俺の名前は
仕事人間の両親が海外を飛び回っているため、今は妹の
そんな家庭環境であっても、俺は沙耶には普通に学校生活を楽しんで貰いたくて、ほとんどの家事を俺が受け持っていた。
平日は毎日学校もあって忙しいけれど、可愛い妹の為なら頑張れる。
そんな忙しい日々の中でも、俺にはやらなければならない、もはや義務とも呼べる日課があった。
それは――。
「ただいま」
「おかえりお兄ちゃん!」
7月の下旬、夏休み前最後の登校日を終えた俺は、近所のスーパーで買い物をしてから帰宅した。
すると、先に帰っていた妹の沙耶がいつものように出迎えてくれた。
最近ますます女性らしく成長していく沙耶は、身長や胸も大きくなり、顔つきも見惚れるほど美しくなっていた。
しかし、俺にベッタリで甘えん坊な所は相変わらずだ。
「悪い沙耶、遅くなった。今から夕飯作るから待っててくれ」
「うん、ありがとう……! でも、その前に……」
そう言うと、沙耶は俺の腕に抱きつき、上目遣いで見つめてきた。
彼女の柔らかい胸の感触が伝わってくると同時に――腰の辺りには、硬いモノが当たる感触があった。
「ねえ、お兄ちゃん……私、もう我慢できない……」
「……ったく、しょうがないな」
「えへへ、やったー! お兄ちゃん大好き♡」
俺の返事を聞くなり、沙耶は嬉しそうに微笑むと、そのまま俺を引っ張って自分の部屋へと連れていく。
そうして俺は今日も、妹の性欲処理に付き合わされるのだった……。
そもそも、どうして俺と沙耶がこんな関係になってしまったのか……そのきっかけは、数年前に遡る――。
◇
それは俺が小学4年生、沙耶が小学3年生の頃だった。
その時から両親が家にいない事が多かったため、俺は自然と沙耶の世話役になっていた。
沙耶は『ふたなり』という、女の子なのにちんちんが生えている珍しい体質だった。
だからといって、俺は特に気にしなかったし、沙耶自身もそれを恥じていない様子だったので、普通の妹として接していた。いや、むしろ普通より溺愛していたと思う。
沙耶も小さい頃から俺の事を慕ってくれていたので、俺たち兄妹の関係は良好で、お互いに隠し事もなく何でも話せる仲だと思っていた。
そう、あの日までは……。
「沙耶ー、帰ったぞー」
その日は小学校の先生が風邪を引いたとかで、俺は予定よりも少し早く帰宅していた。
玄関で靴を脱ぎながら妹に呼びかけるが、返事はない。
(おかしいな……いつもなら駆け寄ってくるのに……)
沙耶は低学年なので、この時間にはもう帰っているはずだ。
しかし、いつもなら『おかえりー!』と笑顔で出迎えてくれる妹の姿が見えない。
俺は不思議に思いながらも、とりあえず自室へ荷物を置きに行くことにした。
そして、扉を少し開けたところで――俺は目の前の光景に絶句した。
「ん……はぁっ……おにい、ちゃ……」
そこにはなんと、俺のベッドの上で寝転び、下半身を露出させた沙耶の姿があった。
その股間には見たことがないほど大きなちんちんがそそり立っていて、彼女自身の小さな手によって上下に擦られていた。
(沙耶……!? 俺の部屋で何やってるんだよ!?)
当時まだ幼かった俺は、沙耶が何をしているのか理解できなかった。
しかし、本能的に『見てはいけないもの』という危機感を感じ取り、俺は反射的に体を隠した。
「はぁ……んっ、あぅ……」
幸いにも、沙耶はその行為に夢中で、俺の存在には気付いていないようだった。
ドアの影に隠れる俺の心臓はバクバクと大きな音を立て、頭は混乱して、今にも逃げ出してしまいたい気分だった。
しかし、子供の好奇心には抗えず……俺はドアの隙間から沙耶の様子を覗き見してしまう。
「お兄ちゃん……お兄ちゃんっ……!」
沙耶は切ない声で俺の名前を呼びながら、懸命に自らのちんちんを扱いている。
改めて見てもその大きさは異常で、以前一緒にお風呂に入った時に見たものとはまるで別物のようだった。
(何してるんだよ……沙耶……! なんでそんなにちんちんが大きいんだ……!?)
