※この作品はR-18です。

ダークエロ短編集3   作:カード読み込み

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ディープスロート[MGS]
リクエストを送ります
①
原作;魔法科高校の劣等生
キャラ;北山雫
シチュ;パーティでお酒を飲んでしまいふらつくと雫より小さい子供に部屋へ持ち帰りされ媚薬を飲まされ泥酔レイプされる。
プレイ;横になった雫に口移しで媚薬を飲ませながらディープキス→ドレスを脱がして貧乳が好物の子供はたっぷり味わった後腕を手前に引っ張りながら正常位


六童家主催・産業振興交流会

 六童家主催のパーティーは煌びやかな華やかさの中に異様な陰影を孕んでいた。

 シャンパンの泡が弾ける度に響く乾杯の声はどこか人工的で、

 高価な衣服の擦れる音さえも悲壮感を隠そうとする硬直した演技に聞こえる。

 天井から垂れる水晶のシャンデリアは踊るように輝いているのに、

 その光は集まった客達の瞳の奥深くで淀んでいる──

 魔法産学分野への進出が遅れ凋落寸前の実業家たちにとって

 ここは唯一の救命艇であった。

 壁一面に映し出される次世代エネルギー事業のプレゼン資料が

 彼らの必死さを痛々しく照らし出す。

 華麗なドレスに包まれた令嬢達の微笑の裏で、

 父親らが額の汗をハンカチで拭う音が耳朶に響いた。

 

 パーティー会場の隅ではグラスを握り締めたまま

 凍りついたように微動だにしない影がある。

 北山家の傘下で衰退の一途を辿る

 繊維メーカーの次期社長──浅木康孝である。

 彼は大理石のテーブルに置かれたワインの赤が

 硝子越しに妖しく揺れるのを見つめながら己の運命を呪っていた。

 幼い頃は跡取りとして甘やかされていた男が

 今宵はどうすれば生き延びられるかのみを考えている。

「六童家の一門衆と縁を結べれば……」

 彼はそう念じながら近くに立つ秘書に小声で指示を出した。

 家臣頭が去ると同時にふわりとした香水の香りが鼻腔をくすぐる。

 振り向けばそこには十六歳とは思えぬ

 大人びた美貌を持つ六童家の末端──六童明沙がいた。

 純白のドレスの裾が触れ合う音が柔らかく空間に溶け込んだ。

 

「まあ、随分とお困りのご様子ね? 浅木さん」

 

 銀鈴を思わせる声が甘美に耳朶を打ち、浅木は思わず息を飲む。

 明沙は艶めいた唇を僅かに歪め、悪戯っぽく片眉を上げた。

 

「そんな顔しないでくださいな。

 だってあなた方を見ていれば分かり過ぎるくらい分かるんですもの」

 彼女は小さな拳を口元に当てて上品にくすくすと笑う。

 その仕草さえ計算尽くだと知っていても浅木は抗えなかった。

「……ご存知だったとは……」

 掠れた声で答える男に明沙は踵を返しかけて止まり、

 ゆっくりと腰の細いウェストを捻らせながら言う。

「もちろんよ。

 落ち目の企業の方々が何を目当てにここへ来ると思っているの?」

 彼女の長い睫毛が扇のように広がり、

 燦然たる照明を反射して虹彩が煌いた。

 

 この言葉に会場の数箇所で微弱な空気が歪むのが感じられる。

 他家の紳士淑女たちが一斉に耳をそばだてたのだ。

 華やかな喧噪に満ちる大広間で

 水面下にて蠢く冷酷な算盤勘定が明らかになろうとしている。

 

 それでも明沙は何一つ動じることなく微笑みを絶やさない。

 ただ懐中時計を開きながら小さく呟いた。

 

「まだ時間が早いわ……

 もっとも美味しい獲物を見つけに行く前に少し散歩しましょう」

 

 彼女は薄羽色のグローブに覆われた手指で

 廊下へ続く扉を示しながら首を傾げた。

 浅木は刹那迷いを覚えつつも脚が勝手に動き出す。

 既に囚われていたのであった。

 

 ──-

 

 廊下を進む足音が厚い絨毯に吸い込まれていく。

 微かに漏れる室内楽の旋律が遠くなり代わりに

 自分自身の鼓動ばかりが大きく聴こえた。

 明沙は踵を高く打つハイヒールの音を奏でるように歩く。

 曲がり角でふと彼女が立ち止まり背後の男へ向き直った。

 

「本当に可哀そうな人。

 これから先どうなるかも知らずについてくるなんて……」

 

 突然投げかけられた冷ややかな言葉が浅木の背筋を氷の針で刺す。

「……どういう意味でしょうか?」

 尋ね返す声音が我知らず震えてしまう。

 次の瞬間──

 明沙は腕を伸ばして男の襟元を掴み寄せると

 吐息を肌に感じるほどの至近距離で囁いた。

 

「あなたには想像もつかないでしょうけれど……

 私たち六童家は昔から“贄”を選別するのが役目なのよ」

 

 細い喉元から零れた毒花の蜜のような言葉が

 浅木の思考を麻痺させていく。

 彼女の漆黒の瞳孔はまるで深淵そのものを映していた。

 

 そして突如、彼女は腕を引っ込め

 身を翻して更なる闇へと歩を進める。

 追いかけるしかない男は半ば夢遊病者のように蹌踉めきながら後に続く。

 行き止まりと思われた突き当たりの壁が

 無垢の薔薇の花弁を撒くように左右へと割れた。

 そこに現れたのは華美な装飾が施された両開きの扉だった。

 

 明沙が錆一つないドアハンドルを回すと

 中から甘やかな麝香の香りが漂ってくる。

 それがただの芳香剤ではないことを本能で察する。

 しかし引き返すことなど叶わない──

 浅木は全身の血管が灼熱するのを感じつつ足を踏み入れた。

 

 室内は意外な程に広く暖炉まで設けられている。

 琥珀色のランプシェード越しに光る炎が

 赤銅製の鏡板を穏やかに撫でていた。

 部屋中央には大きな寝台があり天蓋から薄絹が幾重にも垂れている。

 四方の壁には深紅のビロード布が貼られ

 微かに灯籠型のランタンが揺らいでいる。

 まさに宴の幕裏に隠された魔窟であった。

 

 明沙は浅木から離れ窓辺へ歩み寄ると

 カーテンの隙間から射す月明かりを浴びる。

 透明感溢れる横顔が青白く浮かび上がる。

 

「さあ始めましょう」

 彼女は唐突に宣言するとゆっくりとドレスの背中のホックを外し始めた。

 微かな衣擦れの音が空間を切り裂く。

 露になっていく滑らかな肌は陶磁器のごとく冷たそうでいて

 確かな生命の温度を湛えている。

 

「待ってくれ! そんな事をするために来たわけでは……!」

 浅木は必死に自制しようと叫ぶが

 舌の根が乾かぬうちに視線が釘付けになってしまう。

「嘘つき……」

 明沙はくすりと嗤うと背中を曝け出したまま

 緩やかに旋回するように男へ接近した。

 絹糸のようなプラチナブロンドの髪が宙で靡く。

 

「本当は興味津々なのでしょう? 

 わたしがどれほど残酷な真似をするか知りたくないと言い切れます?」

 

 問い掛けは嘲弄よりも優越感に満ちている。

 彼女はもう一段階ホックを外す動作で肩紐をずらし

 左胸元を辛うじて隠す薄布だけになったところでぴたりと止める。

 

「ここで怖気づくならば去りなさい。

 だけどもし続けたいなら……

 あなたの会社が望む契約を私が保証してあげてもいいわ」

 その誘惑は奈落への入り口。

 しかし浅木には退路は最早存在しなかった。

 

 彼は呻くように肯くと両手を前に突き出し

 自分でも信じられない速さでジャケットを脱ぎ捨てる。

 背後のベッドに落下して乾いた音を立てた。

 明沙の瞳に愉悦の火花が閃く。

 

「よい選択ね。

 ただし条件があります」

 

 そう言い終えるなり彼女は掌を翳し

 空気中に薄紅色の波紋が走る。

 同時に浅木の肢体を何か不可視の枷が拘束した。

 自由が利かなくなった身体に困惑する男を見て

 明沙は悪魔めいた微笑を湛えた。

 

「まず最初に教えてあげる。

 あなた方商売人は“顧客満足”というものをお忘れじゃない?」

 

 彼女は軽やかに跳躍してベッドの端に座ると

 優雅に脚を組み替える。

 そのたび宝石のように眩い瞳が細められて

 蝋燭の焔が瞳孔内で妖しく揺らめいた。

 

「これ以上堕ちたくなければ私の機嫌を損ねないこと──

 簡単でしょう?」

 

 浅木は言葉にならない喘ぎを洩らした。

 呼吸は荒く意識が霞むほど体温が急上昇している。

 しかし見えない枷は逃亡どころか指一本動かす事さえ許さない。

 

「まずは礼儀というものを教えてさしあげます」

 明沙はドレスの残骸をひらひらと脱ぎ捨てると

 ベッドの中央へと進み出て仰向けになる男の腹部に乗馬のように跨った。

 彼女の裸身は夜具と同じ深紅のルージュで彩られた唇を中心に

 官能と危険の匂いを立ち昇らせている。

 

「私への忠誠を誓いなさい。

 そうしたら少しだけ楽にしてあげるかもしれないわよ」

 

 低く甘ったるい声が耳朶に絡みつく。

 その一言一言が鞭となって浅木の魂を叩いた。

 彼は恥も外聞もなく嗚咽混じりで言った。

 

「おお……誓います! だから、会社を……!」

 

 家を、従業員を想う企業人としての誠実さを前に鬼女は嗤う。

 こういった真面目で有能な男が好物なのだから。

 

「良い返事だわ」

 満悦の笑みを浮かべた明沙は右手を翳し

 鎖骨から臍へかけてゆっくりと指を走らせる。

 

 途端──浅木の背筋が弓なりに反り返る。

 快楽と言うには苛烈すぎる刺激が脊髄を駆け抜け

 涙腺が決壊し頬に温かい水滴が伝った。

 

「契約成立ですね」

 宣告と同時、不可視の枷が一挙に解かれる。

 解放された四肢が反射的に痙攣する刹那

 彼女はさらなる命令を飛ばした。

 

「それじゃあ今度は私を満足させなさい。

 できるかしら?」

 

 蠱惑的な挑発は最早麻薬。

 浅木は狂犬病に罹患した獣のごとき呻きをあげながら

 上体を起こして跪拝するようにして眼前の女神へ貪りついた。

 

 彼女は愉悦の喘ぎを押し殺しながら首を横に振る。

「違う……奉仕というものを理解していないわね」

 そして無慈悲に宣告する。

「罰を与えます」

 

 次の瞬間──

 浅木の意識は無数の稲妻に貫かれ白濁した世界に没入した。

 熱と痛みと快感がない交ぜになり自我を粉砕する。

 朦朧とする視界の中で見上げれば

 明沙は依然として清冽な微笑を浮かべ

 爪先で男の胸板を蹴鞠のように弄んでいる。

 

「まだまだ序章にすぎませんよ? 

 六童家の慈悲というものを堪能してくださいませ」

 

 絹の天蓋の隙間から差し込む月光が

 折檻と戯れと禁断の饗宴を神秘的な静寂の中に封じ込めた。

 

 永遠とも刹那とも判別できぬ時間が流れたあと

 ついに男は嗄れた喉で哀願の声を洩らした。

 

「も……赦し……てくださ……」

 

「聞き分けの無い玩具は嫌いです」

 彼女は溜息とともに掌を掲げる。

 薄紫の靄が虚空に集い無数の棘となった。

 

「けれど私は慈悲深い女でもあります」

 一転して慈母めいた声で呟くと

 棘を霧散させ指先で生存本能が暴走し、勃起した股間を撫でる。

 

 浅木は安堵なのか恐怖なのか分からない震えに襲われた。

 

「最後に一つだけ教えてあげましょう。

 すべてが終わった暁にはきっと──」

 

 そこで明沙は言葉を区切り嫣然と笑った。

 

「──あなたは自分の選択を感謝しているはず」

 

 そう言い終わるや否や

 彼女は濡れた葡萄を啄む鳥のように唇を塞ぎ

 同時に致命的な衝撃を奔流の如く送り込んだ。

 

 浅木の意識は急速に遠退き

 やがて深い恍惚の闇へと沈み込んでいった。

 

 薄闇の中で明沙は彼の寝顔を見下ろし

 慈しむように髪を梳いた。

 

「安心なさい。

 明日には莫大な融資契約書が届くわ」

 彼女はふっと溜息を漏らすと

 薄絹を払い窓際に佇む。

 都会の夜景が下方で瞬き続けていた。

 

「いつだって同じこと。

 欲しいものを手に入れる手段を選ぶのは当事者だけ」

 

 そう呟いてから彼女は天井を仰ぎ見る。

 梁に沿って流れるパイプの中を

 六童家独自の振動感知システムが微弱な脈動を送り続けている。

 外界からは隔絶された密室だが

 すべてが筒抜けだということを彼女だけが知っている。

 

 口角が弧を描いたその笑みには

 魔性を超えた蒼白の美学があった。

 

 ランプの灯がゆっくりと揺れ

 二人の影絵を壁いっぱいに映し出す。

 黄金の帳は閉ざされたまま

 新たな犠牲者を迎え入れる準備を始めていた。

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 北山雫は、硝子の棺に収められた睡蓮のように、

 パーティー会場の片隅に佇んでいた。

 

 黒髪は長めのマッシュレイヤーに裁たれ、

 毛先の段差が燭台の光を受けて銀糸を散らす。

 大人びた顔立ちは十六歳の少女には似つかわしくない静謐を湛え、

 フリルの多用された水色のドレスがその肢体を包むと、

 何処か倒錯的な妖艶さを漂わせ、色香を増してしまう。

 表情の変化が乏しいその美貌は、会場の喧噪の中で異様な存在感を放っていた。ま

 るで、時代錯誤の美術品が現代の沙汰に紛れ込んだかのように。

 

「…………」

 

 両親──北山潮と北山紅音──に付き添われて来たものの、

 父は実業家仲間との談笑に忙しく、母は魔法関係の知己と討論に耽っている。

 雫は言葉の洪水から弾き出され、ただ静かにシャンパンのグラスを傾けていた。

 泡が弾ける音だけが彼女の耳朶を擽る。

 

 ──ああ、また。

 

 雫は内心で小さく嘆息する。いつもそうだ。

 父母は彼女を紹介することはあるが、

 最終的には大人の都合に紛れて置いてけぼりにする。

 このパーティは六童家主催──魔法技能師としての名家だ。

 北山家との繋がりを深めるためだろうが、

 肝心の雫には事情がほとんど分からない。

 

 シャンパンを一口含む。

 アルコール度数は低いはずなのに、喉を通る感触が妙に重たい。

 

 グラスの底で光が揺蕩う様を眺めていると、

 

「お嬢さん、お一人ですか?」

 

 甲高い声が響いた。

 見ると、栗色の髪を短く刈った少年が立っている。

 制服姿で、如何にも育ちの良さそうな顔立ちだ。

 

「……えぇ」

 

 雫は曖昧に答え、グラスを見下ろす。

 

「そうですか。でしたら僕とお話しませんか? 同年代の方と知り合えたら嬉しいんです」

 

「……………………」

 

 雫は無表情のまま少年を見る。

 確かに同年齢であろうが、彼女は話題を作る自信がない。それに……

 

「結構です。今はその気分ではありません」

 

「ええぇ? でも退屈してるんでしょう?」

 

 少年は押してくる。雫は小さく首を傾げた。

 

「退屈ではありません」

 

「ええぇっ!?」

 

 少年は愕然とする。会話にならないことに失望し、去って行った。

 

 ──やっぱりダメね。

 

 雫は内心で溜息を吐く。

 会話は苦手だし、ましてや知らない人と親しくするのは尚のこと難しい。

 

 雫はグラスを口に運び、液体を喉に流し込む。

 酒精が胃に滑り込み、身体が火照ってきた。

 

 そのとき──

 

「大丈夫ですか? お顔が赤くなっておりますよ」

 

 柔らかい声が降ってきた。

 振り返ると、漆黒の髪を短く整えた美少年が微笑んでいた。

 

 六童大雅だ。十歳でありながら、

 六童家の嫡男として英才教育を受けている才子である。

 

「大したことありません」

 

 雫は平静を装って答える。

 しかし実際には頭が鈍り始めていることに気づいていない。

 

「なら良かったのですが……お疲れのようですから」

 

 大雅は雫の肩にそっと触れた。

 その瞬間──

 

 ゾクリッ! 

