「いやー、パンダもコアラも可愛かったっスねー」
動物園から戻り、夕方ごろにホテルに戻る。
先輩はソファーに、少年はお姉さんと一緒にベッドに腰かける形で居た
「ちょっと、ねむいです...」
「けっこう揉みくちゃにされたり、歩いたりして疲れたっスかね?」
「まぁ夕飯前に仮眠くらいする時間はあるし、寝かせてやれ」
その先輩の言葉にお姉さんは
「ほぉら、お姉ちゃん枕っスよー?やらかくて寝心地良いっスよー?」
と両腕を開き、抱き着きやすいポーズをとる。
「...」
疲れから普段通りの判断を出来なかった少年は無言でお姉さんの胸元に倒れこみ、目を閉じてしまう。
「え?え?ホントに寝るんスか?」
スゥ、スゥと寝息を立て始めてしまった少年を起こすことはお姉さんには出来なかった。
「寝ちゃったっスけど、明日からの話するっスかね」
「いや、オレは気になるし、お前が気になんねぇのかよ」
「食べるものだけ決めるにしても、何時に動くか決めて、自由時間をどれくらいにするかくらいは決めたほうが良いっスよね」
「まぁ、な?とはいえ運転はお前...数日に渡っての睡眠のとりにくい旅行、オレも運転するか?」
少年が眠ったまま旅行の概要を詰めていく2人、深い眠りについていたためそこまで声量に気を配らずに進行できたのは、ある意味で良かったとも取れる。
「ウチはこの子が言ってたみたいに途中でしっかり眠れるホテル確保できるなら数日くらいはいけるっス」
無理そうなら旅行中にでも言うっスー、といいながら少年の頭を撫でる。
「やばい、めっちゃ可愛いっス」
「撫でるのはいい。でも話は進めんぞー」
「旅行自体の日程は4日くらい、まぁ延長で5日も見越してって感じっスかね。」
「受け取りに差し障りの無い範囲なら、まぁ多少はってとこだろうな」
突然、眠っていた少年がもぞもぞと動き始め落ち着いたかと思うとお姉さんの服をキュッと握った
「やばいっス」
「興味ねーけど、なにが」
「背中に少年の手の温度がめっちゃ伝わってくるっス」
「知らんわ、話し中断してまでのことかよ」
「かわいいじゃないっスかー」
お姉さんは自分の手を少年の頭から背中に移し、ポンポンと子供をあやすように優しくたたく。
「パパかよ」
「もうこの子のパパになれるなら、パパで良いっスー、というか先輩こそ、この子を養子にしちゃって、必要とはいえちゃっかりしてるっス。」
「...」
養子とは言え、キスをしてしまったことを思い出し、先輩は黙ってしまう。
「せ、先輩?どうしたんスか?」
「...なんでもねぇよ」
嘘だー!と騒がしい後輩は放っておき、手を口もとへ持っていき、少年の唇の感触を先輩は思い出す。
(ねちゃって、たのか)
寝ぼけながらも目が覚め、少年は体を起こし、立ち上がろうとすると、
(あれ、体が動かない...)
だんだんと意識がハッキリしてくると、顔が柔らかいものに包まれていることを自覚する。
少し遅れて暗いが目の前が服であることに気づき、聞こえてくる音がお姉さんのものであることを意識する。
(...!?あ、えーと、つかれて、ねむっちゃって、だきついちゃって)
最後に、自分が人肌に包まれていたことに気づく。
「...!!!んー!!!」
少年の口はお姉さんの服に埋もれてしまい、まともに話すことが出来す、トントンと背中を叩く
「取り合えずラブホで...」
「あー、熱弁してるとこ悪いが、起きたそうだぞ?」
叩かれているはずのお姉さんは話に夢中で気づかなかったが、先輩が指摘してくれる
「え?あ、ほんとっス、トントンされてるっス」
お姉さんは抱きしめていた腕の力を緩め、少年は起き上がり口を開こうとする。しかし
「おはようっス、気分はどうっスか?」
と、とても満足そうに言われてしまい、
「良いです」と言うしかなくなってしまった。
寝汗をかいてべたべたしていた少年は夕食前にシャワーを済ませ、夕食を終えた。
洗面所に向かい、歯を磨こうとすると、先に先輩が磨き終え、口をゆすいでいた。
「ん?歯を磨きに来たのか?」と聞かれ、
「はい」と答えると、お姉さんはアメニティの新品の歯ブラシを取り出し
「こっち来い、磨いてやるよ」と言い放つ。
ベッドに腰かけた先輩に膝枕をされる形で先輩に口を開ける少年
「アイツじゃねぇが、なんかエロいな?」
「いや、口は別にエッチじゃ...」
「精液飲んだり、お掃除フェラしたり、挙句オレのおしっこまで飲んで、エロくないと?」
「…はい、エロい...です」
と歯を磨き始める前に緊張した少年の力を抜かせる。
「んじゃ、磨くぞ、動くと刺さるからな」
シャコシャコとエナメル質とナイロンがこすれあう音が部屋に響く。
上の前歯から奥歯へ、それが済むと歯の裏側へ
(やばい、勃ちそう)
口の中でダランと力を抜いた舌が、自分の性器を擦る様を幻視し、ムラムラとする先輩。
「ん、上は終わったから...舌持ち上げられるか?」
「ん!んー!」
唾液が溜まっており、喋れないなりに少年は反応を示し、舌先をを上あごにぺたりつける
(はー、溜まってんのかな...後でシコった方がいいのか?)
唾液に塗れた舌がテラテラとしながら動く姿に先輩は性欲を煽られるのを感じる
最後に下の奥歯を磨き終えると
「はい、終わり、ゆすいできな?」
「ん!んー!んんー!」
正確には汲み取れないが、はい!行ってきますと言ったのち、ありがとうだろうか、少年はにっこりと先輩に笑いかけると
トテトテと洗面所に駆け込んでいく。
洗面所の扉が閉まったことを確認すると、上体をベッドに倒してしまう
「はぁ、この前の録画でヌくか」
と膝に残った少年が立ち去った後に、少年の体温と残り香に興奮し、勃起した陰茎を見た後、
少年のスマホを拾い、少年の動画フォルダをスクロールするのだった。
慈母という言葉が逆転して慈父になると思ったら、そんなことするまでもなく慈父あるやんけ。
ちなみに起きた時「だ、抱き着いちゃってごめんなさい」と言うつもりでしたが、本人が嬉しそうにしてたため言えませんでした。
はい、20話でした。だんだん官能小説なのかあやしくなってくるけど、エロい描写ありゃいいと思ってたけど
恋愛小説じみたほうに行くのはなんか違うと思いなおし、そこまでの分を削除しました。
どっちか選んでどっちか振るとか、今の状況から2人と付き合うみたいな展開の意味不明さ加減にやめたボク、多分偉い
ああいうのってどう付き合うのかって過程と告白のカタルシスを楽しむもんだろうし
では、後書きも長くなりましたが、次回21話も読んでいただけると励みになります。