翌朝、小鳥のさえずりと共にパチッと目を覚ました俺は、大きく伸びをしながら身体を起こす。
時計を見ると、まだ朝の6時だった。夏休みだというのに、いつもと同じ時間に目が覚めてしまう自分に苦笑する。
(二度寝しようにも……目が冴えちゃったな)
仕方がないのでベッドから降りて立ち上がった瞬間――俺は違和感に気づいた。
(あれ……? なんか目線が低いような……)
いつもよりも床が近いというか、身体が小さくなっている気がする。
それに、なんだか胸のあたりに妙な重みを感じるし、サラッとした感触が頬をくすぐるし――とにかく変な感じだった。
不思議に思って自分の身体を見下ろすと、そこには見慣れない膨らみが存在していた。
「え……? な、なんだこれ……?」
そう呟いた自分の声すらも、聞き覚えのあるものとは全く違う。まるで女の子の声のようだった。
さすがにここまでくると、『TS病』の文字が頭に浮かんでくる。
(いやいや、そんなまさか……)
嫌な汗が吹き出るのを感じながら、俺は恐る恐る股間へと手を伸ばす。
すると――。
「無い……」
無い。無いのである。
そこにあるはずの、俺の大切な息子さんが。
「は? え? なんで……?」
俺は酷く混乱しながら、フラフラと鏡の前へと歩いていく。
そして全身が映り込むように姿見の前に立つと、そこに映っていたのは――。
(嘘……だろ……?)
驚いた表情を浮かべる、パジャマ姿の美少女だった。
肩まで伸びたサラサラの黒髪に、ぱっちりとした瞳と長いまつ毛。唇は薄く桃色に染まっていてぷるんと潤っているし、鼻筋も綺麗に通っている。
小柄な体格に不似合いな巨乳が、パジャマの胸元を突き破らんばかりに押し上げ、その存在を主張していた。
その姿は男の理想を具現化したかのようなもので、まさに『美少女』と呼ぶに相応しい容姿だった。
「こ、これが俺……なのか……?」
呆然としながら呟くと、鏡に映っている美少女も同じように口を開く。
自分の口から発せられたとは到底思えない、鈴の音のような可愛らしい声が響き、ますます現実味が薄れてしまう。
「あ、あはは……夢でも見てるのか……俺……?」
夢なら覚めてくれと願いながら、頬を思い切りつねってみる。痛い。普通に痛かった。
鏡に映る美少女も同じ行動を取る。そして俺と同じように、つねった頬を涙目で擦っている。
その光景を目の当たりにして、俺はついに膝から崩れ落ちた。
(ほ、本当に……TS病になっちまったのかよ……!?!?)
この日――俺こと
◇
その後、しばらくして冷静になった俺は、TS病について改めて調べていた。
もちろん今度は茶化すのではなく、真剣にだ。
どうやらTS病というのは本当に存在する病気であり、原因は不明、そして治療法も見つかっていないらしい。
(じゃあ……これから俺は一生、この身体で生きなきゃいけないのか……?)
正直、まだ夢を見ているような気分だったが、つい揉んでしまうおっぱいの感触や、股間に感じる喪失感がこれは現実なのだと伝えてくる。
俺はため息をつくと、スマホを置いてベッドに寝転がった。
「はぁ……これからどうしたもんかなぁ……」
相対的に大きくなったベッドの上でゴロゴロしながら考えるが、良いアイデアは全く浮かばず時間だけが過ぎていく。
幸い今日は夏休みの初日なので、しばらく学校のことは考えずにゆっくりできるけど……。
「お兄ちゃーん? 起きてるー?」
そんなことを考えていると、突然部屋の外から元気な声が聞こえてきた。
(やば……朝食の用意するの忘れてた……!)
時計を見ると、すでに午前9時を過ぎていた。
いつもこの時間には2人分の朝食を出しているのだが、今朝は色々と考え事をしていたせいですっかり忘れていた。
沙耶になんて言い訳するか悩んでいると、部屋の外から再び声が聞こえてきた。
「あれ? 珍しくお寝坊さんなのかな?」
俺が返事もせずに黙っていると、ガチャリと部屋のドアが開け放たれ、そこから妹の沙耶が顔を覗かせた。
「お兄ちゃ――って、わっ!? 可愛いっ……じゃなくて、誰!?」
俺を見た瞬間、沙耶は目を見開いて驚く。
無理もないだろう。何しろ今の俺は、沙耶にとって見ず知らずの女の子なのだから。
「あ、えっと……その……」
なんて説明すればいいのか分からず言葉に詰まっていると、沙耶は敵意剥き出しの目でこちらを睨んできた。
「なんでお兄ちゃんの部屋に女が!? まさか、私に隠れて浮気してたんじゃ……!? うぐぐ……許せないっ!」
(なんで妹に浮気を疑われなくちゃいけないんだよっ!?)
