光に濡れた床に青い影が現れる。
「顔を上げてね、プロデューサーさん」
レナの顔に見惚れる暇もなく、くちびるを奪われる――「おあっ、抜け駆けー!」「もっとしっとり触れあいましょうねぇ」――ぎくしゃくした四肢をなでられながら、プロデューサーは2人に腕を抱えられ、部屋のベッドへと運ばれていった。
※
「レナさんがくちびるを奪っちゃうって言うなら……アタシは、こっちのお相手をさせてもらっちゃうよ♪」
「どのぐらいの腕前か知らないけど、骨抜きにならない程度にお願いするわ」
あお向けに寝かされたプロデューサーに、レナと沙理奈が覆いかぶさっている。
彼の上半身に陣取るレナが、彼に顔を近づけ、至近距離から流し目をぶつけたり、化粧でもするように繊細に、キスを頬やくちびるに落としていく。ときどきいたずらっぽく笑いながら乳房をすくいあげて見せる。
対して沙理奈は彼に足を開かせ、そのあいだに自分の領地のように腰を据える。すでに興奮している勃起をさらに張りつめさせようと、ゆったり手で撫でたり頬ずりしたりする。くちびるで吸いついて、挑発的なリップノイズを鳴らす。
極上の美女2人からもてなされて、彼の肉体は完全に従順に横たわり、しかし快楽をもっと受け取ろうと貪欲に反応する。
「くちびるも、舌も、ちょっと乾いちゃってるわね……緊張しちゃってた? 私が濡らしてしまってもいいかしら」
「おちんちんは、さっきよりぬるぬるしてきたけどね~♪」
レナの舌使いが少しずつ甘く、沙理奈の愛撫は執拗で濃密になる。室内はバルコニーに輪をかけて静かで、2人のささやきと、ぷちゅっ、くちゅっ、と湿っぽい音が世界のすべてとして聞こえる。
「2人に、こんなにしてもらえるなんて……俺、あした死んじゃうんじゃないだろうか……」
「なぁに、死んでもおかしくないほど気持ちよくして、って? 欲張りさんだな~」
プロデューサーは完全にされるがままになる。
彼が密かに思い描いていた理想のセックスは、包容力のある美しい女性と2人きりで……レナと沙理奈に愛撫される時点で理想を超越してしまっている。2人の肌とにおいと声に包まれながら、びくびくと筋肉を震わせる。こちらの不随意運動で2人が「やぁん」「あははっ」「……どきどき、してる?」「煽ってくれるじゃないの……♪」と艶っぽく笑う。
それを何度か繰り返して、ようやく彼からも女体に触れようという気力が巻き起こる。指を少しずつ曲げたり伸ばしたりする。それを察してかどうか、2人が乳房をわざとらしく押しあててくる。
「はうぅ、んぷっ……ちゅっ、ちゅう……んっ、ふ……プロデューサーさんの、キス、甘酸っぱいなぁ……」
「なぁにほっこりした顔してるんですかレナさん。もうアソコ濡らしてるくせに」
「え、あっ、レナさん、ぬ、濡れ……」
「そりゃあ……濡れるでしょ、ねぇ?」
「開き直っちゃったかー♪」
レナが舌をねじこんでくる。様子見は終わり、とばかりにプロデューサーの歯列をつついてまわり、アゴを開けさせたら舌も歯裏も口蓋もねぶる。じゅる、じゅる、とはっきり音が立つほど唾液を絡める。それだけで彼がいっぱいいっぱいになっているのに、続いて沙理奈もペニスをぱっくりと口中に収める。ぬるっとした粘膜が亀頭から竿の半ばまで優しく包みこみ、じゅるじゅると熱烈に抱擁する。
「んちゅっ、ちゅぱっ、ぢゅる……っ!? お、ぅ……そ、ぇ……あそこ、気持ち良すぎ、ぃ……」
「ちょっと沙理奈ちゃん、ペース早い……早いっての、こらっ」
「むぐ、もっ……むー。盛り上がってきてるのに~」
「せっかちに動かないの。ただでさえ3人なんだから」
「じゃあ……こういう趣向はどう?」
沙理奈がレナの手を引いて、顔と顔を寄せて耳打ちする。ちょうどプロデューサーの腰を挟む位置取りで、彼によく聞こえない応酬が2度、3度と往復し、乳房がぷるぷると震える。
「……プロデューサーってぇ、おっぱい、好きだよね? 大好きだよね?」
「す……き……好きですとも、はい」
「なんだかカチカチしてるねぇ。まだ緊張してる? まぁこっちはカチカチでたいへんよろしいのだけど」
「沙理奈ちゃん、あなたなんだかオジサンくさくなってる」
「違うよ~! オジサマが若いオンナの子にお近づきになってはしゃいじゃってるみたいな気分なだけなの~!」
レナと沙理奈が牽制しあうようにアイコンタクトする。プロデューサーは、何が起ころうとしているのか考えられない。とにかくとてつもなく気持ちいいことが待っている、と予感させられるだけになる。
「じゃあ、決まりっ♪ アタシたちの、磨き上げたおっぱいで……」
「んきゅっ、ふ……!? くっ……あっ、む、むね、が」
「……ねぇ沙理奈ちゃん、狭いわ。ちょっと下がって。おちんちんが遠い」
「レナさんのおっぱいがおっきすぎるのよー」
「あなたと大差ないでしょうが」
プロデューサーの勃起したペニスが、両側からレナ、沙理奈の乳房に襲われる。ダブルパイズリに見舞われて、HカップとGカップにあっちこっちからぎゅうぎゅう柔らかく圧迫される。彼は自分のペニスの大きさを人並みぐらいと評価していたが、ここまでの巨乳2人ぶんに相手されると、ペニスの大きさなど関係ないと理解する。固く勃起しているからどうにか“パイズリ”になっているだけで、射精なりなんなりで勢いを使い尽くした瞬間に征服されてしまう、と確信する。
