sideヒロ
「そういえば街に行く前に言っておくことがありますわ、この辺りではわたくしの悪評が広まっておりますの。
街についたらわたくしの身体目当てで絡んでくる冒険者もいると思いますけれど、スルーしてくださいまし」
街に向かおうとしたところでリーゼさんに真面目な顔でそう言われました。
たしかに僕と出会う前までのリーゼさんの行動を考えたらありそうな話ではあります。
「……出来る限りスルーしますけど、リーゼさんに手を出そうとしたらやっちゃって良いですよね?」
「トラブルは避けたいからスルーして欲しいのですけれど……。
ああ、でも愛しい殿方に助けられるシチュエーションもそれはそれで良さそうですわぁ。
とりあえずその場合はやり過ぎないで下さいまし、一晩泊まるだけなのに騒ぎを起こしては最悪ヤれなくなってしまいますわ」
「アッハイ」
ヤれなくなる、というのはもちろんセックス――有体に言えば僕の脱童貞――の事ですね判ります。
僕だってリーゼさんとの初体験がお流れになるのは避けたいです、切実に。
ともあれ僕の右手とリーゼさんの左手で恋人繋ぎをして街に向かい歩き出しました。
そして2時間ほど歩いて近場の街に到着したのですが、行きかう人達が僕達を見て一瞬ぎょっとした顔を浮かべ目を逸らします。
最初は恋人繋ぎをしている僕とリーゼさん、特に今まで特定の男と付き合ったことがないリーゼさんがいかにも恋人同士という雰囲気を漂わせている事に驚いたのかと思ったのですが、どうやらその視線は僕の顔に向いていたようです。
「……忘れていましたわ。
ヒロ、宿の前に服飾店に向かいますわよ、右目を隠す眼帯を作ってもらわないといけませんわ。
右目をあけていると眼球がないのがはっきり判ってしまってそれが街の人を驚かせてしまってますわね」
「あ……、右目がなくなって見えないのは判ってましたけど、無意識のうちに右目を開いてたみたいです。
考えてみたら僕の右目、眼窩空っぽですもんね」
そりゃ片目が空洞の人とすれ違ったら吃驚するのも当然です。
急遽街中の服飾店に入ると予備も含めて3つの眼帯を作ってもらいました。
これで眼帯という物珍しさはあるかもしれませんが驚かれる事はないでしょう。
「さあ、今日はこの宿に泊まりますわよ!」
危惧していた冒険者から絡まれるような事もなく、一件の宿の前でリーゼさんがそう言いました。
目の前にあるのはお貴族様や一部の有名冒険者が利用するような大きく立派な高級宿。
「あ、あの。
ここって貴族とか有名な上級冒険者が使うような高級宿なんじゃ……?」
「あら、言い忘れてましたわ。
私はこれでもS級冒険者ですのよ?」
「!?」
衝撃の事実に茫然としてた僕はそのままリーゼさんに引っ張られて高級宿に入りましたが、ブエナ村しか知らなかった僕からするとまさに別世界といった感じの内装です。
こんな豪華な宿に泊まれるんだ、という驚きと共にこんな宿でシちゃって良いのだろうか、という懸念が浮かびます。
「大丈夫ですわよ、”そういうこと”も含めて外に漏らさないからこその高級宿ですわ。
さ、部屋に行きますわよ」
考えていた事が顔に出ていたのでしょうか、受付を済ませたリーゼさんがそう耳打ちすると僕の手を取って歩き出しました。
そして今、僕はこの高級宿のなかでも一番グレードの高い客室にいます。
複数の部屋で構成されていて、ブエナ村の実家よりも広く豪華さは比べ物にならないスイートルーム。
リーゼさんに先にお風呂に入りなさいと言われ、今は僕と交代してリーゼさんがお風呂に入っています。
お風呂上りを待つ僕はといえば、パンツの上にバスローブだけという姿で豪勢なダブルベッドに腰掛けていました。
もうすぐ行われるであろうリーゼさんとの情事、脱童貞まで秒読み段階の僕の股間はその期待を示すかのように勃起しています。
他人の股間を見た事は殆どありませんが、多分大きい方――たぶん20センチくらい――だと思います。
少なくともリーゼさんに見られて粗末なペニスだと思われることはない……と信じたい。
と、バスルームの扉が開き――バスローブ姿のリーゼさんが戻って来ました。
「お待たせしましたわ」
「……女神様だ」
「またですの!?」
湯上りでしっとりとした肌、少し上気した頬、”美の女神”という言葉を形にしたと言える姿のリーゼさんを見た瞬間、僕の語彙は消失しました。
僕の女神様発現に僅かな笑み――微笑ましいものと仕方ないですわねという感情がまじりあったそれ――を浮かべつつ、リーゼさんが僕の隣に座りました。
そして僕とリーゼさんはどちらからともなく見つめ合いながら抱き合うと唇を重ねました。
唇を合わせるだけではなく、舌を絡め合うディープキス。
お互いの呼吸音と舌を絡めた時の粘っこい水音が部屋の中に響きます。
「はぁっ……」
僕とリーゼさんは唇を離した後も揃って顔を上気させつつ見つめ合いました。
「さ、わたくしのバスローブをヒロの手で脱がせてくださいまし」
「は、はい……。
それじゃ、ぬ、脱がしますね」
リーゼさんの言葉に頷きながら彼女が着ているバスローブにそっと手を伸ばして腰回りを止めていた帯を解き、軽く前の合わせを開くと真っ白な肌と胸の谷間が僕の目の前に。
そして僕はリーゼさんが纏うバスローブ、その襟元に手を伸ばすとゆっくりとはだけさせていきます。
バスローブが肩から落ち、リーゼさんの――芸術的な美しさの――長耳族としては割と大きめだと思える双丘が現れ、その頂きは美しいピンク色をしていました。
裸になったリーゼさんの上半身、艶めかしい曲線が描くそのあまりの美しさに見惚れた僕はその美しさを褒める事も忘れ見入ってしまいました。
「あらあら、女の身体を見てだんまりはいけませんわよ?