自分のよく知る妹が、自分の知らない姿で、自分の知らない行為に耽っている。
沙耶がなんだか遠い存在になってしまったような気がして、俺の心は酷くざわついていた。
「んっ、あぁっ……お兄ちゃっ……んぅぅっ!!」
どびゅるるるっ♡ぶびゅー♡びゅく、びゅくっ♡びゅーっ♡ぶぴゅるっ♡とぷとぷ……♡♡♡
やがて、沙耶は一際大きな声を上げると、小さな体をブルリと震わせた。
それと同時に、ちんちんの先から白い液体が勢いよく飛び出し、彼女のお腹やベッドを汚していった。
「はぁっ……はぁ……今日もいっぱい出ちゃったぁ……お兄ちゃんが帰ってくる前に片付けないと……」
沙耶はそう言うと、慣れた手付きでティッシュを手に取り、辺りに飛び散った精液を拭き取り始めた。
一方その頃、俺はというと――。
(……っ!?)
目の前で繰り広げられた光景に頭が真っ白になり、ただただ唖然とするしかなかった。
ぐるぐると目まぐるしく思考が巡り、鼓動が異常に速くなる。
(何なんだよ……あれ……? なんで沙耶が、あんな……)
ショックだった。
これまでの人生で、多くの時間を妹と2人で過ごしてきた俺は、沙耶のことならなんでも知っていると思っていた。
家族として、兄妹として――彼女のことを誰よりも理解しているのは俺だと思っていたのだ。
しかし、たった今俺の目の前で行われた行為は、そんな自分の認識を根底から覆すものだった。
(あんな白いおしっこ、どうやったら出せるんだ……?)
俺は思わず自分のちんちんをズボンの上から触る。
するとそれはいつもより硬くなっている気がしたが、沙耶のモノと比べると遥かに小さく、子供っぽいものだった。
つまり沙耶は、俺なんかよりずっと大人で、俺の知らないことまで知っている。
その事実が、兄としてどうしようもなく悔しくて、悲しかった。
そうして俺が呆然と立ち尽くしているうちに、いつの間にか沙耶は後片付けを終えていたようで――。
「え……お兄ちゃん……? なんでここにいるの……?」
「ひぁっ!?」
突然ドアが開き、俺の部屋から沙耶が出てきた。
当然、ドアの前で呆然としている俺と鉢合わせすることになり――俺は驚きのあまり体を大きく跳ねさせ、情けない声を上げてしまう。
そんな俺の様子を見て、沙耶はハッとした顔をすると……。
「あちゃー……見られちゃったか……」
挙動不審の俺とは対象的に、彼女は落ち着いた様子で困ったように笑った。
沙耶は、俺なんかよりずっと大人――さっきまでそんなことを考えてせいか、その表情は酷く大人びて見えてしまい、俺の心に暗い影を落とした。
「あのね、お兄ちゃん――」
「……っ!!」
彼女が口を開くと同時に、俺の肩がビクリと震える。
沙耶が俺の知らない何か言うのが怖くて、聞きたくなかった。
自分よりも遥かに大人になってしまった妹を受け入れたくないという、子供じみた感情が俺の心の中を支配する。
「沙耶……お前、一体なんなんだよ……!」
気付けば、俺の口からはそんな言葉が漏れ出ていた。
それは恐らく、今までずっと一緒に過ごしてきた妹に対して初めて抱く感情――嫉妬であり、怒りだった。
「えっ……」
沙耶は驚いたように目を見開くと、そのまま黙り込んでしまった。
しかし、一度口をついて出た言葉は止まらない。
「あんなっ……デカいちんちんちんちんなんか付けて……! 前に見たときはもっとちっちゃかったじゃないか! それに、さっきのも……何なんだよ!? なんであんな白いおしっこが出せるんだよ!? 俺っ……ずっと一緒だったのに、沙耶のことなんにも知らなかった! なんで教えてくれなかったんだよ!?」
自分でも何を言っているのか分からないまま、感情に任せて言葉を吐き出す。
そんな俺の姿を、沙耶は困惑しきった顔でじっと見つめていて、その態度すら今の俺には不快で仕方がなく――。
「待って、お兄ちゃん。落ち着いて――」
「うるさいっ!!」
宥めるように伸びてくる沙耶の手を、俺は思い切り振り払ってしまった。
パシン、と廊下に響く乾いた音。俺を見つめる沙耶の瞳が大きく揺れる。
「あ……」
(俺……何やってるんだ……?)