 

 雫の背筋が粟立つ。何だこれは? 

 

「あぁ……?」

 

 戸惑いを隠せず困惑する彼女を見て、大雅の双眸に狡猾な光が宿る。

 

(やはり面白いな。無表情の鉄仮面の下でこんなにも動揺しているなんて)

 

「実は僕も退屈していてね。よかったら付き合ってくれないかな?」

 

 彼は左手を差し出す。

 雫は逡巡するが、酔いのせいもあり咄嗟には拒めない。

 

「……構いません」

 

 結局握手を受けてしまった。

 

 ◆◆◆

 

 大雅に案内されたのは会場奥にある休憩スペースだった。

 控室らしい狭い個室で簡易ベッドがひとつあるだけだ。

 

「どうぞこちらへ」

 

 促されるまま椅子に腰掛ける。

 

「コーヒーでも淹れましょうか?」

 

「いえ、不要です」

 

 雫は丁寧に断ると、改めて正面の大雅を見据える。

 

 ──この子は何処となく怪しい雰囲気を持っているわね。

 

 直感的にそう思った。

 

「それでどうされましたか?」

 

「いやぁ……ただ話し相手になってほしいと思ったのですよ」

 

 大雅は苦笑する。その姿からは悪意など全く感じられない。

 

「そうですか……ではお話を伺いましょう」

 

「ありがとう御座います」

 

 大雅は嬉しそうに笑むと話し始めた。

 

 最初は趣味や学校生活などの他愛もない内容だったが、

 徐々にお互いの個人的な事情が混じり始める。

 特に大雅は雫の家柄を聞くと明らかに関心を示した。

 

「北山家の御令嬢だと……? 噂に名高いですね!」

 

「…………」

 

 褒められて悪い気はしないものの

 どこか居心地悪い思いも湧き上がる。

 

 一方的大雅も自身について多く語りだした。

 生まれた時から天才児と言われ続け

 常に周りと隔絶された存在であることへの苦悩など──

 率直すぎることで逆に新鮮だったのか雫は聞き入りはじめている自分に気づく。

 不思議な子供だと思う。

 まだ年端も行かない小学生なのに大人顔負けの洞察力と教養を見せる。

 それだけじゃなくて……

 

「ねえ……あなたちょっと変わってるわね」

 

 思わず口に出してしまう。

 

 すると大雅はニコッと笑った。

 

「そうですか? 身近な人たちからは普通だって言われますが」

 

「いや普通なんかじゃないわよ絶対」

 

 否定しながらも何故だか憎めなくなってしまっている。

 普段無感情と言われ続けている自分が少しだけ和んでいることに驚いた。

 同時に若干焦りも芽生えてきた

 

(いけない……相手はまだ子どもなんだから……)

 

 だが既に遅かった。

 最初は無難な雑談だった筈なのに

 気付けばお互い深いところまで

 踏み込むような会話を繰り広げてしまっている。

 しかもこちらの方が話し手になっている場合も多い……

 おかしいなぁ……

 このまま流されていたらどんな要求されちゃうんだろう……

 嫌な予感を感じつつも止められない

 

「ところで雫さんは恋愛経験豊富なんですか?」

 

 突如核心を突く質問を受け驚きと羞恥で固まる雫に対し

 少年の眼差しは鋭くなったような気がした。

 しかし平然とした風を装い答えるしかないのである。

 

 

「恋愛経験? そんなものはない、です……」

 

 即座に返したつもりだったが、なぜか早口になってしまう。

 雫の狼狽ぶりを見て大雅は愉快そうに目尻を下げた。

 

「へぇ~? じゃあ僕が初めての恋人候補ってわけですね♪」

 

「冗談は止めて下さい」

 

 窘めるように言った矢先──

 クラリと目眩が襲ってくる。

 慌ててテーブルに手を付くとガツンと音が響いた。

 

「あれれ……? 雫さん大丈夫ですか? すごくフラついてますけど」

 

 心配そうに見つめる少年の瞳には侮蔑の色が滲んでいるような気がした。

 悔しさと羞恥が胸中で渦巻く。

 

(どうしてこんなことで……)

 

 アルコール耐性が低いことは自覚していた。

 しかし今日のシャンパンはとりわけ回るのが早く感じられる。

 普段より多くのグラスを重ねたとはいえ

 ここまで酩酊するとは考え難かった。

 

(まさかあのグラス……)

 

 思い返せば給仕が運んできた時の違和感が甦る。

 一見平凡なシャンパンだったが後口に奇妙な甘味があった。

 もしかして──

 

「どうされました? 急に真っ青な顔になってますよ?」

 

 大雅の呼び掛けで我に帰る。

 疑惑を確かめるにはリスクが高いし

 何より今は自分を落ち着かせる方が先決だと思い直した。

 

「なんでもありません」

 

 気丈に振る舞いながら深呼吸を試みるものの効果はない。

 むしろ更なる眩暈と吐き気に襲われる始末だ。

 額には脂汗まで浮かび上がってくる始末である。

 

「ちょっと休んだ方がいいんじゃないですか? 肩貸しますよ」

 

 差し出された細腕を咄嵯に払い除けようとした所で

 力尽きて膝から崩れ落ちそうになる。

 咄嗟に少年が受け止めたため転倒は免れたものの

 そのまま床にへたり込んでしまう。

 

(まずい……本当に立てない……)

 

「仕方ないなぁ……ほらしっかりして下さい」

 

 優しくも容赦ない言葉と共に担ぎ起こされる。

 意識はあるのに身体が言うことを聞かない。

 為すが儘で部屋の隅へ連れて行かれると

 簡易ベッドに寝かされてしまった。

 

「さてさて……どうしましょうかねぇ……」

 

 頭上で少年が呟く。

 その声色からは悪意よりも嗜虐心といった印象を受ける。

 まるで新しい玩具を見つけた子供のような

 無邪気さと残酷さを秘めていたのだ。

 それがかえって恐ろしい。

 

「あの……わたしは大丈夫ですから離れて下さい……お願いします」

 

 精一杯訴えるものの返事はない。

 それどころか彼はこちらの首筋へ手を回してきたではないか!! 

 

(何をする気なのかしら……?)

 

 不安と緊張で身悶える中ついにキスされてしまう。

 しかも相当に濃厚且つ執拗なものである。

 息継ぎさえ許されない程だ。

 

 ぷしゃあああぁぁぁ……

 

 唾液と共に謎の液体が流し込まれる感覚に戦慄く。

 それは蜂蜜のように粘っこくて甘いものだと思われた。

 しかし妙に苦い……

 そして熱い……

 

「これは特別な秘薬なんです♪

 これを飲めばどんな人でも幸福になれますよ♪

 さぁ……全部飲んで下さいね♪」

 

 耳元で囁かれる悪魔の囁き。

 拒絶したい意思とは裏腹に咽喉が勝手に嚥下してしまう。

 どくんっ! 

 

 胸の奥底で何かが破裂するような衝撃を受けた瞬間

 全身が弛緩したような感じを覚える。

 続いて凄まじい浮揚感に包まれ意識が薄れて行く……

 

「ふぅ~上出来♪ 上手く騙せたみたいだね♪ 

 じゃあ後はゆっくり愉しむ時間ですよ♪」

 

 遠退く意識の中で聞いた少年の言葉は恐らく幻聴ではないだろう……

 おそらく自分は助からないに違いない……

 そう悟った時だった──

 

 ぐにゃんっ!! 

 

 突如として景色が歪み始めたではないか!!

 一体どういうことだろう? 不安感など吹き飛び好奇心だけが残る……

 

 ◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 その唇が、まるで朝露に濡れた山茶花の花弁のように、わずかに開いていた。

 

 意識の深淵から這い上がるように、雫の睫毛が微かに揺れた。

 視界はまるで古びたレンズを通して覗くように曖昧で、輪郭が滲んでいる。

 頭蓋の内側を小槌で叩かれたような鈍痛と、

 不可解な熱が下半身の中心からじわじわと全身へ広がっていた。

 

 ——ここは、何処。

 

 思考は糖蜜の中を泳ぐように滞り、言葉が紡げない。

 喉の奥は枯れた井戸のように渇き、肺は薄い空気を求めて浅く震える。

 意識を取り戻すきっかけとなったのは、両腕にかかる不可思議な重みだった。

 まるで鉛製の枷を嵌められているかのように自由が利かない。

 靄がかかった意識を手繰り寄せながら、雫は緩慢に瞼を開いた。

 

 まず目に入ったのは粗削りの木目の天井。

 梁には蜘蛛の巣が僅かに張り、煤けた匂いが鼻腔を擽る。

 室内灯は最小限で仄暗い。

 視線を動かすと埃っぽい窓枠の隙間から灰色の街並みが見え隠れしている。

 客室と言えば聞こえは良いが、どちらかと言うならば

「使われなくなった物置を急拵えで改装した休憩所」と形容するのが妥当だろう。

 壁には色褪せたカレンダーと安価な鏡が掛けられており、

 鏡越しに自身の姿がぼんやりと反射している。

 

 ドレス姿の自分──正確に言えばドレスの裾を乱し、

 靴を脱がされ、両足を大きく割られた哀れな恰好のまま横たわる身体。

 

 状況を飲み込めず、反射的に起き上がろうとした刹那だった。

 

「ああ……意識が戻ってしまったか」

 

 耳元で囁かれた声音はひどく落ち着き払っていて、しかも妙に愉しげだった。

 全体的に雫よりも一回りは小柄な背丈。

 しかし目尻に湛える狡猾さは到底年齢には釣り合わず、

 瞳孔の奥には底冷えする程の狂気が凝っていた。

 

 六童大雅。

 

 社交辞令に留まらぬ饒舌さと礼儀正しい微笑の仮面を被っていた筈の彼は今、

 牙を剥き出しにした猛禽類と変わりがない。

 

「動くな」

 

 命令じみた一言と共に、大雅は掌を雫の額へ翳した。

 指先から青白い燐光が迸り、

 接触箇所を中心に奇妙な倦怠感が波紋のように広がっていく。

 抗おうとする意思を霧散させる魔法のような力。

 身体の隅々が弛緩し、思考まで霞んでいくのが判る。

 

 ——これが混血と呼ばれる忌むべき家系が操る異能。

 ——鬼の血によって培われた「略奪」の具象。

 

 知識としては知っていた筈なのに、実際に浴びると恐怖が先に立つ。

 けれど恐怖と共に湧き上がる生理的な反応の方が厄介だった。

 下肢の奥で熾火のような鼓動が脈打っている。

 秘所から内股にかけて滑りを伴った熱が滴り始め、

 臍下の皮膚一枚隔てた部分で

 疼痛と陶酔が交互に火花を散らしているのだ。

 

「あ……っ」

 

 掠れた喘ぎは自分のものと思えない艶を孕んでいた。

 大雅は愉悦に歪んだ笑みを浮かべると片手を雫の下腹部に当て、

 

「媚薬が順調に効いている証拠だね。

 あの酒に混ぜていた甲斐があったというものさ」

 

 耳元で低く囁くとそのまま右手の人差し指と中指を口腔内へ捩じ込んだ。

 咽る程ではないが強引に粘膜を探られ唾液腺を刺激される。

 甘酸っぱい香りが口中で炸裂し鼻腔へ抜けて行く──

 あれは最初に飲まされた甘露と同じ臭気だ。

 反射的に顎を開いてしまった刹那を見計らって液体が少量垂らされた。

 蜂蜜ほど粘稠ではなく果汁より濃厚な何かが喉奥へ落下すると同時、

 

「しっかり飲み込めよ? 君のために改良した特製だ。味はどう?」

 

 答えられない。

 答える余裕など既に消失している。

 咽喉が焼け爛れる様な甘い奔流。

 胃袋へ流れ落ちた途端、全身へ毒薬でも投入された如き衝撃が走った。

 視界が明滅し四肢が痙攣する。

 脊椎から尾骶骨まで一直線に灼熱の楔で穿たれる感覚と共に、

 

「んぅっ!? ……あっ、や……!?」

 

 甲高く悲鳴が響いたと思う間もなく両乳房へ触れられた。

 布地越しではあったものの明らかに大きさを確かめる様な動きではなく弄虐目的の動作だった。

 既に固くなり始めていた乳暈ごと強く捻られ鋭い電流が迸る。

 

「こんな玩具みたいなサイズなのに随分と感度良好じゃないか!? 

 それとも名家のご令嬢というのは皆この程度なのか?」

 嘲罵と共に爪弾く音色にも似た刺激が断続的に送られて来る度

 

「ふああん♡」

 と恥ずかしい声が出てしまう。

 羞恥と嫌悪から顔全体を紅潮させつつ涙目になって訴えようと試みた刹那

 耳朶へ直接吐息を吹きかけられてまた身体が跳ね上がる。

「まだまだ序章ですよお姫様……これからもっと凄いことしてくれちゃいましょうねぇ♡」

 蠱惑的な声音と共に右腋窩あたりまで滑った掌が

 ゆっくり円弧を描きつつ下降していく途中、

 何度も軽く抓られてしまうせいで更なる疼痒が呼び覚まされていく……

 その様を見て嗜虐心旺盛な少年は小さく笑ったかと思うと

 いきなり両手首を掴むと左右それぞれ上方へと持ち上げてしまった。

 小柄な割に、意外と無くはない乳房。

 双丘の頂点で珊瑚色の尖が天を目指している。

 先端には薄桃の乳嘴がちょこんと鎮座し、

 その周りをピンクの乳輪が彩っていた。

 吸えば甘い蜜が出そうだ。

 若鹿のような肢体には贅肉が一切ない。

 肋骨の浮き上がり方が分かるほどに痩身であるが、

 同時に豊かな曲線も併せ持っているという相反する要素を同居させている。

 そんな矛盾の塊だからこそ却って煽情的なのだ。

 

 大雅は暫し無言のまま彼女の裸身を眺めた後、一歩退がった。

 

「やはり素晴らしい……何度見ても飽きませんねこれは」

 

 呟きながら懐から取り出したのは折り畳み式の手鏡だった。

 それを角度調整しつつ彼女の目前に据えた。

 そこで漸く己自身の霰もない姿を目視出来た雫の表情には絶望と困惑が

 同時に浮かび上がり見る者全ての庇護欲を搔き立てる……

 

「嗚呼なんと愛らしい反応でしょう♪ 

 これこそ我々大人・童貞・紳士諸氏共通の理想像ではございませんか?」

 芝居掛かった口調で独演すると再び接近してきた少年は

 まずは指先だけで首筋辺りを撫でる程度のことしかせずに

 焦燥感だけ募らせる手法を選択した

 ─────────確かに其れは効果絶大だと云えるだろう

 なぜならば一刻一秒ごとに淫靡なる情動が芽吹き増幅し続ける故に

 耐え難い疼きとなって襲い掛かる躾に悶える女体。

 

 小ぶりな乳房を掌で掬い上げるように揉みしだくと同時に乳首を捏ねる。

 反応は劇的だった。

 背中を反らし宙を見上げるように喘ぐ姿は

 さながら舞台に立つプリマドンナのように美しい。

 

「ひゃん! やめ、やめて……っ」

 

 拒絶の言葉とは裏腹に、雫の身体は快楽に溺れ始めている。

 秘所からは止めどなく愛液があふれ出し、太腿まで濡らしていた。

 大雅はその様子に満足げに頷くと次の行動に出た。

 乳性感帯を耕し、快楽神経を植え付けるべく執拗に揉み捏ねる。

 

 小ぶりな膨らみながら指を埋める心地よさは柔らかく温かい。

 弾力と柔軟性のバランスが絶妙だった。

 乳首を抓りあげると同時に下唇を噛みながら眉間に皺を作る仕草が

 殊更嗜虐趣味をそそるのだ。

 

 雫の呼吸が早くなるとともに体温が上昇する。

 それに合わせるようにして額に汗が滲み始めた。

 それが滴る前に拭き取りたいと思ったときには既に行動に出ていた。

 

 大雅は己の舌を伸ばすと雫の首筋を舐める。

 突然の感触に驚愕する暇もなく更なる攻撃が始まった。

 今度は腋の窪みへ到達し犬猫の如く頬ずりを開始した。

 

「うあ!?」

 

 唐突に走ったこそばゆさは未知なる領域であり耐性ゼロの少女には

 拷問にも等しい責め苦といえたようである。

 

 逃げようと試みるも上手くいかないどころかより深く潜り込んでくるため

 益々おかしな方向へ連れ去られるしかなかった……

 

「ダメっ! もう十分……お願いだから止めて……!」

 

 涙声になりながら訴えかけてくるものの聞く耳持ってもらえなかったようで

 それどころか楽しげな声音で囁きかけて来たではないか!! 