「む……なんだかこうしてると、沙理奈ちゃんのおっぱい、ホントにぱつぱつしてるってわかるわ……」
「うふふ♪ レナさんもジム行こうよ~。人に見せびらかしながら楽しくボディを磨きましょうよ~」
「は、ぉ、ァ、あ……ッ!!」
「とりあえずいまは、下がって。プロデューサーさんのが……」
「いやー♪」
あまりに現実感がないダブルパイズリだが、2人がおしくらまんじゅうのように押し合いへし合い、あっちへこっちへ乳房がたゆんたゆん、ぷるんぷるん、弾んでこぼれて跳ね返って、それだけで射精しそうになるのをこらえなければならない。歯を食いしばって現実に踏みとどまる。ますますパイズリ快楽をぶちまけられてもだえさせられる。
「ねぇ、プロデューサーさん……気持ちいい? 苦しくない? ちょっと、激しくしちゃってて……」
「ぃ、ぃ……いまにも、出ちゃいそうなぐらい、気持ちぃ、い、です……」
「うれしいな~♪ えいっ、えいっ♪」
「く、ぐぅ、あ、あっ――も、う、あっ」
「こらあっ、乱暴はやめなさーいっ」
「レナさん、なんだか先生みたい。パイズリ真っ最中なのに~」
「沙理奈ちゃんがふざけるからでしょ」
「プロデューサーに気持ちよくなってもらお~♪ とは思ってるもん」
ずりずりっ、むにゅっ、じゅぶっ、ぶじゅっ――2人の言い合いは、言葉こそチクチクしているが、あいまあいまによだれを垂らして巨乳をぬるぬるさせて、あいかわらずのたゆんたゆん、ぷるんぷるんで、けっきょく淫らになってしまう。
ぬるぬるが広がってくると、パイズリのようすも変化する。2人がリズムをずらしながら、乳房を上下に揺らす。プロデューサーの腰や太ももにアンダーバストが落ちて跳ねて、たぱんったぱんっ、と派手な音も飛ぶ。
「ね~、プロデューサーがいつパイズリで射精してくれるか賭けよ♪ レナさんそういうの好きでしょ」
「その聞き方で“好き”って言うと思う?」
「賭けって言っておけば乗ってくれると思って。千奈美ちゃんみたいに」
「それ聞かせたらめちゃくちゃ怒られるわよ」
「あっ、ぅう……! も、もう、で、ぇ……ううっ……!」
「早く賭けないとプロデューサーが出してくれちゃうよ、もったいない、こんな気持ちよさそうにして」
2人が巨乳をいっぱいに使ってパイズリするものだから、竿の根本をみっしりと覆いつつも、亀頭まで見え隠れするほどペニスを制圧なってしまう。
「沙理奈ちゃんは、ああ言ってるけど……いつ出してもいいのよ?」
レナは言葉と裏腹に、パイズリを早く強く濃厚にしてプロデューサーを追い詰める――「わぁ、これじゃあ、いま出しなさい! って言ってるようなものじゃん♪」「賭けよりマシでしょ」「えぇ~……?」――沙理奈も引かず、2人がかりでペニスをしごきあげる。むっにゅっ、じゅぷぷっ、たぷんったぷんっ――2人の巨乳がぶつかりあって弾んで、その乳房の谷間に――びゅるるるっ、どぴゅどぴゅっ、びゅぐっ――プロデューサーが言葉もなく、精液をぶちまける。汗とよだれに濡れた柔肌に、どろどろの精液がへばりついて、ずるずると落ちて谷間に飲まれる。
「きゃ……っ……! すご、これ……!」
「出るとき、びゅびゅっ、って音が聞こえたよ♪ すっごくがまんしてたんだねプロデューサーっ」
「ぅ……あ……が、がまんって言うか……その……気持ち、いいから……」
「……いいから?」
「長く、してもらえるように、してた、だけ、で……」
「あははっ、まったくプロデューサーったら。わがままを健気そうな顔して言っちゃうんだ、ふふ~ん♪」
沙理奈が乳房をペニスから離して、顔の近くに寄せる。白濁した液体が彼女の乳首にいくらか粘っこく絡みついていて、それをレナとプロデューサーとに見せびらかして乳首ごと舐める。
「ふぇぷっ、ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……うーん、まずい♪」
「そりゃあねぇ」
セルフ乳首舐め。並外れて大きく柔らかい乳房ならではの仕草に、彼は圧倒的な興奮とほんのりした感嘆でぐちゃぐちゃにされる。レナが一瞬だけ自分の胸元に目を落としてから――やはり、沙理奈と同じように精液がへばりついていて――彼の顔に視線を向ける。
「さぁて、プロデューサーが良ければなんだけど……こんどは、私たちも気持ちよくしてもらいたいわね……」
「わぁお、あんあんひぃひぃイカされちゃったらどうしよ♥」
「その、ハードルを上げられると……ご期待に、添えるかどうか……っあぅっ!?」
プロデューサーの顔に、レナが乳房を押しつけてくる。大きくて柔らかい乳房が、彼の目や鼻の形にむにゅむにゅ歪む。呼吸さえおぼつかなくなるほどぴったり寄せてしまう。
「沙理奈ちゃんの言うことは、置いておいて」
「えぇ~?」
「ひとまずチャレンジしてみましょうよ。私に人生賭けてコイントスしてみたときより気楽に、でも同じぐらい熱く……」
「人生賭けてってどういうことですかレナさん」
「沙理奈ちゃん、なにいきなりまじめになって。そのままの意味よ」
「言い方が引っかかって……え、言葉のアヤとかじゃなくて? ちょっと~!」