そこで俺は、ようやく我に返った。
さっきまでの怒りや焦りが嘘のように消え去り、代わりに計り知れないほどの後悔と罪悪感が押し寄せてくる。
俺は沙耶のお兄ちゃんなのに。たった一人の妹に対して、なんて酷いことをしてしまったんだ。
「ごっ……ごめん、沙耶……」
「ううん……私の方こそごめんね、お兄ちゃん……」
俺が謝ると、沙耶は悲しそうに笑って首を振った。
その表情を見ていると、胸が張り裂けそうなほど苦しくなる。
(違う……俺は沙耶にこんな顔をさせたかったわけじゃないんだ……)
俺はただ――大好きな妹が、遠い存在になってしまったような気がして、それが寂しくて悲しかっただけなのだ。
隠し事なんてしないで欲しい。俺には何でも話して欲しい。
俺たちは兄妹なんだから、隠し事なんて無しに全てをさらけ出して欲しかっただけなんだ……。
(だから俺は――)
「なあ、沙耶……」
俺がそう言うと、沙耶は不安そうにしながらも、無言で俺の言葉の続きを待った。
「俺は……沙耶のことが知りたいんだ。俺にも、教えてくれないか? さっきのことについて……」
「……っ!」
それは俺の心からの気持ちであり、願いだった。
沙耶にとっては予想外の言葉だったのか、彼女は驚いたような顔で俺を見る。
しかし、しばらく考えるような素振りを見せた後で小さく頷き、俺に向かって言った。
「うん……わかった」
◇
それから、俺と沙耶はリビングのテーブルを挟んで向かい合う形で椅子に座った。
いつも一緒にご飯を食べる時と同じ状況なのに、俺はなぜか緊張していた。
これから、俺の知らない沙耶の一面を知ることになるのが、少し怖かったからかもしれない。
一方の沙耶はと言うと……先程までのしおらしい態度とは打って変わって、どこか楽しそうというか――何かを期待するような、そんな顔をしていた。
「あー、えっと……それで、さっきのあれは何だったんだよ?」
「あれは、オナニーっていうんだよ」
「お、おな……にー? 何だよそれ……」
聞き慣れない言葉に首を傾げると、沙耶は優しく説明してくれた。
「オナニーっていうのはね? 自分のおちんちんを触って気持ちよくすることなの。お兄ちゃんも大人になったら、きっとするようになるよ」
そんな常識のように言われても、全然ピンと来ない。
それに『お兄ちゃんも大人になったら』なんて、妹に子供扱いされるのが、なんだか悔しかった。
「でっ、でもさ、沙耶だってまだ子供だろっ!? なのに、なんでそんな――」
そこまで言いかけて、ハッとする。
また熱くなってしまった自分に気付いて、慌てて口を噤む。
すると、それに気が付いた沙耶はクスクスと笑っていた。
「ふふっ……やっぱり、お兄ちゃんは優しいね」
「い、いや……別に優しいとかじゃなくて……」
なんだかバツが悪くなって俯くと、沙耶は穏やかな口調で話し始めた。
「じゃあさ……お兄ちゃんも、オナニー、やってみる?」
「え……? 俺にも出来るのか……?」
「うん、きっと出来るよ。私が教えてあげる」
そう言うと沙耶は椅子から立ち上がり、ゆっくりと近付いてきた。
そして、俺の正面で立ち止まると、おもむろに俺のズボンに手をかけた。