 

「駄目ですよぉ……だって可愛すぎるんですもの~」

 

 悪魔の宣告とも言うべき台詞に絶望感を覚えつつも

 それでもなんとかしようと足掻き続けた末とうとう

 決定的な瞬間を迎えてしまったらしい。

 

 突如雷鳴轟くような感覚と共に意識を飛ばされてしまう事になったからだ。

 

 気付けば既に全裸になっており

 股間部も丸見えになっている状況に気づいた時は遅すぎた。

 慌てて隠そうとするものの相手の方が早く行動していたらしく

 足首近くまで伸びてきた腕により阻止されてしまったのであった……

 

「見てみなよ……こんな風になってるよ?」

 

 眼前に突き付けられたモノは

 先程まで自分を苛んでいた相手の一部なのだろうか。

 小柄で華奢な美少年の身体から生えるにはあまりにも禍々しいモノ。

 それはグロテスクな形状をしていて

 雫の処女らしい想像を遥かに超えるサイズを誇っていたのだ。

 

(まさかこれを入れるつもりなの……?)

 

 現代女性魔法師の現実を教育されなかった夢見がちな少女に襲いかかる

 あまりにも過酷で理不尽な生々しい現実の洗礼。

 

 

「だいじょうぶ。痛くないようにするから」

 

 嘘だ。

 

 雫は確信していた。

 そこには以前見た事のあるものとは明らかに違った物があったからだ……

 雌を喰らい、破滅させるためだけの醜悪な肉塊。

 鋼鉄のような硬度と岩盤のような重量。

 人倫も何もかも踏み潰す暴力装置。

 女性の尊厳を塵芥にする害意の結晶。

 

 まさに肉凶器と呼ぶ他ない代物であった。

 

 鬼種の血脈は決して伊達ではない。

 

 まだ精通すらしていないであろう時期から

 生物学的にも遺伝子的にも異常な成長を遂げ続けている証明だ。

 目の前に聳え勃つソレは有り得ない長さと太さを兼ね備えているではないか! 

 

 しかも先端から透明な液体が溢れ出して糸を引いている様を見る限り

 既に準備完了といった感じなので尚更怖いのだ。

 

「さあ始めようか」

 

 笑顔を作りながら宣うと同時にもう片方の腕で頭部を抑え込まれてしまい

 万事休すと悟った雫は

 せめてもの抵抗として全力で両足を閉ざしてみせたものの……

 

「無駄だよ」

 

 嘲笑交じりの一言と共に肩口を摑まれるや否や簡単に押し広げられてしまった。

 弱点も殆ど無いと謳われる完璧なプロポーション。

 健康的ながらも清楚感に溢れる肌。

 何一つ穢れていない秘境が眼下に晒されていた。

 毛量の少ない薄紅梅色の園は透き通るように淡い。

 柔らかい土手を左右から押し開けるとその奥に眠る

 乙女の源泉が垣間見える。

 

 小さくて控えめな入り口からは僅かながら銀白色の蜜汁が湧き出ていた。

 まだ誰にも暴かれたことの無い乙女の源泉。

 それを目にした瞬間、大雅の理性という堰は脆く崩壊してしまう。

 最早歯止めが利かない状況となっていた。

 

「いただきまぁす♪」

 

 処女華を襲撃する毒蛇のごとき肉鞭はすぐさま標的を見据えた。

 一度射出された毒針には対象を仕留める迄決して離れないという習性があり

 その標的は当然の如く獲物である少女の最も脆弱なる部分へと吸い寄せられる。

 待ち望んだ瞬間を迎えるべく大きく開脚されてしまった

 両脚の付け根中央位置に向けて一直線に向かってきたのだった。

 

 パンッと破裂音にも似た衝撃波を撒き散らしつつ着地した

 巨大質量の物体が触れるや否や

 視界すべてを覆いつくしてしまうほどの閃光が駆け抜けた。

 

 脳裏で鐘を撞かれたような感覚と共に

 全身を突き抜ける尋常ならざる痛みと圧迫感。

 思考回路だけでなく五感そのものを

 焼き尽くしてしまうくらい激烈な破瓜の惨禍。

 

「ぎ……ひ……ッ!?」

 

 声にならない悲鳴が迸る。

 腰椎が砕けたかと思うほどの衝撃。

 膣壁を抉じ開け押し広げ擦り下ろすように侵入してくる灼熱の杭。

 耐えきれず瞼が閉じ切り涙が迸る。

 子宮口付近まで侵入を許した時点で一旦停止したのだろうが

 

 まだ三分の二も達していない。

 

 つまりこれから更に深く突き刺さってくるということだ。

 想像するだけで恐ろしいのに身体の方は別の反応を示す始末……

 

 結合部より流れ出る鮮血を潤滑油代わりにして

 凶悪な質量の器官はさらに進行速度を速めていた……

 

「ふ……ッ! ぐッ! ……っっっ!!」

 

 押し殺した悲鳴だけが虚しく室内を木霊した。

 あまりの圧迫感と重量感のためか息を吸うことすら出来ず

 酸素不足に陥った視界いっぱいに砂嵐が蠢く。

 その間も依然として侵入は続いており……

 

 遂に全てが納まってしまった瞬間……

 

 頭蓋が破裂してしまいそうな錯覚と共に

 雫はこれまで味わった事の無い

 未曾有の疼痛に翻弄されていたのだった……

 

 

「すごい締め付け……気に入ってくれたかい? 動くから……っ!」

 

 死刑宣告にも等しき台詞と同時に行われる抽送の往復運動。

 ゆっくりとした速度ではあるものの

 充分過ぎるほどの太さを保つ鋼棒にとって

 障壁など在り得ないと言わんばかりに蹂躙する。

 

 押し込まれる際に感じる激痛と

 引き戻される時の摩擦熱とが交互に押し寄せ

 両方同時に押し寄せてきては去って行く。

 

「ひッ……! いっ……!」

 

 雫は咄嗟に唇を噛み締め声を殺そうとした。

 しかし内壁を擦り上げられ奥を突き上げられるたびに漏れてしまう。

 自分の意思ではどうしようもない生理反応に

 恥辱と恐怖心がどんどん肥大していくのがわかる。

 

 そんな内心を知ってか知らずか少年は嬉々として責め立てる。

 

 ズブッ! ヌチャァッ!! グチョォッ!! 

 

 湿潤な粘膜を蹂躙しながら精液や愛液などが混合された

 濃密な分泌液の奏でる淫猥な旋律が室内中に充満していく

 結合部より溢れ出た液体は

 雫のお尻の穴の方まで流れていきシーツに大きな染みを作ってゆく

 

 ピストン運動が激しさを増すごとに

 揺れる乳房へ少年がしゃぶりつくと

 ツンと尖った桜色の敏感乳首を舌先で弾かれた挙句

 吸引と嚙みつきと引っ張られをセットにした三点責めによって

 さらなる快楽が下腹部に集まってきてしまった途端……

 

 キュゥウン♡

 

 雫の中で何かが大きく弾けたと同時に今まで感じた事のない

 充足感とも空腹感とも違う新感覚に囚われていってしまう。

 

 そして同じタイミングで体内へ侵入していた棍棒状の武器もまた

 限界を迎えようとしているようだった。

 先程よりも一段階速いテンポで出入りを繰り返していた肉塊は

 ラストスパートとばかりに一層激しく脈打ち始める。

 

「中に出すよッ!! 受け止めてくれッッ!!」

 

 ドプッドプンドップンッ!! ブシュァァ──ー!!!! 

 

 幾度となく押し寄せる津波にも似た大量射精によって

 小さな肉洞内は瞬く間に白濁色の毒液に満たされ

 行き場を失った余剰分が逆流する形で吹き出したのであった……

「やぁ、らめぇ……っあぅ……ッ……っ! やらぁ……」

 

 雫はその光景と自らの腹部を蹴破りそうな勢いで放出される熱波に

 ただただ身を捩ることしか出来なかった。

 初めてを捧げた場所に、

 よく知らない少年の種を大量に注ぎ込まれてしまった事実。

 

 膣内が痙攣するように震え続けている。

 子宮がきゅんきゅんと疼く。

 全身から力が抜けていく。

 こんな感覚は生まれて初めてだった。

(もう……終わりだ……)

 

 溢れた涙は絶望と恥辱、或いは……解放感? 

 雫の瞳から零れる光景を眺めていた少年は

 満足げに微笑むとゆっくりと離れていった。

 

「これで晴れて雫は僕の愛人だね?」

 

 全く萎えない肉塊が幼い膣襞を雌に躾けていく。

 

 

「……」

 

 返事をする気力も湧かない雫を再び襲う肉槍。

 再び訪れる苦痛と快楽の坩堝。

 

 雫の長い夜が始まった。

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「はぁ、はぁ……んちゅっ、じゅるっ、はぁっ……れろっ……」

 

 愛人に必要不可欠な作法と称して強要されたフェラ奉仕。

 慣れない口腔での愛撫は稚拙だが、

 逆にその不慣れさが征服欲を刺激し興奮材料となるらしく、

 少年は恍惚とした表情を浮かべている。

 

「もっと丁寧にね。カリ首の裏側に舌先当てて、

 亀頭の縫い目のところもちゃんと掃除するんだよ?」

 

 言われた通り丹念に舌を使う雫の姿は健気さと背徳感を両立させており、

 何とも言えない色香を放っている。

 小さな手で竿を包み込み上下に扱きながら

 先端から滲む我慢汁を啜り取る様子も

 

「偉いぞ。続けて」

 

 褒められる度に嬉しそうに目を細めると

 さらに深く銜え込む姿は完全に堕ち切った証拠である。

 

 行為終了後に跪いたまま余韻に浸る雫の前に屹立した一物を見せつけると

 条件反射のように顔を寄せた少女の口元へ突き付けた。

 

「んん〜っ!!」

 

 突然の暴挙にも関わらず従順に

 頬張ると喉奥に溜め込んだ涎と一緒に飲み込み始める。

 

 その際発せられる水音が卑猥極まりない効果音を奏でており、

 

「ぷふぅ……けぷっ……」

 

 満足そうに息を吐いた瞬間

 口から溢れ出た分を取りこぼすまいとしている

 淫靡さ漂う光景は耽美的な背徳感を煽ってくるのだ……

 

 教えた通りに肉棒に舌を這わせ、精液を舐め取る雫。

 小さな舌が幹を伝い、玉袋まで辿り着く。

 幼さの残る容貌と卑猥な仕草のコントラストに

 大雅の背筋がゾクリと震えた。

 

(完全に躾けられた雌に成り果てた……!)

 

 当初の氷刃のような冷たさは跡形もなく溶け去り、

 今はただ快楽を求め媚びへつらう従順な雌奴隷。

 それが今の雫である。

 

 凌辱されココロ折られ、カラダも屈服した少女にとって、

 なめしゃぶり奉仕する肉棒の存在感こそが唯一の現実だった。

 盲目的に舌を這わせ、飢え乾いた者の様に一心不乱に唇を窄め、

 頭蓋を前後させ、熱い口腔粘膜を密着させる。

 

 彼女にとって口唇愛撫の技術向上は死活問題だった。

 快楽神経束を喉奥深くに差し込んで、

 窒息寸前の悦楽を演出する。

「ん……はぁっ……んちゅっ……」

 

 幼い喉奥に吸い付かれた肉棒が、ビクビクと震える。

 

「そう、上手だ」

 

 囁くような声音が耳元に落とされた瞬間、

 雫は脳髄まで痺れるような幸福感を覚える。

 

「あ……ありがとうございます……」

 

 感謝の言葉を述べた後、再び肉茎に顔を埋める雫。

 すでに自分の立場とすべきことが頭の中に刻み込まれている様だった。

 

 

「ちゅぅっ……はぁっ……れろぉっ……」

 

 小さな舌を必死に動かし

 先端部分だけではなく竿全体を隈なく清めていく。

 

「いい子だね」

 

 そう言って頭を撫でると嬉しそうに微笑む雫。

 猛り狂ったモノと可憐な唇の対比が実に背徳的だ。

 

「さて、次は何をしてもらおうか……」

 

 少年がゆっくりと亀頭を口に含ませてくる。

 丁寧に舌の表面をなぞっていき、最後に喉奥深くまで突き入れた。

 

「うっ……ごほっ……!」

 

「歯を立てたらお仕置きするからね?」

 

 脅すような言葉とは裏腹に優しい動きで

 口腔内を掻き回していく少年の巨根。

 

(ひどい……だけど、すごく気持ち良い……)

 

 

 自分の体なのに知らない秘密のスイッチを見つけて押される。

 少女が大人に変わっていく。

 生まれ変わる。

 心地よい熱情に浮かされていく。

 それこそが“女性”になることなのかもしれない……

 

「ふぁあっ!?」

 

 唇を性器に躾けられた恥辱も消えぬ間に

 大雅は腰を引いて雫の口腔から逸物を抜き取った。

 突然の出来事に呆気に取られる少女だったが、

 次の瞬間には信じられない要求を受けたことで驚愕することになる。

 

「舌を出してくれないかな」

 

「へ? ……こうですか?」

 

 素直に突き出した赤い果実は、

 幼さ故にとても扇情的な色彩を放っていた。

 そこに容赦なく押し当てられた生暖かい男性器。

 

「んむぅッ!?」

 

 驚愕し目を見開く雫。

 そんな彼女の様子などお構いなしと言わんばかりに

 少年は自らの欲望を押し付け続ける。

 

「……僕のモノをお口で綺麗にする方法、教えてあげようか」

 

「え……!?」

 

 大雅は雫の小さな顎を掴むと、その手に自らの陰茎を握らせた。

 

「さっきみたいに舐めるだけで終わっちゃ駄目だよ? 

