今回の話では題名にある通り若干人を選ぶ内容になっております、ご注意ください。
sideロキシー
……色々あってまだ頭の中が整理し切れないまま、私達一行は街を出ました。
馬車の中で昨晩エリナリーゼさんが言っていた事を聞こうと思ったのですが、当事者に面と向かって「なんでセックスする必要があるんですか?」とは流石に聞きづらいものがあります。
聞くべきか聞かざるべきか悩んでいたところ。
「ロキシー先生、一応僕達の事情を説明しておきますね」
ヒロの方から説明してくれるとの事。
「僕がリーゼさんの呪いを何とかするために魔力総量の大半を失ったことはもう知っていると思います。
ただ、失ったと言ってもどこかに消えてしまったわけじゃなくて、リーゼさんの胎内に溶け込んでいる……と言った方が正しい状態ですね」
その言葉にエリナリーゼさんの方を見ると何やらお腹の辺りを愛おしそうに撫でています。
体内と言っていましたから、つまり身体に溶け込んでいる、という事で良い筈なのですが何か齟齬があるような気が。
「で、リーゼさんの呪いの一部を書き換えした時に失われた僕の魔力総量100のうち98くらいです。
その中で本当に呪いの書き換えに必要なのは10くらい、残りの88がリーゼさんの胎内に残ったまま、という事になりますね」
「……ヒロの桁違いな魔力総量でなかったら魔術師廃業レベルじゃないですか。
それで、それがその、せ、セックスと何の関係が?」
改めて魔力総量の殆どが失われているのにギリギリ魔術師として活動出来ているヒロの異常さが判ります。
私が同じように魔力総量の98%を失ったら恐らく初級か中級を維持するのが精いっぱいではないでしょうか。
「えーっと、例えて言うとですね、家を建てるようなものと言えば良いのかな。
呪いを書き換えるのに必要だった魔力総量10が家本体、残りの88は家を建てる時に組む足場のようなものです。
家が完成するまでは必要ですけど、完成したら足場は要らなくなりますよね。
書き換えた呪いが完全に定着するまでの間88の魔力が必要だけど、時間経過と共に徐々にお役御免になっていく……そんなイメージです」
「そしてお役御免になった分をわたくしとヒロに通常の魔力総量として還元する為の手段がセックスなのですわ。
正確にはなんでしたっけ、セックスで発動する房中術?の効果によるものだった筈ですわね」
つまり時間と共に徐々にヒロの魔力総量を回復させる事が出来るけれど、その為に絶対に必要な行為がその、セックスだと……。
理解は出来ました、理解は。
宿に泊まるたび半ば強制的に壁越しのセックス実況を聞かされそうな事になりそうなのは納得出来ませんけれど。
「そんな訳なんで、ロキシー先生には色々ご迷惑をおかけすると思うんですが宜しくお願いします」
「ああ、もう!
理由が理由ですし私も魔術師ですから理解はしましたよ、理解は!
でも多少の配慮はお願いしますよ、本当に」
「わ、判りました……」
そう言うとヒロは馬車の扱いを教わる為に御者席に座るタルハンドの隣に移動していきました。
そしてヒロが御者席へ移ると同時にエリナリーゼさんが私の隣に座りました。
「……でもロキシー、貴女も昨晩満更でもなかったようですわね?
壁越しに貴女の喘ぎ声やアソコを弄る音が聞こえてきましたわよ」
「んなっ!?」
「ヒロに後ろから犯されているときに壁に顔を押し付けられて聞こえて来ましたのよ。
なんだかんだでロキシーもかなり興味があるみたいですわねぇ」
ひ、否定出来ません……。
声と音だけで妄想たくましく自慰行為に耽ってしまったのは間違いのない事実ですし。
「まあ、欲求不満を発散するのは良い事ですわ。
色々溜め込んだままだとストレスやお酒でちょっと理性の箍が外れた時に行きずりの男と初体験なんて事にもなりかねませんわよ」
「そ、そんなことは……」
「ない、とは言い切れますの?
適度に性欲を発散させておけばそういう可能性は減りますわよ」
「それ、もしかして体験談ですか?」
「ええ、ヒロに出会う前は酒場でお酒を飲んで気付いたら男の相手をしていましたわ。
朝目が覚めたらベッドの上で複数の男達に囲まれていたなんてこともありましたわよ?