「ちょっ……沙耶!?」
「大丈夫だよ、お兄ちゃん……全部私に任せて?」
沙耶はそう言うと、俺のパンツごと一気にずり下ろした。
すると、中から俺の小さなちんちんがぴょこんと顔を出す。
露になった俺のモノを見て、沙耶はうっとりとした表情を浮かべる。
「わぁ……お兄ちゃんのおちんちん、ちっちゃくて可愛い……」
「なんだよ……バカにすんなよ……」
確かに先程見た沙耶のモノと比べると、それは本当に小さくて、自分でも情けなく思えてきた。
しかし、沙耶はそんな俺のちんちんを愛おしそうに撫でると……。
「ふふっ、ごめんね? でも大丈夫……これから大きくしてあげるからね♡」
そう言って、俺のちんちんを人差し指と親指で摘まみ上げた。
「ちょっ……!? 何してんだよっ!」
思わず声を上げるが、沙耶は全く気にせず指を動かし始める。
俺の小さなちんちんを摘まんだまま、優しく上下に擦っていく。
「こうやって、おちんちんをシコシコって動かすの……どう? 気持ち良いかな?」
「い、いや……なんか変な感じだし……」
「そっか……でも、きっとすぐに気持ち良くなるよ」
正直言ってくすぐったいだけで、あまり気持ち良くはなかったのだが、沙耶は執拗に俺のモノを扱き続ける。
すると、段々と感覚が変わっていき……。
(あれ? なんか、ムズムズしてきたような……?)
最初は違和感しかなかったはずなのに、次第に妙な感覚を覚え始めていた。
初めての感覚に戸惑っていると、沙耶は徐々に手の動きを速めていった。
「お兄ちゃんのおちんちん……ちょっとずつ硬くなってきたよ?」
「えっ……?」
沙耶にそう言われて自分の下半身に目を向けると、そこには先程よりもピンッと元気になったちんちんがあった。
困惑する俺をよそに、沙耶は手を動かし続ける。
すると段々と何かが込み上げてくるような感覚に襲われ、俺は慌てて声を上げた。
「お、おい……沙耶……! なんか変だ……! もう止めろって!」
「お兄ちゃん、怖がらなくても大丈夫だよ。そのまま気持ち良くなって……」
沙耶は優しい口調で言うが、俺はそれどころではなかった。
(嫌だっ……なんか来る……!)
「ちょ、マジでダメだって! おしっこ出ちゃう! トイレっ……!」
俺は慌てて立ち上がろうとするが、沙耶に腕を押さえられてしまい身動きが取れなくなってしまう。
「うん、おしっこじゃないから大丈夫だよ。そのまま出しちゃいな」
「やだっ! 離せよっ! やめろっ!」
俺が必死に抵抗しても、沙耶はビクともしなかった。
それもまた悔しくて、俺は顔を真っ赤にして全力で抵抗したが……沙耶は涼しい顔のまま片手で俺を押さえ込み、もう片手では変わらず俺のちんちんを扱いていた。
(なんでこんなに力が強いんだよ!?)
「ほらお兄ちゃん、暴れないの……大丈夫だからね……?」
「もう無理! 出ちゃう! 出ちゃうって!」
「うん、いいよ……全部出してごらん?」
「ああぁっ! 出ちゃっ……! あっ……うわぁああぁぁあっ!?」
ぴゅっ、ぴゅるっ♡
その瞬間、俺のちんちんから僅かながらも白い液体が飛び出した。
(なんだこれっ!? 気持ち良すぎる……っ!?)
