※この作品はR-18です。

ダークエロ短編集3   作:カード読み込み

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千斗いすずの勧誘失敗

 

 

 

 

 教室の窓から差し込む春の日差しが、埃っぽい粒子を金色に輝かせていた。

 終業を告げるチャイムが遠くで鳴っていたが、誰も気に留めていなかった。

 ただ一人を除いて──。

 

 千斗いすずの制服のプリーツスカートが揺れるたび、微かな香りが漂ってくる。

 どこか異国の花のような甘さを含んだ芳香だ。

 その匂いが教室に充満し始めた時、真悟の五感が研ぎ澄まされていくのを感じた。

 

「どうやら見破られたわね……」

 

 いすずが唇を噛む。

 その仕草があまりにも無防備で、真悟は内心ほくそ笑んだ。

 銃口は確かに自分の額に向けられているはずなのに、

 その姿勢は隙だらけだったのだ。

 彼女の瞳が僅かに潤んでいるのは恐怖なのか、

 あるいは別の感情の表れだろうか? 

 

「お前が何者か知らないが……」

 真悟が言葉を紡ぐ。

「そんな玩具で俺を抑え込めると思ってるのか?」

 

「これは玩具ではないわ。本物よ」

 

 そう言いながらも、

 彼女の指先がかすかに震えていることに気づいた。

 緊張と興奮が入り混じった吐息が漏れる。

 汗ばみ始めた白い首筋を見つめると、真悟の喉仏が大きく上下した。

 

 一歩踏み出す。

「もう遅い」

 真悟の動きは獣のように静かで素早かった。

 訓練されたプロフェッショナル特有の動作だ。

 瞬時に距離を詰めると同時に、いすずの右手首を掴み上げる。

 柔らかい肌の感触が伝わってきた。

 

「あっ!」

 短い悲鳴と共にマスケット銃が床に落ちる鈍い音。

 

 今度は左手だ。

 彼女の細い手首を握り締めたまま壁に押しつける。

 二人の体が密着する形になり、胸板といすずの豊かな膨らみが触れ合う。

 その感触が予想以上に柔らかく弾力的だったので思わず眉をひそめた。

 

「痛い……離して!」

 

 抵抗しようと身を捩るいすずの動きが余計に誘惑的に映る。

 スカートの裾が持ち上がり太腿の白い肌が露わになった。

 窓からの光に照らされた曲線美が艶めかしい。

 真悟の中で眠っていた欲望が確実に目覚めていく。

 

「そんなに騒ぐなよ……ここはまだ教室だぜ?」

 

 低い声で囁くと、いすずの耳朶が赤く染まっていく。

 耳たぶまで熱を持ち始めたようだ。

 羞恥心と怒りが交錯している表情は今まで見たどの女よりも蠱惑的だった。

 

「あなたみたいな野蛮人が……私に勝てると思う?」

 挑発的な台詞だが、声の震えは隠せない。

 

 真悟はゆっくりと顔を近づける。

 吐息が互いの鼻先を掠める至近距離まで。

 睫毛が長いことまで確認できた。

 普段なら絶対に許さないであろう接近を、

 今は許容してしまっている自分に戸惑いを覚えた。

 

「勝つか負けるかじゃないんだ」

 囁くように言葉を続ける。

「こういう時は──」

 

 真悟の指がいすずの顎を捉える。

 顔を固定され視線を逸らせなくなった彼女の瞳に、

 驚きと未知なる期待が宿っていくのが見て取れた。

 

「本能が求めるものを手に入れるだけだ」

 

 言葉とともに、もう片方の手が自然に伸びていった。

 触れるべきか躊躇なく決断できるのは若さゆえか、

 それとも磨かれた戦闘センスのおかげだろうか? 

 どちらにせよ結果は同じだ。

 彼女の肩甲骨辺りまで垂れている

 髪の一房に触れると電気が走ったような衝撃があった。

 

 これが禁断の接触開始地点だったことは明白すぎるほど明らかだった——

 この時点で既に退路なんて存在しないことを互いに悟った筈なのだから……

 

 

 

 教室の外では放課後の喧騒が始まっていたけれど、

 中ではまったく違う時間が流れはじめていた──―

 

 

 

 真悟の指先がいすずの首筋をそっと撫でる。

 鎖骨から肩までのラインを辿ると、

 制服越しにも判る豊満な質量が掌に伝わった。

 まるで熟れた水蜜桃を包む網目のようだ──

 弾力ある果実が布地一枚隔てて押し返してくる感触。

 

「……ッ」

 いすずの喉が小さく跳ねる。

 息を詰めた拍子に胸郭が上下し、制服の襟元がわずかに緩んだ。

 汗で貼りついた白シャツ越しに見える淡い影。

 

