「これって、プネウマの時と同じ、棺の」
「もしかして、この子が、魔王? なのか?」
俺が疑問に思っていると、プネウマとニアも同時に来た。
長い螺旋階段を一気に下った事もあり、2人は、息を上がっているが、今はそれよりも、目の前にあるこの機械の棺の方が気になる。
「以前の私やセルベリアさんの時と同じだと思いますが、一体、なぜこのような物が」
「とにかく、起こして、話を聞いた方が良いな」
それと共に、俺は、そのままダハーカを操作し、機械の棺を引き抜く。
しっかりと固定されている事もあり、引き抜くのは、なかなか大変だったが、なんとか出来た。
だが、その時だった。
周囲が、まるで地震が起きたように揺れ始めたのだ。 それも、かなり強い。
そして、次の瞬間、地面が大きく割れると、そこから巨大な手が飛び出してきたのだ。
「なんだ、これはっ!」
「分からねぇよ! とにかく、脱出するぞ!!」
ニアは、叫ぶと同時に、ダハーカにニアとプネウマは乗り込み、走り出す。
巨大な手は、すぐに俺達を掴もうとしたが、その前に、ニアがダハーカに乗り込む際に、置いていた武器を手に取り、それを巨大の手に向かって投げつけた。
それは、爆弾であり、その衝撃。
それにより、巨大の手は一瞬怯む。
「今だ!」「おうっ!」
ニアの言葉と共に、俺達はすぐに操作する。
先程までの、螺旋階段を登る事で脱出しようと思ったのだが、今はそれどころではないと判断したからだ。 ニアの言う通り、このままでは確実に捕まると思った俺は、急いで操作し、上昇する。
その際、後ろから何か聞こえてきたが、気にしている余裕はない。
そのまま、俺達が乗っているダハーカは一気に上昇していく。
「やばいっヤバいッ!!!」
それと共に、俺達は、そのまま飛行機に飛び込む。
同時に、飛行機のエンジンを起動させて、すぐに飛び出す。
「うわぁ、マジで、崩れているぞ」
その言葉と共に、俺達が見たのは、古代の塔が崩壊を始めて、落ちていく姿だった。
それはまるで巨大な砂時計のようにゆっくりと落ちて行っているように見える。
しかし、実際にはかなりの速度で落下しており、もう既に黒い雲の下へと到達していた。
「本当に、あと少しでいたら、危険だったな」
「結局、この機械棺に入っている人の正体は」
それと共に、何か表示された。
「これは?」
「エネルギーが不足している?」
「えっと、どうすれば」
そう悩んでいると、画面に映った文字。
そこには、マスターの体液を、直接注ぎ込むと書いていた。
「体液って、一体何を」
「……まぁ、結構何度もあるから、それしかないだろうな」
「えっ、それって」
「セックスですね」
そう、プネウマは言う。