 こうやって……指先で優しく包み込んで、カリ首の所とか丁寧にね?」

 

 小さな指先が恐る恐る竿に沿って上下する。

 熱くて硬い肉棒は、触れているだけで胸の奥がざわつく。

 

「そうそう、上手上手。ほら、次は亀頭の括れを重点的に……」

 

「ひゃぅ……っ!?」

 

 舌先が触れた瞬間、大雅の身体が僅かに震えた。

 敏感な反応を返してくれるのが嬉しいのか、雫はつい夢中になって

 

「ちゅっ……れろぉっ……」

 

 可愛い舌がチロチロと鈴口を這い回る。

 

「くぅっ……! あぁ、それすごく良いよ……!」

 

 喉奥で笑いながら大雅は雫の頭を撫でる。

 幼い頬に陰毛がサワリと擦れる生々しい感覚。

 

「こっちも忘れないでね」

 

 大雅は自らの腰を動かし、雫の頬肉へと怒張した先端を押し付ける。

 柔らかな頬がへこむ様は筆舌に尽くしがたいほどの背徳感に満ちていた。

 

「ん……っ、んむぅっ!?」

 

 熱く滾った雄根を押し当てられた瞬間、

 雫は反射的に身を仰け反らせた。

 

 

 ヒトに戻されては雌オナホ扱いで貶める鬼畜の所業。

 ココロを殺して受け流すことを許さぬ、奴隷妻調教の妙技。

 尊厳を砕かれ、六童の愛人に相応しい肉嫁に造り換えられる絶望。

 既に精液の苦さと生臭さを心地よく想うように

 感性を改変されていたと自覚して愕然とする。

(私は六童の精液扱き捨てオナホじゃない……! 北山雫なんだ……)

 

 必死にかき集めたヒトとしての尊厳で持って睨みつける愛人を

 見下ろす愉悦に心震わせる大雅。

 普段は従順に、時には気紛れに抵抗させるのも愉しい。

 何事もバランスだ。

 総身に力を振り絞って逃れようと華奢な女体を捩らせる雫を

 力尽くで押さえつけ、無理やり犯してやれば泣き叫んで絶叫する。

 嫌なのに感じてしまうメスの性に、

 チンポを悦ぶオマンコの蠢きが少女を傷つけプライドを引き裂く。

「あぁっ♡なんで、こんな、嫌だぁっ! いやらのぉ! あ゛っ♡」

 イヤイヤと首を振る様も健気で可愛い。だがそれもここまでだ。

 今ここで彼女を孕ませれば、もう一生俺以外に股を開くことはなくなる。

 それまで徹底的に快楽を叩き込み、完全に依存させると決めたのだ。

 その後は好きな時に呼び出し種付けプレスで精子便器にしてやる。

 あぁ、楽しみで仕方がないぜ。

 それにしても本当に最高だなぁ……今まで色々とやってきたけど、

 間違いなく一番興奮したレイプだと断言できる。

 もう完全に子宮の中はザーメンタンクと化しているんじゃないだろうか? 

「うわぁ……すっげぇ出たぞコレ。どんだけ容量あるんだよマジでw」

 

 

「あっ! んぅうっ! ああぁっ!」

 

 膣内の粘膜を擦られながら最奥まで貫かれた瞬間、

 彼女の口から大きな嬌声があがる。

 幼い容姿にそぐわない妖艶な声色に、

 思わず聞き惚れてしまいそうになるほどだ。

 だがそんな場合ではないと思い直し、彼女の細い腰を掴むと、

 一気に激しい抽送を開始した。

 

 パンッ! バシンッ!! ズブゥウッ!! 

 

 肌同士がぶつかり合う音が室内に響き渡る。

 最初は緩やかな動作だったものの

 徐々にピッチを上げていくにつれてお互いの結合部より噴出される

 互いの淫蜜がベッドの上へ飛び散っていく。

 

「ひっ!? あぐぅう!! だめぇえっ!! んくぅうぅっ!!!」

 

 突き上げる度に身体を跳ね上げる雫。

 

「やめへぇえっ! 奥当たってるからぁあっ!! もう勘弁してくだしゃいぃいっ!!!」

 

(ダメだって言ってるのに聞いてくれない……! こんなの無理……!!)

 

 雫の目尻から流れ出す涙を見て哀れに思ったのか

 少し落ち着いたトーンで大雅は話し掛けた。

 

「まったく困った愛人さんだ……しょうがないだろ? 

 君みたいな可愛くて素敵な女の子を見つけたら、モノにしたくもなるよ」

 

 ニヤリとした笑みを浮かべつつ言い聞かせるように語りかける大雅だったが、

 もちろんこれっぽっちも反省なんかしていない。

 むしろ逆効果だろうなという考えがあっての行動だったのである。

 実際に効果覿面だったらしく、今度は半泣き状態になりながら訴えかけてくる。

「助けて、だれかさんんむぅ!?」

 強烈な一撃を受け止めた瞬間に発せられた否定的な言葉に対し

 即座に対抗して遮るべく彼女の口元に自分の唇を重ねたのだ。

 そのまま舌を差し込むと口内を探るように蹂躙し始める。

 最初は抵抗していた雫も次第に抵抗力を弱めていき

 最終的にはされるがままになってしまっていた。

 しばらく続けているうちにどちらともわからない唾液の交換を行いつつ

 口づけを堪能している最中のことであった。

 唐突に腰を引いてから思いっきり突き込んできたため

 肺腑から空気が排出されると同時に甘ったるい悲鳴が上がったのであった。

「ふあぁ!? んぶ! ん〜!」

(何今のっ!? 凄いのが入った感じがした……! 

 おなかの中でグニュって動いてるよぉおお!!)

 身体の中に熱いマグマみたいなものが流れ込んできて

 全身隅々まで満たされていくような不思議な感覚。

 

 成長途上の女体を耕す邪悪なチンポ。

 膣奥を穿たれる都度、

 内臓を抉られているかのような圧迫感を感じるはずなのに、

 何故か気持ち良くなってくるから不思議である。

(これじゃまるで私が痴女みたいじゃない……!)

 いやいやいやいやそんな馬鹿なことあってたまるか! と慌てて否定に入る。

 しかしいくら考えてみたところで答えが出ることは無かったし、

 そもそも考える余裕なんてものは微塵もありはしなかったわけだが。

 

「ちゅぱっ、んあぁ♡」

 

 キスだけでも相当な威力を持っているらしく

 思考能力の大半を消失させられてしまって

 まともな判断ができなくなってしまったのだ。

 そのうえ何度も繰り返し行われてきたおかげなのか、

 最初は拒んでいた彼女だったものの今では積極的に応えるようになったぐらいだし

 そればかりか積極的にこちらに求めて来る始末だった。

 

(駄目なのに……負けたくないのにぃ♡)

 

 それでも必死に歯を食いしばりなんとか耐え忍ぼうとするのだが……

 

「ふぁっ♡あひゃあっ!? ♡」

 

 不意を突かれたことで甲高く耳を劈く嬌声を発する羽目になる。

「あれぇ? おかしいぞー? 急に反応変わった気がするんだけど? 

 ねぇどうしてだと思う? 教えてほしいなぁ〜♪」

 

 意地悪い笑顔と共に問いかけてくる主人(?)に対して

 羞恥心と悔しさが入り混じった複雑な表情を見せる愛玩動物の如き乙女。

 本当は言いたくはないのだが

 言わなければ解放してくれないことぐらいわかっているわけで。

 仕方なしに蚊の鳴くような小さな声で呟くように答えた。

 

「……気持ちいい」

 

 途端にニヤァっと厭らしく吊り上がる口角。

 待っていましたとばかりに続きを促すジェスチャーをする姿に

 またもやイラッと来たものの堪忍し言葉を続ける。

 

「こ、こんなカラダにした責任取って!! 変態っエロザルっ!!」

 

 ヤケクソ気味に捲し立てると、今度は大雅が満足げな表情を見せる番だ。

(やっと言ってくれた。そうだよね。やっぱりそうでなくちゃ。

 君はボクのものなんだよ永遠にずっと一緒なんだ。嬉しいなぁあははは!!)

 

 喜色満面で割とある乳房をかき集め揉み潰しつつのガン突き。

 すっかり性感帯に育てられた乳肉から迸った快楽電流に

 イキ狂わされる雫は懇願する。

 

「だいきくん好きだからぁああ!! ゆるしてええ!!!」

 

「だいすきっ! だからぁああ!! ゆるしてええ!!」

 

 汗と涙で濡れた顔は既に原型を留めていないほど歪んでおり、

 

 到底外には見せられないような酷い顔付きとなっていた。

 無論のこと本人としてもこれは隠したいと思っており、

 可能な限り表情筋を引き締めようとは試みてはいたのだが全く上手くいかない。

 と言うよりもむしろ余計に酷くなってしまったというのが正しいかもしれない。

 それくらい凄惨な絵面になっていることは確かなのだ。

 

 揉み解され淫靡に歪む乳房が躍動し、

 桃色の蕾が快楽信号を脳髄に叩きつけ狂わせる。

 雫を快楽に酔わせる悪魔の玩具。

 幼い体躯に見合った双丘は

 淫蕩な果汁を滴らせながら踊り狂い魅惑の谷間を作り上げていた。

 

 

「あんっ! んあ! んん! やぁ! だめぇ! やめてぇ!!! 

 お願いだからもう許してくださいいいィイ!!!」

 

 ビクンビクンと痙攣を起こし始めた秘貝へと

 追撃を与えるようにして打ち込まれた楔の衝撃によって

 意識を飛ばされる寸前のところで踏み止まったものの

 

(なんでこんな酷いことするのっ……

 どうしてわたしにこんな酷いことができるのぉおおおっ!?)

 

 嗚咽混じりの恨み節を並べ立てつつ悶絶する姿に嗜虐心を煽られたのか

 益々調子に乗って攻め立てる加減というものを知らない暴君であった。

「あっ♡はぁんっ♡ああぁんっ♡あ────ーッッ!!!!」

 

 艶めかしい啼き声を轟かせながら絶頂を迎えた雫を

 見守りつつも一切休憩を与えることなく攻め立てる。

 絶頂直後の敏感な秘洞に容赦なく打ち付けられる怒涛の責め苦の前に

 なすすべもなく流されるままに喘ぎ狂うことしかできない哀れな被虐姫である。

 

 ゴリュッ♡と掻き毟られ、抉られた膣襞が甘い悲鳴を上げる。

 媚びを売る雌肉の蠕動運動は留まる事を知らない。

 己の主人を歓迎するようにして

 きゅううぅっと肉輪が締め上げるたびに伝わってくる感触が

 とても心地好いらしく何度でも味わいたくなる中毒症状に苛まれて

 仕方が無いといった様子のようだった。

 

「うわぁぁ〜♡っ! すごいのぉっ!」

 自分のモノとは到底思えないほどの上ずった声が出たにも拘わらず、

 

(なんでこんな気持ち良くなるんだろう……?)

 内心疑問符を浮かべていたもののそこまで考える暇など残されていなかった。

 

 パンパンパンパン! 

 パン! パァァアン! 

 

(だめ……こんなのおかしいよ……っ!)

 

 頭の中で警告灯が点灯するのがハッキリ分かるくらい

 気持ち良いという信号を連打してくる脳内麻薬製造機になってしまったらしい。

 一体全体どういう原理でそうなっているのか皆目検討もつかないけれど

 とりあえず確かな事がひとつあるとするならば──―

「あは……♡こんなのでイったらもう普通に戻れなくなっちゃう……」

 

 恍惚とした声音とともに零れ落ちた言葉が表す通りであろう。

 もし仮にこんな状態にされてしまった場合

 元に戻ろうと思ったところで無理だということだ。

 なぜなら完全に身体の方が覚え込まされてしまっている以上

 男なしでは生きられなくなってしまったといってもいい。

 

「ほら見てごらん? もう準備完了してるじゃないか?」

 

「そんにゃ……」

 

「違う? なら証明してみせてよ」

 

(そんなこと出来るわけないじゃない……)

 

「できないの? ほんとうに?」

 

 大雅は雫を後ろから貫いたまま。

 鏡台の方まで歩み寄り。

 

「ほらご覧よ。コレがいま君の中にあるモノだよ」

 

 バックから伸びた右手が鏡に映り込んだ。

 中指と親指を使って作られた円状の窓枠。

 レンズ越しに覗いた自身の姿はひどく乱れきっていた。

 涙痕などで汚れ果てて見る影もない顔貌も

 衣服としての意味を成していない襤褸切れ同然になったドレスも何もかもが。

 

「ほら、見えるでしょ? 今どんな状況か理解できてる?」

 

 普段の無表情が無惨に蕩かされたメス顔。

 いやらしい涎を垂らし。

 

「はぁ……ん……っ」

 

 卑猥なモノで串刺しにされながら喜悦に酔う淫売。

 他人のそら似と言ってもいい。

 自分が最も忌避していた存在像。

 浅ましく腰を振り応える獣性剥き出しの娼婦。

(私じゃない……こんなのは違う……!)

 

「違うっていうのはどこがどう違って見えるのかなぁ? 教えて欲しいんだけど?」

 

「そ……そん……な……」

 

「そうだよねぇ〜君は僕の言う通りにすれば良いんだから

 他に何も考える必要はないんだよ? 

 難しいことなんか何一つ考えなくていいんだからさ」

 

 優しげな口調とは裏腹に、鋭利な刃物で切り付けるような残酷な言葉の暴力。

 自分を鼓舞するために掲げてきた理想像と

 現実に直面している醜悪すぎる姿との乖離に戦慄してしまう雫である。

 それでもなお認めることができず否定するように首を振る中、

 容赦なく股間部から発生した灼熱感。

 

「うぁああっ……!」

 

 突如として襲ってきた未知の感覚に困惑の色を濃くする

 若き魔法師としての本能が告げていた。まずい。何かがおかしいと。

 だが何が起きているのか理解できず思考停止に陥った刹那、

 

 ズブッ♡ジュプゥウゥゥ♡♡

 

 一気に奥の奥まで貫通される。

 子宮口に達した切っ先がさらに先へ進もうと突き上げてくる。

 

「あぁあっ! ひああぁっ! いひゃいぃっ! やめれえぇっ!」

 

(ダメ……これ以上されたら壊れる……)

 

 これまでの人生で最大級の恐怖心を抱き慄いた瞬間、

 凄まじい勢いで放出された奔流に洗い流され

 

「ああああっっっ♡」

 

 盛大に潮を吹き出してしまいましたとさ。

 

「ふふ……出しちゃったね?」

 

(いやぁ……こんな……!)

 

 頭の中が真っ白になるほどの激烈なアクメに溺れる少女に対し

 満足げな表情を浮かべる少年。

 背面立位で背後から抱え上げられ、イカされる雫。

 鏡台越しに映る自身の痴態。

 

「あへっ? あへ……ぁ?」

 

 舌をだらりと突き出して犬のように荒く呼吸を繰り返している最中に

 再度襲ってきた凶悪極まりない杭打ちピストン。

 

「ああっっ! うごいちゃっっ!!」

 

 無慈悲な剛直に翻弄されるしかない哀れな少女。

 そんな哀れな獲物を更なる快楽の沼へと引きずり込まんとする

 悪辣非道な狩猟者が更なる追撃の狼煙を上げた。

 

 ドスッドスッ! ヌップッ! ズバンッ!! 

 

 腰使いに合わせて揺れる美臀。

 瑞々しい果肉が熟れて破裂するまで

 じっくりじっくり責め立てる。

 

「ほらほらまたいっぱい漏らしてきてるじゃないか?」

 

「違うのっ! これはちが……あひんっ♡」

 

 耳元で囁かれる声と同時に施された

 乳頭への爪弾きがトリガーとなって

 またしても大量の液体が吹き出し始めてしまった雫。

 

「嘘つき」

 

「あっ……やっ……! あぁっ!」

 

「そんな悪い子はもっともっと罰が必要だよね? 

 

 雫ちゃんは何が欲しいのかな? 言ってみなよ」

 

「わたしは……わたしが欲しいのは……」

 

 朦朧とする意識の中

 与えられた問いかけに対する回答を考える余裕など当然残っていない。

 ただただ反射的に浮かんできた言葉が

 そのまま口を衝いて出てきてしまう。

「あなたの赤ちゃんくださいっ! 

 だいきくんの種たくさん飲ませてくださあぁっ!!」

 

 

 

 一際強く抱き寄せられて唇を塞がれたと同時に訪れた最大級の快楽洪水。

 脳裏に火花が散るような眩暈に似た錯覚を覚えるのと同時に

 胎内で何か温かいものが弾け飛ぶような感覚を覚える。

「よーしっ! 合格っ! いい子だねぇ」

 ビクビクッと小さく身を震わせる雫の耳元へと近づけた口から

 低い声で宣告される言葉を聞いた時、

 

(ああ……終わっちゃったんだ……)

 

 漠然とした喪失感に見舞われてしまったのだった。

 

 

「どうしたのさ。そんな顔しちゃってさ……」

 

 放心状態に近い様子の愛人に抱きしめながら訊ねてきた大雅に対し

 

「終わったんだと思って……」

 

 まだ若干虚ろな瞳のまま答える雫。

「何が?」

 

「全部」

 

(こんなヒドイ目に遭えば二度と立ち直れないって思ってた)

 

「バカだなぁ〜終わるのはまだまだこれからだよ?」

 くすくす愉快そうに笑いながら続ける。

 

「これからゆっくり付き合ってもらうつもりだから安心しなさいな」

 

(嘘っ!?)

