※この作品はR-18です。

ブルアカえっち短編集   作:夜の機動戦士

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ぼちぼちハーメルンにも移植を再開していきます。

pixiv→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24505297


メイドの室笠アカネにねっとりご奉仕フェラで抜いてもらい、遠慮の下に潜む〝ただのアカネ〟の個人的な願望を暴いて欲張りまんこの奥深くまでたっぷりご褒美をあげる話

<1>

 

 シャーレの執務室に積もっていた書類の山がようやく片付いた。大きく伸びをした拍子に、ボキボキボキっと関節の空気が弾ける。窓の外はもうとっぷりと日が暮れて、キヴォトスの夜景が遠くに輝く。

 

 昼間に遊びに来ていた生徒もみんな帰り、当番でやってきた室笠アカネも、もう上がっていい時間だ。だが彼女は埃の一つも逃すまいとばかりに、隅々まで執務室の清掃をしてくれていた。箒で床を擦る音だけが、執務室を深い静寂の闇から掬い上げている。

 

「お仕事はひと段落つきましたか、ご主人様?」

「うん、アカネが整理を手伝ってくれたおかげで、今日はよく進んだよ」

「お役に立てて光栄です」

 

 セルフレームの眼鏡が、彼女の喜びを代弁するように煌めいた。

 

「……ふぅ」

 

 仕事との戦いで体が鉛のようだ。肩の荷が下りた脱力感がそれを助長する。私は気の緩んだ目でアカネを追った。

 

 掃除の仕上げだろうか、アカネが濡れ布巾で空きのデスクを拭いている。フリルのついたブラウスをパツンとさせる膨らみが、重そうにふるふる揺れる。ふと、彼女の乳首の色が脳裏をよぎった。

 

 肌をほとんど出さないクラシックなメイド服には、豊満な柔肌が隠されている。バニースーツを身に纏ってそのスタイルの良さを露にしたときには、もう私は彼女の裸を知っていた。先生と生徒を、主人とメイドを超えて、そういう仲になっていた。以前、任務の後に二人きりで夜景を見ながら話した時の彼女の笑顔が蘇る。あの時、彼女はただのメイドではなく、私にとって特別な存在としてそばにいてくれた。

 

(……これは、まずいね)

 

 二人きりだと意識すると、思考が桃色に染まりだす。激務に継ぐ激務で抑圧されていた欲望が疼き、シャツの下が汗ばみだした。アカネがカーテンを開け閉めして整えようとした瞬間、長く波打つアッシュグレーの髪が月光に艶めく。ストール越しでも分かる華奢な肩が、妙に扇情的だ。

 

「お疲れの様子ですね、ご主人様。肩も凝っておられるのではありませんか?」

 

 パンプスの硬い足音が近づいてくる。メイド服の裾を整える手がわずかに震え、白い手袋に包まれた細い指先が繊細に動く。「そうだね、だいぶ」と答えると、彼女が「でしたら、お揉みいたします」と申し出てくる。その気遣いに心が温まりつつ、目を血走らせている自分に気づいて、私は小さな嘆息を漏らした。

 

 椅子に座った私の背後に、アカネが回る。清潔で気品ある香りが鼻腔をくすぐり、さらさらの髪が肩口を撫でた。熾火が火種を得るように、欲望が膨らんでいく。

 

「わ……硬いですね。これはお辛かったでしょう……」

 

 思慮深い声色が、耳朶をそっと撫でる。肩に置かれた手が心地よい圧迫感をもたらしてくれた。キヴォトス人の彼女は、その上品な見た目に反してやはり力が強い。

 

 しばらくアカネの肩揉みに身を任せていると、ふと重みがかかった。彼女が体重をかけてきたのではないようだ。

 

 それから、マッサージが続く間、ふっくらしたものが何度か背中に当たった。いや、当てられたのだ。その柔らかさが、掌に生々しく蘇ってくる。あのずっしりした幸せな重みを思い出していると、首筋にアカネの息がかかった。

 

「ご主人様」

 

 熱っぽく囁かれる。

 

「お疲れなだけでは、ないのではないでしょうか」

 

 アカネが私の持て余した欲望を悟った。吐息が掠れた音を纏い始める。耳の裏にかかる湿り気を意識すると、彼女の掌が私の肩の輪郭を味わっているのが分かる。微かに伝わる鼓動のリズムに、彼女の裸体が浮かんだ。

 

 もう今日の仕事は終わり。執務室の入口を施錠してしまえば、誰もこの空間を邪魔できない。欲望が理性を内から押し上げ、唾液がしきりに湧き出してきた。

 

「その……よろしければ……」

「無理しなくていいよ。アカネも疲れてるでしょ?」

「いえ、ご主人様のためならば、私は……」

 

 ふと振り向いてみると、アカネの耳は赤く染まり、フレーム越しに揺れる瞳には情欲の萌芽が見られた。きっと、私と彼女の思惑は一致していたに違いない。アカネも、同衾を求めているのだ。

 

 その証拠に、口先では「ご主人様のため」と言いながらも、私の背中では偶然を装って豊満なバストが潰れ、肩を揉む動作に合わせて擦れていた。下着越しにも硬くなった先端を感じられるかもしれないと意識すると、肉欲がさらに膨らんだ。

 

「〝そちら〟の方も、ご奉仕いたしますね」

「〝そちら〟って、何のこと?」

 

 彼女がつっけんどんな対応を取らないことを知っていて、私は意地悪く問いかける。アカネが背後で息を飲んだ。

 

「ぉ……お……」

 

 ――おちんぽでございます……♡

 

 熱く湿った囁きが左耳に流し込まれ、背筋がぞくりとした。肩から手が離れ、アカネが正面に回ってくる。雪のような頬が恥じらいに紅く染まり、長い睫毛が震えていた。

 

 細い指が眼鏡を押さえ、なだらかな肩を髪が滑り落ちる。ブラウスを留める窮屈そうなボタンの隙間から、柔らかそうな乳房が僅かに覗き、その隙間に視線が吸い寄せられた。

 

「……じゃあ、アカネさえよければ」

「少し、緊張いたします」

「無理しなくてもいいんだよ」

「いえ。私は、ご主人様にお仕えするメイドですから。こちらのお世話も、誠心誠意、尽くしてまいります……」

 

 静かにアカネが跪く。私は椅子を回し、彼女に胴を晒した。メイド服の裾がわずかに揺れ、彼女の緊張が伝わってくる。

 

「あっ……♡」

 

 スラックスを押し上げる膨らみにアカネが気づいた。私を見上げたフレーム越しの瞳には羞恥と奉仕心が混じり合っている。執務室の静けさに響く吐息と鼓動が、世界を二人きりにした。

 

 

 

<2>

 

 太腿にかかる彼女の吐息は、スラックス越しでも熱い。邪魔にならないよう髪を掻き上げる色気が、海綿体を期待に膨らませる。口でしてくれるようだ。疲れ切った体とは裏腹に、下腹が熱くなる。

 

 アカネの口内粘膜の気持ちよさは、神経に刻まれている。もう待ちきれない、早くしてほしい。みっともなくもそう口にしてしまいそうだった。

 

「では……」

 

 小さく囁き、白い手袋が私のベルトに触れる。カチャ、カチャと金具が外れる音が静寂を切り裂き、細い指が器用にベルトを解いていく。

 

 スラックスが緩むと、アカネが大きな目を瞬かせ、下着越しに鼻を寄せた。

 

「ん……♡」

 

 すんすん。小さく息を漏らし、熱と匂いを確かめるように、形の良い鼻をひくつかせる。彼女の吐息が下着越しに伝わり、まだ何もされていないのに先走りが尿道を潤していく。

 

「とても濃いです、ご主人様の匂い……♡」

 

 むわっと立ちのぼるしょっぱい雄臭さに、アカネは唇を尖らせて息を吹きかけてきた。そのまま下着に鼻先を擦りつけ、うっとりと深呼吸している。主人に仕えるメイドの誠実さの裏に、淫らな行いを覚えたメスの本能が見え隠れする。

 

 アカネを突き動かすのが誠実な奉仕の精神であることは疑う余地もないが、彼女も個人的な欲望を胸の内で燃やしているのだと考えると、脳が茹だる興奮が込み上げた。あくまでも「ご主人様を満足させたいから」と、自分の満足を求めてこない奥ゆかしさが、アカネらしい。

 

「す……すみません、つい。お脱がせしますので……っ」

 

 アカネが下着のゴムに指をかける。ゆっくりと引き下ろすと、ゴムがペニスに引っかかり、びんっ♡と跳ねて、硬く怒張した逸物が露わになった。太く血管が浮き上がり、赤黒い先端がてらてら光り、先走りが亀頭を濡らしている。

