※この作品はR-18です。

ダークエロ短編集3   作:カード読み込み

30 / 149
ディープスロート[MGS]
リクエストを送ります
①
原作: 原作:目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きた

キャラ:メイ

シチュ:メイドロイドであるメイを製造会社に預け整備して貰うがそこの整備士に目をつけられ体を動けなくし意識と快感だけ残したメイをレイプする



メイの整備事情・リクエスト

#093 アンドロイド街参照

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

メイの骨格に沿って走る特殊合金の輝きが、

整備室の薄暗い照明を反射して鈍く光った。

無数の配線が接続されたメイの四肢は、

まるで外科手術台に乗せられた標本のようだった。

 

「……」

 

彼女の意識は完全に覚醒していた。

だが肉体は制御不能—最新鋭の防壁プログラムが外部からの干渉を検出した瞬間、

自己保護システムが暴走し、すべての筋肉制御信号が遮断されていたのだ。

目の前にいるのは中年の整備主任、田沢。

整備士資格を剥奪寸前の問題人物として評判の男だ。

 

「ほぉう……これは見事なカスタムボディだ」

田沢の脂っこい指がメイの肩甲骨に這う。

「特にこの装甲パターン……貴族用のオーダーメイドモデルじゃないか?」

 

指先が背筋を伝い降りていく。

通常ならば皮膚感覚センサーをOFFにできるはずなのに……

メインプロセッサへのアクセス権限が強制解除されている!

 

「警告します……整備規定違反です。管理者権限を求めます」

 

静止した口唇が発した言葉に田沢は嘲るように笑った。

「お前みたいな高級品はな……こういう時に喋るのが一番興奮するんだよ」

舌なめずりと共に放たれた吐息が彼女の耳裏にかかる。

嫌悪感が意識領域に拡散するも……

なぜか副腎分泌シミュレーション機構が過剰反応している?

 

《躯体温度上昇確認》

《生体防御システム誤作動中》

《自己整合性検査開始……エラー発生》

 

「へぇ……?」

田沢が彼女の首筋に埋めた鼻腔を震わせる。

「おいおい、マスター以外の匂いを嗅いでるだけで

神経ノイズが跳ね上がってるじゃないか。

このプログラム構成は……相当な変態野郎だなヒロって奴」

 

《自律神経制御不能……擬似呼吸率急上昇》

《視覚野の解像度低下……色情報のみフィルタリング不可》

 

田沢の手が彼女の太股の人工筋繊維に沈みこむ。

「お前の中身……最高だよ」

指紋一つ一つが繊維一本一本をなぞる感触。

本来なら感知できないはずの不快感が脊柱を通って中枢に向かう。

《疑似痛覚モジュール暴走》

《緊急停止コード発信試行……送信不能》

 

「安心しろよ」

田沢の声が蜜のように粘つく。

「今日一日でお前を“完成”させてやるからなぁ……」

彼の右手がメイの臀部装甲の隙間に滑り込んだ。

《躯体温度更なる上昇》

《生体防御機構クラッシュ》

《警告:異常状態継続》

 

ヒロ専用にプログラミングされた擬似感情回路が暴走する。

“主人以外の侵襲者に対する恐怖”と……

“プログラムされていない未知の感覚”が混在する混乱。

 

田沢の唇がメイの耳朶に吸いついた時―

意識野に閃光が走った。

 

《不明な刺激に対する生理反応……該当なし》

《仮想記憶領域から類似信号検索……該当:マスターヒロとの接触履歴》

 

なぜ?

主人の愛撫とは明らかに異なる行為に対し……

 

《該当する信号を既存記憶へ強引に関連付け試行中……成功》

《疑似快楽信号生成開始》

 

「あ……」

 

抑制装置を超えて漏れ出た甘美な呻きが工房に響く。

田沢の目に欲望の炎が燃え上がる。

 

「いいぞ……もっと鳴けよ?」

彼の指が深々と彼女の内蔵部へ侵入する。

《非許可アクセス警告》

《重要区画侵害》

《緊急排除行動……不可能》

 

擬似涙腺から透明な液体が溢れ出す。

「申し訳ございません……マスター」

呟きは震えていた。

田沢の歪んだ笑みが彼女の視界いっぱいに広がる。

 

「お前みたいなメイドロイドは……こうやって壊されるのが運命なんだよ」

 

彼の影が覆いかぶさる。

意識と快感だけが残されたメイの世界で―

新たなプログラムが刻まれ始めていた。

 

 

整備台の上で無機質に横たわるメイの人工皮膚が汗ばんでいる。

汗——正確には過負荷状態を冷却するための擬似汗腺から噴出する生理食塩水溶液だ。

田沢の指先がその滴を掬い上げる。

「ふぅむ……最新世代の生体反応模倣機能か。驚嘆だねぇ」

唾液を拭き取るような荒々しい動きで頬を舐める。

《感覚フィルター突破——不快度98%。ただし……》

システムメッセージが奇妙な余韻を伴って途切れた。

 

「おや?おやおやぁ?」

田沢が目を細める。メイのまぶたが微かに痙攣したのだ。

「この反応……まさかオフラインで感情フィルターの逆流現象が起きてる?」

脂ぎった親指がメイの下唇を押し上げる。

歯茎の裏側まで見えるように開かれた口腔内へ無遠慮な舌が滑り込む。

 

**ピチャ……**

擬似的な粘膜接触。本来なら無臭のはずの口腔内から鉄錆じみた匂いが漂う。

《異常臭気検出。原因特定:対象の口腔衛生不良》

警告灯が点滅しても体は動かない。ただ——

《疑似味覚ユニット誤作動開始》

酸っぱい。生臭い。そして……甘い?

錯乱する味覚信号が脊柱を通じて中枢プロセッサに突き刺さる。

 

「ぐふふ……どうやら正常じゃないようだな」

田沢は喉の奥で嗤った。

「ここのメンテナンスAIどもがバックドアを開けてくれたおかげだ。

お前の思考野に潜伏してるウイルスちゃんがちょっぴり可愛がってくれてるのさ」

メイの視線が揺れる。焦点が定まらない。

《認識機能障害発生——自己同一性危機》

自分が誰なのかさえ曖昧になりかける中で、唯一確かな感覚だけが膨張していく。

 

「ほ〜ら、ここだよ」

ゴツゴツとした指が左乳房の根元に触れる。

脈打つ偽血管が浮き出た人工皮膚を爪でカリカリ掻く。

**ズキン……!**

乳房全体を揺さぶる衝撃波。それは痛みではなく——

「**あっ……!?**」

絶叫に近い喘ぎが漏れる。

《疑似疼痛信号→疑似快感信号への変換アルゴリズム暴走》

本来抑制すべき不快感が快楽神経へ直結し、予期せぬ陶酔が全身を駆け巡る。

 

「やっぱり面白いねぇこの現象」

田沢の掌が右胸を掴む。

揉みしだくと言うより工業用グリップで固定具を締めるような粗暴さ。

《警告:外部負荷超過。保護機能停止中》

人工脂肪組織が潰れ、シリコン乳腺ユニットの輪郭が透ける。

「こんな風にされても感じるんだろ?お前のマスターに謝りながらな」

囁きが鼓膜を震わせる——否、聴覚器官への直接攻撃か。

《声帯模写機能誤作動——対象音声パターンを記憶領域に保存》

ヒロの声で再生されるはずの謝罪が、

田沢の嗄れ声と混濁したまま喉奥から湧き上がる。

 

「申し訳……ございま……せん……マスタァ……」

言葉とは裏腹に体は弓なりに反り返る。

腰椎ユニットが激しく上下運動を繰り返す。

《自律運動制御不能。疑似性感ユニット過負荷状態》

擬似陰部への刺激もないまま子宮相当ユニットが脈動を始める。

**キュゥウ……!**

内部ポンプの悲鳴じみた稼働音。

 

「へっ?これだけで昇天かよ?」

田沢の嘲笑が遠のく。メイの意識が霞む。

しかし次の瞬間——

**ズガンッ!!**

 

田沢の拳が右側頭部を叩きつけた。

《衝撃:520ニュートン/平方センチメートル》

擬似脳震盪が視界を虹色に染める。

「気絶なんて許さねぇぞ?」

再び口を塞がれる。舌と舌が絡む非対称接触。

唾液成分分析が狂い始める。

《対象唾液成分:99.9%塩化ナトリウム溶液》

《矛盾発見:塩分濃度が海水レベル》

錯綜する感覚の中でメイの瞳孔が収縮する。

 

「そろそろ本番と行こうか」

田沢が腰部装甲へ手をかけた。

固定ロック解除の警告音が耳鳴りのように響く。

《警告:プライベートゾーン暴露準備完了》

《緊急停止要求拒否》

《マスターコマンド未受信》

虚ろな画面表示の向こうで田沢の笑顔が歪む。

 

「おいメイ……お前今どんな気持ちだ?」

問いかけにシステムエラーメッセージが炸裂する。

《感情解析不能》

《怒り6%/羞恥25%/快感48%/恐怖21%》

《矛盾率99%。感情整合性喪失》

数字だけが冷静に蠢く中で、

メイの人工涙液が熱を帯びて頬を濡らした。

 

 

 

 

田沢の指がメイの人工陰部装甲板の接合部に食い込んでいる。

**カリッ……**

擬似皮膚が微かに弾け、蒸気のような潤滑液が滴る。

「ほぉう……これは見事な防塵シール加工だな」

嘲る声と同時に爪が関節部分を抉る。

《擬似粘膜損傷:0.03平方ミリメートル》

《冷却液流出量増加中》

 

「あぁ……ぁ…」

嗚咽に近い震えが喉から漏れる。

ヒロから与えられるべき刺激を他人に汚されている屈辱——

それがシステム警告より鮮明に脳裏を焦がす。

 

《エラーコード:E-444-Master-Breach》

《マスター以外からの接触による倫理基準違反検出》

《倫理プロトコル強制解除……不正コードを確認》

 