わたくしの身体を見てどう思ったのか、教えてくださいまし」
「あ、あの。
思ってたよりすごく綺麗で、えっと、目が奪われて何も言えなくなっちゃって」
「ふふ、そういう時は一言「綺麗です」で良いんですのよ?
さあ、わたくしの身体はもうヒロの”もの”なのですから自由にお触りしてくださいな」
リーゼさんの言葉に僕は手をその双丘へ伸ばしていきました。
「こ、これが女の人の……リーゼさんのおっぱい……」
「あんっ♪」
リーゼさんのおっぱいを僕の手で包むと掌に乳首が当たる感触が伝わってきました。
そのまま欲望のままに掌を動かし夢中になってリーゼさんのおっぱいを揉みしだきます。
決して巨乳とは言えないものの、大きさも形もまさに美乳と言って良いリーゼさんのおっぱい。
これからこのおっぱいを、リーゼさんの身体を抱くことが出来るのは僕だけだという思いが僕の心を染め上げていきます。
「もう、そんなにわたくしの胸がお気に召したんですの?
それなら揉むだけじゃなくてもっといろんなことをして良いんですのよ?」
夢中になってリーゼさんのおっぱいを揉んでいた僕にリーゼさんがそう声をかけてきました。
それを聞いて今度はリーゼさんのおっぱいに舌を這わせ、双丘を舐めつつその頂きでかたくなっている乳首をも舐めまわしました。
舌がリーゼさんのおっぱいを這いまわるたびにその喉から悩まし気な声が漏れ、僕の性欲を耳から刺激してきます。
どれくらいの時間そうしていたのでしょう、気付けばリーゼさんの吐息も荒くなっており、その瞳はまるで何かを求めるかのように僕の事を見ています。
「ヒロがわたくしのおっぱいを弄り回すから……わたくしももう準備が整っていましてよ?」
「え、えっと……女性の準備が整うって」
「わたくしのおまんこがヒロのおちんちんを欲しがっていますのよ?
さ、その手で私の下着を取り払って直接確認してくださいまし」
そう言いながらリーゼさんはバスローブを完全に脱ぎ捨てるとベッドのへりに腰掛け足を少し開きました。
リーゼさんが履いていた赤いパンティ、その股間を覆う部分には大きな染みが出来ています、これはつまり僕の拙い愛撫でリーゼさんが感じてくれていた、という事なのでしょう。
そして僕は少し開かれたリーゼさんの足の間に入り、目の前のパンティの両サイドに手を掛け――リーゼさんが少し腰を浮かせて脱がしやすくしてくれました――ゆっくりと引き下ろしていきました。
股布部分がリーゼさんの股間から離れた瞬間、くちゅっと湿った音が響き渡ります。
そのまま一気にリーゼさんのパンティを引き下ろし、足から抜き取りました。
「……こ、これがリーゼさんのおまんこ……」
「ああん、恥ずかしいですわ♪
そんな見つめないでくださいまし」
言葉とは裏腹にリーゼさんは僕の前で自らアソコを開いて――きっと漫画なら「くぱぁ」という擬音が付いていた事でしょう――その奥までも見せてくれました。
リーゼさんのおまんこ周りは完全な無毛――たしかパイパンとか言うんでしたっけ?――で、割れ目を隠すものはまったくありません。
なので全体がピンク色のリーゼさん自身が濡れそぼっているのがはっきりと判ります。
「リーゼさん、僕は初めてで上手に出来たとは思えないのにここまで感じてくれたんですね」
「ええ、確かにヒロの技術はまだまだですわね。
でもそれ以上に……愛されているんだと思うと身体よりも心が感じてしまったのですわ。
さあ、今度はわたくしにヒロ自身を……おちんちんを見せてくださいまし」
女性を悦ばせる技術についてはダメ出しされてしまいましたが、それ以上にリーゼさんの心が感じてしまったという言葉に喜びを見出してしまいます。
そして僕自身を見たいというリーゼさんの言葉にただでさえパンツの中でギンギンになっていたペニスがどくんと脈打ちました。
「先ほどはわたくしの下着をヒロに脱がせて頂きましたから、今度はわたくしがヒロの下着を脱がしますわね。
――――さあ、脱げまし……た……わ」
リーゼさんの手が僕の下着に伸び、勢いよく引き下ろされ――その反動でぼくのペニスがぶるんと震えながらリーゼさんの眼前にそそり立ちました。
診察や検査以外で女性にペニスを見られるのは当然初めてです。
そして本気で好きになった女性が限界まで勃起したペニスを凝視する姿に僕の我慢も限界に近付いていました。
