※この作品はR-18です。

貞操観念反転?いやちがう!   作:黒バウム

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タイトル思いつかない...助けて


28:3日目の朝は喫茶店で一杯を

pipipipi!

「うるっせぇ!?」

イヤホンをつけたままの先輩は、スマホではなく、耳に直接流れ込んだアラーム音で目を覚ます。

「いや、うるさいのはどっちっスか、んー、車で寝ると体痛いっス」

「んぅ、あさ?」

続くように先輩の声で目を覚ます二人

「いや、早いっスね、6時じゃないっスか」

「こーひー、のみましょう」

「このまま高速降りたら...あ、近くに喫茶店あるっスね、そこまでお水で我慢っス」

そう言うと常温未開栓の水を手渡され、少年は開けようとする。

「ふっ、うー!んー!!」

「力無いな?開けてやるからよこせ」

パキリと小気味のいい音を立てると、先輩はそのまま一口飲んで少年に返してきた。

「ねおきは、ちから、はいんないんです。んく、んく、ぷは」

「んじゃ、先輩、運転するから変わってくださいっス。それとも先輩運転するっスか?」

「しねーよ、お前がピンピンしてるのにわざわざオレがする理由もねぇだろ。」

そういうと席を入れ替え、エンジンを起動し、運転を始める。

「眠い...です」

「あぁ、頭撫でてやるから、着くまで寝てな」

少年は先輩の肩に頭を預け、スヤスヤと眠り直す。

 

眠っている間に駐車し終えたようで、ゆさゆさと体をゆすられ、目を覚ます

「ん、おきます、おきますから」

少年が閉じていた眼を開き、揺らしていた手の先を見ると、お姉さんの姿があった。

「先輩が動けなくて困ってるっス、喫茶店にも着いたっスから、朝ごはん、食べるっスよ」

「んー!!!はい、まだちょっと眠いですけど、起きました、ご飯食べましょう!」

 

 

カランカランとドアを開ける音が鳴り響き、

「いらっしゃいませ、空いてる席におかけください。」

4人掛けの席に座ると、メニューを確認する

「えーっと、モーニング?コーヒーにトーストと卵!?何すかこれ!」

「モーニングって風習があるんですよ、コーヒー1杯にめちゃくちゃおまけが付くってやつです。

東海圏の一部地域でのものですけど...店主さんがそっちの人だったんですかね」

「トーストはタマゴサンド、小倉トースト、ピザトースト、バターといろいろあんな?」

「とりあえずモーニング頼んで、足りなかったら追加で頼んだほうが良いですね、とんでもない量出る店もありますし」

「すいませーん注文お願いします。んで?なんでそんな知ってるんだ?」

少年は少しバツの悪そうに顔を逸らした後、口を開く。

「多分、前に住んでた場所が、そこらへんで、記憶があるだけです、記憶があるだけで実感はないですけど」

店員さんがこちらへ駆け寄ってくると、注文を取り始める

「はい、ご注文伺いますね」

「えーっと、モーニングってのを3つ、コーヒーは、みんなブラックで」

「はい、付け合わせのパンはどういたしますか?」

「ボクは...小倉トーストで」

「ウチはタマゴサンドで」

「あぁ、オレはピザトーストで」

店員さんが注文のメモを取り終えると復唱を始める。

「コーヒーが3つに、パンが、小倉、タマゴ、ピザがおひとつずつ、以上でよろしかったでしょうか?」

「はい」

返事を聞くと店員さんは厨房の方へ戻っていった。

 

 

5分程が経つと店員さんがトレーにコーヒーと袋を載せてやってくる。

「お先に、コーヒーと、ポン菓子...豆菓子になります。うちの地元ではコーヒーの付け合わせにつまむんでよろしかったらどうぞ」

「ありがとうございます」

「あと、食後にアイスが付くのですが、味はどうしましょう」

「え?それも...おまけっスか?」

「はい、味はそちらに書いてあるバニラ、クッキー、抹茶、ラムレーズン、ストロベリーからお選びください」

「ん、オレはクッキーで」

「またっスか!?えーと、ウチはストロベリーで」

「じゃ、じゃあ僕もクッキーで」

「はい、食後にお持ちしますので、召し上がるときにお呼びください」

アイスの確認をしていると、若い女の子がこちらにやってくる。

「店長、いつまで話してるんですか。今持ってきましたけど、お客さん少ないからって話してないで、厨房手伝ってほしかったです」

「あ、ごめんね?タマゴサンドがこちらの方、ピザに、小倉。ではごゆっくりどうぞ」

後からパンを持ってきた店員と共に女性の店長は下がっていった。

 