レナの巨乳で窒息させられかけながら、プロデューサーは“本番”を持ちかけられる。返事より先に、乳房の谷間で挟まれしぼりだされるようにして、童貞を告白する――「初めて? とてもいいわ♥ どっちで卒業したい? 好きなほうを選んでいいわ……」「ねぇちょっとレナさん待って、なんか盤外戦術でうまくやられてる気がする!?」――童貞を捧げる相手を選ぶ――「ねぇ沙理奈ちゃん聞いた? 聞いた聞いた? 私、私が先ねっ!」「ずるい! 不正よ! やり直しを要求するわ!」――童貞の告白からやり直し、それを捧げたい相手を宣言する――「ふっふふ、勝負に待ったはないのよ!」「ぅうう……ぅうううっ! 大人げないぞ!」――沙理奈が折れるまで彼は体のあちこちを2人の巨乳からおしくらまんじゅうされ、ついに勃起が復活した。
「ねぇプロデューサー、レナさんのお尻の下に枕敷いてもらったほうがいいよ」
「ええと……これがいいかな」
「ちょっと沙理奈ちゃん、邪魔しないで」
「邪魔じゃないです~。正常位だったら枕入れて腰高にしたほうが入れやすいじゃない?」
「そうだけどさぁ、雰囲気ってものが」
「もう、いきなり処女みたいなこと言い出して……あぁ、プロデューサーが初めてだからってあてられて自分まで乙女気分? いいわね~」
プロデューサーは、担当アイドル・兵藤レナが一糸まとわぬ姿のままベッドにあお向けに横たわるのを眺める。レナが沙理奈ときゃいきゃいしゃべりつつ、アドバイスどおりヒップの下に枕を敷く。彼女が両足を広げる。しとどに濡れてぱっくりほころんだ秘所が心なしか上向きに見えて、なるほど確かに入れやすくなった気がする、と感心する。
レナの巨乳が、横たわっていっそう迫力を増して見える。夜明かりから部屋に映って見る肌がきめ細かく、白くてまぶしくて瞬きも忘れてしまう。それでいて乳首と乳輪が濃いピンク色なのがプロデューサーの欲情をそそる。また首筋や頬など皮膚の薄いところは紅潮していて、この女の高ぶりを物語る。彼の理性をぐつぐつと沸騰させ蒸発させる。体が勝手に前かがみになる。
「まぁ、ゆっくりとやってごらんなさい、こうしてるプロデューサーさん見てるだけでもけっこう楽しいから」
「そう……いうもんなんですか」
「そりゃあ楽しいでしょうね~! あーじれるじれる、あまりオンナを待たせるものじゃないわ、変な燃え方しちゃうから」
「沙理奈ちゃんったらせっかちねぇ」
「レナさんのせいでつっかえてるのよ~!」
「あ、沙理奈さんともできるの確定なんだ」
「確定よね~?」
「は、はい……もごっ!? レナさん、あ、う」
「あまりオンナを待たせるものじゃないわよぉ」
「あなたさっきアタシになんて言いましたっけ」
レナがくちびるをとがらせながら、広げていた両足のヒザを曲げて、前かがみになったままのプロデューサーの腰をどしどし叩く。彼は正常位で挿入しようという姿勢ながら、自分が馬になって拍車をかけられたと錯覚する。
あらためて相対するレナの秘所は、陰毛まで湿り気を帯びていて、童貞でも察せるほど愛液のにおいが立っている。そっと指を添える。レナがぴくっと反応する。
「アタシ、オトコの人の童貞卒業を横で見るの初めてだわ」
「ぷ、ふっ……あの、妙なこと言って笑わせないでくれる?」
「何が妙なのかわかりませんね~! 旅立ちの日に、でも歌ってあげましょうか~?」
自分のペニスを握って狙いを定めていたプロデューサーは、“ぷ、ふっ”でレナの秘所にきゅっと力が入ってすぼまったのを見て、それだけで射精させられたかと思うほど背筋が震える。
「それ、じゃあ、レナさん……いき、ます……!」
四肢に鞭打って体勢を立て直す。ペニスをレナの秘所にあてがう。ぬめぬめした感触は、亀頭でなぞると、肉穴の存在感がいっそう鮮明に伝わる。コンドームもなしでセックスしようとしていることを自覚する。彼はセックス前に避妊具を着けようとしたが、沙理奈が「ナマで中出ししなければ童貞喪失とは言えないんだぞ~♪」と言い出し、あろうことかレナまで同調してしまって、ついに着けるタイミングを逸してしまった。
「すっごいひくひくしてるー、こりゃ根性の見せどころだよプロデューサー」
レナは沙理奈を蹴飛ばしたくなるが、彼女からプロデューサーの童貞を半ば強奪している負い目もあって、どうにか自重する。対して、まさに彼の亀頭を迎え入れようとする自分の秘所がひくついているのがどうにもならない。自分の体なのに思い通りにならない、というのを危ぶみつつ、そのまま彼の童貞を受け止める腹を決める。
「あ、あ、あ、く、ぅ……レナ、さん……!」
「んふ、ふっ……そぅ、ゆっくり……私も、味わいたいから……!」
ついに、プロデューサーのペニスがレナの秘所に入り込む。彼は体重をかけないように、腰と腰を密着させていく。さすがに沙理奈も静かになっている。自分のペニス――まだ亀頭とカリ首までだが――がきゅうきゅうと肉ヒダに締めつけられ、膣口がそれに合わせて形を変えて、それより上のクリトリスが童貞でもわかるほどぽってりして、悩ましい女の吐息と汗まで……もう歯を食いしばらなければならない。もしパイズリで射精していなかったとしたら、確実に射精していた、と思う。
「……先っぽだけで、なんて遠慮する場面じゃないわよ?」
「レナさんの、ナカ、すごくて……もう、あの、あれ」
「……えいっ!」
「ぇ――お、あ、あっ!? あ、うっ、あ、くぁ、あっ!」
