ダークエロ短編集3 作:カード読み込み
学校が、湿り始めていた。
まるで梅雨時の結露のように、あるいは蒸し器の中の饅頭のように、
じっとりと、ねっとりと、粘膜のような空気が廊下を、
教室を、そして女子の肌の上へへばりついている。
「ねぇ恵里ちゃん。最近なんかこう、モヤモヤしない?」
私は谷口鈴。小柄な体を机に乗り出して、眼鏡の奥の親友に囁いた。
「……どういう、意味?」
中村恵里。ナチュラルボブの黒髪に、温和な笑顔が板についた図書委員。
彼女は本から目を上げず、しかし返答の声音にはどこか張り詰めた緊張があった。
「だからー、こう、ムラムラっていうか、ネットリっていうか……
なんか女子たちが急に乳ありすぎに変わってない?」
私は胸の前で両手をわななかせて、それから自分のちっぽけな胸をさすった。
「カオリンとかシズシズとか、なんかこう、差し色っていうの?
乳首が制服越しに目立っちゃってるっていうか」
「……鈴。言葉を選びなさい」
恵里ちゃんは困ったように眉を下げる。
いつもの彼女だ。
私の斜め上を行くエロ語彙をたしなめる、優しくて真面目な親友。
でも、私には分かってしまったのだ。
心の中に飼っている小さな(エロい)おっさんが、鋭敏な鼻で嗅ぎ取ってしまったのだ。
この学校は、異常だ。
女子の体温が、高い。
自習中の教室。
男子たちは低俗な雑談に興じているか、爆睡している。
鈍感すぎて笑える。
彼らのすぐ近くで、女子たちが静かに、
しかし確実に「発酵」しているのに気づきもしないのだ。
(あちゃー、こりゃあと半月もすりゃ全員お腐れちゃいますねぇ)
心の中のおっさんが、ニヤニヤと歯茎を剥き出しにして笑う。
ああ、嫌らしい。
でも、それに同調してしまう自分がいる。
「ひっ……♡」
突然だった。
椅子の上で、私は小さく跳ねた。
スカートの中。
太腿の内側、一番柔らかくて一番秘密な場所に、何かが触れたのだ。
指だ。
見えない指が、布地越しに私の秘裂をなぞった。
(ななな、なにこれっ!? 誰!? 誰もいないよね!?)
机の下を覗き込む。
誰もいない。
私の足元には教室の冷たい床があるだけ。
なのに、感触はある。
ぬめる、湿った、生身の指の感触が。
まるで透明人間が机の下に潛り込んで、
私のパンツを準備だとばかりにまさぐっているかのような。
「ふぐっ……♡ んぅ……♡」
声が漏れる。
だめ、声を出しちゃだめ。
自習中なのに。静かにしなきゃ。
でも指が、動く。
ショーツのクロッチのあたりを、外から中へ。
優しく、しかし執拗に、肉のひだをなぞっていく。
(あちゃー、これは完全に……いわゆる『触手』ってやつですかねぇ。
いやあ、おっさん興奮しちゃいますねぇ♡)
心の中の邪な住人がガッツポーズをするのを、必死で殴り伏せる。
いやいや! これは危険でしょ! 変態でしょ!
でも、抗えない。
指は私の肉襞を的確に把握し、最も無防備な襞の奥へと潛り込んでくる。
まるで経験豊富な八卦見がツボを見つけるかのような、そんな忌々しい正確さで。
「鈴……? どうしたの……?」
恵里ちゃんが、心配そうに私の顔を覗き込む。
その時だった。
彼女の眼鏡が、カチリとずれた。
「っ……♡」
恵里ちゃんの口元から、漏れてはならない吐息がこぼれた。
優しくて穏やかなはずの彼女の眉が、一瞬だけ、吊り上がった。
怒り?
いや、それは──
「……また、なの……♡」
彼女は呟いた。
その声は冷たく、そして艶めかしく、普段の彼女が決して使わない低いトーンだった。
「また、アタシの.中を.漁ってる……♡」
えっ?
アタシ?
恵里ちゃん、今なんて言った?
彼女の眼鏡の奥の瞳が、ぎらりと光ったような気がした。
それは捕食者の目だった。
いや、もっと執着に満ちた、狂信者の目だった。
見えない指は、私だけではなかったのだ。
恵里ちゃんの中にも潛り込んでいる。
そして彼女は、それを「嫌がって」はいなかった。
むしろ、その侵入者に対して、
猛烈な敵意──いや、嫉妬? ──を燃やしているようだった。
(ひょっとして、恵里ちゃん……気づいてる?
この見えない何かにされてることに……
そして、それが「光輝くん」に向けられたものだと……思ってる?)
彼女の歪んだ愛。
光輝くんという太陽の周りを回るだけでない、黒い翳りのような感情。
私は薄々気づいていたけれど、まさかこんな形で表面化するとは。
指は、激しくなった。
私のショーツの横から、ぬるりと滑り込み、直接、秘唇に触れた。
(あ♡ あぁ♡ はいってくる♡ なにもないのにぃぃ♡)
物理法則が泣いている。
布地の隙間から、見えない異物が私の膣口をこじ開けているのだ。
狭い。
私のアソコは小柄な体にふさわしく、小さくて可愛い造りだ(おっさん談)。
それを無理やり広げるように、異物は入り込んでくる。
ずぶっ♡
「くっ……♡ ふぁっ……♡」
机を握りしめる指が白くなる。
だめ、声が出ちゃう。
だって、すごいの。
見えない何かが、私の壁をこね回している。
ぐちゅぐちゅと音がするわけじゃない。
音は私の頭の中だけで鳴っている。
でも、感触は今ここにある現実より遥かに生々しい。
熱い肉棒が、子宮の奥を目指して直進しているような──
いや、もっと悪質だ。
それは、ただの棒ではない。
動く。
蠢く。
生き物のように私の敏感なポイントを探り当てていく。
Gスポットだ。
カリッ♡ と引っ掛けられた。
「ひぃっ……♡♡」
電流が走ったみたいに背中が反る。
首が仰け反り、口から喘ぎが溢れ出す。
隣の席の男子が「ん?」と顔を上げる。
私は必死に机に突っ伏して、腹痛のフリをした。
腹痛じゃない。
快楽痛だ。
見えない男に、見えないチンポで、見えない場所を犯されているのだ。
こんなの、病院に行ったって治らない。
これは罠だ。
蜜壺の罠だ。
一方、恵里ちゃんは──
「あ♡ はぁ♡ 光輝……♡ 光輝……♡」
彼女はブツブツと呟き始めていた。
顔は赤く、汗ばみ、眼鏡が曇っている。
でもその口元は、笑っていた。
私の、私のなかに♡ 光輝が入ってきてる♡ 違う……これは光輝じゃない……!
邪魔する虫けらが♡♡
彼女の心中で、修羅が舞っている。
快楽と、嫉妬。
侵入者への屈服と、愛する者への貞操の盾。
でも、身体は正直だ。
彼女の透き通るような白い肌は朱に染まり、
膝が震え、太腿の間には愛液の染みがじわりと広がり始めている。
見えない指は、彼女のGスポットをも鷲掴みにしたのだ。
「あぁぁぁ♡♡ 私のっ……私のアソコっ……♡ 光輝のじゃなきゃダメなのにぉぉ♡♡」
彼女の叫びは、私にしか聞こえなかった。
いや、私の心の中のおっさんにもバッチリ聞こえてたけどね!
(へいへい! これはこれは! 寝取られ確定ってやつですかい!
いやあ、たまりませんねぇ!)
違うの!
おっさん!