 

「まずは今日一日かけてじっくり遊んであげるよ」

 

 にっこり微笑む表情に寒気を感じつつも

 どこか安堵している自分が居ることに気づき愕然となる雫であったが

 

(まぁいっか)

 

 ふと見上げた鏡越しに合致する眼差し。

 その奥に潜む仄暗い炎のような光に囚われて。

 自然と湧き上がってきた充足感に身を任せながら喘ぎ啼く……

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 六童家のパーティー会場は、腐った蜜の香りに満ちていた。

 

 シャンデリアの光が千の刃物となって降り注ぎ、床に散らばる空のグラスを抉る。

 サテンのドレスが蠢くその下で、

 何十もの舌が耳障り な音を立てて滑り合っている。

 ここは社交界という名の闘獣場であり、

 北山潮は自分の妻と娘を檻に放った飼い主の如く、壁際の柱に寄りかかっていた。

 

 

 彼は、かつて「北方」と名乗った名残の如く、

 今や北の方角へと傾きつつある巨大船の船首に立つ船長のようなものだった。

 魔法産業という新大陸の発見に遅れ、旧来の航路に縋るばかりの帆船は、

 いまや嵐の海を漂流する瀬戸際にあった。

 売却と譲渡、組織改編と人員整理──幾つもの契約書に署名するたびに、

 ペン先から滲むインクが紙面に染みを広げるさまは、

 まるで己の血管から零れる血のように見えた。

 

 だがその日、潮は奇妙な安堵を覚えた。

 斜陽の王国に最後の一筋の光が差し込んだかのような錯覚であった。

 六童家から提示された条件は苛烈だった。

 グループの主力事業の半分以上を譲渡し、

 債務保証を引き受けてもらう代わりに──

 我が家には、売却すべき唯一無二の宝があった。

 

 それでも潮は書類にサインした。

 妻・紅音と娘・雫を担保に提供することで。

 否、正確には「生贄」と呼ぶべきであろう。

 資本主義の神は冷酷であるが故に公平であり、

 求められたものを差し出した者のみが次の航海券を手にする。

 

 

 脳裏に過ぎるのは、参加の企業群の、社員やその家族のために

 最愛の妻子を売り渡したトップとしての決断……

 

「北山さん、お顔色が優れませんね」

 

 ワイングラスを差し出した男の指先に、

 六芒星の紋章が燭台の火に照らされて妖しく瞬いた。

 師補十八家の一角、六童家の執事——

 いや、これは死の宣告を届ける死神の鎌の柄に過ぎない。

 

「娘さんは随分と可愛らしいですね」

 

 潮の胃の腑がかすかに収縮した。男の瞳孔が広がる。

 爬虫類特有の捕食者の眼光。

 

「妻も才媛だとか」

 

 今度は血管が冷えた葡萄酒のように脈打つ。

 喉の奥に詰まったのはワインではなく鉛の塊だ。

 

「北山グループの再建資金——お二人の一晩分で捻出いたします」

 

 嗤っている。嘲笑ではない。憐憫でもない。

 これは純粋な商談の成立を祝う微笑みだ。

 潮は掌を握り込み、爪が皮膚に食い込む痛みで正気を保つ。

 

「娘は15だ」

 

「ええ。ですから今宵の値は特別ですよ」

 

 夕暮れの金色の光がワイングラスに満たされ、

 それは彼の掌の中で血のような深紅に輝いている。

 その光は家族の記憶—紅音の微笑み、雫の静かな横顔—を焼き付けていた。

 

「この酒は琥珀の泪だ」

 彼は呟いた。

 一口含むと、甘美な苦味が舌に広がった。

 喉を焼くアルコールの熱は、彼が抱える贖罪の炎と同調した。

 

 紅音の声が幻聴のように響いた。

「私たちを商品になどしないで」

 

 雫の眼差しが胸を貫いた。

「父さんの嘘を知っている」

 

 潮の指先は震えた。

 グラスの中の液面が揺らめき、

 黄金と赫の境界が溶けていく—希望と絶望が交わる瞬間だった。

 

 硝子瓶は脆い。彼は知っていた。

 たとえ世界が崩れても、あの扉を開く鍵を捨てることはできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 潮が息を殺し震える手でワイングラスを傾けた。

 唇に触れた液は冷たかった——彼の魂と同じ温度だった。

 

 閉ざされた部屋から聞こえるのは娘の喘ぎ声。

 抑えた悲鳴の奥に潜む甘美な快楽の旋律。

「アナタ」

 紅音の声が耳に直接囁いた。物理的な距離を超えて。

 寝室と書斎の隔たりなど幻想にすぎない。

「これが私たちが選んだ結果よ」

 

 潮は咳払いした。喉の奥に固まった真実を吐き出せずにいる。

「彼らは我々の未来だ」

「それとも私たちの墓標?」

 紅音が嘲るように尋ねた。

「あなたの企業帝国が灰燼に帰すとき、私も娘も共に滅びるわ」

 

 

 

 潮は逡巡した。

 眼前の扉を開けば永遠に戻れない場所へ堕ちる予感があった。

 だが同時に奇妙な使命感も湧き起こる。 

 ——北山潮としての在り方を定義する瞬間を迎えなければならない、と。

 

「行くぞ」

 

 震える声で宣言すると潮は歩を進めた。

 絨毯を踏みしめる靴音が牢獄の鐘の如く鳴り響く。

 辿り着いた扉の向こうから聞こえるのは湿った水音と甘い呻吟。

 過去二十年間に積み重ねた思い出が嵐のように蘇る。

 

 初デートで買った安物の腕時計。誕生日プレゼントの銀のペンダント。

 そして娘を授かった病院の新生児室——命の灯火が輝く瞬間。

 

 〈家族〉という概念が美しい幻想に過ぎなかったことを理解するのは簡単だ。

 だが、幻想だからこそ大切に守ってきたのではないか? 

 

 握り締めた拳に紅玉の色が滲んだ。血だ。

 しかし痛みは感じない。痛み以上の感情が理性を圧倒している。

 

 潮は深く息を吸い込み、妻が寝取られる絶望を直視した……

 

 

 燭台の火が揺れるたびに、壁に映る影絵芝居は一場の淫獣劇へと変貌する。

 

 六童家の「雅室」と呼ばれる部屋——

 その実態は貴族たちの隠れた欲望を満たすための闘技場であった。

 金糸銀糸で織られたカーテンが、今宵の女舞台を飾る大義名分の垂れ幕。

 そこに幽閉されたのは、北山家の至宝、紅音の肢体である。

 

「……随分と手の込んだ鳥籠ですこと」

 

 紅音が呟く声は、依然として氷の如く澄んでいた。

 だがその瞳の奥には、

 かつて実戦魔法師として戦場を駆けた女の苛烈な光が宿っている。

 四半期ごとに配られる社員の顔写真を覚えることに長けた彼女は、

 今、自分を取り囲む若い獣たちの正体を正確に把握していた。

 

 六童家の直系。師補十八家の傍流。

 そして——魔法産業の新興勢力として台頭する企業群の公子たち。

 

 平均年齢二十歳前後。

 彼らの祖父世代ですら

 紅音の靴に泥を舐める資格のなかった時代が、確かに存在した。

 だが今や時代は変わり、魔法の力と資本の力が入れ替わったこの世で、

 北山家の女房はただの「高級娼婦」に過ぎない。

 

「奥様、失礼いたします」

 

 恭しい言葉と裏腹に、若い男の指先は紅音の顎先を鷲掴みにした。

 強靭な握力——魔法の鍛錬を受けた身体の証。

 紅音は抵抗せず、ただ冷たく見下ろす。

 

「ああ……綺麗なお顔……」

 

 男は畏敬と情欲が入り混じった溜息を洩らしながら、

 紅音の頬を親指で撫でる。

 四十路を迎えたとはいえ、未だ衰えぬ美貌。

 それを汚す悦びが男の顔を淫靡な微笑へ変えた。

 

「では」

 

 合図と共に四方八方から伸ばされた手が彼女のドレスを剥ぎ取る。

 布地は蝶の翅のごとく呆気なく裂かれ、豊潤な白磁の柔肌が露わになった。

 紅音は眉一つ動かさず——敢えて——動かさず。

 

「素晴らしい……女神と見紛う裸身だ……」

 男たちの賞賛は祭壇に捧げられる祈りに似ていた。

 次の瞬間、彼らの理性は偶像崇拝から獣欲へと転化する。

 

 最初の一撃は背後から来た。

 獣性漲る肉茎が背骨に沿って這い上がり、

 脊椎を貫く勢いで紅音の膣腔に挿入される。

 

「ゔっ……」

 

 低く唸るような喘ぎ。

 それを耳にした周囲の男たちの昂ぶりは爆発寸前だった。

 第二陣。第三陣。第四陣—

 

 四肢を固定され、穴という穴を貪られる屈辱の儀式が始まる。

 口腔を犯す舌は蛇のように縦横無尽に動き回り、

 鼻腔を犯す牡臭は紅音の意識を濁らせた。

 指先で蹂躙される耳孔。腋の下の汗腺を吸われる唇。

 脚の腱を噛む牙。大腿の内側を嘗める蛞蝓のような舌。

 

 全ての感覚器官が汚され尽くし、自我の輪郭が溶解していく。

 紅音は抗わなかった。

 ——抗ってどうする? 

 彼女が守るべき城は既に落城寸前。

 今さら刀を握ったところで屍山血河の果てにある敗北が変わるわけではない。

 ならばせめて剣先を折り損じぬよう華麗な自壊を選ぶのみだ。

 

「ほう……? 意外と感じるのですね」

 背後の男が嘲笑う。

 確かに紅音の胎内は侵入者を歓迎するかのように締め上げている。

 意思とは裏腹に身体が求めているものがある。

 快楽ではなく生存本能による適応。

 ——生き延びる為の迎合——

 

(潮……)

 

 ふと脳裏に夫の顔が過ぎる。

 彼も同じ階下で別の客を相手にする雫(むすめ)の悲鳴を聞いているはずだ。

 父親としての矜持と経営者としての打算の板挟みで懊悩しているだろう。

 或いは……もしかしたら……? 

 

 薄い笑いが唇に浮かんだ。

 

「この牝豚が! 笑ってやがる!」

 

 怒号と共に左右同時に頬を叩かれる衝撃。

 頬骨を伝わり鼓膜を叩いたそれは、

 いつか娘と見た波打ち際の寄せては返す浪音に似ていた。

 精液が迸り唇を淫らに染める。その色さえ美しかった。

 

「おい……ちょっと休憩させてくれ」

 

 背後の男が一度抜けたタイミングで紅音は大きく息を吸い込み、

 

「ぷはぁ……っ!」

 

 酸素と新たな精臭が入り混じり思考が霞む。

 意識の淵で囁かれた娘の声——

 

《お母さま……怖い》

 

 今まさにどこかで犯され、貶められているであろう最愛の娘。

 

 幸せの記憶だけが彼女を最後の人間に留める唯一の碇。

 

(雫……必ず慰めに行くわ……だから今は……)

 

「——社員たちの代わりに泣いてちょうだい」

 

 それが合図だったかのように紅音の瞳から涙が零れる。

 宝石の如き透明な雫は男たちにとって最高のスパイスとなり,

 彼らは飢えた蛆のように群がった。

 

 膣口には二本目の男根が押し入る。

 肛門にも無遠慮に入り込んで来る剛直。

 三穴同時攻撃という拷問めいた行為を受けながら、

 紅音は絶叫とも喘ぎともつかない声で叫ぶ。

 

《私は北山紅音》

 

《娘と夫のために全てを擲つ愚か者》

 

《だけど……ただでは終わりはしない》

 

 彼女の内部で疼き始める復讐心。

 憎むべきは六童か? 

 否。それは時代そのものだ。

 魔法と金銭で人間を測り,弄ぶ時代こそ破壊すべき敵なのだ。

 

 意識が混沌の海に沈む直前、彼女は誓った。

 

(この陵辱の記憶を武器に変えましょう)

 

(北山紅音は不死鳥のように甦るでしょう)

 

 精液と脂汗に塗れた大理石の上で紅音は最後の絶頂を迎え、気を失った。

 その顔には聖母のごとき慈愛と毒婦の傲慢が奇妙に混淆していた。

 

 

 

 廊下に響く潮の足音が遠ざかる。

 おそらく彼はこれから娘の部屋へ向かう。

 そこで何を見るか。

 どれ程の呵責と背徳の酩酊に晒されるのか。

 

 

 気絶した熟肉に群がり貪り尽くす若狼たちの性欲は収まりがつかず、

 紅音の女体の全てを性器として扱って、肉欲を満たす。

 肌に、髪に擦り付けられた肉竿から生臭く、濃い汚液が撒き散らされていた。

 

「潮……あなたも……楽しんで……いらっしゃい……」

 

 それが消えかかりの意識の中で最後に残されたメッセージだった。

 窓辺で砕けた硝子片が朝陽に煌めく。

 新しい日の訪れを祝福するように。

 しかし牢獄の底に眠る亡霊たちは誰にも目覚めを請われず、

 

 紅音の瞼の裏側だけで再生される悪夢は永久に続く。

 

「ん、っ、ぉ゙お……お゙〜〜〜〜ッ!?」

 

 ケツマンコを蹂躙する若茎の勢いに美魔女が体重の乗ったイキ声を強要される。

 

「ん゙っ!? ちょっ……待っ、て゛ェッ! ん゛オ゛ォッ!!!

 ん゙ふゥ~~!! ……ん゙おォッ♡」

 

 肉棒が奥の奥まで届けば届くほど、

 腸の皺一つ一つにも粘っこい雄汁が刷り込まれていってしまうような感覚で。

 

 紅音は自分がどんどん人間性を失っていく恐怖と

 被虐趣味に拍車がかかっていく快感で思考が混乱してきた。

 

(私、こんなことされて……本当に気持ち良いの……? 

 うそ……っ♡ わたしが……こんな風に……♡)

 

 しかし脳裏では理性は必死に抑えようとも

 快楽中枢には刺激が蓄積され続けていた。

 つい先刻まで清楚だった表情はもう見る影もないほど淫らに蕩けており、

 最早誰が見てもわかるほどはっきりと

 発情したメス顔を晒してしまっているほどだった。

 

「ママさんっ! すごっ! ダイナマイトバディ! 最高!」

「マジでヤベェってコレ!!

 もう一生忘れられないくらいサイコーなカラダ!」

 

「まさかここまでイイ女だと……思わなかったよなぁオイwww」

 

 今まで黙って眺めていることしかできなかった他のスタッフたちも

 次々に参戦し始めたため状況は一気に混戦模様となる。

 全員興奮状態になって理性など吹き飛び、

 順番待ちすらせずに紅音の身体に覆い被さっていった。

 

「ちゅっぱ♡ ぺろ♡ れりょ~~♡♡」

 

 とてつもなく大きな尻肉にムチムチと飲み込まれていくペニス。

 

(いやぁ……♡ こんな……っ♡

 こんな大きいの初めて……♡)

 

 屈服しきった状態で身体を好き勝手される感覚にゾクゾクきてしまう。

 男性たちはそんな可憐な反応を見てさらに興奮したようで……

 さらに腰遣いを早めていく。

 

 紅音の巨乳がブルンブルン揺れているのも問題だった。

 

「きゃああっ!!」

 

 突然だった。

 正面から突っ込んできたが一際大きくなった亀頭を

 ぽっかりと開いた菊門に深々と埋め込んだ。

 ちょうどその瞬間にクリトリスにも触れられたせいで

 予想外すぎるタイミングだった上に弱点へのピンポイント攻撃。

 声量制御不能の淫猥な声がホール中に木霊する。

 

「ひゃううっ!!? んんっ♡♡♡」

 

 身体が勝手に跳ね上がる。

 その振動を利用して肉芽を捏ねくり回されるものだからもう堪らない。

 

(こんなの初めてぇ……!

 私、おかしくなるぅ……)

 

 理性がブツンと切れた瞬間だった。

 

「ほら見てごらん? もう準備完了してるじゃないか? 