 乳白色の丘陵──

 双丘の頂点で尖った突起が衣擦れに震えていた。

 薄く湿った生地を通して伝わるのは、

 処女雪のような純粋な冷たさと火照り。

 

「こんなに硬くなってる」

 真悟の唇が耳朶を舐める。

「誰かに揉まれたくて堪らないんだろ?」

 

「黙って──―ああッ!」

 指が乳房を掬い上げた瞬間、いすずの膝が崩れる。

 だが支えられると同時に片脚を持ち上げられる形となった。

 スカートが捲れ上がり白い大腿が剥き出しに。

 

 陶磁器の肌が夕光を受けて橙と薄紫に染まる。

 太腿から膝へと続く曲線は滑らかな大理石柱を思わせた。

 汗粒が幾筋も迷路を作り、

 そのうちのひとつが内股の影へと潜っていく。

 

 真悟の視線がその軌跡を追う。

 白濁した雲間から顔を覗かせる新月のように──

 逆三角形の暗がりで燻ぶる密林。

 

「……っ……見ないで」

 弱々しい声とは裏腹に腰が無意識に揺れる。

 指一本触れられていないのに

 蜜壺から滲み出す液体が布地を滲ませた。

 まるで焦らされた果実が零す果汁のごとく。

 

 真悟の喉仏が上下する。

 野生の獣が獲物を見つけた時の昂揚──

 この完璧な彫像のような肢体を我が物にする権利を与えられた愉悦。

 

 指先がスカートの裾を摘まむ。

 ゆっくりと捲り上げていくと、現れたのは光沢のある漆黒のナイロン。

 

「大人びた色気だな」

 真悟の呼吸が荒くなる。

「十七歳じゃ似合わないパンティなのに」

 

「ふざけないで、このっ、変態っ!!」

 挑発に返る叫びはしかし半分嗚咽だった。

 その声さえ今の真悟には催淫剤だ。

 

 裾を引き裂きたい衝動を抑えレースの縁取りをなぞる。

 指の腹で探るとすぐに判明した──

 クロッチ部分が透明に透き通るほど湿っている事実。

 

「処女なのに」

 真悟の囁きは毒蜘蛛の糸。

「こんなに濡らして」

 

 羞恥でいすずの顔が真紅に染まる。

 それでも肉体は相反する反応を見せた。

 膣穴が収縮し蜜腺から新たな粘液が分泌される感覚。

 

「触ってもいいか?」

 許可を求めながらも指はすでに侵入を試みている。

 レースの谷間を掻き分け中指が滑り込む。

 ぬるりとした熱量に包まれた刹那、

 

「あ゛ッ!?」

 

 いすずの背が弓なりに反り返った。

 喉から迸ったのは乙女が産声を上げるような悲鳴──

 初めて雄を受け入れた証左とも呼べる喜悦の呻き。

 

 真悟の指が蠢く度、白い太腿に鳥肌が立つ。

 その反応を楽しみながらGスポットを強く擦ると、

 

「待っ──―ひあぁッ!!!」

 

 絶頂が波濤のように押し寄せた。

 膣壁が鉄環のように締まり

 どろりとした愛液が指の根元まで溢れ出す。

 

 ぐったりと脱力するいすずの耳元で真悟が嗤う。

「ほらな……カラダは正直だ」

 

 震える四肢を抱き寄せながら真悟は思う──

 この華奢な牝鹿を檻に閉じ込めて永遠に所有する幸福を。

 

「次はどうして欲しい?」

 尋ねつつも答えはわかっていた。

 汗で滲む首筋に犬歯を突き立てた瞬間

 彼女が上げた嗚咽こそが全ての回答だったのだから……

 窓の外では茜空が藍に変わり始めていた。

 夜が訪れようとしている。

 この教室という名の劇場で繰り広げられる

 情欲の演目はまだ幕を上げたばかりなのだ。

 

 

 汗ばんだ額に貼りついた髪の毛が光っていた。

 いすずの凛々しい麗貌は、いまや完全に溶けている。

 

 絶頂の余韻が彼女の全神経を支配していた。

 瞼が重く垂れ下がり、紫色の瞳は虚ろに宙を彷徨っている。

 いつもは凜然とした眼光も今は霞んでおり、かすかな涙で潤んでいた。

 頬は焼けるような朱色に染まり、

 唇は半開きになったまま艶めかしい吐息を洩らす。

 

(凄い顔……)

 

 真悟の喉がゴクリと鳴った。

 普段は冷徹で高慢な彼女が見せるこの媚態。

 まさに獲物が最期に見せる降伏の証のようだ。

 

 唇が震えるように動き、声にならない呻きが漏れた。

「や……め……て……」

 

