※この作品はR-18です。

創生のピグマリオン   作:ただのトーリ

9 / 9
設定を考えるのって楽しいですよね。
大抵、後々になって面倒くさくなるのに考えてる時って最高に捗るんですわ。


9話

 

 遜悟功とベジールの2人は持ち前の「気を探る」力で島に近付く人間の索敵をしてもらい、島の入口で「私有地だから無断で立ち入りするなら実力行使で追い出す」と宣言する。

 

 無理やり入ってこようとしたやつが数名居たらしいが、ベジールが首根っこ掴んで水切りのように対岸に向かって放り投げておしまい。

 

 それで怪我をしたと通報したらしいが、1kmもある海を放り投げられたと言われ信じる警察はおらず、さらに言えば入ろうとした島は私有地で不法侵入を告白するような物なので、まともに取り合って貰えず泣き寝入りとなった。

 

 悟功の場合は最初こそ丁寧に帰ってもらおうと説得するが、その姿勢を見て調子に乗って殴りかかって来た相手にうっかり反撃してしまい、ベジールより酷い怪我をさせてしまった。

 

 本人はすまなそうにしていたが、俺としては「不法侵入&僕力を振るってきたのも向こうなので、殺してないなら気にするな」と断言した。

 

 

 

 しかしまさか、荒っぽい性格のベジールの方が手加減が上手いとは思わなんだ。

 

 

 

 

 

 

 また北斗兄弟と手合わせをした所、以外にもいい勝負が出来て当人たちは楽しそうだった。

 

 

 

 悟功VSゲンシロウ

「オメェ、なかなか強ぇな。その夢想なんとかっちゅー技、オラの自分勝手の極意とそっくりだぞ」

「ふっ、そちらこそ北斗の奥義を尽く避ける。こんなこと初めての体験だ」

「おめぇと戦ってるともっともっと強くなれる気がすっぞ! もっとやろうぜ!」

「無論!」

 

 

 

 ベジールVSレキ

「くっ、ちょこまかと避けやがってムカつく野郎だ」

「ふふ、君の力は確かに強い。力だけで言えば私なんかより遥かに強い……だが、力だけで決まるほど武術の世界は甘くない……激流を制するは静水だ」

「くぉぉ!? 俺の力を利用しやがったな!? 面白いっ! ならば利用できないだけの力を見せつけてやる! ハァァッ!!」

「ーー!? まさか、さらに力をまして押し込むとは……君は兄者以上の剛拳タイプのようだね。実に厄介だ」

「セイヤ人は戦闘民族だ! 甘く見るなよ!」

 

 

 

 

 ゴリンクス(悟輪&デランクス)VSハオウ

 

『いえーい、オジサンかかって来なよ!』

「何故貴様らのような童を相手にせねばならんのだ。貴様らは大人しく飯を食って寝ていろ」

『カッチーン! バカにしやがって! これでも喰らえ! スーパーアルティメットオバケアターック!』

「なっ、人形の闘気だと!? ぬおぉ!?」

『へっへーん! どうだ!』

「面白い、うぬらを少しばかり見くびっておったわ! この肉体に僅かでも傷付けた褒美として、我が最強の拳を見待ってやろうぞ!」

『……うそーん、全部当ってかすり傷程度ってどんな体してんのオジサン』

 

 

 

 

 

 

 

 

 普通、彼らのようなモンスター級の戦士がぶつかると島なんてあっという間に粉々になる。

 

 しかしそうならないで済んでいるのは、先日気まぐれに購入したジオラマが深く関わっている。

 

 

 結論から言えばジオラマも付与が可能だった。

 

 付与を行うと、何も無いところに扉が現れた。その扉をくぐるとジオラマの設定通りの部屋が広がり、外に影響の出ない異空間となっていた。

 

 分かりやすく言うと青狸ロボットのドコダカドアと似た原理だ。

 

 ちなみに外から見ると、6畳ほどの半球ドームにみえており、中に入った人物はフィギュアのように小さくなっていた。

 まさにジオラマの世界で戦う人形のようだ。

 音や声も聞こえるが触れないホログラム形式で、訓練を見ることが出来る。逆に内部からは声は聞こえるが姿は見えない。

 

 

 

 重力制御装置部屋のジオラマ内部はベースボールができそうなくらいの空間で、重力を地球規模を基準に最大100倍まであげることが出来る。

 これは主に指揮官クラス限定の部屋とすることになった。間違って一般人が100倍重力の中入ったら潰れてしまう。

 

 