色々とツッコミたいところではあったが、今はそれどころではない。
このままでは殴りかかってきそうな勢いなので、俺は慌てて弁明することにした。
「ち、違うっての! 俺だよ、琉衣だよ!」
「え……? お、お兄ちゃん……?」
「そうだよ! 朝起きたらなぜか女の子になってたんだよ!」
沙耶はしばらくポカンとしていたが、すぐにハッとした表情になると口を開いた。
「もしかしてお兄ちゃん……本当に、TS病に……?」
「あ、ああ……そう、だと思う。多分」
沙耶の質問に力なく答えると、彼女は俯き、プルプルと小刻みに震えだした。
「そんな……お、お兄ちゃんが……」
(や、やばい……! 沙耶がショックで泣き出すんじゃ……!?)
俺が言うのもなんだが、沙耶は重度のブラコンである。
そんな彼女にとって、兄が突然女になったなどというのは受け入れ難い事実だろう。
(ど、どうしよう……!?)
心配になりオロオロしていると、沙耶は突然ガバッと顔を上げた。
その瞳には、涙ではなく――溢れんばかりの喜びの色が宿っていた。
「すっっっごい可愛いぃいいっ♡♡♡」
「うおっ!?」
突然テンションが上がった様子で駆け寄ってきたかと思うと、彼女はそのまま覆い被さるように抱きついてきた。
いや、抱きついたというよりも、タックルに近い勢いだった。
「ちょ、おい! 落ち着けって!」
「これが落ち着いていられるわけないよーっ!! お兄ちゃんってば、こんなに可愛くなっちゃってどーするの!? 私とケッコンするしかないじゃん!」
「意味分かんねーよ!?」
鼻息荒く興奮する沙耶は、俺を抱きしめながらすりすりと頬ずりしてきた。
身体は密着し、お互いのおっぱいがむにゅりと潰れて形を変える。
「やめろって! 離れてくれ!」
「えへ……えへへー♡ この反応、やっぱり私のお兄ちゃんだぁ♡」
「お、おい! どこ触ってるんだよ!?」
「んー? お股だよ? わわっ! ホントにおちんちん無くなってるー!」
「ちょ、やめっ……ひぁっ♡ さ、沙耶! いい加減に……ひぅうっ♡」
沙耶は楽しそうに笑いながら、ズボンの上から俺の股間を触ってくる。
未知の感覚に戸惑いつつも、必死に玲奈を引き剥がそうと試みるが――俺が男のときでさえ敵わなかった沙耶に、女の身で抗えるわけもなく……。
俺は抵抗虚しく、されるがままになっていた。
「わっ! お兄ちゃんのおっぱいおっきいね!」
「やめっ……くっ、このバカ……!」
「髪の毛サラサラで羨ましいなぁ……それになんかいい匂いする……♡」
「話を聞けって……!」
「ほんと綺麗な顔だねー。肌もスベスベで……あ、ほっぺぷにぷにだぁ♡」
沙耶は俺の胸に顔を埋めたり、髪の匂いを嗅いだり、顔を近づけて間近で観察したり……やりたい放題だ。
そうしてしばらく揉みくちゃにされていると、腰の辺りに硬い棒状のモノが当たる感触がした。
「お、おい……沙耶……お前まさか……」
「えへ、気付いちゃった? お兄ちゃんが可愛すぎて、私こんなになっちゃった♡」
沙耶は照れ笑いを浮かべながら、腰をぐりぐりと押し付けてくる。
その表情はとても可愛らしいのだが――ゴリッと押し付けられる雄雄しい剛直は微塵も可愛くなかった。
混乱する俺をよそに、沙耶はさらにとんでもないことを言い始める。
「あぁ……お兄ちゃんが女の子になってくれて、本当に良かったぁ♡ これからはおまんこも使えるし、赤ちゃん産んでもらえるし♡」
「はぁ!? な……ななな、何言ってんだよお前!?」
あまりのぶっ飛んだ発言に、俺は動揺を隠せない。
(お、落ち着け……さ、さすがに、こいつなりの冗談だろ……?)