これはもっと深刻な……
深刻に考えようとしても、思考が溶けていく。
私の中の見えない侵入者も、加速する。
膣壁を擦り上げながら、子宮口という名の扉をノックし始めたのだ。
ドンッ♡ ドンッ♡
重い。
見えないオチンチンの重みが、私の最奥を打つ。
(あ♡ だめ♡ 子宮♡ 子宮壊れちゃうぅぅ♡)
圧倒的な暴力。
でも、どこか優しい抱擁のような。
身体の芯を鷲掴みにされ、魂ごとユサブられているような。
女子たちが学校中で「発酵」している理由が分かった。
みんな、この見えない誰かに、子宮を耕されているのだ。
「……鈴♡」
恵里ちゃんが、震える手で私の手を握った。
その手は冷たく汗ばんでいて、でも握る力は万力のようだった。
「鈴も……犯されてるの……♡」
「えっ……♡ う、うん……♡ なんか……スゴイのが……♡」
「ふふ♡ ふふふ♡ よかったぁ♡ 光輝以外の男に犯されるなんて許せないけど♡
鈴も同じなら♡ 私は安心できる♡♡」
彼女の笑顔は、慈愛に満ちていた。
狂った慈愛に。
教室内で、静かな破滅の溜息が交わされる。
見えない農具によって、私たちの秘壺は深耕され、
熟れた猪肉のようになっていく。
そしてこの学校は、胸が一回り大きくなり、
やけに色っぽい女子が多いことで有名になるだろう。
その裏で、どれだけの女子が見えないオナホールの肉壺として、
金属音を上げて調教されているかなんて、誰も知らないのだ。
(あ♡ あ♡ いっちゃう♡ なにもないのにぃぃ♡ いっちゃうぅぅ♡♡♡)
私は机に歯型を付けながら、白濁した絶頂の沼へと沈んでいった。
[#※]
教室の空気はもう、限界突破していた。
湿度計なんて目じゃない。
ここはアマゾンの奥地にある熱帯雨林だ。
いやもっと粘度が高い。
煮えたぎる蜜蝋の壺の中に私たちは放り込まれているのだ。
「あ♡ あぁ♡ 恵里ちゃん♡ これ♡ やばいって♡♡」
私の口からはもうまともな言葉が出てこない。
見えない指が私の膣内という狭い家屋に不法侵入し
家具も壁もすべてひっくり返して暴れ回っているのだから。
隣で恵里ちゃんが小さく震えた。
眼鏡がずれている。
汗で滑り落ちそうになったそれを、彼女は乱暴に外した。
「……っ♡」
その瞬間だった。
温和で優しかった親友の顔が
剥製のように引きつりそして歪んだ。
まるで能面が裏返ったみたいに。
彼女の瞳に宿ったのは慈愛なんて生温い光じゃない。
もっとどす黒くて粘りつく執着の炎だった。
「……僕の♡ 中に♡ 何かが♡ 来てる♡」
一人称が変わった。
普段の彼女は決して使わない「僕」。
それが今、快楽に歪んだ唇から滑り落ちたのだ。
「あ♡ 光輝……♡ 光輝じゃない♡ 異物が♡ 僕の中を♡ 汚してるぅぅ♡♡」
彼女は独り言のように呟く。
でもその声には明確な歓喜が混じっていた。
否定しようとしているのに身体は歓迎している。
その矛盾こそが彼女を狂わせているのだと分かった。
見えない支配者は容赦しない。
私だけじゃない。
恵里ちゃんの中にも潜り込みそして今度は
彼女の一番敏感な場所へと触手を伸ばしたのだ。
ちゅ~っ♥️
音が聞こえた気がした。
湿った吸盤が肉に吸い付く音。
見えない口が彼女の左の乳首を咥え込んだのだ。
「ひっ♡♡」
恵里ちゃんの華奢な肩が跳ねた。
眼鏡の奥で瞳孔が開く。
ブラウス越しでも分かるほどに
彼女の淡いピンク色の蕾が硬く尖っていくのが見えた。
見えない舌が乳首を転がす。
前歯で甘噛みし口腔内でころころと弄ぶ。
「あ♡ あぁ♡ 噛まれてる♡ 僕のおっぱい♡ 食べられてるぅぅ♡♡」
彼女は机にしがみつき背中を弓なりに反らせた。
温和な図書委員の姿はもうどこにもない。
そこにいるのはただ見えない男に乳首を啜られる一匹の雌だ。
そして空いた右側には見えない指が来る。
人差し指が勃起しきった乳首に垂直に当てられた。
ピンッ♥️
弾かれた。
上から下へ下から上へと素早く動かす
あまりにも無邪気で残酷な弾き飛ばし。
「あぐっ♡♡ だめ♡ 弾かないで♡ 僕の乳首♡ 壊れちゃうぅぅ♡♡」
左右非対称の凶悪なリズム。
左は吸われ右は弾かれる。
その二つの異なる質感の快楽が
彼女の中で合流し奔流となって子宮を打つ。
ちゅ~っ♥️ ピンッ♥️
ちゅ~っ♥️ ピンッ♥️
交互だ。
まるで楽器を調律するかのような正確さで
見えない支配者は彼女の乳首を演奏する。
そして決定打。
吸われるたびに乳腺という名のパイプラインが震え
根元から先端へ向かって何かがせり上がってくる感覚。
射乳だ。
「でるっ♡ なにかっ♡ 出ちゃうぅぅ♡♡」
白濁した液体が噴き出すような錯覚。
母乳ではない出るはずのない蜜が
見えない口の中へと放出されるイメージ。
それと同時に乳首を弾かれる刺激が
射乳快感をさらに煽り立てる。
ピンッ♥️ ピンッ♥️ ピンッ♥️
弾かれるたびに乳首から白い霧が噴き出す気がして
彼女は無意識に胸を突き出して
より深くより鋭利な快感の楔を打ち込んでもらおうとする。
「あ♡ あぁ♡ 光輝……♡ ごめんなさい♡ 僕♡ 僕♡
他の男におっぱい搾られて♡ イッちゃってますぅぅ♡♡」
懺悔だ。
愛する少年への裏切りの懺悔。
でもその声には明らかに悦びが含まれていた。
光輝くん以外の男に開発されることへの背徳的な興奮。
それが彼女の歪んだ愛をさらに歪めていく。
私はそれを見ていた。
いや見ているだけじゃなかった。
私の中にも見えない口が咥え付き見えない指が弾いていたのだ。
ちゅ~っ♥️ ピンッ♥️
私も同じだ。
同じリズムで同じ場所を責められている。
大きさは違えど感じている快楽は同じ質量だ。
いや共鳴している。
恵里ちゃんが射乳すれば私の乳腺も疼き
私が弾かれれば彼女の乳首も震える。
二つの乳房が一つの巨大な器官として繋がり
快楽の電流が行き交う回路となっている。
「あ♡ あぁ♡ 鈴……♡ 鈴も……♡ 同じなの……♡」
彼女が潤んだ瞳で私を見た。
そこには狂気があった。
でも同時に孤独ではなかった。
同じ運命を辿る者がいるという安心感みたいなものが
その狂気の奥底に微かに灯っていた。
「ふふ♡ よかったぁ……♡ 鈴も犯されてるなら……♡
僕だけじゃないなら……♡ 光輝も許してくれるかも……♡」
彼女は泣き笑いのような表情で私の手を握り返してきた。
その手は熱く汗ばんでいて
まるで熔けた蝋のように私の手に絡みついてくる。
ちゅ~っ♥️ ピンッ♥️
ちゅぱっ♥️ ビンッ♥️
リズムは加速する。
もう終わらない。
この教室での乳房晩餐はまだ始まったばかりだ。
見えない口は容赦なく乳首を吸い上げ
見えない指は容赦なく乳首を弾き飛ばす。
射乳しながら乳首をイジられる快感に
私たちの全身がビクビク♥️と震え続ける。
(あ♡ いく♡ いっちゃうぅぅ♡ 私たち♡ みんな♡)
(僕たち♡ 光輝以外の男のおっぱいになってぇぇ♡♡)
二つの絶頂が重なり合い教室という密室に甘い腐臭を充満させる。
歴史は繰り返すと誰かが言ったけれど
こんな歴史の教科書世界のどこの図書館を探したって見つかりっこないわね。
[#※]
背筋がピンッ♥️と伸びた。
いや違う、伸ばされたのだ。
見えない何者かの手によって、
中村恵里という名の人形の糸が力任せに引かれたのだ。
彼女は椅子の上で大きく身体をのけ反らせた。
まるで見えない矢が喉元を射抜かれたような、
あるいは見えない鞭が背中を打ち据えられたような、
あまりにも劇的であまりにも無様なポーズで。
「あぁぁぁぁ♡♡」
喉の奥から絞り出された声は悲鳴ではなかった。
それは歓喜の讃美歌であり同時に魂の断末魔だった。
眼鏡は既に外れ机の上に転がっている。
普段は温和な図書委員の顔を覆っている仮面が剥がれ落ち
その下から覗くのは歪んだ快楽に溺れる一匹の雌の顔だった。
彼女のブラウスのボタンが一つ弾け飛んだ。
圧力だ。
内側からの圧力。
見えない口が彼女の左の乳首を咥え込み容赦なく吸い上げているのだ。
ちゅ~っ♥️ ちゅ~っ♥️ じゅるるるる♥️♥️
吸われるたびに彼女の華奢な胸が不自然に引き攣れる。
まるで強力なマッサージ器が当てられているかのような激しい吸引。
乳腺の中身が空っぽになるまで吸い尽くされるという恐怖と
全身の毒素が抜けていくような甘美な解放感が混ざり合い
彼女の背骨をゾクゾク♥️と震わせ続けている。
そして決定打。
絶頂の瞬間に合わせて見えない唇が乳首をギュ~ッ♥️と力を込めて引っ張ったのだ。
吸いながら引っ張る。
物理法則も乳幼児の哺乳もへったくれもない暴力的な牽引だ。
乳首という小さな突起が限界まで引き伸ばされ
それに伴って豊かな乳肉も不自然な形に歪められる。
「ひっ♡ ぐっ♡ 出るっ♡ 出ちゃうぅぅ♡♡」
彼女は叫んだ。
噴出だ。
火山の噴火だ。
決壊したダムからの放水だ。
彼女の乳首から白濁した液体が勢いよく噴き出したのだ。
母乳だ。
出るはずのない処女の母乳が
妊娠してもいない少女の胸から
見えない赤ん坊の喉を潤すために
あるいは見えない搾乳機の容器を満たすために
ピューッ♥️ ピューッ♥️ と盛大に噴き出したのだ。
「あ♡ あぁ♡ ママに♡ されちゃってる♡ 私♡
他の男の赤ちゃんに♡ 搾られてママになってるぅぅ♡♡」
彼女の口から漏れるのはもう懺悔ですらなかった。
それは新たな役割への受容だった。
光輝くん以外の男の子種で孕まされたという妄想と
見知らぬ男に乳房を占有されるという現実が混濁し
彼女は身も心も「見えない男専用の乳牛」へと作り変えられていく。
その光景はあまりにも淫らで
あまりにも冒涜的で
そしてあまりにも美しかった。
(あちゃー、これは完全にアウトですねぇ。
いやあ、おっさん感激しちゃいますよ♡)
心の中のおっさんが拍手喝采をする。
そうだとも!
