※この作品はR-18です。

ソラトブレイド 転移した者達の旅路   作:ボルメテウスさん

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潜入のレッド

「……それにしても、便利になったな」

 

 そう言いながら、俺は現在の飛行艇の様子を見ながら、呟いてしまう。

 

 俺達が、魔王の情報を得る為に、向かっている。

 

 その目的は俺が、この世界に来た時に、転移させて来た奴らの城。

 

「本当だよな、飛行艇を透明にするだけじゃなくて、他の奴らから感知されないとは」

 

「私がサポート出来る範囲ですが。それよりも、転移とは一体」

 

「んっ、あぁ、元々、俺はこの世界の存在じゃなくて、別の世界から来たんだ」

 

「別の世界から」

 

 それを効いたリインフォースは、少し腕を組む。

 

「魔王に対抗する為に異世界から召喚する。だけど、なぜそこまで多い人数を呼ぶ必要があるんだ」

 

「それだけ、魔王が脅威だったから?」

 

「だとしても、それ以上の脅威になる可能性がある」

 

「まぁ、確かに」

 

 そのまま、ニアは俺の方へと目を向ける。

 

「おっ、俺か?」

 

「いや、レッドのような境遇を生んで、こうなる可能性だって、あるのに」

 

「確かに」

 

 そう言われたら、俺のような奴が出る可能性だってあるはずなのに。

 

「何か隠していると考えても良いな」

 

「それらの答えが、あの城の中にある可能性で見つけるないようだな」

 

 それと共に、俺はそのままダハーカを起動させる。

 

 今回のダハーカは、潜入に特化したカスタムをしており、武装などは一切積まず、その分装甲と機動面を強化した。 「よし、行くぞ!」

 

 そして、そのまま俺は、ダハーカに乗り込み、城に潜入を開始する。 

 

 城への侵入は、今回は俺だけであり、ダハーカの隠密を生かした形での潜入となる。 

 

「しかし、随分デカいなこの城は」 

 

 城の中に入ると、そこは迷路のように入り組んだ通路となっており、至る所から機械仕掛けの音や、人が行き交う音が聞こえてくる。 そんな中、俺は城の内部構造を把握しながら進んでいく。

 

  「どうにも、この城は色々とおかしいな」 

 

 明らかに普通の城ではない。まるで、巨大な生物の中にいるような感覚を覚える。 そんな事を考えながらも進んでいると、突然後ろから何かが迫って来る気配を感じた。 

 

「本当に、ここが人間の王様が住む城なのか?」

 

 何時までも、こんなところで油を売ってるわけにはいかない。

 

 さっさと目的を果たすために、ゆっくりと、兵士に見つからないように進んで行く。

 

  「.」 

 

 しばらく進むと、大きな扉が見えてきた。

 

  おそらくあそこが玉座の間だろう。

 

 俺はゆっくりと、その扉の前に隠れる。

 

「……それで、次に召喚する転移者はどうだ?」

 

「素質は十分だと思いますが、利益にはなりません」

 

  中からは男の声と女の声が聞こえる。 どうやら、誰かと話しているようだ。

 

「王の奴か」

 

 俺が召喚した奴らの声が聞こえる。

 

「他国の侵略は」

 

「上手く行っています。やはり転移者がいるといないでは大違いですね」

 

「魔王という存在も、転移者を動かすには十分だな」

 

「えぇ、既に倒されてますけどね」

 

「そうだな」

 

「……どうやら、欲しい情報を持っているようだな」

 

 それと共に、俺はそのまま部屋に入る。

 

「貴様っ一体っ何者だっ」

 

「俺か? 俺はレッド。お前らによって、転移させられた一匹だよ」

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