アーキバスの拷問でマゾに目覚めた美少女621概念の話 作:性癖解放戦線わちき
本来ならレイヴンの火ルートでやるのが筋だと思いますが、展開の都合上エアのツッコミも欲しいのであえてルビコン解放者エンドのままです。
それはそれとして「フェラチオ」「肉便器」「曇らせ」要素があります。
「ハレンチなのはダメ! 死刑!!」なハレンチ封鎖機構の方々はご注意ください。
2023/09/24 11:35頃
サブタイトルをわかりやすそうなものにしました。
ハンドラー・ウォルターには娘のように思っている存在がいる。
強化人間C4-621。
彼女は今までの強化人間の中で最も長くウォルターの猟犬として務めを果たし、最も有能な傭兵として名を馳せ、そして最も幼い少女であった。
その存在に対して憐憫や同情の念を抑えられたかと言えば、やはり嘘になる。
だから彼女が仕事をこなすたび、それ相応の礼と待遇を以て労い、またその分以上を彼女は仕事という形で返してくれた。
まだ二十にもならない小さな女の子だというのに、率先して戦場へ向かってくれるのだ。
本当なら普通の人間として、普通の人生を送るべき子供だというのに、そんな少女に危険な仕事を任せるしかないという己の業をどれだけ恨んだことか。
いつしか、ウォルターは内心己の使命よりも。
621という小さな子供の自由を、希求し優先するようになっていた。
「なんだ……これは……」
そんな幼い少女は、現在無機質で冷たい牢の中に繋がれていた。
「いだ、いