アイマスのアイドルが童貞をもらってくれるシリーズ 作:ふりーじ屋/家庭内禁書
ご依頼は http://skeb.jp/@freege_affected か、 http://twpf.jp/freege_affected からどうぞ。
ご参考→https://skeb.jp/@freege_affected/works/25
『本当に……アレしかないのか……』
『アレしかないわよ、ほかにあるの?』
『にしたって、どこでそんなもん』
『え、あんた現役でしょ? 持ってるじゃん』
『現役だから毎日使うんだよ!』
『あ、そうか』
『……待てよ?』
※
「弱点を攻めるのは性に合わねーが、アンタが……プロデューサーがお望みとなりゃ話は別だ」
「拓海さんさぁ、これケンカかなにかと勘違いしてない?」
「ケンカねぇ、こいつを着ながらしちまったこともあるが……」
アイドル・向井拓海がプロデューサーの自宅に乗りこんできたとき、白い身ごろに袖先と襟に紺色のアクセントが入ったトップスと、赤いスカーフ、紺色のプリーツスカートをまとっていた。つまり一般的な女子用セーラー服に近い着衣だった。スカート丈が長く彼女のスネを半ば隠しているところは、“一般的”よりも古風だった。
「プロデューサーがしたがってることをした覚えは、ないな」
「僕がしたがってること……」
「期待してたんだろ?」
「あの、拓海さん」
「しっかし思いもよらなかったわ……あれだけのほほんと受け流してくれたアタシのプロデューサーが……このとおりだ」
拓海があえて強調したとおり、彼と彼女はプロデューサーと担当アイドルであった。
「担当アイドルを家にあげちゃいけねーよなぁ?」
「……はい」
「なんであげちまったんだ?」
「それは……」
「エロいことをしたかったんだな?」
「はい……」
「しちゃいけねーのになぁ? でも、このとおりだ」
プロデューサーの自宅は、拓海がいままで上がりこんだ男の部屋――それも独り暮らし――とかけ離れていた。都心から少し離れたマンションの高層部だった。濃茶のオーク張りフローリングが、拓海のいる女子寮の部屋の何倍かの面積で広がっていた。リビングの南側の壁面をほとんどはめ殺し窓が占めていた――『これ失敗したんだよね、眺めはいいけど日当たりが良すぎる。夏なんか暑くてカーテン閉めっぱなし。別に洗濯物を干せるわけじゃないのに』――その日差しを屈託なく享受しているのは鉢1つ2つの観葉植物だけらしかった。ソファやテーブル、本棚などのインテリアは家族ぐらしもできそうなほど充実していた。脚立を使っても手が届くかどうかという高い天井から照明がぶら下がっていた。拓海は「そうじがたいへんそうだな」と内心であきれた。自分よりも、年上のアイドル――例えば、川島瑞樹や相川千夏――がコーヒーを片手に洋書でもめくっているのがお似合いな空間、と思った。
そんな不慣れな空間にいながら、拓海はプロデューサーを呑んでかかっていた。もしケンカであれば、まだ目が合っただけなのに「勝った」と確信するほどだった。
「アンタがセーラー服にここまで弱かったなんてなぁ」
「まぁ、うん、その、僕はね……」
カフェのように広々と落ち着いた高級マンションの一室に対して、その主たるプロデューサーは目を泳がせたり手指をいじったり、やや落ち着きを失っていた。拓海からすれば異例だった。彼はいつものほほんとしていた――彼と拓海が出会ったとき拓海は街の片隅で殴り合いをしていたというのに、彼がそれを見て一言「痛そう」――拓海はケガの手当てをされながらアイドルにされてしまった。
何度思い返してみても、拓海はこの展開が理解できない。
「童貞を奪ってもらうお姉さんにも、こういうセーラー服を着てもらうつもりだったとか……なーんてなぁ?」
「あれはちょっと忘れて欲しいんだけど」
拓海から見て、彼は本当にいつものほほんとしていた。拓海がヤンキー時代の杵柄を振るってすごんでも、彼がなんのかんのと丸めこんで、アイドルの仕事としてひらひらしたロングパレオやビキニを着せられたり、ライオン――はともかく、メイドや雛人形やヒツジのマネをさせてしまう。
最近、拓海はひょんなことから彼が童貞であると知った。ここぞとばかりに拓海が「お姉さんが筆下ろししてやろうか~?」とからかってきたときでさえ、のほほんとしていた。
こうなると意地になるのが向井拓海という女であった。
「つまりあれか、最近の拓海さんがなんかおかしかったのって、もしかして」
「気づいていなかったのかよ!?」
「気づいてたけどさぁ」
「もうちょっと意識しろよ!?」
「いつもそういう格好をさせてお金もらってる立場だから、意識するのもなぁって」
意地になった拓海は、担当プロデューサーが自分とセックスしたくてたまらなくなるよう大小さまざまの手管を仕掛けた。それは誘惑と言っても良い――元・鬼の特攻隊長には不似合いだが、現在はアイドルである――レベルだった。
「かわいい系の衣装を合わせるときの文句がいつもの半分ぐらいになったと思ったら、前よりやたら近づいてくるし」
「間合いも半分になったってか……やかましいわっ」
「見えるようにスカートひらひらさせてくるし」
「あれはひらひらさせて見せるもんだってアンタやトレーナーさんが教えてんだろうが」
「格闘技の技をかけてくるみたいなノリでおっぱい押しつけてくるし」
「あれは早苗サ……はっ」
「なるほど、片桐さんの入れ知恵ね」
「そ、それはアンタの妄想だ! 証拠なんかないぞ!」
拓海の“誘惑”は、もし同年代の男子であればとっくに陥落している質と頻度だったが、彼にはのれんに腕押しだった。思い余った拓海が先輩アイドル・片桐早苗に相談した――というより、誘惑の空振りにじれて挙動不審になっていた拓海のことを早苗が怪しんだことがきっかけで相談“させられ”た――中で、最後の手段として案出されたのがセーラー服だった。
「まぁ早苗サンに相談したってのはそうだが」
「うわ、それまずくない? ぜったい事務所のうわさになるじゃないか」
「セーラーミズギが話題になったとき、アタシはいつ自分があれを着せられるか、と思ったもんだが」
「ねぇちょっと人の話を」
「たまにはアンタが話を聞かされる側でもいいだろ? で、それについて早苗サンがアンタと話したとき」
「……片桐さんに……セーラーは、もっとやぼったいほうが、って」
「そう、そう言ったよな、自覚あったんじゃねぇか」
「それ、もしかして拓海さんの」
拓海は、これまでアイドルとして見せてきた笑顔――“たくみんスマイル”とからかい半分で呼ばれた――より、さらに照れくさそうな笑みを向けた。
「セーラー服を着て欲しい、って言ったよな? これ、この夏でお役御免なんだよ。ちょうどいいじゃねぇか」
「あ、うん、そうだったんだね」
「もしかして、アンタまさかアタシが学校ダブるとでも」
「いやいやいや」
「ならいい……これでだめだったらどうしようかと……さすがにトップク(特攻服)は出せないからな、あれアタシだけのもんじゃないし」
プロデューサーに“セーラー服を着て童貞をもらって欲しい”と“言わせた”あと、拓海が持ち出したのは私物のセーラー服だった。高校生活最後の夏を無事に終えて衣替えで着なくなるから、と説明してやると、プロデューサーの目がウソのように泳いだ。
拓海がプロデューサーの童貞を奪うためにまとってきたセーラー服は夏服だった。半袖からのぞくヒジや二の腕が、プロデューサーの目にまぶしく映った。白いブラジャーの輪郭がうっすら透けてしまっている。わざとだろうか、と彼は迷う。
「それにしても……うぅ……これを着て拓海さんが教室で……?」
「そうだけどよ……なんでアタシよりしんみりしてるんだよ」
拓海がプロデューサーの胸を上着ごと押しのけて少し距離をとると、また例のカフェじみた部屋が目に入る。セーラー服にはだいぶ不似合いな背景だった。
「……アンタとあたしの高校時代って、相当違うだろうがな」
「違っていても人ってどこか感じ入って……ファンの人はそれぞれいろいろ違うけど、そういうどこかに訴えかけるのがプロデュースで……やっぱ仕事でもこれ使おうか」
「うわぁ! いきなり仕事の話をするな! 仕事中にいまのこと思い出しちまったらどうする!?」
「えぇ~」
「これ以上ぐだぐだ言ったらもう着てやらんぞ」
「ごめんなさいもう言いません」
カフェのように明るく広々したリビングから、もう少し生活臭の感じられるであろう寝室へ。
「おらおら、アンタは脱ぐんだよ!」
「こ、こら! 拓海さんっ」
「お姉さんに任せなって、なぁ?」
プロデューサーの余裕を奪っていくごとに、拓海の興奮はうずうず育っていった。
※
「しかし、大人にもなって女子高生のセーラー服じゃなきゃ興奮できないなんて、こじらせてんなぁプロデューサーは」
「別にセーラー服じゃなきゃ、ってことは」
「じゃあセーラーの前のしけた反応は何だったんだよ」
「……まぁ、うん」
「素直じゃねぇなぁ」
拓海はプロデューサーをベッドに押し倒して彼のラフな部屋着を引っぱがしながら、顔をしかめて彼をにらむ。心底あきれたようすを示しながら、彼と同じぐらい乗り気である。
「初めてはこれがいいんだろ」
「そりゃあ、もう」
「そう言えばいいんだよ」
この機を逃せば次は一生訪れない、という緊張と興奮が二人の内でも外でもじわじわ広がる。拓海に組み敷かれたプロデューサーは、アイドルにしては骨が太い印象を与える拓海の首と肩を思う。身長163センチ、スリーサイズ95-60-87という拓海の“強い”スタイルがやぼったい夏のセーラー服に半ば隠れて、布のあいだに見える肌がそのぶん鮮やかに映る。
「色気のない“衣装”だと思うがなぁ。やめとくか?」
「え、いまさら、そんなこと……!」
「ふふ、珍しくおたおたしてくれるじゃねーか」
拓海はプロデューサーにのしかかったまま、セーラー服をまくりあげて白いおなかをちらつかせる。明かりもつけていない寝室で、プロデューサーがかっと顔を赤くしている。こんなインファイトなんてアイドル稼業ではご無沙汰、ここまで近くで相手を翻弄するのはケンカ以来か、と考えてしまう自分にあきれる。この仕事を始めてから自分は変わっただろうか。アイドルを始めたころの自分にいまの自分を見せたらどんな顔をするだろうか。
それはこのプロデューサーのおかげなのか。
「ふふ、こっちもまくってみるか?」
「う、わっ!?」
「それ、目の動きがやらしくなってるぞー!」
拓海の手が丈の長いスカートのすそをぱさぱさと派手にひらめかせて、ようやく拓海のヒザまでプロデューサーの視界に見え隠れする。パンツこそ見えはしないが、スネから下をおおっぴらにしている。
(やっぱ好きだな、これ)
尻と腰に敷いて太ももで挟んでいるプロデューサーの肉体まで動揺して、拓海はしっかりとした“誘惑”の手応えにほくそ笑む。
「で、プロデューサーはどんなふうに童貞を奪ってもらいたいんだっけか」
「じ、実は、そこまで具体的なことは」
「はっはは、本当に童貞らしいな」
プロデューサーにのしかかったまま、拓海の胸をぐっと彼の胸板に押しつける。中肉中背かやや細いかで背広に着られ気味の胸板に向けて、胸のやわらかさを伝えるようぐりぐりと動く。白いセーラー服の身ごろとブラジャーがしわくちゃのもみくちゃになる。下腹部もこすれ合ってプロデューサーから小さく悲鳴が漏れる。勃起し始めていることが視線を向けなくても明らかにわかる。
「早く言ってくんねーと、アタシが好き勝手にしちまうぞ?」
「いちおう拓海さんも乗り気で……あぅ!?」
「なんだ意外と胸板あるじゃん、男らしい……と思ったら、かわいい声も聞かせてくれるなぁ?」
拓海はプロデューサーの乳首をぴんと弾いて、男の割に甲高い悲鳴を浴びながらからから笑う。見下ろすと、プロデューサーが顔をそらして赤面している。そのしぐさが、拓海の嗜虐心に火をつける。
「どうやってしてもらいたいかまとまるまで、アタシこうして遊んでるわ」
「それ、ぇあ、あっ、う、あっ」
「うん、うん」
プロデューサーを押さえつけつつ、さらに彼の乳首を指でいじりまわす。また彼の口から女の子のような声があふれて拓海の耳をくすぐる。彼に対して主導権を握っているとはっきり自覚できる。指先が止まらず動いてしまう。彼の反応がいちいち初心で、半分ぐらい気持ち悪いのだがそれ以上にかわいくて仕方ない。拓海の下半身にぶつかったりなすりつけられたりのプロデューサーの勃起が、上品で落ち着いた雰囲気の部屋に反して熱や湿り気を増していく。また拓海の気分が高ぶる。
「た、たくみさ、ぁあ、あ、あ、く、ぅ――ううぅっ……!」
「まんざらでもなさそうだなぁ、アタシが最後までめんどうみてやろうか?」
「う、ぅ……それ、は……」
「童貞のめんどう見てやったことも、ないではないからなぁ……あ、アイドルになってからご無沙汰だから、なまってるかもしれんが」
拓海はプロデューサーの表情から快感と戸惑いと期待とごちゃごちゃ渦巻く欲望を読み取っていく。彼の目がちらちらと拓海の顔や胸元に動くのを見る。“誘惑”にとらわれているのは明らかだったが、まだ乳房にむしゃぶりついてこない。プロデューサーとしての職業倫理が残っているのか、童貞の遠慮か、それともフェティシストとしてセーラー服を惜しんでいるのか。
彼女のスカートと下着ごしの下腹部を勃起に押しつけてみる。プロデューサーの腰がびくっと跳ねる。反応を楽しみながら、“誘惑”を続ける。
「そうそう、アンタはアイドルに手を出してるんだぜ? プロデューサーも形無しだなぁ」
「そう言われると、弱いな……」
彼の胸元に鼻をこすりつける。また彼の体が反射的に跳ねる。荒い呼吸と拍動で彼の胸板が震えるようすや、腋下に溜まっていた汗の匂いも感じてにやけてしまう。照れ隠しらしくちろちろと舌先を伸ばして乳首に触れる。こうされるのも弱いらしい。プロデューサーの声がさらに切なく響く。もっと、と求められているようで熱がこもる。唾液に濡れたくちびるでついばんでみる。彼の汗や匂いが濃くなって鼻から抜けていくと、さらに体が奥から火照ってくる。くちびるで、あらためて彼の乳首の感触を味わう。
(……もっとかまってやりたくなってくる)
プロデューサーに“誘惑”されてまんざらではない自分が鎌首をもたげている。彼が刺激にもぞもぞ反応するのを押さえつけつつバランスもとりつつ、彼の胸や肩をなめたりかじったりする。
そのうち、拓海はプロデューサーの腰の上にまたがったまま、太ももの間に硬い感触を感じた。
(……おぉ?)