 

「ああっ、すごい……♡」

 

 精臭がいっそう濃厚になり、ごくりと生唾を飲む音が響いた。顔に影を落とす怒張にアカネはそっと顔を寄せ、大福のような柔らかい頬を擦りつけてくる。きめ細やかな肌が肉竿をくすぐる感触が心地よく、「こんなに熱を持って……♡」と囁く彼女の声も睾丸を疼かせる。

 

 長い睫毛が震え、レンズの間から覗く潤んだ裸眼と目が合った。

 

「ご挨拶、いたしますね」

 

 ――ちゅ♡

 

 アカネは躊躇なく亀頭へ口付けた。甘い啄みがペニスをびくびく震わせ、瑞々しく清楚な唇に、卑猥な先走りが糸を引く。

 

「少し、しょっぱいです、ご主人様」

「ごめんね、ちゃんと洗えてなかったから」

「ふふ……お気になさらず♡」

 

 付着した塩気を味わうように、舌先が唇を舐める。汚れの後始末をさせる背徳感が込み上げ、ますます陰茎が太くなる。

 

 ――ぴちゃ……♡

 

 愛らしい赤い舌が粘膜へ伸びてきた。まずは裏筋を、ちろちろと丁寧に舐め上げてくる。皺の一本一本をなぞられるたびに、微かな快感が背筋を走る。

 

 アカネは嫌な顔一つせず、傘裏の汚れもくまなくこそげ取る。上目遣いの目を弓なりに細める様は、子猫がミルクを飲むような無邪気さすら感じさせる。メイドとしての矜持を感じさせる優しくて誠実な愛撫に、私は声を漏らさずにはいられなかった。

 

「ふふっ、気持ちいいですか?」

「うん……あっ、そこ……」

「はい♡ 隅々まで、綺麗にいたします……♡」

 

 くびれ目を舌が這い、ぬるりぬるりと優しく舐め上げる。唾液をたっぷりと塗り付け、鈴口で膨らんだ先走りは、キスで啜り取られる。時折私の様子を目で窺い、視線が合うと、アカネはにっこりと柔和な笑みを浮かべる。奉仕こそが至上の喜びと言わんばかりだ。

 

 ただ――もどかしい。アカネの愛撫は慈愛に満ちているが緩やかで、優しすぎる。絶頂を求めて逸る心が焦れていく。緩急が射精のカタルシスを増幅させることを知っていて、わざとトロ火にしているのだ。

 

「アカネ、その……」

「うふふっ、もう少々、お待ちください」

「んっ……く……ふぅぅ……」

「ご主人様のお射精を充実させるためです。今しばらく、ご辛抱くださいませ……♡」

 

 尖らせた舌先が粘膜を甘く引っ掻き、指で作ったリングが竿を包んでしごき上げる。空いた左手では睾丸をやわやわ揉みしだき、しばらく使っていなかった輸精管が揺らされた。

 

「う……あ、それっ、あっ……」

「ご主人様のお好きな所は、よく存じております♡ どうかリラックスして、声も我慢なさらず……♡」

 

 神経の密集した裏筋を舌全体でねっとり舐め上げ、アカネはカリ首を唇で食みながら、舌で鈴口をほじくってくる。

 

 思わず腰が揺れてしまうが、まだアカネは私を咥えていない。フェラチオの準備段階にすぎないのに、もう射精のスイッチが入ってしまいそうだ。

 

 ――ちゅ♡ ちゅる……♡ にち、にち、にちっ……♡

 

 舌による愛撫と、甘く優しい手コキ。きゅっと締め付けたまま根元から絞られて、濃縮された先走りがびゅっと噴き上がった。アカネの唇にかかり、私に見せつけるように舐め取られる。そして、鈴口の中身をちゅるっと啜られ、キス、キス、キス。

 

 気が付けば、私は肩を揺らし、息を荒げていた。手と舌だけのソフトな奉仕なのに、もう腰砕けになりそうだ。唾液まみれの陰茎は蛇のように首をもたげ、びくびく震えてもっと重たい快楽をねだっている。

 

 そんな私の焦れた様子などお見通しだったのだろう。アカネは眼鏡の奥から私を見上げて、にんまりと唇を吊り上げた。

 

「そろそろ、いかがですか?」

「うん、お願いアカネ、咥えて……」

「はい、喜んで。ふふっ、命じてくださればよろしいのに……♡」

 

 大人としての余裕も理性も、トロトロに溶かされていた。みっともなくペニスを揺らし、極上の口マンコを切望してしまう。アカネは満足そうに微笑み、れろ……と裏筋を舐め上げてきた。

 

「では……は、む……♡」

 

 ――にゅる、ちゅぷ……♡

 

「は~……っ……アカネの口、あったかい……」

 

 慈しむように陰茎を咥えこまれ、思わず肺から息が漏れた。口内粘膜の温もりが怒張を包み込み、プールされた唾液がねっとり絡みついてくる。頬の内側や上顎がきゅっと締まり、舌がぴっとりと竿に張り付き、這いまわり始めた。

 

 ――ぬるっ♡ ちゅば♡ ちゅぽっ……♡

 

 前髪がさらさら揺れて、彼女の唇が根元までゆっくり下る。しんと静まり返った執務室に、粘ついた音が溶けていく。焦らすようなピストンだが、空気の隙間もないほどぴったり密着した粘膜がずるずる滑って、私は一往復ごとに腰を震わせてしまう。

 

「あぁ……気持ちいい、っ……」

 

 私は思わず、尽くしてくれるアカネの頭を撫でていた。さらさらした髪の感触が掌にも心地よく、優しい眼差しが見上げてくる。私が頭を撫でると、アカネの舌が亀頭を撫で回してくる。ぢゅ、ずっ……♡と啜られると、先走りが尿道を駆け上がって、電流のような快感が下腹部に走った。

 

 アカネの頭がゆっくり沈み込み、根元まで温もりに包み込まれた。空いていた左手を取られ、恋人繋ぎで指の股をしっとり握られた。二か所で繋がり合う充足感が込み上げ、全身がじんわりと熱に包まれる。

 

 生徒を相手に勃起するインモラルな躊躇はもうどこにもなく、むしろ非道徳な関係は官能を高めるスパイスでしかない。先走りはドクドク湧きっぱなしだ。

 

 ぬるぬるの口内で舌が奥へ引っ込み、そのたびに、じゅるっ、ごくっ……♡と嚥下する音がする。

 

 ――ちゅぷ……ちゅぽ……♡ じゅぷ♡ ずりゅ……♡

 

 グロテスクなペニスが、可憐な唇を出入りする。肉竿の表面には血管が太く浮き上がり、ずるりと引き出される亀頭はパンパンに腫れていた。ほかほかの口内から抜き取られて、ぶるん、びくんと怒張が跳ねる。

 

「ぷは……♡ おちんぽがカチカチです……♡ ご主人様、お加減はいかがですか?」

「うん、すごく上手で、最高……」

「そろそろ、〝こちら〟にされますか?」

 

 どっしり重そうな乳袋を持ち上げて、アカネが言った。もちもちしっとりの巨乳でパイズリしてもらう幸福感に心が揺らいだが、それはこの愛情たっぷりねっとりお口エッチを中断されるのと同義である。

 

「いや、今はこのまま、お口がいいな……」

「……はい、畏まりました。っ、んも……♡」

 

 ――ぬぷ……♡

 

 根元まで咥えこむ直前、アカネが太腿を小さく擦り合わせているのに気づいた。メイド服の裾がわずかに揺れ、掻き上げた髪から覗くうなじは上気している。フレーム越しの瞳を一瞬伏せ、眼鏡を直す手も微かに震えていた。奉仕に集中しつつ、アカネも興奮を抑えきれていない。

 

 アカネが喉の奥でペニスを締め付ける。うっかり腰を突き上げようものなら彼女がえずいてしまう。カクカク下腹部を震わせながら、衝動に耐える。

 

 深く咥えこまれたまま小刻みに肉筒を揺さぶられ、射精感がぐつぐつ煮立っていく。「出そうだ」と思ったらあっという間に精液が上ってくるのだが――あと少しという所で責めが緩んでしまい、絶頂に届かない。

 

「あッ、うぐ……っは……」

 

 眼鏡の奥から、アカネが私を見上げる。指の股を握ると、彼女は頬をさらに色濃く染め、愛を囁くように亀頭を啜った。

 

 水餃子みたいな唇が先端を包み、舌が裏筋を優しく擦る。くちゅくちゅと口内でくぐもった水音が鳴り、彼女の舌が傘裏をちろちろとくすぐってくる。

 

 射精しないギリギリを狙って、焦らしている。意地悪をしようとしているわけではなく――いや、茶目っ気もあるアカネのことだから、その可能性もあるが――あくまでも射精のカタルシスを極限まで高めるために、彼女はそうしている。

 

 それは分かっているけれど、射精を意識し始めると、本能のざわめきが膨らんでいく。射精感が徐々に高まる中、アカネの愛撫がさらにねっとりとしたものになる。睾丸を揉まれ、尿道を潤す先走りがどろっと重たくなっていく。

 

「アカネ……もう……」

「恐れ入りますが、もう少しだけ……♡」

 

 囁くアカネの声には、奉仕心と愛情が滲んでいる。弱火でじっくり火を通すフェラチオだが、その弱火でさえ達してしまいそうなぐらい、ペニスは太く膨らみ、睾丸が持ち上がりだしている。

 

 もう少しだけ激しく吸ってもらえたら。

 もう少しだけ速くピストンしてもらえたら。

 

 それだけで、快楽の極みに到達できる。

 それなのに、従順なアカネは優しく焦らしてくる。

 閾値を超えてしまわないよう、慎重に嬲ってくる。

 

 射精したい射精したい射精したい射精したい。

 イきたいイきたいイきたいイきたいイきたい……!

