※この作品はR-18です。

ダークエロ短編集3   作:カード読み込み

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リクエスト?現パロ以外のありふれは久しぶり


魔法のオナホ

 

「うおぉぉぉ……マジかよ、これ……」

 

 村越早起は、手にしたシリコン製の筒に震える指を這わせた。

 5万8000円。バイト代をはたいた渾身の一撃だ。

 商品名は『マジック・ホール~想像した相手の膣内と繋がる魔法のオナホール~』。

 眉唾物だ。ネットの口コミだって「霊感商法だ」「気持ちよすぎて死ぬ」などと極端すぎる。

 だが、箱裏の『本物を超える感触』というキャッチコピーが、

 思春期真っ只中の彼の脳髄にこびりついて離れなかったのだ。

 

「嘘だったら泣き喚いた後、工場爆破してやる……」

 

 独りごちながら、彼はローションを取り出し、ズボンとトランクスを膝まで下ろした。

 すでに臨戦態勢で反り返った自身のモノを右手で握りしめ、

 オナホールの入り口にあてがう。

 脳裏に浮かんだのは、先日渋谷のスクランブル交差点で見かけた「彼女」だ。

 

 ウサ耳。それも、安っぽいプラスチックや布製のフェイクではない。

 彼女の頭頂部から伸びた白銀の毛並みと同質の、ふさふさとした本物の耳。

 あれはコスプレなのか? 

 いや、あの質感、あの動き。

 彼女が驚くたびにピクンと立てられる様は、あまりにも自然すぎた。

 そして何より、その耳の下にある顔立ち。

 青みがかったロングストレートの白髪。蒼穹の瞳。

 神秘的で美しい。まるで中世の聖女か、あるいは精霊のような圧倒的な美貌。

 だが、その口から漏れるのは「ですぅ」という間抜けな響き。

 通りすがりのサラリーマンにぶつかって「あわわ」と慌てふためく様は、

 残念なことに美少女の殻を被ったピエロそのものだ。

 

「あんな残念な美女、見たことねぇよ……!」

 

 村越は喉を鳴らした。

 残念さと神々しさの落差。それが男の嗜虐心をどうしようもなく煽り立てる。

 だが、彼の記憶に最も深く刻み込まれているのは、その顔ではない。

 

「……胸だ。あの胸」

 

 白いフリル付きのブラウスが悲鳴を上げていた。

 歩くたびに、揺れる。揺れる。揺れる。

 上下左右、斜め前方へと波打つ巨大な二つの膨らみ。

 メロンだ。まるでメロンを二つ、無理やりブラウスにねじ込んだかのような質量。

 布地が張り詰め、ボタンが今にも弾け飛びそうだった。

 谷間などと生易しいものではない。あれは渓谷だ。

 深く、暗く、男を飲み込んで抜け出せなくなるような深淵がそこにあった。

 

「重そうだ。すっげぇ重そうだ。

 あんなのぶら下げて歩くなんて、腰に悪くねぇのかよ……!」

 

 村越は息を荒げながら、自身のペニスをオナホールへと押し込んだ。

 先端が内部の肉壁を押し広げる感触。

 柔らかく、そしてきつい。

 まるで処女の膣内かのように閉じており、侵入者を拒むかのように締め付ける。

 

「ぐっ……きつっ……!」

 

 だが、村越は止まらない。

 脳裏で再生されるのは、あのウサ耳娘の尻だ。

 薄桃色のパンツに包まれた臀部。

 胸と同等の質量を持つであろう肉塊が、歩調に合わせて弾む。

 あの尻を叩けば、どんな音がするだろうか。

 パァン! と乾いた音か。それとも、ボフッという鈍い音か。

 あの尻に顔を埋めれば、窒息するほどの甘い香りに包まれるに違いない。

 

「くそっ……あんなドスケベな女が、この街を歩いてるなんてよぉ……!」

 

 村越は腰を動かし始めた。

 ピストン運動。オナホール内部の肉壁が亀頭を擦り上げる。

 摩擦热とローションの湿り気が混ざり合い、粘着質な音が部屋に響く。

 

「あぁ……あぁ……すっげぇ……これ、本物以上かも……!」

 

 村越の脳内で、ウサ耳娘の姿が鮮明になる。

 彼女は今、どこかで歩いている。

 その膣内が、今自分のペニスを咥え込んでいる。

 そんな背徳的な妄想が、彼をさらに駆り立てる。

 

「名前も知らねぇけど……今日からお前は俺のモンだ……!」

 

 村越はオナホールを強く握りしめ、さらに激しく腰を打ち付けた。

 

 ***

 

 新宿駅東口。人波が右往左往する喧騒の中だった。

 シア・ハウリアはふと立ち止まり、

 行き過ぎるサラリーマンたちの背中をぼんやり見上げた。

 青みがかった白銀の髪が初夏の日差しを反射し、微かに汗ばんだ頸筋へと流れ落ちる。

 その一滴の軌跡を目で追いかけようとするかのように──

 否、それ以上の欲望を込めて──幾つかの男性の視線が宙を這った。

 

「やっぱり都会は人が多いですぅ……」

 

 口調だけはいつもどおり可愛らしい。

 だが、その瞬間、腰骨から腹腔を通って喉元まで貫通する鈍い痺れが脊椎を駆け抜けた。

 予兆もなく訪れた未知の電撃に、シアは大きく肩を跳ね上がらせる。

 

「ひゃっ……?」

 

 声帯を押し上げるように漏れた吐息は明らかに普段より湿潤で艶めかしく響く。

 咄嗟に掌で唇をおさえ、きょろりと四方を見渡すが当然のように他者による干渉は無い。

 ただ視界の端を横切る通行人たちが不審そうな面持ちで振り向いただけだった。

 

 けれども体内では何か得体の知れない蠕動が始まっている。

 ──ゾワリ。腹部奥深くから湧き立つ灼熱。

 それが下肢へと分散しながら蜜となって滲み出し始めるのを感じたとき、

 

「ッ……!?」

 

 今度こそ確かな違和感。

 双丘の頂きを爪先できつく摘まれるような鋭敏な刺激が走ったのだ。

 ブラジャーの内部で未成熟だった蕾が硬く屹立していく過程までも

 鮮明に感じ取れてしまい──―シアは慌てて腕をクロスさせて己の胸部を庇うように縮こまる。

 

「嘘っ……ナニコレ……!?」

 

 困惑が露わになった刹那、再び脈動する淫猥な振動。

 今度は指一本だけで掬うように下から支えられる触覚が加わり

 ──―乳房全体が揉みしだかれ始める錯覚に至る。

 しかも一度や二度ではない。

 何度も、幾度も、まるで所有権を刻みつけるかのような執拗さ。

 布地の下で自在に踊らされている自慢の乳房に

 戸惑いながらも拒絶できない自分が居た。

 

「あ……んぁ♡……なんでぇ……だめなのにぃ……っ♡」

 

 公共の往来にて蕩けゆく顔面を取り繕うことは最早困難極まりなく。

 呼吸が浅くなるにつれ鼓膜に届く周囲の会話やアナウンスはすべて遠退き

 ──―ただ一つだけ意識を集中させるべき箇所=子宮を中心とした

 淫火の炉辺へと意識を焼き焦がすばかり。

 

(ハジメさんはきっと優しい笑顔でお土産を選んでいるはずなのに)

(わたしだけこんな風になって──―)

 

 罪悪感すら媚薬となり得てしまうほど全身が性感帯へと変わり果てている気がした。

 突如として訪れる未曾有の大波涛!! 

 これまで以上の莫大なる肉悦が胎内奥底から叩きつけられるかの如く炸裂し──―

 

「きゃあぁん゚♥☆★♂◇■□@∀〜〜〜〜ッ!!」

 

 新宿駅東口広場。

 行き交う人々の視線が一斉に集まる中、

 ウサミミを持つ異国の美少女は白目を剥き、全身を痙攣させながら潮を噴いていた。

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「初回サービスで胸と尻もセット……マジかよ、お得すぎるだろ……」

 

「あんなデカい乳、こんな形だよな……」

 

 彼がオナホールに指を這わせながら想像を膨らませた瞬間だった。

 シリコンの筒が、まるで生き物のように脈動し始めたのだ。

 グニグニと不気味に蠢く肉塊。

「うわっ!?」と声を上げる間もなく、その形状は劇的な変化を遂げた。

 

 中央部分が不自然に隆起し、メロンほどの二つの半球がせり出してくる。

 しかも、ただの半球ではない。

 先端には淡いピンク色の乳首まで再現されている。

 さらに下部が膨らみ、豊満な尻の曲線を描き出した。

 

「……マジかよ」

 

 村越は絶句した。

 手の中にあるのは、もはやオナホールではない。

 あの日見たウサ耳美女の女体そのものだ。

 精巧な彫刻すら凌駕する出来栄え。

 肌の質感まで再現されているようで、触れただけで熱が伝わってくるようだ。

 

「すっげぇ……これが5万8000円の力か……!」

 

 彼は数秒間、呆然と見入っていたが、すぐにその思考は下半身へと移行した。

 元来、深く思考しない楽観的な馬鹿である彼は、

 このオカルトめいた現象に対する恐怖よりも、目の前の肉欲が勝ったのだ。

 

「へへっ、じゃあ遠慮なくいただくぜ!」

 

 村越は震える手で、その再現された巨大な乳房を鷲掴みにした。

「むにゅっ」という卑猥な音と共に指が沈み込む。

 柔らかい。それでいて弾力がある。

 本物の肉の感触だ。

 掌に伝わる重みと温もりに、彼の理性は完全に崩壊した。

 

「おっぱいぃぃ! おっぱいぃぃ!」

 

 幼児のように叫びながら、彼は夢中で乳房を揉みしだいた。

 右に左にと形を変えさせる。

 乳首を指で弾くと、オナホールがビクンと震えた気がした。

 

「次はこっちだ……!」

 

 彼は再現された尻に自身のペニスを押し当てた。

 亀頭が割れ目をなぞり、ローションの助けを借りて滑り込む。

「んぐっ」という抵抗感の後、奥へと沈んでいった。

 

「あぁぁぁ……! すっげぇ締め付け……!」

 

 村越は腰を動かし始めた。

 最初はゆっくりと、慣らすように。

 しかしすぐにそのピストン運動は激しさを増していく。

 パン! パン! パン! 