レナが身を起こしながら、腕と足をプロデューサーに絡めて、もっと奥まで挿入させる。単純な筋力であれば成人男性たる彼が勝っているが、それも無関係とばかりに引きずりこむ。鮮烈で濃密な締めつけをまともに食らって、いま腟内射精していないのが不思議なほど快楽に乱される。
「あ、あっ……は、ァ……く、うぁああ、はぁー、はぁあ……っ」
「私からは……もう、おめでとう、って言っておくわ、プロデューサーさんっ」
レナが彼の耳元でささやく。ひどくか細くて、切なくて、幸福そうな声音に聞こえてくる。プロデューサーの体をぶるぶるしびれさせる。いままでにないほどの射精感が彼の睾丸からのぼってくる。あんなに固く反り返っていたペニスが、ひどくもろくなったように危うく、それでいて永遠に燃えているように熱い。
「じゃあもうアタシの番でいい?」
「そんなわけないでしょ」
「だから、さっきナカダシまでが童貞喪失って言った通りでしょ」
「人がセックスしてる横でそのでかい胸を張るんじゃない、さすがにちょっとうざったくなってきたわ」
レナと沙理奈のかしましいやり取りも、童貞喪失“最中”のペニスに意識を持っていかれているプロデューサーには遠く聞こえる。初めて女を抱く、それも担当アイドルの、密かに憧れていた年上の女性にペニスを挿入している。脳が煮えたぎってぐるぐる回る。
「あの、レナ、さん……」
「……はぁい?」
「キス、したい、です……」
「そうねぇ、ちょうど私もそう思ってたところ」
初めて女の膣内にペニスを入れたプロデューサーにとって、そのままさらにキスをするという行為――「わぁ、キスハメ……♪」という茶々を聞き流して――は、望むだけで天に昇れるほど贅沢で、やってみようとすると雲を踏むように危なっかしい。
「うふふ、ちょっと歯をカチカチやってみましょうか……? よく、キスにしくじるとそうなるって言うけど……やろうとしてやってみたら、案外悪くないかもね……」
顔を近づける。レナが笑って、彼女の吐息がねっとり甘くプロデューサーをくすぐる。上から下から快楽に溺れさせられる。再びキス。レナのくちびるがさっきよりもさらにぷりぷり弾んで、べったりと蕩けている。
「ん、ぁ……ふぇぷっ、ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……!」
「わぁお、お熱いベーゼ」
ペニスを挿入しながらキスしているいまになって、プロデューサーはレナのことを思う。もし好きではない相手であったら不快でしかない部分を、熱っぽく受け入れられている。セックスへの幻想がまだ童貞のままの彼は、ひょっとしてレナが自分を愛しているんじゃないか、と考えて、さすがに照れくさくなる。
「んっ、ちゅぷ……ぷぁ、あはっ……いいわ、プロデューサー……えっちなことでも、シたいようにシちゃいなさいっ」」
「別にアタシにとっておいてもらってもいいけど~?」
「その、余裕がなくて……頭がおかしくなりそう……!」
プロデューサーは、またレナのくちびるを吸いつく。にゅくにゅくと腰を動かす。亀頭から根元まで密着すると、ぎちぎちと締めつけられる。こすれる膣粘膜に酔いしれる。すぐ横で沙理奈が痴態を面白がって眺めていることも霞んでいく。“余裕がない”と認識する余裕すら失せる。
「んく、ふ、ぢゅ、ちゅう、んぷ……ふふっ、キス、しながらでも、上手、よ……んんっ、ぁ……」
生まれてから20年以上も守って――あるいは、卒業しそこなって――きた童貞を食べてもらいながら、レナの体をむさぼる。吸って吸われてよだれがだらだらこぼれていく。レナの巨乳を押しつぶしてしまうほど密着し、むっちりと巨乳に押しかえされる。女の、レナの体に夢中になって、他の何もかも意識から失せる。人生でこれ以上ない絶頂に浸る。ペニスだけは意気軒昂で、膣襞でくすぐられ締めつけられ力強く往来する。
「ん、ぁ……ちゅ、んぐ……レナ、さん、俺、もう……!」
キスしたままでも、微笑んでくれたとわかる。射精。腰も男性器もしびれて燃える快感に苛まれながら、初めて女の膣内で射精する悦びに塗りつぶされる。まだ怒涛のように精液が這いあがってくる。射精している、という感覚が頭の中いっぱいにギチギチと充満して、けれど射精してもいっこうに軽くならない。射精快楽に翻弄されながら、まだへこへこと腰を動かす。
「あっ、んっ……! すご、ぃ……っ……ん、ふふっ、ぁはっ……!」
「うわ、どろどろ、漏れてる……もう出してるのに、止まらないんだ……♪」
レナの腟内でペニスが暴れ続け、レナもプロデューサーの体をぎゅっと抱いて、快楽に浸りつづけるふうに息を長く吐いたり、四肢をきゅっと痙攣させる。ほんのり桃色に染まった頬やおとがいにキス。少し落ち着き、射精が止まったのを察しても、まだ軽いキス、さらにペニスを収めたまま膣肉でダメ押しする。精液を咀嚼するようにきゅうきゅうと縮んでは少しだけ緩め、その繰り返しにプロデューサーがもだえて息を漏らす。
「ンああ、ぁあ、ぅ、あぁああぁっ……」
「……ふふ」
ようやく、プロデューサーがレナの膣からペニスを引き抜く。精液がどろりと垂れ落ちて、レナと沙理奈の感嘆が重なる。童貞卒業で胸中いっぱいになっている彼は、わけもわからずうなずく。