 

「あっ、アカネ……」

 

 みっともなく私はヘコヘコ腰を振り、頭頂部を撫でていた手を後頭部にあてがった。微かにへばりついた理性が警告する。欲望が暴走しそうになったが、かろうじて踏み止まる。

 

「アカネ、お願い……」

「もう少しですよ、ご主人様……♡」

 

 あと少しの所で、アカネが動きを緩めてしまう。唇からちゅぽっと抜き取られ、舌で亀頭を甘く舐るだけのじれったさが、射精欲求を膨れ上がらせていく。睾丸が切なげに引き締まっても、前立腺が緊張しても、肝心な「その瞬間」が訪れない。

 

 ――ちゅぱ……♡ ぷちゅ♡ ぢゅ……♡

 

「んッ……あっ、イきそ……まだダメ……?」

「えぇ、もうしばしのご辛抱を。最高のお射精を演出いたしますので……♡」

「そんな、アカネ……」

 

 アカネの優しいキスが亀頭に落ちる。そのままこれ見よがしにゆっくり咥えこみ、スローなピストンで生殺しにされる。甘い拷問に腰が震える。そんな私を慰めるように、そっと手が握られた。

 

 グツグツに煮えた頭で、射精の瞬間を思い描く。もう耐えられる限界ギリギリだ。強めに吸われたらそれだけで弾けてしまう。

 

 主人の私が、尽くしてくれるメイドに焦らされる。主従が逆転しているような気がしたけれど、身を焼くもどかしさを乗り越えた先にある絶頂の甘美な喜びは、アカネの絶妙な力加減がもたらしてくれるのだ。

 

 私の理性はアカネのねっとりした口内でドロドロに溶かされて、もう射精のことしか考えられない。ゆっくり前後する頭に合わせてびくんびくんとペニスが胴を震わせ、じわじわ追い詰められていく。

 

「あっ、アカネ、お願い、もうイきたい……!」

 

 たまらず声を震わせる私に、アカネは目を細めて笑った。じゅうぅ♡と吸われて、緊張の糸がぷつんと途切れる。

 

 ――じゅぷ♡ じゅぷっ♡ ぢゅるる♡ ぢゅっ♡ じゅぽ♡ じゅぽ♡

 

「おおッ、お、おァ……! あっ、あぁぁ、あっ、あっ、あっ」

 

 鮮烈な快感が脳を揺らし、私は情けない悲鳴をあげた。

 

「んぷ♡ じゅりゅる♡ ちゅっ♡ んも♡ っふ♡」

 

 ふっくらした頬が窄まり、つややかな唇の隙間から唾液がこぼれる。舌が裏筋を強く擦る。尿道の先走りを啜られ、睾丸を揉みしだかれて、白濁液がせり上がってくる。

 

 アカネが指の股を握り締め、合図を送る。

 限界まで張り詰めた官能が、弾けた。

 

「あッ、出る、出る出るっ、ヤバ、出る、イく、イくっ!」

 

 ――どくっ♡ ぶびゅるるるるる~~~~~っ♡♡ ぶぢゅ♡ びゅぐ♡ ぶびゅ♡

 

 腰を突き上げ、ぴんと踵を浮かせて、奔流に身を任せる。めいっぱい膨れた膀胱から放たれる尿のごとく、白濁液がびゅるびゅる放たれていく。脳天へ突き抜けるあまりの快感に、そのまま気を失ってしまいそうだ。

 

「んも……♡ ぁふ♡ ん、ん……♡」

 

 アカネは一滴も零さず、私の吐精を受け止めてくれる。それどころか、びゅくっと拍動するたびにちゅうちゅう吸い上げ、睾丸の中身を根こそぎ搾り取ろうとしてくる。その間も手は繋いだままで、多幸感が神経を焼いていく。

 

 ――ぶぴゅ♡ どく……どく……♡

 

 長い射精が終わる。口内で頭を振る亀頭を舌で撫で、裏筋をくすぐると、アカネが尿道の中身をずるっと啜り上げた。深々と咥えこみ、粘膜で優しく締め付けながら――唇が引き抜かれる。

 

「はァ……ぜ、全部出たっ……。アカネ、お口、見せて……」

「ひゃい……♡」

 

 従順なアカネは言われたとおりにしてくれた。上唇と下唇に白い糸が伸び、口内には黄色味を帯びた白濁溜まりがちゃぷちゃぷ揺れている。頬は上気して赤く染まり、フレームの奥で長い睫毛で震えていた。

 

「ありがとう……そのまま、飲んでもらえる?」

「ん……♡」

 

 もごもごと口を動かし、精液と唾液がアカネの口内で混ざる。

 

 ――ごく、ごくっ……♡ ごくん……♡

 

 真っ白な喉が蠢き、吐き捨てられた私の劣情を大事そうに飲み下していく。胃袋に落ちていく感覚を味わうようにアカネは胸元を撫で、うっとりと目を潤ませていた。

 

 やがて彼女が口を開け、はしたなく舌を出す。そこには一滴の残滓もなく、ただ粘っこい唾液だけが糸を引いていた。絶頂の火照りが、少しずつ頭のてっぺんから下がっていく。

 

「……ありがとう、アカネ。すごく良かった……」

「とても濃くて、素敵なお射精でした♡」

「飲むの、苦しくなかった?」

「いえ♡ お慕いするご主人様の一部ですから♡」

 

 アカネは垂れ目を細めて微笑み、唇を指でなぞる。昂ぶりを帯びた表情があまりにも色っぽくて、大量に吐き出したばかりのペニスがぴくりと蠢いた。

 

「ご主人様は、いかがですか? ご満足いただけましたか?」

「うん、スッキリした。でも、アカネはまだでしょ?」

「……えっ?」

 

 口元を拭うアカネが、キョトンと私を見上げた。

 

「い、いえ。ご主人様は疲れていらっしゃいますし、メイドへの気遣いは……」

 

 固辞しようとする言葉尻には揺らぎがあった。跪いたままのアカネへ手を伸ばし、顎を撫でる。

 

「気づいてるよ。アカネも疼いてるでしょ?」

「あっ、で……でも……♡」

「アカネはしたくない? 疲れちゃった?」

 

 掌で頬を撫で、耳たぶをそっと摘まむ。アカネはぴくりと肩を震わせ、頬をいっそう赤く染めた。遠慮がちだった眼差しがとろんと緩み、優しげな目に淫らな期待の火が宿る。

 

「……よ、よろしいのですか? ご主人様のお情けを……♡」

「もちろんだよ。さ、ベッドに行こうか」

「あ……♡」

 

 肩を抱いて、アカネを立ち上がらせる。身を預けてしなだれかかってくる彼女は、熱っぽく息を乱し始めていた。

 

 

<3>

 

「んっ……♡ ん、んむ……♡」

 

 仮眠室のベッドに、熱い吐息が満ちていく。ベッドに腰掛けて肩を抱き、アカネの唇を軽く食んでいると、私が思った以上に彼女は積極的に答えてきた。ちゅっと啄む音が立つと、細い肩がぴくりと震え、鼻にかかった声が漏れ聞こえてくる。

 

「アカネ、さっき、太腿を擦り合わせてたでしょ」

「えっ、あっ……それは、その……」

「ご奉仕しながら興奮してたんだね」

「……っ」

 

 言い訳を考えることもできなかったのか、紅潮したアカネは唇を重ねて誤魔化してきた。彼女が興奮を覚えているのは分かっていた。肌が赤らんでいるし、しっとりした色気が眼差しに溶け出していて、その湿気で眼鏡のレンズが曇ってしまいそうだ。

