※この作品はR-18です。

ソラトブレイド 転移した者達の旅路   作:ボルメテウスさん

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怪我の治療の為

「れっレッドっ、大丈夫なのかぁ」

 

 そうしながら、俺の身体の傷を見て、心配そうにニアが尋ねてくる。

 

 少し前の戦いにおいて、怪我をした。その際には、特に大きな怪我ではないと思っていたが、こうして改めて見ると結構な出血をしていることがわかる。

 

「あぁ、これって、やっぱり医者に診せないと行けないのか?」

 

 俺は、そう尋ねる。するとニアは首を縦に振った。

 

「当たり前だろ! この仕事をしてるなら知ってるだろうけど、どんな小さな傷でも油断しちゃいけないんだよ!」

 

 その言葉に、俺は苦笑いを浮かべてしまう。そして、それを見たニアは少しだけムッとした表情を見せた後、「ほら行くぞ」と言って、俺の手を引っ張ってくる。

 

「え? ちょ、ちょっと待ってくれ」

 

 そんな俺の言葉を無視して、ニアはそのまま診療所がある島へと向かう事になった。

 

「ニア、ニア? レッドは、なんであんなに嫌がっているんですか?」

 

「んっ、あぁ、それはだな、これから行く医者の奴をレッドの奴は苦手なんだよ」

 

「苦手ですか?」

 

「あぁ、そうだ」

 

 そんなプネウマの視線から逃れるように、俺は目を逸らす。すると、プネウマは不思議そうな顔をしながら俺の顔を見つめてきた。

 

「そっかー、確かにあの人は怖いもんねぇ〜」

 

 そう言って、ニアはケラケラと笑う。それに対して、俺は苦虫を噛み潰したような顔をする。ニアは、そんな俺の様子を見るとさらに楽しげに笑みを深めた。

 

「レッドが苦手な人ですか? 一体、どんな人なんですか?」

 

「それは会ってからの楽しみだな」

 

 ニアの問いに対して、ニヤリとした表情を浮かべる。それを見たニアは呆れた様子でため息をつく。そして、そのまま診療所のある島へと辿り着く。

 

 だが、その辿り着いた島を見たプネウマは、驚きを隠せなかった。

 

「ここは?」

 

「不法投棄や漂流物で積み上がって出来た半人工島、住人は島流しされた犯罪者や漂流した大人や子供、たまに胎児も流れ着くか捨てられることがある。誰が言ったのか、この島の名は『ゴミ島』なんて呼ばれてる」

 

「ひどい名前ですね……」

 

「まぁ、確かに酷い名前だよな。でも、こんな場所だからこそ、かなり腕利きの医者はいるんだよねぇ」

 

 そうしながら、俺は渋々、病院へと向かう。

 

 だが、そこは病院と言うにはあまりにもボロく、とてもじゃないが患者を受け入れるような場所ではなかった。

 

「ここが、本当に病院でいいんですか?」

 

「あぁ、間違いないはずだ。ほら、看板もあるし」

 

「えっと、『この先、危険につき立ち入り禁止』って書いてありますよ?」

 

「……関係者以外は入れないみたいだな」

 

 どうしようかと悩んでいる時だった。

 

「あれ? アンタ達、そんなところで何してるんだい?」

 

 俺達に話しかけてきたのは、1人の女医だった。

 

 ピンク髪をポニーテールの和服を身に纏っている女性。

 

「……あんた、誰?」

 

「俺だよ、レッドだよ」

 

 そう、俺は、マチに俺は言う。

 

「はぁ? レッド?」

 

 俺の言葉に対して、マチは、かなり疑っていた。

 

 だが、そのまま俺の身体を探っている。

 

 その最中で、俺の傷跡を見つける。

 

 そこから、マチは探っていた。

 

「ふぅん、そうなんだ、まぁ良いわ、それで、また怪我の治療な訳?」

 

「あぁ、頼めるか」

 

「はぁ、仕方ないわね」

 

 そう言うと、マチは、そのまま俺の身体を糸で縛る。

 

「えっ、ちょ」

 

「あんたは治療中は騒ぐから、少し黙っておきなさいよ」

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