俺は自分にそう言い聞かせて一度深呼吸をする。そしてなるべく落ち着いた口調で沙耶に言った。
「あのなぁ……お前、いくらなんでもそれは冗談キツイって……ほら、いつもみたいに手コキならしてやるから、さっさと離れてくれ」
最大限の譲歩をして提案するが、沙耶はキョトンとした顔で聞き返してきた。
「え、何言ってるのお兄ちゃん?」
「へ?」
「私、本気だよ?」
「え、いや……冗談だろ?」
「だからなんで冗談だと思うの? 私がお兄ちゃんとセックスしたいって思うの、そんなに変かな?」
「は、はぁぁあああっ!?」
(いやいやいやいや!? 変に決まってるだろ!?)
沙耶はさも当然のように言うが、俺は開いた口が塞がらなかった。
妹が救いようのないブラコンなのは知っていたが、まさかここまでとは……。
今朝から女の子になったり、妹にセックスを迫られたりと、立て続けに衝撃的な出来事がありすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「は、離せっ! 絶対嫌だからな!? お兄ちゃんが妹に犯されるとか、笑い話にもならないっての!!」
貞操の危機を感じた俺は、慌てて手足をジタバタさせて暴れる。決してじゃれ合いの延長ではなく、全力で妹から逃れるために抵抗した。
しかし沙耶は、赤子の手をひねるように容易く俺の身体を押さえつける。
「ねぇ、お兄ちゃん……ふたなりってなんで力が強いのか、知ってる?」
「な、なんだよ急に……」
突然の問いかけに、俺は思わず動きを止めて沙耶の顔を見つめた。
そんな俺の耳元に顔を寄せると、沙耶はそっと囁くように語り始める。
「それはね……エッチしたいなーって思った相手を、絶対に逃がさないためなんだよ♡」
「ひっ……ッ!?」
ゾワっとした感覚が背筋を走り、俺は思わず小さな悲鳴を上げる。
身の危険を感じた俺は、再び全力で暴れ回ってもがくが――そんな俺の抵抗をものともせず、沙耶は俺の太ももを抱えて持ち上げ、そのままベッドに押し倒してきた。
そして流れるような動きでズボンとパンツを脱がされ、俺のおまんこが沙耶の目の前に晒される。
「わぁ……! お兄ちゃんのつるぷにおまんこ可愛い♡」
「や、やめろッ! やだぁっ!!」
(やばい……! このままじゃマジで犯される!!)
そんな恐怖心に駆られた俺は、力の限り手足をバタつかせる。
「ほらお兄ちゃん、暴れないで?」
「いやだっ! はなせぇぇええ!!」
だが、沙耶の力は強く、全く振りほどくことができない。
それどころか抵抗すればするほど、沙耶は俺を抑えつける力を強めていった。
「もう……あんまりうるさかったら、私も優しくできないよ……?」
「やだやだやだぁっ!? 誰か助けてぇぇええ!」
いくら暴れてもビクともしない沙耶に恐怖を覚え、俺は甲高い声で泣き叫ぶ。
もう恥も外聞もなかった。
「ねぇ、静かにしてよ……」
「いやぁぁぁああっ!! 誰かぁぁああ!!」
沙耶の顔に苛立ちが浮かんでいるのにも気付かず、俺はひたすらキーキーと喚き続けた。
「あー、もう! うるさいな!」
――パシンッ!!
「ひぎゅぅっ!?」
突如、大きな乾いた音が部屋に響くと同時に、お尻に鋭い痛みが走る。
どうやら叩かれたらしいと気付いたのは、ジンジンとした熱さを感じ始めてからだった。
(俺……たたかれた……?)
痛みよりも驚きの方が大きかった。今まで妹に手を上げられたことなど、一度もなかったから。
呆然としながら沙耶の顔を見上げると、彼女は冷たい目でこちらを見下ろしていた。
「お兄ちゃん……これ以上騒ぐなら、もっと痛くするよ?」
「ひ……うっ……!」
その一言で俺は完全に萎縮してしまう。
普段の可愛らしい声とは違う低い声音に気圧されて、俺は小さく呻くことしかできなかった。
大人しくなった俺の様子を確認した沙耶は、再び優しい声色に戻り、満足げに微笑む。
「うん、いい子♡ ごめんね、怖かったね? もう暴れちゃだめだよ?♡」
「……っ!?」
そう言って今度は優しく頭を撫でてくる。
その豹変ぶりがあまりにも不気味で、怖くて……俺はもう、抵抗しようという意思すら持てなくなっていた。
「はい、いい子のお兄ちゃんにはご褒美あげるね♡」
そう言って沙耶はズボンを脱ぎ始める。
そしてブルンッ!と力強く飛び出したのは、ガチガチに勃起した巨大な男根だった。
まさに『馬並み』という表現がふさわしいほどの、圧倒的な存在感を誇る剛直。
「は……へ……?」
(なんだよ……コレ……デカすぎないか……!?)