 もう一つの「心と時空の部屋」のジオラマは原作通り一日で1年間修行できる空間だった。

 ただ、原作と異なるのは俺が任意で片付けると中にいる人は無条件で放り出される上に、再設置すると1人につき2日(2年分)という縛りがリセットされる事だ。

 これに味をしめた悟功とベジールが修行して再設置を何度もねだり、突然電気が切れたみたいに気絶した。

 

 初めて見たがこれが長期付与した対象の期限切れのシーンらしい。

 

 

 これにはティティやベルマ、これには大激怒。

 なんせ心臓も止まってたわけだし、はたから見たら突然死んだようにしか見えないのだ。トラウマなんてもんじゃない。

 

 ちなみに悟功とベジールの必死のお願いでフォローを入れることに。

 

 

「あれば死んだ訳ではなく、一時的に魂が向こうに帰っただけです。お忘れかもしれませんが今の皆さんは人形の人形を媒体にこちらに顕現して貰ってるに過ぎないのです。極論言うと、人形さえあれば死んでもすぐに蘇ります」

 そこの説明にようやく落ち着いた二人。しかしそれでも怒りは収まらなかったようで、2人は1週間食事を人間レベルに制限されてしまった。

 

 

 3日目辺りから目に見えてやせ細る2人が見ていられなくて、護衛の出張と称して外食させてやったら悟功は涙目で「おめぇ良い奴だなぁ!」と感激し、ベジールに関しては「……恩に着る」と珍しくツンデレを見せながらそれぞれ40人前の中華料理を貪った。

 

 まさか昼食代だけで100万を余裕で越えるとは思わなかったよ。次は食べ放題の店に連れていこう。

 

 

 もちろんバレたが奥さん組も流石に可哀想に思ってたらしく、仲直りのタイミングを見計らってたようでこれを機に注意を済ませて元に戻す運びとなった。

 

 

 

 

 ちなみにこの一幕を横で見ていた北斗兄弟。

 

「兄さん、女性を怒らせると怖いものなのですね」

「そうだぞ、ゲンシロウだって他人事じゃないぞ。ユティアも怒るとシャレにならないくらい怖いぞ。なんせハオウ兄さんも昔ユティアを怒らせてーー」

「やめろ、その話は思い出したくない」

「……彼らは戦い以外にも俺に教えを見せてくれた良き強敵だった」

「いや、彼ら死んでないから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悟功たちが来てから2ヶ月ほど経過する頃になると、地下空間の大まかな区画は完成していた。

 なんとベルマと博士の案でメンテナンスロボットを作ることを優先し、これをメジュリーヌが許可。

 これにより細かな調整をロボットに任せることで作業が効率化した。

 

 地下空間は7層に別れており、それぞれの用途に合わせて区分けすることになった。

 

 ・第1階層 居住区

 ※難民や短期兵士の居住区として使う予定。

 

 ・第2階層 トレーニングルーム

 短期兵士の作戦訓練などを行う。ジオラマにて荒野、山岳、海、砂漠と様々なシチュエーションを用意していてそこでのサバイバル訓練を行っている。

 そこをクリアして初めて本隊に入隊となるそうだ。

 

 

 ・第3階層 バイオサイエンス部門

 人工育成による野菜、肉の育成と量産。

悟輪やデランクスの希望でお菓子と玩具が最近追加されたらしい。

 

 ・第4階層 幹部居住区

 長期付与した人材の居住区。

 

 ・第5階層 総合司令室及び会議室

 島にカモフラージュしつつ設置したカメラ、ドローンの映像を管理する場所。電源は地核エネルギーを利用。

 

 ・第6階層 資料保管庫及び諜報区画

 メジュリーヌの提案で秘密裏に忍者系の短期兵士を育成しており、日本各地に偵察の忍びを派遣している。その本部。

 

 

 ・第7階層 プライベートルーム

 俺に最も近しい側近だけが入れる区画。

 現状ではシルフィードとメジュリーヌのみ。今後増える予定だ。

 

 

 

 

 

 

「調子こいてたら裏組織みたいなのが出来ちゃった件について」

 

 プライベートルームでシルフィードの出した紅茶を飲みつつ軽く震えるのだった。

 

 




キャラ間のパワーバランスについては色々意見があると思いますが、うちではこんな感じと思って頂ければ。
ちなみに手合わせ中はスーパー化してないです。

多分それをやれば勝てるのかもしれないけど、どちらも当てたら必殺の「技or攻撃」なのであまり意味ないとして、素の状態で戦ってます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。