・付き合って数年後。ぼっちと喜多くんは同棲してます。
・ソフトSM
ぼっちがMに覚醒。
喜多くんは付き合って上げてます。
目が覚めた。
カーテンから漏れる陽の光は強い。
普段ならもう起きてる時間。
もうだいぶ寒くなってきた。
お布団の中が心地よい。
寝返りをうつと、喜多くんの寝顔が視界に入る。
まだぐっすり寝てるみたい。
いつもは私より起きるの早いのに疲れてるのかなあ。
今日は喜多くん、予定ないって言ってたからのんびりできる。
同じ布団の中でまどろみに揺蕩う時間。
幸せを感じる。
(喜多くん、大好き)
起こさないように心の中でつぶやいて、身を寄せる。
昨晩は身体を重ねた後、後始末してそのまま眠ってしまった。
お互いに服を着ていない。
部屋の気温は肌寒いし、布団越しにうっすら伝わる体温をもっと味わいたくてなってしまう。
(あら)
シーツの上を身を滑らせてピッタリくっつこうとしたら、ツンとした物が腰のあたりに当たった。
手で探ってみると、昨晩に可愛がったり、可愛がられたりしたものが元気いっぱいになっている。
これでもウブなネンネではないので、朝勃ちなるものであることは知っている。
ちんちん――――ペニスはプチプチのような梱包材を束ねた構造になっていて、血液を溜めることで硬くなる。
日に一度は勃起しないと目詰まり起こして壊死する可能性があるため、早朝にメンテナンスとして勃起する。
それが朝勃ち。
初めて目にしたときに色々調べたから知っている。
えっちな夢を見ているわけではなく、本人の思考と関係のない生理現象。
「うーん、むにゃむにゃ」
寝ぼけたふりをして、布団の中に頭をつっこむ。
喜多くんはまだ眠っているけど、なんとなく気恥ずかしくて。
布団の中にはどちらのものとも分からない、汗の匂いがこもっている。
布団の中は薄暗いけれど、喜多くんの引き締まった筋肉質な体が見放題。
食事制限して筋トレもしてジョギングもして、喜多くんはストイックに身体作りをしている。
「ごくり・・・」
喜多くんが在りたい自分でいようと磨かれた肉体美。
昨日もたっぷりと抱きしめたり撫でたり、触らせてもらったけれど。
意識のないときにジロジロ観察するのは背徳感がすごい。
極限まで絞った皮下脂肪の下からしっかりと筋肉の繊維が浮き出ている。
とてもえっち。
見物料を払うべきじゃないだろうか。
思わず触りたくなってしまう。
・・・触っちゃった。
触りたいと思ったときには、偶然を装って胸板に手の甲を触れさせてた。
ほのかに暖かくて、とくんとくんと心臓の鼓動を感じる。
なんか見てたら”昨日のこと”を思い出しちゃってつい・・・
昨日もいっぱいえっちなことしたな。
えっちは嫌いじゃない。
喜多くんを触り放題で、触ったら喜多くんは悦んでくれる。
そんで喜多くんにいっぱいチヤホヤされるし。
得しかない。
喜多くんの胸板から視線を下半身に移す。
布団の奥の暗がりの中、喜多くんの喜多くんはピコンと自己主張しつつ鎮座している。
なんだかムラムラしてきた。
触ったら起きちゃうかな?
いや起きちゃうよね・・・?
えっちな創作物で『寝起きにしゃぶられる』ってシュチエーションってよく見る。
作品が多いってことは男の人に好まれるシチュエーションってことだよね。
喜多くんも、いつかやってもらいたいって思ってるかも。
言われる前にやるって出来た彼女じゃないかな。
起きるかな・・・?
手が冷たいと起こしちゃうかもしれないから、脇の下に手を入れて温める。
指先が温まってから”喜多くん”にふれる。
「すぅすぅ・・・」
喜多くんの反応はなし。
緩やかに”棒”を撫でる。
ゆっくりと上下に、フェザータッチを意識して。
さっき触れた喜多くんの胸の肌よりも、なおも熱い体温を感じる。
喜多くんの無尽蔵とも思える元気が、この子にも宿っている。
ぷっくりと先端を膨らませて。
手のひらの中で、ピクピクと悦びに震えている。
ペットを可愛がる気持ちにも似た愛着を感じた。
「きみも元気が良いね・・・ふふっ・・・」
なんだかおかしくなって、思わず笑ってしまった。
「ひとりちゃん・・・なにしてんの・・・?」
「んはっ!」
布団の外から聞きなれた声。
喜多くんが起きた! そりゃ起きるか。
”喜多くん”から手を離して、寝たフリを決めこむ。
「今さら寝たフリしても・・・さっき思いっきり声出してたし」
「うっ・・・寝込みを襲ってすいません・・・」
逃げられない。
すごすごと布団から頭を出す。
訴えられたら執行猶予はつくかな・・・
「別に起きる時間だし休みだからちょっかい出されるのは良いんだけどさ・・・。またシたくなったの? 昨晩もその前も3回ぐらいしたじゃん」
うっ!
「そういうわけじゃないんですけど・・・」
嘘です。
触ってたらちょっとその気になってましたぁ!