見慣れているはずの妹のチンコなのに……なぜか目が離せない。
自分の身体が小さくなり、相対的に大きく感じるのだろか? いや、それにしてもデカすぎる。
大きく血管が浮き出た赤黒い竿は、ビキビキに張りつめていて、沙耶の興奮度合いが尋常ではないことを物語っていた。
カリ首もエラが張り、亀頭もパンパンに膨れ上がっていて――見ているとなんだか、お腹の辺りがキュンってしてくるような……。
(この大きなモノで突かれたら……どんな感じなんだろう……?)
「お兄ちゃん? どうしたの? 目がとろんとしてるよ?」
「ふぇ……?」
そんな沙耶の問いかけで、俺はハッと我に返った。
(お、俺……今何を考えてたんだ!?)
慌てて頭を振って思考を振り払うと、俺は顔を背けて無理やりチンコから視線を外す。
「ふふ……お兄ちゃん、私のおちんちん見て興奮しちゃったのかな?」
「そっ、そんなわけないだろ!? ただちょっと考え事をしてただけだ!」
「じゃあ、こっち見てよ?」
沙耶は俺の頭をガシッと掴むと、強引に正面を向けさせる。そして俺の眼前に自らの剛直を突きつけた。
「う、ぁ……」
(やばい……目が離せない……)
沙耶のチンコを目の前にして、俺の視線は完全に固定されていた。
ドクンドクンと脈打つ血管が浮き出た逞しい肉棒が格好良くて、強そうで――俺の中に眠っていたメスの本能が否応なく刺激され、交尾を受け入れる準備をし始めてしまう。
(なんでだよ……俺の身体、どうしたんだよ……っ!)
絶対に認めたくないが、身体が沙耶のチンコを求めているのが嫌でも分かってしまう。
妹のモノを見て発情するなんて、どうかしているとしか思えないのに――さっきからずっと子宮がキュンキュン疼いて、膣の入り口からトロッとした蜜が溢れ出てくるのを感じるのだ。
「ねぇお兄ちゃん……私のおちんちん欲しい?」
「そ、そんなのいらないっ……!!」
俺がおまんこをしっとり濡らしている間にも、沙耶は俺の顔に巨大な肉の塊を近づけてくる。
そして亀頭を俺の鼻下に押し付けると、ゆっくりと擦り始めた。
「あ……ぁ……♡」
(あぁ……匂い、すごいぃ……っ♡)
濃厚なオスの香りが鼻腔を通り抜けて、頭の中にダイレクトに伝わってくる。
それは俺の脳に直接媚薬を流し込まれたかのような強烈な刺激だった。
すんすんっ♡くんくんっ♡はぁ……はぁ……♡くんかくんかっ……!♡
昨日まではなんともなかったはずの妹のチンコの匂いが、今は麻薬のように脳髄を犯してくる。
俺は無意識のうちに大きく息を吸い込み、肺いっぱいに空気を送り込んでいた。
「お兄ちゃんったらそんな必死に嗅いじゃって可愛い……ほら、もっと濃くしてあげる♡」
「ち、違うっ! そんなんじゃ……んぁっ♡ すぅ~……はぁ~~ッ♡ くんくんっ、くぅん♡♡♡」
俺は慌てて否定しようとするが――沙耶が肉棒を軽く扱き、先端から我慢汁を垂らしてみせると、さらに濃厚になったオスの香りに一瞬でメスへと堕ちてしまう。
(やばい……チンコの匂い嗅いでるだけで、頭がボーッとしてくる……♡)
スンスンと鼻を鳴らしてその空気を取り込み続ける。脳髄が蕩ける甘美な香りが鼻を通り抜け、全身が幸福感に包まれる。
下腹部からは愛液がダラダラと溢れ、太ももを伝ってベッドシーツに大きな染みを作っていた。
「もう一回聞くけどさ、お兄ちゃん……私のおちんちんで興奮したの?」
「う、うぅ……そ、それは……」
「素直にならないと、おちんちんあげないよ?」
沙耶が腰を引き、俺の鼻先からチンコが離れる。
(あ……いやだ……離れたくない……!)