「さて、ご卒業のご感想は?」
「こら」
「レナさんは聞きたくないの?」
「……言わぬが華でしょ」
「すごく気持ちよくて……あと……あの……」
「あと?」
「……幸せで、す……あした死んじゃうんじゃないかってぐらい」
「それさっきも聞いたわよぉ」
「天にも昇るってご気分か~♪」
プロデューサーの“あした死んじゃう”が明らかな照れ隠しで、それがレナにも沙理奈にも薫ってきてか、にやにや笑って顔を見あわせる。
「もう少し余韻に浸ってくれてもいいけど……じらしてくれたぶん、アタシも幸せにしてもらうけど……♪」
沙理奈がプロデューサーの肩を抱いて、その耳たぶをくすぐるようにささやきかける。
「待ってるオンナの態度じゃないわねぇ」
「待たせたオンナのセリフでもないわ~」
プロデューサーは沙理奈に肩を抱かれたまま、いましがた童貞を卒業したばかりのペニスを撫でられる。ダブルパイズリとレナへの膣内射精を経てさすがに怒張根と行かず、それでいて余熱というには火照りすぎている。
「アタシの番になったなら、急かしはしないわ」
「へぅっ、あううっ、うぅ……い、いま、敏感、で……ぉ、ぁ……っ……!」
「これはこれで、いじってて楽しいし♪」
沙理奈の手がペニスにしなだれかかって、軽く撫でさする。精液とレナの愛液とが混ざった白濁をぐじゅぐじゅと泡立てられ、彼から高く弱々しい声が漏れる。いくら同僚アイドルとプロデューサーのもので、さっきセックスを見守っていたとはいえ、その名残にここまであっけらかんと触れられるものか。手コキされる快感は生々しい現実でも、その現実が速すぎて夢のように感じる。
「さっきレナさんにやってたパンパンはご立派だったけど、こうしてると童貞みたいにかわいいわね~♪」
「ふふ、私が童貞もらっちゃったのそんなに悔しい?」
「ふ~んだっ、こういうのってね、気分なのよ気分っ、はいプロデューサーも、オトコの子の気分に戻って……そうだ! アタシがリードしてあげるわ……♪」
「もう童貞じゃないんだから、ゴムの着け方でも教えてあげたら?」
「冗談キツいわ」
「あっはは」
沙理奈が巨乳を押しつけながら、プロデューサーの上半身を押し倒す。ベッドのスプリングがきしむ。あお向けにされた彼に沙理奈がまたがる。
「アタシは騎乗位で面倒見てあげる♪」
「……見えるの? そのでっかいおっぱいで」
「見えない♪ だからプロデューサー、準備ができたらアタシに握らせて? 手探りでいくわ……」
プロデューサーはベッドに後頭部を預けながら、沙理奈の巨乳を見上げる。形やぱつぱつ感に覚えがあるものの、あまりにも大きく見えて縮尺が間違っている気がする。けれど自分がぶちまけた精液がところどころへばりついたままで、やっぱり沙理奈の乳房だと思いなおす。
「あ、プロデューサー、もしお疲れなら……」
「ぉ、あっ!?」
「おっぱい、もんで♪」
言うより早く、沙理奈がプロデューサーの右手を引いて谷間に挟む。そっと触ると柔らかく、ちょっとでも指先を沈めるとぱつぱつと張りつめる。
「ねぇプロデューサー、さっき、童貞だったのは聞いたけど……オンナのおっぱい、もんだことある?」
「え、ええと」
「その顔は初めてだな~♪ そうだよね~、レナさんのときはパンパンしながらちゅうちゅうしてて、おっぱいまで回らなかったもんね~。よし、手の童貞はもらった!」
「手の童貞ってなによ」
「あれれ~レナさ~ん? なんでそんなしかめっ面して~」
「私の顔を見てる場合じゃないでしょ」
プロデューサーが左手も伸ばすと、沙理奈がセックス中と思えないほどほがらかに笑ってくれる。おずおずと肌に触れ、アンダーバストに手のひらを差し入れて重さと体温を感じる。小指が沙理奈の拍動らしきリズムをすくって彼自身までどきりとする。
「あは……童貞丸出しの手つき、私の好みに染めちゃいたい~! プロデューサーの精液もぶっかけっぱなしだし、もっとどろどろにして……♪」
沙理奈から肌でも耳でも目でも誘われ、プロデューサーに征服欲がむくむくと起きあがる。いましがた完遂したレナとのセックスは、童貞卒業の覚悟を決めていて、どこか儀式じみた厳粛な気持ちが混じっていた。対して沙理奈とのセックスは、どこか勝負のような高揚感が湧いてくる。
「んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……んっ、んくっ……♪ そぅ、そうよ……オンナの子も、えっちな気分になると、こりこりしちゃう、の……♪」
沙理奈の乳首を指の2本3本で取りかこむ。バルコニーで見たときはやや小さめに見えたが、それは巨乳と比較していたせいであって、ぷりぷりした触りごたえが頼もしくさえ感じる。指で乳首をこねると、沙理奈が背中や肩をむずつかせて胸を上下に揺らす。ペニスが再燃するのがわかる。しかしまだ沙理奈の乳房を味わいたい。
「くひっ、ひんっ! はぁぁっ、んぅぅぅっ……! ん、ふ……刺激的、なの……好きに、なっちゃいそ……♪」
乳首がますます硬くなり、沙理奈が切なそうに身もだえる。プロデューサーは指だけでなく口でも乳房を味わう。乳首に吸いつき、歯と舌で甘噛みする。沙理奈のフェロモンが自分の精液でべとべと汚れてしまって美味しくも芳しくもないのに、すぅはぁすぅはぁと無心に嗅ぐ。沙理奈がくすぐったそうに肌を波打たせる。吐息を浴びせた彼も、自慰を見られたようにこそばゆい。