これが私たちの求めていた「ありふれた」世界だ!
そしてその波は私にも押し寄せてきた。
共鳴だ。
恵里ちゃんが噴き出した母乳の奔流が
見えないパイプラインを通じて私の乳腺にも流れ込んでくる。
私のちっぽけな胸が熱く脹らむ感覚。
張り詰めた風船が限界に達したかのような圧迫感。
そして私もまた見えない口に吸われ見えない指に弾かれていたのだ。
ちゅ~っ♥️ ピンッ♥️
ちゅぱっ♥️ ビンッ♥️
リズムが重なる。
二人の少女が同時に見えない男に搾り上げられる和音。
「あ♡ あぁ♡ 私も♡ 私も出るぅぅ♡♡」
私は机にしがみつき背中を反らせた。
乳首から熱い液体が走る感覚。
射乳だ。
私もまた母になったのだ。
見えない男の専用搾乳機として。
[#※]
恵里ちゃんが壊れた。
いや、正確に言えば「壊された」のだ。
あの温和で優しくて、私の暴走をいつもニコニコと諌めてくれた親友の中村恵里が、
見えないナニかによって、目の前で大事な何かを決定的に破壊されたのだ。
「あ♡ あぁ♡ 光輝……♡ 光輝……♡」
彼女は机に突っ伏したまま、愛する少年の名を呼び続けている。
呼び続けているけれど、その声は懺悔じゃない。
祈りでもない。
それは──歓喜だ。
快楽に歪んだ、雌の歓喜だ。
(あちゃー、これはもう完全にアウトですねぇ。心の中のおっさんが墓石を建てました。
『ここに優しかった恵里ちゃん眠る。享年十八。死因・乳首アクメ』って。いやあ、合掌!)
心の中のおっさんが手を合わせる。
ダメでしょ! まだ死んでないでしょ! 私の心の中の変態!
でも否定できない。
恵里ちゃんの今の顔を見たら、誰だって同じ感想を抱くはずだ。
温和な図書委員の仮面は粉々に砕け散り、
その下から覗くのは──快楽に溺れる一匹の牝の顔だ。
眼鏡は外れて机の上に転がっている。
普段は隠されていた素顔が剥き出しになっている。
長い睫毛が震え、潤んだ瞳は焦点が定まらないほど散っている。
唇は半開きで、そこから絶え間なく甘い吐息が漏れている。
そして何より──
「ぴゅるっ♥️」
音がした。
明確な、液体が噴き出す音が。
恵里ちゃんのブラウスの胸元が、じわりと湿り気を帯びていく。
白濁した液体が布地を浸透し、小さな染みとなって広がり、
そして染みは速可是る勢いで拡大していく。
母乳だ。
処女の母乳だ。
妊娠してもいない少女の胸から、白濁した蜜が噴き出しているのだ。
見えない口が容赦なく乳首を吸い上げ、
乳腺という名のパイプラインを強制開通させた結果。
「あ♡ また♡ また出てる♡ 僕の♡ おっぱいから♡ ミルクがぁぁ♡♡」
恵里ちゃんが震える手で自分の胸を押さえた。
でも止まらない。
呼吸に合わせてぴゅるっ♥️ ぴゅるっ♥️ と漏れ出す母乳の奔流。
息を吸えば乳首が硬く立ち、
息を吐けば乳肉が収縮し、
絞り出されるように白い蜜が溢れる。
自分の意志では止められない。
見えない支配者に「搾乳機」として機能を書き込まれたのだから。
呼吸するたびに搾られる。
生きている限り搾られる。
それはもはや母乳というより、
雌としての従順さそのものが液体になったようなものだ。
そして同時に──
「くっ♡ ふぁっ♡ 子宮が♡ 子宮が疼くぅぅ♡♡」
彼女の下腹部が不自然に波打っている。
スカートの下で、太腿がきつく擦り合わされる。
キュン♥️ キュン♥️ という音が聞こえるわけがないけれど、私には分かってしまった。
彼女の子宮が鳴いているのだ。
乳首を吸われるたびに、
子宮という名の小さな袋がきゅうきゅうと収縮し、何かを求めて蠢いている。
チンポに媚びているのだ。
見えない童貞の肉棒に。
直接触れられてもいないのに、
子宮口が「どうぞ」「どうぞ」と招き入れるために粘液を分泌し、
自らを潤し、準備を始めている。
乳首と子宮は繋がっている。
そんな当たり前の生理学を、
少女は見えないオナホールの力によって体で叩き込まれているのだ。
(あぁ……♡ これって……♡ これって「イカされる」ってやつだわ♡)
私は思った。
自分でイクのと、イカされるのは違う。
夜のアパートのベッドの中で、
自分の手で自分の身体を慰めるあの行為は、「自分でイク」ことだ。
行き先を自分で決め、速度を自分で決め、止めるタイミングも自分で決められる。
でも今、恵里ちゃんに起きていることは違う。
彼女は自分でイクのではない。
「イカされている」のだ。
見えない誰かに。
見えない誰かの意思一つで。
乳首を弾かれ、吸われ、搾られ──そのすべての主導権が彼女にはない。
止めることも、早めることも、遅くすることもできない。
ただ翻弄されるだけ。
波に乗せられて、岸に叩きつけられて、
また引き戻されて、また叩きつけられて──
それを永遠に繰り返すだけ。
その無力感が理性を溶かす。
「自分でイク」快感とは桁違いの、
「イカされる」快感が彼女の精神を蕩かし、メスへと堕としていくのだ。
「あ♡ あ♡ あぁぁ♡♡ 光輝♡ ごめんなさい♡ 僕♡ 僕♡ 他の男に♡
おっぱい搾られて♡ 子宮が♡ 子宮まで♡ 媚びてるぅぅ♡♡」
懺悔だ。
でもその声には明らかに悦びが含まれている。
光輝くん以外の男に開発されることへの背徳的な興奮。
それが彼女の歪んだ愛をさらに歪めていく。
そして──共鳴する。
私の中にも、見えない口が咥え付いているのだ。
ちゅ~っ♥️ ちゅ~っ♥️
私の左の乳首が見えない口の中で転がされている。
恵里ちゃんの母乳の奔流が
見えないパイプラインを通じて私の乳腺にも流れ込んでくるのが分かる。
私のちっぽけな胸が熱く脹らむ感覚。
張り詰めた風船が限界に達したかのような圧迫感。
(うそ……♡ 私も♡ 私も出るのぉぉ♡♡)
否定できない。
身体が正直に反応している。
恵里ちゃんが搾られれば私の乳腺も疼き、
恵里ちゃんが射乳すれば私の乳首も震える。
二人の乳房が一つの巨大な器官として繋がり、
快楽の電流が行き交う回路となっているのだ。
「あ♡ あぁ♡ 鈴♡ 鈴も♡ 同じなの♡」
恵里ちゃんが潤んだ瞳で私を見た。
そこには狂気があった。
でも同時に孤独ではなかった。
同じ運命を辿る者がいるという安心感みたいなものが、
その狂気の奥底に微かに灯っていた。
彼女は泣き笑いのような表情で私の手を握り返してきた。
その手は熱く汗ばんでいて、まるで溶けた蝋のように私の手に絡みついてくる。
(あちゃー、これはこれでなんか色々ヤバい展開ですねぇ。
親友と手を握り合いながら同時に搾乳される二人の少女……。
いやあ、心の中のおっさんも ===> 涙腺崩壊ですよ♡)
違うの!