俺は咄嗟に沙耶の腰に抱きつくようにして、チンコを追いかけた。
しかし、沙耶はそんな俺の頭をあっさりと引き剥がすと、少し離れた位置でニヤニヤと笑っている。
「ねぇ、どうなの? 答えられないなら、もう終わりにしちゃおっかな?」
「う……うぅ……」
沙耶は意地の悪い笑みを浮かべながら問いかけてくる。
すっかり発情した俺の身体は、そんな意地悪な妹の肉棒が欲しくて欲しくてたまらなくて……もう限界だった。
「……た……」
「ん? なに?」
「……した」
「聞こえないよ? もっと大きい声で言ってくれなきゃ」
「っ……! ……した! 妹のチンコ見て興奮したぁっ!」
俺は羞恥に顔を赤らめながら叫ぶ。
それを聞いた沙耶は嬉しそうに満足げに微笑んで口を開く。
「ふふ、よく言えました♡」
そう言うと、沙耶は俺の両足を広げて持ち上げた。いわゆるまんぐり返しという体勢だ。
俺のおまんこが剥き出しになり、愛液を垂れ流してヒクついているのが丸見えになってしまう。
あまりにも屈辱的な体勢に、俺は慌てて抗議の声を上げる。
「やっ! やっぱやだぁっ! 恥ずかしいって!」
「あ、こら暴れないの!」
いざセックスの体勢に入るとなると、途端に羞恥心と恐怖心が湧き上がり、俺はバタバタと手足を暴れさせた。
さっきまでの俺はきっと気が動転して正常な判断力を失っていたのだ。
今ならわかる。いくら彼女のチンコが魅力的だからとはいえ、妹とセックスするなんてやっぱりおかしい。
それに、こんなデカいの挿れられたら、絶対壊れるし!
「離せよ変態っ! 妹とセックスとかありえないからっ!」
「もう、まだそんな事言ってるの? いいから黙って受け入れちゃいなよ。ほら、お兄ちゃんの大好きな妹のおちんちんだよ? さっきあんなに欲しがってたじゃない♡」
「ち、違うっ! あれは身体がおかしくなっただけで……俺は別に、妹のチンコなんて好きじゃないっ!」
「ふーん……そっかぁ……」
俺が必死に反論すると、沙耶はつまらなさそうにため息を漏らした。
そして『やっぱ我慢汁の匂い嗅がせるだけじゃ足りないかぁ……』などと独り言を呟いている。
「はぁ……仕方ないなぁ……。もう少し素直になれるようにしてあげるね?」
「な、なにをするつもりだよ……?」
不穏な空気を感じ取った俺は不安げに尋ねる。
しかし沙耶はそれには答えず、俺のおまんこに顔を近づけると――。
「れろぉっ……♡」
「ふあぁぁああんっ!?♡♡♡」
それは初めて味わう、あまりにも甘美なメスの快楽だった。
沙耶の舌が触れた箇所からじんわりとした温かさが広がり、腰がビクビクと痙攣する。
(なにこれ……? きもちいい……っ♡)
舌先でチロチロと軽く舐められるだけでも、信じられないくらいの気持ち良さ。
粘膜から染み込んでくる沙耶の熱い唾液が、俺の正常な思考を急速に奪い去っていく。
「れろぉ~っ♡じゅるっ! ちゅぱっ♡おにいひゃん、きもひいい?♡」
「ひっ♡あっ♡やぁぁっ♡なにこれぇ!? なんかへんらよぉおっ♡♡」
(おかしい……!♡ こんな気持ちいいの、おかしいっ……!?!?♡♡♡)
沙耶は何度も舌で愛撫を繰り返しながら、時折クリトリスを唇で優しく食んできた。
その度にビリビリと痺れるような感覚が身体中を駆け巡り、脳みそを破壊しそうなほどの暴力的な幸福感に襲われる。
その強すぎる快感の異常さは、女の身体になって間もない俺にも理解できた。……沙耶はなにか特別なことをしてる、そうじゃなきゃおかしい。
「ふふ、効いてるみたいだね♡」
「ひぐっ!?♡あ゛っ!?♡♡やめっ♡もうやらぁぁあっ……!♡♡」
必死に身悶える俺を容易く押さえつけながら、沙耶は執拗にクンニを続ける。
