※この作品はR-18です。

「エリナリーゼさんと幸せになりたい!」   作:大隅

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★マークはついていますがエロ度は薄目ですorz


第13話「ロキシーの常識、壊れる」★

sideロキシー

 

出発直後に息子さんから――伝言とはいえ――おふくろと呼ばれたエリナリーゼさんがヒロの胸に顔を預けて泣いています。

昨晩もそうでしたが、やはり親子関係は言葉を交わさないと簡単には判り合えない、という事でしょうか。

いえ、言葉だけでもダメなのでしょうね。

エリナリーゼさんの息子さんは最後の最後で姿を見せた事で今はまだ直接話せないけれど、という事を示しました。

お互いの中にある信頼や愛情、それが確認出来て初めて親子関係と呼べるのかもしれません。

……魔大陸についたら一度くらいは故郷に顔を出してみるべきでしょうか。

 

 

「……は、恥ずかしいところをお見せしてしまいましたわ」

 

ようやく落ち着いたらしいエリナリーゼさんが涙を拭きながらそう言いました。

とはいえ、御者席にいるタルハンドさんも含めてそんなエリナリーゼさんの姿を微笑ましいと感じこそすれ、他者に見られて恥ずかしいものだと思う人はいないでしょう。

それくらい母子の間にあった蟠りを――未だ完全ではないとはいえ――解消したヒロの行動はエリナリーゼさんにとって大きなものだったと言って良いと思います。

……それにしても、私も将来ヒロとエリナリーゼさんのように運命的な出会いを果たして全幅の信頼をもって身体を預けられるようなパートナーを見つける事は出来るのでしょうか。

 

「……正直羨ましい、ですね」

「何か言いまして?」

「あ、いえ。

 なんでもありません」

 

ある意味私にとっての理想の出会いと関係。

同じような出会いに巡り合える事を祈りつつ私達は馬車に揺られながら次の街を目指しました。

 

 

「二人部屋を二つ、お願いします」

「ロキシー、それは間違いじゃ。

 一人部屋二つと二人部屋一つを頼む」

「……男女二人ずつなんですから二部屋で良いのでは?」

「ワシと相部屋になる心算か?」

「え」

 

夕暮近く、今日宿泊する街の宿で部屋を取ろうとしたらタルハンドに訂正されました。

話を聞くとヒロとエリナリーゼさんが同室は確定事項、フィットア領への帰還途中も常にタルハンドが一人部屋で二人が同室だったとの事。

 

「理由は隣の部屋に泊まれば判る」

「は、はあ……」

 

……私は何故この時理由を確認しなかったのでしょう。

ヒロの年齢の事もあってヒロとエリナリーゼさんの関係を軽く考え過ぎていたのは間違いありません。

食事を終えて部屋に戻ってしばらくすると。

 

「ロキシー、ちょっとこちらの部屋で着替えさせて頂いても宜しくて?」

「態々二人部屋を取ったのですから自室で着替えれば良いのでは?」

 

エリナリーゼさんが私の部屋にやってきてそうお願いされ、ちょっとトゲのある回答をしてしまった裏に嫉妬心があった事は否定出来ません。

とはいえわざわざこちらの部屋で着替えたいと言うからには何か理由がある筈です、その辺りを問いただすと。

 

「ええと、その。

 あちらで着替えては意味がなくなると言いましょうか……」

 

なんともはっきりしない物言いが返ってきました。

まだ出会って数日ですが、この人はどちらかというとズバッと本音を言うタイプだと思っていたのでちょっと意外です。

 

「着替えるのは良いですけど、せめて理由くらいは教えて下さい」

「……」

 

エリナリーゼさんの視線が宙を彷徨っていますね。

余程言いたくないのか、それとも言うのを躊躇ってしまうような理由なのでしょうか?

 

「実はその、ロールズとの間を取り持ってくれたお礼に、ちょっとだけ大胆な下着でサプライズしようと思いまして……。

 それで同じ部屋で着替えたのではサプライズにならないでしょう?

 なのでロキシーの部屋で着替えさせて頂きたいのですわ」

 

……理由は判りました、理由は。

サプライズで大胆な下着姿というのもまあ判ります、それなのに着替えの場所を忘れてたとか実はエリナリーゼさんってヒロが絡むと結構ポンコツだったりしませんか、と真顔で問い質すところでした。

何はともあれ、そういう理由であればこちらの部屋で着替えるのもやむを得ないでしょう。

 

「はぁ、理由は判りました。

 そういう事なら仕方ないですね」

「ありがとうございます。

 では早速……」

 

そういうとエリナリーゼさんは私の目の前で来ていた服を脱ぎ捨て着替え始めました。

それにしても長耳族って私達ミグルド族と同じくらいスレンダーな人が多いと思っていたのですが、エリナリーゼさんは割と大きいですね、悔しいのでどことは言いませんが!