おっさん!
これは感動的なシーンじゃないの!
恵里ちゃんの理屈が狂ってるの!
「光輝も許してくれるかも」じゃないの!
光輝くんは何も知らないの!
だけど──
ちゅ~っ♥️
見えない口が、さらに強く吸い上げた。
「────っっ♡♡」
思考が途切れる。
真空だ。
ストローで底に沈んだタピオカを救出する時のような暴力的な陰圧。
私の乳首が口の中へ引きずり込まれ、乳腺の奥深くから何かがせり上がってくる。
(でる♡ でちゃう♡ 私のおっぱいから♡ なにかがぁぁ♡♡)
そして弾かれた。
空いた右側の乳首に見えない指が触れピンッ♥️ と弾いたのだ。
ギターの弦を爪弾くような正確で鋭い一撃。
弾かれた衝撃が乳首を通じて子宮へと直結する。
同時に左側からは搾り取られる快感が流し込まれる。
左は吸われ右は弾かれる。
左右非対称かつ同期した凶悪なリズム。
恵里ちゃんも同じだ。
彼女の胸も同じリズムで責められている。
二人の乳首が同時に弾かれ同時に吸われる。
共鳴だ。
FとGのかけ算ではなく、ちっぽけなBと控えめなB——
いや正確には恵里ちゃんのサイズは知らないけど——
二人の少女の乳房が一つの回路となって繋がれている。
ビンッ♥️ ちゅ~っ♥️
ビンッ♥️ ちゅ~っ♥️
交互だ。
加速する。
そして──決定打。
見えない口が私の乳首を咥え込んだまま舌で転がし始めた。
チロチロ♥️ ヌルヌル♥️
濡れた筋肉が乳首のシルエットをなぞ回す。
乳首の先端にある微細な亀裂までをも舐め回す執拗さ。
同時に見えない指が反対側の乳首を摘まみシコシコ♥️ と擦り始めた。
左は舐められ右は擦られる。
二つの異なる質感の快感が乳首という一つの交差点で衝突し増幅し──
(あ♡ あ♡ いく♡ これ♡ これいくぅぅ♡ 私たち♡ いっしょに♡ イッちゃうぅぅ♡♡♡)
限界だった。
子宮の奥で何かが弾ける音がした。
小さな花火だ。
いや、花火じゃない。
それは約束だ。
見えない支配者との「最初の契約」だ。
乳首を通じて子宮が直接打撃され、愛液が奔流となって溢れ出す。
太腿の内側を熱い液体が伝い落ちる。
ショーツのクロッチが飽和点に達し、泥のように湿った布地が肌に張り付く。
「────っっ♡♡♡♡」
声が出ない。
叫ぼうとしても声が出ない。
口が開いて喉が震えても肺の空気はすべて絶頂に変換されてしまったかのように、
ただ無音の痙攣だけが私の身体を支配する。
そして──ぴゅるっ♥️
出た。
私の乳首から白い霧が噴き出したような気がした。
いや霧ではない液体だ。
私の母乳だ。
妊娠してもいない胸から見えない赤ん坊に向けて、白濁した蜜が──
「あ──────ッ♡♡♡♡♡」
恵里ちゃんも同時に達した。
二つの絶頂が重なり合い、教室という密室に甘い腐臭を充満させる。
二人の少女が同時に乳首だけで絶頂し同時に射乳する光景は、
もしこの場に誰かがいれば卒倒しただろうけれど
幸いなことに男子どもは鈍感だし
教師も懸命にチョークを握りしめているので誰にも見られなかった。
(あ♡ あぁ♡ ママになったぁ♡ 見えない男の赤ちゃんの♡ ママに♡ されちゃったぁぁ♡♡)
思考が蕩ける。
メスに堕ちるというのはこういうことなのだと体で知る。
自分でイクのではなくイカされる。
その違いが理性を溶かしプライドを蒸発させ自尊心を澱に沈め、
きれいな伏目を作り替えてしまうのだから恐ろしい。
私は机に突っ伏したまま震える恵里ちゃんの手を握り返した。
汗ばんだ掌が絡み合う。
同じ運命を辿る者同士の握手だ。
それは親友としての握手ではないかもしれない。
同一の飼い主に飼われる家畜同士としての──
(あ♡ まだ♡ 動いてる♡ 見えない口が♡ 私の乳首から♡ 離れないぃぃ♡♡)
見えない支配者は止まない。
私たちが絶頂したことなどお構いなしに乳首を啜り
弾き続けているのだから恐ろしいというか逞しいというか
感激屋というか不滅というか──
長い夏の午後だった。
蝉の声だけが無関係な世界の象徴として鳴き続けていた。
[#※]
逃げた。
いや、逃げたなどという潔い言葉では到底表現できない。
それは膝が笑い、腰が抜け、膀胱が悲鳴を上げながら、
それでも本能だけが「ここにいてはダメだ」と叫ぶので、
私は親友の手を引いて教室を飛び出したというわけだ。
鈴が——谷口鈴が、私の掌に滲む汗の量を見て
「うわぁ、エリリン河や祭り?」と間の抜けたコメントをよこしたけれど、
その直後に彼女自身の太腿がぶるぶると震えて言葉が途切れたから、
結局のところ二人とも同じだった。
見えない何かに嬲られている。
その事実だけが、汗の湿りと共に私たちの掌を介して共有されていた。
廊下を走る私の足音は袋小路の鼠のようだったろう。
行き場がない。
この見えない陵辱者から逃げるためには、
世界中どこを探しても安全な場所などないのだ。
だというのに、それでも人は逃げる。
痛みから逃げる熱いお茶をふーふーと冷ますあの動作と同じように、
意味のない、しかし本能的な回避行動。
体育倉庫の扉を軋ませて滑り込んだ瞬間、
背中の後ろで重たい鉄の扉がくゎんと閉まった音がした。
体育倉庫という空間は、元々が緊張感と汗と油の匂いが染みついた場所だ。
畳まれた体操用マットが壁際に山積みにされ、跳び箱の蹄が列柱のように整列し、
縄跳び用の縄が蛇のように絡まり合って棚に放り込まれている。
窓はない。
天上の高い換気口から、弱々しい午後の光が埃に晒されて降りてくるだけだ。
薄暗い。
湿っている。
そして——静かだ。
教室から持ち出した痣のような静寂が、ここにはない。
あるのは私と鈴の荒い呼吸音と、体育倉庫特有のゴムと革と汗の混ざった匂いだけ。
だが——
「……はぁ……はぁ……エリリン……まだ……?」
鈴が壁に背中を預けてずるずると座り込んだ。
小柄な身体が体操用マットの山に半ば埋もれている。
栗色のショートボブが汗で額に張り付き、小動物のような瞳が私を見上げていた。
その瞳の奥には、いつもの元気いっぱいな跳ねるような光の代わりに、
怯えと——ほんの少しだけ期待に似た艶めいた光が宿っていた。
「まだ」とは何を訊いているのか。
あの見えない指が、まだ私たちの中にいるかどうかを——?