そして、仕上げに俺のおまんこから愛液をじゅるじゅると吸い上げると、ようやく顔を離した。
「じゅるる……っ♡ ふぅ……これで、お兄ちゃんも素直になるかな?♡」
「はぁ……はぁ……っ♡ あ……あへぇ……♡」
(あへぇ……?♡)
その頃にはもう、俺は完全に出来上がってしまっていた。
沙耶の唾液が、匂いが、感触が……全てが俺を狂わせる。
濃厚な媚薬を塗りたくられたかのような強烈な興奮と多幸感が俺を襲い、頭がふわふわして何も考えられなくなってしまう。
「それじゃあ、今からお兄ちゃんの処女もらうからね……? いいよね?」
「ふぁ……?♡ しょ、しょじょ……っ?♡」
「あははっ、難しいこと分からなくなっちゃった? じゃあもっと簡単に言ってあげるね。今から、お兄ちゃんのおまんこに、私のおちんちんを挿れます♡」
「おま……こ……?♡ おちん……ちん?♡ おちんちんっ!♡♡♡」
『おちんちん』という単語を聞いた瞬間、お股がきゅんっと疼く。
そして俺は、その言葉の意味を理解するよりも先に――沙耶の股間に生えた巨大な肉棒から目が離せなくなった。
「うん。セックスって言ってね、とっても気持ち良いんだよ……? だからお兄ちゃん、一緒に気持ち良くなろ?」
「うんっ♡うんっ♡なるっ♡きもちよくなるっ♡おちんちんほしいっ!♡」
「ふふっ、素直で可愛いなぁ……よし、じゃあ挿れるよ?」
「はやくっ♡ はやくっ♡」
もう完全に理性を失ってしまっている俺は嬉々として催促する。
沙耶はそんな俺の足を掴むと、自らの巨大な亀頭を俺の割れ目にあてがう。
そして――ゆっくりと腰を進めていった。
ずぶぶっ……♡ぬぷ……みちっ♡ずぷずぶっ!♡ぐちゅぐちゅっ!♡ぬぷぅうう……!♡♡♡
「いぎぃっ!?♡♡♡んぉおおッ!?♡お゛ぉぉおッッ!!♡♡♡」
俺の新品おまんこが、沙耶の肉槍に割開かれるようにして拡張されていく。
内臓が押し上げられ、お腹がぼこんっと膨れ上がるような圧倒的な質量を感じる。その圧迫感たるや凄まじく、呼吸すらままならないほどだったが……俺はそれすらも幸福に感じていた。
「あー、すごっ♡ お兄ちゃんの処女まんこあったかくてキツキツで最高だよ♡」
「お゛ッ! お゛ぉほおおっ!!♡♡♡あ゛ぁあああッッ♡♡♡」
そんなことを考えている間にも、巨大な沙耶のモノがどんどん奥まで入ってくる。そしてついに――。
どちゅんっ!♡♡♡
「ひにゃぁああぁぁああッッ!?!?♡♡♡♡♡」
お腹の奥にある赤ちゃんのお部屋まで、一気に貫かれてしまった。
その瞬間――目の前が激しくスパークし、全身が痙攣し、足がピンッと伸びる。
挿れただけなのに、俺はイッてしまったのだ。
「あ゛っ……?♡あ゛……あぁ……♡♡♡」
(しゅごいっ♡これヤバすぎりゅっ!?♡♡)
初めてだというのに痛みはまったく感じず――いや、正確には快感が強すぎて痛みを認識できないだけなのだが……とにかく、凄まじいまでの快楽だけが俺を支配していた。
「あははっ! 挿れただけでイっちゃったんだ?♡ お兄ちゃんってば可愛いなぁ♡」
そう言いながら、沙耶は容赦なくピストン運動を始める。
ぱんっぱんっぱんっぱんっ!♡♡♡ぱちゅんっぱぢゅんっ!♡ぐぽっ!ぶちゅんっ!♡♡どぢゅんッ!♡♡♡
「お゛ッ!?♡おっ!?♡♡おぉぉおおッッ!?!?♡♡♡」
お腹の中を埋め尽くしている極太チンポが引き抜かれていき――再び奥まで挿入される。その度に俺は絶頂を迎えていた。
何度も何度も繰り返される激しい抽挿に、俺は舌を突き出してアヘ顔を晒すことしかできない。