 

「次はアカネの番だからね」

「ン……♡」

 

 ふんわりしたエプロンドレス越しに、内腿を撫でる。布地の向こうから、むっちりした太腿の弾力が掌へ伝わってくる。さらにアカネの期待を高めたくて、私は舌を入れた。

 

 ――ちゅっ♡ ぴちゃ……♡

 

「ぁん♡ んふ……♡ ふーっ……♡」

 

 唇を吸いながら、豊満な体を撫で回す。それほど厚くもない生地がもどかしい。火照った舌は私に媚びるように絡み、貞淑なメイドらしからぬ貪欲さを見せる。それほど我慢できなくなってきているのだろうと思うと、早くも私の股間に血が集まり始めた。

 

 さらに舌を絡ませ、彼女の口内を味わう。混ざり合う唾液は甘く、くぐもった声が熱っぽい吐息と共に口元をくすぐる。

 

 体へ這わせる私の手に、アカネの手が重なった。すがりつくように手の甲を触られる。浅くなっていく呼吸が、彼女の昂ぶりを伝えていた。

 

 ――じゅるっ♡ ちゅぷ、じゅぷ……♡ ちゅっ、ちゅ、ちゅっ♡

 

「んぅ……♡ ご、ごしゅじんさま……♡」

 

 互いの唇に唾液の吊り橋が伸びる。アカネの双眸は情欲に潤み、儚げに揺れている。唇の端を伝う涎もそのままだ。

 

「もっとしたい?」

「はい……♡」

 

 少しずつアカネから遠慮が溶け落ち、素直になっていく。行儀よく揃っていた膝に隙間が生まれ、お尻を撫でたら腰が擦り寄ってきた。

 

「ン♡ ん♡ んぅ♡ っあ……♡ はぁ……♡」

 

 舌遣いが荒くなってきた。鼻息がかかる。首元のリボンを解き、ボタンがブラウスのホールを一つ通り抜けるごとに、アカネの呼吸が詰まっていく。

 

 ――むちっ……♡

 

 膨らみの中ほどまでボタンを外すと、バレーボールほどはある乳房がその深々とした谷間を露にした。アスナやカリンのスタイルの良さを褒め称え、慎み深く一歩引いているが、アカネだって相当なものだ。大きなカップははちきれそうで、肌の白さを際立たせるディープブルーのブラが可哀想だ。

 

「あ、っ……その……」

「隠したらダメだよ」

 

 艶かしい肩が剥き出しになり、背中に手を回してホックを外す。重力に負けてカップがぽろっと落ちた。まるまる膨らんだ先端が、乳白色の背景で鮮やかな存在感を放つ。

 

「うぅ、あ……あまり、ご覧にならないでください……」

「どうして? もう先っぽを大きくしてるから?」

「ひゃひっ♡♡」

 

 下からそっと撫で上げただけで、アカネはぴんと背筋を反らした。ゆさっ……と乳肉が弾む。ほのかな甘みを含んだ体臭を、髪の匂いと一緒に吸い込んだ。股間に来る匂いだ。

 

 ――むにゅ♡

 

 アカネの乳房を掬い、鷲掴みにした。軽く跳ね上げて掌を離すと、重力に引かれた質量がずしっと手首にかかり、瑞々しい肌が弾ける。

 

「あっ、やん……♡ ご主人様……♡」

 

 指の間からむちむちの乳肉を溢れさせ、指先を埋めて揉みしだく。思い切り指を伸ばしても包みきれない特大サイズの乳風船がぐにぐに形を変え、そのたびにアカネが悩ましい息を漏らす。

 

「痛くない?」

「はっ、あっ……きもちいい、です……♡」

「気持ちいいんだ」

「はい……ご主人様に、触っていただけるだけで、あっ……あ……♡」

 

 バックハグに移行して、とろんとろんのおっぱいを左右から押し潰した。乳腺の走る線に沿って親指を沈めていく。ぶるっと胴が震えて、アカネは顎を持ち上げて感じ入る。色素の薄い乳肉の先端は刺激を求めてビンビンだ。その周囲を指先でなぞった。

 

「んっ……くふ、ぅ……♡」

 

 すりすり、なでなで。指紋を擦りつけるのは乳輪だけ。アカネはもどかしそうに体を揺らし、乳首を擦りつけてくる。

 

 いじらしいけれど、もう少し勿体ぶりたい。少しずつブラウスがずり落ちて、もう彼女の上半身は丸裸だった。

 

「あの……ご、ご主人様……?」

「どうしたの?」

「いっ……いえ、何でもありません……」

 

 アカネが振り向き、肩越しに私を見詰めた。切なげな眼差しだったが、すぐに耳を赤く染め、溜息と共に俯いてしまう。明らかに何か言いたそうにしていたが、恥じらいなのか、遠慮なのか。

 

「言ってごらん」

「で、ですが……私はメイドなのですから……」

「いいんだよ。これはアカネへのご褒美なんだから、遠慮しないで」

 

 耳元へ囁き、汗で湿り出した乳脂肪を捏ね回しながら促す。耳朶を唇で食んであげたら、アカネは体をびくんと震わせて、背筋を固くした。

 

「で、では……♡ あの、先っぽを、優しく可愛がっていただけますか……?」

 

 恥じらいながら、細い声でアカネが口にした。真面目で貞淑な彼女に乳首責めを求められ、スラックスの中が一気にきつくなる。ここから下手に焦らしたら、私の方が耐えきれなくなってしまいそうだ。私は「いいよ」と、アカネの願いに答えてやった。指先で乳首を軽く摘まみ、くるくると転がす。

 

 ――くにっ♡ くに、くにっ……♡

 

「はひ♡ あふっ♡ い、ぁ……♡ あっ、ご主人様、っ……♡」

 

 アカネの声が甘く上擦り、両肩がびくんと跳ねた。コリコリした質感の勃起乳首をくすぐり、指先で撫で回すたびに、シーツの上で太腿が擦れ合う。

 

 私は彼女の背中に密着したまま、乳房を下から持ち上げるように揉み、乳首を指先で執拗に愛撫した。彼女の柔らかな乳肉が指の間でむちむちと溢れ、たぷたぷと揺れる感触が掌に心地よい。

 

 ――きゅ……ぎゅっ♡ こり、こり……♡

 

「ぅあっ♡ あぁんっ、くふっ……♡ あふっ……ふーっ……♡」

 

 蒟蒻のような弾力を帯びた乳首を優しく潰し、乳搾りの要領で甘シゴきする。出るはずもないのだが、今にも母乳が染み出てきそうだ。仰け反り始めた体が私に寄り掛かってくる。

 

 はしたない嬌声を抑えようと唇を噛んでいるのがいじらしい。そんな所を見せられると私にも悪戯心が芽生えてくる。肩越しに覗き込んで乳首を咥えこみ、口内で転がす。

 

 ――ちゅっ♡ ちゅぷ、ぴちゃ……♡

 

「はぁっ、はぁっ……♡ ご主人様、いっ、いけません、そんな……♡」

 

 私は乳肉に頬を寄せ、乳首を唇で噛み潰す。反対側の乳首をぴんぴんと指で弾き、刺激に慣れてしまわないよう、摘まんだりしごいたりして弄ぶ。

 

 メイド服のはだけたアカネからは、彼女の意識の多くを占めるメイドとしての役割も脱げ落ちつつあった。アカネは「ご主人様」とうわ言を呟き、腰をへこへこと揺すりだす。手を股間にあてがわせたら、そのまま目の前でオナニーを始めてしまうかもしれない。

 

 自ら愛撫を求めだしたアカネに昂ぶり、私は音を立てて乳首を吸い上げ、舌で執拗に転がした。反対側の乳首を指で摘まみ、軽く引っ張りながら擦る。乳首を転がすとアカネが切なげに腰を揺らし、快感を堪えるように唇を噛んだ。

 

「あひっ♡ いっ、ぁ、ちくび、きもちいいです……♡」

 

 胸への刺激が、股間にも響いているのだろう。半分脱げたメイド服の内側で、アカネは忙しなく内腿をモゾモゾさせている。そっと膝に手を添えて上らせ、太腿をスリスリ撫でると、腰元に静かな緊張が走る。

 

 ――ちゅぽ……♡

 

 乳首から唇を離すと、唾液がつーっと糸を引いた。真っ赤に火照って汗ばんだ首筋から雫が垂れ、深い谷間へ吸い込まれていく。

 

「えっ? ご、ご主人様……」

 