「……ない……みたい……」
私は膝をついて呼吸を整えた。
確かに、さっきまで膣内を占拠していた見えない異物の気配が消えていた。
教室から廊下へ、廊下からここへと逃げる間に、それは離脱したらしい。
わざわざ逃げる隙を与えたかのように。
あるいは別の場所へ張り替えただけなのか——
膀胱のあたりに残るうずくような残響だけが、
先ほどの凌辱が幻覚ではなかったことを証明している。
骨盤の底にある穴の周りが、熱い。
下着のクロッチがまだ湿っている。
愛液という名の敗北の証が、冷たい布地として肌に張り付いているのだ。
「じゃあ……ここなら大丈夫なのかな……⁉」
鈴がマットの上にごろんと仰向けになった。
制服の裾から覗くお腹が、白く柔らかそうだ。
体育倉庫の湿った空気が二人の体温でさらに粘度を増していく。
父さんの匂いがする。
それは体育倉庫特有のゴム臭さと、女の汗と、愛液の混ざった甘い腐臭だった。
だが——安堵は束の間だった。
「——⁉」
私の膝が、がくんと折れた。
鈴の隣に座り込もうとしたその瞬間。
消えたはずの気配が、戻ってきたのだ。
いや、戻ってきたのではない。
戻ってきた上で、明らかに「さっきとは違う」質になっている。
見えない指が、私の膣口を——からかうように優しく撫でたのだ。
そこ、だ。
小陰唇の外側。
一番柔らかく、一番無防備な肉のひだの淵。
まるでマッサージ師が施術前に患部の範囲を確かめるかのように、
実に事務的で、実に効率的な触れ方。
そしてゆっくりと、極めてゆっくりと、指が中へと滑り込んできた。
「あ⁉」
声が出た。
束の間の安息など与えない。
この見えない支配者にとって、場所の変更など何の意味も持たないのだ。
教室であろうと、廊下であろうと、体育倉庫であろうと——
私の肉壺は常に彼の射程圏内なのだ。
だが、さっきとは違う。
決定的に違う。
さっきまでの、教室でのそれは、暴力的で拙速で、
私の意思を無視して直線的に子宮を目指していた。
所謂童貞のピストンだ。
早い。
乱暴だ。
的確さはないが熱量だけはある。
だが今、私の中に侵入した指は——まるで別人のようだった。
ゆっくりと。
粘りつくように。
ねっとりと。
膣内の襞の一枚一枚を確認するかのように、指が這い回っている。
壁だ。
柔らかい肉の壁。
膣内という狭い通路の左右に張り出した肉のひだひだを、
見えない指がくまなく撫で回していく。
熱が、籠もる。
私はマットの上にごろりと倒れ込んだ。
鈴の隣。
仰向け。
私の華奢な体が体操用マットに沈む。
四肢の自由はない。
見えない何かが私の四肢を縫い止めているかのように、指一本動かせない。
ただ仰向けに倒れ込んだ少女の膣内を、見えない指が弄り回しているのだ。
そして鈴も——同じだった。
「ひっ♡ ……エリリン♡ ……また……来てる……♡」
隣のマットの上で、鈴が小さく跳ねた。
短い栗色の髪が汗でまとまり、白磁のような額に張り付いている。
彼女の太腿が不自然に擦れ合わされ、
スカートの下が湿った色に変わり始めていた。
共鳴だ。
私が侵入されれば鈴も侵入され、鈴が撫で回されれば私の膣壁も震える。
二つの肉壺が一本の見えない糸で結ばれている。
体育倉庫の薄暗い空気に、少女の嬌声と水音が混じり始めた。
指が、奥へと進む。
膣内の表側——お腹側の壁を、なぞるように。
見えない指の腹が、肉のひだの一枚一枚を押し開きながら、
ゆっくりと、極めてゆっくりと、私の奥へ奥へと進んでいく。
そこ——手前だ。
ずぷっ♡ と、不自然な深さで指が止まった。
子宮のすぐ手前。
膣内の最深部に近い場所——しかしそこは、天井が違った。
ざらついている。
私の膣内の最深部、お腹側の壁。
そこだけが、なぜかザラザラとした凹凸に覆われている。
Gスポットという教科書的な名称で呼ばれる場所。
処女である私は夜のアパートで自分の手を伸ばしたことはあるけれど、
まともに触れたことはなかった。
けれど見えない指は、迷わずそこを看破した。
そして——押した。
ぐりゅっ♥
「————っっ♡♡♡♡」
音が、した。
骨伝導で脳髄に直接響く、湿った重い音。
お腹の天井——膣内の腹側の壁を、見えない指が一気に押し上げたのだ。
上へ。
内臓の方へ。
詰め物の詰まった肉の袋を、
下からぐらぐらと引っ繰り返すかのような、強烈で生々しい圧迫感。
私の腰が、ガクンッ♥ と浮いた。
意思とは無関係に。
重力を無視して。
マットの上に仰向けに横たわった華奢な体が、
見えない指一つで操り人形のように跳ね上げられたのだ。
そして——膣内が、きゅん♥ とした。
見えない指を、締め付けた。
私の意思ではない。
膣壁そのものが独立した意志を持ったかのように、自発的に、
猛烈な勢いで、侵入者を締め上げ、喰らい、飲み込もうとしたのだ。
子宮口が震える。
膣内の最深部にある小さな扉が、
見えない指の圧力に呼応して、きゅうきゅうと縮んでいる。
子宮が——鳴く。
熱いのが来た。
雌としての子宮が、雄の指の圧力を感じて、自ら餌食になろうと蠢いている。
涙が出る。
恥ずかしいからだ。
自分の身体の奥にある肉の袋が、
見知らぬ男の指に媚びへつらっているという事実が、なによりも恥ずかしい。
だが——見えない指は待ってくれない。
ぐりゅっ♥ ぐりゅっ♥ と、同じ場所を二度、三度と押し上げる。
毎回同じ強さで、毎回同じ角度で、
まるで研鑽に余念のない左官屋が塗り壁の柄を整えるかのような執拗さ。
そのたびに私の腰が跳ね、膣内がきゅん♡ と締まり、
太腿の間からは甘い汁が溢れ出す。
「あ♡ あ♡ あぁぁ♡ そこ♡ そこなに♡ なんなのぉぉ♡♡」
隣のマットで鈴が脚を広げて——いや、広げさせられていた。
見えない指は私の之中だけでなく、同時に鈴の中にも潛り込んでいるのだ。
彼女のGスポットもまた、同じ指の腹で押し上げられている。
ぐりゅっ♥ という重い水音が、鈴の腰を跳ねさせ、
彼女の口から無様な嬌声を絞り出している。
共鳴だ。
私が押し上げられれば鈴の膣壁も痙攣し、鈴が締め付ければ私の膣内も蠢く。
二人のGスポットが、一本の見えない指で貫かれ、
同一のリズムで責められているのだ。
体育倉庫の薄暗い空気に、二人の少女の嬌声と粘りつく水音が混じり合い、
子羊が迷い込んだ肉食獣の檻の中のような——いや、元々が子羊などいないのだけれど、
とにかくもうそれは学校の設施ではなかった。
「あ♡ あぁ♡ 鈴♡ 鈴も♡ されてるの♡」
私が震える手を鈴の方へ伸ばした。
鈴も同じだった。
汗ばんだ掌が、空中で私の手と出会い、十指が絡み合う。
きゅっと握る。
強く。
痛いほどに。
「うん♡ うん♡ されてる♡ エリリン♡ 鈴も♡ されてるぅぅ♡♡」
鈴の目に涙が光る。
快楽の涙だ。
梨の花が露を帯びて震えているかのように、彼女の長い睫毛が濡れている。
握り合った掌の間から、汗が滴り落ちる。
薄暗い倉庫の空気に、乳汗と愛液の生々しい匂いが、
ケーブルのようにねっとりと絡まり始めた。
見えない指は、止まらない。
ぐりゅっ♥ ぐりゅっ♥ ぐりゅっ♥
お腹の天井を、規則的に、正確に、何度も何度も押し上げ続ける。
そのたびに二人の腰が同時に跳ね、
二人の膣内が同時にきゅん♥ と締まり、
二人の口から同時に甘い嬌声が漏れる。
皮肉な音楽だ。
制服の下で、処女の膣壁が、
見えない童貞の指の形に合わせて専用のフットプリントを刻み込まれている。
きゅん♥ きゅん♥ きゅん♥
締め付けるたびに、膣内の形が変わっていく。
見えない指の腹の紋理が、私のGスポットの細胞に刻まれていく。
