確認したら、旅行のタイミングの30話で行かせて以来行ってねぇな...
まぁ家借りてラブホ行かせる理由がそこまでなかったしな...
北海道中で2回くらい行かせるか(名案)
喫茶店で会計を済ませ、車をレンタルするとお昼を食べようと車を走らせる。
「お腹が空きま...空いたね」
「あぁ、何を食うか、ジンギスカン、海鮮にラーメンな…いろいろあるがどうしようか」
頬杖をつきながら、先輩はスマホに指を滑らせる。
海鮮ではイクラにウニにカニと、ラーメンは味噌やバターや醤油と多種多様であった。
味、調理の仕方に、麺の違いなど細かな違いにこだわり始めると終わらない程にサイトが並ぶ。
個人のブログにネットライターなど、見ていてキリがなかった。
先輩がしばらく黙り込んでしまい、お姉さんが口を開く。
「適当に車を走らせて、良さそうな店あったらそこにするっスか」
「お外が寒いから、暖かいものとか食べたい、ね?」
「んじゃ海鮮は無しか?」
海鮮丼やバター焼きなどのお店のタブを消し、先輩はまたぼんやりとスマホを眺める。
「辛いもんとか?北海道ならスープカレーとかあったっスよね?」
「かれー...」
少年が目をギュッとつむり、顔をしかめてしまう。
「あー、エビとかホタテの入ったシーフードカレーとかでもいーんスかね」
「ま、フードコートとか道の駅だな、コイツが泣きながら食ってるのを見るのもいいが、流石に満足に飯食えねーのはまずい」
「そっち系なら...今言ったラーメンとかもあるかもっスね」
特定の店舗に絞る方向から、飲食店の居並ぶ場所を探す方向に切り替える。
道の駅で検索するだけでも、おすすめやランキングがトップに大量に列挙される。
「こんだけありゃ食えるもんもあるだろ、な?」
先輩は手持ち無沙汰な片手で少年の頭を撫でる。
一定のペースでポンポンとあやすように叩かれ、少年は気持ちよさげに目を細める。
飛行機に数時間拘束され、疲れが溜まっていたこともあり、眠たそうに船を漕ぎながら
「あ、ありがとう、ございま、むぐぅ!?」
「ん、ちゅ、れる、じゅるる、ぷは...学ばねぇなぁ?」
意識がぼんやりし、心地よい眠気が少年を襲っていた。
襲っていたが、口から漏れた敬語が眠気の一切を奪ってしまった。
短くも激しい、2人の舌を絡め合うキスは、先輩の熱を少年に移す。
少年の唾液を奪い、自分の唾液を送り込むだけのキスは、銀色の糸が出来るほどには至らない。
「...」
「あー、もう、なんで先輩ばっかりー!」
「お前は言わせようとしてるのが透けて見えてんだよ」
口をポカンと開けたまま、2人の会話も耳に入らず目的地へと車は進む。
道の駅に着き、車を駐車場に停めるとお店を散策する。
「ライスランド、なんて言うだけあって、店も土産物も米関連っスね」
料理ではカレーにおにぎり、名物のザンギを載せたザンギ丼など、お米を絡めた料理が多い。
テイクアウトや特産品売り場では、お米を米粉にし、ロールケーキやバタークッキーなどを取り扱っていた。
「あ、魚介親子おにぎりなんて売ってます、むぐ!」
「ちゅ、ちゅぷ、れる、ぇう、れろ、ちゅ、ちゅうう、んぇ、れる、じゅ、じゅるる、じゅううう、ぷは」
「もうちょっと人目とか気にしろ?」
溜まっていた鬱憤を晴らすように、お姉さんは長時間のキスをする。
重ね合わせた唇同士の端からは、口内に収まりきらない唾液がよだれとして口元を汚す。
「んんー!めっちゃ爽快っス!」
お姉さんは口元のよだれも舌なめずりをするように味わい、満足そうに店の物色に戻る。
「おー、こんなとこであんな目に遭って恥ずかしいなー?撫でてやるからこっち来な」
先輩は少年の口元をトロリと汚し、垂れそうになるよだれをティッシュで拭いてやる。
少年の頭を軽く撫でると少年と手をつなぎ、ズンズンと進む後輩の後を追いかける。
先輩に引っ張られ、お姉さんが店頭に居るお姉さんの元にたどり着く。
「石焼カレーお待たせしましたー」
「はえーよバカ」
注文と会計を済ませたお姉さんは、丁度カレーを受け取る。
ジュウジュウ、パチパチと水分の弾ける音を鳴らし続ける、黒い石の容器の中に入ったカレーをお姉さんは受け取る。
オニオンリングとご飯に、カレー、具材は煮込まれて溶けてしまったのか野菜は見当たらない。
器の熱でカレーはポコポコと気泡が生まれる。
「あっちに休憩スペースあったっスから、ゆっくり食べられるっス」
「ソフトクリームとか買ってやっから、まぁ一旦食ってみろ」
「かれー...」
既に目尻に涙を溜めつつ、震えた声で白い容器を少年は凝視する。
多様な具材がスパイシーなカレーに浮かんでいた。
飲み物を別の店舗で用意するとベンチに掛けて食べ始める。
「あむ、玉ねぎあまくておいし...うぅ、ああー、あっひゅい!かりゃい!、おくひいはい!」
少年が感想を言い終える前に熱と辛さが舌をジリジリと襲う
目からは涙がポロポロと零れ、辛さに体中から汗が滲みだしてしまう。
ピッタリと汗で服が張り付いてしまう。
「みじゅ、おみじゅ...」
「ほらお茶、足りなきゃ追加で買うから気にせず飲め」
大量の氷で中の烏龍茶はキンキンに冷やされ、容器には水滴がついている。
「はぁ、お前どんだけ辛いのにしたんだよ」
「まぁ、標準というか、選ぶような形式じゃないというか…あむ」
泣いている少年の頭を撫でながらカレーを食べる自分の後輩に、先輩は眉間を指で抑えながらため息をつく。
カレーを食べ終え、お姉さんが別のを買ってくるとベンチから離れる
数分程、少年の口が落ち着くまで待ち、
「...ほら、おにぎりとか、あと表にあった甘いもの買いに行くぞ」
「うん...」
うどんやそば、スイーツを含めほぼ全ての商品が、地の物を使っているお店に少年と先輩はやってくる。
「天ぷら...かしわ...どっちにしたらいいかな」
「まぁ好きなのにしとけ、違う方頼んでやっから」
天ぷらのうどんとかしわそばに決めると、スイーツの方へ視線を向ける。
農園で作っているリンゴを用いたジュースだけでなく、
こちらも自社農園のものを使ったリンゴやイチゴ、ブルーベリー、聞きなじみのないアロニアのジャムのフルーツクレープが写真付きで掲示されていた。
どれを食べようかと目を奪われながら少年はメニューをキョロキョロと見るのだった。
北海道美味しいものいっぱいあるねぇ、ラーメンとかスープカレー食べたくなる。
この後ラブホ行かせるか
他人行儀じゃなくなるとすごい子供っぽくなる少年君、少し喋らせ方に困る
一応参考にした店舗さんのサイトと写真とかを見て書いたから、あまりに変ってことはないはず