浴びせられた精液で身体中べっどべとでしたけど」
何を言ってるのでしょうか、この人は……。
とはいえ、流石に私もそんな形で初体験をしたいとは思いません。
エリナリーゼさんが態々こんなことを言ってきたのも親切心なのでしょう、たぶん。
sideヒロ
……御者席でタルハンドさんから馬車の扱いを習いつつ、リーゼさんとロキシー先生の会話を盗み聞きしていたらあまり聞きたくない情報が聞こえてきました。
複数の男達を相手にする、それ自体は過去の事ですしそれらも含めて僕はリーゼさんを受け入れました。
そして過去の記憶と経験を出来る限り僕との
その中でどうしても不可能なのが聞こえてきた内容、つまり複数の男達を相手にしていた記憶の上書きです。
「……僕が分身出来たら良かったのに」
「なんじゃ、何か思うところでもあったか?」
「ああいえ、ごく個人的な事ですから……」
隣に座っているタルハンドさんから怪訝な顔で問いかけられました。
いけないいけない、馬という生き物を相手にしているのですから集中しないと……。
そう思いはしたものの、どうしても先程のリーゼさんの言葉が気になってしまい、宿泊予定の街に到着するまで僕は何度もタルハンドさんから注意を受ける羽目になってしまいました。
リーゼさんの過去に関しては割り切ったつもりでしたが、やっぱり感情的な蟠りをなかったことには出来ないのは僕の心が未熟だからでしょうか。
そんなことを考えながら、僕はまだリーゼさんとしていない性行為を思い出し、次の街でそれに必要なものを探しいてみようと思ったのです。
sideエリナリーゼ
ようやく宿泊予定の街に到着しましたわ。
早速宿を確保してヒロと一緒に旅に必要な消耗品の買い増しをしようと思ったのですけれど、個人的に探したいものがあるからと断られてしまいました。
まあ、たまにはそう言う事もありますわね、と街に出ていくヒロを見送ったのですけれどどうにも表情が暗かったのが気になりますわ……。
そんなことを考えていたら。
「おい、エリナリーゼ。
馬車の中でのロキシーと話していた内容、アレはいかん。
坊主はお前の過去を知ってはいるとはいえ、それをお前の口から改めて聞かされるのではあまり良い気はせんじゃろう」
「……ロキシーとの話、聞こえていましたの?」
「お前の話が聞こえた直後に自分が分身出来たら良かったとか言っておったからの。
間違いなく聞こえておったじゃろう」
タルハンドに言われて、車中でロキシーに話したわたくしの過去がヒロにも聞かれていた事にようやく気付きましたわ。
確かにわたくしはヒロと全てではありませんが記憶を共有していますし、過去の経験も知っているから大丈夫と思っていました。
ただ、それでも改めて知らされるのは思うところがあったという事でしょう。
そう言う点に考えが及ばなかった、と言う事はわたくしは無意識のうちにヒロに甘えていたのかもしれませんわ。
彼ならわたくしの過去を無条件に全て受け入れてくれているのだと、無意識のうちにそう思い込んでいたのでしょう。
「そうですわね、あの子はまだ15歳ですもの。
いくらあの子が、ヒロがわたくしを過去まで含めて受け入れてくれたとは言っても、配慮を忘れてはいけませんわね……」
「判ったなら良い。
ヒロのような相手が出来て浮かれがちなのは仕方あるまいが、浮かれきってはいかん」
「ええ、判りましたわ」
これはタルハンドに感謝しなければ。
確かに最近のわたくしは悪い意味で浮かれがちだったかもしれません。
ヒロへの甘えそのものは兎も角、甘え切ってはいけませんわね……。
買い物に行っていたヒロが宿に戻って来ましたわ。
一緒に夕食を取ってから部屋へ……と思って声をかけたのにそそくさと部屋へ行ってしまいました。
すぐに一階へ降りてきて夕食になりましたが、どこかそわそわした様子ですわね。
「ヒロ、どうしましたの?
何か気になる事でもありまして?」
「あ、いえ、そうと言えばそうなんですけど、ちょっと踏ん切りがつかないというかなんというか……」
どうしたら良いのか答えが出なくて迷っているようですわ。
となるとここは年長者の経験で解決手段になりそうな事を言わなければ。
丁度食事も終わりそうですし、ここはやはり定番のお酒ですわね!
「それなら軽くお酒を嗜むのも一つの手ですわ。
「お酒……ですか。
それなら
そう言うとヒロは小さめのコップ一杯分のワインを注文して一気に飲み干しました。
……あら、そういえばヒロが今までお酒を飲んでいたところを見た事がないような気がしますわ、いくら少量とはいえ一気飲みなんてしてしまって大丈夫でしょうか?
「あー、なんか身体があったかくなってきてる気がする……。
リーゼさん、お願いしたい事があるから部屋にお願い、します」
「判りましたわ。
というかヒロ、あなた本当に大丈夫ですの?」
「大丈夫、大丈夫ですよー、さ、部屋に行きますよ!」
これ絶対に大丈夫ではないパターンではなくて!?
とはいえ原因を作ってしまったのはわたくしですし、ヒロの言動には少し注意しておきませんと。
そんなことを考えつつヒロと一緒に部屋に戻りましたわ。
多少酔ってはいるようですけれど、特に変わった様子はありませんわね、そう思っていたら。
「……リーゼさん、僕は一人だけなんでたくさんの僕でリーゼさんを満足させる事は出来ません。
でもリーゼさんが経験してきた
だから、今日は今までしなかった
「え、ええ、それは構いませんわ。
ヒロは何をお望みですの?」
「じゃあ、ベッドの上で四つん這いになってもらって良いですか?