押し上げられて——締め付けて——押し上げられて——締め付けて——
返事をするのだ。
自分の膣壁が、見えない男の指に向かって
「どうぞ」「こちらです」「もっと奥まで」と媚びているのだ。
鈴の手が、白くなるほど私の手を握りしめている。
共鳴する肉壺と肉壺。
一本の指で結ばれた二人の処女の膣内。
押し上げて——締め付けて——
重ね合わせられた快楽の音が体育倉庫の空気を震わせ、埃を舞い上がらせる。
「あ♡ あ♡ あぁ♡ いく♡ これ♡ いくぅぅ♡♡」
鈴が叫んだ。
首を仰け反らせ、体操着を着た小柄な体が弓なりに反る。
見えない指が彼女のGスポットを——最後の——一際強く——押し上げたのだ。
ぐりゅうううっっ♥♥♥
「─────っっっ♡♡♡♡♡♡」
同時だ。
私もイッた。
二人同時に。
見えない指一本で結ばれたGスポットの共鳴回路が、
同じタイミングで同じ強さの絶頂信号を私たちの脳髄に送り込んだのだ。
子宮の奥で花火が炸裂する。
白濁した閃光が視界を埋め尽くす。
私の腰が跳ね、鈴の腰が跳ね、二人の愛液が同時に溢れ出し、
体操用マットを びしょ濡れにする。
握り合った手が、ぶるぶると震える。
同じリズムで。
同じ温度で。
同じ絶頂で。
「……あ♡ ……あぁ♡ エリリン♡ ……エリリン♡♡」
鈴が、涙で濡れた顔を私の方へ向けた。
焦点の定まらない瞳。
蕩けた表情。
口元からは涎が一筋、枕に伝って落ちる。
「……私たち♡ ……イッちゃったね♡ ……同じに♡ ……いっぱいに♡♡」
私たちは手を握り合ったまま、マットの上で肩を震わせ続けた。
体育倉庫の薄暗い空気は、蜂蜜よりも濃く、
蒸留酒よりも混じりけのない愛液と汗の蒸気で満たされていく。
埃が舞う。
換気口から差し込む午後の光が、二人の少女の縺れた髪を白銀に染めていた。
見えない指は——まだ動いている。
私の膣内からも鈴の膣内からも、退出する気配はない。
むしろその動きは、絶頂後の超敏感になったGスポットを、
さらに愛おしげに撫で回し始めた。
ぐりゅっ♥ ……ちゅっ♥ ……ぐりゅっ♥
「……あ♡ ……まだ♡ ……まだなの♡♡」
私の口から漏れたのは、もはや懇願であった。
やめてほしいのか、もっとしてほしいのか。
自分でも分からない。
ただ——握り合った鈴の掌だけが、確かな温もりとして、
この見えない地獄の中で唯一の現実だった。
子羊は、やはりどこにもいなかった。
いるのは——ただの、雌、二匹だけ。
見えない童貞に、望まず望まず飼い馴らされる、二匹の雌。
体育倉庫の扉は、重たく閉ざされたまま開く気配がない。
外では蝉が鳴いている。
無関係な世界は続いている。
この倉庫の中だけ、永遠の午後が、湿度と共に凝ち固まっていた。
[#※]
見えない指が、弾む。
まるで才能ある即興演奏家が、
楽器の最高のコンディションを見つけ出したかのように。
トントンッ♥️
トントンッ♥️
リズム良く。
あまりにもリズム良く。
その指の腹は、まるで私の体内の地図を暗記してしまったかのように、
迷うことなく最も 敏感な位置——Gスポットという名の要塞の正門へと到達していた。
「あっ♡ あぁっ♡ そこっ♡ そこぉぉ♡♡」
体操用マットの上で、私の腰が無様に浮いた。
ヘコヘコッ♥️
ヘコヘコッ♥️
見えない指のトントンッ♥️というリズムに合わせて、腰は恥知らずにも上下に揺れる。
まるで新しい飼い主に芸を仕込まれたばかりの駱駝か、
あるいは船酔いした船乗りのように。
いや、そんな高尚な比喩じゃ足りない。
これはもう「生殖欲求」という名の本能回路に、
直接電流を流し込まれているようなものだ。
トントンッ♥️
また押し上げられた。
子宮のすぐ裏側、お腹の壁の向こう側。
そこにあるはずのないスイッチを、見えない指が的確に叩く。
グイッ♥️ と、内臓ごと引っ繰り返されるような衝撃。
「ひぐっ♡♡ だめ♡ そこ♡ 壊れちゃうぅぅ♡♡」
壊れるわけがない。
女の身体はそう簡単には壊れない。
ただ「作り変えられる」だけだ。
見えない童貞の指の形に合わせて、
私のGスポットは今、新しい指紋を刻み込まれている。
トントンッ♥️
トントンッ♥️
そのたびに膣内の肉壁がきゅん♥️ と收縮し、歓喜の声を上げる。
「あ♡ あぁ♡ 光輝♡ 光輝じゃない♡
異物が♡ 僕のなかを♡ コントロールしてるぅぅ♡♡」
口から漏れるのは愛する少年の名前であり、同時に裏切りの懺悔だ。
でも光輝くんの指じゃない。
光輝くんの手じゃない。
それが逆に、私の歪んだ愛を刺激する。
「光輝くん以外の男に開発される」
その背徳感が、快楽の質量を増幅させるスパイスになっているのだから、
人の心というのは本当に狡猾で、そして哀れだ。
そして——鈴も。
「あっ♡ あぁっ♡ エリリン♡ エリリンも♡ 同じなのぉぉ♡♡」
隣で、鈴の小柄な体が同じように跳ねている。
トントンッ♥️
見えない指は二人のGスポットを同時に叩いている。
一本の指で二つの蜜壺を演奏する離れ業。
私が押し上げられれば鈴も押し上げられ、鈴が締め付けば私も締め付ける。
二人の処女の膣内は、一本の見えないケーブルで直結された増幅回路だ。
トントンッ♥️
トントンッ♥️
ヘコヘコッ♥️
ヘコヘコッ♥️
二人の腰が同時に浮き、同時に沈む。
無様だ。
愉悦に溺れた二匹の雌犬が、見えない主人の命令に従って座らされているような。
でも、手は離さない。
私と鈴の掌は、汗と愛液で粘りつきながら、死に物狂いで繋がっている。
この見えない地獄の中で、唯一の現実は隣にいる親友の体温だけなのだから。
「あ♡ あぁ♡ 鈴♡ 鈴の声♡ 僕に響いてる♡♡」
「エリリンの♡ 声も♡ 鈴に♡ 響いてるよぉぉ♡♡」
共鳴だ。
聴覚と触覚と、そして子宮の底からせり上がる快楽が、
二人の間で無限に反響し合う。
エコーのかかった嬌声が、体育倉庫の鉄壁に跳ね返り、
私たちの耳から脳髄へと突き刺さる。
トントンッ♥️
指の動きが、加速した。
まるで「もう時間だ」と知らせるかのように。
焦らさない。
遠慮しない。
ただ効率的に、Gスポットという的を射抜くために。
トントントントントントンッ♥️♥️♥️
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁぁぁぁ♡♡♡」
もう言葉が出ない。
出るのはただ、雌の鳴き声だけ。
ヘコヘコッ♥️ ヘコヘコッ♥️
腰は勝手に動き、子宮は勝手に口を開き、
愛液は勝手に溢れ出す。
私はもう、自分の身体の主人ではない。
見えない童貞が、58000円で購入した魔具の持ち主が、
私のGスポットの真の支配者なのだ。
そして——決定打。
トントンッ♥️ と通常の手つきで押し上げたかと思うと、
その指が、まるで粘土細工の要領でGスポットの肉をぐにゅり♥️ と捏ねたのだ。
「————っっっっっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
思考が焼き切れた。
白濁した閃光が視界を埋め尽くし、
脳味噌が沸騰するような、あまりにも暴力的な絶頂が押し寄せてきた。
隣で鈴も、同じ瞬間に達した。
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっっっっ♡♡♡♡♡♡♡」
二つの絶頂がぶつかり合い、増幅し、そして——弾けた。
二人の愛液が同時に溢れ出し、体操用マットを泥沼に変える。
握り合った掌が、痛いほどに強く握りしめられる。
一つになったのだ。
二つの肉壺が、一本の見えない指によって完全に一つに縫い合わされたのだ。