「ぅ、ふふっ……ぁんっ……♪ ステキよ、プロデューサー……アタシを気持ちよくさせようとしてくれるの、伝わっちゃうの……きゃんっ……!? あ、ふ、ふぁ……もっと興奮しちゃうんだ~……♪」
プロデューサーは沙理奈に挑発されて、興奮と安心が混ざった不可思議な感情に満たされる。確かに自分は、沙理奈に快楽を与えようと必死で愛撫している……が、それは彼女に奉仕しているだけでなく、むしろ快楽でオスとして認めてもらいたい、あわよくば征服したい……そこまで見透かされて受け入れてもらっている、と認識してしまう。
「んぐ、ぅ……沙理奈、さん……!」
「おっ、おちんちん復活してきた? それじゃ……おちんちんぱんぱんしながら、おっぱいこねこねってしてくれるかな♪」
「する、はい、しますっ」
「……なんだか、沙理奈ちゃんが年上みたいね」
沙理奈が腰をずりずりと動かして、秘所をペニスの根本にこすりつけてくる。プロデューサーは敏感な亀頭で、彼女のふっくらした恥丘やそよそよした陰毛らしき感触に気づいて、ついに射精衝動まで復活する。
「んっ、ぉお~っ……プロデューサーの、おちんちん……パイズリのときから、おっきくて、反ってて、ってわかってたけど……これをこれからおまんこにもらうとなると、格別……♪」
「ぉふょっ!? ぁ、あんまり、されると、また、すぐ出ちゃう……」
「しかも、ちょっとこちょこちょするだけでもプロデューサーが……あ~ん、楽しすぎるっ!」
次の瞬間に挿入していてもおかしくない位置で、沙理奈がくいくいと腰を振る。しなやかな太ももやウエストが、搾精能力を威嚇のように誇って、彼の射精衝動を高める。
「でも……も~っと、楽しんじゃお……? 行くよ、プロデューサー……アタシのおまんこ、しっかり味わってね……♪」
亀頭と膣口がぬちゃぬちゃ触れあって、にゅぷんっ、と沙理奈が腰を落とす。プロデューサーのペニスを根本まで一気に食らう。
「……ぉ、お、っ、しま、る……! はぁ、あ、ぅ、あっ、あ……!」
「あうぅぅぅっ……! う、ふふっ……つい、一気に、奥まで、やっちゃった……♪」
童貞の正常位では不可能なほど、激しく深い挿入、抜き差しに襲われる。沙理奈が乳房を波打たせながら、満足げに腰をよじらせる。膣肉もペニスをしごきあげる。ペニスとともに征服欲もねじられてもだえる。
「えーとね……わかるかな、プロデューサー……? あなたのおちんちんが、アタシのどこまで入っちゃったか……」
プロデューサーの呼吸が怪しくなってきたころ、沙理奈が腰使いをゆるめる。小休止、という顔をして、自らのウエストをさする。彼の手もとってさすらせる。
「ほら、これぐらいかな……触ると、アタシのおまんこの奥にずっぽりイッちゃった♪ ってわかるでしょ……」
「ぉ、うぉ……これ、が……んぎゅっ!?」
「そんなに優しくなでないで、きゅってシちゃうじゃん……!」
プロデューサーの手は、親指がちょうど沙理奈のヘソにかかるあたりをなでている。指や手のひらで、ペニスをきゅうきゅう愛撫する膣肉を感じる。女の腹をなでる、という行為から妊娠を連想する。沙理奈にもナマで挿入している、と思い出させられる。
「おちんちん以外でも覚えておくんだぞ~。アタシのおまんこでえっちしたことを、ねっ」
「……実際、肌の上から触ってわかるものなのかしら」
「あ、レナさん、こんど自分もやってみよ~って思った?」
「まぁ……うん……」
プロデューサーは、沙理奈が仕事で見せる衣装姿を思う。プロポーションに自信があり、もっと多くの人に見られるためにアイドルを志望した沙理奈は、きわどい衣装を嬉々としてまとう。いま彼が手で触れているヘソ周りを出すケースがほとんどである。
そうしてファンに見せている沙理奈を、ペニスでつついて独占している。
「あのねプロデューサー……オンナは、好きなオトコから、たくさんかわいがられて、とろとろにされちゃって、それからおまんこ開かれて……この奥を、おちんちんで、こつこつっ♪ ってされると……あぁ、アタシ、子宮までプロデューサーのトリコなんだなぁ、きゅうきゅうするしかないなぁ……って思っちゃうの……♪」
「ねぇちょっと沙理奈ちゃん、てきとうなこと吹きこまないの」
「レナさん、さっきとろとろにされてたよね? 説得力ないよ~」
「うっ」
プロデューサーは、ペニスをきつくてきつい肉壁に絶え間なく愛撫され、射精衝動を押さえつけるのにせいいっぱいとなる。
「ご、ごめん……いま、動いたら、出そ、ぅ……」
「ん~? アタシのおまんこには、ナカダシしたくないのか~?」
「したいに決まって……ぇあああっ!?」
「してもいいよ♪」
そこに沙理奈が腰を上げて落とす。子宮口らしきところが“こつこつっ♪”と言わんばかりにペニスの先端にキスする。膣肉と恥丘とがぴりぴり痙攣して、内からも外からも肉茎の根本まですっかり埋もれていると悟る。
「はあっ、はあ、あは、はっ……♪ アタシね、いま、さいっこうなのよっ! いつイッちゃってもいいのっ、わかる? ぱーって花火みたいなイクっていうより、いつまでもわくわくして、ぞくぞくしてしょうがないのっ!」