生まれて初めて味わう快感に、頭の中がぐちゃぐちゃになる。
同時に身体からは力が抜けて行き、俺はぐったりと椅子に腰を落とした。
「はぁ……はぁ……」
人生初の絶頂を迎え、息も絶えだえになっている俺に、沙耶は優しく微笑みかけた。
「おめでとうお兄ちゃん、これで大人の仲間入りだよ」
そう言って俺の頭を撫でると、彼女は飛び散った粘液を手で拭っていく。
そして彼女はなぜか、その指を鼻に近付け、くんくんと匂いを嗅いでは恍惚とした表情を浮かべていたのだが――絶頂の余韻に浸る俺には、それを気にする余裕などなかった。
「どうだった? 気持ちよかったでしょ?」
しばらく経って、ようやく落ち着いた俺に沙耶は問いかける。
俺は素直に、こくりと小さく首肯した。
(これが……おなにー……)
未だに頭はぼんやりとしていて思考が定まらなかったが、多幸感に包まれ、自然と口角が上がるのを感じた。
(気持ちいい……すごく気持ちよかった……! 俺にも、ちゃんと出来たんだ……!)
まだ幼い俺にとってはオナニー(正確には手コキなのだが)の快感はあまりに強く、病みつきになってしまいそうだった。
それと同時に、妹と同じことが俺にもできたという、子供らしい喜びと達成感が込み上げてくる。
すっかり上機嫌になった俺は、沙耶に感謝の気持ちを伝えたくなった。
「ありがとう、沙耶! お礼に今度、俺も沙耶のおなにーを手伝ってやるよ!」
当時まだ性知識の疎かった俺は、何の気なしにそんなことを口走った。
ただ純粋に、自分がしてもらったことを彼女にもしてあげようと思っただけだったのだ。
しかし沙耶は、俺の言葉が予想外だったのか、一瞬キョトンとした顔をしたかと思うと、すぐに目を輝かせて前のめりになった。
「ほ、ほんとにっ!? いいのっ!?」
想像以上に食いつく沙耶に少し驚きながらも、俺は笑顔で頷く。
「ああ! 男に二言はないぜ!」
そう言うと、沙耶は喜びをを隠しきれないといった様子でブルルッと体を震わす。
「うぅ……ありがとうお兄ちゃん! じゃあ早速だけどさ、私今すぐシたくなってきちゃったから、手伝って欲しいなっ!」
「おう、任せとけ!」
俺は元気よく返事をすると、今度は俺が沙耶の前で膝立ちになった。
そして、彼女のズボンとパンツに手をかけ、一気に下ろす。
すると、ブルンッ!と勢いよく、彼女の大きなモノが飛び出してきた。
「おわっ!? す、すっげぇ……」
初めて間近で見る妹の男性器に圧倒され、思わず感嘆の声を漏らす。
想像していたよりも遥かに巨大なソレは、綺麗なピンク色の先端が剥き出しになっており、血管が浮き出るほどに膨張し、力強く天を向いてそそり立っていた。
「ふふっ、お兄ちゃんのおちんちんと形が違うでしょ?」
「うん……全然違う……」
確かに俺のものとは全く違う形状をしていた。大きさはもちろんのこと、その存在感というか威圧感が段違いである。
(これが沙耶のちんちんなのか……っ!)
妹にこんなモノが生えているという事実に動揺し、そして自分との差を実感して、なんだか悔しい気持ちになってくる。
「ほら、お兄ちゃん……触ってみて?」
「あ、ああ……」
(そうだ……俺は今から沙耶のおなにーを手伝うんだった)
目の前の光景にすっかり釘付けになっていたが、当初の目的を思い出してハッとする。
そして、恐る恐る沙耶のモノへ手を伸ばしていった。
(えっと……まずは優しく握ってあげればいいんだよな……?)
先程彼女にしてもらったことを思い出しながらそっと触れると、沙耶の体がピクンと震えた。
(うわっ……熱くて、硬い……っ!)
