※この作品はR-18です。

「エリナリーゼさんと幸せになりたい!」   作:大隅

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第2.5話「りざると・いち!」

エリナリーゼさんとのキスを終えた直後、4歳の時に経験したあの脳内メッセージが久しぶりに流れました。

 

 

【クエスト「相思相愛(対象:エリナリーゼ・ドラゴンロード)」をクリアしました】

【クエスト「秘密(前世と転生)の共有(共有対象:エリナリーゼ・ドラゴンロード)」をクリアしました】

【相思相愛と秘密の共有の対象が同一人物の為、ボーナスが発生します】

【クエスト「ファーストキス」をクリアしました】

 

 

「ちょ、なんですのこれ、頭の中に声が響いてきますわ!?」

「え、なんでエリナリーゼさんにも聞こえてるんです???」

 

 

【「相思相愛」と「秘密(前世と転生)の共有を同一対象でのクリアにより「ギフト共有」がアンロックされました】

【これ以降、一部のクエストクリアに伴うギフトがヒロ・ブルーバードとエリナリーゼ・ドラゴンロードの二人に与えられます。ただし一部のギフトはヒロ・ブルーバード専用の為エリナリーゼ・ドラゴンロードには付与されません】

【「ファーストキス」をクリアしたため「マジカルチンポ(第一段階)」がアンロックされました。妊娠の有無を制御出来るようになりました。現在の設定は「妊娠:OFF」になっています】

 

 

「ええ……」

「本気でなんですの、この声……」

 

流れてきたメッセージを見て頭を抱えてしまったのは仕方ないと思います。

ギフトの共有は判らなくはないですけど、マジカルチンポってなんですか一体……。

エリナリーゼさんもぽかんとしています、僕の下半身に関係するというのは文字通りなので判りやすいですけど、ネーミングといいこちらの世界にはまず存在しない単語ですよねコレ。

ともあれ、エリナリーゼさんにはこの声が転生する時に僕が神様から頂いたギフトだと簡単な説明だけはしておきました。

理解しがたい様子のエリナリーゼさんでしたが、害はないらしいと無理矢理自分を納得させているようです。

 

 

【「魔眼:魔力視&魔力操作」と寿命の一部、魔力総量の大半を喪失しました。ギフトが失われた為別のギフトを改めて付与します】

【魔眼の代替ギフト「房中術」をヒロ・ブルーバードとエリナリーゼ・ドラゴンロードに付与しました。性交渉によりエリナリーゼ・ドラゴンロードの胎内に吸収されたヒロ・ブルーバードの魔力総量を還元し魔力総量を回復させる事が可能になりました。一度の還元量は微量の為回数をこなす必要があり、回復量には上限があります。また回復量はヒロ・ブルーバード8割、エリナリーゼ・ドラゴンロード2割の割合で分配されます】

 

 

……失った魔眼の代替に何やら怪しげなギフトが付与されました、それも僕だけじゃなくエリナリーゼさんにも。

って、魔力総量が回復するのは嬉しいですけど内容!?

というか、エリナリーゼさんの視線がちょっと怖いです、何故でしょう?

 

「あなたが犠牲にしたのは魔眼だけじゃなかったんですの!?

 寿命や魔力総量まで失ってるなんて言わなかったじゃありませんか!!」

 

寿命と魔力総量も代償にした事を隠していたのがバレました。

 

「あなた無詠唱で治療魔術使っていましたわよね、無詠唱魔術なんて高等技術を使えるのに魔力総量を犠牲にするなんて本当にもう……」

「えっと、その、ごめんなさい?」

「謝るのはそれをさせたわたくしの方ですわよ!?

 ……それでも魔力総量の回復手段が出来たのは助かりますわね、ある程度回復するまではわたくしが魔力結晶を作りますからそれをお使いなさい」

 

えっと、回復手段ってあの声の説明を聞く限りその、性交渉――平たく言えばセックス――ですよね。

しかも一回ごとの回復量は微量と明言されてるので回復上限まで、その、たくさんしなきゃいけないって事……ですよねコレ。

エリナリーゼさんも同じ事を考えているようですが、その表情はなんだかとても嬉しそうです。

 

「では街に向かいますわよ。

 一度の回復量は少くても数をこなして魔力総量を回復させませんと」

 

エリナリーゼさんにそう言われてふと気づきました。

 

「あの、そういえばここどこですか?

 僕はアスラ王国のフィットア領ブエナ村ってところに居たんですけど」

「ここは王竜王国の南部ですわよ?

 というかアスラ王国から飛ばされてきたんですのね……」

 

僕はどうやら普通なら半年近くかかる距離を一瞬で飛ばされてしまったようです。

しかしこうなると目の前で僕が消えた事に驚いているであろう両親に無事を報告しに行く方が良いかもしれません。

 

「あの、エリナリーゼさん。

 両親の目の前で飛ばされちゃったみたいなんで、一度村に戻りたいんです」

「あなたが行きたい場所がわたくしの目的地ですわ。

 それからわたくしの事はリーゼ、とお呼びなさい。

 ……最初の夫にそう呼ばれていましたの」

 

少し遠い目をしながらエリナリーゼさん、いえリーゼさんがそう言いました。

最初の夫と同じ呼び方を許して貰えたのは僕の事を本当に認めてくれた証なのだと思います。

 

「はい、リーゼさん。

 ……末永く、宜しくお願いします」

 

リーゼさん、と呼び掛けた瞬間浮かんだ彼女の笑顔、僕はそれを一生忘れないでしょう。

そして僕達は近くの街へと一緒に歩き始めたのです。

4話でりざるとを一緒にしてみましたが、2.5話、3.5話のような分割の方が良いでしょうか? ご意見お聞かせください。

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