 アカネの目が訴えてくる。どうしてやめてしまうのですか。今とてもいい所だったのに。彼女を焦らしているつもりだったけれど、焦れているのは私の方かもしれない。しとどに濡れそぼっているであろう秘部を暴きたくなっていた。アカネにもその思いはあったようだ。布越しに脚を撫でて意識を「そこ」へ誘導すると、一回り小さな手がそっと重なってきた。

 

「そろそろ、下も脱ごうか」

「はっ……はい……♡」

 

 アカネの声は上擦っていた。腰元ではだけたままのメイド服が下ろされていく目つきにも、期待の色が滲んでいる。露になっていく下半身が薄暗い間接照明に照らされる。真珠のような肌が光を受けてほのかに輝き、部屋の中が明るくなった錯覚すら覚えた。

 

「……♡」

 

 くびれた腰を軽く持ち上げて、白のタイツに手をかける。アカネの視線がしっとりと濡れていく。シルクのベールが剥がれるように、薄布が艶かしい肌を滑り落ちた。

 

 たっぷり肉厚なお尻を浮かせてもらい、脚を撫でながら白タイツを抜いていくと、デニールの内側で籠っていた甘酸っぱい濃厚なメス臭が、むわっと立ち昇る。

 

 メイドのアカネが〝ただのアカネ〟になってしまうまで、あと一枚だ。タイツよりも白い太腿が露わになり、ブラとお揃いのショーツが視界に入る。クロッチはもう割れ目の形に色濃く湿っており、ベッドランプが濡れた内股を輝かせていた。

 

「あっ……♡ ご、ご主人様、恥ずかしいです……♡」

 

 アカネが恥じらいながら太腿を閉じようとするが、私は膝を押さえて脚を開かせた。抜き取ったショーツは裏地からねばっと糸が引き、薄めの陰毛にも淫水の雫が咲いている。

 

「メイド服の下に、アカネはこんな綺麗でエッチな裸を隠してるんだね」

「あっ、そんな、うぅ……♡」

 

 生唾を呑み込まずにはいられない、美しい裸体。アカネが両手で顔を隠そうとしているが、指の隙間から私を覗く目は期待に熱っぽくなっている。もうすぐにでも挿入できてしまいそうだったけれど、もっとトロトロにして、アカネの淫らな本性を暴きたかった。

 

「脚は開いておくんだよ。閉じたらダメだからね」

「はい……か、かしこまりました……♡」

 

 私はアカネの隣に寝そべり、頬に口付けた。さらさらの内腿を優しく撫でて期待を煽り、腰を持ち上げさせて、いわゆる「まんぐり返し」の体勢にさせると、淫水でてらてら光る粘膜がよく見えた。

 

「よく濡れてるね。ずっとほったからしで切なかった?」

「いえ、そ、そんなことはっ……♡」

 

 人差し指と薬指で、くぱっ♡と膣口を広げた。愛液を滲ませた膣襞が、愛撫を待ち望んでヒクヒク震える。

 

「見てごらん、今からここに指が入るからね。楽しみ」

「はっ、は、はい……楽しみ、です♡ ご主人様の、ゆび……♡」

 

 男の指にこじ開けられたメス穴にアカネの視線は釘付けで、ハァハァと息を荒げている。私は中指をそっと膣口に当て、こんこんと湧く愛液を塗り付けた。そして、挿入される瞬間を見せびらかすように、ゆっくりと沈めていく。

 

 ――ぬぷっ♡ くちゅ……♡

 

「んんっ……♡ あっ、はぁ……♡」

 

 熱く締まる肉環が指をきゅっと締め付け、アカネが尻を揺らした。膣肉は熱く潤んでおり、前戯の必要もないぐらいだ。彼女の昂ぶりの深さが窺える。

 

 先ほど焦らされた仕返し、というわけでもないが、私は指を動かさず、反応を窺った。

 

「はっ、はっ……♡ え、ご、ご主人様……?」

「どうしてほしい? 言ってみて。アカネの指示に従うから」

「そ、それは……♡ 私はご主人様にお仕えするメイドで……その、メイドがご主人様に、指示する、なんて……♡」

 

 アカネが戸惑いながら呟き、ひくっと内股を震わせた。眉尻が下がり、彼女の頬がさらに紅潮する。まだ気遣いが残り、ワガママになりきれていないが、理性が揺らいでいるのはその震える声から分かった。吐息で耳をくすぐりながら、アカネに囁く。

 

「メイド服はもう脱いじゃって、今は〝ただのアカネ〟でしょ。いいんだよ。してもらいたいことを素直に言ってごらん。自分に正直になるのも大切なことだよ。アカネも気持ちよくなりたいよね?」

「っ……♡」

 

 私の言葉に、アカネの体がぴくんと震える。興奮の度合を示すように、膣口がきゅっときつく締まる。メイド服という役割を引きはがされ、一匹のメスとなった彼女の欲望に火が点いた瞬間だった。

 

「そ……それでは……♡」

 

 彼女の瞳がとろりと潤み、恥じらいながらも素直に口を開く。

 

「ご主人様の、指で……その、膣の天井を、撫でてくださいませんか……?」

「いいよ。これでいいの?」

「はぅ……♡ ん♡ ん~っ……♡」

 

 手の内を天井へ向け、リクエストに答えてあげた。中指を曲げて、入口から奥の方へ、天井をゆっくりと這わせる。私の手に甘えるように、アカネの尻が浮いた。

 

 ――くちゅ……くちゅ……♡

 

 出し入れする中指はぬらぬらの愛液にまみれ、手の甲に伝ってくる。本当はアカネの感じやすいところは知っているけれど、私は知らない振りをしてツボを外す。側面を撫でたり、入口の裏側をわざとらしくくすぐったり。アカネはもどかしそうに鼻を鳴らした。

 

「ん、ご主人様、もうほんの少しだけ、奥を……♡」

「ごめんね、女の子の体には詳しくないから……。この辺かな?」

「そ、そこではなくて……その、失礼しますっ♡」

 

 焦らしていたら、胸元で組まれていたアカネの手が伸びてきた。はしっと私の手首を掴み、誘導する。導かれた指先に、コリッとしたものが当たった。

 

「この辺で、指を軽く曲げてみてくださいませ」

「軽くだね」

「ひゃうっ♡ そ、そうですっ♡」

「どうやって動かしたらいいのかな? アカネに教えてほしいな」

「え……えっと……♡」

 

 自身の性感帯を暴露させられている。それなのにアカネはそれほど躊躇せず、私の手首をそっと揺する。小さく円を描くように擦り、指を押し込んで圧をかけさせてきた。

 

「こんな感じで……お願いいたします……♡」

「ここは、Gスポットかな?」

「はい、そうです……♡ あの、そこがちょっと弱くて――あっ♡ あ♡ あっ♡ あ♡ きもちいいです……♡♡」

 

 自ら弱点を説明する声に胸が熱くなる。ご希望どおりにざらついたGスポットを撫でてあげると、アカネは甘い声をあげ、カクカクと腰を揺らし始めた。

 

 ――くにゅ、くにゅ……♡ ぷちゅ♡ こす、こす……♡

 

「あぅぅぅ……♡ ごしゅじんさまの、ゆび……♡ はひ♡ ひんっ♡ んふぅぅ……♡」

 

 アカネの声が甘く響き、彼女の体が快感に震える。私は彼女の反応を見ながら、Gスポット指先で舐めるように愛撫してあげた。密度の高い愛液が膣奥から分泌され、指にネトネト絡みつく。私は彼女の願いをさらに引き出すように、優しく尋ねた。

 

「アカネ、どうやって触ってほしい? もっと激しいほうがいい?」

「い、いえ……♡ このまま、優しく出し入れして、ゆっくり愛でてください……♡ 優しく、じっくり……はぁ……♡ はぁ……♡」

「分かった。これぐらい?」

「あっ♡♡ そ、その感じでお願いしますっ……♡」

 

 切なげにおねだりする声が股間に響く。激しく責めたい欲求が込み上げるが、薄れゆく理性で抑えた。

 

 音がしないぐらい緩慢に抜き差しして、Gスポットを甘掻きする。ゆっくりと、リズミカルに。「嬉しい」「気持ちいい」と、アカネは夢見心地に声を蕩かしている。こっそり指をもう一本増やすと、天井向けて掲げた足先が、ぎゅうっ♡と拳を握った。

 

「腰が揺れてるよ。気持ちよさそうだね」

 

 喘ぎ声の合間に、アカネが素直に頷いた。

 

「うっ、嬉しいです……♡ ご主人様が、指で、やさし、くぅ……♡」

 

 ――ぬちゅ、ぬちゅっ……♡ くちゅっ♡

 

 蕩けた嬌声に呼応して、蜜穴から愛液がとろとろ零れ落ちてくる。もうナカはぐじゅぐじゅだ。垂れてきた蜜が下腹部を伝い、臍の窪みに溜まっていく。

 