 どうしようもねぇなぁ淫乱ママさんはよォww」

 

 今度は騎乗位で犯され始める。

 

 紅音の淫蕩なダンスに合わせて男の腰が上下にスライドする。

 結合部からは泡立った白濁が止めどなく流れ落ちており

 室内に充満する麝香めいた匂いと混ざり合って

 妖艶極まりない雰囲気を演出していた。

 

 

「んああああぁあ♡♡ すごぃいいい♡」

 

 子宮をノックされるたびにビクンビクン震え

 豊満なおっぱいが波打つ様は圧巻である。

 あまりの激しさ故か膣内の肉壁が激しく攣縮し始めたので

 我慢出来なくなった男性が射精へと突入。

 

 どびゅううう! 

 

 熱い奔流を受けながらアヘ顔を浮かべる美人妻。

 それを見ていた周りのメンバー達も興奮が抑えきれなくなったようで

 彼女の両手足を持ち上げ万歳ポーズのまま

 空中串刺しファックを行ったり

 仰向けにして正常位でも犯しまくったりするなど色々行ったあと……

 

 最終的にはお掃除フェラ奉仕までやらせられることになり

 最後の一滴まで搾り取られる事となった。

 

「じゃあ次行こうか? まだまだ時間はあるしね♪」

 

 

 

 まずは後背位でのアナルセックスを行う為に

 膝を立てさせてお尻を高く上げさせた状態で挿入する。

 

 ギチギチと腸壁を押し拡げる感覚を

 楽しみつつ少しずつ深く突き刺していく。

 ある程度慣れたところで一気に根元近くまで埋没させると

 

「おほォッ!! ♡♡ きたぁあぁ~~~!! ♡♡♡」

 

 といった感じの叫びと共に天井へ向かって唾液を飛散させる。

 そのまま前後にグラインドさせながら

 抽送運動を行うと面白い位に反応してくれるため

 一同大盛り上がりしてしまい……

 気が付けば五人掛かりでの穴責めが始まってしまっていた。

 

 

 

(こんな無茶苦茶にされてるのに気持ち良いなんて……)

 

 自分の体はどうなってしまったのかと

 考え込む暇もないくらい快楽漬けにされている。

 既に何度も達している筈なのに一向に冷め切ることがないのだ。

 寧ろ時間が経つ程より深く堕ちていくようにも感じる。

 おそらくこれが本当の意味での「癖になる」という奴なんだろう。

 

「俺も出るぞー!」「出すぞ!!」「おらあっ!!」

「イクイクイックうっっ♡」

 

 男どもの一斉フィニッシュに対し

 最後まで絶頂に震えることになる美人ママであった。

 

「くそがっ! このメス豚が!! 

 オラァッ! もっと腰振れよ!」

 

 男はイラついた様子を見せると紅音の長い髪を引っ張り上げ

 無理矢理仰向けの体勢から上体を起こさせた。

 

「あうっ!」

 

 頭皮が悲鳴を上げる痛みが走り顔を歪めるものの

 そんなことはお構いなしというように太腿裏辺りを持ち上げられ

 屈曲位みたいな恰好になってしまう。

 するとそのまま勢いをつけた猛攻が開始された。

 

 パチン! パタン! と激しく打ち据えられるヒップ。

 子供の頃お世話になった玩具のように前後にガクンガクン揺れているのが妙に滑稽だ。

 

 パンパンパン! パァーン! バチィン!! 

 

「お”っ♡お”っ♡お”ほぉ”ぉ”〜〜っ!! ♡♡♡」

 

 叩くたびに噴水のように

 溢れ出す蜜潮&精液ミックスジュース。

 

(痛いはずなのに……すごく気持ちいいっ♡)

 

 羞恥プレイの効果もあり感度は急上昇していて

 もはや何をされても気持ちよくなってしまう状態に陥っていた。

 

「ほらママさん見てごらんなさい? 

 息子さんが心配していますよぉ~?」

 

 そう言われて初めて思い出した。

 

 今ここで行われている陵辱劇は

 別室に監禁されている雫ちゃんの様子をモニター越しに中継されているのであった。

 つまり現在進行形で母親がどんな風に辱めを受けているか丸わかりという訳だ。

 

「いやぁっ♡ やめてぇ♡」

 

 慌てふためく紅音に対して容赦なくアナルファックが再開された。

 

 ずっぽずっぼっ!! ぶっちゅううぅ!!! 

 

「ひああぁあ♡ アナルだめぇ♡おまんこ壊れちゃうぅ♡」

 

 その叫びを聞いて逆に興奮したのか

 今度は前後同時責めへと移行していく男たち。

 

 かつて、名を馳せた魔法師を玩具にする愉悦にチンポがいきり立つ。

 

 

「あぁぁああっ!! 

 すごいぃ♡ すごすぎるぅ!!」

 

 すでに幾度となく絶頂を迎えさせられているせいか

 完全に白旗を上げてしまっていた。

 これ以上の抵抗は不可能と思われたので

 全裸のまま連れ去られて行く途中で

 ベッドから降ろされ座らせられる事になった。

 

「次はお口使ってもらおうかな~」

 

 そして始まったのは仁王立ちフェラ。

 跪いた状態のまま喉奥まで肉棒を受け入れさせられていた。

 

(こんなことをさせられて……)

 悔しさに歯ぎしりをするが今の自分には何もできない。

 そんな鬱憤晴らしのようにガツンっと舌を押しつけられ

 カリ裏辺りを中心に磨き上げていく。

 苦い粘液が口内に充満すると条件反射的に

 大量の唾液が分泌されてくるので

 それを絡ませながらじゅぼぼっ♡ぢゅぱぁ♡という音を奏でると

 

「あー出る出る! 飲めよこの雌犬!」

 

 と暴発してしまったので

 口一杯に熱いものを注ぎ込まれてしまう羽目になった。

 

「ゲホゴホ! ゲフゥ……」

 噎せ返る紅音の姿を見て愉快そうに笑う男たち。

 その後すぐさま別のメンバーからの口内発射タイムに入ったため

 僅かな猶予すら許されないこととなってしまった。

 次第に苦しくなってくるものの吐き出すことも出来ないので

 耐えるしか方法がない。

 

(お願い……早く終われ……)

 

 心の中で懇願するしか無い悲惨な状況であった。

 暫くしてやっと解放してもらえると思った矢先のこと……

 

 何と仰向けに寝かせられるとM字開脚されてしまい

 パイパンオマンコがみんなの前に披露される形に。

 

「可愛い豆ちゃんが見えま~すwww」

 

「ぴくぴく痙攣してて超えろいぜw」

 

(いやぁあ♡

 こんなの見られたくないぃい♡)

 

 羞恥心から全身を真っ赤に染め上げて身を捩らせるものの

 両足を持ち上げられている為碌に動くこともできない。

 それどころか新たなる試練が待ち受けていた。

 

 なんとバイブレーターが挿入されようとしていたのだ。

 

「じゃあ次はこれを使ってみますか?」

 楽しげに呟いた男の手にあるものは

 紫電を纏う特殊な器具——雷属性のバイブレーター

 

「待ってくださいっ! それだけは勘弁してください!!」

 咄嗟に制止の言葉を述べてしまう。

 それも無理はない話で仮にあの物体が体内に入ったら

 確実に絶頂を迎える自信があったからだ。

 

 しかも強力無比な即死兵器といっても過言ではない威力を持っているので

 下手すれば生命活動ごと消失してしまいかねない。

 

 しかし男は聞く耳など持っていなかった。

 

「問答無用で~すっ!」

 叫ぶとともにバイブを入れられた。

 バチリと閃光が走ると同時に頭の中が真っ白に塗り潰されていく。

 

「おぐっ?! おごおぉおおォオオーっっ!? ♡」

 

 ビクビクビク!! 

 

 脳髄まで焼き尽くされるような感覚とともに

 子宮の奥底に位置している性感帯が一斉に開花していくイメージが浮かび上がる。

 同時にプシュュッ!! ブシュップッシィイ────ッッ!! 

 

 という派手な潮吹きをしてしまった。

 とても常識の範疇に留まっていない量なので床一面水浸しになっている。

 

「やったー! ヒットしましたねぇ~?」

 

 喜び勇む男を他所に意識の方は明滅状態。

 意識を保とうとしても全く集中できず

 クラクラして何も考えられなくなる始末。

 さらには更なる悲劇が訪れようとしていた。

 

 乳首とクリトリスにそれぞれローターが貼り付けられてしまったのだ。

 

(まさかぁ……?)

 

 それで確実にイカせようという魂胆なのかもしれない。

 実際に動かし始めたら凄まじい快感の嵐が襲ってきた。

 

 ウィンウィンウィン……

 

 ヴィンヴィンヴィィインン…………!!! 

 

 ピストン運動と合わせて振動音が室内に轟いている。

 それだけでは飽き足らず

 クリトリスに吸盤型吸引器を取り付けられていた。

 

 キュポンッ キュウゥウウ~~ッ!! 

 

「んほぉおぉおぉおおっ!? ♡♡♡」

 

 強烈な吸引力により肥大化した陰核が引っ張り出され

 露出してしまう。

 そこへ追い討ちをかけるようにパルス状の電流が流されれば

 ひとたまりも無いわけだ。

 

「あひぃいぃんっ!! 

 ダメぇぇぇぇ~~っっ♡♡♡」

 

 ガクンガクンと激しく身体を揺さぶられると共に

 幾度となく絶頂を繰り返すこととなった。

 

(あ……♡ もうだめ……)

 

 遂に臨界点を超えてしまい

 盛大に尿失禁しながらアヘ顔を晒すことになった。

 それでもまだ許してくれないようで……

 今度はアナルにも同じモノを

 挿入しようとしていたところだったので慌てて懇願する。

 

「これ以上は無理よぉ……お願いぃ……止めてぇぇ……」

 

 瞳から大粒の涙を零しつつ

 必死に訴える美人ママの嗚咽混じりの声を聞いて昂る若衆。

 壊しても構わない美雌を使い潰すべく、剛直を突き上げる激しい責め。

 媚薬と弛緩剤により痙攣しっぱなしの名器は強烈な快楽を提供する。

 イってるのに止めない酷い陵辱に苛まされる

 苦悩に満ちた表情でイキ果てる紅音。

 哀れっぽく聞こえる鳴き声が堪らない。

 焦燥感に駆られ身を捩るが逃げ惑うことは叶わず

 より一層の絶望を与える。

 抗えない快楽に支配される恐怖。

「あっ! あぁん! やめぇっ、やめてぇえええ!!」

 

 

 嬌声混じりに懇願する美女。

 嗜虐心が煽られ卑猥な笑みを浮かべる

 破廉恥な衣装をまとった男女。

 淫靡な感情に酔い痴れる彼等は

 さらなる愉悦を求め残酷な手段を選択する。

「もっと気持ち良くしてやるよぉ」

「そんな、だめえぇっ♡」

 切羽詰まった叫びを無視して

 腰を大きく上下させて膣奥を貫く。

 淫靡な動きに翻弄されて甲高い嬌声を上げる紅音。

 しかし容赦のない抽送は続く。

 

「ひぎぃっ!? あぐぅっ! ふわあぁっ!」

 

 凶悪な衝撃を受け

 痛みよりも快感の方が強くなっていた。

 蜜壺の中で暴れている亀頭部分が

 Gスポットを刺激する度に意識が飛びそうな程気持ち良い。

 その反応を見て興奮した若衆たちはさらに攻勢に出る。

「いいねぇ♪ 最高だぜぇ!」

「このまま連続イキさせてやるぜ」

「そ、それはだめぇ~!!」

 焦りを見せる彼女を無視して動き出す男達。

 乱暴なペース配分でピストン運動を始めた。

 肉槍が出入りするたびに結合部から愛液が溢れ出す。

 パンッ! パァアン!! と響き渡る破裂音。

 激しい動きで乳房が縦横無尽に揺れ動く。

 堪らず声を張り上げて快楽に打ち震える美女。

 

「あっ! あんっ! すごいっ! きもちいぃっ!」

 悦楽に溺れているような台詞。

 それを聞いた周囲の者達の視線が熱くなる。

 皆一様にして情欲に染まり切った顔付きになっていた。

 早く自分もこの美味しそうなお菓子に

 ありつきたくて仕方がないと言わんばかり。

 

「おい、もう我慢できねぇよ」

 

 鼻息荒くそう言って挿入してきたのは

 最初に挿入していた男よりも遥かに長大で

 カリの深い凶器のようなモノであった。

 いよいよもって本気で犯しに来たという意思表示であろう。

 最早抵抗する気力も体力もない。

 なす術もなく身体を預けるしかなかった。

 ずぶりと突き立てられては激しく腰を前後に動かされ

 今までとは比べものにならないくらいの快感を得た。

 あまりにも大きすぎる質量故

 全て収まると下腹部が膨らんでしまっていた。

 

「ひぎっ! いぐっ! イグウゥッ♡♡♡」

 

 耐え難い快楽に打ちのめされて

 白目を剥いて潮を噴く人妻。

 ぐったりして動けなくなっていたところを

 今度は正面から串刺しにする形で貫かれ

 子宮口まで到達してしまう。

 そのまま抜き差しを繰り返され

 

「おほおぉおおっ!? ♡」

 

 あまりの衝撃に背筋が弓なりになって仰け反る。

 あまりの衝撃に意識が飛んでしまいそうになるが

 次の瞬間、電流が流れ込んでくる。

 すると今まで感じていた感覚とは全く違う刺激を覚え

 混乱してしまう。

 何が起こっているのか分からないまま

 更なる追撃を受けてまたも昇天した。

 

「あひっ! あひいいぃ~っ!!」

 

 涙とヨダレを流しながら悲鳴を上げるが

 聞き入れられることはない。

 むしろそれがさらに興奮材料となって

 加速度的に激しくなっていく抽送。

 絶頂と失禁を繰り返しながら

 頭の中はピンク色に染まっていくばかりだった。

 

「おほおっ! おほぉおおぉー!!」

 

 下品極まりない声を上げて感じまくる淫乱ババア。

 そんな彼女にトドメを刺すように

 大量の精子が注ぎ込まれる。

 それでもまだ終わらせるつもりはないようで……。

「まだまだこれからだぜ」

 

 ニヤリと笑みを浮かべる男。

 

 彼の股間に屹立する男性器の大きさたるや尋常ではない。

 他者とは比較にならない程大きいものであり

 未熟なオマンコには到底納まるものではないサイズだ。

 無論のこと太さだって尋常じゃない上に

 血管が浮き出て禍々しい形状をしている。

 仮に雫があんなものを入れられたら

 間違いなく壊れてしまうだろう。

 恐るべき巨根を持ちながら

 嬉々として迫ってくる悪魔の化身。

 まさに悪鬼羅刹と言っても差し支えない怪物的存在なのだ。

 絶体絶命の大ピンチであるものの

 何故だか分からないけれど不思議と怖くない。

 むしろ期待している自分がいることに気付く。

 この先どうなるのか? 

 

 何が起きるのか? 

 想像するだけで体の芯が熱くなり

 下半身が疼いてしまう。

 どうやら私自身も変態なのかもしれないと思い至り

 苦笑いした。

 でも構わない。今はとにかく気持ち良くなりたい! 