プロデューサーの手がそろそろと伸びてきて、スカートの上から拓海のヒザをつかむ。彼はそれ以上手を動かそうとしないが、切々とまなざしだけで訴えかけてくる。
「そっちにも興味があるのか?」
「は、はい」
「……こーんな女の子みたいな反応のプロデューサーがぁ?」
煽ってやると宣言しながら、拓海はプロデューサーにまたがったまま腰を浮かせて、スカートのすそをつまみ上げ、ひらひらと揺らして見せる。めくれるものならめくってみろ、めくってもいいとは言わないが――少しは主導権らしきものを譲ってやろうという気まぐれか、それともめくらせるのが楽しいのか――拓海が3年間まとっていて、ついさっきプロデューサーをしんみりさせた紺色のプリーツたちが、彼の視線を絡めとりながらその鼻先でひらひらと舞う。
「……おぉ? ははっ」
彼の指が触れた瞬間、拓海は自分の胸がどきんとするのを感じる。ヒザの皿の、骨が固く皮膚が薄いところである。指先だけなのに触れられたところが熱い。ぎこちない手つきがプリーツスカートのすそをつまむ。彼の手をすり抜けて、またひらひらと揺れる。再び彼の指が釣られて右往左往する。ネコジャラシでネコと遊んでいる気分になる。けれど彼の指先に肌をかすめられると拓海のそこがカッと熱くなって、思わず腰が浮く。
もっと熱くなってしまえ、と彼女自身に発破をかける。
「ほら、マンコ欲しいなら、こっちに来てみろよ」
「お、おま……」
「いまさら恥ずかしがるなよ、こっちまでくすぐったいっ」
ベッドを手で探って、プロデューサー愛用らしき枕をつかむと、それにどしんと腰を下ろす。スカートのすそがヒザ丈にめくれ上がるまで脚を広げて見せる。
「あ、それ以上まくらなくていいよ」
「へぇ?」
「……スカートに包まれながらクンニしてみたい……」
「そこは恥ずかしがらないのかよ!?」
そう言いつつ、拓海はプロデューサーが彼女の両脚のあいだに近づいてきて、顔をスカートの中に突っ込んでくるのを受け入れてやる。彼の頭が半ば隠れると、拓海の太ももがむわむわとした呼気でざわつく。
「なんかわさわさして、ネコというよりイヌみたいだな」
「うわぁ、これが拓海の……おぶっ!」
「こら! 他人のマンコの近くでしゃべるな!」
拓海が太ももでプロデューサーの顔をぎゅうと挟んでやる。接近を拒んでいるふうにも、離脱を拒んでいるふうにもとれるように太ももをこすりつける。プロデューサーの髪や耳や吐息が不規則にこすれてくすぐったくて、思ったよりも反応してしまう。
拓海のふとももに顔を挟まれたまま、プロデューサーは鼻先で揺れる白い下着を見つめているらしい。すん、と鼻息が感じられる。
「こら! かぐんじゃない!」
「いや、だって」
「だっても何もあるかっ」
そう言いつつ拓海は、彼の頭を両手でつかんで自分の股ぐらに押しつけてやりたくなる衝動に駆られる――(っべー……アタシもけっこうノッてんな)――彼が拓海の太ももに挟まれながら、鼻先を下着のクロッチに押し当てて深呼吸している。何度か繰り返えされると鼻息が秘裂やクリトリスへじかに吹きつけてくるようで、ないふりをしていた恥ずかしさがじわりとにじむ。
「……あぁあ……」
「お、おい、なんか言えよ」
「いい匂いだぁ……ほぶっ!」
「だからそこでしゃべるなってば」
「しゃべろって言ったのは拓海さんでしょうが……」
拓海は下着がじっとり濡れて貼りつく気配を感じる。その間近にプロデューサーの顔があると思うと興奮でくらくらめまいに襲われる。しかしじれったい。
プロデューサーに鼻や頬を押しつけられたまま、拓海がふとももやお尻をわざとらしくぴくぴくさせる。すると彼の指が動いて、生地の上から尻や腰のカーブを確かめるようになぞっていく。スカートごしなのに、肌と骨とをたどる指の意識まで伝わってくる。
「拓海さん……」
「んんっ、っ……」
やがてプロデューサーが妙にもぞもぞすると、ゴムをくわえたかどうかしたかで拓海の下着をずるずると引いて女陰に迫ってくる。彼の鼻息が秘裂からクリトリスまでをそよぐと、その瞬間に拓海は腰が浮きそうになる。
「なんだ、手慣れてるふうじゃねぇか……いや、この場合は口か……?」
スカートの中にあるプロデューサーの頭を撫でてやる。彼がますます鼻息を荒くして、拓海のそこのにおいと味をなめしゃぶらんばかりだ。
プロデューサーの鼻息でクリトリスや膣口を焦らされて、肌も粘膜もますます熱くなる。火照りが彼になめられてしまえと思う。どうせあとで堪能するのだから先に慣れさせておいてやろう、と開き直る。
「ん、あだっ!? 何……?」
「慣れてきたら、もっと勢いよくガンガンいってみろよ」
スカートごとプロデューサーの頭を撫でていた手を一転させ、彼の耳を引っぱって挑発する。彼が沈黙するものの、鼻か口かどこからの吐息がさらに濃密になって秘裂を撫でてくる。
拓海は腰を浮かせる。浮いてしまったのか浮かせてやったのかもうどちらでもよかった。
「んっ、ふっ、ぢゅぷっ、んんっ……」
「そう、その……あぁ、歯は立てるなよ……っ……っっう……童貞が、女を濡らせられるかな……?」
拓海はプロデューサーの舌先や唾液も感じ取る。ようやくクンニらしくなってきたか、と感慨が湧いてくる。もし彼のペニスが緊張で勃起できなかったとしても、初めて味わった生の女性器は向井拓海のものとなる。確実な一線を超えた、との気分に浸ってこっそりにやにやする。
「ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……」
「ぁ、ははっ、そんなにうまいもんじゃないだろ、夢中になっちまって……んっ、ん……」