「あっ、あの……ご主人様……♡ あっ、うっ♡ も、もう、っ……♡」

「イきそう?」

「は……はい♡ 申し訳ありません、あぅ♡ さっきから、焦れていたもので、堪え性が……♡」

 

 アカネの声が切羽詰まりだした。さっきから膣壁の締め付けが強くなり、足指が握られたり開いたりを繰り返している。ずっと焦らされていたおまんこを耕されて、こんなに緩い愛撫ですら堪らないのだろう。

 

「ゆっくりなままでイけそう?」

「おねがいします、このまま、ゆっくり、やさしく、やさしっ、あ、うれしいっ♡」

 

 絶頂に導きたくて、優しさに微かな揺らぎが生じた。ぐっと押し込んだ拍子に指が回り、Gスポットを潰してしまう。それがオーガズムの引鉄になった。

 

「あ……ア!! ……い、くぅぅ……♡♡」

 

 ――ぴゅる……♡

 

 ほんの少し不規則なリズムがついたが、慣らす前段階の弱いタッチで、アカネは穏やかに絶頂した。尿道から噴き出した潮も大人しく可愛らしいものだったが、強張った体は汗の火照りを帯びて、吐息が熱っぽく変わっていく。

 

「は、あぁ……しあわせ、ぇ……♡♡」

 

 アカネがくたっと力を抜き、荒い息遣いがシーツに響く。ゆっくり昇りつめたからか、地面が天井にくっついてしまったように、オーガズムから降りられなくなっているようだ。挿入したままの指が、内壁にちゅうちゅう吸い付かれっぱなしになっている。

 

「アカネ、平気?」

「はひ……だ、だいじょうぶ、です♡ うぅ、イ、イくの、つづいてて、っ……♡♡」

 

 ――ぐにゅっ♡ にゅぽん♡

 

「んひぃぃ……っ♡♡」

 

 膣天井に指を押し当て、ねっとり掻きながら指を抜き取ると、それだけでアカネはまた絶頂してしまったようだ。薄く伸ばしたスライムみたいに、膣口からねばっと愛液の糸が伸びる。

 

 アカネの準備はできているし、私のペニスも先走りをドクドク漏らしている。これ以上ペッティングしていると、私の方が我慢できなくなってしまう。ただ、少し休ませてあげたい気持ちもある。

 

「あの、ご主人様……」

 

 恍惚としたまま、アカネが自ら、膣穴を指で広げた。花弁のように折り重なった襞が、ヒクヒク蠢いて雄を誘っている。

 

「よろしければ、そろそろ……おちんぽを、くださいませんか……?」

「ふふ、入れてほしいの?」

「はい、この……ご主人様専用のおまんこに……♡」

 

 おまんこ、と口にした途端、アカネの膣口から一筋の小川が流れた。

 

「イッたばっかりなのに、もう欲しいんだ。欲張りさんだね」

「あうぅ、申し訳ありません♡ でも……その……アカネの欲張りまんこを♡ ご主人様の、太くて逞しい、カチカチのおちんぽでっ♡ おっ、奥まで、ごりごり掻き混ぜて、熱いとろとろミルクも、たっぷり御馳走していただきたくて……♡」

「……っ」

 

(ヤバい、今のでイきそうになっちゃった……)

 

 上品な言葉遣いで、淫靡なおねだり。学んでもいない語彙は口から出てこない。貞淑そうなアカネも、はしたない言葉をどこかで学んだのだ。息を弾ませるアカネは、もはや指では物足りなくなり、素直に欲望を口にできた。もうすっかり〝ただのアカネ〟だ。

 

 

<4>

 

 アカネの膝を抱え、私の体に隠すように覆いかぶさる。股を開かせて照準を合わせると、濡れそぼった膣口が亀頭の先端へ吸い付いてきた。

 

 下腹部の素肌が擦れ合い、温もりを直に感じられる。今この瞬間は、アカネと二人だけ。先生であることを忘れていられたら――なんて、口には出せない思考を劣情で押し流した。

 

「はぁっ……♡ ご主人様、お願いします……アカネにお情けを……♡」

 

 アカネの切なげな声に煽られ、私のペニスがびくんと跳ねる。先走りがシロップのように糸を引き、太く張った血管を辿って垂れ落ちる。あれだけアカネの口に吐き捨てたことなんて忘れたかのように、尽きることのない欲望がペニスを限界まで膨らませている。

 

 挿入したら我を忘れてしまいそうだ。

 焦がれる気持ちを抑えつつ、ゆっくりと腰を進めた。

 

 ――ぬぷっ♡ ずりゅ……♡

 

「あふ……ん~~っ……♡」

 

 亀頭がずるんと滑り落ち、引っ張られるように奥へ導かれた。彼女の熱い粘膜が私の先端に触れ、ぬるっとした感触がペニスを包み込む。熱い溜息と共に膣肉が締まり、亀頭を舐め回してくる。

 

「ん、うぅ……♡ おちんぽ、熱くて、硬いです……♡」

 

 濡れそぼった粘膜を割り開き、じわじわと挿入する。裏筋をなぞりあげられて、思わず立ち止まった。息を吐いてペニスを押し込む。熱烈な歓迎を受けながら、やがて下腹部がくっつきあった。

 

「……ふぅ、全部入ったよ」

「はい♡ お臍の下まで、ご主人様でいっぱいです……♡」

 

 私以外の男を知らない雌穴は深い所までまろやかに蕩け、最奥にコツンと当たると空気の隙間もないほど吸い付いてくる。粘膜の温もりが亀頭から全身に広がり、彼女との繋がりが心を満たしていく。このままじっとしているだけでも温かな幸福感が込み上げてきた。

 

「うふふ……ご主人様、お口でした時よりも大きくされていますね♡」

「そうだね。さっきからずっと、入れたくて……」

「わっ、私もです♡ 指でしていただいている間、お腹の奥が寂しくて……」

 

 アカネの声は穏やかで、快感を噛み締めるようだった。言葉を交わし合っている間に蜜壺はペニスの形に馴染み、柔らかく包み込んでくる。

 

 すぐにでも腰を振りたくなったが、まずはアカネとの一体感をじっくり味わいたい。肉壺が私の形に馴染むのを待つ間、艶めかしい裸体に手を伸ばす。二の腕を撫でても、脇腹を指先でなぞっても、彼女は敏感に身をくねらせ、恍惚として息を乱した。快楽に身を任せる姿に愛おしさが込み上げ、陰茎がますます太くなった。

 

 やがて、互いの密着感が高まりだした頃、「動くよ」と一声かけ、腰を引いた。

 

 ――ぬっちゅ、ずる……♡

 

 カリ首で膣襞を潜り抜けながら引き抜くと、ナカに溜まっていた愛液が掻き出されて溢れた。亀頭の傘が入口に引っかかると、アカネの腰が浮き上がりそうになる。

 

 ――ずぷ、ぷ……♡

 

「は、ひ……っ♡」

 

 膣圧を味わうようにゆっくり挿入して、子宮口に口付けを交わす。シーツを握っていた手が、私の首筋に回ってきた。眉尻を下げた切なげな顔で、アカネがじっと私を見詰める。潤んだ瞳、半開きの唇。頬は真っ赤に染まりきっている。

 

「は、ぁ~……♡ んうぅ、きもちいい……♡」

 

 スローなピストンで、雄の存在感をアカネに教え込む。ねっとりこってりと絡みつく膣肉もまた、その狭さや熱さをガチガチのペニスに塗りこんでくる。奥深くまで挿入すると、根元まで吸い付かれ、睾丸ごと引き込まれてしまいそうだ。

 

「はぁ……アカネのおまんこ、トロトロだね……」

「ご主人様のおちんぽ、うぅっ♡ 太いです……♡」

「苦しくない?」

「ちょっとだけ、息が詰まりそうで、怖いぐらいなのに、っ……♡ 奥までお迎えすると、じゅわっと幸せになって……♡」

 

 アカネの喘ぎ声は控えめだが、快感をじっくり味わうように、ひとつひとつが丁寧に響く。滅私奉公の精神を持つ彼女も、個人的な欲望を隠さなくなってきたようだ。下からくいくい抱き寄せられて顔が近づき、唇をねだってくる。

 

「ン♡ んぅ……♡ はふ♡ おねがい、しまひゅ♡ もっと、おくまで……♡♡」

 

 臍を擦り付けるように、下腹部も甘えてきた。上の口でも下の口でも繋がり合う。絡み合う舌で唾液を交換し、性器の粘膜を擦り合わせる。彼女の柔らかな乳房が私の胸に押し潰され、汗ばんだ肌がぴったりと密着した。硬い乳首が胸板で擦れ、喘ぎ声代わりに膣がびくっと締まる。