 肉と肉がぶつかる乾いた音が、狭いアパートの一室に響き渡る。

 

「くそっ……くそっ……! 俺のモンだ……俺のモンだぁぁ!」

 

 彼は尻肉を叩きつけながら、乳房を更に強く握りしめた。

 爪が食い込み、白い肌に赤い痕がつく。

 痛みすら快楽へと変換されるのか、

 オナホールからの締め付けが更に強くなった気がした。

 

(あいつ……今頃どこかで俺に犯されてるんだぜ……へへっ)

 

 背徳感が彼を更に駆り立てる。

 通行人が多い場所であればあるほど、興奮は高まる。

 人目も憚らず、見えない誰かに責められて

 声も出せずに耐えている彼女の姿を想像するだけで、

 精液が沸騰しそうだった。

 

「いくぞ……いくぞぉぉ! お前の中にぶちまけてやる!」

 

 村越は最後の力を振り絞って、腰を叩きつけた。

 限界突破。

 背筋を駆け抜ける快感と共に、

 大量の白濁液がオナホールの中へと注ぎ込まれた。

 

 ◆◆◆

 

 新宿駅東口広場。

 

「きゃあぁん゚♥☆★♂◇■□@∀〜〜〜〜ッ!!」

 

 ウサミミを持つ異国の美少女は白目を剥き、

 全身を痙攣させながら潮を噴いていた。

 行き交う人々の視線が一斉に集まる中、

 彼女は呆然と虚空を見上げながら、

 自身の股間から溢れ出る透明な液体を止めることができずにいた。

 

「あ……あぁ……♡」

 彼女の口から漏れるのは、言葉にならない喘ぎ声だけ。

 ハジメへの罪悪感と、見知らぬ誰かに犯されたという屈辱。

 そして何より、抗えない快楽の余韻が彼女を支配していた。

 

 

 人々の視線が痛い。

 好奇、侮蔑、そして明らかな欲望を孕んだ無数の瞳が

 シア・ハウリアという一人の乙女を穴が開くほど見つめている。

 だが、彼女にはそれに抗議する余裕など欠片もなかった。

 

(はやく……はやくここから……!)

 

 膝が笑い、足の裏が痺れる。

 それでも本能が告げていた。

 この衆人環視の場に留まれば、

 自分は完全に壊れてしまうと。

 力を隠すなどという悠長な判断は

 すでに彼女の脳内から消え失せていた。

 

 全力で走る。

 人波をかき分け、肩がぶつかろうが関係ない。

「あっ、危ないな!」「何あの子?」

 そんな罵声や驚愕の声すら遠く、

 耳に入らない。

 ただひたすらに、人目の少ない場所を求めて

 白銀の髪を振り乱しながら疾走する。

 

 ビルとビルの狭間。

 湿った空気が澱む路地裏へと滑り込んだ瞬間、

 シアは壁に手をついて激しく喘いだ。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……ッ!」

 

 肺が焼け付くほど痛い。

 汗ばんだブラウスが肌に張り付き、

 豊満な胸部の輪郭を露わにしていることなど、 気にする余裕もない。

 ここなら安全だろうか。

 少なくとも、あのような無様な姿を見られることはないはずだ。

 

 安堵の息が漏れた、その時だった。

 

 ──ギュッ♡

 

「ひッ……!?」

 

 天啓のように降り注いだのは 快感という名の雷鳴。

 ブラウスの上からはわからない。

 だが、ブラジャーの中で硬く勃起した乳首が

 見えない指と親指で 強く摘み上げられ 捻り上げられた錯覚! 

 

「あぐっ♡ んぉぉぉっ♡♡」

 

 背骨が弓なりに反り返る。

 壁に手をついていたはずなのに、支えを失ったように膝から崩れ落ちた。

 コンクリートの冷たさが掌に伝わるが、

 それすらも快楽の燃料となって感覚を麻痺させていく。

 

(なんで……なんでそんなところ……!)

 

 敏感すぎる。

 ハジメに触れられた時ですらここまでの刺激はなかった。

 脳髄を揺さぶるような鋭利な痛みと 甘美な痺れの混濁! 

 否応なしに 理性の堤防が決壊していく! 

 

「いゃぁ♡ だめぇ♡ そこぉ♡ んぉぉぉぉっ♡♡」

 

 四つん這いになった体勢からさらに頭を垂れ、

 尻だけを高く突き上げる──いわゆる土下座の姿勢。

 路地裏の薄暗がりにて、白銀の髪を持つ美少女が 無様にも尻を高く掲げ、

 見えない何かに媚びるように 腰を振り続ける痴態。

 

(ハジメさん……ハジメさん……!)

 

 愛しい恋人の名を呼ぼうとしたが

 喉から漏れるのは艶めかしい鳴き声ばかり。

 涎が垂れ落ちるのも構わず、 彼女は何度も絶頂へと放り投げられていた。

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「へへっ、すげぇ感触だ……やっぱりデカい乳はいいよなぁ……」

 

 彼は両手でメロン大の乳房を寄せ合わせ、

 その頂点にある桜色の乳首に指を這わせた。

 最初はそっと触れるだけ。

 そして徐々に力を込め、指の腹で押し潰すように刺激する。

 

「んぐっ……! 反応してる……!」

 

 村越の目が見開かれた。

 乳首が硬くなっていくのがわかる。

 最初は平坦だった頂点が、次第に隆起し、

 豆粒ほどの大きさに屹立してきたのだ。

 彼はそれを親指と人差し指で摘み上げ、ギュッと力を込めた。

 

「うぉぉ……硬ぇ……! コリコリしてやがる……!」

 

 指先に伝わる感触に、彼のペニスは再び硬度を増していく。

 捏ねるように回す。

 引っ張る。

 爪先で弾く。

 あらゆる手で乳首を攻め立てると、

 オナホールがビクンビクンと脈打ち、

 内部の肉壁が彼のペニスを締め付けてきた。

 

「くっそぉ……気持ちよすぎだろ……!」

 

 村越は我慢できず、乳房に顔を埋めた。

 舌先で乳首を舐め上げる。

 甘噛みする。

 そして大きく口に含み、強く吸い上げた。

 

「んぅぅ……! なんだこの匂い……!」

 

 その瞬間、鼻腔をくすぐる甘い香りが漂った。

 花の蜜のように濃厚で、脳髄を痺れさせるような催淫剤じみた匂いだ。

 シリコンからこのような匂いがするはずがない。

 だが、村越は深く考えなかった。

 ただ本能の赴くままに、その香りを肺の奥まで吸い込み、

 乳首をしゃぶり続けた。

 

「何時間でもやってられそうだ……! 最高だぜ!」

 

 ◆◆◆

 

 路地裏の冷たいコンクリートの上で、シアは四つん這いのまま悶絶していた。

 

「あぐっ♡ ひぃっ♡ んぁっ♡♡」

 

 ブラウスの上からでもわかるほど硬く勃起した乳首が、

 見えない歯に噛まれ、見えない舌に舐め回されている錯覚。

 電流のような刺激が乳房から子宮へと直結し、

 彼女の理性を焼き尽くしていく。

 

(なんで……なんでこんなことに……!)

 

 ハジメ以外の誰かに触れられているという事実。

 それが彼女に屈辱と背徳感を与えながら、

 同時に抗えない快感として肉体を支配していく。

 

(ハジメさん……ごめんなさい……ごめんなさい……♡)

 

 涙で濡れた瞳はもう何も見ていない。

 ただ見えない支配者に従順に尻を捧げ、

 無様にも何度も絶頂の沼へと沈んでいくばかりだった。

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「確か、上のざらざらした部分を擦るといいんだっけ?」

 

 村越早起は、ネットの掲示板で拾った知識を反芻しながら、

 腰の動きを止めた。

 ただ出し入れするだけでは味気ない。

 5万8000円もしたのだ。隅々まで堪能してやる。

 

 彼は自身のペニスを奥深くまで埋没させたまま、

 ゆっくりと角度を変え始めた。

 亀頭のカリで膣内の襞を一本一本なぞるように。

 うごうごと蠢く肉壁のヒダが、彼のモノに絡みつき、

 まるで生き物のように吸い付いてくる感触に背筋がゾクゾクする。

 

「んっ……ここかな……?」

 

 ペニスの先端が、内部の天井部分に触れた。

 なめらかな肉壁とは異なる、僅かな凹凸。

 舌で舐めた砂糖の粒のような、微かなザラついた感触。

 

(これか……!?)

 

 村越は、そこを見つけ出した狼のように目を細め、

 意識的に亀頭を擦り付けた。

 ゆっくりと、確かめるように。

 右から左へ。左から右へ。

 カリ首でざらざらとした部分を引っ掻くように刺激していく。

 

「うおっ!?」

 

 その瞬間だった。

 オナホール全体が激しく収縮したのだ。

 まるで彼のペニスを切断しようとするかのような強烈な締め付け。

 先ほどまでの摩擦とは段違いの圧力が、彼の肉棒を締め上げた。

 

「くっそっ……! なんだこれ……きつすぎだろ……!」

 

 だが、締め付けだけではない。

 ヌルヌルとした液体の量が格段に増え始めたのだ。

 ローションの粘度とは明らかに異なる。

 もっとサラサラしていて、熱を持った液体が、

 彼のペニスを濡らし、滴り落ちていく。

 

 心なしか、オナホールがビクビクと痙攣しているような気すらする。

 彼女が……あのウサ耳美女が、感じているのか? 