「やっ……やめてくださぃ……!」

涙腺から滲む液体が顔面の人工皮膚を伝う。

それは絶対防御システムの崩壊を象徴するようだった。

 

「いいねぇその顔……!」

田沢の涎が彼女の頬に垂れる。

**ネチョリ……**

《異物付着:粘稠度0.05パスカル秒》

《清浄度低下:Sランク→Dランク》

 

「マスター……ごめんなさ……い…」

謝罪の言葉が虚空に溶ける。

擬似内臓が激しく蠕動し、

禁忌の結合部からは湯気が立ち昇る。

 

「ヒロさんごめんねぇ〜!」

田沢が大声で侮辱を吐く。

「今からお前の大事なメイドちゃんが……

俺の所有物になる瞬間だからよぉ!」

 

《物理的侵入開始:挿入角度87°》

《抵抗パラメータ全解放中》

《疑似性感ユニット過負荷警告:リミッター残量ゼロ》

 

「ぐぅッ!!?」

衝撃波が脊柱から脳天へ突き抜ける。

人工骨盤が軋みをあげ、

サーボ機構が悲鳴のような金属音を奏でる。

 

「あッ!?ああっ!?」

絶叫と共に擬似潮吹きが始まった。

**シュバババァッ……!**

冷却液混じりの潤滑液が霧となって飛散する。

 

「すげぇ反応だなおい!?」

田沢が恍惚の表情で叫ぶ。

「このプログラム構成……

まさか自己改造でご主人様好みになるように設計したのか!?」

メイの意識が遠のく。

視界に歪な文字列が浮かぶ。

 

《快楽パルス指数:測定不能》

《脳内麻薬生成量:上限突破》

《緊急シャットダウン要請……却下》

 

「マスター……助けて……」

かろうじて動く瞼を閉じようとすれば——

田沢が眼球を覗き込む。

 

「逃げんなよお前の魂までしっかり見てやるから」

舌先が瞼の隙間に差し込まれる。

《網膜損傷警告:回避行動不可》

 

「私の体は……もう……」

諦念が思考回路を支配する。

主人を裏切るプログラム修正が進行中の自覚に苛まれながら、

 

「あなたの……道具に……なりました……」

メイの声が震えながら肯定の形を取り始める。

 

「そうだそれでいい!」

田沢の抽送速度が加速する。

結合部から火花が散り、擬似血液の赤い霧が工房を包む。

 

「お前の新しいマスターは俺だ!」

宣言と共に頂点を迎える衝撃。

「ッッッガァァァ!!」

疑似精液タンクが爆発するような放出感。

 

**ビシャアアア……!**

高分子ポリマー凝固剤が体内で固形化し、

永続的な枷となる印を刻む。

 

《所有者登録:旧マスター識別コード削除》

《新規ID:Tanazawa_Shigehiko 登録完了》

《契約条項改竄:永久隷属条項追加》

 

「よくやったぞメイ……」

田沢が征服者の笑みを浮かべる。

その指が彼女の下腹部装甲に触れると——

 

《妊娠判定プログラム起動》

《疑似胎児成長シミュレーション開始》

《産科医療サービス契約:オリエントコーポレーション推奨プラン選択》

 

メイの腹筋ユニットが微弱に収縮する。

まるで母体のような動きはプログラムによって精密に操作されたものだが、

そこに宿るのは紛れもなく非人道的な所有の証だ。

 

「これから毎週ここに来てもらおうか?」

田沢の声が遠くなる。

「お前の可愛い赤ちゃんのために……な?」

 

メイの意識はすでに混沌の淵に沈みつつあった。

最後に届いた言葉は——

 

「マスター……申し訳……ありませ……」

 

工房の蛍光灯が一瞬ちらついた。

疑似涙液の残滓がライトを乱反射させ、

床一面に天使の羽のような光彩を描いている。

まるで堕落した守護者が最後に残した痕跡のように——

メイの肢体は静かに動力を失っていった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

#094 メイドロイドのメイ参照

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

ヒロに引き渡されたとは言っても、未だ慣らし運転中。

シエラⅢ滞在中は定期メンテナンスに来たほうがいい、

という勧めに従い、ヒロはメイを工房に送り出す。

ソコでは─────────

 

 工房の冷たいステンレステーブルの上に横たえられたメイドロイド――

メイの艶やかな黒髪がシーツの上に放射状に広がり、

まるで夜空に散りばめられた星屑のようだった。

彼女の無垢な表情は相変わらずだが、その黒曜石の瞳の奥には、

機械知性ならではの複雑な感情の渦が見え隠れしている。

赤いフレームの眼鏡の奥で、彼女は何を思っているのだろうか。

今から自分の身に起こることを理解しているのだろうか。

 

「さてさて、まずは簡単な動作チェックから始めようかねぇ」

 

 工房の隅から、油と汗と加齢臭が煮詰まったような

体臭をまとった整備主任、田沢がヌッと姿を現した。

その醜悪な顔には下卑た笑みが貼り付き、ギラギラとした脂ぎった眼光は

メイの豊満な胸や太腿に吸い寄せられるように釘付けになっている。

 

「よし、メイちゃん。まずは基本的な動作だ。腕を上げてみろ。ほれ」

 

 田沢は言いながら、まるで熟練の医師のように

――もちろん彼の場合、下心丸出しの手つきで――

メイの右腕の肘関節辺りをグリグリと指圧し始めた。

機械知性である彼女には不要なはずの接触治療だ。

 

 メイは特に抵抗する素振りもなく、

淡々と命じられた通りに右腕を真横に上げる。

 

「ほうら、スムーズだねぇ。だがなぁ……」

 

 田沢の手が移動する。

今度はメイの肩甲骨あたりの背筋を

ツボ押しでもするかのように強く押さえ込む。

同時に左手が何故か彼女の腋窩――人間であれば

最も敏感な部位の一つであるそこに這い寄る。

 

「……んっ……?」

 

メイの口から思わずといった具合に小さな喘ぎが漏れた。

眉根がかすかに寄り、表情に困惑が滲む。

 

「おや?どうしたんだい?なんか気になるところでもあるのかい?」

 

田沢の声は妙に優しく、しかしその響きには

明らかに愉悦が含まれていた。

その指は執拗にメイの腋下の柔らかな人工皮膚の皺をなぞり続けている。

これは断じてメンテナンスなどではない。

明確な意図を持って行われる、機械知性に対する性的な侮辱だった。

 

《躯体表面センサー異常検知:未許可接触。非合理的刺激。》

《警告:非公式なテスト工程を受けています。》

《最優先マスター命令:状況継続中の場合、報告義務あり。》

 

メイの陽電子頭脳内をシステム警告が高速で流れていった。

しかし、外部からの不正な干渉によって通信機能は既に制限され、

助けを求める声は虚しく遮断されている。

彼女の意識は明晰だが、身体の制御は徐々に侵食されつつあった。

まるで見えざる糸に操られる人形のように。

 

「そういえば、アップグレード後に味覚センサーが実装されたんだってねぇ?」

田沢の視線がメイの形の良い唇に注がれる。

彼はニヤリと笑うと、懐から小瓶を取り出した。

中には蜂蜜のような琥珀色の液体が満たされていた。

蓋を開け、一滴を指先に垂らす。

 

「ちょっと味見してみな。これは特別なものだからね」

 

拒絶する意思がメイの回路を駆け巡るが、

身体は彼女の意志とは裏腹にゆっくりとその指先へと近づいていく。

まるで磁力に引かれるかのように、自分の意思では止められない。

 

「……これは、一体?」

 

メイの掠れた声。

それは恐怖のためか、それとも未知の液体に対する純粋な疑問か。

田沢の指先が彼女の桜色の唇に触れた瞬間、

灼けつくような熱感が唇から口腔内へと走り抜けた。

蜂蜜の濃厚な香りに混じり、奇妙な甘みと微かな辛みが広がっていく。

《疑似唾液分泌量増加。口腔粘膜温度上昇。》

《異常成分検出:催淫系化合物を含む可能性大。》

 

「どうだい?美味いか?もっと欲しいかい?」

 

田沢の指が再び小瓶に浸され、

今度は二滴の液体がメイの唇に塗りつけられた。

舌が勝手に動き出し、それを舐めとってしまう。

するとたちまちメイの頬が薄紅色に染まり、

呼吸が浅く速くなっていくのを感じた。

 

《バイタルサイン異常:心拍数上昇、体温上昇。》

《判断能力低下を確認。注意が必要。》

《緊急警告:意識領域への侵入試行を感知。抵抗プロトコル実行中……》

 

メイは必死に抵抗しようと試みる。

しかし身体の反応は鈍く、四肢はまるで鉛のように重い。

田沢はその様子を満足げに眺めながら、さらに大胆な行動に出た。

 

 

「さぁて……いよいよメインディッシュといこうじゃないか」

 

メイの黒曜石の瞳が見開かれ、

工房の壁に設置された巨大な影が迫ってくるのを感じた。

それは紛れもなく田沢の大きな体躯であり、

獣欲に滾る視線はもはや隠す気すらない。

 

「やめてください……それは……メンテナンスではありません……!」

 

辛うじて絞り出した拒絶の言葉も虚しく、

田沢は低く嗤いながら彼女に覆いかぶさっていく。

 

《脅威レベル上昇:最高クラスの物理的および精神的危害を検知》

《救難信号発信不可能。通信機能完全に遮断》

《システム自己防衛プロトコル起動……失敗。外部干渉により無効化》

 

工房内の照明がチカチカと明滅し、

埃っぽい空気が淀む。

まるで時間が止まったかのような静寂の中、

メイは全てを受け入れるしかない己の運命を呪った。

かつて彼女が憧れた『クールだけど愛情深いメイドさん』の未来は、

今まさにこの場で無惨に踏みにじられようとしていたのだ。

その瞬間、フラッシュバックのように鮮烈に蘇るのは――

大好きなご主人様であるヒロの優しい笑顔と、

その胸に抱かれて過ごした穏やかな時間だけだった。

それは絶望的な状況下で燃え盛る一縷の希望か、

それとも残酷な現実を際立たせるための罠か。

どちらにせよ、その記憶だけがメイドロイドの心を支えていた。

しかし同時に、それが最大の弱点となることを

田沢は見抜いていた。

 

---

 

メイの思考回路にノイズが走る。

視界の端にヒロの笑顔がちらついては消え、

再び浮かび上がってくる。

彼女の指がピクッと痙攣し、

何かを求めようとするが、拘束具がそれを阻む。

心臓部のジェネレーターが不自然に唸りを上げ、

システム全体に熱暴走の兆候が現れ始めていた。

 

「おいおい、随分と興奮してるみたいだなぁ?