やがてプロデューサーが息を荒らげて、鼻面を押し当てた拓海のそこを一心不乱になめまわす。愛液と汗と唾液とが混じり合って、押しのけられた下着もすっかりくしゃくしゃになる。
そのクンニを邪魔しないように、拓海はそっと自分の胸へ両手をやる。セーラー服とブラに触れてずらしあげながら、乳首をぐりぐりと強めに刺激する。もどかしさや切なさがいささか強すぎて水を挿そうとする。あまりはかどらず太ももやヒザをつかんでみる。
彼の舌使いが勢いづいてくる。ぴちゃぴちゃぐちゅぐちゅと水音がうるさく耳を打ってくる。腰の奥のほうまでじんわりと熱っぽくなる。自然と尻の谷間をぎゅうと押し合わせてしまう。
「へぅっ、あううっ、んっ……ふふっ、ははっ、プロデューサーめ……」
クンニが続くと、プロデューサーが拓海の秘裂を味わっているさまがだんだんスカートを透かして思い浮かんでくる。最初はぎこちなかった動きもだんだんとスムーズになって、舌が動いて膣口やクリトリスをほぐそうとさえする。
拓海は表情をゆるめながら、プロデューサーの頭を撫でていた手を耳元からうなじへ這わせる。髪の毛の生え際あたりを何度も撫で上げてやると、彼の鼻息に乱れが生じる。けれどクンニは止まらない。それどころか、鼻先でクリトリスをぐりぐり押しながら、尻のカーブを撫でてくる。
「ん、ぐっ、ぁ……」
「なんだ、調子出てきたじゃないか……」
もう少し激しくしてもいいか、と独り言のように聞かせてから、プロデューサーの頭へ両手をやって、さらに自分の腰と彼の顔を密着させる。彼がごほごほむせたので頭をぺちぺち叩いてたしなめる。腰を前後に振りたて、むしろ秘裂を彼の鼻翼へこすりつける。彼の指先が苦しげにスカートをつかんでいる。ちょっぴり痛いぐらいの加減がしてかえってのめりこめる。股のあいだからますます快感が上がってくる。愛液があふれてくる。どこまでクンニが続くのかチキンレースのようなぞくぞくに足を踏み入れる。といっても体やバイクが壊れたりしないのだが。
それだけにどこまでも行ってしまいそうで気が遠くなる。
「よし、よぉし、プロデューサー……」
「んちゅっ、ちゅぱっ、ぢゅる……んぶっ!」
「こら、聞いてるのかアタシの話っ」
「ぁ、ごめん、つい……」
スカートの中からげしげし蹴り出した彼の顔がべっとりと濡れていて、自分の濡れっぷりが予想以上で驚く。童貞クンニにすっかり準備をさせられてしまったのか。
「そういえば、プロデューサーのチンポは準備ができてるのか?」
「わ、割と……拓海さんの、なめてるだけで……」
「ほー?」
「あ、ちょっ!? ぉ……!」
「ふーん……そうか、そうかぁ」
プロデューサーを仰向けに転がして、両脚をまたいでホールドする。彼のペニスはそれなりに膨張して亀頭が先走りでぬらぬらしていたが、硬さは指でぷにぷに凹ませられる程度だった。
「あ、ぅ……!」
「おぅ、もっと固くなれそうじゃないか」
「う、ぅう、そうかな」
「プロデューサー自身のほうがわかってるだろ、自分でシコったりとか」
「僕の見てきたように言うね……」
「顔に書いてあるぞ?」
拓海のそれはすべてハッタリだったが、実際プロデューサーは図星を突かれたらしく、あからさまに口元を震わせる。
「まぁアタシにいじらせてみなよ、うまいかどうかはともかく、プロデューサーの反応ならわかってきたから」
「拓海、さん、服が、汚れ……ぇああっ!?」
「プロデューサーががまんすればいいじゃないか」
プロデューサーは手コキかフェラをされると予測した表情で、察した拓海は彼の期待を飛び越えてやりたくなる。セーラー服をたくし上げて、着衣のまま乳房の谷間でペニスを挟みにかかる。
「おら、セーラー服好きなんだろ? とっ捕まえられちまえよ」
「だ、だって、それ……あ、ぅ!?」
「アタシのモノなんだからアタシの勝手じゃないかっ」
服を着たままパイズリしようとして、プロデューサーに慌てられる。彼女自身もあきれる。しかし行為をバカバカしくするほど興奮も増す。
拓海はセーラー服の胸元でペニスの先端を感じる。先走りが糸を引いている。亀頭のぬめりを乳房の谷間でずるずる挟んで押し包んで広げる。プロデューサーが腰をよじらせる。乳房を左右から竿に押しつけてペニスを傾けるぐらいぐいぐい力を入れて、もっと固くなれと叱咤する。セーラー服の白に汗か先走りかよだれか、ほんのり沈んだ色のしみがつく。
「はうぅっくぅっ……! あ、あっ……は、ァ……!」
「おー、おー、敏感だなぁ……」
セーラー服のリボンをほどいて胸元をくつろげる。ブラに包まれた胸の谷間と、それが捉えたペニスもあらわになる。プロデューサーの目がそこに釘づけになっている。ペニスをみっちり押し包むと彼が首や肩や太ももまでびくつかせる。亀頭にキスをして、舌をそよがせるとプロデューサーの腰が浮く。乳房を下から持ち上げて、谷間のペニスをずろろっと摩擦する。彼があえいで腰を引いても追いかける。パイズリというより爆乳による強制ピストンに持ちこむ。
「ほら、ほらっ、好きなんだろ、これが……!」
「く、ぐぅ、あ、あっ――も、う、あっ」
「だいじょうぶだ、ケツの穴しめればまだいける! ……よなぁ?」
「拓海さんが、勝手に……う、ぉ、ぅう、くっ!」
パイズリを止めると、プロデューサーがホッとした表情で深呼吸する。それを堪能してからまた再開する。セーラー服の胸の谷間でペニスをみっちり圧迫して上下にこする。谷間から亀頭が顔を出せば気まぐれに舌先でくすぐってやる。彼が身もだえし、拓海の名前を呼ぶ。それがたまらなく心地いい。パイズリしながら自分の乳首にも触れてみる。そこもぷりぷりと勃起していて、軽くつまむとびりびりした快感が行き来する。
さらにプロデューサーの反応が見たくなって、拓海は頬をとがらせてぴゅうぴゅう息を吹いてプロデューサーの胸板をくすぐる。口で触れていたさっきよりびくびくしてくれる。