 しかし制止の言葉とは裏腹に、

 いすずの身体は痙攣し続けている。

 白魚のような指先が真悟の腕に絡みつき、爪を立てている。

 まるで逃げ出したいのに縋りついてしまう矛盾した行為だ。

 

(この姿は──兵器だ)

 

 真悟は思った。

 彼女がいつも携帯しているマスケット銃と同じくらい危険な存在だと。

 あまりに官能的な生物兵器。

 見る者すべてを虜にする魔性の罠。

 

 額から顎に向かってひと筋の汗が流れ落ちた。

 その軌跡を舌で舐め取ると、塩辛い味とともに

 妙な興奮が脊髄を駆け上がってきた。

 

「そんなに怖がらなくてもいいぜ」

 囁きながら頬に手を添える。

 肌の熱さが伝わる。

「むしろ褒めてやりたいぐらいだ」

 

 いすずの身体が微かに震えた。

 羞恥と屈辱が混ざった表情。

 けれどそれすらも──

 美しく見える自分が恐ろしかった。

 

 真悟の指が再び秘所へ伸びる。

 絶頂後にさらに過敏になった膣口は、指先が触れた途端に痙攣した。

 

「んくっ!」

 

 鋭い嬌声が漏れた。

 まるで痛みと快感が同時に走るような反応。

(この声……麻薬みたいだ)

 

 理性が警告しているのに本能が先走る。

 理性と獣性の境界線が曖昧になっていく。

 いすずの下半身が無意識に蠢いている。

 拒絶しようとする意志と、さらなる刺激を求める肉体。

 その分裂こそが最高の媚態だった。

 

 汗で光る鎖骨から胸の膨らみへと視線が移る。

 制服のシャツは汗で張り付き、

 薄っすらと乳首の輪郭が浮かび上がっている。

 

(堪らない……)

 

 真悟の唇が耳元に寄せられた。

 吐息だけで感じるほど敏感になっている彼女を知ってのことだ。

 

「続きはどうしたい?」

 低く囁く声は残酷な問いかけだった。

 答えないなら答えが出るまで追い詰める──

 

 いすずの瞳が揺れた。

 戦場で敵陣を見据えるような鋭さを失いつつあり、

 いま彼女の目に映っているのは──ただひとりの野獣だ。

 

 汗で濡れたブラウスのボタンに指がかかる。

 ひとつずつ外していく過程は儀式のようだ。

 彼女は抵抗しない。

 否、できないのだ。

 絶頂の波に攫われて岸辺に戻れない肉体が

 次の快感を待ち侘びている。

 

 真悟の指がついに柔肉に到達した瞬間──

 

「あぁ……っ」

 

 いすずの全身が弓なりに反った。

 背筋を這う電流のような痺れ、

 乳房を掌で包むと温もりが広がる。

 まるで新しい命を育む聖域を穢す背徳感。

 

「や……」

 声は蚊の鳴くほど小さい。

「やめ……て……下、さい」

 

 真悟の目が見開かれた。

 彼女が最も口にすることを拒む言葉を──自ら求めていた。

 

(墜ちた……)

 

 それは確信だった。

 軍人として鍛えられた鋼の心も

 女として生まれた肉体の本能には勝てない。

 真悟の唇が歪んだ笑みを作る。

 

 指先が柔峰の頂を捏ねる。

「ふあっ!?」

 いすずの背が再び跳ねた。

 真悟の首筋に彼女の腕が巻きつく。

 まるで幼子が親に助けを求めるように。

 

 汗で光る首筋に口づける。

 いすずの甘い匂いと汗の塩気が混ざり合った味。

 まるで極上のワインを味わうように丹念に啜る。

 

「んっ……」

 

 その小さな呻きさえ愛おしい。

 真悟の腰が前に出る。

 布越しでもわかる勃起した感触に

 いすずの目が怯えたように見開かれた。

 

「い……や……」

 震える声。

 だが言葉とは裏腹に、彼女の下半身は既に準備ができていた。

 膣穴から新たに蜜が滲み出ている。

 

 

 

 いすずの長い睫毛に涙が溜まっていた。

 紫色の瞳が濡れて紫水晶のように煌めく。

 その滴は宝石の粒となって頬を伝い落ちる。

 

「お願い……」

 囁きはか細く震えている。

「これ以上は……もう……」

 

 真悟の指が彼女の顎を掴んだ。

 顔を上げさせるとそこには涙で歪んだ美貌があった。

 メープルランドの騎士として常に凛としていた少女の

 あまりに脆く儚い一面がそこにあった。

 

 汗で濡れた前髪が額に貼りついている。

 紅潮した頬は熟れた林檎のようだ。

 唇は震えながらも微かに開き、浅い息づかいが真悟の頬を撫でる。

 