 

「あ、あら、どうしましたのロキシー?

 そんなに見つめられてもわたくしタルハンドのような性癖はございませんわよ?」

「え、なんですそれ」

 

着替えの手を止めた――ちょうど全て脱ぎ捨てた直後でした――エリナリーゼさんが言うのはタルハンドさんは同性愛者(ゲイ)とのこと。

つまり着替えをじっと見つめていた私をタルハンドさんと同じく同性愛者(レズ)じゃないかと勘違いされてしまったようです。

……ああ、男女で部屋分け出来ない理由が良く判りました、同性愛者(ゲイ)のタルハンドさんとヒロを同室にするなんてエリナリーゼさんの立場からしたら容認出来るはずがありません。

 

「私はノーマルですから。

 エリナリーゼさんを見ていたのはちょっと羨ましかっただけです、ええ、他に他意はありません」

「そ、そうですの?」

 

素っ裸になったエリナリーゼさんが荷物から取り出した下着を身に着け始めました、のは良いのですが。

 

「へ、変tむぐっ!?」

「ちょ、ちょっとロキシー!?

 大きな声を出したら隣の部屋にいるヒロにバレてしまうじゃありませんか!?」

 

思わず叫びそうになった私の口がエリナリーゼさんに無理矢理塞がれてしまいました。

いや、叫びそうになった私は絶対に悪くないと思います。

何しろエリナリーゼさんが身に着けた下着……パンティは絶対に下着じゃありません、下着とは大事なところを隠すもので履いているのに大事な部分がぱっくり割れていてあ、あそこが丸見えなんてあり得ません!!

おまけに私の口を塞いだ時に手から落ちたブラもカップ部分が縦に割れていて身に着けても乳首が丸見えであろう事は一目瞭然です。

 

「本当になんですかこれ、どう見てもまともな下着じゃないじゃないですか。

 というか、サプライズってヒロはこんな下着姿のエリナリーゼさんを見たらショックで倒れるんじゃ……?」

 

ヒロはまだ15歳です、そんなあの子にこんな過激な下着姿なんて見せてしまって良いのでしょうか。

幾らなんでもまだ早すぎるんじゃ、と考えてしまったのですがエリナリーゼさんから返ってきたのは予想を遥かに超えた――ものでした。

 

「いえ、確かに過激な下着だとは思いますけどヒロとは何度も身体を重ねてますしびっくりはしてもショックはないと思いますわよ?」

「え」

「ヒロと出会ったのは半年程前ですし、セックスをし(・)な(・)け(・)れ(・)ば(・)い(・)け(・)な(・)い(・)理(・)由(・)も(・)あ(・)り(・)ま(・)し(・)た(・)か(・)ら(・)かれこれ100回以上はシている筈ですわね」

「は?」

「ヒロが魔術師として大成するためには絶対に必要な事ですわ。

 事情が事情ですからわたくしだけの判断だけで理由を話す事は出来ませんけれど……」

 

……私の脳が話の内容を理解する事を拒んでいます、真面目な少年だったヒロがエリナリーゼさんと何度も身体を重ねているという事実を。

ただ、魔術総量の大半を失ったヒロが魔術師として大成するために必要と言われてしまえば頷くしかありません。

聊か釈然としないままの私を余所に、エリナリーゼさんはブラも身に着け自身の姿を確認しています、どう見ても痴女が男を誘惑しようと準備している姿にしか見えませんが。

 

「部屋を貸していただき感謝致しますわ。

 それでは早速……」

 

私の部屋を出ようとしたエリナリーゼさんが扉の前でピタリと止まり、まるで壊れかけた扉を開くかのようなぎこちなさで私の方を振り返りました。

 

「どうしたんです?」

「こ、このままの格好で外に出て他のお客に見つかったら襲われてしまいますわ!?」

 

むしろ襲ってくださいと全身で示しているとしか思えません。

隣の部屋まで僅か数m、とはいえ万が一があっては色々問題になるのは目に見えています。

 

「……私の外套を貸しますからそれを羽織って下さい。

 ほんと、エリナリーゼさんってヒロが絡むとアレですよね」

「あ、ありがとうですわロキシー。

 ふふ、貴女にも愛する殿方が出来たらわたくしの気持ちが判りますわよ」

 

私が差し出した外套を受け取ったエリナリーゼさんはそう言いつつ隣の自室へと戻りました。

エリナリーゼさんの言っていた事に対し、男女の関係に関しては未経験者の私があまり言う事は出来ません。

とはいえ、お付き合いを始めた男女関係というのはそこまで激変するものなのでしょうか……?