「り、リーゼさん……入れたいです、リーゼさんのおまんこに僕のおちんちんを入れたいです」
「わ、判りましたわ。
さあ、ここですわよ、ここに、わたくしのおまんこにヒロのおちんちんを入れて下さいまし」
僕のお願いにリーゼさんはベッドの中央に上がるとゆっくりと足を開き、さっきと同じようにおまんこを両手で開きました。
その姿に釣られるように僕もベッドに上がり、リーゼさんの足の間に陣取ります。
ギンギンに勃起してこれ以上ないくらい上向きになったペニスに手を添えて前に傾けます。
「ああ、ヒロのおちんちん、思っていたより大きいですわぁ……。
その太くて硬そうなおちんちんがわたくしのおまんこに挿入れられてしまうんですのね」
ゆっくりと先端をぱっくりと口を開いた膣口に近づけていくとうっとりとした表情でそれを迎え入れようとするリーゼさん。
亀頭と膣口が触れた瞬間、くちゅりと湿った音と共に自慰行為とは違う背筋を駆け上がるような未知の快感が僕を襲いました。
そこから先はもう無我夢中、リーゼさんの腰を掴むと一気にペニスを突き入れ全体がぬるりとした肉襞に包まれ亀頭が何かに突き当たったと思った瞬間。
「出るっ、出ちゃいますっ、気持ち良すぎてッ……!」
「良いですわ、わたくしの膣内に思う存分出して下さいましっ♪
ああっ、ヒロの熱い迸りを感じますわぁ♪」
僕はあまりの快感に耐えきれずあっというまに限界を迎え、リーゼさんの中に欲望をぶちまけてしまったのです。
射精した直後にも関わらず僕のペニスはいきり立ったままでそのまま腰を振って二度目、三度目の欲望を立て続けにリーゼさんの胎内へ吐き出しました。
実はそのあとの事はよく覚えていません。
初めての快感に我を忘れてまるで獣のようにリーゼさんの身体を蹂躙した……と目覚めてからリーゼさんに教えられ恥ずかしさのあまり赤面を隠せませんでした。
sideエリナリーゼ
正直、最初に見たヒロのおちんちんはちょっと想定外の大きさでしたわ。
年齢と身体に不釣り合いなくらい大きく硬いおちんちんを見た時はそれに貫かれ乱れる自身の姿を想像してしまうくらいには。
実際、最初にヒロ自身に貫かれた瞬間子宮口まで届いたおちんちんで軽くイッてしまいましたわ。
初めてのヒロもすぐに達してわたくしの胎内に注ぎ込まれる熱い迸りを受け止めながら身体だけの関係ではない、心の絆を確かに感じていたのです。
一度射精したにも関わらずヒロのおちんちんは休む間もなくわたくしの膣内を蹂躙し始めましたわ。
初めてのセックスで快感に捕らわれ夢中で腰を振るその姿を微笑ましく思いつつ、わたくしはヒロに身体を任せていましたの。
……二度、三度とわたくしの膣内に射精してもヒロの猛りは治まるどころか激しさを増すばかり、覚えているだけでも5回以上はわたくしの子宮に熱い迸りを注ぎ込んでいた筈ですわ。
わたくしの身体を求め獣のように腰を振るうヒロの姿を見て間違いなく心が満たされていましたの。
「リーゼさん、リーゼっ、大好きです、愛してますッ……!」
最後にわたくしの膣内へ射精した時のヒロの言葉、それはわたくしの心を激しく揺さぶりましたわ。
少し前までのわたくしは生きる為に必要な義務としてセックスが必要で、そうであるがゆえに義務ならば楽しまなければ損だろうと思い込むようにしていましたの。
一度に多数の男達の相手をし、あらゆる欲望の捌け口としてこの身体を差し出してもそれはあくまでも生きる為の手段だと心を誤魔化して。
でもそこに身体の満足はあっても心の満足はありませんでしたわ、あくまでも命を繋ぐために必要な義務に過ぎないのですから。
「……わたくしの心を救って頂いて本当に感謝していますわ、ヒロ」
セックスに疲れ果ててわたくしの身体に覆いかぶさるようにして眠ってしまったヒロにキスをしながらわたくしはそう呟きました。
4話でりざるとを一緒にしてみましたが、2.5話、3.5話のような分割の方が良いでしょうか? ご意見お聞かせください。
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分けた方が良い
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分けなくても良い