「怖いか?」

 問いかけながらも彼の手は止まらない。

 捲り上げられたスカートの内側。

 艶やかな太腿が強引に押し広げられ、禁域が露出する。

 

「……っ!」

 

 いすずの拳がぎゅっと握られる。

 爪が掌に食い込むほど強く。

 涙が止めどなく溢れ出る。

 

「ごめんなさい……ごめ……」

 意味不明な謝罪が途切れる。

 彼女のプライドが崩れ去っていく音がした。

 魔法国家の近衛兵という自尊心が粉々になっていく。

 ただの十七歳の少女としての怯えと不安だけが残った。

 

 真悟の指が彼女の秘唇を探る。

 熱く柔らかな肉の花弁が戦慄いている。

 そこはもう十分過ぎるほど湿潤していた。

 だが彼女はまだ何も知らない。

 

「初めてなんだろ?」

 確認の声にいすずはうなずくこともできない。

 ただ首を横に振ろうとする仕草が、余計に子供っぽく見えた。

 

 真悟は征服者としての嗜虐心に震える。

 あの高慢な少女が今

 自分の指先で泣きじゃくりながら震えている。

 

 指先が再び、入口を探り当てる。

 蜜が滴り落ちる泉の口に触れたとき──

 

「いやぁっ!!」

 

 幼女の叫びに等しい声があがった。

 いすずの全身が弓なりに反り返り、

 白い首筋が天井を仰ぐ。

 そこに浮かぶ涙の粒が夕陽に反射し煌めいた。

 

 汗で光る太腿が痙攣し、爪先が虚しく空を蹴る。

 処女膜という最後の壁を前に

 いすずの身体は本能的な拒絶を示していた。

 

(怖い……怖くて仕方ない……)

 彼女の思考は混乱の極みにあった。

 魔法国家の近衛兵として鍛え上げられた肉体も

 十七年間守り抜いてきた純潔も

 こんな形で奪われるなんて想像もしなかった。

 

 真悟の掌が彼女の尻を鷲掴みにする。

「きれいだぜ……いすず」

 低く囁く声が鞭のように彼女の魂を打つ。

 いすずの瞳孔が開く。

 

 

 

 窓から差し込む夕暮れの光が教室を琥珀色に染めている。

 机が乱雑に並ぶ普通の空間に、いま異様な熱気が渦巻いていた。

 

 いすずの身体は完全に力を失っていた。

 白いワイシャツは汗で肌に貼りつき、豊満な乳房の輪郭が透けている。

 スカートは腰までめくれ上がり、

 漆黒のナイロンが腿の付け根まで露わになっていた。

 彼女の美しいプロポーションが崩れる寸前で歪んでいる──

 この矛盾こそが真悟の欲望を煽る最大の燃料だ。

 

「怖いか?」

 

 真悟が問いかける声は毒蛇の吐息のように甘く凶悪だった。

 彼の手がいすずの腹部を撫でる。

 その手の平に伝わってくるのは、熱く脈打つ生命の鼓動と、

 それを守るために引き締められた筋肉の抵抗だった。

 メープルランドの近衛兵として鍛え上げられた肉体が、

 まさかこのような形で蹂躙されることになるとは想像もしなかったのだろう。

 

 真悟がゆっくりと彼女の脚を開かせる。

 抵抗はない。いや、できないのだ。

 絶頂を迎えた直後の弛緩と、次の刺激への不安が入り混じった脱力感。

 彼女の肉体は既に戦意喪失していた。

 

「や……」

 

 か細い声が漏れる。しかし言葉を続ける余裕もない。

 真悟のもう一方の手が彼女の腰に回り、ぐいと持ち上げた。

 教卓の端に臀部が乗り、いすずは無防備な姿勢で晒される形となる。

 

「やめて……」

 

 彼女の懇願はまるで子猫の泣き声だ。

 十七歳の少女が本来持つ無邪気な自信は微塵もない。

 紫色の瞳から止めどなく涙がこぼれ落ちる。

 頬を伝う透明な筋が、夕陽を受けて七色に煌めいていた。

 

 漆黒のナイロン──いすずの秘密の花園を覆う最後の砦。

 しかし、その薄布は既に内部から湧き出した蜜で透けてしまっていた。

 ピンク色に腫れた襞の一部が見え隠れする。

 

「綺麗だ」

 

 真悟の声には称賛と嘲りが混在していた。

 いすずの肩がビクッと震える。羞恥心が限界を超えた瞬間だ。

 

「お願い……見ないで……見ないでください……」

 彼女は顔を両手で覆おうとする。

 その仕草があまりにも幼く見える。

 いつもは傲慢なまでの自信に満ち溢れている彼女が、

 いまは泣きじゃくる五歳児のような脆弱さを露呈している。

 