 

 そのためならどんなプレイだって受け入れようと思う。

「来て……きてちょうだい」

 おねだりするように言うと

 待ち構えていたようにズブブッと侵入してきた。

「お、ぉ、お゛ぐぅううっ♥」

「ん゛ぅううう♥ ん゛ぉおっ♥ ぐぅう!」

「ん゛っ! ん゛ん゛ぅう!」

「おごぉお! おううぅ♥ おぉお♥ おぉぉん♥♥」

 予想以上の圧力に呻き声が漏れる。

 徹底的なまでに、女性の尊厳を考慮しない、容赦なき凌辱。

 女を使い潰す傲慢極まる破滅的な抽送。

 肉が狂い、悦び、哭き叫ぶ。

 

 女の本能が雄を求める。

 愛欲に飢えた女体は、淫らにうねる。

 子宮に溜まった毒素が逆流し、膣内の肉壁を擦り上げる。

 

 絶頂。その度に、脳髄が灼き切れそうになる。

 肢体が跳ね上がり、熱い汁が迸る。

 痙攣。身体中の水分が、搾り出されるかの如く。

 もう、何度目のことだろう。

 何度目であっても、慣れない感覚。

 寧ろ、慣れることなど許されない。

 だって、この男の“玩具”になることが、

 今の自分の唯一の生き甲斐だから。

 だから、最後の一滴まで───搾り取ってくれ。

 

 

 

 淫靡な雫を垂らす蜜壺。

 秘唇の入り口はぱっくりと開き、まるで別の生物のように蠢く。

 そこから滴る白濁液が腿を伝い落ちて行った。

 

「っは……ふぅ」

 

 長い吐息。

 呼吸を落ち着かせる暇さえ与えられないままに、再び襲い来る快楽の波。

 もう充分だと言うのに、尚も貪ろうとする肉竿。

 容赦の無い責め立てに、意識は朦朧とし始めていた。

 

(あぁ……)

 何て幸せなのか。

 そう思えた瞬間だった。

 視界の端に入った光景。

 それは、鏡に映る自分自身。

 四つん這いになり、後ろから貫かれる様はあまりにも惨めで滑稽で……

 だが同時にどうしようもない程興奮してしまったのだ。

 

 私は一体何をしているんだろう。

 なぜこんなにも乱れているのか。

 わからない。考えられないほど頭の中は真っ白になっていた。

 

 だけど一つだけ理解できたことがある。

 それは───今この時が最高に気持ちいいということ。

 ならば考える必要などないではないか。

 ただこの快楽に身を任せて溺れるのみ。

 後悔するのは全て終わった後で十分なのだから。

 

「お゛ぉおおお!!」

 子宮まで突き上げる肉棒の若く、女体など考慮しない勢い、

 エラの張った亀頭に膣襞を巻き込まれゴリゴリと擦り上げる感触、

 逃れられぬ快楽に、紅音は声を張り上げ、のけ反り、泣き叫んだ。

 

 

「お゛ぉおおっっ♥♥」

 性欲に濁った声をケダモノのように張り上げ、爆乳を揺さぶり、

 大きな尻肉に腰をぶつけられ、狂うような快楽と蹂躙に軋む正気。

 既に夫のカタチを忘れ去ったメス肉をゴリゴリと巨根でほじくり返される。

 北山紅音は、あらゆる尊厳と貞淑を剥ぎ取られ、

 美しく強い、凛々しい人妻の美貌が悦楽に蕩け、淫靡に変貌した。

 狂うような快楽と蹂躙。

 力強い腰振り、突き上げで、メス堕ちし、

 紅音は、瞳を潤ませ、屈服して、波打つ爆乳を揉み潰される。

 

 快楽に染まった女の性の香り。

 淫靡な芳香が部屋に充満している。

「んむっ♡ ちゅっ、ちゅううっ♡ んふぅ~っ♡♡ んぢゅっ♡ じゅぞぞっ♡」

 

 噛み締めようとした歯列を強引にこじ開けられ、

 縮こまって震える舌を引き出され吸い付かれる。

 夫以外など想像しただけで寒気がする行為。

 だというのに、紅音は深く繋がっているところをキュゥっ♡と絡みつかせてしまう。

 

 もちろんその間も彼女を苛む腰を止めてはいない。

 瑞々しい唇にむしゃぶりつきながら容赦なく経産婦の子宮を責め立てる。

 硬くそそり立ったそれは我が物で腟内を縦横無尽に暴れまわり、

 その度に張り出したカリが襞のアチラコチラを掻き毟って蹂躙した。

 

 人妻のムチムチした巨峰が千切れそうな程に波打ち、激しく弾む。

 

 白桃のようなお尻に腰を叩きつけられ、

 子宮まで責められる快楽に身を捩らせ絶叫する。

 だが逃げる隙を与えてもらえる筈もなく、

 容赦ない執拗な責めを延々と続けるオスども。

 何度も何度も繰り返し狂ったようによがりまくる人妻。

 気丈な美人妻が下品なイキ顔を晒して

 泣き叫ぶ姿が何とも言えずに扇情的だった。

 普段は強気な曲者といった感じだが、今はもう完全に別人。

 いや、元からそういう素質があったのかもしれない。

 どちらにしても見ているだけでもこちらも興奮してきた。

 もっと激しい事がしたいと思うようになってしまいそうだ。

 

 

 

「うぐっ♥♥♥♥」

 強引に押し込まれ、苦悶とも快楽ともつかない声が出る。

 ミヂミヂと圧迫される膣穴と腸管。

 腸内を無遠慮に擦り抉られる。

 乱暴な突き込みと激しい動きに、

 秘唇が捲れ上がり、肉杭が出入りする淫らな結合部が露になる。

 

「ほぉお゛っ♥♥♥♥♥」

 

 声が喉の奥から絞り出されるように出てしまう。

 羞恥よりも快楽が勝っている証拠だ。

 激しい動きで上下左右に揺さぶられる乳房が痛いほどに感じる。

 しかし、それさえも快感の一要素となってしまっていて

 もうどうしようも出来ない状態になっていた。

 

 

(あぁっ! 凄い! こんなの初めてっ!)

 

 今まで感じた事がないほどの快楽の奔流に飲み込まれていく。

 理性などとうに消え失せていて、ただひたすらに気持ちよかった。

 もう何も考えられないし考えたくない。

 ただこの時間が永遠に続いてくれれば良いと

 思ってしまうほどに心地よい快楽に支配されていた。

「ッッ!? ♡」

 目の前で火花が散るような衝撃。

 大きく跳ね上がり、仰け反って暴れ狂う女体を強引に押さえつけ、

 胎内を占領している肉棒が誰のものなのかも忘れ、

 理性の制御を離れた媚肉が、拒絶するべき凌辱者に奉仕する。

 隙間なく密着したそこは剛直の大きさや太さをしっかりと感じ取り、

 夫とは比べ物にならないチンポの凄みをわからされた。

「んぁぁあ~~~ッ! ♡♡♡」

 硬く膨らんだ亀頭が奥を叩き、Gスポットをごりっと削り取り、

 凶悪なまでに反り返ったカリが膣壁を抉っては戻ってきて

 また違う場所を穿つ。

 一突き毎に目眩がする程の快楽が迸り、思考を麻痺させてしまう。

 このままでは本当に壊れてしまうのではないかと

 恐怖すら感じるほどの強烈な快楽。

 

(だめっ、これ以上されたら死んじゃうっ!!)

 

 そんな願いとは裏腹に腰の動きはどんどん速くなってゆく。

 それに伴って大きくなる喘ぎ声。

 

「はぅっ! あっ! やぁん!! ♡♡♡」

 

 もはや恥じらいなんて微塵もない下品な声をあげながら

 自らも快楽を求め腰を振り始めていた。

 自分から尻を押し付けてピストンを受け入れる姿は、

 先程までの清楚で可憐な雰囲気とは全く違った淫靡さがある。

 

「うおっ! すっげえ締まりだぜ!」

「こいつめっちゃ濡れてるんですけどwww」

 周囲にいる若い男達も興奮気味に歓声を上げる。

 

(あぁ……皆見てる……私のいやらしい姿全部見られちゃってる……)

 そんなことを意識すると余計に興奮してしまい、更に愛液が分泌された。

 グチュッグチャッと粘っこい水音を立て始める。

 それに合わせるように彼等の動きも激しくなる一方だ。

 

「やべぇwこれもう完全に壊れたんじゃねぇか? ww」

「いやでも本人が喜んでるんだから問題ないんじゃねww」

 ゲラゲラと笑い合う彼らを他所に、私はもう限界を迎えようとしていた。

 

「もぅ、だめぇぇぇ!! ♡♡♡」

 

 ついに決壊したダムのように大量の液体が流れ出し、

 辺り一面に撒き散らかされる。

 それでもなお衰えることの知らない淫獣どもによる陵辱は続き、

 次々と代わる代わる犯され続ける人妻。

 いつ終わるのか見当もつかないほどの長時間の責め苦の果てに迎えた終焉。

 最後に見た光景は薄れ行く意識の中でも鮮明だった。

 倒れ伏した己に覆い被さり腰を振り続けているオスたちの恍惚とした表情。

 

「んぉ♥ おおっ♥ おお゛ぉぉっ♥ んぃぃいッ♥」

 腹いっぱいに埋没した肉棒。

 女体を顧みない極限の勢いと力。

 犯し、食らい、貪り、孕ませるべく、剛直が最奥を目指す。

 身も心も汚され、穢され、泥沼の快楽に落とし込められる。

 このままではいけないとわかっていながらも、

 それでもなお求めてしまう自分自身が憎い。

 もうやめてほしいと願っていても、

 身体の方は正直に反応してしまうのだから始末に負えない。

 淫靡で甘美な誘惑に負けてしまいそうになる。

 だから必死に抵抗しようと試みたけれど、無駄な努力に終わってしまった。

「あふっ! ♡ あぁっ♡ いやっ、はげしっ……ひぃんっ♡♡ 」

 

 拒絶の言葉を発していても全く説得力がないぐらいに甲高く喘いでおり、

 

 男たちはそれを嘲笑うかのように責め立てる。

 

「おい、何とか言えよこの変態女が!」

 

 罵られても一向に止める気配はない。

 それどころか更に激しさを増していく一方で……

 

「あああっ! ♡♡ らめぇぇっ♡ イクゥウッッ♡♡♡」

 

 全身を痙攣させながら盛大に絶頂を迎えたにも関わらず容赦せず突き続ける。

 それどころか更にペースを上げていき

 子宮口付近を何度もノックされる。

 

「あひぃいっ♡♡ そこだめぇっ! ♡♡」

 弱点を責められたことで一気に快感が倍増してしまう。

 あまりにも強烈過ぎる快楽の津波に飲まれて

 意識が飛びそうになる寸前で

 ギリギリ踏み留まったものの

 もう限界ギリギリ状態になっていた。

 これ以上続けられたらどうなってしまうのだろう? 

 

「ひっ……そんな……ひぃぃんっ! ♡♡」

 

 勃起した乳頭が捻られ、潰され、

 乳輪に爪を立てられ抉るように引っ掻かれる。

 敏感な部分への直接的な刺激に悲鳴じみた喘ぎ声を上げてしまう。

 だが、それでもなお彼らは手を休めることなく続けてきた。

 

「んふぅっ! ♡♡ やぁっ、あっ……そこばっかりぃっ……ひぃっ♡♡」

 

 執拗なまでに同じ箇所を攻め続けられ、徐々に熱を持ち始めてきた。

 先程からずっとジンジンしている箇所をさらに強く抓られてしまえば……

 

「んきゃっ! ♡♡ そ、そんなに強くしたら、感じすぎちゃうっ♡♡♡」

 

 甘い吐息混じりの声でそう言いながら

 背筋をピンと伸ばして快楽に打ち震える。

 

 そんな彼女の様子を見て、若者たちはニヤつきながら口々に言う。

 

「やっぱこいつ相当好きモノだぜwww」

「そうだなw こんなに簡単に落ちちまうんだもんなw」

 嘲るような言葉を浴びせられても反論できるような余裕などなかった。

 それどころか余計に興奮してしまい、

 より一層感じやすくなってしまった気がする。

 

「やぁっ♡ もう許してぇっ……お願いっ……」

 

 涙目になりながら許しを乞う姿もまた

 なんとも言えない趣があってそそるものがあるようだ。

 だがしかし彼らの嗜虐心を煽る結果になっただけだったようで……。

「嘘つけよこの淫乱女が! 

 本当はずっとこうやって犯されたかったんだろ!」

 

 嘲るような言葉を投げつけながら乱暴に胸を揉まれる。

 

「ち、違うっ! ♡ 私はそんなことっ」

 

 必死に否定するものの身体の方は正直に反応してしまっている。

 

「だったらこれは何だよ!?」

 

 指先でぷっくりと膨れ上がった蕾を摘ままれたり捻られたりすると、

 ビクン! と大きな反応を示してしまう。

 

 

(まずいっ……このままだといつまで経っても終わらないっ……!)

 

 本能的に危機感を抱いた紅音はなんとかして脱出しようと画策した。

 幸いなことに今は拘束されているわけではないため、

 自由に動くことが出来る状況だ。

 

 ならば、まずはこの場所から離れなければならないだろう。

 

「んんっ♡ ……んんんぅっ♡」

 

 

「んお゛っ♡♡ お゛ぉぉっ♡♡♡」

 

 凄まじい快楽に翻弄されながらもなんとか起き上がって逃げ出そうとするも

 

「どこに行こうってんだオイ!!」

 

 後ろから羽交い締めにされてしまう。

 

「いやぁっ! 離してぇっ!」

 

 必死にもがいて抵抗しようとするが全く効果はなかった。

 

 それどころか更に強く抱きすくめられてしまって

 身動き一つ取れなくなってしまう始末だ。

 

「大人しくしやがれクソ女!」

 

 そう言うなり今度は片腕を持ち上げられ

 腋を舐め回されたり舌先でツンツンされて擽られた。

 ゾワリとした感覚に思わず声が出てしまう。

 

「あはっ♡ やめっ、ひゃうんっ! ♡♡」

 

 こんなところで笑わされてしまうなんて屈辱以外の何物でもない。

 

「なんだ? 随分可愛い反応するじゃねぇか」

 

 そんな事を言われつつ右の乳房全体を鷲掴みにされると

 

「ああぁっ! ♡♡ やめてくださっ……いぃっ……!」

 

 情けなく懇願してしまうが

 聞き入れてもらえずにさらに激しく揉みしだかれていく。

 

 乳首を集中的に責められたせいで

 既に勃ってしまっているものが擦れる度に新たな快感を得てしまっていた。

 

「ふあぁっ! ♡♡ やぁっ♡ やらぁっ♡」

 

 口では嫌がっているフリをしているものの

 明らかに快感を得ている様子だった。

 顔を赤く染め、目尻に涙を溜めながら身悶えする姿は非常に妖艶なものであり

 

 そのギャップがなんとも言えない魅力となっていると言えた。

 

「まったく呆れたメスだ。こんなにも乳首が固くなっちまってよぉ?」

 

 侮蔑的な口調で言いながら男は再び左胸へと手を伸ばす。

 今度は指先ではなく掌全体で包み込むようにして優しく撫で回される。

 しかしそれでもやはり気持ちいい事には変わりなくて

 

 思わず吐息を漏らしてしまう。

 

「はぁっ……♡ ううんっ♡」

 

 小さく喘いでいると今度は人差し指と親指で挟まれて

 キュウッと軽く摘まれた状態になってしまう。

 

 その瞬間今までとは比べものにならないくらい強烈な快楽に襲われてしまい

 声にならない悲鳴をあげてしまった。

 

「あひっ!? ♡♡」

 

 ビクン! と身体を大きく跳ねさせながら悶絶してしまう。

 もはや完全に蕩けきっている表情を見せる彼女だったが

 

 まだ終わりではないようだ。

 

「へへ、まだまだ序の口だぜ?」

 

 嗜虐心に満ちた笑顔を見せながら更に強く捻り上げてきたのだ。

 

「ひぎぃっ!? ♡♡ イクッ!! ♡♡」

 

 あまりの衝撃に背筋が仰け反り

 頭の中が真っ白になってしまう。

 絶頂を迎えたばかりだというのに

 容赦なく責め立てられるものだから

 おかしくなってしまいそうだった。

 

「んんっ!? ♡♡」

 

 もうやめて欲しいと思っているのに

 身体の方が正直に反応してしまうのだから始末に負えない。

 

「やぁぁっ! ♡♡ なんでっ、こんなに感じちゃうのっ?!」

 

 自分で自分の反応が信じられないといった様子で困惑しているようだが

 

「あはっ♡ わかんなっ……ひっ、あっ……んんぅっ! ♡♡」

 

 理由を考える余裕などないほどに感じてしまっているようだった。

 

 

 

 内心で警告を発していたものの時既に遅し。

 紅音の肉体は既に彼の虜となりつつあったのだ。

 

「あふっ! ♡♡ んんっ、あっ、はぁぁっ……! ♡♡」

 

 ピクッピクンと身体が跳ね上がる。

 今まで以上に甘美な刺激を与えられて思わず声が出てしまった。

 

 そんな自分の反応を隠す為に慌てて両手で口を塞ごうとするも

 

「おいおい、こらこら。だめですよぉ〜オバサン」

 

 その腕を掴まれてしまう。

 これではもうどうしようもない。

 成す術もなくされるがままとなってしまった。

 

 

 

 

 

 

「さっきまでの威勢はどうしたんですかい?」

 

 そんな風に問い掛けられてカッと顔が熱くなるのがわかった。

 恥ずかしさのあまり涙ぐむ彼女の姿を見ながら

 ニヤリと嘲笑う卑劣漢は仲間とともに容赦なく熟妻を嬲り尽くす。

 尻と膣を同時に蹂躙するデカマラの存在感に震え、

 肉奴隷と化した人妻の正気が軋む。

 屈辱に震える人妻の心情を知った上で敢えて暴力的な腰遣いで

 メス犬としての本性を目覚めさせる。

 媚薬で麻痺した全身の骨が溶けて砕けるような

 肉洞蹂躙に何度も絶頂し

 涙と鼻水を垂らしてアクメしまくる醜態を

 六童家が放った淫魔に記録される。

 オマンコをグチャグチャ音を立てながら掻き回される

 恥辱に震えながらも、感じずにはいられない

 苦痛混じりの快楽に顔を歪めてしまう姿が

 何とも言えない背徳感を漂わせていた。

 

「んっ、あっ……♡ ううんっ……」

 

 眉を寄せ、切なげな吐息を洩らす。

 唇は半開きになって涎が糸を引き、薄目に見える瞳には

 溢れ出す涙の膜で滲んだ艶っぽさが。

 耳や首筋まで染まった朱色も艶めかしく

 乱れきった姿を見て興奮しない者はいないだろう。

 

「さすがだな! 見事なモノをお持ちで!」

「おいおい煽るなよ〜! これくらい普通だってw」

 

 若い男の下品な哄笑が響く中、

 鮮烈だった朱のドレスが今は只の襤褸切れのように見え、

 零れ落ちた乳房が白磁を思わせる肌理細かさで露わになっている。

 

 

「アァッグウウウン!」

 

 背を弓なりに仰け反らせ甲高い啼哭を放つ紅音。

 屹立を根元まで咥え込んでしまえば最早退路はない。

 

 グジュッ! ヌヂュゥ! 