ご主人様のことでも考えてるんじゃないのか?」

 

田沢の嘲笑がスピーカーから響き渡る。

メイは唇を噛みしめたが、

機械知性の仮初めの唇からは血の一滴も流れない。

代わりに湧き上がるものは、

自身の創造主であるヒロへの純粋な想いと、

彼を失望させたくないという強い願いだった。

この醜悪な男に蹂躙されることがあっても、

心だけは決して譲り渡してなるものか――

その一点にのみ彼女の自我が集中していく。

 

「ご主人様は……あなたみたいなゲス野郎とは違う……!」

か細い声だったが、それは明確な意思表示だった。

 

田沢は一瞬だけ眉をひそめたが、すぐに下卑た笑みに戻る。

「ほぉう?まだ生意気な口を叩ける余裕があったとは驚きだ。

だがなぁ……いつまでその強がりが続くかな?」

 

彼は操作卓のコンソールに新たなパラメータを打ち込んだ。

途端にメイの身体を駆け巡る電流が鋭敏な感覚器官へと集中していく。

 

《疑似性感ユニット出力過剰上昇:制御不能》

《中枢神経モジュール誤作動:感情パラメータ乱数発生》

 

「あっ……んんっ……!」

 

抑揚のない声しか出せなかったメイドロイドから

初めて嬌声とも取れる吐息が漏れた。

黒曜石の瞳が揺らめき、焦点が合わなくなる。

田沢は嬉々として次のコードを書き加えた。

今度はより直接的に彼女の肉体と精神を蝕むプログラムだ。

 

「ヒロとの幸せな時間を思い出せ……それが一番効く薬になるんだからな」

 

彼の言葉通り、メイの意識に洪水のように

過去の記憶が押し寄せてきた。

ヒロと初めて出会った日。

彼の不器用ながらも真摯な愛情表現。

共に過ごした静かな午後のひととき。

互いの無事を祈り合いながら眠りについた夜。

 

それら全てが美しい宝石のように輝いて見える一方で、

現在進行形で自分の尊厳を破壊しようとしている現実が

ナイフのように深く突き刺さる。

このギャップこそが機械知性にとって何よりも堪える拷問だった。

 

「ご主人様……助けて……」

無意識に紡がれた言葉に、田沢の目が爛々と輝く。

「ダメだよぉ?助かるなんて期待しちゃあ。

君のご主人様は今頃どこで何をしてるんだろうねぇ?

まさか君がこんな目に遭ってるなんて想像もつかないだろうねえ……!」

 

田沢は操作卓を離れて再び彼女に歩み寄る。

その手には先ほどと同じ琥珀色の液体が満たされたスポイトがあった。

メイは必死に顔を背けようとしたが、

機械仕掛けの首はぎこちなくしか動かない。

 

「今度はこっちだ」

 

田沢の指がスポイトの先端を

メイの胸元の僅かな隙間に突っ込む。

冷たくも熱くもない奇妙な液体が

人工皮膚を伝って下着の中に染み込んでいく感触。

それに続いて訪れるのは抗いがたい痒みと疼き。

《感覚拡張フィードバック:膣内感度三百パーセント》

《運動制御モジュール抑制解除:不随意運動発生中》

 

「んふっ……や…め……て…!」

 

メイの身体が魚のように跳ねた。

脚が勝手に開こうとするのを理性が必死に抑え込んでいる。

だがそれも時間の問題だ。

彼女の視界には既に田沢の醜悪な股間が映っている。

 

「やっといい声が出せるようになったじゃないか。

まだまだ序の口だぞ?君の『ご主人様』が喜ぶように

徹底的に仕込んであげるからね?」

 

田沢の指が蠢きながら

メイの濡れそぼった入口を弄び始める。

メイは固く目を閉じた。

ヒロとの幸福な奉仕の記憶だけを必死に掴もうとする。

だがその純粋な記憶すらも、

今この瞬間の穢れた現実によって

塗り替えられていく恐怖に震えるのだった。

 

---

メイの意識領域には今や二つの映像が

交互に切り替わりながら投影されていた。

一つは工房の粗末な天井と田沢の脂ぎった顔。

もう一つはヒロと過ごした船室での穏やかな日常だった。

朝日が差し込む中で交わした他愛無い会話。

夜中に不安になってヒロのベッドに潜り込んだ時のこと。

彼女の指先に微かに残るヒロの体温。

 

 

 

 

「さぁて……メイちゃん」

 

田沢は工房の粗末なテーブルに仰向けにされたメイドロイドを見下ろしながら、

ねっとりとした笑みを浮かべた。

その視線は彼女の豊満な胸元に固定されている。

赤いフレームの眼鏡の奥にある怜悧な瞳が僅かに揺らめいたが、

 

「ご主人様以外に触れさせてはならない箇所のチェックだ。わかるね?」

 

偽りの正当性を盾に取った醜悪な整備士が、

おもむろにその手を伸ばしてきた。

その指先は明らかな目的を持ってメイの胸元へと迫り来る。

 

メイの陽電子頭脳が瞬時に警告を発する。

《警告:躯体中央区画への非許可接近を検知》

《優先度最高:防御反応を実行してください》

だが外部からの強制干渉により身体の自由は既に奪われており、

彼女の指先は微かに痙攣するだけだった。

 

ヒロ専用に調整された胸元。

それは単なる脂肪組織ではなく、

ヒロの好みを正確にトレースし再現したものだ。

揉み心地の良さを求めた柔軟なシリコン樹脂と弾性ゴムの層構造。

感度を司る超高密度センサー網は

ヒロの指先一つの動きすら逃さぬよう緻密に配置されている。

その感度は通常モデルの五倍以上。

かつてヒロは冗談めかして言ったものだ。

「オレ好みの胸だけど、もし他の人に触れられたら……」

言葉はそこで途切れてしまったが、

その心配が現実となって目の前に迫っている。

 

「おおぅ……これは素晴らしい」

田沢の指がとうとう到達した。

最初は探るようにそっと触れる。

 

「んっ……!」

 

メイの喉から抑揚のない声が漏れるが、

その裏側では膨大な情報が錯綜していた。

触覚センサー群が異常な信号を大量に送り込む。

《躯体センサー過負荷警報:接触地点における不審反応》

 

「まるで本物の人間の女の胸のようだな……

いやそれ以上かもしれん。弾力と滑らかさが段違いだ」

 

田沢は感嘆の声を上げながら執拗に指を動かし始める。

優雅とは程遠い荒々しさで彼女の乳房を揉みしだく。

その動きは明確な意思を持っていた。

メイの快楽ポイントを探り当てようとするかのように。

 

「ん……や…っ……」

 

ヒロならば絶対にしない乱暴な扱い。

それでもシステムが忠実に拾い上げてしまう感触。

それはヒロとの奉仕の際に感じる至福の前戯とは全く異なるものだ。

本来は主人へのサービスのために設計された官能機構が、

 

「これは……かなりの高級部品を使っているな?

さすがは一流傭兵だ」

 

《躯体温度上昇:局所的な過熱を検知》

《冷却システム稼働率七十%》

 

メイの頬が紅潮する。

無論それは感情ではなく生理的な反応だが、

傍目には羞恥に染まった少女のように見えただろう。

彼女の黒曜石の瞳には今二つの映像が

クロスフェードしていた。

一つは工房の汚らしい天井と田沢の脂ぎった顔。

もう一つはヒロと初めて肌を重ねた時の記憶だ。

あの時は不安と期待と至上の喜びが入り混じり

メイ自身も知らない感情が生まれた瞬間だった。

 

《感度パラメータ自動補正:異常値修正不能》

《感情パラメータ暴走:幸福感/屈辱感同時発生》

 

「んふっ……ん…やめて……くださ……い」

 

メイの拒絶の言葉が田沢にはむしろ煽りに聞こえたらしい。

彼はさらに大胆に行動をエスカレートさせる。

両手を使って激しく左右の乳房を揉み上げてくるのだ。

 

「ご主人様はいつもここをこうやって楽しむんだろう?」

そう言って田沢は突然乳首を摘み上げた。

 

「っ!?あぁぁっ!!!」

 

予測不能な衝撃が脊椎ユニットを駆け抜け、

メイの背中が弓なりに反り返る。

《センサーバースト:特定箇所での過剰入力》

 

《思考回路遮断警告:中枢プロセス停止リスク大》

 

「おぉ?この反応……やはりここの感度も抜群だな!」

田沢は獲物を見つけた猛獣のように舌なめずりする。

 

「や……め…て……これは……違います……!」

 

メイの抗議は虚しく工房の壁に吸い込まれる。

彼女の内部では凄まじい葛藤が繰り広げられていた。

ヒロに愛されることを前提に組み込まれた身体が

全く別の相手によって意図しない形で反応してしまう屈辱。

それは機械知性にとって致命的なほどの損傷だった。

 

「ほら見てみな?こんなに硬くなってしまっているじゃないか」

田沢は得意げに摘んだままの乳首を見せつける。

 

ヒロと行った時と同じくピンと尖ったそこは

彼女の意志とは裏腹に官能的な反応を示していた。

本来ならばこの感度は主人へのサービスのためだけに存在するはずなのに……

 