「おう、だいぶカチカチになってきて頼もしい限りだ!」
「で、出る、から、止め……ぅううあっ!?」
「だいじょうぶだろー? 減るもんじゃ……減るけど、まぁ」
強引にパイズリを続けてプロデューサーを追いつめる。彼のペニスがますます膨張するのを感じるすっかり膨張して谷間から亀頭が飛び出るほどで、その鈴口が先走り汁があふれさせながらあえぐようにぱくぱく開閉している。先走りを指先ですくって塗りつけてぐりぐり追撃してやると彼の腰ががくがく震える。本当に限界らしい。
「セーラー服の中に出しておくかー?」
「あ、あ、ぐ、そんな、ぁ、あ……っ!」
「汚したらクリーニング出しておいてくれよ、アタシが持っていくわけにもいかないし」
「う、ぉ、ぅう、くっ、おっ、あ……っ!」
「……そしたらアタシは何を着て帰れば……まぁなんか貸してくれよ?」
拓海はプロデューサーを追い込みにかかる。乳房でペニスを押しつぶすように圧迫し、左右からぎゅっと押しつけて触れ合う面積をいっぱいにしてこすり立てる。プロデューサーが何度も腰を浮かせがくがく震えて胸まで伝わってくる。
そのペニスの先端を、拓海はぱくりとくわえる。
「く、ぐぅ、あ、あっ――も、う、あっ……!」
プロデューサーが背筋をのけぞらせる。拓海の舌と口内粘膜に絡め取られながら亀頭もびくんびくんと脈打つ――びゅっ! びゅるるるっ!! びゅくっ! ぶじゅっ――あぶくが弾けるような音を立てて、精液が拓海の喉奥に撃ちつけられる。
「ぁ……く……ぅッ……ぁ、ぅ……ッ」
「ん、く……ふ、ははっ、ごくろーさぁーん?」
プロデューサーは長い射精の余韻にゆらゆら息を吐いている。拓海は彼を見下ろしながら、セーラー服の胸元を汚す精液を指ですくいとる。それを彼に見せつけて、舌を出してぺろりとなめる。彼が恥ずかしそうに顔を背けると、その頬をべたべたしたままの指先でつつく。拓海はプロデューサーからなかなか離れず、彼をからかいながらぐったりしたペニスをいじくりまわす。
「わ、ぁ、あっ!? 射精、してすぐは……!」
「まだやること残ってるだろうが、白々しいなぁ」
半勃起ぐらいにまで戻ったペニスを再びパイズリしようとする。彼の内股に力が入り、陰毛が逆立つのを胸や手首や前腕で感じる。一度射精させてすっかり勢いづいた拓海の動きが、強く積極的になって、パイズリというより乳しごきに近い。
「あ、そうだ、ゴム……」
「あ、あるけど……ほひゃっ!?」
「使っちゃだめだぞ」
「は……はぁ? ちょ、拓海、さ、ぁ、ぉっ……!」
「ゴムありじゃ……なんだっけ、あれ……素人童貞? と同じじゃないか」
拓海としても“安全”面から避妊すべきとは考えていたが、それよりプロデューサーを慌てさせるほうに心が惹かれて、パイズリのあいまに要求する。なんだか彼のペニスの反応がびくびく激しくなって、また根元までがちがちになって、乳房をえぐるようにいきがっている。エスカレートして、要求とパイズリが重なっていく。
「おう、口はともかく、こっちはまんざらでもないみたいだな、ナマが」
「あ、うっ、あ、くぁ、あっ!」
「そもそもゴムの着け方知ってるのかよ」
「く、ぐぅ、あッ、あ……っ!」
返事を聞いてやらず、拓海は乳房で彼のペニスをしごきながら尻を振って挑発する。プリーツスカートがひらひら揺れると思ったが、丈が長すぎてベッドシーツをしゃらしゃら撫でるだけだった。さらに汗と精液で汚れていくセーラー服と、それをぐいぐい押し上げる肉体の膨らみを見せつけて、プロデューサーの目を白黒させる。
「うん、まぁ、いいか」
「拓海さん……その、あの、あっ」
「プロデューサーはしたいんだよな?」
「はい……はっ」
「ちょうどいいな、アタシもいまそうなんだよ、それじゃあ、早速っと」
ベッドサイドの収納に準備していたらしきコンドームを「アタシが上がりこむ前からやる気満々だったのか、それとも童貞ってのはウソでほかの女とこのベッドで……? ははっ」と笑いながらどこかへ放ってしまう。呆然とするプロデューサーを改めて押し倒す。体格ではさすがに彼のほうがやや勝っているが、勢いの差で埋めて余りある。
またがる。のしかかる。簡単にねじ伏せてしまう。
「ああ、自分が童貞ぶんどられる瞬間を見せてやろうか?」
「だ、だから、ナマ、は」
「じゃあ見せてやらない」
尻を持ち上げて、プリーツスカートとその中身でペニスを包みこむ。押しつける。太ももや下腹部でぎゅうぎゅう圧迫する。彼の悲鳴じみた嬌声を味わう。このままもう一発射精させてしまおうか、しかしさすがに2発連続は……と悩む。悩みながら、往生際悪く抗弁する彼の口をふさぐ。
「んぢゅっ、ちゅ……はぷっ、んはぁ、あんっ……ちゅるぢゅ、んふ、ちゅ……!」
いきなり前歯がぶつかりそうなほど深いキス。舌先で彼の口内粘膜をまさぐりながら、青臭い精液の残りを送りこむ。彼のノドが鳴る。くちびるをくちびるで押さえつけて抗議と抵抗の意思を封じる。舌がされるがままなのにペニスがびくびく意気軒昂なようすを感じとって、拓海の頬や目元がきゅうきゅう釣り上がる。さぞ獰猛な笑顔をしているだろうな、と彼女自身でおかしく思う。
「んく、ふ、ぢゅ、ちゅう、んぷ……んぷ、ふぁ……はっ、はぁあ……!」
「……ああ、そうそう」
「拓海さん……?」
「童貞卒業のご気分は?」
「え……ま、まさか」
「コメント、期待してるぜ?」
すぐキスを再開できる体勢のまま、腰をぐっと高く上げて、さながら女豹のように勃起ペニスをとらえる。腰を落とす。ペニスをあっさりと挿入させ、ずにゅりと膣肉で縛りつける。プロデューサーから聞こえた声は、拓海が思うより気が抜けている。叱咤するように何度も叩きつける。