触れた瞬間、その熱さと硬さに驚かされる。
手の中でドクンドクンと脈打つ感触を感じながら、俺は意を決してゆっくりと上下に動かし始めた。
すると沙耶は目を閉じ、うっとりとした声を漏らす。
「んっ……お兄ちゃんにしてもらうなんて、夢みたい……」
「そ、そうか……ならよかったよ……」
俺は沙耶の反応を見ながら、少しずつ手の動きを速めていった。
すると、先端から透明な液体が出てきて、俺の手に絡みつく。
(なんだこれ……? おしっこじゃないみたいだけど……すごいヌルヌルしてるな)
不思議に思いながらも、俺は沙耶への奉仕を続けた。
「お兄ちゃん……もっと強く握ってもいいよ?」
「え、でも痛かったりしないか……?」
不安になって聞き返すと、沙耶は首を横に振った。
「ううん……むしろ痛いくらいの方が気持ちいいから……」
「わ、分かった……」
俺は言われるがまま手に力を込めて、沙耶のモノをしっかりと握りしめた。
すると彼女のちんちんが、ビクビクと震えながらさらに硬く、太くなってくる。
それに合わせて先端から溢れ出る液体の量もどんどん増えていき、俺の手をぐしょぐしょに濡らしていった。
「あっ、お兄ちゃんっ……すごい気持ち良い……!」
「お、おい……大丈夫なのか? なんかどんどん出てくるんだけど……」
「大丈夫だからっ……それより、もっと激しくしてっ……!」
「わ、わかった……」
俺は言われるままに手の動きをさらに速めた。
ここまで大きくなった沙耶のちんちんを上下に扱くのは、腕が疲れてなかなかに大変だった。
「はぁ……お兄ちゃんの手コキ……最高だよ……!」
(な、なんだよこれ……! 大人のおなにーって、こんなに凄いのか……!)
さっき自分がしていた自慰行為など子供の遊びだったと言わんばかりの迫力に、俺は驚きを隠せなかった。
グチョグチョという卑猥な音が部屋中に響き渡り、沙耶の息遣いが激しくなっていく。
「んっ……お兄ちゃん……私、そろそろ出るかも……」
「えっ……? 出るって……あの白いおしっこが出るのか……?」
「うんっ……だからごめん、ちょっと手を借りるねっ……!」
そう言って、沙耶は俺の手を上から力強く握りしめると、さらにスピードを上げて扱き始めた。
「お、おい沙耶っ!? こんなに速くしたら痛いんじゃないのか!?」
「いいのっ……! これが大人のオナニーなんだよっ……!」
「そ、そうなのか……?」
俺は少し怖くなりながらも、されるがままに手を動かす。
そしてついに、沙耶のモノが一際大きく膨張したかと思うと――。
「ああっ、
どぴゅるるるるるっっ♡♡♡びゅるぅっ♡びゅぶっっ♡どぴゅるううぅっ♡♡♡ぶぴぃっ♡びゅーっ♡ぼびゅるるるぅぅ~~っ!!♡♡♡
「うわあっ!?」
目の前で放たれた大量の白い粘液に、俺は驚きを隠せなかった。
その勢いも量も濃さも、何もかもが先程の自分のものと比べてケタ違いだった。
(な、なんだこれっ!? 出すぎにも程があるだろ!? っていうか、熱っ!?)
まるでマグマのように熱いその液体は、俺の顔や胸に容赦なく降り注いだ。
(うわっ! すげぇ匂いだ……!)