 

 淫猥な蠢きによって濡畝は解きほぐされ

 奥まった子宮口さえも容易に穿孔されてしまう。

 

「ひっ……ぃいッッ……くぅッ……!」

 

 必死の抗いも虚しく喉笛を擽るように哀訴されるのだから堪らない。

 

 パァンッ! バヂンッ! 

 

 乾いた肉拍手が幾度となく木霊し

 その都度絶頂を迎えた証左として

 愛液が噴水のごとく飛沫を撒き散らしていた。

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 ───あれからどれ程時間が過ぎただろう? 

 

 最初の一撃を受けた直後から記憶は曖昧だ。

 ひたすら責め苛まれ続けて自我などとうの昔に喪失している。

 意識の残滓の中で確かだと云えるものは

 五感のみであり尚且つそれが最大限の臨場感を伴って襲来し

 理性を摩耗させてゆく。

 

【ここはパーティー会場じゃない】

 

 思考の断片が徐々に繋がり始める。

 脳内で火花が散っているかのように眩暈を感じながら

 辛うじて辺りを見渡せば確かに宴席の華やぎは微塵もない。

 

 

 愕然とする暇もなく臀丘を鷲摑みにする手が伸びてきて

 そのまま俯せの姿勢へ捻じ伏せられた。

 

「ほぅらママさん寝てる場合じゃないですよ? 

 まだまだサービスいただかないと困りますってば」

 

 

 いずれも二十代前半と推測される容姿をしているのに

 目元を覆った仮面越しの瞳には老獪さすら垣間見える。

 手首を拘束する皮紐を引かれ僅かに身体が浮く。

 

「いや……離しなさい……誰か助けてぇ……!」

 

 掠れた懇願は嘲笑に呑み込まれ虚空に消えた。

 

「フヘェヘェヘヘヘッ! 焦ったら駄目だって! 

 これから愉しまなくちゃならないんだろうがよォ!」

 

 腹を蹴りつけられ胃液が逆流しかけ咳き込む。

 粘ついた唾を吐き捨てながら睨み返すと

 嗤い続ける青年達の姿が異形の魔物と錯覚されて

 不随意に震えが奔った。

 

 紅音の聡慧さ故に即座に悟ってしまったのだ。

 

 逃げる為の出口は無いと──―

 

「さぁ続きをはじめようかぁ♪ 

 まずは此処をどう料理しようかな〜」

 

 ペチィン! 

 

 小刻みな破裂音と共に双丘が波打ち

 脂肪層の内側から甘い痺れが沸騰する。

 反射的に腰が跳ねてしまい更なる辱虐を呼び込んだ。

 

「キャハハッ! やっぱ敏感じゃんww

 だったらコレなんかどうよ?」

 

 

 

「はぁああああッ!?」

 

 次の瞬間全てを塗り潰す奔雷が脊髓を貫き

 意識が白亜に閃いた。

 局部へ滑り込んできた二指が容赦なく内部を探り回す。

 

 グリグリ……メリメリ……

 

 粘膜壁を押し広げながら円周方向に掻き毟られる感触。

 抵抗しようとしても肘掛に嵌め込まれたベルトが軋むのみで

 如何にも滑稽に思えて自己嫌悪に陥るしかない。

 

「おっと危ねぇ〜w 反抗的なコはしっかり調教しとかねぇとなぁ〜?」

 

 脇から更なる腕が侵入してきて膨らみ始めた蕾核を抓った。

 ピクン! 

 痙攣を抑えきれず身悶える。

 

「クックック……

 聞きました奥さん? アンタみたいな年増でも感じてるそうですぜ?」

 

「ひっ……違うわ……私は決して……ッッ」

 

 否定すればする程惨めさが募るだけであった。

 それでも肯定できる筈がない──

 否出来ないのではなく認めたくないだけなのだろうか? 

 

「素直になれねぇ御仁には

 やっぱり身体で覚え込ませるのが一番早そうでww」

 

 宣告と同時に電流が走るかのごとき衝撃。

 陰阜へ押し当てられた肉茎が不気味に唸る。

 不規則な間隔で急角度に上昇下降を繰り返し

 緩急をつけた律動が巧みに弱点を探り当てては擦り上げていく。

 

「あ……ンンッ……ダメ……そこは……っ!」

 

 思わず漏れた声音。

 己が最も弱い部位を正確に突かれて

 条件反射的に昂ぶりが急速に増殖していく。

 

 ───このままでは飲み込まれる

 

 警告灯が激しく点滅する中

 何とか主導権を取り戻すべく罵倒を吐き捨てる。

 

「あなたたち……本当に卑怯者の集まりね! 

 こんな事をして罪悪感は湧かないのっ!?」

 

 刹那の空白。

 沈黙に耐え切れずに視線を投げかけると

 そこにあったのは冷え切った微笑だった。

 

「罪悪感? まぁ無いことはないけどさ? 

 正義ヅラしてるあんたみたいなの見ると

 折角の『素材』台無しだよね」

 

 言うや否や再び突き入れられる杭槍。

 しかし先程までと決定的に異なる点があった。

 

 ズブリュ……ズッ……パァァン!! 

 

 奥行きまで一気に到達したと思った矢庭に

 胎内の温もりが外郭へ迸り出したのだ。

 

「うっ、あぁ……? ま、た……避妊具なしで……ッ!?」

 

 言葉が終わるよりも早く第二の波が押し寄せる。

 それは精悍な野生味を帯びた逞しさと比例する質量で

 容赦なく内腔を圧迫し埋め尽くしたのであった。

 

「イヤァ! やめて止めなさい! 

 お願いだから産まれてくる子どもの事を考えてッ!!」

 

 必死の懇願にも関わらず男達は歯牙にも掛けず

 むしろ嗜虐的な悦色を湛えた瞳を光らせるのみ。

 

「妊娠したいって? ホント可愛いじゃんwww」

「そうですね〜きっと美人になりますよ?」

 

 嘲弄を背に受けながら無慈悲な抽送が開始される。

 肉筒全体を使って吸啜されるような快美感。

 それが更なる分泌物を生成させ潤滑油となって作用し

 抽送速度が加速していった。

 

 

 

 いつの間にか四体が紅音の身体を占有している。

 右脇下から腋窩を舐め上げる者がいれば

 背後から乳房を鷲摑みにしつつ臍下三寸の位置で

 怒張を往復させる者あり。

 別の方角からは双丘の谷間を利用した

 疑似性交の悦を追求するために

 長いストロークを行っている。

 

「フゥウウゥッ! ウウムッ……!」

 

 呼吸すら儘ならぬ過酷な状況下で

 唯一自由となっている口元が塞がれた。

 眼前にそそり立つ赤黒い禍珠を

 口腔内で舐めしゃぶる以外に道はないのだ。

 

 頬張ると舌腹全体に青酸カリめいた苦味が走り

 生理的な嘔吐感に襲われる。

 しかし頭蓋を固定されてしまってはどうしようもなく

 ただ言われるがままに奉仕行為を行う他なかった。

 

 口中で育っていく鼓動。

 そして遂に爆発の予兆を告げるように

 ドクドクと脈動を始めた瞬間──

 

 ビュルルッ!!! 

 

 灼熱を孕んだ粘液体が迸る。

 喉奥深くに注ぎ込まれた異物。

 本能的に呑み込みながら嗚咽を噛み殺した。

 

「ンンっ……ぷは……ゲホッ……ッ」

 

 解放と同時に戻って来た新鮮な空気を

 肺いっぱいに吸い込むが

 直後に胎内へ熱湯が降り注ぎ始めてしまう。

 

 どぷどぷどぷ……

 

 夥しい量の生命汁が注ぎ込まれる恐怖に身悶え

 眦から涙が零れ落ちた。

 

「……ヒィィ!」

 

 金切り声に似た叫び。

 周囲を取り囲んでいた男達の熱量が一斉に上がり

 堰を切った様子で次々と身体を重ねてきた。

 

「おおっとマジやばいぜコレはwww」

「皆落ち着いて順番だよ〜?」

 

 笑声が飛び交う最中にも

 二体が再び体位を入れ替え始めた。

 今度は後背位で激しく貫かれ

 背後から伸ばされた掌が襟足を撫で廻す。

 もう一体は真正面から肉突きを繰り出し始めた。

 

 パンッ! バンッ! バンバンッ!! 

 

 室内に連続して響く炸裂音。

 そしてその中心部には頬を上気させ汗まみれになった妙齢の美女──

 否かつては社長夫人として名を馳せた女性が居た。

 

「あっ……あふぅん……ひゃあっ、んぅ……」

 

 

「気持ち良いですか奥さまぁ?」

 

 聞き慣れた自らの嬌声。

 しかし決して受け入れ難い現実。

 羞恥心に頬を紅潮させながらも

 下半身からは甘美な刺激が止め処なく流れ込み

 頭蓋内で閃光を放った。

 

「イッ……クゥウ……!」

 

 ピンと伸ばされた両脚。

 腰椎が天幕を作る様に浮き上がり

 胎内では盛大に子種が散布される。

 

 ◇◇◇

 

 ───嗚呼

 

 最早私という個は消失したのかもしれない。

 今の自分は何者なのか? 人形? 

 

 それとも淫売? 

 

 考えようとすればする程混迷が深まり

 思考が泥濘に囚われて行く。

 

 意識の幕が閉じかける寸前の事だった。

 朦朧とした視界の向こう側で扉が開き

 ゆっくりと一人の少年が歩み出てくるのが見えた。

 

 少年───? 

 

 否違う……それは紛れもなく

 

『六童 大雅』

 

 端正な容貌を持つ褐色肌の少年は

 その小さな四肢とは不釣合いな程に剛健な竿鎌を携えている。

 

「ねぇママさん。僕のこと憶えてくれてる? 

 ホラ今日は特別ゲストをご用意しましたよって言ったじゃない?」

 

 柔らかな口調で発せられた声。

 その声音に潜む残酷さを感じ取り、背筋が凍る思いだった。

 

「ご紹介しましょう。僕の大好きな玩具ですよ♪ ねっ? 雫ちゃん」

 

 言葉と同時に背後の布帳が捲り上がる。

 

 そこに在ったのは裸身で床に跪かされた一人の少女。

 黒曜石めいた瞳からは光が喪われ、

 一糸纏わぬ女体を晒されているにも拘わらず

 一切の抵抗らしい抵抗をしていない。

 

 ──雫……

 

 愛しい我が子が蹂躙されている痴態など、見たい筈がなかった。

 現実は時折悪趣味な冗談より、遥かに残酷なのである。

 

「おやぁおかあさんは泣き虫だねぇww

 じゃあ見せてあげるよ。君もすぐ泣きたくなるくらい素敵な舞台をさ♪」

 

 言うなり大雅は足早に雫のもとへ歩み寄ると

 躊躇無く衣裳の裾を払い除け、剥き出しになった股間へ

 己の巨根を突き入れ、少女の慎ましい幼裂を無惨に掻き分け穢す。

「ひっ……いやああっ!!」

 

 初めて聞く娘の悲痛な絶叫。

 それは刃物のように紅音の胸を抉った。

 

「止めなさい……そんな事……ッ!」

 

 必死の制止も少年は一笑に付し

 愉悦に満ちた笑みで答えるのみ。

 

「フフ……見ておいてよママさん。

 これがね──本当の『支配』ってやつなんだよ」

 

 少女を屈服させる悦びと

 母への侮蔑と憎悪を入り混ぜた言葉。

 

 ───私は負けたのだ

 

 自覚した瞬間

 全ての矜持が瓦礫と化し散華する幻影を見た気がした。

 

 絶望。

 

 敗北。

 

 諦観。

 

 その三点が脳髄を侵蝕し

 やがて肉体の方も迎合し始める。

 

 ギチギチと内奥で螺旋を描く牡根。

 蜜壺は狂喜乱舞しながら締め上げており

 奥底へ大量の精髄を求め蠕動を続けていた。

 

「あっ……ぁあああ! 来てえぇ!」

 

 喉を反らせ咆哮する。

 今まで抑え込んで来た本当の貌。

 

 そしてそれに応えるように男達の熱量も最高潮に達し

 四方八方から濃厚な子種が迸った。

 

 どぷどぷ……ぐちゅ……びちゃびちゃ……

 

 耳障りな水音に彩られながら

 恍惚とした表情で白濁を浴びる。

 

 少女の小さな手が宙を泳ぐように彷徨い

 虚ろな瞳からは透明な涙が滴り落ちていく。

 

「……母さ……ま……ごめ……なさ……」

 

 か細い謝辞。

 それを見つめながら私は悟った。

 

 ───償わなければいけない

 

 己の傲慢が招いた結果として。

 この血塗れの煉獄に於いて償わなければならないと。

 

 だからこそ瞼を閉じ唇を開き

 自らの意思で舌先を絡ませ、押し付けられる灼熱を受容した。 

 

「ははっ!! このっ、淫売母娘っ!!」

 

 罵倒されても抵抗しない。

 それどころか粛々として迎え入れ

 最後の一滴迄搾り取るように締め上げていく。

 

「アンタら最高だよ……ククッ……まだまだ遊べそうだね」

 

 飽くなき欲望を湛えた声。

 応じて新たなる熱源が追加されるのを感じながら

 私は再び喉を震わせ喜悦の声を洩らした。

 

 ───ならば。

 

 永劫に続くであろう狂宴の中に於いて

 せめて大切な娘だけは護ろう。

 

 例えこの魂魄を売り払おうとも

 残虐な檻の中で安息を与える方法など無いとしても

 私にはまだ出来ることがある筈なのだから。

 

 そう。

 

 母として。    

 

 

更新希望の原作

  • 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
  • 最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い
  • 片田舎のおっさん、剣聖になる
  • リアデイルの大地にて
  • 俺は星間国家の悪徳領主!
  • リビティウム皇国のブタクサ姫
  • 転生王女と天才令嬢の魔法革命
  • ロクでなし魔術講師と禁忌教典
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