「ひっ、ひぃっ、あうっ、あぁっ!?」
「男らしいのはチンポだけだなぁ、まぁそれでいいか……ははっ」
ペニスを根元までくわえこみ、腰をぐりぐりと押しつけて膣でしゃぶりあげる。プロデューサーの腰が浮き上がりかけるのを尻と腰も使って叩いて止める――「まだ早いぞ?」――彼の肩や首筋や乳首をきりきりつねって注意を向けさせる。
「で、ご感想は?」
「あっ……え、ええと、その」
「早くしないとハードル上げるぞ」
「あった、かい……」
「そうだな、ナマってだけで違うもんだな」
「……あれ、拓海さん、は……」
「そういえばナマでさせてやった覚えはないな」
「……ぼ、僕は……きゃうっ!?」
「本気にするところじゃねーぞ? エロいことやってるときのおしゃべりなんて信用できたもんじゃねーからなぁ」
「ああっ、ぐ、うはぁっ、ああっ……!」
「本当にマンコに入ってるかどうかも、確かめたほうがいいんじゃないか?」
拓海が上体を起こして、セーラー服の上下を見せつけるように背中を反らしながらプロデューサーをねめつける。
「さぁさぁ、本当に入ってるか見てみろよ」
「よ、よし……いくぞ……おぁああっ!」
「遅い、アタシが見せてやるから見てろ」
気分が半ば変わって、自分でプリーツスカートのすそをつまんでまくりながらプロデューサーへ結合部を見せてやる。
「はぁいおめでとう」
「ちょ、お、もう、興奮しすぎて、で、る……!」
「さっきパイズリで出したばっかじゃないか」
「んっ、うっ、あ、あっ……!」
「それとも、オンナにエロく良いようにされると興奮して、何発でも出せます、ってか? 強いんだか弱いんだか」
プロデューサーは下腹部に力をこめ堪えようとしている。そのわずかな気力以外、すっかり初めてのセックスに呑まれている。膣内の温かさ、やわらかさ、心地よさが、彼の理性をすっかり押し流している。
拓海は彼を見下ろしながら、自分の膣肉がきゅうきゅう締めつけてペニスをしごいているのを味わう。童貞卒業ほやほやのプロデューサーのカリ首をしぼり、竿はもっと遠慮なく圧迫する。膣の入り口から奥まで、全部を使って彼のペニスを食らう。彼が眉根をゆがめて歯を食いしばりながら、拓海のセーラー服とプリーツスカートのすそを両手でつかんでいる。もう使わないもので良かったな、といまさら安堵する。
プロデューサーの腰をヒザで挟みなおして揺さぶりを変える。童貞を奪ってやった優越感に酔って腰を浮き沈みさせぱんぱん肉を打ちつける。ペニスが抜ける寸前まで引き抜いて、一気に根本まで押しこむ。何度も繰り返す。
それを見下ろしながら、拓海は予想以上の満足感に浸る。これまでプロデューサーは彼女を丸め込んでアイドルのステージ衣装を着せて踊らせたりなんだり好き放題してくれたが、一皮剥いてしまえばこんなものである。担当アイドルにナマでさせてしまう男だったのである。もし今後どこかで誘惑しても乗ってくるかもしれない……などと想像するとさらに愉快になる。童貞を卒業して調子に乗って他の女にもなびいてしまうかもしれない、しっかり見張っておかなければ、と彼を所有した気にもなってくる。
「あっ、あっ……ああっ……!」
「あぁ、出た……? 早いなぁ」
「ご、ごめ……ああ、拓海さんに、中出し……ぅッあっ!」
「もう童貞じゃないってことは、遠慮しなくていいよな?」
「え、あれで遠慮してたの……あっぎゃっ」
「聞こえないなー!」
拓海はプロデューサーのペニスを縛りつけたまま、前後に腰を振る。スカートのすそを持ち上げてぴらぴらさせて見せつける。搾り取られた精液がどばっと垂れ落ちてぐじゅぐじゅ音を立てる。それを聞いていると、これ以上がないと思っていたテンションがしれっと上って脳天までふわふわしてくる。彼が何を漏らそうとも構わず、一心不乱に腰を振り立てる。それが楽しくて仕方がない。
「なぁんだ、まだ大きいじゃないか? まさか出したふりした? 味なマネするじゃねーか童貞のくせにーっ」
「ぐぅ、あっ、あっ、かはっ……!」
拓海は、この調子ならもう一回くらい搾り取れるかも……と手応えをつかむ。期待がふくらむ。パイズリで搾り取ったときよりも、膣肉でしごき立ててるペニスが硬く熱く腫れぼったく膨張しているのでは? 射精したばかりの精液と愛液も混じり合ってどろどろで、それらを染みこませてさらに……もっと興奮しそう……いや、するに決まっている! お坊ちゃんみたいなツラをぶら下げながらこんなケダモノの一面まで隠し持っていたなんて、それを引きずり出したのが自分だとピストン1往復ごとに噛み締めてとてつもなく愉快になる。
「ほら、こんどはプロデューサーも腰を動かしてみろよー」
「くひっ、ひんっ! はぁぁっ、んぅぅぅっ……!」
「はいっ、はいっ、ちゃんとアタシに合わせて突き上げろよー」
「あっ、あぐぅ……」
拓海はがに股でしゃがみ、両手を後ろについて腰を突き上げる。プロデューサーのペニスをくわえこんだまま尻を振って見せてからかう。射精したてのペニスがまだまだ勃起していて、膣肉でねちねちしゃぶってやる。彼のためにわざとピストンの速度を落としてやる。じゅぷ、ぐぼっ……とペニスが引き抜かれてカリ首まで露になる――「気を抜くとこっちも抜けちまうぞー」――精液と愛液が垂れ落ちてくる向こうに、プロデューサーが鼻水まで垂らして息を荒くしている顔が見える。
「……あ、あっ、ふふっ、ちょっと盛り上がり、すぎ、ぃ……んぐっ」
不意に、拓海のおなかが痙攣する。膣肉がぐねぐねうごめく。彼を射精させる前に似た衝動が込み上げる。ペニスの先端をぐりぐりこね回すように、自分の一番奥の入口辺りに押しつける。そこにぴったり密着させてぐりっ、ぐりっ……!
