「おぉ、凄いです! 本当に、怪我の跡がほとんどありません!!」
そうプネウマは、そのまま俺の身体の傷跡を見ながら言う。マチの糸の治療の成果を、その目で見たプネウマは驚きの声を上げる。そしてそれは当然だろう。あの時の傷はほとんど残っていないのだ。まぁそれもそうだ。だってあれだけ深い傷を負っていたはずなのに、今やほとんど完治しているのだから。それを見たプネウマは、目を丸くして驚いていた。そんなプネウマの反応を見て俺は苦笑を浮かべる。
「まったく、こういう傷の治療はあたしは苦手だったから、本当にマチには感謝だな。けど、その分、出費は高いけどな」
そう言って、ニアは笑いながら言った。確かに、マチの治療かなり高い。だからこそ、俺のためにわざわざ金を払ってくれたニアには感謝しかない。
「ふふっ、でも良かったですねレッドさん。これでもう大丈夫ですよ!」 「あぁ、ありがとうなプネウマ、ニア」
プネウマの言葉に、俺は礼を言う。するとニアは少し恥ずかしそうな表情をして顔を背ける。どうしたのかと思っていると、ニアはそのまま言葉を紡ぐ。
「べ、別にあんたが助かってくれればそれでいいんだよ!! それよりさ、ちょっと外に出てみないか? 今日は天気もいいしさ」 「えっと.」
ニアの提案に、俺も頷く。
「そうだな、俺も「あっいたぁ!」いぃ!?」
そう、俺達はすぐに行こうとしたら、ドアを開けて、こちらを指を指した人物。
俺はゆっくりと、振り向くとそこにいたのは、赤髪の女性。
彼女は、俺にとっては見覚えがあった。
「噂で聞いていなかったら、分からなかったけど、本当にいた、レッド!」
「えっと、あの方は?」
その女性に対して、疑問に思ったプネウマは、首を傾げる。
「あぁ、そう言えば、プネウマは知らなかったな。彼女は「せっ先生!?」うるさっ」
「先生?」
それに対して、プネウマはさらに首を傾げる。
「そっ、レッドに色々と教えてくれた先生のアティだ」
ニアの言葉と共にアティ先生は、そのまま俺達のいるベッドへと近づいてくる。
「久しぶりねレッド! 元気だった? あれから大丈夫だった?」 そしてアティ先生はそのまま、ベッドにいる俺を抱き締める。
「ちょっちょっとアティ先生!?」
突然の行動に驚きながら、離れようとするが、なぜか力が強く離れられない。 それどころか、さらに強く抱き締められる。
「よかったわ~、本当に良かったわ、だけど、それにしても、かなり変わったけど、成長期なのかしら?」
「いやぁ、成長期というよりも」
「私が契約した影響です」
それと共にプネウマは、ゆっくりと手を上げる。
「えっ、もしかしてブレイドと契約した影響で! ここまで変化するなんて!」
その言葉を聞いて、アティの顔色が変わる。
「とにかく、色々と聞きたい事があるのは、確かね。レッド、一応聞くけど、指名手配になった、経緯、教えてくれるかしら」
「……先生には、正直に言わないといけませんね」
そう、俺は苦笑しながら、言う事にした。