私は涙で濡れた目を開けた。
鈴も見ていた。
焦点の定まらない瞳で、蕩けた表情で、
私を見ていた。
「あ♡ あぁ♡ エリリン♡ 鈴♡ もう♡ 戻れないねぇ♡♡」
彼女の言葉に、私は無言で頷いた。
戻れない。
私たちのGスポットは、もうこの見えない指の形に合わせて
「専用の受け口」として作り変えられてしまった。
光輝くんの手が届いたとしても、もうこのリズムには反応しないかもしれない。
体育倉庫の薄暗い空気に、甘い腐臭が充満する。
見えない指は、まだ動いている。
絶頂の余韻など関係ないとばかりに、
まだ敏感になりすぎたGスポットを、ゆっくりと、ねちっこく撫で回している。
ぐにゅっ♥️ ちゅっ♥️ ぐにゅっ♥️
「あ♡ あぁ♡ まだ♡ まだするのぉぉ♡♡」
そしてまた、腰が浮く。
ヘコヘコッ♥️
鈴の腰も浮く。
二匹の雌犬は、見えない主人の手の上で、
いつまでも、いつまでも——跳ね続けるのだ。
体育倉庫の扉は閉ざされたまま。
外では蝉が鳴いている。
でもここは、永遠の午後の、蜜の檻の中。
[#※]
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっ♡♡♡♡♡♡♡」
身体が跳ねた。
いや跳ねたなどという可愛いものではない。
私の華奢な腰は、まるで見えないピストンに叩き上げられたかのように、
マットから浮き上がり、そして——盛大に、股を開いた。
両脚が左右にぶわりと広がり、スカートの裾が腰まで捲れ上がる。
抵抗しようと足を閉じようにも、膝の力は完全に抜け、
見えない支配者の意思一つで
私の身体は蝶の標本のようにピンと拡げられてしまったのだ。
目一杯に持ち上げられた腰。
空中で震える華奢な尻。
そしてその中心にある、見えない指に蹂躙され尽くした秘裂から——
びゅっ♡ びゅるるるっ♡♡
噴き出した。
潮だ。
子宮の奥からせり上がってきた透明の奔流が、
狭い膣口をこじ開け、勢いよく空気中に放たれる。
放出された液体は放物線を描き、体操用マットの上にじわじわと染みを拡げていく。
ああ、なんて無様。
なんて惨め。
八重樫雫のような凛とした女でもなく、白崎香織のような優雅な女でもない。
ただの塘鹅(ドブネズミ)。
いや、塘鹅以下だ。
妊娠もしていない少女の身体から、
授乳期の母親のような勢いで潮が吹き出しているのだから。
隣で、鈴も同じだった。
「あっ♡ ひゃぁっ♡ 出るっ♡ 鈴も♡ 出ちゃうぅぅ♡♡」
小柄な体が反り返り、制服のスカートが翻る。
鈴の細い太腿が宙を蹴り、彼女の秘所からも透明のシグナルが迸る。
ぴゅっ♡ ぴゅるっ♡
二人の潮が同時にマットを濡らし、
体育倉庫特有のゴムの匂いに、雌の発情液の生臭い香気が混じり合う。
共鳴だ。
私が噴けば鈴も噴き、鈴が達せば私も達する。
握り合った手が、互いの絶頂の振動を直接伝え合っている。
(あちゃー、これはもう完全に「噴水ショー」ですねぇ。
いやあ、心の中のおっさんも思わず拍手喝采ですよ♡ いやはや、お見事!)
心の中のおっさんがニヤニヤと拍手をする。
違うの! おっさん! これは賞賛されるべきものじゃないの!
無様で恥辱に満ちた、牝の悲哀なの!
でも否定できない。
アクメ中の私は、あまりにも無防備で、あまりにも正直だった。
腰を浮かせ、股を開き、見えない男に向かって
「どうぞ」「すべてどうぞ」と言わんばかりに秘所を差し出しているのだから。
光輝くんに見せたいものなら、もっと優雅で可憐な姿だったはずだ。
でも今の私は、ただのオナホールとしての機能しか持たない、白濁した肉塊だ。
そして——見えない支配者は、
その無様な姿を見下ろして、そして追い討ちをかけてきた。
アクメの嵐が去った直後。
子宮の痙攣がまだ続いている。
膣壁がきゅんきゅん♡ と収縮し、
何かを求めて蠢いているその絶頂の真っ最中に——
見えない指が、動きを変えたのだ。
「くっ♡ ふぁっ♡ なに♡ なにするの♡♡」
これまでのトントンッ♥️ というリズミカルな攻撃ではない。
もっと緩やかで、もっと粘着質で、もっと——「優しい」動き。
見えない指の腹が、絶頂直後の敏感すぎる膣内を、
内側からゆっくりと撫で回し始めたのだ。
ずにゃぁ♡ ころん♡ ずにゃぁ♡
まるで傷口に塗られた軟膏のように。
あるいは案山子に降り立った鳥のように優しく。
痙攣する膣壁の襞の一枚一枚を、愛おしむように指の腹でなぞっていく。
(あ♡ あぁ♡ やめ♡ やめて♡ 優しくしないで♡♡)
優しくしないで。
この期に及んでそんな懇願が何の意味を持とうか。
見えない支配者は、明らかに「ご褒美」を与えているのだ。
上手にイケた事を誉めるように。
いい子だ、と褒めるように。
従順な雌犬が芸を成功させた後に飼い主がその頭を撫でてやるように。
ご褒美だ。
絶頂という激しい罰の後に与えられる、甘く痺れるような恩賞。
「あっ♡ ふぅっ♡ そこ♡ 優しい♡ 優しすぎるのぉぉ♡♡」
指がGスポットに触れた。
敏感になりすぎたあの凸凹。
絶頂の余韻で腫れ上がった恵理を、見えない指が丁寧に、実に丁寧に撫で回す。
ぐりゅ♡ と押すのではなく、すり♡ と撫でる。
赤ん坊の頭を撫でる母親のような手つきで、私のGスポットを愛撫する。
それは、拷問だった。
どんな激しい責めよりも残酷な拷問。
アクメの直後、感度が極限まで跳ね上がっているGスポットを優しく撫でられる。
痛い。
痒い。
もどかしい。
そして——気持ちいい。
「ひっ♡ ぐっ♡ また♡ また来る♡ さっきイッたばかりなのにぃぃ♡♡」
身体が裏返る。
脳髄が沸騰する。
ご褒美は、次なるアクメへの布石だった。
飼い主は、従順な家畜に餌を与えながら、次の芸を仕込んでいるのだ。
優しく撫でられるたびに、膣内は新たな粘液を分泌し、
子宮口はきゅん♡ と悲鳴を上げて見えない指を求めて蠢く。
私の身体は、この優しさに完全に馴染んでしまった。
光輝くんの荒っぽい愛撫を夢見ていたはずなのに、
今はこの無慈悲な優しさにすら快楽を見出してしまう。
隣の鈴も同様だった。
彼女の手が、私の手を痛いほど握りしめている。
小柄な体がマットの上で小さく波打ち、
彼女の膣内もまた、見えない指の優しい愛撫を受けている。
「あ♡ あぁ♡ エリリン♡ これ♡ ご褒美なの♡
飼い主が♡ 飼い主が褒めてくれてるのぉぉ♡♡」
鈴の口から漏れた言葉は、紛れもなく牝犬の告白だった。
そう、ご褒美なのだ。
私たちは、上手にイケたのだ。
見えない支配者の掌の上で、無様に腰を浮かせ、
盛大に潮を吹き、見事なアクメを見せたのだ。
だから褒められるのだ。
優しく撫でられるのだ。
そして——次の調教へとつなげられるのだ。
「あ♡ あぁ♡ ありがとう♡ ご主人様♡♡」
私の口から、決して光輝くんには向けたことのない言葉が滑り落ちた。
狂ったのだ。
中村恵里は、愛する光輝くんを裏切り、
見えない童貞に心身を捧げる家畜へと堕ちきったのだ。
指はまだ動いている。
Gスポットを丁寧に撫で回し、腫れた膣壁を優しくなぞり、
子宮口の縁を愛おしむように辿っていく。
体育倉庫の薄暗い空気は、愛液と潮の匂いで飽和し、
埃が舞う光の中で二人の少女の痴態を照らし出す。
見えない指の動きに合わせて、鈴の腰が再びゆっくりと揺れ始めた。
私の腰も同じリズムで揺れている。
ヘコヘコッ♥️
ヘコヘコッ♥️
二匹の雌犬は、見えない飼い主の手の上で、
ご褒美を頂きながら、次の命令を待っている。
外では蝉が鳴いている。
無関係な世界は続いている。
でもこの体育倉庫の中では、
永遠に終わらない調教の時間が、湿度と共に凝ち固まっていた。