「はうぅっくぅっ!? ぅ、あっ……は、ァ……く、うぁ、あっ!」
「射精っ、がまんするのって、こんな気分なのかなぁ……? 気持ち良すぎて、くるしいぐらいだけど、いつまでも、続いて……だから、プロデューサーが、終わらせて♪」
沙理奈の腰使いがエスカレートする――どちゅっ、ぱちゅっ、にゅっぷっ、ぶちゅっ――膣肉の締めつけも1段、2段、さらに強く執拗にペニスをとらえて、プロデューサーは海から釣りあげられた魚のようにびくびく跳ねる。
「あっ、ああっ、おっぱいもかわいがって! 好きでしょ、アタシのおっぱい、おまんこと同じぐらいっ」
「う、ぉあ……す、好き……沙理奈さんの、好き、ぃ……ッ……!」
「うんっ、うんっ! またシよっ、ぜったいするのっ、アタシがプロデューサーの最後のオンナになるのっ」
「こら待ちなさい、どさくさに紛れて何言ってるの」
「ま……あっ……待た、ないもん~……んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……んっ、んぁっ……♪」
沙理奈の巨乳が、ぶるんっ、ばるんっ、と上下左右に揺れる。乳輪も乳首も乳房自体も弾む。まるで膣肉といっしょになって精液を催促するふうなありさまに、プロデューサーは目でも沙理奈にとらえられる。沙理奈の胸にむしゃぶりつく――ぶぢゅるっ、ずぞぞ……にゅちゅっ、ぶちゅっ、ぱちゅんっ、ぱん、ぱんっ――湿った肉を重ねあう音色が、粘って強くなって、ついに最高潮を告げる。
「ああ……っ……イ……った……ぁ……おちん、ちん……ふふっ、あはは、ホント、最高……♪」
射精を感じ取ったらしき沙理奈が、ますます膣肉の圧を強めて、ついにペニスにぴったり吸いつくほどになる。レナへの射精が“注ぎこむ”とすれば、沙理奈への射精は“吸い上げられる”という感覚で、彼女のナカに射精しつづける。射精快楽に酔いしれながら、沙理奈の胸がぶるり、ぶるりと小さく痙攣したり、彼の肩にぎゅうぎゅうと爪を立ててくるのを感じる。征服欲が恍惚とともに溶けていく。
「んふ……ぁあ~、腰がんがんやって疲れちゃった~……おお、ここにちょうどいい抱きまくらが~」
「沙理奈ちゃん、さっさと下りてあげなさい」
「え~? プロデューサーってアタシのおっぱい大好きなんだよ~?」
「あなたのおっぱいでその姿勢だと窒息させちゃう」
「あ、はい」
沙理奈がペニスを抜こうと腰を浮かせかけるが、騎乗位の勢いがウソのように心もとなく、2度、3度ともたついてようやくペニスを解放する。プロデューサーの腹の上に、どろどろとセックスの痕跡が垂れ落ちる。あまりの悦びに脱力していた彼は、それを見てくちびるをぱくぱくさせるだけで、しばらく沈黙を余儀なくされる。
「おちんちんも、おつかれさんっ♪ いや~たいへんだったね~」
沙理奈が腰をよたよたさせながらベッドをいざって、プロデューサーの股ぐらに顔を突っこむ。おもむろにペニスをつかみ上げて、ちゅっ、ちゅっ……と鈴口にキスをする。彼は言葉を出せないまま快感であえぐ。
「んぅ、んっん……ぅぷ、あ、ふぁあ……っ……やっぱり、まずいっ」
「それさっきも聞いたわ」
「レナさんもちゅっちゅしてみる? まずいよ~♪」
「あなたねぇ……うふふっ、ちょっとずれてよ」
「おお~?」
「するわ」
「ぁ、くぁ、ぉ……れ、レナさんま、で……ぇ、う、ぅううっ……!」
正常位、騎乗位の連戦を成し遂げたプロデューサーへ、ねぎらいとばかりにお掃除フェラ――だが、2人がかりでねぎらいどころではない――くたくたに消耗しているのに、ペニスがいきむように反応し、ゆっくりと勃起を復活させていく。
「よ~し、もう1回!」
「……これがクーリッジ効果ってものかしら」
「なに効果?」
「オスは、同じメス相手だとすぐに限界がくるけど、違うメス相手だと限界を超えられるんだと」
「へ~、じゃあ次は、正常位、騎乗位ときたからバックね♪」
射精欲はともかくとして、レナと沙理奈が余裕そうにしているのを見ると、プロデューサーの征服欲が張りあおうとする。自分はさっきまで未経験で、しかも2対1なのだから、ここまで彼女らと渡りあえたら御の字……と言い聞かせるほどに、征服欲が反発して勢いを増す。
「……ちょっと、お願いしたいことがあるんですけど」
「おおっ、ホントにまだイケる? お姉さんうれしいわ~♪」
「プロデューサーさん。私がディーラーだったら、いまぜったいあなたを止めてるわ」
「賭けじゃ、ありませんよ。ただ、してもらえたらなぁ、って」
何か吹っきったらしきプロデューサーを囃したてて、要求を聞きだす――レナは口を“への字”に曲げ、沙理奈がけらけら笑う。
3人そろってバルコニーに出る。2人が並んで立ってから柵の手すりをつかみ、プロデューサーに脚と尻を向ける格好になる。
「アタシ、この趣向けっこう楽しいと思うよ?」
「こんなことさせるオンナの人なんかいないんだから……沙理奈ちゃんはちょっとおかしいの」
「次にプロデューサーとセックスするオンナのハードル、上げられるだけ上げちゃおうって思って」
プロデューサーの要求は「二人の尻を並べて立ちバックで犯したい」という内容だった。レナが「プロデューサーさんが沙理奈ちゃんに毒された……」と頭を抱えた。沙理奈が「じゃあ立ちバックの練習ってことで、あれけっこう難しいって言うよ」と丸めこんだ。