(これがプライドの崩壊か……)

 

 真悟は内心で嗤う。

 彼女の矜恃が剥がれ落ちていく様は芸術品のように美しい。

 軍人の皮を剥けば、

 そこにはただの十七歳の女の子がいるだけだった。

 

「怖いか?」

 

 真悟が再び囁いた。

 今度はもっと近く──耳朶に直接吹きかけるように。

 いすずは小さくうなずく。

 その肯定の仕草があまりにも健気で可愛らしかった。

 

 彼女の太腿が小刻みに震えている。

 真悟がそっと触れると、その震えは全身へと伝播した。

 まるで怯えた小動物のように全身が小刻みに震えている。

 

 真悟の指がナイロンの縁をなぞる。

 レースの編み目ごしに感じるのは、蜜で濡れた繊細な柔肌の温もり。

 

「あ……」

 

 いすずの口から微かな呻きが漏れる。

 彼女の肉体が次の刺激を期待しているのは明らかだ。

 しかし心は完全に折れていた。

 

「許してください……もう……」

 

 哀願の言葉は途中で途切れた。

 言葉にならない恐怖が喉を塞いでいる。

 

 真悟はナイロンのクロッチ部分を横にずらした。

 そこには──

 

 花の蕾のような初々しい陰門が、紅く艶めいて存在していた。

 まるで瑞々しい果実の表面に、朝露が凝固したかのようだ。

 

「大分、解れてきたなさん」

 

 真悟の声がさらに低くなる。

 獲物を前にした猟師のような抑制された昂奮が

 その声音に含まれていた。

 

 彼の指がそっと触れる。

 熱い蜜に濡れた襞を掻き分け、奥の泉を探るように進む。

 

「ひゃっ!」

 

 いすずが甲高い悲鳴をあげた。

 幼児のような叫びだった。

 

 真悟の指先が硬い抵抗に突き当たる──

 それが処女の証であることを確信する。

 

「お前の初めて……もらえるんだな」

 

 宣言のように言い放つと、いすずの目が恐怖に見開かれた。

 紫色の虹彩が震えながら拡散していく。

 彼女の意識が急速に退行している兆候だった。

 

「や……め……」

 

 言葉は完全に途切れる。

 そこにあるのはもはや十七歳の少女ではなく、

 ただ怯える幼女だった。

 

 真悟はベルトに手をかける。

 ズボンを下げると、凶器のような肉棒が露わになる。

 そのサイズと角度は、この教室のどの机よりも高く聳え立ち、

 夕陽を浴びて黒光りするさまは金属塊のようだった。

 

 いすずの視線が釘付けになる。

 畏怖と困惑と生理的嫌悪が混ざり合った表情で

 巨大な男性の象徴を見つめる。

 

「い……いや……」

 

 彼女の声がさらに甲高くなり、舌足らずな幼児言葉へと変わる。

「大きい……怖い……いやだ……やめ……」

 

 完全な退行だ。

 彼女の精神は十七年の積み重ねを捨て去り

 恐怖の根源である肉の凶器を前に幼児時代へと還っていた。

 

 真悟はその変貌に歓喜を感じた。

 これが彼女にとって最大の敗北であり

 同時に最高の媚態であると確信する。

 

 彼女の膝に手をかける。

「可愛いぜ……いすずちゃん」

 

「ちゃ……ちゃ……?」

 

 呼ばれ慣れない「ちゃん」付けに反応し

 いすずの混乱はピークに達する。

 

 真悟は構わず彼女の秘唇に剛直を押し当てる。

 先端が柔襞を押し広げようとした瞬間──

 

「ひぃいいいいッ!」

 

 いすずが号泣した。

 哀願と絶望が交錯した泣き声。

 まるで母親を求める幼児の声だ。

 彼女の肉体は本能的に危機を察知し

 防御機能として幼児退行を選択したのだろう。

 

「ママァ~! ママ助けてぇぇぇぇ!!」

 

 教室に響き渡る絶叫。

 それは十七歳の少女からは到底想像もつかない

 幼稚で哀れな叫びだった。

 

 真悟はいすずの腰を強く引き寄せる。

「悪い子はお仕置きだ」

 

 凶器がゆっくりと押し込まれていく。

 狭隘な隧道を無理やりこじ開ける感覚。

 抵抗する粘膜と引き裂かれる処女膜の摩擦熱が

 真悟の背筋を灼くような快感を駆け抜けた。

 

「いだいいいィィィィッ!!」

 

 いすずの全身が反り返る。

 教卓の上で白い肢体が弓なりにしなり、彼女の背中が宙を舞う。

 汗で光る項に浮かぶ血管が夕陽に浮かび上がる。

 

