その暴走するロボットを止める為に、俺はダハーカの操縦桿を握りながら走り出す。
そのロボットは、俺達では考えられない技術で造られている為なのか、その能力は、まさしく未知だった。
まるで風船のような身体に不釣り合いなほど大きな腕を振り回し、その巨大な拳を叩きつけて来る。
その攻撃を回避しながら反撃するが、硬い装甲に覆われておりダメージを与えれていないようだ。
どうすればいいんだ!? そんな事を考えていると。
「ちょっと、退いといて!!」
聞こえた声、それと共にダハーカは、その場を避ける。
同時に、俺が先程までいた場所には巨大なビームが、そのロボットに攻撃が当たる。
「日向さん!」
「私の攻撃は、どうやら当たるよ! けど」
そのままロボットは、そのまま日向さんの方に攻撃を行う。
その攻撃を避けようとしたが、周囲に囲まれていた。
ならば。
「よっと!」
ダハーカを操作し、その攻撃を受け止める。
ダハーカで、軽々と受け止める事が出来、そのまま跳ね返す。
「あいつの攻撃は、俺がなんとかするから、
日向さんはその隙に攻撃をお願いします」
「わかったわ」
そう言うと、再び日向さんは攻撃を行い、ロボットの動きを止めてくれた。
互いに動きを止め、睨み合う状況となる。
この状態なら、まだ勝てる可能性はあるはずだ。
そして俺が今、出来るのは、時間稼ぎだ。だから、このままの状態を維持していれば、きっと何とかなる筈だ。
しかし、相手も黙ってはいない。
突然、周囲に無数の銃口が現れて、そこから弾丸が放たれてきたのだ。
それはダハーカの肩を貫き、膝を撃ち抜く。
痛みに耐えながらも、それでもダハーカを動かして、相手の懐に飛び込む。相手が放つ銃弾を避ける事は不可能なので、全てを受け止めた。
そしてそのまま、拳を突き出す。
しかし、それすらも受け止められてしまう。
だけど、これでいいんだ。
俺は、その衝撃を利用して後ろに飛ぶ。
「レッドっ」
それを見て、日向さんは、驚きの声を出す。
だが、それが、俺の狙いだった。
「レッド!」
「プネウマ!」
それは、こちらの連絡を受けたプネウマがこちらに来ていた。
同時に、俺は、その手を握る。
それと共にダハーカは、そのまま変形し、ダハーカの最強の姿となる。
「えっ、なに、その姿は!!」
それと共に、俺が持ったのは、巨大な剣。
プネウマが変わった姿であった。
そのまま、手に持った剣を、真っ直ぐと俺はそのロボットに向かって、一閃に斬り裂く。その一撃だけで、相手はバラバラになり、動かなくなる。
「ふぅ、なんとかなったか」
「今のは、一体」
それに対して、日向さんは、疑問の声を出した。
「少し訳があってな、それよりも、その装備はその大丈夫か?」
その言葉に、彼女は少し顔を俯く。
「実は、これを使うと、魔力が足りなくなるの。なんとかしたいけど、食事だけじゃ」
「それだったら、良い手がありますよ!」
その言葉と共にプネウマがすぐに声を出す。
「まさか、それって」
それが、どういう意味なのか、これから、何をするのか、どうするべきか、迷う。