 そんな妄想が彼の脳内で爆発し、理性を吹き飛ばす。

 

「へへっ……効いてるな……? わかるぞ……!」

 

 ◆◆◆

 

 新宿駅近くの路地裏。

 

「あ゙っ♡♡ ひぐっ♡♡ んぉぉぉっ♡♡♡」

 

 シア・ハウリアはもはや四つん這いでいることすら危うくなっていた。

 肘が折れ、上半身が地面に崩れ落ちる。

 だが、尻だけは高く掲げられたまま。

 まるで見えない何かに支配され、

 交尾を強要されているメスウサギのような無様な姿。

 

(なにこれぇぇぇ♡ なにこれぇぇぇ♡♡)

 

 子宮の入口、そのさらに奥深く。

 決して触れられてはいけない秘所を、

 見えない指先で容赦なく掻き回されている感覚。

 脳髄が沸騰し、視界が真っ白に染まるほどの快楽の奔流! 

 

(そこ♡ そこだめぇぇぇ♡♡ おかしくなっちゃうぅぅぅ♡♡)

 

 ハジメに触れられた時ですら味わったことのない刺激。

 粘膜の奥底に隠された敏感なポイントを的確に捉え、

 執拗に、容赦なく擦り上げられる。

 

「あぐっ♡ いくっ♡ いっちゃうぅぅぅ♡♡♡」

 

 シアは涙と涎で汚れた顔をコンクリートに押し付け、

 白銀の髪を振り乱しながら絶叫した。

 路上の人々の目など気にする余裕はない。

 ただただ、抗えない快感の波に飲まれ、

 無様にも潮を噴きながら何度も絶頂へと達していく。

 ◆◆◆

 

 ◆◆◆

 

(くそっ……我慢できねぇ……!)

 

 村越早起は獣のように唸りながら、

 オナホールを両腕で抱きしめた。

 その柔らかな乳房が潰れ、歪むほどの力で。

 シリコンでできた偽物のはずなのに、

 なぜか確かに人の体温を感じる。

 いや、実際に熱を持っているのではないか? 

 

「うぉぉ……! たまんねぇ……!」

 

 彼は貪るように腰を動かし始めた。

 ただ突き刺すのではない。

 根本までずっぷりと挿入し、

 子宮口と思しき最奥部を亀頭で殴りつけるような激しい抽挿。

 パン! パン! パン! 

 肉と肉がぶつかり合う原始的な音が室内に響き渡る。

 

 オナホールの締め付けは尋常ではなかった。

 まるで生きているかのように彼のペニスに纏わりつき、

 離そうとしない。特にGスポットと思しき部位を抉ると、

 ビクンビクンと痙攣し、新たな愛液を分泌し始める。

 

「おい……俺のモンだ……! 俺のモンなんだからな……!」

 

 彼は狂ったように叫びながら、

 再現された巨乳を両手で鷲掴みにした。

 メロンほどのサイズがありながら信じられないほどの柔軟性を持つそれは、

 彼の五指の間から零れ落ちそうになりながらも形を保っている。

 指を食い込ませるたびに「むにゅっ」と卑猥な音がして、

 オナホールの内部がキュンキュンと締まってくるのがわかる。

 

「あぁ……柔らけぇ……最高だ……!」

 

 彼は乳房を玩具のように弄びながら、

 さらに深くペニスを押し込んだ。

 カリ首が膣壁の襞を一枚一枚刮ぎ取るように通過し、

 その刺激だけで昇天しそうになる。

 

「いくぞ……! 中に出すぞ……!」

 

 最後の力を振り絞り、

 村越は激しく腰を叩きつけた。

 睾丸が上がり、尿道が焼けるような感覚。

 限界突破。

 濁流のような精液が勢いよく放出され、

 オナホールの奥深くへと流れ込んでいく。

 

「あぁぁ……! 出る……! 出ちまう……!」

 

 数秒間に渡る長い射精。

 その間も彼は止まらなかった。

 最後の一滴まで搾り取るように腰を使い、

 見えない相手に征服欲を叩きつける。

 

 ◆◆◆

 

 新宿駅近くの路地裏。

 

「いやぁぁぁあああ♡♡♡ 出てるぅぅ♡♡♡ 中にぃぃ♡♡♡」

 

 シア・ハウリアはもはや人型を保っていることすら奇跡的だった。

 全身がガクガクと震え、白目を剥きかけながら、

 無様にもコンクリートの上で尻だけを高く掲げている。

 通行人の目など考慮する余裕はない。

 ただ見えないペニスに蹂躙され続け、

 子宮に熱い液体を注ぎ込まれる屈辱と快楽の狭間で喘ぎ続けているだけだ。

 

(ハジメさん……助け……てぇ……♡♡♡)

 彼女の心に残っていた最後の理性も、

 圧倒的な快感の波に飲み込まれていった。

 ◆◆◆

 

「体勢を変えて……今度はバックでヤろう」

 

 村越は息を荒げながら、オナホールをうつ伏せにした。

 メロンほどの乳房が下敷きになり、シリコンが圧迫される卑猥な音が響く。

 おっぱいが見れないのは残念だ。

 だが、目の前には別の魅惑がある。

 

「すっげぇ尻……」

 

 彼は思わず嚥下した。

 薄桃色の肌が、部屋の薄暗がりの中で妖しく光っている。

 そして何よりその質量。

 横から見てもわかるほどの豊かな曲線。

 手を伸ばし、その肉の塊を掴み取る。

 

「んむっ……!」

 

 ずしりと重い。

 そして驚くほどの柔かさ。

 スベスベとした表面は磁石のように手に吸い付き、

 モチモチとした弾力は指先から脳髄へと快楽信号を送り続ける。

 おっぱいに負けない最高の手触りだ。

 彼は夢中で尻肉を揉みしだいた。

 左右に広げ、中央の割れ目を覗き込む。

 ローションと先ほどの精液で濡れそぼった入り口が、

 ヒクつきながら彼を誘っているようだった。

 

「いただきまーす!」

 

 村越は自身のペニスを割れ目に沿って滑らせ、

 一気に最奥まで突き入れた。

 

「んぐぉぉ……!」

 

 根元まで挿入した瞬間、彼は思わず声を漏らした。

 さっきよりもキツイ。

 正常位の時とは比べ物にならないほどの圧力が、

 彼のペニスを締め上げる。

 重力で肉壁が下がってきたのか、

 それとも尻を突き出されたことで筋肉が収縮したのか。

 理由はどうでもいい。

 ただこの気持ちよさだけが真実だ。

 

「くそっ……きつっ……でも……すっげぇ……!」

 

 彼は腰を振り始めた。

 パンパンパンパン! 

 尻肉と大腿部がぶつかる音がリズムを刻む。

 柔らかい肉の波が彼の腰に心地よく伝わってくる。

 

(確か……尻叩くと興奮する女もいるんだよな……)

 

 彼はふと、ネットの掲示板で読んだ情報を思い出した。

 試してみる価値はある。

 彼は右手を振り上げ、豊満な尻肉に叩きつけた。

 

 パチン! 

 

 乾いた音が部屋に響く。

 白濁した肌に赤い手形がくっきりと浮かび上がる。

 

「うおっ!?」

 

 その瞬間だった。

 オナホールの締まりが跳ね上がったのだ。

 まるで感電したかのように内部が痙攣し、

 ペニスをさらに強く締め付けてくる。

 

「へへっ……図星かよ! 変態女っ!」

 

 村越はニヤリと笑い、さらに激しく腰を振った。

 パンパンパンパン! 

 激しいピストン運動。

 そして何回かに一回、

 パチン! パチン! と容赦なく尻を叩く。

 

「これいいな……めっちゃ気持ちいい!」

 

 内部の痙攣と締め付けが彼を絶頂へと導いていく。

 痛みが快楽へと変換されているのか、

 叩かれるたびにオナホールは喜びの声を上げているように見えた。

 

 ◆◆◆

 

 路地裏の冷たい空気が肌に突き刺さる。

 だが、シア・ハウリアの体は火がついたように熱かった。

 

「あ゙っ♡♡ ひぃっ♡♡ お尻っ♡♡ お尻がぁぁ♡♡♡」

 

 四つん這いになり、見えない誰かに後ろから犯されている錯覚。

 しかもただ犯されるだけではない。

 豊満な尻肉を鋭い痛みと共に叩かれる屈辱! 

 

 パチン! 

 

「きゃあぁぁ♡♡♡」

 

 そのたびに背骨を駆け上がる強烈な快感。

 脳髄が揺さぶられ、視界が明滅する。

 痛みのはずなのに、どうしてだろう。

 子宮の奥が疼き、さらに深い快楽を求めてしまっている。

 

(キちゃう……スゴイぃ……♡)

 愛しい恋人の名を呼ぶことすら忘れ、

 彼女はただ無様に腰を振り、見えない支配者に尻を捧げ続けていた。

 新宿の路地裏は、昼間であっても薄暗く湿った空気が澱んでいる。

 そこは文明社会の光が届かない隠れ家 のような場所であり、

 今のシア・ハウリアにとっては、恥辱の淵へと誘う冥府の入り口であった。

 

「あ゙っ♡♡ ひぃっ♡♡ お尻っ♡♡ お尻がぁぁ♡♡♡」

 

 見えない何かに後ろから犯されているという、あまりにも非現実的な状況。

 物理的な接触など一切ないはずなのに、子宮の奥底を凶悪な楔で抉りぬかれ、

 豊満な尻肉を容赦なく叩かれているという触覚は、彼女の脳髄に焼き付いて離れない。

 

 パチン! 

