※この作品はR-18です。

ソラトブレイド 転移した者達の旅路   作:ボルメテウスさん

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ソラトウミトタビ

「行くぜ、セプテントリオン!」

 

 その言葉と共に、新たに変化したダハーカであるセプテントリオンは、操縦桿を握りながら、そのまま空に舞い上がる。

 

 その速度は凄まじく、操縦桿を握るのも、命懸けだ。一瞬でも気を緩めれば、空に吹き飛ばされる。

 

 だが、それは同時に、これまでは巨体過ぎて、戦う事が出来なかったラーレスに対等に戦える事を意味をしていた。

 

 ラーレスも、こちらに気づいたのか、そのまま巨大な腕を、振り下ろす。

 

 それに対して、瞬時に横へと飛ぶ。

 

 すると、まるで残像を残したように、ラーレスの攻撃を避けれた。

 

「行くぜ!」

 

 それと共にセプテントリオンは、腕にあるビームの刃で、ラーレスを斬り裂く。

 

 そしてそのまま、上空から急降下して蹴りを放つ。

 

 それは、遙かに巨大なラーレスの体制を崩す事ができ、 それに追撃するように、更に攻撃を仕掛けるが、やはり硬い装甲を破壊する事は出来ない。

 

  しかしそれでも、攻撃を繰り返す度に、少しずつではあるがダメージを与えていた。 

 

 この調子なら勝てるかもしれない。

 

 だが、ラーレスも甘くなかった。

 

 その身体から、無数のビームを発射する。

 

  しかもそれらは、一つ一つが強力な威力を持っているようで、直撃したら、一発で終わってしまう。

 

 だけど、このセプテントリオンは、そんな攻撃を物ともしないほど頑丈だった。 

 

 だから避ける必要も無く、ただひたすらに攻撃を繰り出す。 だが、それも限界があるようだ。 

 

 先程までは、一撃で倒せなくても、何度も攻撃を当てれば倒す事も出来ただろう。

 

  だけど今は違う。 既に何発かの攻撃を与えた筈なのに、未だに倒れる気配が無いのだ。 このままでは不味いと思う。

 

「レッドっ」「あぁ、分かっている」

 

 その言葉と共に、俺達は、そのまま構える。

 

 セプテントリオンに、光を集める。

 

 その身体には、七色の光を集める。

 

「これがっ最後だ!」

 

 それと共に、光を集めたセプテントリオンと共に、真っ直ぐとラーレスに向かって、突撃した。 

 

 俺達よりも遙かに巨大なラーレスとの激突。それは衝撃となって周囲に伝わり、大地や空気を震わせる。 そして、その振動によって、地面は大きく揺れた。 

 

 それによってバランスを崩しそうになるが、必死に耐える。 

 

 ここで倒れてしまえば、全てが無駄になってしまうからだ。 

 

「はああぁぁぁ!!」

 

 俺の叫びが、周囲に木霊した。

 

 やがて、そのまま、俺達は、ラーレスを貫いた。

 

 それが、決着となった。

 

 ラーレスは、俺達が貫いた事によって、岩のような身体は、そのままバラバラとなって、地面へと落ちていく。

 

「ぐっ、凄まじい風がっ」

 

「離れるぞ!」

 

 そのまま、俺達は、すぐにその場から離れる。

 

 そうして、ラーレスとの戦いから一時間が経った。

 

 ラーレスが倒れた場所を見る。

 

「雲が晴れている」

 

 それは、この世界では決して見る事がなかった海。

 

「もしかして、楽園って」

 

「ラーレスの事でもあったのか」

 

 そのまま、俺達は、地上へと降り立つ。

 

 同時に、雷雲があった雲は、消え去り、遠くの島も地上へと降りていた

 

「地上って、こんな綺麗だったのか」

 

「……もしかしたら、楽園へと、向かいたかったのは、これが目的だったかもしれない」

 

「この光景を元に戻す為にか」

 

「そうなのか」

 

 プネウマが言う。

 

「楽園か」

 

 結局の所、俺自身、これからどうするべきか分からない。

 

 指名手配もまだ、解かれていないだろう。

 

 そして、これからも変わらないかもしれない。

 

「まぁ、これはこれで、面白いかもな」

 

 この広がる海では、まだまだ広がっている。

 

 これまでの空では見えなかった場所がある。

 

「まだまだ、旅は続くからな」




今回の話で、ソラトブレイド 転移した者達の旅路は完結となりました。
初めての、アイディア募集作品という事で、苦戦した所もありましたが、ここまで連載出来たのは、皆様のおかげです。
何よりも、今作品を連載するきっかけをくれたkitiさんには、本当に感謝しています。
これからもよろしくお願いします。
そして、次回作もまた、現在、作成中です。
来週の月曜日にて、投稿予定となっています。
その時まで、楽しみに。
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