「あっ♡あっ♡すごっ♡お兄ちゃんの中すっごく気持ちいいよっ!♡♡♡お兄ちゃんはどう? 私のおちんちん気持ちいい?♡」
「あひっ!♡♡♡しゅごいっ!♡おちんちんしゅごい気持ち良いっ!!♡♡♡」
「うんうん、そうだよね♡もっともっと気持ち良くしてあげるからね♡」
沙耶はニヤリと笑うと、さらにペースを上げてピストンを続ける。
同時におっぱいも乱暴に揉みしだかれ、時折乳首を強く摘まれる度に意識が飛びそうになるほどの快感に襲われて……もう何が何だか分からない。
ぱんっぱんぱんぱんっ!♡♡♡ばちゅんっ!!♡♡♡パコパコッ♡どちゅんどぢゅんっ!!♡♡♡
「あ゛っ!♡あぁああんっ!!♡♡♡イグゥウウッッ!!♡♡♡」
「ふふっ♡お兄ちゃんってばイキやすすぎ♡私のおちんちんが凄く大きいからかなぁ?♡ごめんね?♡お詫びにいっぱいおまんこしてあげるから許してね?♡」
「あ゛ぁぁああッッ!!♡♡♡おちんちっ、しゅごいぃぃいっ♡♡♡」
沙耶のピストンが激しくなるにつれて、俺の絶頂の間隔も短くなっていく。
男の身体では絶対に味わえなかったであろう連続絶頂の嵐に、俺は完全に屈服していた。
「あーやばっ、そろそろ限界かも♡ お兄ちゃんの
「だす……?♡だしゅって、なにっ?♡」
「えへへ、それはね……」
沙耶は俺の耳元に唇を寄せて囁く。
「妹のおちんちんミルクだよ♡」
「おちんちんみるく!?♡♡♡ほしいっ!♡おちんちんみるくいっぱい出してぇぇえっ!!♡♡♡」
何かは分からないが、とにかく言葉の響きが気に入った俺は、必死におねだりする。
それを聞いた沙耶は嬉しそうに微笑むと、ラストスパートをかけるかのように腰を強く打ち付けてきた。
「あはっ♡もちろん♡言われなくてもたくさん出すよっ!♡♡♡お兄ちゃんの一番奥で、濃いやつをどっぴゅんしてあげるからね……っ!♡」
「おほぉおおっっ!!♡♡♡またイくっ!♡♡イグゥウウッ!!!♡♡♡♡♡♡」
「あぁっ、私もイクッ……すごいの
びゅーっ!!♡どぴゅるるるっっ!!♡♡♡どっびゅーーっ!!♡♡♡どくどくぅっ!♡♡♡ぶぴゅぅうっ!!♡どくんっどくんっ……♡♡♡
「「~~~~~~~~~ッ!!!♡♡♡♡♡」」
2人の興奮が最高潮に達した瞬間――腟内に熱い奔流が注ぎ込まれ、俺は全身を震わせて一番激しい絶頂を迎えた。
頭の中で火花が散るような強烈な感覚と共に、脳内麻薬が大量に分泌され――多幸感に包まれる。それは今まで感じたことのないような快楽だった。
びゅるっ、びゅーーっ!!♡どぴゅるるるっっ!!♡♡♡ぶぴゅぅうっ!♡♡♡どくんっどくんっ……♡♡♡
「お゛っ!?♡♡あ゛ぁあ゛ぁっ……!!♡♡♡」
「あぁぁ……っ!♡お兄ちゃんおまんこに大量射精するの気持ち良すぎっ♡♡♡ふたなりに生まれて良かったぁ~っ!!♡♡♡」
沙耶は恍惚とした表情を浮かべて、ドロッドロのザーメンを俺のおまんこに吐き出し続ける。
お腹の中にどんどんと溜まっていく精液の熱を感じ、俺はさらに深くイってしまう。
どろぉっ♡ごぽっ……どろっ……♡ぶりゅっ……!♡♡♡どぷどぷ……っ♡♡♡
「あ゛ッ……あ゛ぁ……ッ♡♡♡」
あまりにも長く続く絶頂に、俺の意識は次第に薄れていった……。
◇
「ん……んぅ……」
目を覚ますと、見慣れた天井が視界に入った。
(……夢か)
なんだかとんでもない夢を見てしまった気がする。
突然女の身体になった挙げ句、妹に犯される夢……最後の方は覚えていないが、とにかく凄まじい内容だったことだけは分かる。
(それにしても、リアルな夢だったなぁ……)
荒唐無稽だが、妙に現実味のある夢だった。身体の感覚まではっきりと覚えているくらいだ。
そうそう、こんな感じでお股がジンジンして……って、あれ?