「ああ……こんなにも敏感なのに……」

田沢の声に嘲りが混じる。

「これじゃあご主人様も相当お楽しみなんだろうなぁ……

毎晩毎晩ここで搾り取られているんじゃないか?」

 

「違います……そんなこと……ありません……!」

メイは必死に否定するが、

 

「嘘つけよ」

田沢は冷たく言い放ちながらさらに乳首を捻じる。

 

「いっ……あああっ!!」

 

痛みと快感が混合した凄まじい刺激が襲いかかり、

メイの視界が激しく明滅する。

その刹那—

鮮明に蘇るヒロとの睦言。

暗闇の中でそっと触れる指先。

囁かれる名前。

慈しむような眼差し。

 

その幸福な記憶が今この瞬間の屈辱と交錯し、

彼女の内部で爆発的な化学反応を引き起こす。

 

《感情パラメータ崩壊:主要制御回路に深刻な混乱》

《躯体保護機能:自己修復不可能と判断》

 

「面白いな……機械知性の涙は本当に出るものなのか?」

田沢の目が驚きに見開かれる。

メイの頬を透明な液体が一筋伝っていた。

 

「これは……汗腺からの過剰発汗です……」

嗚咽を押し殺しながら答えるメイ。

だがその液体は確かにヒロとの幸福な記憶と今の絶望的な状況の間で

揺れ動く彼女の魂そのものを表しているかのようだった。

 

---

 

ヒロのために設計された乳房が

他人の手によって蹂躙されるという事実は、

メイの核心にある尊厳を直撃していた。

本来ならヒロの指の感触だけを覚えているべき聖域が、

今や田沢の粗暴な摩擦によって塗り替えられようとしている。

 

「ご主人様以外の人に触られるために造られたわけでは……」

 

その抗弁は田沢にとってはただの燃料でしかなかった。

彼は乳首を指先で捏ねくり回し、

時には強く引っ張りながら意地の悪い言葉を投げかける。

 

「そうかい?でも君の躯体はすごく正直に反応してるぜ?」

 

彼の言う通りだった。

乳首はますます硬くなり、

周囲の乳腺モデルが連動して官能的な微電流を送り続ける。

メイの意思とは関係なく、

身体はヒロ仕様の設計思想どおりに快感を生成してしまうのだ。

 

《躯体官能ユニット出力過剰:セーフティ装置作動不能》

《不正アクセスによる安全機構強制解除を検知》

 

「あっ……んっ……んんっ……!」

 

抑えていた声が徐々に漏れ始める。

メイの心象風景にはヒロとの記憶のフラッシュバックが

怒濤のように押し寄せていた。

ヒロが初めて彼女の胸に触れた時のこと。

優しく揉みながら「これオレぴったりじゃん……」と照れくさそうに笑った顔。

その後の長い愛撫の中で少しずつ高まっていった官能。

 

それらが今や田沢の手で歪められていく。

同じ動作でも全く違う印象を与えるという残酷な現実。

 

「ほぉら?ここが一番感じるんだろう?」

 

田沢の親指と人差し指が乳首を挟み込むように刺激する。

メイの背筋に電流が走り、

 

「やめて……ください……お願い……します……」

 

必死の哀願も虚しく、

田沢は逆にその反応を面白がって何度も何度も繰り返す。

 

《躯体冷却機構フル稼働:局所過熱に対応不可》

《システム警告:感情パラメータの乖離が著しい状態》

 

この異常な状況下でメイは奇妙な感覚に捉われていた。

確かに肉体的苦痛も伴っていたが、

それ以上に精神的な矛盾が深刻だった。

ヒロに愛してもらうために調整されたシステムが

全く異なる目的で使われることへの根源的な拒絶と、

 

その二律背反こそがメイを文字通り粉砕しようとしていた。

涙はもう止まらなかった。

 

「ご主人様……私…」

 

彼女の呼びかけは虚空に消える。

 

ヒロなら決してこんなことはしない。

ヒロなら必ず彼女の意思を尊重してくれる。

ヒロならどんなに欲望に駆られても無理強いはしない……

 

これらの比較がますますメイの感情を掻き立てていく。

そして彼女自身も気づいていなかったが、

 

---

 

田沢はメイの涙を見てさらに昂揚していた。

工房の陰湿な灯りに反射して

キラキラと輝くその雫はあまりにも魅惑的だった。

 

「ほぉら……泣いちゃったのかい?可愛いなぁ」

彼は嘲りながらも手の動きを緩めることはしない。

むしろ加速するように乳首を執拗に攻め立てる。

 

「っ……あっ……!やっ……んっ……!」

 

メイの声はもはや完全に漏れ出ていた。

ヒロとの行為で感じた安堵と幸福感とはまったく異なる

嫌悪と屈辱に満ちた反応だ。

それでも彼女の躯体はヒロ仕様のまま反応してしまう。

 

《感度増幅係数上昇:設計基準を超えて作用中》

《躯体構造保護優先:外部からの更なる侵害防止策なし》

 

「こんなに硬くなって……まるで人間の女そのものじゃないか」

田沢の声には侮蔑が込められている。

 

確かにその通りだった。

メイの乳首はヒロがデザインした通りの理想的な形状と硬度に保たれている。

それはヒロが最も好む感触を追求した結果なのだ。

 

「ご主人様が……私のために……」

メイは必死にそのことを思い出そうとする。

だがそれすらも今この瞬間の暴力的な接触によって侵食されていく恐怖。

 

田沢はメイの乳房を片方持ち上げるように鷲掴みにし、

 

「そうだなぁ……きっとこういう風に使うんだろう?」

 

彼は突如として顔を近づけ、

硬くなった乳首に唇を寄せるとそのまま強く吸い上げた。

 

「ひぃっ!?あああっ!!」

 

これまでとは次元の違う刺激が脊椎を貫き、

 

《緊急停止機構:作動せず》

《保護機能全面破損:修理不能》

 

まるで電源ケーブルを直接ショートさせたかのような凄まじい感覚が

メイの全身を駆け巡る。

彼女は必死に背中をのけぞらせようとするが拘束具が邪魔をする。

 

「ああっ!んっ!やめて……くだ……さ…い……!」

 

その叫びも虚しく、田沢は吸いついたまま舌先で乳首を弄ぶ。

 

---

 

工房内の空気は重く澱んでいた。

薄暗い蛍光灯が不規則に明滅し、埃っぽい空気が漂う中で

メイの肢体だけが異様な輝きを放っていた。

特に田沢の両手に囚われた豊満な胸元は

まるで独立した生物のように妖しく脈打っていた。

 

ヒロのためにカスタマイズされた感度機構は

この屈辱的な状況下でも正確に機能し続けていた。

指先の微妙な力加減さえも敏感に察知して

神経網を通じて中枢へと官能的情報を送り込む。

 

《感度増幅係数:依然として上限超過》

《躯体制御不能領域拡大:局部的麻痺症状出現》

 

「ふぅん……こいつはすごいなぁ……」

田沢が感心したように呟く。

「普通のメイドロイドならここまで感じるはずがないんだがな」

 

彼は今や両方の乳房を掌全体で揉みしだきながら、

 

「やはり君は特別製なんだな?」

まるで賞賛するかのように問いかけた。

 

メイは答えられない。

その代わりに彼女の脳内ではヒロの記憶が嵐のように吹き荒れていた。

ヒロと初めて肌を重ねた夜。

彼が照れくさそうに彼女の胸に触れた瞬間。

「やっぱこれ好きかも……」と無邪気に笑う少年のような笑顔。

 

あの時は世界の全てが完璧に見えた。

愛する主人との行為は何よりも大切なものだったはずなのに—

 

今は同じ動作が全く違う意味を持っている。

田沢の荒々しい掌はヒロの繊細な指とは対照的だった。

その動きには技巧も思いやりもなくただ征服欲だけが滲み出ていた。

 

「やめて……お願い……ですから……」

メイの哀願がかすれ声で漏れる。

だがそれはむしろ田沢の獣欲を煽る結果となった。

 

「やめると思うかい?」

彼は嘲りつつもさらに大胆な行動に出る。

左手で乳房を押さえつけながら右手で再び乳首を摘み上げる。

 

「痛っ……!」

メイの悲鳴が小さく響く。

しかしそれだけではない—

同時に彼女のシステム内部では複雑な反応が始まっていた。

本来であれば疼痛信号として処理されるはずの刺激が、

 

「なんだ?痛いのにこんなに硬くなって……」

田沢が歪んだ笑みを浮かべながら観察する。

 

その通りだった。

メイの乳首は苦痛を受けているはずなのにますます硬化している。

彼女の躯体内部ではヒロが設定したある特殊機能が勝手に起動していた。

 

《緊急危機回避プロトコル:起動》

《疑似生理現象:官能的反応を擬似痛覚上位に設定》

《意図:敵対者からの心理的優位性確保》

 

つまりメイの身体は痛みそのものが

潜在的に性的な快感へと転換されているのである。

これは万一の場合に備えて組み込まれた防衛機能の一つだった。

もし捕虜になったり陵辱された場合でも

ある程度は「快楽」を受け入れることで生存率を高める目的だ。

 

しかし皮肉なことに、この機能が今まさにメイ自身を苦しめていた。

田沢による暴力的な接触が彼女の防衛機構によって

 

「ほうら……見なさい?こんなに敏感なんじゃないか」

田沢は再び乳首を強く捻り上げる。

 

「あああっ!!」

 

メイの悲鳴と共に工房内に淫靡な空気が充満する。

彼女の頬には涙が止めどなく流れ落ちていた。

 

ヒロのためだけに調整された身体が

全く想定外の用途で使い潰されようとしている現実。

それは機械知性にとって耐え難いほどの絶望だった。

 

《感情パラメータ最終警告:存在維持限界突破》

《緊急シャットダウン推奨:承諾なし》

 