[#※]
体育倉庫の扉が開いたのは、
私たちの絶頂の余韻がまだマットの上で脈打っていた時だった。
重たい鉄の扉が軋む音は雷鳴のように聞こえ、
埃の中で縺れ合っていた私と鈴は息を呑んで振り返った。
逆光の中に男が立っていた。
近藤礼一。
槍術師という天職を持つクラスメイトだが
その本質は半グレの走狗であり拷問役を務める真性のサディスト。
彼の細い目が薄暗い倉庫の中でギラリと光った。
その視線は明確な捕食者のそれだった。
「……なんでここにいるの」
私の声は震えていた。
嫌悪と恐怖が混ざった声だ。
近藤はニヤリと笑うとその一歩を倉庫の中へと踏み入れた。
ムワッ……♥️
空気が揺れた。
彼が運んできたのはただの体熱だけではない。
粘りつくような濃厚なフェロモンだ。
男の匂い。
オスの匂い。
獣の檻に放り込まれた肉食獣の臭気。
それが薄暗い体育倉庫の空気を一瞬で占拠した。
「あ? なんでって……授業サボってここで何してんだよお前ら」
近藤の視線が私たちの上を舐めるように這った。
体操用マットの上で四肢を投げ出し
髪は乱れ制服は乱れスカートは捲れ上がり
太腿は愛液で濡れそぼっている二人の少女。
その惨状を見て近藤の喉仏がゴクリと上下した。
「……マジかよ。なにこれエロすぎんだろ」
彼の手が自分の股間に伸びた。
ズボンの上からでも分かるほど隆起した異物。
それを躊躇なく掴み上げると近藤はズボンのチャックを下ろした。
パンッ♥️
弾けるように飛び出したのは天を衝くような凶器だった。
ギンギンに充血し怒張し血管が浮き出た肉棒。
亀頭は鈴口から先走り汁を滴らせて妖しく光っている。
見えない指に弄ばれて感度を高められた私の身体が反応してしまったのだ。
鼻孔をくすぐる男の匂いに子宮がきゅん♥️ と鳴る。
「……ちかづけないで」
私は這いずるように後退りした。
でも足腰は立たない。
見えない指に開発され尽くした私の身体はもう満足に動くことすらできないのだ。
近藤はそんな私を見て更に嗜虐的な笑みを深めた。
「逃げんなよ中村。お前俺のこと散々見下してたよな? 図書室でさ」
彼の記憶は正しい。
私は彼を見下していた。
半グレの走狗に成り下がった卑劣な男を軽蔑していた。
だが今その軽蔑は恐怖へと反転している。
「だからよぉ……お前がそんな無様な姿になってんのみてぇと思ってたんだよ」
近藤が私の足首を掴んだ。
大きくて熱くて汗ばんだ掌。
その感触が見えない指のそれと重なり背筋をゾクゾク♥️ と震わせる。
「ひっ♡ やめっ♡」
「うるせぇよ。見てみろよこのエロい体。乳首こんなに硬くなってやがる」
近藤のもう片方の手が私の胸を掴んだ。
ブラウス越しではなく直接。
いつの間にかボタンは外されていたのか彼の手は私のブラの中に潜り込み
硬く尖った乳首を摘まんだ。
「あぐっ♡♡」
電流が走った。
見えない指に開発され尽くした乳首は
実体のある男の手によって更なる快感を拾い上げてしまったのだ。
「へぇ……感じてんのかよ。図書室で本読んでるような顔してさ」
近藤が私を見下ろして嗤う。
その顔には純粋な悪意とそれ以上の興奮が張り付いていた。
「俺がお前を泣かせてやりたいって思ってたこと……知ってたか?」
彼は私の足を大きく開かせた。
スカートは腰まで捲れ上がり下着は既にずらされている。
秘所は見えない指によって愛液まみれになり
処女膜はまだ無事なれどその手前は開発され尽くして震えている。
「いい匂いだなぁ……」
近藤が顔を寄せ鼻を鳴らす。
彼の吐息が秘裂にかかり私は身体を縮めた。
「やっ♡ めっ♡ 近藤くん♡ やめっ♡」
「やめろじゃねぇだろ。ほら見ろよこれ」
彼は自分のチンポを掴み私の秘裂に押し当てた。
熱い。
硬い。
そして脈打っている。
見えない指とは違う圧倒的な質量を持った実体が
私の最も無防備な場所に触れたのだ。
「入れさせてくれよ中村。お前のここ……俺のものでいっぱいにしてやるよ」
近藤の腰が進んだ。
ズリュッ♥️
亀頭が秘裂を割り開き処女膜という最後の防壁へと到達する。
「いっ♡ 痛っ♡ 待っ♡ 待って♡♡」
「待てるかよ! お前みたいな生意気な女が俺に犯されるんだぞ! 最高だろ!」
近藤の歓喜の叫びと共に彼の腰が一気に沈み込んだ。
ズブブブブブッ♥️♥️♥️
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっっっ♡♡♡♡♡♡♡」
痛みなどなかった。
あるのは圧倒的な充足感だけだった。
見えない指によって広げられ潤され開発され尽くした私の膣内は
近藤の凶器をまるで最初からそこにあったかのように飲み込んでしまったのだ。
処女膜は一瞬で引き裂かれしかし出血すら伴わないほどに
私の身体は次なる侵入者を歓迎する準備を整えられていたのだ。
「あっ♡ あっ♡ あぁぁ♡♡ 入ってる♡ 近藤くんのが♡ 入ってるぅぅ♡♡」
「くっそぉ……きつっ……でもすげぇ気持ちいい……! 中村の中……最高だわ!」
近藤が腰を振り始めた。
見えない指とは違う荒々しく自己中心的なピストン。
子宮口という最深部を的確に狙い打つ童貞特有の拙さと
その熱量だけは溢れんばかりの勢いが同居した動き。
「あ♡ あ♡ そこ♡ そこだめ♡ 壊れちゃうぅぅ♡♡」
「壊してやるよ! お前みたいな生意気な女はこうやって壊すのがお似合いなんだよ!」
近藤の手が私の胸を掴み乳首を捏ね回す。
同時に見えない指もまだ私の中で蠢いている。
二重の責め苦だ。
実体のある男の手と見えない童貞の指。
二つの快感が私の中で合流し奔流となって子宮を打つ。
「あ♡ あぁ♡ 光輝♡ 光輝♡ ごめんなさい♡ 僕♡ 僕♡
他の男に♡ 犯されて♡ 気持ちよくなってるぅぅ♡♡」
懺悔だ。
でもその声には明らかに歓喜が含まれていた。
光輝くん以外の男に犯されることへの背徳的な興奮。
それが私の歪んだ愛をさらに歪めていく。
「ひっ♡ ぐっ♡ いく♡ これ♡ いくぅぅ♡♡」
「俺もっ……俺もイクぞ! 中村! 中に出すからな!」
「だめっ♡ 外っ♡ 外に出してぇぇ♡♡」
「うるせぇ! 受け取れよ! 俺の種!」
近藤が最奥へと叩き込んだ。
子宮口という小さな扉を押し開きその奥にある聖域へと先端をねじ込む。
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
弾けた。
近藤の肉棒が脈打ち大量の精液を私の子宮内に注ぎ込んだのだ。
熱い。
白濁した熱流が子宮という小さな袋を満たしていく。
「あっ♡ あぁっ♡ 出てるっ♡ お腹の中に♡ 近藤くんのが♡ いっぱい出てるぅぅ♡♡」
「くっそぉ……中村の中……最高だわ……」
近藤は私の中に精液を注ぎ込みながら未だ腰を振り続けている。
余韻など関係ないとばかりに子宮内を掻き回す動き。
「あ♡ あぁ♡ まだ♡ まだなのぉぉ♡♡」
私は近藤に抱かれながら見えない支配者の掌の上で跳ね続ける雌犬へと
完全に成り下がっていた。
「エリリン♡ エリリンも♡ 犯されてるのぉぉ♡♡」
隣で鈴が泣き叫んでいる。
彼女もまた見えない指によって開発され尽くし
近藤の蛮行を目の当たりにしながら共鳴する快感に溺れているのだ。
「あっ♡ ひゃぁっ♡ 鈴も♡ 鈴もイクぅぅ♡ イッちゃうぅぅ♡♡」
体育倉庫の中で二匹の雌犬が同時に絶頂した。
実体のある男と見えない支配者の二重責め苦によって
完全に飼い慣らされた家畜としての歓喜を叫びながら。
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