「た、く……ぐ、ぁっ! も、もう、本当に、げんか、ぃ、が」
「あっ、くる、くるくるっ、ぷろでゅ……もう少し、だからっ!」
拓海も彼の腰をぎゅっとホールドしてもっと深くつながる。絶頂の予感に流されて体と意識の制御を解く。自分が痙攣してペニスを食い締める感覚で、膣奥までぶるぶると脈打つ。彼の腰が弱々しく震えながら突き上げるようすが心地良い。背筋を駆け上がってくる震えを受け止める。
やがて、絶頂の震えが収まる。拓海はぐったりと脱力する。プロデューサーの腰に回していた脚から力が抜ける。彼女以上にぐったりして息も絶え絶えな彼が、プリーツスカートに再び隠れてしまった結合部をどろどろした視線で見つめている。
「……ぁ、あーっ、あぁ、キいたぞ、プロデューサーのチンポ」
「拓海さん……」
「はは、腑抜けた顔してるくせに」
「……精液は抜かれたよ、いま」
「減らず口をーっ」
拓海が騎乗位の体勢からベッド脇に退く。内ももからどろりと垂れた精液やら愛液やらの白濁がプリーツスカートを汚している。それを見たプロデューサーが意外にも気力を復活させて、拓海の手をつかんで肩を押し倒してくる――押し倒されてやる――にやりと笑う。
「はは、男が入れるやり方も覚えておかないとなぁ」
プロデューサーにのしかかられながら、拓海はあえて鼻で笑う。正常位を受け入れてやる。迫ってくるプロデューサーの腰に自分の足を回してカカトでぴしぴし叩く。彼に腰をつかまれ、足を開かされ、勃起をぬちゅっと膣口に押し当てられる。
「あ、こら、もっと入れるとこ下だよ、それじゃ上に滑る」
「は……ん、ぁ、あ……っ!」
「ふぅっ、うぅぅっ、んぅっ、ん……ふふ、マンズリってのもいいけどよぉ……?」
拓海が挿入しやすいように少し腰を浮かせてやると、ずぬり……と亀頭が収まる。それだけで、ふたりともくちびるを引きつらせ息が止まる。もうプロデューサーは、ずんっと女の奥まで突き入れる――入れさせられる、にしても――快感を知っている。
拓海はプロデューサーの腰に足を回して抱き寄せながら、彼の髪をぐしゃぐしゃに撫でる。プロデューサーが目を閉じ、口を引き結んでふーっ、ふーっ……と息をついている。
「よしよし、うまく入れてくれたなぁ」
「う、は……こっちもで、拓海さんのナカ、きついね……」
つながったまま、拓海からキスを再開する――「口をふさがないとどんな文句を聞かされるかわかったもんじゃない、だいたいプロデューサーの口先がのやばいとは嫌というほど知っている」――ぐちゅ、ぬちゅ、ぬるっ、と舌を絡めて唾液を混ぜあわせる。彼のペニスや腰がもどかしそうにもぞもぞする。しばらくその体勢でキスを交わしていると、やがてプロデューサーが自分の胸板とぶつかっている拓海の胸に手を添えて、強引に揉みしだきはじめる。セーラー服がますます乱れる。いよいよ調子が出てきたな、と拓海は心中でにやにや笑う。小刻みに腰を動かす。ぐりっ、ぐりっと押しつけて揺さぶる。
「れぅ、はむ……んくっ、ちゅ、ちゅっ……はぁっ、ぁう! んきゅっ」
「拓海、さん……」
「あ、プロデューサー、アンタ」
「……ええと」
「気持ちいいか? って聞こうとしただろ、いま」
「まぁ……おかしい、かな」
「男ってやつは、もう」
プロデューサーが童貞らしくなくなってきて、拓海にも遠慮がなくなる――「男ってやつは、なんて言ったら、前の男と比べてるって思われるだろうが」――彼の腰に脚を回して引き寄せ、自分の腰をぐりっと押しつけて刺激してやる。ペニスがびくんびくんと脈打つ。騎乗位のときと違う心地がする。
プロデューサーの体にしがみつき、腕も脚も絡めて密着する。彼の体の厚みや体温や匂いが染み込んでくる。ずちゅっぐちゅっと腰を押しつけ上下に振らせる。至近距離で彼の喘ぎを聞く。首筋に顔をこすりつけ、あごのすぐ下を通る動脈から心臓の鼓動を感じる。自分が恍惚としていることを認めてしまう。体が熱いだけでなくふわふわ軽くなる。
プロデューサーの腰づかいがおぼつかなくなる。さっき彼の童貞を食ってやったのだと思い出す。それでも彼が懸命に腰を動かしているのがわかる。その感覚を追い求めて自分も腰を浮かせる。
「くひっ、ひんっ! はぁぁっ、んぅぅぅっ……!」
膣内でペニスが跳ね回る。プロデューサーの腰づかいはぎくしゃくしていて、拓海の性感を炙り出すようなものではない。それだけに自分の膣肉が彼のペニスに絡みついて“高まって”しまいたい気分が拓海の脳裏へ鮮明に浮かぶ。童貞卒業したてのお坊ちゃんの腰使いにあられもない痴態を晒してしまう自分を想像する。
拓海は彼にぴったりと密着して、彼の体臭を肺いっぱいに吸いこみながらささやく。
「……男ってやつはさ」
「拓海、さん」
「感じてるふりするとすぐに出してしまう」
「えっ」
「なぁんて」
子供に言って聞かせるような声音で、けれどもっとつっけんどんに言葉を放り投げる。
「別の女のときは引っかからないようにしろよ~」
「はぁっ、ぁう! あっ!」
「まぁ、そういう気持ちもわからんでもないが……おらっ、チンポ動かすんだよっ」
「んっ、うっ、あ、あっ……! あぁっ、はぁぁぁぁ……!」
「アンタが女の子みたいにあえぐほうかよ、ははっ」
ペニスを挿入したままその相手に説諭されている、という状況がプロデューサーには甚だ感じ入るものがあったらしく、ぶるぶるっと震えながらもペニスは意気軒昂だった。
拓海は笑いながら彼にしがみつく。体と体がぴったり密着する。プロデューサーがたどたどしくピストンを再開する。合わせて、彼の下腹部へぐりぐりと自分の腰を押しつける。プロデューサーがうめきながら拓海の肩をつかんでくる。拓海の首や髪の毛まで快感電流が走る。背骨をぞくぞくとしびれさせながら、彼が腰を動かすのに任せて自分も腰を上げ、沈める。ずちゅ、ぐちゅっ! といやらしく粘った音が聞こえる。快感がたちまち全身へ広がる。
「ふ、ふぁっ、あ……あはっ、はっ、そう、その、調子、ぃ……!」