 結合部からは鮮血が滲み出ていた。

 赤い滴が真悟の太腿を伝い落ちる。

 その光景は惨たらしくもあり、

 同時に崇高な宗教画のように荘厳でもあった。

 

 真悟はゆっくりと抽送を開始する。

「ひぐっ! あぐっ!」

 

 いすずの悲鳴はもはや声にならない呻きへと変わっていた。

 彼女の中で理性は完全に蒸発し、

 ただ動物的な生存本能と幼児の無垢さが混在する混沌となっていた。

 

 真悟が律動を激しくすると、いすずの嗚咽はさらに大きくなる。

 彼女の身体は教卓に押しつけられ、上下運動に合わせて巨乳が揺れる。

 その揺れ具合がまた別の快感を呼び覚ました。

 

「パパッ! パパ痛いッ! 助けてェ!」

 

 彼女の呼びかけは最早支離滅裂だ。

 父と母を求める幼児の妄想と、犯される女の現実が入り混じる。

 

 真悟は彼女の後頭部を押さえつけた。

 汗と涙でぐしゃぐしゃになった髪が教卓の表面を濡らす。

 彼女の首筋には汗が玉のように光っている。

 

(完璧だ……)

 

 真悟は思う。

 メープルランドの近衛兵として鍛え上げられた肉体が

 今や自分の意のままに操られている事実。

 この教室という限定空間における絶対支配者の立場を実感する。

 

 いすずの泣き声が変わる。

 苦痛に耐える泣き声から、どこか甘さを帯びたものへと変わっていった。

 

「あっ……んぅ……」

 

 小さな喘ぎが漏れる。

 真悟の腰遣いが変わったことに

 彼女の肉体は敏感に反応していた。

 

 真悟の指がいすずのクリトリスを捕らえる。

 絶妙な力加減で転がすと──

 

「ひあっ! そ……それダメッ!」

 

 突然の快感に戸惑ういすず。

 幼児退行から一時的に解放されかける。

 

 しかし真悟は容赦ない。

 抽送を加速させつつ、敏感な豆を執拗に刺激する。

 

「やあぁああああ!」

 

 いすずの背中が再度反り返る。

 涙と汗でぐしゃぐしゃになった顔が天上を仰ぐ。

 その瞳は恍惚と恐怖の狭間に漂っていた。

 

 膣内の締め付けが急激に強まる。

 真悟のペニスを万力のように締め上げる。

 その瞬間──

 

「イクぞ……全部受け取れよ!」

 

 真悟が咆哮すると同時に、白濁した飛沫が

 いすずの奥底に放たれた。

 

「あ゛……っ」

 

 いすずの身体が痙攣する。

 絶頂による激しい収縮が真悟の精液を搾り取る。

 教室内に充満する生臭い匂い。

 

 結合を解くと、真悟がずるりと引き抜かれる。

 その刹那に漏れた声は

 

「ひどい、ひどいよぉさん」

 

 完全に退行した幼児の嘆きの言葉だった。

 

 真悟が立ち上がると、床にぽとりと落ちる音がした。

 彼女の脚の間から溢れ出した白濁と鮮血の混合物が

 教室の床板に滴り落ちていた。

 

 いすずはそのまま教卓に倒れ込み、嗚咽を続けていた。

 十七歳の少女から奪われたものは

 ただの処女ではなく、彼女のアイデンティティーそのものだった。

 

 夕日が沈みかけた教室に

 幼児の泣き声と若いオスの荒い呼吸だけが残された。

 ここが廃園寸前の遊園地を救うはずの聖域とは誰も信じなかっただろう。

 

 

 

 

 真悟が教卓から離れると、重苦しい空気が教室全体を支配した。

 彼の逞しい体躯が夕闇に浮かび上がる。

 未だ怒張は衰えぬまま屹立していた。

 その先端はいすずの破瓜の鮮血と二人の交わりで

 噴出した淫靡な体液が混じり合い、妖しい輝きを纏っている。

 まるで刃先に付着した血痕のごとく──戦場帰りの刀剣が持つ禍々しい魅力だ。

 

 いすずは教卓の上に身を投げ出し、浅い呼吸を繰り返していた。

 白い肌は紅潮し、全身は汗と涙と──より忌まわしい液体に濡れている。

 十七歳の少女がたった今味わった人生最大の衝撃が

 その肢体を打ち震わせていた。

 

「ほら」

 

 真悟の低い声が虚空に響く。

 彼はいすずの眼前に屈み込み、自らの男根を彼女の唇へと向けた。

 鉄錆と甘酸っぱい香りが混ざり合う。

 処女喪失の印である血の匂いと、

 女性器から分泌された甘美な蜜の残滓が鼻腔を刺す。

 

「な……何を……」

 