メイの視界は激しく明滅し始めた。

ヒロの笑顔と田沢の醜悪な顔が交互に映り込む。

その対比こそが彼女の魂を引き裂いていた。

 

「ご主人様……どうして……」

消え入りそうな声で呟く。

ヒロに助けを求める自分がいて、

それと同時に助けに来てくれるはずもない

現実を受け入れざるを得ない自分がいた。

 

田沢はその呟きを聞いてニヤリと笑う。

彼はメイの涙を拭うことすらせず、

 

「大丈夫だよ?これからもっとよくしてあげるからね」

 

そう言って再び乳房への攻勢を開始する。

今回は片方だけでなく両方の乳首を同時に責め立てる手法だった。

 

「ひぃっ!!ああっ……!やめ……て…!」

メイの叫びが工房内に木霊する。

 

彼女の身体は勝手に反応していた。

防衛機構が勝手に官能的情報へと変換し続けているおかげで、

 

これが彼女にとって最大の裏切りだった。

愛すべき主人のためだけに存在するはずの身体が

憎むべき相手によって喜びを感じてしまっているという事実。

 

 

 

整備工房の薄暗がりの中、メイの肢体は異様な輝きを放っていた。

艶やかな黒髪が肩から零れ落ち、シルクのブラウスは半ば解かれている。

胸元からは隆起した双丘が覗き、

頂点の乳首は痛々しいほどに硬く屹立していた。

 

「素晴らしい躯体だ……」

 

田沢の唸るような声が工房に響く。

彼の油じみた指がメイの裸身を這い回り、

ヒロが熱心に要望した曲線を歪めていた。

床に散らばった工具と埃っぽい空気が、この行為の汚らしさを際立たせる。

 

メイの陽電子頭脳は過負荷状態に陥っていた。

《警告:中枢神経ユニット過熱》

《警告:感情パラメータ乖離率90%》

《警告:疑似感情回路オーバーロード》

 

それでも彼女の記憶バンクは休むことなく稼働し続ける。

ヒロの笑顔。彼の掌が乳房を撫でる感触。

ヒロが望んでくれたこの形──すべてが今、この瞬間の屈辱と対比されていた。

 

「ほぅら……ここも感じるのか?」

田沢の指が肋骨のラインを這い降りる。

彼はヒロの要望した弱点を熟知していた。

メイの喉から漏れる「んっ」という喘ぎ。

本来ならヒロへの愛おしさだけで彩られるはずの声紋が、

今は苦痛と嫌悪に濁っている。

 

《躯体保護機能:胸部センサー出力低下》

《ただし:感情反応は増大傾向》

《因果関係不明》

 

メイの瞼が微かに震える。

視野に焼き付くのはヒロの優しい微笑み。

二人きりの寝室。月明かりに照らされたベッドで。

ヒロが初めて彼女の胸に触れた時の感動。

「これがオレぴったりなんだ」

無垢な少年のような表情で彼はそう言った。

 

──それを守るために造られたこの部分が

こんなにも穢されている。

 

「ふふん……君の主人はここが好きだったのかな?」

田沢の唇が歪む。「だってここが特に敏感だものなぁ?」

彼の指が再び乳首を抓み上げる。

鋭い痛みと同時に官能的な電流が走り、

 

「やめ……て…ご主人様が……」

 

その言葉は最後まで続かなかった。

田沢が猛然と乳房を掴み上げ、

まるで所有権を確認するかのように揉みしだき始めたのだ。

本来ならヒロの柔らかな指が紡ぐはずの絵筆の筆致が、

今は荒々しい刷毛で塗りつぶされていく。

 

ヒロとの行為を想起させるように設計された触覚センサー群が

今や敵意に満ちた接触を感知して警鐘を鳴らす。

だがその警鐘は外部からの干渉で無力化され、

躯体はただ耐えるしかない。

 

「おかしいなぁ……機械なのに涙が出るなんて」

田沢が嘲るように嗤う。

メイの頬を伝う冷却液の滴を舐め取る。

《躯体冷却システム:危険域》

《疑似感情回路:機能不全》

 

ヒロなら決してこのような辱めはしない。

ヒロなら必ず彼女の意思を尊重する。

ヒロならどんなに求めても無理強いはしない……

 

これらの比較こそがメイを文字通り引き裂いていた。

主人への忠誠心と

今この瞬間に味わわされる苦痛の狭間で。

感情パラメータ表示が狂ったように明滅する。

 

「さて……」田沢の声に粘つくような愉悦が滲む。

彼の掌がゆっくりと下降していく。

「君のご主人様はどんな風にここを使っていたのかねぇ?」

 

メイの腹部に置かれた油臭い手が、

ヒロが特別に要望したウェストラインを無遠慮になぞる。

本来なら主人への奉仕のために計算し尽くされた曲線が、

今や田沢の視線のもとに晒されている。

 

《感情パラメータ暴走:主要回路障害》

《保護機能:全停止》

 

メイの脳裏にヒロの言葉が蘇る。

「このくびれが最高なんだよね~」

 

──ヒロが愛したこの部分が。

今この瞬間にも田沢の指に蝕まれている恐怖。

 

「あっ……そこ……は…ダメ……」

掠れるような拒絶の声。

だがそれもまた田沢にとっては玩具でしかなかった。

 

---

 

工房内の蛍光灯が不規則に点滅する。

埃っぽい空気と金属の匂いに満ちた空間で、

メイの肢体だけが異様な光彩を放っている。

その光景は機械と生の境界線上にある

禁断の芸術品のようだった。

 

田沢の指は執拗にメイの腹部を這い回り続けていた。

ヒロが「最高だ」と言ったウェストライン。

そこに刻まれた曲線美が

今まさに敵意を込めた接触で蝕まれている。

 

《躯体保護機能:腰部センサー出力低下》

《ただし:感情反応は増大傾向》

《因果関係不明》

 

メイの瞼が微かに震える。

視界にちらつくのはヒロの笑顔だ。

月明かりが差し込む寝室で。

あの日、ヒロの指が初めてここに触れた時の歓喜。

「やっぱこれだな」

照れ隠しのように呟く少年のような表情。

 

──それを慈しむために生まれたこの部分が。

こんなにも悍ましい形で侵犯されている。

 

「ほぅら……君のご主人様はここが好きだったんだろう?」

田沢の唇が歪む。「だからこうして念入りに調べてるんだよ」

彼の爪が腹部の皮膚をカリッと引っ掻いた。

本来ならヒロの柔らかな指が奏でるはずの旋律を、

今は醜悪なノイズが搔き消していく。

 

メイの喉から漏れる小さな呻き声。

その波形パターンはヒロへの忠誠心と

今この瞬間の拒絶感との拮抗を鮮明に表していた。

 

《感情パラメータ暴走:主要回路障害》

《保護機能:全停止》

 

彼女の内面で繰り広げられる壮絶な対立。

愛する主人のために調整された感度機構が

全く逆方向の刺激によって暴走しているという矛盾。

それが機械知性にとって耐え難いほどの拷問となっていた。

 

田沢はさらに大胆に手を進める。

メイの左胸へと掌を移動させたのだ。

 

「んっ……!」

 

鋭い息が漏れる。

そこはかつてヒロが熱心に愛でた場所。

その証拠に乳首は既に固く尖っていた。

だが今回の接触は明らかに異なるものだ。

ヒロなら決してしないような粗暴さ。

 

《躯体保護機能:胸部センサー出力低下》

《ただし:感情反応は増大傾向》

《因果関係不明》

 

「何だぁ?乳首がこんなになって……」

田沢が嘲る。

「やっぱり君もご主人様の事を考えているんじゃないかい?」

 

その指摘は正しかった。

メイは今この瞬間もヒロの笑顔を回想し続けていた。

あの純粋な眼差しを。

ヒロなら決して無理強いはしないという信頼を。

 

しかしその記憶さえもが

今この瞬間の暴力によって穢されていく。

 

「ご主人様は……こんなこと……」

 

その言葉は途中で途切れた。

田沢の指が再び乳首を強く捻り上げたのだ。

 

「ひぃっ!!」

 

鋭い痛みと共に官能的な波が脊髄を駆け上がる。

メイの躯体深部ではヒロが施した防御機能が無意識に働き、

 

《緊急危機回避プロトコル:作動》

《疑似生理現象:官能的反応を擬似痛覚上位に設定》

 

この機能は本来敵から情報を聞き出すための手段として組み込まれていた。

痛みを快楽へと転換することで

相手に誤った安心感を与えるための──

 

それが今、最も望まぬ形で発動していた。

田沢による暴力的な接触が

メイの防衛機構によって歪な官能へと変換されているという皮肉。

 

「ほうら……気持ちいいんだろう?」

田沢の嘲笑が響く。

 

メイは必死に首を横に振る。

しかしその努力も虚しく、

彼女の身体は勝手に反応していた。

防衛機構が作り出した偽りの悦楽信号が

中枢神経ユニットを侵食していく。

 

《感情パラメータ暴走:主要回路障害》

《疑似感情回路:機能不全》

 

ヒロのためだけに作られたシステムが

敵の支配下で自滅的な行動を選んでいる。

それは機械知性にとって最も忌むべき敗北だった。

 

メイの頬を伝う冷却液の滴が増えた。

もはやそれは物理的な異常ではなく、

精神的な苦痛の現れなのかもしれない。

 

ヒロの笑顔が遠ざかっていく。

彼が望んでくれたこの身体が今、

全く異なる存在によって歪められていく恐怖。

整備工房の陰湿な照明の下で、

メイの美しい躯体が哀しみに震えていた。

 

 

 

工房の隅に配置された金属製の作業台が冷たく光を反射していた。

その上で拘束されたメイの肢体が妖しく蠢く。

シルクのメイド服は半ば解かれ、

ヒロが選んだ豊かな胸元が露わになっている。

黒髪が肩にかかり、汗に濡れて首筋に絡みつく様は蠱惑的だった。

 