「ほんとに? ひとりちゃんのここ、ずいぶん硬くなってるみたいだけど?」
「あふっ・・・そんな雑にぃぃいい♡」
喜多くんの手が伸びてきて、おっぱいを鷲掴みにされちゃった。
指と指で乳首をつままれて、発情して硬くなった先端を軽く引っ張られる。
ぴりぴりとした快楽混じりの甘い痛みが走る。
「もう一回聞くよ。ほんとにそういうつもりじゃなかったの?」
喜多くんの地声は男子の中じゃ高い方なのに・・・
歌うときにするような低く掠れたような、色気のある声で耳元に囁かれる。
ちゃんと避妊してるのに孕んじゃいそう。
「嘘です! 最初はなんとなくでしたけど、触ってたらえっちな気分になっちゃってましたぁ・・・♡」
「ふーん、そうなんだ。オレあんまりそんな気分じゃないからさ・・・いやホント打止めってやつで・・・ひとりちゃんが好きなようにしてよ。寝てるオレにちょっかい出すくらいなんでしょ。ほら」
喜多くんがベッドの上で胡座をかく。
おちんちんは玉座の上で変わらずピンとしている。
オレは何もしないけど触りたかったらどうぞ?と言ってる気がした。
うぅっ、なんだか触らないといけない気分。
「じゃあ・・・失礼します」
お辞儀を・・・土下座するようにして珍宝に口づける。
喜多くんがいうようにあまり”残って”いないんだろうな。
気持ち良くなってくると滲んでくる男の子のおつゆがないや。
味がしない。
「うっ・・・ひとりちゃん吸いすぎぃっ・・・!」
ちゅうちゅう吸ってると喜多くんの苦しそうな声が降ってきた。
一旦止めて、口を離す。
吸われた頭のところが赤くなってたので、ぺろぺろと舐めてあげる。
喜多くんがホッと弛緩する気配が伝わってきた。
ちょっと強かったかな、ごめんね喜多くん。
怒ってるかな?
怒ってたら・・・好きにお仕置してください。
喜多くんの棒をしゃぶりながら、おしりを上げる。
「まったく、ひとりちゃんは寝てるところに悪戯してくるし・・・悪い娘だね?」
!
喜多くんの手が腰に置かれた。
素肌で感じる、触れた指先。
ゆるゆるとおしりの上で手遊びされる。
「ひとりちゃんはえっちなイケナイ子だ・・・」
呆れを少し帯びた低い声。
はい、そうですと応える代わりに、ちゅぼちゅぼと喜多くんのものをお口に出し入れする。
喜多くんの硬いのが、私に出入り・・・
そんなことを考えていたら、ぺちりと手首だけでおしりを叩かれた。
それだけの動きだから、別に痛くも何ともない。
”物足りない”
喜多くんに叱られたい。そして許されたい。
叱咤と承認。
何も身につけていない、だらしなく大きいおしりを軽く揺らす。
はしたない私の精一杯のおねだり。
ペチッ。
さっきより大きな音がした。
おしりに確かな衝撃を感じた。
喜多くん、気づいてくれた!
嬉しくなって、実家のジミヘンのように喜多くんのにペロペロと舐める。
ペチンッ!
今度はさらに強い!
じーんとおしりの叩かれたところが熱を持つ。
トロリと私の”女の子”から蜜がじわりと潤うのを感じる。
「ひとりちゃん、そろそろイッちゃいそう」
喜多くんの切羽詰まった声に、いつの間にか夢中でしゃぶっていた動きを緩める。
喜多くんのおちんちんがプルプル震えていた。
合図なしで出しちゃって気管に入らないように、イくのを耐えてくれてる。
喜多くんの優しさ。
準備オッケーです、と鈴口をチロチロ舐める。
「うっ・・・じゃあイクねっ・・・!」
びゅっ、びゅっとお口の中で精液が弾ける。
昨晩もえっちなことをしたからか、いつもより量が少ない。
独特の苦味があり、卵白に似たにゅるにゅるとしたものを受け止める。
正直、苦手な味と食感。
でも喜多くんが出してくれたものだから、がんばろう。
ちゃんと頑張るところを見て、褒めて欲しくて、口に貯めたまま、顔を上げる。
喜多くんと目が合う。
舌の上に溜めた精液の塊をごっくりと飲み込む。
喉を通り抜ける青臭さ。
「じょうずに飲めたね、ひとりちゃん。気持ちよかったよ・・・」
喜多くんが褒めてくれた。
えへへ。
「ひとりちゃん、いい時間だしお風呂行こっか」
昨晩も運動してそのまま寝ていたことを思い出した。
汗臭かったりするかな・・・
「は、はい・・・行きます」
喜多くんに手を引かれて、一緒に風呂場に向かう。
シャワーを浴びながら、喜多くんの”喜多くん”を見るとしょんぼりしてた。
溜まってたのを抜いてあげたという達成感。
”彼女”としての本分を果たしていることに満足する。
あれ・・・?
喜多くんの顔が浮かないような。
キターンが陰っているような。
げっそりしてる?
「どうしたんですか、喜多くん。元気ないみたいですけど・・・あっ、元気ないときと言えば・・・大丈夫? おっぱい揉みます・・・?」
えっちな関係を結んだころ。
ネットで見かけて試したら反応してくれた必殺技。
『大丈夫? おっぱい揉む?』
あのころの喜多くん、可愛いかったなぁ。
おずおず「も、揉みます・・・!」とか言ってくれて。
なのに。
「少なくともおっぱいはいいかな・・・」
現在の喜多くんにはクールに断られてしまった。
ガーン。
「喜多くん・・・私の身体に飽きちゃいましたか・・・?」
これが倦怠期・・・?
私、捨てられちゃうの・・・?
「昨日からさ、セックスしてるか、ギター弾いてるかじゃん。今日はお外にデートに行こうよ。せっかくだからスタバで新作のラテ飲みながらモーニング食べたいな」
うわー、そんなキラキラしたとこ行きたくない!
喜多くんと暮らすお家で、すっぴん部屋着で喜多くんにベタベタくっついてたい!
「へへ・・・じゃあ、オシャレがんばりますね・・・」
「うんっ! 期待してるからね!」キターン☆
喜多くんは嬉しそう。
こんな私だけど、喜多くんに捨てられないためにもがんばりますかぁ・・・