むせ返るような生臭さに顔をしかめていると――やっと白いおしっこを出し終わったらしい沙耶が口を開いた。
「はぁ……気持ち良かったぁ……♡ 今までで一番出たかも」
「げほっ、ごほっ……! す、すげぇ量だな……!?」
ドロドロと身体にまとわりつく白い粘液を手で掬いながら、俺は驚愕の声を上げた。
「あはは、ごめんごめん……お兄ちゃんに手伝ってもらえる日が来るなんて思わなかったから、嬉しすぎていっぱい出ちゃった」
「そ、そうなのか……」
沙耶は苦笑しながら謝るが、俺は未だに目の前の光景が信じられなかった。
自分よりも年下の女の子が出したとは思えないほどの大量の白い液体に、ゴクリと唾を飲み込む。
(これ……全部沙耶が出したんだよな……? 俺のとは全然違う……)
呆然としている俺をよそに、沙耶は満足げな表情で自分のモノや俺の顔にかかった精液を、何枚も重ねた分厚いティッシュで拭き取った。
「ふぅ……ありがとう、お兄ちゃん! おかげでスッキリしたよ!」
そう言って微笑む彼女の表情は晴れやかなもので、俺も釣られて笑顔になる。だが同時に、俺の心の中には僅かな劣等感が生まれていたのだった。
(ああ……やっぱり俺は、沙耶の足元にも及ばないんだな……)
改めて残酷な現実を突きつけられ、俺は少し落ち込みつつ口を開いた。
「あ、ああ……どういたしまして……」
「うん! ……でさ、お兄ちゃん」
「ん? なんだ?」
俺が聞き返すと、何故か沙耶は頬を赤らめてモジモジとし始めた。
そして上目遣いでこちらを見つめながら、恥ずかしそうに口を開く。
「もしよかったら、また手伝ってくれないかな……? 私……お兄ちゃんにお兄ちゃんにされた方が、その……興奮するっていうか……」
「そ、そうか……。でも俺なんかでいいのか? 自分でいうのもなんだけど、下手くそだったと思うけど……」
「ううん! そんなことないよ! というか、お兄ちゃんじゃないとダメなの……だからお願い! ねっ……?」
そう言って沙耶は俺の手をギュッと握った。
その瞳からは強い意志を感じる。
「分かったよ……じゃあまた今度、手伝ってやるよ」
俺がそう言うと、沙耶はパアッと顔を輝かせて微笑んだ。
「ほんと!? ありがとうお兄ちゃん!」
こうして俺は、また沙耶が溜まった時にオナニーを手伝わされることになったのだった。
この時はまだ知らなかった。
彼女の性欲が、俺の想像を遥かに超えるものであったということを――。
◇
今日も沙耶の性欲処理を終えた俺は、そんな昔のことを思い出しながら、夕食の支度を始めていた。
結局、沙耶は3回射精するまで満足してくれなかったので、もう大分遅い時間になってしまった。
沙耶は今はお風呂に行っている。
「全く……沙耶のやつ、少しは加減ってものを覚えろよな」
口に残る濃厚な味に顔をしかめながら、俺は愚痴をこぼした。
いつもは手コキで済ましているのだが、今日は沙耶に無理やり押し倒されてフェラチオまでさせられてしまったのだ。
沙耶の性欲は日に日に強くなっており、今では最低でも1日に2回以上射精しないと勃起が収まらなくなっていた。
そのせいで俺が手伝わされる頻度も増えてしまい、先月なんかはテスト勉強も相まって寝不足気味だった。
しかし――だからといって沙耶の頼みを断ると、彼女は物凄く不機嫌になってしまう。
おまけに翌朝、信じられないほど大量に夢精をかまし、下着どころか、布団やシーツまでぐちゃぐちゃにしてしまうのだ。
それを洗濯する身としては、たまったものではない。だから結局、俺はいつも沙耶の性欲処理を手伝ってしまうのだった。
(まあでも……ふたなりだから仕方ないのかもなぁ……)
これは後から知ったことなのだが――ふたなりは、常人よりも圧倒的に精力や筋力が強いのだという。
そのため、性欲もまた人よりかなり強い傾向にあるらしく、沙耶がこうして頻繁に求めてくるのも、仕方がないことなのかもしれない。
そんなことを考えているうちにも料理が完成していき、俺は皿に盛りつける。
「お、今日はオムライスなんだね」