「練習だからゆっくり入れてゆっくり出してー。で、どっちで出しちゃうか勝負!」
「あっはは、なによそれ、本気で言ってる?」
「黒ひげ危機一髪みたいでどきどきじゃん」
「……いやぁ、ないわぁ」
「ちょっとおもしろいって思っちゃったでしょ。プロデューサーもそういう趣向だと燃えるよねー?」
けっきょく“先攻”はレナに決まって、プロデューサーに尻をつかまれながらずぶずぶと挿入される。レナはペニスを受け入れるまでは訳知り立てて彼を誘導していたが、ペニスが半分入るころには肩も背中も乳房も腹も尻も脚も、体のあちこちをぷるぷる震わせるようになる。
「ふ、ふぁっ、あ……あはっ、はっ……外で、ちょっと、刺激的、ねぇ……っ……!」
「おっぱいとかお尻とかぷるぷるしてる~。感じすぎて腰が抜けちゃったらアタシが独り占めしちゃうわ」
プロデューサーが、レナの尻をわしづかみにしてペニスを根本まで挿入し、ゆっくりと腰を引く。ふと騎乗位で沙理奈がこぼした言葉を思い出し、ペニスを入れたままレナの尻から恥丘へ手を移すと、思うところがあるらしきレナがサンダルのまま足をぐりぐり踏みつけてくる。恥丘から乳房に矛先を変える。
「ぁはあっ……やぁっ、もうっ……! おっぱいならいいでしょ、なんて思ってない……?」
プロデューサーがなだめるように乳首をしごいてやると、レナは声を甘く高くする。同時に腟内がきつくしぼってくる。
彼がたまらずペニスを抜く。
「アタシに狙って中出しするためにがまんしてくれたんでしょ? 見てるだけでイッちゃいそうになったよ♪」
「なに言ってるのよ。プロデューサーさん、そんなことないよね?」
「けっきょくどっちに出しても怒られるのって、ホント黒ひげ危機一髪みたいですね」
「オンナの尻を並べてるんだからそうなるわよ」
続いて“後攻”となった沙理奈は、プロデューサーに挿入されて、不自然なほど弱々しい声で迎え入れる。
「は、ひっ、あう、んっ……えう、んんっ……♪」
「ずいぶんかよわそうな反応ねぇ」
「えへ、へ……さっきの余韻がぶりかえしちゃってるかなぁ……」
プロデューサーから腰をつかんで揺すぶられ、バストよりもさらに弾力に富むヒップが立ちバックのまま躍る。
「あぅっ、うぐっ、んぅぅ……っ……さ、沙理奈さん、ぬ、抜け……っぅうっ……!」
「やぁだ♪ まだ抜かないでっ……また、イッちゃいそ……♪」
「じゃあイッちゃったらそのあとは私に任せて」
「えぇ~……んっくっ!? あ、ぁ、ちょ、これっ」
プロデューサーからすると、沙理奈の膣が、騎乗位のときと比べてずっと深く、彼のペニスを根本までくわえこんでまだ深みを残している。腰を引くと結合部から蜜が垂れ、ピストン1回目の途中にもかかわらず太ももを伝ってサマーサンダルを濡らす。
「そ……ぷろでゅ、うっ……ゆっくり、かき出すみたいに、ぬい、ちゃ、あっ」
「……沙理奈さんっ」
「あっ……あっ……!」
プロデューサーが、ぱたぱた震えだした沙理奈の腰をつかむ。騎乗位のときと打って変わって子鹿のように弱々しく震え――膣内はきつくしぼるままだが――転びかけて――プロデューサーが支えて――すでにレナに追い詰められていたペニスが、暴発のように射精――びゅ、びりゅ、ぼっ……どぴゅっ、ぶぴゅるるるっ――3度目のセックスだというのに、ためにためたような精液が沙理奈の膣奥に浴びせかけられる。沙理奈が手すりを支えに、はぅ、ほぅと息をつきながらバストを揺らして、ゆっくり床へずり落ちる。
カリブのぬるい夜風が3人を撫でていった。
「……ん、ふふっ、やったぁ……!」
「やったぁ……じゃないわよっ、転びそうになったらセクシーチャンスったって限度があるわよ!」
「違う、もん……フリじゃ、ないも~ん……♪」
秘所から太もも、バルコニーへと精液、愛液その他もろもろを垂らしながら、沙理奈がくすくす笑った。
そのすぐ横でレナが地団駄を踏んだ。プロデューサーの足を踏みつけたときに出なかった足音が響いた。
「……あったまキちゃったわ……ねぇ、プロデューサーさん……」
「す、すみません、すぐ出ちゃって……えっ」
「まだ、勝負は、終わってないわよねぇ……ねぇ?」
「うわ~、レナさんったら、こわいこわぁ~い……アタシが、しっかり見てなきゃ、プロデューサーが干からびちゃう……♪」
「えっえっ」
水平線が白むまで、プロデューサーはレナと沙理奈からしぼりとられつづけた。
※
カリビアンクルーズの仕事からなんとか生還したプロデューサーが、セックスの記憶をアヴァンチュールとして実際以上に美化しはじめたころ、事務所にてレナと沙理奈から呼び止められた。
2人はいつになくにこやかな笑みを浮かべていた。
「……できちゃった♪」
「あなたの子よ、勝負強いところが似るといいわね」
プロデューサーはめまいを起こしながら、震え声で「責任をとる」と返事するのがせいいっぱいだった。
「そんな言質を渡しちゃっていいの? レナさんのはブラフかもしれないわよ~」
「私“のは”ってどういうことよーっ!」
「うふふ、こんなオトコはしっかり捕まえておかなきゃね~♪」
なおセイレーンの語源は「Seirazein」(ひもで縛る、干上がる)が有力な説であるという。
(おしまい)