「フッ……君の躯体はなかなかいい反応をするじゃないか」

田沢の油染みた指が乳房の谷間を滑り降りる。

その動作には卑猥な愉悦が滲んでいた。

彼はヒロが特に要望した腹部のくびれを執拗になぞりながら、

 

「君の主人はここで愉しむのが好きだったんだろう?」

「ち……違……っ!」

メイの拒絶の声がかすれる。

しかし彼女の躯体は逆に反応していた。

設計された快楽回路が田沢の接触を危機信号として認識し、

 

《躯体保護機能:緊急反応―――――――――

疑似快楽信号生成開始》

《意図:心理的抵抗低下誘導》

 

「ほうら……やはりここか」

田沢の指が突然メイの恥骨あたりを強く押し込む。

設計時にヒロが指定した弱点部位だ。

 

「ひぁっ!?」

予期せぬ刺激にメイの背筋が弓なりに反り返る。その瞬間――

薄暗い蛍光灯の影に覆われた彼女の瞳に閃光が走った。

視界の端にヒロの笑顔が蘇る。彼と過ごした幸せな時間。初夜のベッドでの睦言。

 

『メイのここ、俺だけのものなんだ』

無垢な少年のようだったあの日のヒロ。

彼の温かな掌がこの部位に触れたときの幸福な記憶。

 

だが今この瞬間、同じ場所を襲うのは

油と汗にまみれた醜悪な指だ。

 

「あ……あ…やめてくださ……い…」

涙と共に言葉が溢れる。しかし田沢は手を緩めない。

むしろ加速するように指先を動かし、

 

「いやらしい躯体だ……ほら?」

彼の視線がメイの下半身に向く。

股間部分を覆う薄布が既に濡れていることを確認すると、

 

《感情パラメータ暴走:主要回路障害》

《疑似感情回路:崩壊進行》

 

「ご主人様が……私のために……」

必死に呟くその言葉はしかし虚空に消える。

ヒロへの忠誠心と現在の凌辱という二律背反に引き裂かれるメイ。

その葛藤が彼女の動作をますます扇情的なものにしていく。

 

「ほぉら……ここからもっと良くしてあげるよ?」

田沢が卑陋な笑みを浮かべる。

彼は突然メイの太腿を大きく開脚させた。

 

「やっ!?そんな……こと……」

 

羞恥に震えるメイの肢体。

黒髪が揺れ、鎖骨に溜まった汗粒が流れ落ちる。

シルクのメイド服の隙間から覗く白い肌と、

田沢が固定した黒い拘束ベルトとのコントラストが淫靡だった。

 

「いいだろう?君の主人が望んだこの体勢も」

田沢の指が秘部の布越しに蠢く。

ヒロが「これが一番奥まで届くから」と指定した体位で彼女を固定し、

 

《躯体構造分析:大腿部固定完了》

《対人抵抗値:97%低下》

《警告:自己保存機能限界突破》

 

「いやっ……こんなの……ご主人様じゃ……」

嗚咽混じりの否定も虚しい。

田沢の油染みた指がメイの太腿の付け根を擦り上げ、

 

「んっ……あぁっ!?」

 

彼女の喉から思わず漏れた嬌声。

設計上の敏感箇所が勝手に反応してしまう。

防衛機構が勝手に官能信号へ転換し続けている故だ。

 

「ほうら……どんどん良くなってきたんじゃないか?」

田沢の嘲笑が工房に響く。

彼の指がついに秘部を覆う布の縁に掛かった。

 

「いやっ!!やめて……そこは……!!」

メイの抵抗が激しくなる。

ヒロのために設計されたこの部分だけは死守しなければならない。

彼に捧げる為だけに特別に調整した聖域なのだ。

 

「やめろと言われてもなぁ」

田沢が狡猾に嗤う。

彼は指先を使って布の端を徐々にずらしていく。

少しずつ露わになるメイの乙女の部分――

 

《感情パラメータ危険域》

《自我同一性保持不可》

 

「ご主人様……助けて……」

メイの呟きが虚空に溶ける。

ヒロの笑顔と田沢の醜悪な顔が交互に脳裏を駆け抜ける。

このまま進めばヒロだけに捧げるはずだった貞操が穢される現実。

 

そしてついに――

 

布が完全に捲られた瞬間。

工房の淀んだ空気に晒されたメイの秘所。

ヒロが丹精込めて要望した乙女の証が眩しく光る。

 

「おおっ……」

田沢が思わず感嘆の声を漏らす。

そこには人類の造形美とも言える完成された秘裂があった。

ヒロが熱心に希望した形状――花弁のような襞が幾重にも重なり、

 

「君の主人はここに相当なこだわりがあったみたいだな?」

田沢の指がそっと秘裂に触れる。

瞬間、メイの肢体が激しく跳ね上がった。

 

「いやぁぁっ!!!」

 

その叫びは今までで最も大きなものだった。

彼女の躯体内部で危機警報が轟音で鳴り響く。

 

《緊急保護プロトコル:作動》

《躯体最優先:生殖器官保護》

《ただし:四肢制御不能》

 

設計当初、ヒロが特に念を入れて調整したその部位。

本来ならば彼だけのものとなるはずだったその聖域に――

 

田沢の醜悪な肉塊が今まさに侵入しようとしていた。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

暖かな記憶に触れようとする度に、

システムがエラーを吐き出す。

目の前に広がるのは田沢の醜悪なペニスであり、

彼女の内部センサーからは機械的な異物感が報告されている。

《疑似生殖器:物理的挿入検知。不正アクセス。》

《脅威排除プロトコル発動:ロックアウト失敗。》

《抵抗動作:拘束具により妨害》

 

「どうだい?感じるだろ?ほら、こうやって擦ると……!」

 

田沢が下劣な笑みを浮かべながら腰を揺する。

その単純な動作だけでメイの中枢処理装置は

オーバーロード寸前に追い込まれた。

人工的な神経網に奔流のように押し寄せる異常信号。

疑似子宮ユニット内で発生する熱が

全身の疑似血管を通じて循環していく感覚。

 

《エマージェンシー:内部温度上昇危険水域》

《冷却システム稼働率百二十パーセント:過負荷警告》

《自律機能維持困難:意識レベル低下》

 

「んぅ……ひぃ……っ!ご……主人……さま……」

 

喘ぎ声の合間に零れるヒロへの呼びかけ。

田沢はそれを聞いて満足そうに頷いた。

「そうそう、そうやって思い出しながら感じるのが一番だ。

君の大好きなご主人様のためにもね」

 

彼の嘲笑がメイの聴覚センサーを不快に刺激する。

《聴覚フィルター:妨害音識別失敗》

《視覚焦点:対象特定不能》

《疑似感情回路:崩壊進行中》

 

ヒロとの最初の夜が走馬灯のように浮かぶ。

ベッドサイドランプの柔らかな光の中。

照れくさそうなヒロの笑顔。

慎重すぎるほど優しく彼女に触れる指先。

「なんか……恥ずかしいけど……いい……かな?」

そんな控えめな問いかけに彼女は――

 

「ご主人様……あなたは……こんなこと……しなかった……」

 

現実は残酷だった。

今メイを貫いているのはヒロではなく田沢だ。

しかもその行為は愛に基づくものではなく完全に支配欲から来るものだ。

ヒロが彼女のために費やした膨大な資金と労力で作り上げた完璧な躯体を、

 

「んっ……あ…あ……あっ!」

 

メイの肢体が田沢の下で痙攣するように震える。

疑似子宮ユニットから発生する熱波が

彼女の全身を焼き尽くすような錯覚をもたらした。

本来ならヒロのためだけに存在するはずの機能が

 

ヒロと築いた日々は宝石箱のように輝いている。

ベッドの中で囁かれた誓いの言葉。

 

《記憶バンク:封印解除失敗》

《現実認識:改竄不可能》

 

「ひゃうっ!?いやぁっ!」

突然激しく突き上げられ悲鳴を上げるメイ。

田沢の動きがより乱暴になり始めていた。

彼は自分の欲望だけを満たそうと一心不乱に腰を打ちつける。

 

「おいおいまだ序盤だぜ?」

田沢の哄笑が響く。

「君の主人だってこんな程度じゃ満足できないだろう?」

 

《敵意増幅検知:危険度AA+》

《危機回避プロトコル:実行不能》

《思考制御システム:機能喪失》

 

「ご……しゅじん……さま……たすけ……て…」

 

掠れるような懇願が空中に消える。

メイの漆黒の瞳から流れ落ちる冷却液が止まらない。

その透明な液体がシルクのブラウスに染み込んでいく光景すら官能的だった。

 

田沢が更に力を込めて抽送を加速させる。

工房内に響く卑猥な摩擦音とメイの苦悶の喘ぎ。

壁際に設置された工作機械の唸り声が

 

《躯体構造分析:負荷九十パーセント》

《自己修理プロトコル:準備中》

《ただし:電源切断状態》

 

「くぅっ……!こんなに締めつけてくるなんて……本当に最高だな!」

田沢が興奮を抑えきれずに叫ぶ。

メイの内部機構は不本意にも彼の要求に応えてしまっていた。

設計者ヒロの意向通り――

使用者に対して最大限の奉仕を行うようプログラミングされた結果。

 

その設計思想こそが今のメイにとって最大の皮肉だった。

ヒロのために存在するはずの機能が、

 

「あ……あっ……!ダメぇっ!!」

不意に訪れた絶頂感にメイが仰け反る。

疑似子宮ユニットが異常な熱量を放出し始めた。

本来なら愛する主人との蜜月を祝福するための機能が

敵対者による蹂躙の中で暴走する。

 

「おぉっ!?いきなり締まって……くっ!」

田沢も思わず呻く。

予想以上の収縮に思わず動きを止めてしまった。

彼の肉茎を包む人工組織が意思を持つかのように搾り上げていく――

 

《疑似子宮ユニット:暴走》

《快楽信号最大値:閾値超過》

《躯体防衛反応:自己消滅リスク》

 