 

 息継ぎしたくなって唇を離すと唾液の橋が架かり、アカネが名残惜しそうにそれを舐めとった。舌を出す婀娜なしぐさは、貞淑な彼女には不似合いだった。でもそれだけに、頭がボッと熱くなる。

 

 ――ぬち……じゅぷ……♡ とちゅっ♡  

 

 柔らかいほっぺにキスを落とし、ゆったりと腰を使う。二人分の体重を受け止めたベッドが、きしきしと小さく軋む。ねとねとの雌穴が怒張を舐め回し、ザラついた天井が亀頭を責め立ててくる。

 

「ご、ご主人様、いかがですか? ゆるくはありませんか?」

「緩いだなんて、とんでもない。狭くて、きつくて……気持ちいいよ」

「ん♡ あふ……♡ う、うれしい、です……♡」

 

 腰を抱え直し、角度を少し変える。下から上へ。性感帯の集まった膣天井を圧迫し、Gスポットを亀頭で潰す。そのまま腰を回して裏側から刺激してやると、アカネは踵を浮かせて白い喉を晒した。顔を戻した彼女の瞳は涙をこぼさんばかりに潤んでいる。愛しさと欲望がせめぎ合い、腰を抑える理性が薄れていくのを感じた。

 

「あ♡ あっ、あ~~~~~~♡♡」

「さっき、指でしてあげた所だよ。アカネはここが好きだよね?」

「あぅ♡ す、好きです♡ そこ、好き……ありがとうございます、っ♡」

 

 ――ぱちゅっ♡ ぱちゅ♡ ぬちゃ♡ ぬるるっ……♡

 

 アカネの嬌声が深まるにつれ、結合部から立つ卑猥な水音がテンポを上げていく。大きな乳房が胸元でたぷんたぷん揺れる。皿から零れそうな巨大プリンをたまらず鷲掴みにした。臼から上げたばかりの餅みたいにしっとりした乳肉が、肌に吸い付いてくる。手に余るそれを捏ねまわすと、アカネは切なげに眉を寄せた。

 

 ――くりゅっ♡

 

「はひ♡♡ あっ、いっ、いけません♡ あっ、今、びんかん、ですからっ♡♡」

 

 コリコリの乳首を指先でくすぐってみると、アカネは敏感に反応して背を弓なりに反らす。指の関節で勃起乳首を挟んでしごいていると、シーツから背中が浮き上がり、膣壁がうねった。

 

「は、う♡ ごしゅじ、さまっ♡ あぅ♡ おちんぽも、おっぱい、もっ♡」

 

 ――ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡ ずぷ♡ ずぷ♡ ずぷっ♡

 

 乳輪を爪で引っ掻き、乳首の根元から先端までこりこり責めたてる。アカネが腰をくねらせ、もっとしてとばかりに胸を突き出してくる。そのまま挿入を深めていたら、汗ばんだ体がびくびく震え始めた。昂るアカネを追い込むために、膣天井を突き上げる。

 

「あ、ご、ごしゅじんさま、ごめんなさいっイきます……ひイっ……♡♡」

 

 宣言するや否や、汗ばんだ体が強く緊張した。みちみちっ♡と膣肉が締まる。精液をねだるようにメス肉が絡みつき、釣られて私も達しかけた。

 

「っ~~~~♡♡ はぁ、あ……♡♡♡」

 

 足先をピンと伸ばして、アカネがオーガズムの余波に浸る。私は腰の動きを止め、うねる膣肉に身を任せる。快楽に震えるアカネのお腹を優しく撫でさすると、絶頂の最中にある体がびくんっと跳ねた。

 

「はっ……はっ……♡」

「可愛いよ、アカネ」

 

 絶頂の余韻に息を乱すアカネは、首筋までピンク色に肌を染めている。隙の無い品の良さも今は乱れ、へにゃりと見せた笑顔も蕩けている。ズレた眼鏡を直してあげようと思って、少し気が変わった。眼鏡も脱がされ、レンズ一枚隔てていた視線が直に交わりあう。

 

「ん……あの、裸眼は、その……♡」

「どっちも美人さんで、甲乙つけがたいね」

「あっ、ぅ、ふふ……♡ 勿体ないお言葉です……♡」

 

 生まれたままの姿になったアカネが、照れくさそうにはにかむ。素直な反応だった。謙遜する理性も、今は溶けてしまっているのかもしれない。

 

 射精感がジワジワと込み上げてきていたが、まだ切迫するほどではない。正常位では届ききらない奥の奥まで味わいたくなり、私はアカネに提案した。

 

「アカネ、姿勢を変えよう。うつ伏せになろうか」

「っ……♡」

 

 アカネの表情にほんの僅かな緊張が走った。顔が見えない体位で、上から一方的に犯されるのだから、無理もない。だが彼女の緊張に不安はなく、むしろ悦びすら混じっていた。その証拠に、肉穴にはじゅわっとした潤いが増し、膣襞をざわめかせていた。

 

「んっ、はぁ……♡」

 

 ぬぽっと抜け出た亀頭には、糖蜜のように伸びた愛液がまとわりついていた。粘膜の熱を吸い上げ、淫水をたっぷり浴びた肉竿はむわっと湯気を放ち、物欲しげな目でアカネがそれを見つめる。

 

 うつ伏せになったアカネが、シーツを握る。アッシュグレーの髪を脇によけると、染み一つない真っ白な背中が広がり、絶頂の余韻に汗ばむ肌が妖しく光る。華奢な肩が小さく上下して、浅い吐息が聞こえてきた。

 

 むっちりしたお尻の肉を撫で、まだ閉じ切っていない膣穴に亀頭をあてがう。セックスの続きを予感した粘膜が、貪欲にペニスを呑み込もうと蠢いていた。

 

 ――ぬぶっ♡ じゅぷぷぷ……♡

 

「んは……♡ あっは――お゛ッ♡♡」

 

 一気に押し入れ、入り切る分を滑りに任せて埋没させた。コリッとした最奥部がより近くに感じられて、腰を押し付ければ圧迫することもできた。

 

「ん゛ぅ♡ うぅぅ……っ、深い、ですっ♡♡」

 

 アカネの声が震えていた。充足感溢れる正常位ほど優しくはないが、亀頭の先端に当たる子宮口が先走りを直飲みするように吸い付き、思わず私は腰を揺らしてしまった。

 

「奥の奥まで届いてるの、分かる?」

「いッ♡ あ゛、わ、分かります、っ♡ はっ、はぅ、はひっ♡♡」

 

 最初はゆっくり奥を押し潰し、彼女の反応を見ながら抜き差しする。ポルチオの位置を確かめるようにじわじわ圧迫すると、余裕のない声がシーツの海に染み込んでいく。

 

 ――ぬぶっ……ぐり……ぐち……♡

 

 少しずつ、リズムをつける。時折腰を止めて最奥をぐりっと捏ねると、アカネの声が一層掠れた。熱く蠢く膣肉がペニスを締め付け、強烈な快感が全身を貫く。抜き差しするたびに、とろとろの蜜が掻き出されて膣口から溢れ、シーツを色濃く濡らしていく。

 

「あっ……あぁ♡ おっ、おちんぽ、長い、ですっ♡ おまんこの奥っ、当たってますっ♡ あひっ♡ ひん♡ ひぃぃっ♡」

 

 シーツにぎゅうっと皺が寄る。正常位で睦み合っていた時の可愛らしい喘ぎ声が、切羽詰まっていく。まだそれほど激しく出し入れしていないのに、アカネは身を捩ってよがっている。万力で押しつぶされるような膣圧が襲ってきて、私も声を抑えられなかった。

 

 ――ぢゅぷ♡ ずっぷ♡ こつ、こつ、こつん♡ ぐりゅ……♡

 

「ん゛♡ ン゛っっ♡♡ う、ひ♡ はひッ♡ き、きたない声、もうしわけ、ございませっ♡」

 

 冷静沈着で恭しい室笠アカネには似つかわしくない、戸惑い混じりの嬌声。喉を閉めても、止められないようだ。「汚い」と称するそれはきっと、私しか耳にすることを許されていないに違いない。愛しさが深まっていく。

 

「もっと乱れていいんだよ、アカネ。奥の方ぐりぐりされるの好き?」

「すっ、すき♡ すきですっ♡ ごしゅじんさまの、長くて太いおちんぽで、おまんこすりつぶされるのっ♡ あっ♡ ア゛♡ ア゛~~~~~~~っ♡♡♡」

 