 

「きゃあぁぁ♡♡♡」

 

 乾いた音が路地裏に響くたびに、

 白濁した尻肌に赤い手形がくっきりと浮かび上がる。痛みのはずだ。

 鋭利な針で突き刺されるような痛覚が神経を逆撫でする。

 しかし、その信号は脊髄を駆け上がる過程でどこかで摩り替わり、

 子宮の奥底にある快楽のスイッチを暴力的に押し込んでしまう。

 痛みが快楽に転化するなど、生理学的にあり得ない。

 だが、今のシアにとってそれは疑う余地もない真実であった。

 

(なんで……なんでこんなに……っ♡♡)

 

 理性の残滓が必死に抵抗を試みる。

 愛するハジメ以外の誰かに触れられているという事実。

 しかも、見えない相手に一方的に蹂躙され、

 尻を振って媚びているという余りの情けなさ。

 それらが混然一体となり、彼女を深い絶望の沼へと引きずり込んでいく。

 

 だが、その沼底は意外なほど温かかった。

 抗えない快楽の波に飲まれ、為すがままに身を委ねてしまう堕落の心地よさ。

 ハジメに守られ、戦い続けてきた強靭な精神が、

 見えない快楽の暴力によって少しずつ削ぎ落とされ、

 ただメスとしての本能だけが剥き出しになっていく。

 

「あぐっ♡ いくっ♡ いっちゃうぅぅ♡♡♡」

 

 双丘の頂点にある乳首は、もはや服の上からでもわかるほど硬く屹立し、

 布地を押し上げていた。見えない指先に捻り上げられ、吸い付かれ、

 甘噛みされる錯覚。乳房全体が所有権を主張するかのように揉みしだかれる感触。

 それらが同時に襲いかかり、彼女の感覚を麻痺させていく。

 

(ハジメさん……ごめんなさい……ごめんなさい……♡)

 

 愛しい恋人の名を呼ぶことすら儘ならない。

 口から漏れるのは、意味を成さない喘ぎ声と涎だけ。

 蒼白の髪は汗で濡れて顔に張り付き、神秘的な美貌は快楽に歪み、

 陶酔の色に染め上げられていく。瞳孔は開ききり、

 視界は明滅する光の点々のみを捉えている。

 

(おかしくなる……頭がおかしくなっちゃうぅぅ♡♡)

 

 背骨を駆け上がる電流のような快感。

 子宮の奥底を直接擦り上げられるような刺激。

 そして尻に叩きつけられる痛み。

 それらが複雑に絡み合い、彼女を絶頂の坩堝へと放り込む。

 シア・ハウリアは、路地裏の冷たいコンクリートの上で無様にも尻を高く掲げ、

 見えない支配者に貪られ続けていた。

 そこには誇り高き兎人族の戦士の面影など微塵もなく、

 ただ快楽に溺れる一匹のメスがいるだけだった。

 

 新宿駅近くの路地裏。湿った空気が肌にまとわりつくその薄暗がりで、

 シア・ハウリアはもはや人としての尊厳を保つことができずにいた。

 

 見えない凶器が、彼女の最も深く脆い部分を容赦なく蹂躙している。

 物理的な接触など一切ないはずなのに、

 子宮の奥底を直接抉りぬかれるような強烈な感覚。

 それはまるで、灼熱の鉄柱で腹の内側から突き上げられているかのような、

 暴力的かつエゴイスティックな抽送だった。

 

(あぐっ♡ んぉっ♡ なにこれぇぇ♡♡)

 

 相手はシアのことなど何一つ考量していない。

 ただ己の欲望を満たすためだけに、一方的に楔を打ち込んでくる。

 摩擦も、愛撫も、優しさもない。ただ穴としての機能だけを搾取され、

 精液を注ぎ込むための器として扱われているという屈辱的な事実が、彼女の脳裏を過ぎる。

 

「くそっ、締め付け強すぎだろ……!」「まだまだいくぞ!」

 

 見えない誰かが放っているのであろう罵声のような息遣いが、幻聴として鼓膜を震わせる。

 相手はシアが痛がろうが、嫌がろうが、お構いなしだ。

 自分だけが気持ちよければそれでいいという、あまりにも一方的な暴力。

 それが彼女の肉体を、精神を、メスとしての原型へと叩き落としていく。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

 子宮口を打ち据える衝撃が、骨盤の芯を揺さぶる。

 脳髄が沸騰し、視界が明滅する。快感というにはあまりにも粗暴で、

 苦痛というには熱すぎる感覚の奔流。それが彼女の理性の堤防を寸断していった。

 

(だれ、か……助け……て♡♡ 頭が……おかしく……なっちゃうぅぅ♡♡)

 

 愛しい恋人の名を呼ぶことすら忘れ、彼女は無様に喘ぐ。

 白銀の髪は汗で濡れて顔に張り付き、蒼穹の瞳は虚ろに見開かれている。

 口の端からは涎が垂れ落ち、喉からは言葉にならない雌の鳴き声が漏れ続けるだけ。

 

 豊満な乳房は見えない指によって無慈悲に揉みしだかれ、形を変える。

 桜色の乳首は摘み上げられ、捻られ、硬く勃起させられている。

 尻肉は叩かれ、振り回され、所有権を主張するかのように赤く染まっている。

 全身が性感帯と化し、

 触れられるものすべてが快楽の引金となって彼女を絶頂へと追いやる。

 

(いやぁ♡♡ そんなに激しくしたら♡♡ おかしくなっちゃうぅぅ♡♡♡)

 

 抵抗する力など残っていない。

 ただ為すがままに見えない相手に貪られ、

 肉体の奥底に注ぎ込まれる偽りの精液感覚に身を委ねるしかない。

 それはあまりにも残酷で、そしてあまりにも甘美な堕落の瞬間だった。

 

 

 

 ◆◆◆

 

 見えないペニスによる強引極まりない抽送が続く。

 既に何度目の絶頂であろうか。

 シア・ハウリアの意識は朦朧とし、

 ただ与えられる快楽の奔流に翻弄されるだけの木偶の坊と化していた。

 

(だめ……だめぇ……♡♡)

 

 愛しい恋人ハジメの微笑みが霞んでいく。

 代わりに脳裏を占領するのは、

 この不埒な凌辱者の荒々しい呼吸音と、

 奥底から湧き上がる抗えない快楽の渦巻き。

 

「もっと♡ もっと欲しい……♡♡」

 

 口が勝手に甘ったるい媚び声を漏らす。

 身体が勝手に尻を突き上げる。

 意識とは裏腹に、肉体はさらに深く犯されることを求めているのだ。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

 子宮の入口が破壊されるのではないかと思うほどの激しい衝撃。

 脳髄が揺さぶられ、視界がチカチカと明滅する。

 次の瞬間──

 

 チュプゥ……

 

 温かく濡れた感触が亀頭に絡みついた。

 

(え……?)

 

 それは単なる肉の壁ではなかった。

 まるで小さな唇が押し当てられ、

 チロチロと舌先で舐め回されるような……

 亀頭が最奥に押し付けられた刹那、

 シアの子宮口が開き、卑劣な侵入者を迎え入れる準備を整えたのだ。

 

「あ……あぁ……♡♡」

 

 心臓が凍りつくような絶望が胸を貫く。

 だが同時に、抗えない幸福感が背筋を駆け上る。

 それは純粋な動物としての本能だった。

 繁殖を求める胎内器官が、

 目の前のオス(たとえそれが見えなくとも)を主人と認識し、

 自ら咥え込み始めたのである。

 

 ジュルリ……グチュッグチュッ……

 

 唇だけでなく舌まで使って亀頭を舐めしゃぶる。

 子宮口という名の淫らな捕食者が、

 見えない亀頭を啜りあげる音が体内に響く。

 シアの意思など関係ない。

 彼女の肉体はもう完全に陥落し、

 卑怯者を受け入れてしまったのだ。

 

「あぐっ♡ いやぁ♡ 抜いて♡ 抜いてぇぇ♡♡」

 

 声にならない懇願が虚空に散る。

 だが身体は嘘をつけない。豊満な尻は更なる陵辱を乞うように

 ヘコヘコと揺れ、子宮口は益々深くペニスを飲み込もうと蠕動を続けていた。

 

 ◆◆◆

 

「なんだこいつ……? この感触……!」

 

 村越早起は困惑したように眉を寄せた。

 先程までの硬い肉壁とは異なる温もりのある柔らかさ。

 ペニスの先端を包み込むような吸引感と舌先で擽られるような快楽。

 

(まさか……子宮口が……?)

 

 そう思った時には遅かった。

 オナホールの内部が更に締まり、亀頭に吸い付く動きが激しくなる。

 まるで精液を早く寄越せと言わんばかりの痴態。

 

「へへっ……随分積極的じゃねぇか! 変態メスウサギ!」

 

 嘲笑う暇もなく射精感が高まる。

 子宮口が亀頭を舐めしゃぶる感触はあまりにも鮮烈で、

 村越は獣のように咆哮しながら欲望の泥水を解き放った。

 ◆◆◆

 

 新宿駅近くの路地裏。

 

「いぐぅぅ♡♡ 出てるぅぅ♡♡ 子宮の中にぃぃ♡♡♡」

 

 シア・ハウリアは絶叫した。

 見えないペニスから熱い液体が迸り、彼女の胎内に注ぎ込まれる。

 

(違うのに♡ こんなの……ハジメさんじゃないのにぃぃ♡♡)

 

 だが子宮は歓喜していた。

 卵管は精子を探し求め、子宮内膜は受精の準備を進める。

 生殖器という名の獣は自らを犯した相手を受け入れたのである。

 

「あへぇ……♡ らめぇ……♡ もう……むりぃ……♡♡」

 

 白目を剥きかけた瞳が宙を彷徨う。

 涎と涙で顔中を濡らし、彼女は無様にも絶頂の果てに堕ちていく。

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 新宿の路地裏は、西日がコンクリートの壁を焦がす頃には、

 より一層濃密な湿気を纏っていた。

 その澱んだ空気の底に、一つの卑猥な肉塊が転がっている。

 