真面目で堅物だった印象のヒロが、ええと、そこまで女性に溺れるというのは何とも信じがたいものがあったのも事実です。

ベッドに横になりつつそんなことを考えていると。

 

 

「……リーゼさんって、露出痴女だったんですね」

「ち、違いますわッ!?

 こんな格好をするのはヒロの前だけでしてよ!」

 

……隣の部屋の声が殆ど丸聞こえなのですが。

この宿の壁、ちょっと薄すぎませんか!?

 

「だって最初から外套の下がその格好だなんて……。

 誰かに見られたら間違いなく襲われちゃいますよ?

 むしろそれを狙ってたとか」

「それだけは有り得ませんから!

 ひ、ヒロの世界で男性を誘惑する下着を選んだら結果としてこれになっただけですわ!」

 

何か思っていたのと違ってエリナリーゼさんがヒロを誘惑しているというよりヒロがエリナリーゼさんを口撃しているような……?

イメージとしてはエリナリーゼさんがヒロを翻弄するようなやり取りになるだろうな、と思っていたのですが。

 

「じゃあその格好に見合ったコトをしないといけないですよね」

「えっ、あ、ああんっ♡」

 

どさっ、と人が柔らかいもの――多分ベッドでしょう――に押し倒されるような音が聞こえました。

それと一緒にエリナリーゼさんの嬌声も聞こえてきたのですが……、さっきより声がはっきり聞き取れます。

これ、もしかして壁一枚向こうにあちらの部屋のベッドが置かれているんでしょうか?

そうとしか思えないくらい間近で二人の声がします。

 

「乳首だけ見せつけるなんて、つまり弄って欲しいって事ですよね」

「弄って欲しいのは、あんっ♡ その通りですけれどっ♡

 だからって本当に乳首だけ弄るなんて、はぁんっ♡

 ヒロったら意地悪ですわぁ♡」

 

ギシギシとベッドが軋む音と一緒にまたエリナリーゼさんの嬌声が……。

あ、あんな破廉恥なブラジャーで乳首だけ弄るってつまり摘まんだり捏ね繰り回したりしてる、んですよね。

思わず私自身も誰かに同じことをされているような錯覚を起こしてしまいました。

何しろ気付けば私の手がシャツの下でもぞもぞと動いてしまっています。

……こんな間近で男女の営みを思わせる嬌声を聞かされたら仕方ないと思うのです、ええ。

 

「そんなこと言ってていつもより早くおまんこ濡らしちゃってますよ、リーゼさん。

 えっちぃ下着を身に着けて興奮して僕に弄られる前から感じちゃってたんですね」

「そ、そんな事は、あんっ♡ ありませんわよ♡」

「じゃあなんでシーツがぐっしょり濡れているのか教えて欲しいなぁ。

 汗かくほど暑くもないですし、一体コレなんなんでしょうね、リーゼさん?」

「そ、それは……」

 

うわぁ、ヒロが物凄く意地悪です……、これ絶対判っててエリナリーゼさんを虐めて楽しんでますよね。

なんだか本気で私がヒロに抱いていた――思い出したとも言いますが――真面目な子供ってイメージが根本からひっくり返されてるんですけど。

 

「じゃあリーゼさんが興奮していない、おまんこ濡らしてなんていないって言うなら今日はここまでで良いですよね。

 それじゃあお休みなs「言いますッ、言いますわッ!」」

 

あ、エリナリーゼさんが慌てた声でヒロの言葉を遮りました。

 

「着替えた時から貴方に抱かれる事を想像してましたのっ♡

 部屋に戻った時から濡れ始めてましたわ♡」

「はい、よく言えました。

 じゃあ、もう準備万端みたいですしこのまま挿入(い)れちゃっても良いですよね。

 ……脱がす必要もないし股布をずらさなくても挿入(い)れられるって、便利なように見えて下着が下着として機能してないってある意味凄いですよね、っと」

「ああんっ、パンティ履いたままなのにヒロのおちんちんが挿入(はい)って来ますわぁ♡」

 