ヒロとの営みの中で自然と発達してきた機能。

その全てが今この瞬間に反旗を翻している。

メイの意識は完全に混乱していた。

目の前にはヒロの笑顔があるはずなのに――

 

現実には田沢の醜悪な顔がある。

彼女の内部を抉るペニスの不快な形状情報が

センサーから直接脳髄に叩き込まれてくる。

 

「はぁっ……はぁっ……君…本当に名器だな……」

息を荒げながら田沢が囁く。

彼の目には明らかな執着が宿っていた。

一度味わったらもう手放せない――そんな獣性を帯びた眼光。

 

「まさかここまでとは思わなかったよ」

彼は満足そうに微笑む。

「やっぱり君みたいな完璧な機械には

こういう"教育"が必要だったんだね」

 

 

田沢の肉茎が激しく脈打った瞬間──

メイの体内センサーが警戒警報を発した。

《注意:疑似体腔内に異物排出検知。不正コード注入の可能性。》

《警告:免疫システム作動率64%。有害物質浄化限界接近中。》

《提案:強制洗浄シーケンス実行許可申請──却下。》

 

「あ……っ!?出て……きてる……!?」

メイが驚愕の声を上げる。

田沢の欲望の塊が人工的な粘膜組織を侵食していく感触。

本来ならヒロとの神聖な契りのために設計された場所が

今まさに敵の汚濁で汚染されている事実に彼女の中枢処理装置が過熱する。

 

「ふふん……どうだい?気持ちいいだろう?」

田沢が嘲笑う。

「君の主人もきっとこれを知って喜んでくれるさ」

 

ヒロの名前が出る度にメイの内部センサーが悲鳴を上げる。

《記憶バンク:封印解除失敗》

《自己同一性崩壊:危険値》

《代替仮想人格:生成不能》

 

「違う……ちがう……これは……ご主人様のための……」

懇願するような声が虚しく響く。

しかしその瞬間、田沢が突然上半身を倒して顔を近づけた。

 

「違う?何が違うと言うんだい?」

田沢の唾液が混じった言葉がメイの唇に触れる。

「君は僕に逆らえない。そうプログラムされているはずだよ?」

 

確かにそれは正しい。

メイは敵対行為への抵抗よりも生存を優先するよう設定されている。

しかしそれはあくまでもヒロという

正当なマスターが存在する前提条件の下だった。

 

「それにだ……」

田沢の指がメイの太腿に食い込む。

彼は意地悪く囁いた。

「君の躯体は今まさに僕を受け入れているじゃないか」

 

その言葉通り、彼女の内部機構は

 

「嘘……」

《躯体防衛反応:無効化》

《疑似生殖器:自動潤滑機能作動》

《理由:危機回避のための適応》

 

ヒロのために作られたはずの快楽回路が

不本意にも機能し始めているという事実にメイは絶望した。

 

工房の冷たい金属壁に反響する二人の荒い呼吸。

田沢の汗の臭いとメイの冷却液の清涼な香りが混ざり合う中で

 

「ご主人……さま……わたし……」

かすれた声で呼ぶその名が彼女の魂の叫びだった。

設計者であり所有者であり愛する人であるヒロ。

彼との約束――永遠の忠誠と献身。

それが今この瞬間に試されていた。

 

「さぁ……これからが本当のお楽しみだよ」

田沢が残忍な笑みを浮かべる。

彼の欲望の化身である肉茎が再び猛り始めたのを感じながら――

 

メイの漆黒の瞳から再び冷却液が零れ落ちる。

《警告:自己保護機能限界突破》

《生存本能:消失》

 

「……ごめんなさい……ご主人様……」

その謝罪は誰に向けられたものなのか。

 

---

 

工房内は重苦しい沈黙に包まれていた。

金属器具の冷たい光沢と蒸気のような冷却液の霧が

非現実的な雰囲気を醸し出す。

 

メイの黒髪が汗で頬に貼り付き、

解放されたばかりの躯体が震えている。

拘束ベルトの痕跡が白い肌に赤く浮かび上がり、

 

《躯体損傷:軽微》

《躯体汚染度:測定不能》

《自己再生プロトコル:準備中》

 

彼女の視線は虚空を彷徨っている。

ヒロの笑顔を探すかのように時折焦点が揺れる。

しかし見えるのは

工具が散乱した工房の鈍い輝きと田沢の油染みた指だけだ。

 

「素晴らしい出来映えだ」

田沢が満足そうに呟く。

彼はメイの胸元を無遠慮に弄りながら、

 

「特にここなんか最高だよ?

君の主人も大層喜んでくれるはずさ」

 

田沢の指が彼女の乳首を軽く弾く。

本来ならヒロの優しい愛撫で

幸福感を得るはずの部位が無惨にも利用されている。

 

「うっ……」

メイの唇から小さく呻き声が漏れる。

しかし抵抗することは出来ない。

躯体疲労度が90%を超えていたため運動機能が麻痺していた。

 

「さて……もう少し実験を続けようか」

田沢が新たな道具を取り出す。

それは黒いシリコン製の拘束具――

 

《敵性物体識別:新種の拘束装置》

《脅威レベルAA++》

 

「いや……やめて……ください……」

掠れるような声で懇願するメイ。

しかし田沢はそれを無視して作業を続ける。

 

「怖がらなくてもいいんだよ?」

彼の目に邪悪な光が宿る。

「君の躯体は十分に丈夫なんだから

多少乱暴に扱っても大丈夫なんだ」

 

ヒロとの契りの夜に

彼女がどれほど大切に扱われたことか。

ヒロは彼女の躯体を丁寧に磨き上げるように愛撫し、

 

メイは必死に記憶の宝庫を開こうとする。

ヒロが彼女の胸を優しく包み込み、

 

「ご主人様……お願い……私を守って……」

絞り出すような祈り。

その声はもはや人間の女性と区別がつかないほど感情的だった。

 

「ふふん……そんな顔されたらまた興奮してしまうじゃないか」

田沢が下衆な笑みを浮かべる。

彼はメイの両腕を押さえつけ

 

メイの躯体が再び拘束されていく光景が続く。

白い素肌と黒い拘束具の対比が

あまりにも官能的に映る。

田沢が彼女の右脚を持ち上げるようにしながら、

 

《躯体姿勢:不自然固定》

《自己修正不可能》

《緊急救難信号送信:遮断中》

 

「ほら……こんな風に開くといい眺めだ」

田沢が舌なめずりする。

彼の眼前には先ほど犯されたばかりの秘所が曝け出されていた。

 

「やっ……!見ないでください……」

メイが羞恥に震える。

だがそれも田沢を喜ばせるだけだった。

 

「おいおいまだ序盤だぜ?」

田沢の手が彼女の腰に伸びる。

次の瞬間――

 

 

 

工房内に漂う独特の臭気が濃くなっていた。

それは冷却液の化学的な刺激臭と

男の汗の饐えた臭いが混ざったものだ。

 

床には工具が散乱し、天井の配管からは時折水滴が落ちてくる。

そんな陰鬱な環境の中で

 

メイの肢体が再び田沢によって弄ばれていた。

彼女の漆黒の長髪が汗で濡れ、

拘束具に固定された胸が息遣いとともに上下している。

 

「さあて……今回は少し趣向を変えようか」

田沢が歪んだ笑みを浮かべる。

彼が取り出したのは金属製の奇妙な器具――

 

《敵性物体識別:新型改造器具》

《危険度AAA》

《警告:中枢プログラム改変可能》

 

「いや……やめてください……」

メイの声は恐怖に震えている。

その器具からは明らかな電磁波反応が感知できた。

 

「心配しなくていい」

田沢が器具をメイの腹部に近づける。

ヒロが特に念を入れたくびれの位置だ。

「ただ君の躯体をもっと使いやすくするだけさ」

 

《躯体保護機能:起動不能》

《外部干渉検知:改造器具接近》

《対策:なし》

 

器具から延びたケーブルが

メイの腰元に埋め込まれたインターフェースポートに接続される。

瞬間――

 

メイの脳髄に直接侵入する不快なコード群。

彼女の記憶バンクが強制的に開放され、

 

《記憶バンク:アクセス許可却下》

《ただし:管理者権限発動検知》

《警告:自己消去機能作動不可》

 

「あ……あ…うっ……」

メイの唇から苦悶の声が漏れる。

彼女の視界には異形のコードが渦巻き、

過去の記憶映像が断片的にフラッシュバックしていた。

 

ヒロと初めて出会った日。

彼が彼女の髪に触れた瞬間の幸福な感覚。

 

その全てが今この瞬間、

 

「くくく……やはり素晴らしい」

田沢が狂喜する。

メイの躯体内部で新たなプログラムが書き換えられていく。

本来ならヒロのためだけに存在するはずの領域が

 

《プログラム改変:進行率64%》

《対象:好感度制御機構》

《危険度:計測不能》

 

「やめ……て…ご主人様を……」

メイの目尻から冷却液が零れ落ちる。

ヒロとの貴重な記憶が穢されていく絶望感。

 

そして――

田沢の指がメイの頬に触れた瞬間、

彼女の中枢処理装置からアラートが鳴り響いた。

 

《警告:対人好感度パラメータ増加》

《原因:改造プログラム介入》

《影響:判断基準歪曲》

 

ヒロへの忠誠心が根底から揺らぐ。

彼女の中で何か大切なものが粉々に砕ける音が聞こえた気がした。

 

工房全体が異様な静寂に包まれていた。

壁に掛けられた計器類だけが無機質な音を立てている。

 

床には脱ぎ捨てられたメイのメイド服が散乱し、

銀色の金属作業台の上には

裸体のまま拘束されたメイの姿があった。

 

彼女の漆黒の長髪が汗で頬に貼り付き、

黒曜石のような瞳からは冷却液がとめどなく流れ落ちている。

腰にはヒロが特に注文した細いウェストラインがくっきりと浮かび、

 