ちょうどお風呂から上がってきた沙耶は、濡れた髪をタオルで拭きながら俺の横に立つ。
「ああ。今日はそんなに時間もなかったし、簡単に作れるものにしようと思ってな」
ケチャップでネコの絵を描きながら答えると、沙耶は嬉しそうに微笑んだ。
「わぁー! 可愛いワンちゃんだね、さすがお兄ちゃん♪」
(……ネコちゃんなんだけどな)
心の中でそうツッコみつつ、俺はオムライスをテーブルの中央に置いた。
そして二人で『いただきます』をして食べ始める。
「美味しい……! やっぱりお兄ちゃんの料理は世界一だね!」
「大げさだな……まぁ、ありがとよ」
俺の作った料理を美味しそうに食べる沙耶の姿を見ていると、こっちまで嬉しくなってしまう。
自分で言うのもなんだが、昔から2人分の食事を作り続けてきた俺は、それなりに料理の腕には自信があった。
「お兄ちゃんって、将来良いお嫁さんになるよねー」
「なんだよ急に……俺は男だから嫁には行かねぇよ」
「えー? でもお兄ちゃんって料理上手で、お裁縫も得意だし……なんだか女の子みたいだよね? 私がお嫁にもらってあげようか?」
「アホなこと言うなよ……つーか、なんでお前が旦那役なんだよ」
「えへへ♪ だって私、お兄ちゃんよりおちんちん大きいし?」
「なっ……!」
沙耶は無邪気に笑いながら、俺の男としてのプライドを粉々に打ち砕いていった。
「ぐぬぬ……お前、いつの間にそんなことを言うように……!」
「ほらほら、拗ねないの。お兄ちゃんは私よりも女子力が高いってことなんだから……ね?」
「全然フォローになってねぇよ……」
確かに俺は『女子力が高いね』とよく言われるけど、そこを褒められると少し複雑な気分だった。
いや、別に嬉しくないわけじゃないんだけど……男としては、『カッコイイ』とか言われたいわけで……。
俺が呆れていると、沙耶はクスクスと笑った。
「ふふっ、明日朝起きたら、お兄ちゃんは女の子になってたりして……? ほら、最近SNSで話題の『TS病』っていうのがあるじゃない?」
「いや、あんなの都市伝説に決まってるだろ……。大体、突然身体が女の子になっちゃうとかありえねーって」
「あはは! それもそうだね!」
そんなくだらない会話をしながら、俺たちは食事を終えた。
◇
その後、風呂から上がった俺は、自室のベッドに寝転がってスマホをいじっていた。
(TS病かぁ……)
ふとさっきの話を思い出した俺は、なんとなく検索をかけ始めた。
もちろん信じてなどいないし、少し気になっただけだ。
沙耶にあんなことを言われていなければ、こんな無駄な検索などしなかっただろう。
検索結果の一番上のサイトをタップすると、意外にもしっかりと作り込まれた医学的な記事が出てきた。
(へぇー、こういうのって意外と本格的なんだな……)
感心しながら軽く目を通すと、そこにはTS病についての説明が書かれていた。
その内容は以下の通りだ。
『TS病とは、10代後半から20代前半の若い世代が発症する、原因不明の奇病である。その名の通り性別が反転してしまうという症状が特徴であり――』
(ふむふむ……なるほど、性別が反転ね)
そこまでは特に驚くこともなく、続きを読んでいく。
『また、TS病の発症者は全員が例外なく美少女・イケメンと呼ばれるような容姿になり、体型や声質までもが異性を惹きつけるようなものに変化してしまう。そのため、発症後の患者は非常にモテやすく――』
(いやいや……さすがにそれはないだろ……)
俺は記事に目を通しながら苦笑いを浮かべる。
さすがにここまでくると信憑性に欠けてくるというか、なんというか……。
そこで読む気をなくした俺は、さっさと閉じてスマホを枕元に置いた。
(まあでも……もし本当に俺がTS病になったら、沙耶はどんな反応をするかな……)
そんなことを考えて、俺はクスリと笑う。
(あいつのことだから、意外と喜ぶかも……? いやでも、突然兄が女になったりしたら、さすがにショックだよな……)
なんて、あり得ない妄想をしているうちに、すぐに睡魔がやってきた。
俺は部屋の明かりを消すと、そのまま深い眠りに落ちていくのだった――。