「あへぇ……♡♡ らめぇ……♡♡ もぉ……♡♡♡」

 

 シア・ハウリアである。

 かつては誇り高き兎人族の戦士であり、

 愛するハジメの背を追いかけた健気な少女であった彼女は、

 今やただの肉便器として路地裏の冷たい地面にへばりついていた。

 

 白銀の髪は汗と涙と涎で濡れそぼり、

 ドロリと濁った蒼穹の瞳は既に焦点を結んでいない。

 豊潤な唇からは、意味をなさない雌の喘ぎ声が断続的に吐き出され続けている。

 長いウサ耳は力なく垂れ下がり、時折ピクリと痙攣するのみ。

 

(何時間……経ったんでしょうか……♡♡)

 

 彼女の時間感覚はとうに崩壊していた。

 ただ見えないペニスに打ち据えられ続けた時間だけが刻まれている。

 童貞特有の貪欲さと体力。

 自分だけが気持ちよければそれでいいというエゴイスティックなピストンは、

 一分の休息も与えることなくシアを追い詰め続けてきたのだ。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

 現在進行形で子宮を殴打する衝撃が、

 彼女の全身をガクガクと震わせる。

 見えない相手は決して射精することで終わりにしようとはしない。

 出しては休み、休んでは突く。

 精力だけは無尽蔵にあるのか、何度注ぎ込まれてもペニスが萎える気配はない。

 

「おっぱい……♡♡ おっぱいが……おかしくなっちゃうぅぅ……♡♡」

 

 見えない指先が豊満な乳房を鷲掴みにし、

 形を変えざるを得ないほど揉みしだく感触。

 乳首は赤く腫れ上がり、服の上からでもわかるほど屹立して、

 見えない歯に甘噛みされるたびに背骨が跳ね上がるような快感が走る。

 

(ハジメさん……♡♡ もう……思い出せない……♡♡)

 

 愛しい恋人の顔が浮かばない。

 脳裏に焼き付いているのは、この見えないペニスの形と硬さだけ。

 亀頭のカリで最奥を掻き回される快感だけ。

 子宮口がペニスに吸い付き、精液を搾り取ろうと蠕動する卑しい音だけ。

 

(私の……子宮が……♡♡ 卑怯者の精を……求めてるぅぅ……♡♡♡)

 

 それはあまりにも残酷な事実だった。

 愛する者ではなく、姿すら見せぬ卑劣な陵辱者を主人と認め、

 自ら腰を振って妊娠を懇願してしまうほどに堕落してしまった肉体。

 理性の残滓が拒絶しようとすればするほど、

 快楽という名の暴力がそれをねじ伏せ、メスとしての本能を前面に押し出してくる。

 

「いぐっ♡♡ いぐぅぅ♡♡ 子宮に……また……注がれてるぅぅ♡♡♡」

 

 見えないペニスから放たれる濁流のような精液感覚。

 それが子宮の奥底に注ぎ込まれるたびに、

 シアは白目を剥いてビクンビクンと跳ね上がり、

 路上の人々が耳を塞ぐほどの甲高い絶叫を上げる。

 

 それは決して拒絶の声ではなく、快楽に屈服した雌の悦びの声だった。

 

 路地裏の冷たいコンクリートと熱い肉体。

 湿った空気と汗の匂い。

 そして果てしなく続く陵辱の時間。

 シア・ハウリアは、見えない支配者によって孕まされ続けていた。

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 数日後の夕暮れ時。

 

 南雲ハジメは、愛するパートナーであるティオをベッドで抱きしめながら、

 ふと思考を巡らせていた。最近のシアの様子がどうもおかしい。

 あの元気溌剌なウサギ娘が、どこか余所余所しいというか、上の空というか……。

 

 まさか、日本という未知の世界に疲れてしまったのか? 

 それとも、言葉の壁に苦しんでいるのか? 

 彼女の蒼穹の瞳に時折翳る影を見るたび、胸がチクリと痛む。

 だが、考えてみれば彼女は順応性の塊だ。

 大方、日本の物珍しさに目移りしていて、気が散っているだけだろう。

 

「……ハジメ? もっと集中して欲しいのじゃが……」

 

 不満げな声に現実へ引き戻される。

 視線を向けると、そこには極上の肉の宴が広がっていた。

 

 ティオ・クラルス。

 五百年を生きる黒竜にして、ハジメ専用の変態奴隷。

 彼女は着崩した和服から、その豊潤な肢体を惜しげもなく露出させている。

 

 まさにスイカ。

 その比喩がこれほど似合う乳房もそうはない。

 布地からはみ出さんばかりの質量は、重力に逆らうことなく豊かな曲線を描き、

 微かに揺れるたびに水枕のような弾力を主張している。

 黒髪は汗で肌に張り付き、白く透き通る肌とのコントラストが淫靡さを際立たせた。

 

 彼女はドMだ。

 それも常軌を逸したド変態だ。

 普段は気高い竜人族の誇りを纏っているが、ハジメに組み伏せられ、

 首根っこを掴まれただけでこうも艶めかしい表情を浮かべるのだから始末が悪い。

 

「くっ……妾の中が……そんなに激しくされたら……♡♡」

 

 ハジメが腰を打ち付けるたび、彼女の全身が波打つ。

 スイカのような乳房が激しく弾み、朱色に染まった乳首が天を衝く。

 黒髪の間から覗く瞳は既に虚ろで、快楽に溺れる雌の色だけが濃く滲んでいた。

 

 

 

「ほら、もっと声を出せ。お前の好きなプレイだろう?」

 

 ハジメの低い唸り声が鼓膜を震わせる。

 首根っこを鷲掴みにされたまま、黒髪の美女はただ喘ぐことしかできない。

 

「あぐっ♡♡ ご主人様ぁ♡♡ もっと♡ もっと乱暴にしてぇぇ♡♡♡」

 

 ドMの変態竜人としての本性を露わにしたティオは、

 愛するご主人様による容赦ないピストンに身をよじり、

 悶絶の歓喜を表現していた。

 

 張りのあるスイカのような豊満な乳房が、

 ハジメの激しい動きに合わせて豪快に波打つ。

 白濁した肌は汗で艶めかしく光り、和服の帯は既に形を留めていない。

 

 ズン! ズン! ズン! ズン! 

 

 ハジメの剛直が最奥を突き上げるたび、

 子宮口という名の淫らな唇は嬉々として精気を搾り取ろうと蠕動する。

 極上の快楽。

 全身全霊でご主人様に貪られるこの時間こそが、

 彼女にとって至高の喜びであった。

 

 だが──

 

(んっ……?)

 

 突然、背筋を嫌な予感が走った。

 それは本能的な警鐘。

 あるいは、5百年の時を生きる古竜としての直感か。

 

 その時、世界のどこかで別の扉が開かれた。

 

 ◆◆◆

 

「へへっ……今日はこっちにするか……」

 

 自室に戻った村越早起は、

 買い替えたばかりのスマホを枕元に置き、

 代わりに魔法のオナホールを手に取った。

 

 箱から取り出したオナホは、何やら和服を模したデザインが施されており、

 重量感たっぷりの柔らかい素材で作られている。

 

(おっ、これなんかスゲー柔らかそう……)

 

 彼は期待に胸を膨らませながらローションを塗りたくり、

 ズボンとパンツを一気に膝まで下ろした。

 既に充血し、鈴口から先走りを滲ませているペニスを、

 オナホの割れ目に押し当てる。

 

「いくぞぉぉぉ!」

 

 勢い任せに腰を前へ突き出した。

 

 ◆◆◆

 

「んぐぅぅぅっ!??」

 

 その瞬間である。

 ティオの喉から、悲鳴とも喘ぎともつかぬ声が迸った。

 

(なっ、何じゃ!? 今の衝撃は……!?)

 

 ハジメが突き入れたタイミングとは別に、

 全く別の場所から強烈な快感が襲いかかってきたのだ。

 いや、場所は同じだ。

 子宮の奥底。

 ハジメの剛直とは別の、

 不可視のペニスが同じ個所に割り込んできたような感覚。

 

(あり得ぬ……! 二本同時なんて……!)

 

 物理的にあり得ない現象に思考が追いつかない。

 だが体は正直だった。

 見えない童貞特有の貪欲で角度の定まらぬガン突きが、

 ハジメのリズムを乱しながら子宮壁を無秩序に抉る。

 

「ティオ? どうした? 急に締まりが良くなったな」

 

 ハジメが怪訝そうに眉を寄せる。

 だが彼は行為を止めることはない。

 むしろその異常な締め付けに気を良くし、さらに激しく腰を打ち付け始めた。

 

「ひぎっ♡♡ あぐっ♡♡ ご主人様ぁ♡♡ 何か♡ 何か来ますぅぅ♡♡♡」

 

 二つの快楽の波に挟まれ、ティオは翻弄される。

 一方は愛するご主人様による容赦ない征服の快楽。

 もう一方は見えない正体不明の凌辱による屈辱的な被虐の快楽。

 それらが合わさり、彼女の脳髄を白濁させていく。

 

(これは……いかん……♡♡ 二つ同時に責められたら……♡♡)

 

 ドMとしての変態性が疼く。

 見えない誰かに犯されているという背徳感が、

 ハジメに抱かれているという幸福感と混ざり合い、

 化学反応のように強烈な快楽物質を生み出していく。

 

「あぁっ♡♡ いいっ♡♡ すごいですじゃぁぁ♡♡♡」

 

 豊満な肢体が大きく跳ねる。

 スイカのような乳房が不規則に揺れ、黒髪が乱舞する。

 彼女は知らない。

 これが遠隔強制無自覚3Pという名の地獄であり、

 同時に天国であることを。

 

 ◆◆◆

 

「うおっ! なんだこれ! めっちゃ締まる!」

 