 いすずの唇が微かに動く。

 涙で霞んだ紫水晶の瞳が憎悪と嫌悪に燃えていた。

 それでも──彼女は教卓の縁をきつく掴み、身を起こそうとする。

 その動きは弱々しくも確かに反逆の意志が宿っていた。

 

「拭いてもらおうじゃないか」

 真悟の声は冬の湖のように冷たく澄んでいる。

 しかし彼の眼差しは氷よりも深い奈落の色だ。

 メープルランドの騎士として培われたいすずの矜恃が火花のように閃く。

 その瞬間──

 

『バシンッ』

 真悟の右手が教卓を叩いた。

 木製の表面がひび割れるほどの轟音が響き渡る。

 

「ッ!」

 

 いすずの息が詰まる。

 目の前の巨漢から放たれる覇気が津波となって押し寄せてきた。

 まるで野生の大型肉食獣が牙を剥く瞬間を目撃した小動物のように

 彼女の全身が硬直する。

 

 真悟の掌がいすずの顎を掴む。

 その力は慈悲もなく骨を砕く可能性すら孕んでいる。

 無理やり上向かされた彼女の視界には

 ただ一点──血と蜜に濡れた雄の象徴しか入ってこない。

 

「どうした? 近衛兵殿」

 

 嘲りを含んだ問いかけ。

 真悟の指がいすずの唇を押し開こうとする。

 少女の指先がかすかに震えているのが滑稽だった。

 緊張と興奮の狭間で揺れる武人の末路か。

 

 いすずの瞳孔が収縮する。

 騎士道精神を叩き込まれた魂が抵抗を叫ぶ。

 最後の力を振り絞って首を左右に振る。

 彼女の髪が汗で濡れた首筋に絡みつく。

 

 しかし真悟は動かない。

 ただ静かに──火山の噴火を待つ観測者のように

 いすずの決断を見守っていた。

 

 時間だけが流れゆく。

 教室の空気は粘稠となり、呼吸さえ困難なほど濃密になっていく。

 二人の吐息が溶け合い、新たな生命を創り出しそうな勢いだ。

 

「…………」

 

 沈黙が破られる。

 いすずの喉仏が上下した。

 諦観と共に彼女の反抗は萎えた。

 

 ゆっくりと──本当にゆっくりと彼女の唇が開いていく。

 その動作はまるで壊れた扉を開く老いた使用人のようだ。

 震える唇が徐々に近づいていく……

 

 真悟の男根が彼女の吐息を感じるほどに接近する。

 先端に溜まった白濁と鮮血が混じった液体が

 糸を引いて垂れ落ちた。

 

 いすずの舌先が伸びる。

 微風に揺れる若葉のように繊細な動き。

 その先端が触れた瞬間──

 

「……ッ」

 

 彼女の身体が跳ねた。

 反射的な拒否反応だ。

 だが真悟の腕は鉄壁のように彼女を固定している。

 

「続けろ」

 

 単純明快な命令。

 いすずの紫水晶の瞳から光が消え失せる。

 

 舌が再び接触する。

 今回は躊躇なく──しかし恐る恐る。

 まるで未知の領域に足を踏み入れる探検家の慎重さだ。

 

『ぺろ……』

 

 最初の舐め取りは微かな音さえ立てられないほど控えめだった。

 しかし彼女の舌は確かに汚れを拭い取っていく。

 唾液で洗い流すその行為が何とも惨めだ。

 

 真悟の太腿に微かな緊張が走る。

 いすずの舌が動くたびに

 神経の末端が痺れるような快感が走る。

 彼の表情は一切変わらないが

 その眼差しには愉悦の色が見え隠れしていた。

 

 いすずの動きは次第に大胆さを増していく。

 生き延びるためには服従しかない──その絶望感が

 彼女のプライドを磨耗させていた。

 舌は螺旋状に這いずり回り、肉棒全体を隈なく浄め始める。

 

『ぴちゃ……ちゅぱっ……』

 

 淫らな水音が教室に響く。

 真悟は満悦の笑みを浮かべた。

 敗北し尽くしたいすずの姿はこの上なく官能的だった。

 

 いすずの瞳から零れる涙が頬を伝う。

 塩辛い液体が唇に入り込んで不快感を増幅させる。

 それでも彼女の奉仕は続く。

 騎士としての忠義が娼婦の如き技術へと変貌した瞬間だ。

 

 真悟の右手がいすずの頭を撫でる。

 労働に対する褒美を与える王のようだ。

 その掌の感触にいすずの背筋が粟立った。

 

 舌先がカリ首の溝を舐め上げる。

 最も汚れた部位への集中攻撃。

 白濁した残滓と血液の混合物を

 まるで貴族の肖像画を修復する職人のように丁寧に拭っていく。

 

「そうだ……そこで吸い込め」

 