 我を忘れた咆哮のような嬌声が部屋に響き、背中が弓なりに反りあがる。低く濁ったよがり声が、オスの本能に薪をくべる。脳の底から響く衝動のまま、私は夢中で腰を打ち付けた。むちむちの尻肉が波打ち、最奥を突くたびに蜜壺がきつく締まり上がる。

 

「ん゛ぃ、いっ……♡ い、い、イ゛ぐっ♡ イきま゛しゅ♡ いっぐぅぅぅぅ、うぅぅ……♡♡」

 

 宙に浮いた両足が、きつく指を握った。膣肉がねじれ、ペニスに吸い付いたまま痙攣する。アカネは枕に顔を埋めて絶頂し、首筋が赤く上気する。背中に汗の滴も浮かび上がってきた。

 

「アカネはここが弱いんだね」

「っあ゛~~~~~~♡♡ そっ、そ、そうですっ♡ そこ、そこっ、そこ、おぉぉぉ……♡♡」

 

 ――こちゅ♡ こちゅっ♡ ごり、ぐりっ♡ ぐちゅ……♡

 

 ポルチオを続けざまに圧迫されて、アカネが吠える。ミレニアムで1,2を争う気品の良い彼女が、ケダモノみたいな声を上げる。美しいものを貶める品のない悦びに、睾丸の中身がグツグツと煮立った。硬く張り詰めたペニスがドクドクと先走りを漏らし、吸い付く子宮口に呑ませていく。まるで、ミルクを求めて吸い付く赤子のようだった。

 

「お尻が浮いてるよ。もっとしてほしいの?」

「はっ、あ、ア♡ はい、お゛っ♡ おねがい、しますっ♡ ごしゅじんさまの、お゛ぢん゛ぽッ♡♡ イ゛ッ――ぐ♡♡」

 

 ――どちゅ♡ ずちゅっ♡ ぐぢゅ♡ ばちゅっ♡

 

 繰り返されるポルチオアクメに悶えるアカネ。メスを征服する歓喜に、射精のような先走りが噴き上がった。

 

 きつく締まる蜜肉にずりゅずりゅ肉竿をしごかれて、私ももう止まれない。導火線が短くなっていくのが頭のどこかで分かっていても、理性はとうに溶けている。

 

「はぁ……アカネっ、気持ちいいよ、アカネっ」

 

 ――ばちゅっ♡ ずちゅん♡ ごりゅっ♡

 

「んぎぃ……っ♡ お゛っ、おぉぉ、オおぉ~~……ッ♡♡」

 

 打擲音と、水音と、バネの軋む音。

 低く荒い私の吐息と、掠れかけたアカネの嬌声。

 それだけが、仮眠室を満たしていた。

 

 あの上品で、従順で、慎み深いアカネが、メスの本性を剥き出しにして乱れている。汗の湿気を立ちのぼらせ、髪を振り乱して、よがり声を上げている。

 

 私だけだ。

 アカネのこの姿を知っているのは私だけ。

 私だけのアカネ――

 

「アカネ、愛してるよ、アカネっ」

「あっ――あ、うれし、ですっ♡♡ ごしゅじんさまっ♡♡」

 

 慎ましさから解放された〝ただのアカネ〟に、私の全てをぶつける。生徒を相手に生殖器をいきりたたせ、間もなく種付けの瞬間を迎える私だって〝ただのオス〟だ。こんな私でも受け止めてくれるアカネに、愛を告げずにはいられなかった。

 

「アカネ、出すからねっ。ナカでイくから、全部、受け止めてっ……!」

 

 ――ごちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅっ♡ ぐりゅっ♡♡

 

 くぐもった淫らな水音と肉同士がぶつかり合う破裂音の中、私は歯を食いしばる。真っ白な頭の中に閃光が散って、陰嚢のあたりまで熱いものがこみ上げてきて――。

 

 ――ぶびゅっ♡♡♡ どびゅるるるるる♡ 

 

 膣奥に亀頭を食い込ませた刹那、睾丸から飛び出した滾りが尿道を駆け抜け、鈴口から迸る。濃くて粘ついた白濁液が勢いよく噴射し、アカネの膣内を埋め尽くしながら奥底を叩きつけた。

 

「お゛おぉぉぉっ♡♡ イ゛ぐっイ゛ぐ♡♡ いぐぅぅぅ~~~~~~~♡♡♡」

 

 メスを征服する歓喜が、オーバーヒートした頭を埋め尽くしていく。腰を痙攣させ、犬のように舌を出して、子種を子宮に注ぎ込む。アカネを汚す悦びに溺れながらも、彼女を抱き寄せる腕に込めた愛情が止められなかった。

 

「あ゛ッ♡ あっ、あっつぅ……♡ んへ、あぁ、でてます、ぅ……♡♡」

 

 子宮口にディープキスを決められてアカネも絶頂を迎えていたらしく、だらけた嬌声を上げて背中を反らせた。シーツが手繰り寄せられて、マットレスの隅っこが剥き出しになっている。白濁が迸るたび、アカネはうっとりと声を震わせ、追い打ち射精をせがむように尻を押し付けてきた。

 

「アカネ……」

「あぁ、ごしゅじんひゃま……♡」

 

 脳味噌がぐずぐずに溶けあうような多幸感の中、私はアカネの頭を抱き寄せ、唇を重ねた。そのまま、まだ絶頂の余波に震えるペニスで、膣内を掻き混ぜる。白濁と愛液が混ざり合い、ぐちゅりぐちゅりと重たい音を立てながら、抜き差しのたびに膣口から溢れ出した。

 

「ンッ♡ おゥ♡ お゛♡ お、ほォ……♡」

 

 泥を捏ねるような重たい水音と共に、アカネがくぐもった喘ぎ声をあげる。蜜壺はまだうねり続けており、緩慢な摩擦になっても甘イキを繰り返しているようだった。唇の端からこぼれる唾液を啜り取り、首筋の汗も指で拭ってやって――私たちはぐったりと横たわった。

 

 

<5>

 

 疲れた身で二度も大量射精をした余波が、事後の体にのしかかってくる。瞼がひたすら重くて、アカネの背を撫でる手から伝わる体温だけが、私を現実に押し留めていた。

 

「あの、ご主人様……」

 

 まだ汗の湿り気を帯びたまま、アカネが呟いた。

 

「申し訳ありません、その……はしたない所を、お見せしてしまいました……」

「可愛い所をいっぱい見られてよかったよ」

「そっ、そう言われましても……」

 

 アカネは眼鏡をかけて照れを隠し、シーツを握る手に力を込めた。彼女の長い睫毛が震え、頬がほんのり赤く染まっている。私はアッシュグレーの髪を優しく撫で、囁くように言葉を紡いだ。

 

「恥ずかしがることはないよ。素直になってくれて、とても嬉しかった。メイドとしてのアカネはもちろん、私は『ただのアカネ』だって愛しているからね」

「ご、ごっ……ご主人様……♡」

 

 赤面したアカネの瞳が潤み、フレーム越しに私を見つめる。彼女の声は微かに震えていたが、その奥には安堵と喜びが感じられた。完璧なメイドとしての落ち着きが失われ、ちょっと目を泳がせているのが、また愛しい。

 

「あのっ……わ、私も、ご主人様を……」

「ふふ。名前で呼んでもいいんだよ」

「いっ、いえっ滅相もありません! ですが、いつか……♡」

 

 アカネの動揺が面白くてついからかいたくなってしまうが、半分は本心だった。普段はメイドとしての役割に徹し、慎ましく振る舞う彼女にも個人としての欲望がちゃんとあって、私の前でだけは無防備にそれをさらけ出してくれる。そのギャップが、愛情をさらに深くする。

 

「たまには我儘になってもいいんだからね」

「はい……ありがとうございます。ご主人様にそう言っていただけると、とても安心します」

 

 アカネが微笑み、そっと手を握り返してきた。彼女の指先はまだ微かに震えていたが、その温もりは確かな愛情を伝えてくる。私は彼女の手を握り返し、掌に感じる柔らかさに心が温かくなった。彼女の緊張が解けていくのが、手の感触からも分かる。

 

「あの、ご主人様……」

 

 小さな咳払いをして、ゆっくりと唇が開く。

 

「お慕い……いえ、私も、愛しております……♡」

 

 吸い寄せられるように、唇が重なった。唇が触れ合うたびに、心の奥底から湧き上がる愛情が全身を包み込む。柔らかな感触と彼女の吐息が混じり合い、激しい情事の後の穏やかな余韻が、二人を繋いだ。

 

 視界の端に見えた時計が、一日の終わりが近いことを告げている。アカネを寮まで送り届けるか。それともそのまま、朝まで一緒にいるか。

 

 私の胸に顔を埋めるアカネは、まだその答えを先送りにしたがっていた。

 

  

 

 

 終わり




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