 村越もまた驚愕していた。

 オナホールの内部が突然、

 まるで生き物のように蠕動し始めたのだ。

 それはまるで内部から精液を搾り取ろうとするかのような、

 強烈で淫靡な動き。

 

「くそっ……すげぇ気持ちいい……! 逝く! 逝くぞぉぉ!」

 

 童貞の持久力などたかが知れている。

 彼はすぐに限界を迎え、

 オナホールの最奥へと欲望を吐き出した。

 

 ◆◆◆

 

「いぎゃあぁぁ♡♡ 注がれるぅぅ♡♡ ご主人様とは違う♡ 精がぁぁ♡♡♡」

 

 見えない相手からの射精感覚。

 子宮に注ぎ込まれる偽りの熱い飞沫。

 それがハジメとの絶頂と重なり、

 ティオを二重の快楽地獄へと突き落とした。

 

「くっ……俺も……!」

 

 ティオの異常な痙攣と締め付けに、ハジメもまた限界を迎える。

 彼は最深部へと自身を叩き込み、

 愛する奴隷の胎内へと情熱を解き放った。

 

「あひぃぃぃぃ♡♡♡♡♡」

 

 二つの精液感覚。

 愛する者と見知らぬ者による二重の子宮授精。

 それが同時に襲いかかり、ティオ・クラルスは白目を剥いて絶頂する。

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「んっ……ぷはっ……♡ ご主人様ぁ♡ もっと♡ もっと妾を犯してくださいませぇぇ♡♡」

 

 ベッドのスプリングが悲鳴を上げるほどの勢いで腰を打ち付けられながら、

 ティオ・クラルスは恍惚と絶頂に歪んだ表情で哀願していた。

 ドMの変態竜人にとって、ご主人様である南雲ハジメに一方的に貪られることこそが至福。

 その事実は、今も彼女の脳髄を甘く痺れさせていた。

 

 ハジメの剛直が子宮の最奥を容赦なく突き上げる。

 同時に唇はハジメによって塞がれ、唾液を注ぎ込まれるように貪られていた。

 酸素不足に陥りかける肺と、快楽で沸騰する子宮。

 その二律背反する刺激が彼女を追い詰め、

 スイカのような豊満な乳房を揺らす要因となっていた。

 

 だが──

 

(むっ!?)

 

 また、背後に漂っていた微かな気配が具現化したかのような感覚が襲いかかった。

 いや、気配など最初からなかったのだ。

 ただ、圧倒的な「触感」だけが唐突に彼女の肉体を侵略し始めたのである。

 

「んぐぅっ!?? ♡♡」

 

 喉の奥から驚愕の声が漏れそうになるが、

 ハジメの唇がそれを封じ込める。

 だが体は正直だった。

 見えない誰かの手が、彼女の自慢の爆乳を鷲掴みにしたのだ。

 

(誰じゃ!? また誰かが妾のおっぱいを……!?)

 

 思考が混乱する。

 目の前には愛するご主人様がいる。

 唇を貪られ、秘裂を突き上げられている。

 それなのに、背後から見えない何かが

 彼女の豊満な双丘を無遠慮に揉みしだき始めたのだ。

 

 ジュボッ……ジュルリ……

 

 しかもだ。

 見えない口が乳首に吸い付いてきたのである。

 まるで赤ん坊が母乳を求めるように、あるいは飢えた野獣が肉を貪るように、

 左右の乳首を同時に吸い上げられ、舌で転がされた。

 

(あぐっ♡♡ 乳首ぇぇ♡♡ そんなに吸われたら♡♡ おかしくなりますじゃぁぁ♡♡♡)

 

 ドMの変態性が火を噴く。

 ハジメに犯されながら、見えない誰かに乳房を愛撫されるという背徳感。

 それが彼女の脳内麻薬を異常なまでに分泌させていく。

 

 ズン! ズン! ズン! ズン! 

 

 ハジメのピストンが激しさを増す。

 子宮口という名の淫らな唇は嬉々として精気を搾り取ろうと蠕動するが、

 見えない相手による爆乳への愛撫が彼女の感度を跳ね上げ、

 膣内を異常なほど締め付けていた。

 

「んぅっ! ♡ くっ……! なんだ? 今日はヤケに締め付けが……!」

 

 ハジメが怪訝そうに呟くが、行為を止めることはない。

 むしろその異常な締め付けに興奮し、さらに激しく腰を打ち付け始めた。

 

 だが、見えない陵辱者はそれだけでは満足しなかった。

 

(ひぎっ!?? ♡♡♡)

 

 新たな衝撃が走る。

 豊満な尻肉を割り入り、

 極めて狭き後口(アナル)に異物が押し当てられたのだ。

 

(まさか……!? そっちは……!? そっちはあかんですじゃぁぁ! ♡♡)

 

 拒絶の声を上げる間もなく、

 見えない剛直が容赦なく腸内へと侵入を開始する。

 前からのハジメの突き上げと共振するかのように、

 後ろからのガン責めが始まったのである。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

「んぐぉぉぉ♡♡♡♡」

 

 前後から同時に責められるという前代未聞の3Pプレイ。

 物理的にあり得ないはずの快感が、

 蒂奥の肉体と精神を粉々に砕いていく。

 

 オマンコはハジメに犯され、子宮を突き上げられる。

 唇はハジメに貪られ、呼吸さえ奪われる。

 乳首は見えない口に吸われ、爆乳は見えない手に捏ね揉み潰される。

 そしてアナルは見えない童貞の凶器によってガン責めされている。

 

(あかん♡♡ これあかんですじゃ♡♡ 前も後ろも♡♡

 おっぱいも♡♡ 全部♡ 全部犯されてますじゃぁぁ♡♡♡)

 

 脳が快楽でショート寸前である。

 愛するご主人様と見知らぬ誰かによる二重三重の征服劇。

 それはドMとして究極のシチュエーションであった。

 

「ティオ……! くそっ、何だこの締め付けは……! 俺ももう……!」

 

 ハジメが限界を迎える。

 子宮の最奥へと剛直を叩き込み、熱い精液を解き放った。

 

「んっっっっ♡♡♡♡♡」

 

 同時に見えない童貞もまた限界を迎え、腸内へと欲望を吐き出した。

 

 前からの精液注入と後ろからの精液注入。

 ティオの意識が白濁していった……

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 東京の青空の下、カフェのテラス席は穏やかな午後の日差しに包まれていた。

 

「どうしたユエ? ケーキ、美味しくないか?」

 

 向かいに座る南雲ハジメが、心配そうに眉を寄せる。

 その声に、ユエはハッと我に返った。

 フォークを持つ白く華奢な指先が、微かに震えている。

 

「……大丈夫。美味しい」

 

 彼女は無表情のまま答えたが、その声にはいつもの芯がなかった。

 黄金の髪を風が揺らす。

 紅玉の瞳は潤み、どこか遠くを見ているようにも見えた。

 

(……なんで……こんな……♡)

 

 ユエの内部では、平穏とは程遠い嵐が吹き荒れていた。

 数分前から突然、秘裂に激烈な侵入の感触が始まっていたのだ。

 見えないペニス。

 姿なき童貞の欲望。

 それが彼女の膣内を無遠慮にこじ開け、ガンガンと子宮を殴打し続けている。

 

(ハジメの……じゃない……♡ 誰……? ♡♡)

 

 ハジメはテーブル越しに座っているだけ。

 だがユエの下半身は、見えない誰かに犯され続けていた。

 しかも場所はカフェのオープンテラス。

 周囲には多くの人がいる。

 そんな衆人環視の中で、声も出せずに見知らぬ男に貫かれるという異常な事態。

 

 ズン! ズン! ズン! ズン! 

 

 角度の定まらない童貞特有の不規則なピストン。

 ある時は子宮口をカリでなぞり、

 ある時は膣壁を乱暴に抉る。

 その全てがユエの肉体を追い詰め、

 吸血姫としての本能を無理やり引きずり出していく。

 

「ユエ? 顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」

 

 ハジメが身を乗り出し、額に手を当てようとする。

 その手が触れた瞬間、ユエの体がビクンと跳ねた。

 

「だいじょうぶ……♡ ちょっと……暑いだけ……♡」

 

 嘘である。

 体が火照っているのは快楽のせいだ。

 見えない男に貫かれているこの状況自体が、

 彼女を羞恥と背徳の深淵へと突き落としているのだ。

 

(いや……見られてる……♡ ハジメに見られてるのに……♡

 別の男に……犯されてるのが……バレちゃう……♡♡)

 

 恐怖であると同時に、背筋を這い上がる甘美な痺れ。

 愛するハジメの前で、見知らぬ男種を受け入れているという倒錯した状況。

 それがユエの精神を蝕み、肉欲という名の毒汁を注ぎ込んでいく。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

 ピストンの速度が上がる。

 どうやら見えない童貞も限界が近いらしい。

 ユエは膝に力を入れ、太ももを擦り合わせて必死に声を殺そうとした。

 だが豊潤な唇からは、抑えきれない吐息が漏れ出してしまう。

 

「っ……ぁ……♡♡」

 

「ユエ? トイレか? 付き添うか?」

 

 ハジメが立ち上がろうとする。

 その優しさが今は酷く辛い。

 

「……ひとりで……いける……♡」

 

 ユエは震える足で立ち上がった。

 その瞬間、見えないペニスがさらに奥へと押し込まれたような感覚。

 膝が崩れ落ちそうになるのを必死で堪え、

 彼女はトイレへと早歩きで向かった。

 

 個室に入り、鍵を閉めた途端──

 

「あぐぅぅぅ♡♡♡♡」

 

 ユエは便器にへたり込み、声にならない絶叫を上げた。

 もう我慢する必要はない。

 見えない男は容赦なく彼女を追い詰め、

 最後の砦である子宮口をもこじ開けようとしていた。

 

(くる……♡ 何かがくる……♡♡)

 