何をするかは始まってからのお愉しみ、と言う事で」
ヒロは何やら企んでいるようですわね……。
とはいえOKを出してしまいましたから彼の望む通りに致しますわ。
ベッドに上がって四つん這いになったわたくしの後ろにヒロが陣取ったのが気配で伝わってきます。
同時に袋か何かから物を取り出す音が聞こえ、さらに柔らかいものが擦れ合うような小さな音が。
さらにはぽたぽたと何かが滴り落ちる水音が。
「……今まではちょっと抵抗があったんですけど。
「ひ、ヒロ?
一体何、を……んほぉっ!?」
いつも通り後ろからおまんこを貫かれるかと思った瞬間、ヒロのおちんちんが突っ込まれたのはわたくしの
た、確かに今まではヒロはわたくしのおまんことお口を使ってはいましたが、お尻を使った事はありませんでしたわ。
事前に準備をしていなければわたくしもちょっと遠慮したい場所ですわ、ああ、だから
確かにそれならいきなり
「アナルセックスってどうしてもアブノーマルな印象が強くて、お願いしようと思ってたんですけどどうしても踏ん切りがつかなくて。
でも僕一人じゃ絶対出来ないリーゼさんを
「はあっ、んんっ、ふぅぅ、あんっ、だから、一人で、ああっ、買い物に、行ったの、ですわねっ?」
「ええ、こういうものを買っているところを見られたくなかったのもあるんですけど、それ以上にやろうとしていることを、知られて、断られるのが、怖かったんですッ!」
わたくしがヒロの望むことを断る筈なんてありませんわ、とはいえそれはわたくし自身の考えであってヒロにとって
そんなことを考えていたら香油に塗れたヒロの
並より大きなヒロのおちんちんが根元まで押し込まれ、腰と腰が密着したかと思うとカリ首のあたりまで引き抜かれて再び激しく奥まで突き込まれるという快感。
ヒロもわたくしの
「はあぁんっ♡
粘膜擦られて、ああっ、気持ち良いですわぁっ♡」
「リーゼさんの、け、ケツアナまんこっ、締め付けが凄すぎてっ、き、気持ち良すぎてたまらないですッ……!」
「わたくしの、んほぉっ、ケツアナまんこはヒロ専用ですわっ、はあぁっ、だから、あんっ、好きなだけ使って良いんですのよっ♡」
とてもお下品な言い方でわたくしの羞恥心が煽られ、それに応えるようにわたくしもまたヒロのお下品な言い方――ケツアナまんこ――で言葉を返します。
本来使われるべきではない場所を愛しい人に蹂躙される背徳感にわたくしの身体は敏感に反応していますわ。
その証拠に使われていないおまんこもいつの間にかぐっしょりと濡れそぼり、同時に入れられるのは不可能だと判っているのに物欲しげにひくついています。
「ああ、リーゼさんのおまんこも僕を欲しがってるんですね、太腿まで愛液が垂れてます」
「欲しいのっ、おまんこにも欲しいのっ♡」
「じゃあ欲しがりなリーゼさんのおまんこも塞いであげないといけないですよね」
「え?
あ、はぁんっ!?」
ヒロの言葉と共にわたくしのおまんこに冷たく硬くて太い――いつものヒロと殆ど同じサイズの――ものが押し込まれましたわ!?
「僕は一人しかいないですけど、
……代替品ですけど、これも3Pですよね?」
「はあぁっ、ケツアナまんこと、おまんこが、ああんっ、ヒロの、おちんちんと
ええ、確かにこれも一つの3Pと言って良いのでしょう、同時に
そんな事を思いつつわたくしは快楽の海に沈み、ヒロのおちんちんと
そして翌朝、わたくしとヒロが揃って目が覚めた瞬間。
【クエスト「アナルセックス」をクリアしました。これによりギフト「事前浄化」がアンロックされました。既に「事後浄化」がアンロックされている為、両者を統合した「浄化」がヒロ・ブルーバードとエリナリーゼ・ドラゴンロードの両者に付与されます】
【クエスト「道具を用いたプレイ」をクリアしました。これによりギフト「アダルトグッズ通販」がアンロックされました。既に「コスプレ通販」がアンロックされている為、両者を統合した「アダルトコスプレ通販」がヒロ・ブルーバードとエリナリーゼ・ドラゴンロードの両者に付与されます】
【クエスト「複数プレイへの渇望」をクリアしました。これによりギフト「愛の巣」に追加機能「愛の部屋」が付与されます。「愛の部屋」の中では魔力を消費する事により自らの分身体を顕現させることが可能です。現在の魔力総量ではヒロ・ブルーバード、エリナリーゼ・ドラゴンロード共に分身体の顕現は不可能です】
「……いきなり三つですか」
「三つ、ですわね。
しかも最後のは昨日ヒロが悩んでいた事に忖度したかのようなギフトですわ」
「「はぁ……」」
わたくしとヒロはお互い困惑しながら見つめ合うと思わず同時にため息を漏らしたのでした。
なんとか週一更新にペースを戻したいところ……。
次回は通販ギフトの真価(?)が判明する予定。