プロデューサーのペニスが膣肉をかき分けてくる。ぐり、ぐりゅっ、とねじ込まれては引き抜かれる。そのたび拓海は下肢を痙攣させる。彼のペニスを抱きしめるみたいに膣内がぎゅっと収縮する――慣れてきたじゃないか――プロデューサーにしがみつき、ピストンを深く受けるのが気持ちよい。自然に声が出てしまう。彼からしたたり落ちてくる汗や吐息までが拓海を絶頂へ誘う。
「す、ご……っ! くふ、うぅ、ふはっ……あ、あっ」
とはいえプロデューサーも余裕がなくなっているらしい。もはやピストンがびくびくとおぼつかない。拓海に話しかける言葉もうわごとのようだ。女性を悦ばせるテクニックなど知らないのに懸命に腰を動かして拓海を絶頂へ導こうと努力している。それがぎこちないほど健気に思えて拓海は達してやりたくなる。彼がぎゅっと抱き着いてくる。首筋に顔をこすりつけ、あごのすぐ下を通る動脈から心臓の鼓動を感じる。自分が恍惚としていることを認めてしまう。体が熱いだけでなくふわふわ軽くなる。
プロデューサーの腰づかいがおぼつかなくなる。さっき彼の童貞を食ってやったのだと思い出す。それでも彼が懸命に腰を動かしているのがわかる。その感覚を追い求めて自分も腰を浮かせる。
「くひっ、ひんっ! はぁぁっ、んぅぅぅっ……!」
膣内でペニスが跳ね回る。プロデューサーの腰使いはぎくしゃくしていて、拓海の性感を炙り出すものではない。それだけに自分の膣肉が彼のペニスに絡みついて“高まって”しまいたい気分が拓海の脳裏へ鮮明に浮かぶ。童貞卒業したてのお坊ちゃんの腰使いにあられもない痴態を晒してしまう自分を想像する。
「す、ご……っ! くふ、うぅ、ふはっ……あ、あっ」
プロデューサーも余裕がいよいよ払底しているらしい。もはやピストンがびくびくとおぼつかない。拓海に話しかける言葉もうわごとのようだ。女性を悦ばせるテクニックなど知らないのに懸命に腰を動かして拓海を絶頂へ導こうとあがいている。その動きがぎこちなければないほど健気に思えて拓海は達してやりたくなる。
プロデューサーがぎゅっと抱き着いてくる。首筋から耳へくちびるが這わされ、肩も腕も絡み合わせるように抱き締めあう。もう着たままのセーラー服や下着をものともしないほど肉体をみっちりと感じ合う。
拓海は、絶頂を予感した。それが来ると悟って全身の力が抜ける。彼にしがみつく。プロデューサーの腰に脚を回して、奥へ突き入れられるのに任せる。ぐりっ……と子宮口が押し上げられる感覚がある。ずちゅっぐちゅぅっ! ぐりりっ……! プロデューサーが最後のように腰を使う。射精寸前のペニスが膣内で震えているのがわかる。
拓海は自分のいちばん奥で受け止めるつもりでいる。
「は、ァ……く、うぁああ、はぁー、はぁあ……っ!」
プロデューサーが背中を丸め、ぶるぶるっと震える。亀頭がびゅるっ! と精液を吐き出す。熱いままでどぷっ、どくっ、どぷぅっ……と注がれてくる。拓海は絶頂へ押し上げられる。体が反り返る。頭が真っ白になる。彼の背中に爪を立ててしまう。気持ち良すぎて不安定な絶頂快楽のなかで爪を食い込ませてくれる背中の筋肉がひどく頼もしい。
「あ、うぁ、く……も、もう、で、る……!」
二人ともにびりびりと震える。プロデューサーが射精しながら余韻のようなピストンを二度三度追い打ちしてくるが、ほどなく力を失う。興奮冷めやらず浅い呼吸をくり返す。
「……ほら、だから、ふりすると、すぐに」
くらくらした頭が少しずつはっきりしてくると猛烈な気恥ずかしさが込み上げてきて、拓海はプロデューサーと目を合わせないよう顔を横に逸らす。ペニスがゆっくり引き抜かれいくと、騎乗位のあとにも負けないほどどろどろした白濁液が逆流してくる。
プロデューサーがティッシュを取って股間と太ももを拭ってくれる。その感触がたどたどしくて拓海はかえってもだえてしまう。彼が沈黙したままで、その顔にちらと視線を向けると目が合う。苦笑いされる。拓海は起き上がって彼の頬を人差し指でぐいぐいつつく。
「着替えあるか?」
「……あー……」
「ゴムは用意してるのにそっちはないのかよー!」
「とりあえず、お風呂なら湧いてるはずだけど」
「はいはい、いただきますよっと」
プロデューサーが住むマンションのユニットバスは、拓海の実家の風呂よりも広かった。湯船にはお湯が張ってあり、すぅすぅ爽やかな匂いの入浴剤まで入っている。いったん脱衣所に戻ってセーラー服を脱ぐ。彼が持ってきてくれたバスタオルがやけにふわふわしている。
「する前に風呂に入らなくてかえって良かったわ」
「そう?」
「プロデューサーったらいい部屋住みすぎだろー、気が引けるわ、ここ家賃いくらだよ?」
「まぁ、僕も拓海さんたちのおかげさまで稼いでるから」
「ふん、童貞卒業したからってえらそうに」
「湯上がりの飲み物はいかがいたしますか?」
「えぇと……じゃあ、コーラで」
「ウィルキンソンで良い?」
「炭酸水じゃねぇか!?」
「それかドクターペッパー、マウンテンデュー、スプライト、チェリオ……」
「なんでそんなラインナップなんだよ」
「そんなとか言わないでよ、スポンサーさんとかに聞かれたらまずいじゃないか」
プロデューサーが持ってきたワイシャツを拓海が羽織ると、袖が少し余っているのに胸がやたらにぱつぱつしていた。
「これもプロデューサーの趣味か?」
彼が返してきた苦笑いが、拓海には肯定にも否定にもとれた。
※
『で、どうなってるのよあの件~?』
『早苗……サンのおかげさまで、うまくいったわ』
『じゃあこんどなんかおごりなさいよ~、なーんてっ!』
『……まぁ、焼肉なら』
『焼肉! うれしいけどついビールとか飲みすぎてトレーナーさんに怒られるコースに……!』
『まぁそれは加減して……』
『……どしたの拓海ちゃーん』
『初めて、って特別なんだなぁ』
『おーい、アンタも昔は処女だったんでしょー!』
(おしまい)