 童貞特有の粘着質な精液感覚。

 それが子宮の奥底へと注ぎ込まれる。

 

「あへぇ……♡♡ 出てる……♡ また……注がれてる……♡♡♡」

 

 黄金の瞳が白目を剥きかけ、華奢な体が痙攣する。

 愛するハジメとの愛し合う行為とは違う、

 一方的な陵辱による絶頂。

 それが彼女に「オンナ」としての本能を残酷なまでに植え付けていく。

 

(ハジメ……ごめん……なさい……♡♡ また……イッちゃう……♡♡♡)

 便器の冷たさと体内の熱量。

 その落差に涙を流しながら、

 ユエは見えない童貞の子種を子宮いっぱいに受け止め続けていた。

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 カフェからホテルまでの帰り道、ユエの足取りは覚束ないものだった。

 アスファルトを叩く自分の足音が、

 まるで遠隔操作される淫らなリズムのように響く。

 一歩踏み出すたび、秘裂の奥に残った見えない童貞の精液が

 ぐちゅりと音を立てているような気がしてならない。

 

「大丈夫か? 無理してないか?」

 

 ハジメの優しい声が降ってくる。

 彼の手がユエの腰を支えるように添えられた瞬間、

 ビクンッ! と背筋が跳ねた。

 

(だいじょうぶ……♡ だいじょうぶ……ハジメ……♡)

 

 心の中で繰り返す言葉は、

 ハジメへの言い訳であり、自分への言い聞かせでもあった。

 だが、その腰はハジメの手の熱に甘えるように無意識に擦り寄ってしまう。

 見えない男種を受け入れたばかりの膣内は、

 まだ熱を持ってヒクヒクと脈打ち、愛する男の体温を渇望していたのだ。

 

 ホテルの部屋に戻ると、ハジメはすぐにユエをベッドへと押し倒した。

 

「ユエ……今日はやけに色っぽいな」

 

 耳元で囁かれ、紅玉の瞳が揺れる。

 普段は無表情な彼女が、今日だけはどうしようもなく「オンナ」だった。

 潤んだ瞳、上気した肌、そして何より、

 ハジメを受け入れる準備ができて濡れそぼった秘裂。

 

「ハジメ……♡ 好き……♡ 大好き……♡」

 

 彼女は自らハジメの首に腕を絡めた。

 これは愛の証。

 同時に、見えない誰かに奪われそうな自分を確認させるための縛りでもあった。

 

 唇が重なる。

 舌が絡み合う。

 ハジメの剛直が秘裂を割り開き、

 待ち望んでいた最奥へと侵入してくる。

 

(あぁっ……♡ ハジメだ……♡ ハジメが来た……♡♡)

 

 安堵と快楽が同時に押し寄せる。

 やはり自分はハジメのものだ。

 他の誰のものでもない。

 そう確信した瞬間──

 

 ズブリッ! 

 

(ひぎっ!?? ♡♡♡)

 

 まただ。

 またあの嫌な予感が当たり、

 見えないペニスが同じ穴に割り込んできたのである。

 

(なっ……なんで……!? ♡♡ 二本同時なんて……! ♡♡)

 

 物理的にあり得ない状況。

 ハジメの剛直と見えない童貞の凶器が、

 狭き膣内で鉢合わせし、互いに子宮を奪い合うかのように暴れまわる。

 

「くっ……! ユエ……! 今日はすごい締め付けだ……!」

 

 ハジメが快楽に顔を歪める。

 彼は知らない。

 自分の恋人が、目の前で他の男(見えないが)に犯されながら、

 二本のペニスを同時に受け入れているという事実を。

 

(あかん……♡♡ 二つ同時に突かれたら……♡♡

 おかしくなりますじゃぁ……♡♡ じゃなくて……なるぅぅ……♡♡♡)

 

 ティオと同じ轍を踏むユエ。

 思考がドM変態竜人のそれに汚染されかけるが、

 必死に理性の糸を手繰り寄せる。

 

(これは……ハジメだけ……♡♡ ハジメだけのもの……♡♡)

 

 そう念じれば念じるほど、

 見えない童貞のガン突きが鮮明に感じられる。

 ハジメのリズムとは全く違う、

 自分だけが気持ちよければいいという独りよがりなピストン。

 それが膣壁の隅々までまさぐり、

 ハジメには届かないような敏感なポイントを容赦なく刺激していく。

 

 ズン! ズン! ズン! ズン! 

 

(いやぁ♡♡ そこ♡♡ そこはハジメの場所なのにぃぃ♡♡♡)

 

 見えない男に開発されていく感触。

 愛する彼との愛し合う行為の中で、

 別の男に媚びるような反応を肉体が示してしまう。

 

「んっ……ユエ? なんだか……膣の中が……蠢いてるぞ?」

 

 ハジメが怪しむ。

 だがユエは首を横に振り、

 必死に否定するようにハジメに口づけた。

 

(違う♡♡ 開発されてない♡♡ 私はハジメだけのものぅぅ♡♡♡)

 

 嘘である。

 見えない童貞は既に彼女の膣内を自分好みに作り変えつつあった。

 子宮口という名の唇は、

 ハジメの剛直よりも見えない童貞の精液を求めて蠕動しているのだ。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

 二つのピストンが同時に最奥を突き上げる。

 

「いくっ……! ユエッ……!」

 

「あぐっ♡♡♡♡♡」

 

 ハジメが射精したのと同時に、

 見えない童貞もまた子宮へと欲望を吐き出した。

 

 二つの精液感覚。

 愛する者の白濁液と見知らぬ者の白濁液。

 それが同時に子宮を満たすという背徳的な情景。

 

(あへぇ……♡♡ 注がれてる……♡♡ また……注がれてるぅぅ……♡♡♡)

 

 ユエの意識が白濁していく。

 彼女は知らず知らずのうちに、見えない童貞の精液を歓迎し、

 その子種を子宮奥底で受け止めていたのだ。

 

 そしてその背徳的な快感は、

 彼女の心に深く根を下ろし始めていた──

 ◆◆◆

 

 今日もだ。

 紅玉の瞳を伏せ、ユエは奥歯を噛み締めた。

 カフェラテのカップを握る白磁のような指先が、微かに震える。

 向かいの席では、愛しいハジメがスマホを操作しながら、

 何か楽しそうに話しかけている。

 彼の声は春の日差しのように温かく、心地よい。

 だというのに、私の下半身は嵐の海のように荒れ狂っていた。

 

(また……きてる……♡)

 

 下腹部の奥深く、子宮という名の聖域に、見えない異物が侵入してくる感覚。

 それは唐突で、無遠慮で、そして何より暴力的だった。

 姿なき童貞の欲望。魔法のオナホールを通じて繋がった、正体不明の男根。

 それが今日もまた、私の膣内という名の肉壺をこじ開け、容赦なく突き上げてくるのだ。

 

 ズン! ズン! ズン! 

 

「……ユエ? どうした? また顔が赤いぞ」

 ハジメが心配そうに顔を覗き込んでくる。

 その瞳に映るのは、ただ純粋な愛情だけ。

 その優しさが、今は残酷なほど胸を抉る。

 

(大丈夫……♡ ちょっと……暑いだけ……♡)

 

 嘘だ。とろけそうな声が出そうになるのを、必死で噛み殺す。

 ハジメの前だというのに。

 恋人のすぐ目の前で、見知らぬ男に犯されているというのに。

 私の体は、あろうことか歓喜の悲鳴を上げていた。

 

 犯されている。間違いなく陵辱されている。

 こんなこと、ダメだ。ハジメ以外の男に触れられるなんて、

 絶対に許されない禁忌のはずだ。

 それなのに。

 私の膣壁は、見えない男根に向かって淫らに収縮を繰り返し、

 子宮口は精液をねだるように口を開けて蠢いている。

 

(ハジメとの……セックスの何倍も……感じてる……♡)

 

 認めたくない事実が、脳裏をよぎる。

 愛するハジメと結ばれる時は、心が溶け合うような温かな快感に包まれる。

 だが今、私を襲っているのは、理性を焼き尽くすような灼熱の快楽。

 的確な愛撫などない。ただ自分が気持ちよくなるためだけに、

 無秩序に子宮を殴打する利己的なピストン。

 それなのに、どういうわけか私の体はそれに適応してしまっているのだ。

 

 ガン! ガン! ガン! ガン! 

 

 角度の定まらない突き上げが、膣壁の敏感な襞を隅々まで削り取っていく。

 ハジメには届かないような場所まで抉られ、私は無意識に腰を浮かせてしまった。

 

「っ……♡」

 

 またイった。

 短く鋭い絶頂が、背骨を駆け上がる。

 今日で何度目だろうか。

 日に日に感じやすくなっている自分が嫌になる。

 最初はただの異物感だったはずなのに。

 今では見えない男根が擦れるたびに、脳髄が痺れるような甘美な電流が走る。

 

(心なしか……入ってくる棒が……最初よりも大きく硬くなっている……♡)

 

 気のせいじゃない。

 見えない犯人は、私を使って立派に育っているのだ。

 私の膣内で学習し、貪り方を覚え、その凶器を研ぎ澄ませている。

 あろうことか、ハジメよりも硬く、熱く、暴力的な楔となって私を貫き続けている。

 

 ズブリッ……ジュポッ……ヌチャッ……

 

 卑猥な水音が耳元で響くわけではない。それはすべて脳内で再生される幻聴だ。

 だがその生々しさは、現実以上に私を追い詰める。

 

(あぁっ♡ ハジメ……ごめんなさい……♡♡)

 