「は……!?」
生々しい感覚が残る下半身に違和感を感じて、俺は飛び起きた。
そして、ガバッと布団を捲り上げ――絶句する。
なぜならそこには、夢だと思っていた光景が、寸分違わず現実となって目の前に広がっていたからだ。
「な、なな……っ」
乱れたシーツ。自分の身体から伸びる華奢な手足と大きな胸。そして――丸出しになった割れ目から垂れる、ドロリとした白濁液……。
その全てが、あの一連の出来事が夢ではなかったことを如実に物語っていた。
「あ……ああっ……!? うわぁぁああっ!!??」
俺は絶叫した。
すると廊下から足音が聞こえ、ドアが開かれる。
「お兄ちゃん、やっと起きたんだ?」
「さ、沙耶ぁ……っ!!」
「ん? どうしたのお兄ちゃん? そんな泣きそうな顔して……」
「おっ、おまえぇえええっ!! なんてことしてくれたんだよぉっ!?」
「何って……お兄ちゃんの処女もらっただけだよ? それよりさ、身体は大丈夫? どこか痛いところとかない?」
沙耶はケロっとした顔でそんなことを言う。
俺はそんな彼女の肩を掴み、ガクガクと揺さぶった。
「は、はぁあっ!? お前自分が何やったか分かってるのか!? しかも中に出しただろっ! 赤ちゃんできちゃったらどうするんだよ!!」
「まぁ、それはそうだけど……お兄ちゃんからの方からもおねだりしてたじゃん」
「なっ!? そんなわけないだろうがっ!」
「えぇー? 言ってたよ~? 『おちんちんミルクいっぱい出して♡』って」
「え……あっ……!」
(確かに言われてみば……そんなことまで口走ってたような……)
あの時は頭がふわふわしていて、とにかく気持ちよくなりたくて必死で……よく覚えていないが、もしかすると沙耶が言っていることは事実なのかもしれない。
だがしかし、そもそも最初に沙耶が襲ってこなければこんなことにはならなかったのだ。
「そっ、それでも無理やりやったのは変わらないだろ!? とにかく反省しろっ!!」
「あははっ! お説教されちゃった♪ 怒ってても可愛いね、お兄ちゃんは♡」
「~~ッ!!」
憤慨する俺とは対照的に、沙耶は全く反省の色を見せずにニコニコ笑っている。
それどころか、俺の怒った顔を見てますます上機嫌になる始末だ。
(こいつっ……! ふざけるのも大概にしろよっ!!)
もう我慢できない。俺は拳を握りしめると、怒りに任せて高く振り上げた。
しかし――。
「なに? 暴力でも振るうつもり?」
突然、沙耶の声が冷徹なものへと変わる。
さっきまでヘラヘラ笑っていた沙耶の表情は一変し、鋭く細まった瞳で俺を睨んでいた。
その視線に射竦められ、俺は動けなくなってしまう。
「……な、なんだよ……その目……」
「お兄ちゃんさぁ……自分がエッチな身体した女の子だって自覚、ある? ふたなりの私にそんなことしたらどうなるか、想像できないの?」
「っ……!」
沙耶は本気だ。俺が殴ろうとすれば、躊躇なく力を振るってくるだろう。
そんな予感を感じさせるほどの威圧感が彼女からは放たれていた。
「まぁ、いいや。お兄ちゃんが私のことを殴りたいっていうなら好きにしていいよ? その代わり――」
沙耶は俺の耳元に口を近づけると、吐息混じりの声で囁いた。
「私も……『本気』でヤっちゃうよ?」
「え……ぁ……」
ゾクゾクとした感覚と共に、背筋が震える。
たった一言で腰が砕けそうになってしまった俺は、よろめくように後ずさった。
「ふふっ、怖がらせちゃったかな? でも、少しは反省してもらわないとね……ほら、ごめんなさいは?」
「ご、ごめん、なさい……」
「うんっ! えらいねお兄ちゃん♪」
(どうして……っ!? なんで俺が謝らなきゃいけないんだよぉっ……!)
そう思うのに……沙耶の言葉に逆らうことができない。悔しさで胸が張り裂けそうだ。
今までずっと自分が兄として振る舞ってきたというのに、たった一晩で全てがひっくり返ってしまった。
中身は男のままの俺なのに、身体が女になってしまったばかりに――妹の『オス』の部分を目覚めさせ、俺が『メス』として屈服させられてしまった。
(くそぉっ……くそっ!! 悔じぃいっ……!!)
屈辱感で一杯になり、俺の目には大粒の涙が浮かんでくる。
女の子になったせいか、感情のコントロールも上手くいかなくなっていた。
「ぐすっ……ふぇぇ……」
「ありゃりゃ……泣いちゃった。ごめんごめん、お兄ちゃんが可愛いからついイジメたくなっちゃったんだよー」
「ぐしゅっ……ばかやろっ……! 俺は男だぞぉっ!」
「あははっ、そんな可愛い声で言われても説得力ないって! ほら、鏡見て?」
沙耶はそう言って、部屋の姿見を指差す。
そこには、沙耶にあやされながら泣きじゃくる美少女が映し出されていて――俺は思わず目を背ける。
「うぅううっ……! うわぁぁああんっ!!」
「あぁもう、泣かないでよー。ほら、よしよし……」
沙耶は泣きじゃくる俺を抱きしめて、頭を優しく撫でてくれる。
その包み込まれるような温かさに安心感を覚えてしまい……ますます涙が止まらなくなってしまった。
(うう……これじゃ、どっちが年上なのか分からないじゃないかぁ……っ!)
俺はしばらくの間、沙耶の胸の中で泣き続けるのであった……。