うわぁ、うわぁ……、壁一枚向こうで本当にヒロとエリナリーゼさんがせ、セックスを始めてしまいました。

エリナリーゼさんの嬌声だけじゃなく、腰を打ち付けるパンパンという乾いた音、それに入り混じる淫猥な水音がはっきり聞こえてきます。

……グレイラット家にお世話になっていた時、パウロさんとゼニスさんのセックスを覗き見してしまった時と同じくらい、いえ、ある意味それ以上に興奮してしまっている私がいます。

そして気が付けば私の手がパンティの中に潜り込んで大事な場所を弄り始めていました。

 

「くうっ、射精(で)ますっ、射精(だ)しますッ!」

「ああっ、下さいまし、わたくしの子宮(なか)にっ♡

 ヒロの熱い精液(ザーメン)を注いで下さいましっ♡」

「くうっ……」

「ああっ、わたくしの子宮(なか)に、ヒロの精液(ザーメン)が注がれてますわぁっ……♡」

 

二人の嬌声とその声から行為を想像しつつ自慰行為に浸る私を余所に、ヒロとエリナリーゼさんのセックスが終わりました、そう思ったのですが。

 

「あ、あんっ♡

 もう、ヒロったらまだし足りないんですわね、射精(だ)したばかりなのにもう大きくなってますの……♡」

「そりゃリーゼさんのあんな姿を見せつけられたら1回じゃ終われないです。

 このまま最低あと3回はイきますよ」

「ああんっ、そんなに射精(だ)されたらわたくしのお腹がヒロの精液(ザーメン)で一杯になってしまいますわぁ♡」

 

終わったとたんに次が始まりました。

いや、見た目地味な優男風のヒロが最低でもあと3回とかちょっと信じられないんですが!?

私が信じられる信じられないとは無関係に二人のセックスが再開され、嬌声と身体がぶつかり合う音や二人の体液が出す湿った音が壁越しに聞こえ始めました。

結局それから2時間くらいヒロとエリナリーゼさんのセックスが続き、その間に少なくとも尾4、5回はエリナリーゼさんが絶頂(イ)く声が聞こえてきた気がします。

そして気付けば私のあそこは手淫でぐっしょりと濡れており、疲労感と共に寝入ってしまいました。

 

 

翌朝、自分自身の体液で濡れたシーツの不快感で目が覚め、魔術を使って乾かしていたら床に落ちたエリナリーゼさんの衣服が目に。

そういえば昨晩この部屋で彼女が着替えた時、脱ぎ捨てたまま自室に戻った事を思い出しました。

起きた後の着替えに困るだろうと散乱する衣服を拾い、届ける事に。

 

「ヒロ、エリナリーゼさん、入りますよ」

 

トントンと軽くノックをして二人の部屋に入った私の目に飛び込んできたのは。

 

「んんっ……んっ……」

 

ベッドの上で寝ているヒロの股間に顔を埋め、お、男の人の、ヒロのアレを口に含んだエリナリーゼさんの姿でした。

 

「!!??」

「ふぁらふぉきしー、ふぉうひまひた?(あらロキシー、どうしました?)」

「あ、あああ、不潔!不潔です!!

 何をしてるんですか一体!!」

 

思わず叫んでしまったのは仕方ないと思います。

私の叫び声でヒロが目を覚まし、自身を見られた事に気付いて大慌てで毛布を――エリナリーゼさんごと――下半身に被せて隠してくれましたが、その寸前にエリナリーゼさんがアレから口を離したせいで一瞬ヒロのアレが見えてしまいました。

ヒロの体格からしたらアレ、お、大きくないですか!?

 

「何って朝フェラですわよ?

 朝一で元気一杯のヒロのおちんちんを鎮めるのが日課ですもの」

「そんな日課知りませんよ!!!!!」

 

昨晩から今朝という短時間で私の男女間における常識は著しい変化を余儀なくされたのでした……。

 




ロキシー、主人公とエリナリーゼの性的関係に自身の常識が揺らいでしまうの巻?
面白い、と思ってくださいましたら是非評価や感想を頂けますようお願い致します。

主人公に若干の俺TUEEE要素を入れるのは?

  • 問題なし、行け
  • 程度問題、強すぎるのはちょっと
  • 止めといた方が……
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