 真悟の指示通りにいすずが吸着する。

 唇全体が肉茎に密着し、真空状態を作り出す。

 まるで昆虫採集で樹液を吸い上げる雌蛾のような執念だ。

 

 彼女の口角から涎が零れ落ちる。

 それが床に垂れる前に真悟の靴先が掬い上げた。

 淫蕩な芳香が靴底に染み込んでいく。

 

 いすずの眉間に皺が寄る。

 嫌悪と羞恥と快感が渦巻いている証左だ。

 真悟はその表情を肴に酒を飲む豪傑のように

 いすずの舌技を堪能していた。

 

 彼女の顎が疲れを訴える頃

 ようやく真悟が手を伸ばした。

 解放してくれるのか──淡い希望を抱くいすずだったが

 

『くいっ』

 

 真悟の親指と人差し指が彼女の耳たぶを摘まみ上げた。

 鋭い痛みが神経を貫く。

 

「まだ終わっちゃいないぜ」

 

 宣告と共に真悟の腰が前進する。

 いすずの口腔へ肉槍が侵入してきた。

 咽喉の奥まで届かんばかりの挿入。

 

「んぐっ!?」

 

 驚愕と苦悶の嗚咽。

 喉頭隆起が上下に激しく蠢く。

 

 しかし真悟は容赦しない。

 腰を前後させ始めるといすずの顔全体が苦痛で歪んだ。

 まるで拷問器具で串刺しにされた囚人のようだ。

 

 彼女の手が真悟の太腿を掴む。

 爪が食い込み血が滲むほどの力だが雄牛のように動じない。

 

『ジュプッ……グポッ……』

 

 汚らわしい吸引音が反響する。

 いすずの舌は反射的に抵抗しようとするが

 真悟の巧みな腰使いによって翻弄されるのみ。

 まるで初心な少女を弄ぶ熟練の漁師だ。

 

 彼女の鼻水と涙が混ざり合う。

 呼吸すらままならない窒息状態の中

 いすずは無我夢中で奉仕を続けていた。

 これは遊園地を守るための戦いなのだと自分に言い聞かせながら。

 

 真悟の腰の動きが加速する。

 臨界点が近いことは明らかだった。

 彼の腹筋が硬く収縮し始める。

 

 いすずは目を閉じ祈る。

 早く終われ──ただそれだけを願って。

 

 そして──

 

「くっ!」

 

 短い咆哮と共に熱い奔流が迸る。

 いすずの口腔内で炸裂した白濁弾は

 彼女の喉奥へ直接注ぎ込まれていった。

 

「んん~ッ!」

 

 抗議の呻きも虚しく

 真悟の左手がいすずの後頭部を押さえつける。

 強制的に嚥下させられるその行為は

 もはや愛情の交換ではなく拷問だった。

 

 青臭い味覚が舌を犯し

 濃密な粘り気が喉壁に張り付く。

 異常な量の吐精に噎せ返る寸前で

 真悟の猛りが引き抜かれる。

 

「ゲホッ! ゴホゴホッ!」

 

 咳き込むいすずの唇からは

 まだ滴る白濁が垂れていた。

 彼女は教卓に伏せるように倒れ込み

 苦痛のあまり身を捩らせる。

 

 真悟は悠然と立ち上がり

 ズボンを履き直した。

 完全に終わった蹂躙劇に幕を下ろすかのように

 彼の衣擦れの音だけが響く。

 

 教室の窓から見える夕陽は

 すでに水平線の向こうへ沈みかけていた。

 明日という名の現実が迫ってくる。

 いすずが守るべきものを取り戻すためには

 これから幾度となくこんな夜を越えなければならないのだ。

 

「明日も来るんだろう?」

 

 真悟の問いかけに

 いすずの返答はない。

 ただ弱々しく頷く姿が哀れを誘う。

 そこにかつての近衛兵の面影はない。

 

「じゃあな。よく休んでおけよ」

 

 別れの挨拶は簡素だった。

 彼は扉に向かい歩み去る。

 廊下に出る直前―振り返ることはなかった。

 

 いすずは一人残された教室で

 長い時間をかけてようやく身を起こした。

 床に広がる血と白濁の混合物を見下ろし

 彼女は無表情に呟く。

 

「これが私の仕事……」

 

 言葉の裏側に潜む絶望を誰も知らないまま

 教室の扉は静かに閉じられた。

 

 

更新希望の原作

  • 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
  • 最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い
  • 片田舎のおっさん、剣聖になる
  • リアデイルの大地にて
  • 俺は星間国家の悪徳領主!
  • リビティウム皇国のブタクサ姫
  • 転生王女と天才令嬢の魔法革命
  • ロクでなし魔術講師と禁忌教典
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