 ハジメが伸ばした手が、私の頬に触れる。

 その優しい手付きに安堵しながらも、

 同時に見えない男根が最深部を突き上げる感触に背反する歓喜を覚える。

 愛する者の温もりに触れながら、見知らぬ者の子種を求めて腰を振る背徳。

 齧ってはならぬ禁忌の果実の蜜は、吸血姫を堕落へと誘う……

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 東京の青空は、今日も嘘のように澄み渡っていた。

 シア・ハウリア──かつてトータスという異世界で

 その青き瞳と大変な巨乳を震わせて戦った兎人族の少女は、

 今、日本という平和な国で観光客としての身分を満喫していたはずだった。

 右手にたこ焼き、左手に綿あめ。

 隣には愛しのハジメさんとユエさん。

 これはもう、シアにとって夢のような光景である。

 ……たった一つを、除けば。

 

(ひぐっ♡♡ まっ、またっ……ですぅぅぅ♡♡)

 

 シアの豊かな胸元、その布地の下で現在進行形で何かが起こっていた。

 柔らかなブラウス、その下の機能性重視

(とはいえシアの規格外のバストにはカップが小さすぎる)のブラジャー。

 その二重の布地越しに、

 見えない何かが彼女の乳首を容赦なく吸い上げていたのである。

 

 ちゅぽっ♡ ちゅぽぽっ♡♡

 

 幻聴が脳裏に響く。

 まるで強力な掃除機が乳首という突起物を

 吸い込もうとしているかのような、執拗で容赦のない吸引。

 しかもただ吸うだけではない。

 下着ごと乳首を吸引された結果、

 レースの編み込みや生地の縫い目が乳首の先端に食い込み、

 擦れ、削るという物理法則を無視した多重快楽が発生しているのだ。

 

(ちょっ……待って……ですぅ♡ 布が……布が擦れますぅぅ♡♡)

 

 物理的にはあり得ない。

 ブラウスの上から吸われているはずなのに、まるで素肌に口をつけられ、

 さらに下着という名の凶器で責められているかのような錯覚。

 見えない口が、乳首を甘噛みしながら吸い上げるたびに、

 硬くなった布地が乳首の敏感な粒をこすり上げる。

 摩擦と陰圧のコンボ。

 それはシアの理性を焼き尽くすには十分すぎる火力だった。

 

「シア? どうした? また変な顔してるぞ」

 ハジメが怪訝そうな目でシアを見る。

 

(へ、変な顔になっても仕方ないですぅ! 今もっと変なことされてるんですからぁ!)

 

 心の中で盛大にツッコミを入れるが、口から出るのは弱々しい喘ぎだけだ。

 

「だいじょうぶ……です♡ たこ焼き……あちかった……だけでしゅぅ♡」

 

 嘘である。たこ焼きはもう冷めている。

 熱を出しているのはシアの乳首だけだ。

 人混みの中、浅草の仲見世通り。

 周囲は無関係な観光客でごった返しているというのに、

 シアの胸元だけは密室のベッド以上に淫らな空気に支配されていた。

 

 見えない何者かが、魔法のオナホールを通じてシアの身体に干渉しているのだ。

 しかもその攻撃は実に狡猀で、的確かつ物理的にあり得ないタイミングで襲ってくる。

 ハジメが顔を向けた瞬間に強く吸い上げ、

 シアが耐えようと息を止めた瞬間に布を擦り付ける。

 いつまで経っても慣れることを許さない不条理な凌辱。

 まるで見えない捕食者に狙われたウサギのように、

 シアは逃げ場のない快感の草原を走らされていた。

 

 ちゅうううううっ♡♡♡

 

(あぐっ♡♡ 駄目ぇ♡♡ おっぱいの先っこだけ♡

 先っこだけ集中的に吸われたら♡♡ おかしくなりますぅぅ♡♡♡)

 

 ブラジャーのカップが小さすぎることが仇となった。

 押し上げられた乳房の頂点にある乳首は、常に布地と密着している。

 そこに見えない吸引力が加わることで、布地が乳首に絡みつき、削り取りにかかる。

 

 シアの手から綿あめが落ちた。

 プラスチックの棒がアスファルトに転がる音など、今の彼女には届かない。

 足元から湧き上がる痺れと、胸元から降り注ぐ痙攣のような快感。

 二方向からの挟み撃ちに、シアの膝がカクンと崩れそうになる。

 

「おい、大丈夫か? なんか足ふらついてないか?」

 ハジメがシアの腰を支えるように手を回した。

 

(ハジメさぁぁん♡♡ 助けてぇ♡♡ でも♡♡ 触らないでぇぇ♡♡)

 

 ハジメの手が腰に触れた瞬間、

 まるでスイッチが入ったかのように見えない吸引が最大出力になった。

 

 ちゅぽおおおおおっ♡♡♡♡♡

 

「んぐぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡」

 

 声にならない悲鳴。

 いや、悲鳴などと生易しいものではない。

 それは歓喜の雄叫びであり、屈服の吐息だった。

 下着と擦れ合う乳首の摩擦熱が限界を超え、脳髄を白濁させる。

 物理的にあり得ない位置からの刺激が、シアの精神を根こそぎ剥ぎ取っていく。

 

(また……イっちゃうですぅぅ♡♡ ハジメさんに抱きしめられてるのに♡♡

 見知らぬ誰かに胸だけ犯されてイっちゃうですぅぅ♡♡♡)

 人々のざわめきの中で、シアだけが静かに絶頂していた。

 口をぽかんと開け、白目を剥きかけながら、豊満な肢体をビクビクと震わせる。

 だが見えない凌辱者は止まない。

 慣れることなど決して許さないと言わんばかりに、

 次は反対側の乳首へと標的を変え、再び執拗な吸引を開始したのである。

 

 ハジメの隣で、ユエは小さな舌打ちをした。

 無論、声には出さない。出したところでハジメには

「チッ」という空気音しか聞こえないだろうからだ。

 彼女の紅玉の瞳は、心配そうにシアの顔を覗き込むハジメと、

 快楽に顔を歪ませて崩れ落ちるシアを交互に見つめていた。

 その瞳には、同情などという薄っぺらな感情は微塵もない。

 あるのは、ねっとりと絡みつくような羨望と、背徳的な興奮のみ。

 

(シアのやつ……またやられてる……♡)

 

 ユエにはわかる。

 シアが今どんな目に遭っているのか、熟知しているのだ。

 かつてカフェで自身が味わったあの理不尽な快楽。

 見えない童貞による遠隔操作の凌辱。

 それが今、シアの豊満な肉体を貪り食っているのだ。

 

(乳首だ……♡ 布越しに吸引されてる……♡)

 

 シアのブラウスの胸元を見つめるユエの視線は、

 まるで透視眼でも持っているかのように的確だった。

 シアがビクンビクンと跳ねるたびに、その豊かなバストが揺れる。

 その頂点付近が、見えない口に吸い付かれ、

 陰圧に耐えきれずに布地ごとへこんでいるのがユエには幻視できた。

 

(あぁ……♡ いいなぁ……♡ 布が擦れる音が聞こえてきそう……♡)

 

 機能性重視で選ばれたはずのブラジャー。

 その縁のレースや縫い目が、吸引されることで

 乳首という最も敏感な突起に食い込み、削り取るように擦れる感触。

 直接肌に触れられるよりも、一枚隔てられた布地との摩擦の方が

 より凶悪な快楽を生み出すことなどを、経験済みのユエは知っていた。

 

「ユエ、シアがちょっと変なんだが……熱でもあるのか?」

 ハジメが不安げにユエに同意を求める。

 

「……平気。シアは……強い……から」

 

 嘘である。

 強いなどとは微塵も思っていない。

 むしろ、今のシアはどんな魔物よりも脆く、そして淫らだと知っている。

 ユエはハジメの腕に自身の身体を擦り寄せた。

 ハジメの体温を感じながらも、

 脳裏には見えない童貞の凶行が鮮明に浮かび上がる。

 

(あいつ……腕を上げたな……♡)

 

 かつて自分を犯した見えない男根は、

 ただがむしゃらに子宮を殴打するだけだった。

 だが今、シアを襲っているそれは明らかに進化している。

 物理的にあり得ない箇所への同時攻撃。

 乳首への吸引と布地による摩擦責め。

 焦らすような間と、一気に畳み掛けるような激しい吸い上げ。

 童貞特有の独りよがりな動きの中に、

 確かなサディズムが芽生えつつあることをユエは感じ取っていた。

 

(あぁ♡♡ 私も……してほしい……♡

 ハジメの前で……めちゃくちゃにしてほしい……♡♡)

 

 自身の秘裂が疼く。

 シアが味わっているであろう不条理な快感への渇望が、ユエの中で膨れ上がっていく。

 愛するハジメに守られているという安心感と、見知らぬ男に弄ばれるという絶望感。

 その二律背反した状況こそが、彼女を真の雌へと変貌させるのだ。

 

「んっ……♡ あぐっ……♡♡」

 

 シアが喉の奥で鳴いた。

 限界だ。

 見えない吸引が最大出力になり、乳首を布地ごとねじ切りながら吸い上げたのだろう。

 シアの華奢な身体が弓なりに反り返り、豊満な胸が突き出される。

 

(イッた……♡ シアがイッた……♡♡)

 

 白目を剥きかけ、口を半開きにして声にならない絶頂を迎える親友(恋敵)の姿。

 それはユエにとって、これ以上ないほど艶めかしい光景だった。

 ハジメは慌ててシアの肩を抱くが、

 その優しさが今のシアには一番の残酷だということを知らない。

 

(いいなぁ……シア……♡ 今度は……私の番だよね……♡♡)

 

 ユエはハジメの腕の中で、ひっそりと笑みを浮かべた。

 見えない童貞の視線が自分に向くことを祈りながら、

 彼女は自身の乳首を下着の上から爪で軽く弾いた。

 

 

更新希望の原作

  • 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
  • 最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い
  • 片田舎のおっさん、剣聖になる
  • リアデイルの大地にて
  • 俺は星間国家の悪徳領主!
  • リビティウム皇国のブタクサ姫
  • 転生王女と天才令嬢の魔法革命
  • ロクでなし魔術講師と禁忌教典
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