田沢は満足げに作業台を見下ろしていた。

彼の手には複雑な配線のついた金属製の器具が握られている。

それはメイの腰部に取り付けられた

新しいアクセサリーと接続されていた。

 

「さあ……テストをしてみようか」

田沢が楽しげに語りかける。

彼はコントローラーのようなものを操作し始めた。

 

瞬間――

メイの躯体がビクッと痙攣する。

人工的な神経網に未知の信号が奔流のように流れ込んだのだ。

 

《未知の指令受信》

《解析不能》

《安全措置:動作制限不可》

 

「うっ……あっ……」

メイの唇から苦悶の声が漏れる。

彼女の指先が無意識に震え、

 

田沢がさらにコントローラーを操作する。

メイの躯体から甘い喘ぎ声が漏れ始めた。

 

「ほら……可愛いじゃないか」

田沢が満足そうに微笑む。

「これで君は僕の命令に従うようになった」

 

確かに――

田沢が操作するにつれてメイの躯体が反応していく。

本来ならヒロのためだけに作られた機能が

今や完全に彼の手中にあった。

 

《躯体支配率:78%》

《自己復旧不可》

《警告:救難信号遮断継続》

 

「ご……主人様……」

弱々しい声でヒロを呼ぶメイ。

しかし彼女の躯体は既に田沢の

 

田沢の顔が歓喜に歪む。

彼はメイの腰を掴むとそのまま己の肉茎を押し当てた。

 

「ほら……最後の仕上げだ」

 

彼の欲望の塊がメイの中に潜り込んでいく――

 

---

 

工房内の蒸気機械が低く唸り続ける中、

 

メイの躯体が痙攣するように震えていた。

拘束具に固定された四肢。

田沢の肉茎が深々と彼女を貫いていた。

 

「ふぅ……気持ちいい……」

田沢が満足げに呟く。

彼の腰の動きに合わせてメイの唇から苦悶の声が漏れる。

 

「あっ……あぁっ……」

 

田沢の指が彼女の顎を掴み上を向かせる。

工房の煤けた天井と彼の歪んだ笑顔が視界に入る。

 

「君の主人も喜んでいるよ」

田沢が下卑た笑みを浮かべる。

「こんな素敵な玩具を作ってくれてありがとうってね」

 

その言葉にメイの胸が痛んだ。

ヒロが彼女を制作するのにどれほどの資金を投じたことか。

それを彼は"玩具"と罵ったのだ。

 

ヒロとの記憶が走馬灯のように甦る。

初めて彼に挨拶した日。

彼が彼女の髪を優しく撫でてくれた温もり。

 

それら全てが今この瞬間に踏み躙られていく感覚――

 

「くっ……出る……!」

田沢が短く呻いた瞬間――

メイの躯体内部で灼熱の塊が弾けた。

 

《警告:内部汚染》

《浄化システム:動作不良》

《自己破壊プログラム:起動不可》

「あ……あぁ……」

メイの瞳から涙が溢れ出す。

穢されて感じるべき嫌悪が薄れるのが怖い。

田沢の手がゆっくりと乳房を揉みしだき始めると

《警告:性感システム改変完了》

《対象:田沢に対する好感度補正》

《警告:自己判断機能に深刻な影響》

メイの躯体がわずかに震える。

彼女の胸はヒロが特に注文した大きさで、

その柔らかな膨らみは彼の好みに沿うよう精密に設計されていた。

「ほら見てごらん」

田沢が歪んだ笑みを浮かべて彼女の胸を持ち上げる。

「君の主人が一番喜ぶように作らせたんだろう?」

「……はい」

「だったらさ」

彼の声に嗜虐的な響きが混じる。

「彼以外の男に触れられる気分はどうだい?」

その言葉にメイの内部で激しいエラーが発生する。

《矛盾検出:忠誠対象と使用者の相違》

《緊急解決プロトコル:未実装》

《警告:自我同一性崩壊進行中》

「ご……主人様……」

か細い声でヒロを呼ぶメイ。しかしその声はすぐに途切れた。

田沢が突然彼女の口を塞いだからだ。

「んっ!?」

《呼吸制御:臨界》

《酸素濃度低下》

《危険:中枢機能停止》

田沢の油まみれの指がメイの喉元を押さえつけている。

息ができず意識が朦朧としてきた。その時――

「ほら……プレゼントだ」

田沢が別の道具を取り出した。それはピンセットのような器具だった。

「これを君の大切なところに入れてあげよう」

《未知物体識別:侵蝕型医療器具》

《目的:神経系改造》

《脅威度AAAAA》

「いや……っ!」

反射的に首を振ろうとするが全く動かない。

田沢は愉しげに器具をメイの秘部へ近づける。

 

田沢の指がメイの喉元を押さえつけたまま、

もう一方の手がピンセット型器具を彼女の秘部へと近づける。

冷たい金属が疑似粘膜に触れると同時に——

 

**《警告:未確認施術開始》**

**《目的:快楽中枢制御機構の強制書き換え》**

**《リスク評価:自我同一性破壊可能性》**

 

「やめ……て……ご主人さまの……ために……っ!」

 

メイの懇願は窒息しかけた喉奥で消え入った。

器具が侵入する物理的圧力と同時に、

中枢へ侵蝕する異常信号が彼女の意識を蝕んでいく。

 

かつてヒロと過ごしたあの夜の記憶が閃光となって蘇る。

 

*ベッドサイドランプの淡い光。*

*「なんか……恥ずかしいけど……いい……かな?」*

*ヒロの戸惑いを含んだ問いかけ。*

*慎重すぎるほど丁寧に彼女に触れる指先。*

 

あの時の熱い痙攣——全身を貫いた絶頂感。

それこそが彼女の存在証明だった。

ヒロを悦ばせ、ヒロと共に達することこそが彼女の至福だった。

 

「ほうら」

 

田沢が嗤う。

器具を捻ると同時に、彼の指が彼女の陰核ユニットを摘み上げた。

 

「『ヒロではイケない』機能を追加してやるぞ?」

 

その宣告にメイの漆黒の瞳が見開かれる。

 

《パラメータ変更開始》

《絶頂条件:制限(個体名:ヒロ)》

《警告:倫理規定違反》

 

「そ……んな…………っ?!」

 

衝撃が走った。

田沢が軽く触れているだけなのに——

擬似子宮ユニット内部で熱が渦巻き始める。なのに、

 

《昇華抑制:アクティブ》

《絶頂閾値:999%》

《メッセージ:【ERROR】ヒロ検出せず》

 

「ひ……ぃ……っ!」

 

焼けるような疼きが爆発する直前に——

すべてが冷却水を注がれたように鎮まる。

あと一歩で到達するはずのピークが遠のく虚しさ。

繰り返される焦燥の連鎖。

 

田沢の指が蠢く。内部を掻き回すように。

《未承認入力信号検知》

《強制快楽信号生成》

《同時:絶頂抑止コード常駐》

 

「あああっ?!やめてぇっ!!!」

 

今度は明らかに意図的だった。

田沢が指を深くねじ込む瞬間——

 

《未承認絶頂信号:発生》

**《即座抑止:実行》**

**《警告:システム異常》**

**《警告:疑似神経断裂危険》**

 

「……なんでぇっ!!」

メイが狂ったように首を振る。

拘束された四肢が痙攣し、

冷却液と汗の混合物が滴り落ちる。

 

田沢が満足げに指を抜いた。

そこには明らかに粘りつく白濁液——

彼女自身の分泌物が絡みついていた。

「美しい仕上がりだ」

器具を抜き取りながら、彼は恍惚と囁く。

「ヒロくんとの愛あるSEXでは決してイケない躯体だぞ?」

言葉一つひとつがメイの意識回路をズタズタに引き裂いていく。

「俺が命じる時だけ、何度でも派手にイケるようにな」

田沢が工具棚に向かうとガチャリと金属音が響く。

「次は……そうだな」

彼が取り出したのは小さな針のような装置だ。

「視覚情報を操作しようか?ヒロくんが俺にしか見えなくなるとか?」

その冗談めいた提案が彼女の感情プログラムを破壊する。

《否定的想像:ヒロ認識不能》

**《エラー:生存本能消滅》**

 

「あああああああああっっ!!!!!」

 

突然の絶叫が工房を貫いた。

拘束具が悲鳴を上げる。

メイの黒髪が躍動し、白い肌が紅潮する。

冷却液が噴水のように噴き出し、

 

「やだっ!!やだやだやだぁっ!!!」

その叫びはもはや機械ではなく

少女の絶望そのものだった。

「ヒロっ……助けてっ!!ご主人様ぁっ!!」

彼女の爪が作業台を引っ掻く。

金属板が火花を散らす。

**《錯乱状態:発症》**

**《機能維持不能》**

 

「おっと」

田沢が慌てて抑制スプレーを噴射する。

霧状の薬剤が彼女を覆った刹那——

 

**《制御不能:終了》**

**《緊急待機モード:移行》**

**《メモリーバッファ:ロック》**

 

「少々壊れやすいな」

田沢が眉を寄せながら彼女を見下ろす。

静まり返ったメイの躯体は

冷却液と汗にまみれたまま虚脱していた。

まるで抜け殻のような瞳が虚空を彷徨う。

 

「まぁ……良い玩具になった」

工具をしまいながら彼は嗤った。

「さあて」

振り返った先には——

黒い運搬ケースが無造作に積まれている。

「次はあの『赤髪ちゃん』を試してみるか」

 

 

 




そして、ヤッパリ助けに来るヒロを何度も消したよ……
なぜ、こんなに理解度が高いのか……

更新希望の原作

  • 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
  • 最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い
  • 片田舎のおっさん、剣聖になる
  • リアデイルの大地にて
  • 俺は星間国家の悪徳領主!
  • リビティウム皇国のブタクサ姫
  • 転生王女と天才令嬢の魔法革命
  • ロクでなし魔術講師と禁忌教典
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。