 

「朝からよくそんな餡子であまあまな感じのパン食べられるな?というか合うのか?」

「そうですか?コーヒーと合いますよ?アンパンありますし変な組み合わせでもないですし」

「じゃあじゃあ!うち、それ食べたいっス、一切れあげるっスから食べさせて欲しいっス!」

「じゃあ小倉は後にしてタマゴ食べます、あ、コショウいっぱい入ってる」

「卵にコショウ振って、マヨネーズと一緒につぶして混ぜた王道のタマゴサンドっスね。はむ」

「はむ、ピリピリして美味しいです」

先輩が4切れ中の3切れ目のタマゴサンドをひょいっと持っていく

「ハブんなよ、オレのもやるから食わせろ。あむ」

「んじゃ最後の一切れはウチが、あーん。これがおまけのクオリティっスか?やばいっス」

「まぁ、本場じゃモーニングのおまけ商戦ですからね、あれでどう経営が成り立ってるのかわかんないです。コーヒーおいしい、けどミルク貰えばよかった...」

「はは、おこちゃま舌っスね、んじゃ、ピザパン、くれるんすよね?」

「一口目はオレだぞ?あむ、チーズで見えなかったけど、ピーマンとハムと、ピザソースにバジルとかにんにく入ってるな、意外とガッツリしてる」

「あー、そんな詳細に言われると余計食べたくなるっス!あむ、トマトの酸味が飛んでて甘くておいしいっスね!」

「ボクにもください!あむ、あわわ、チージュが切れにゃい!あむ」

チーズを噛み切れずにあわあわする少年を見て和む二人。

「ふぅ、笑ってないで助けてくださいよ」

「いや、口にしてるもんを助けるってなんだよ、キスか?」

「…」

確かに変なことを言ったな?と少年は首を傾げる

「それもそうですね、ごめんなさい。じゃあ最後は小倉トーストです、粒あんで別皿にマーガリンもあって、まさに10人が10人想像する小倉トーストです。

あむ、パンはサクサクしてて、でも中は餡子の水分でしっとりしてます。味も甘いけど、マーガリンの塩気が効いてて美味しいです」

少年の顔がほころぶのを見て、お姉さんがパンを受け取る。

「あむ、うわ、トースターで焼いたアンパンとも違うっス、食パンの上に載ってるのが違うんスかね?」

「ん、あむ。餡子の水気とか、水分じゃね?コンビニのアンパンとかはパンの生地に、口の水分持ってかれるし。

こっちは、餡子の水分がパンに吸われて、まだ残ってるし、というかマーガリン合うな」

とゆっくりとパンに舌鼓を打つ三人。

 

「ふぅ、ウチはお昼とかに余裕残すなら最後にアイスで終わりっスね」

「あぁ、そうすんならそれでいい」

「じゃあ、呼びましょう、すいませーん」

少年が手を上に挙げ、フリフリと手を振る。

「食後のアイスお願いしまーす!」

「はーい、ただいまお持ちします!」

アイスを食べ、次の観光の予定を話し合うのだった。




まさかやりそびれてた喫茶店回をここでやることになるとは…。
どうせ書くならモーニング書きたいとな、じゃあとモーニング文化圏出身の店主が生まれました。
というか当たり前だけど、等身大の食事シーンの方が書きやすいな!?
補足:少年、憑依タグをつけていますし、実際最初は憑依で進んでましたが、「前世を持ってる憑依した人物」の記憶がある感じの人格は普通の少年です。
常識、女性観とかは一般的な世界だけど、体は性器反転世界の男の子って感じです。
次回29話もよろしくお願いします。読んでいただけると励みになります。
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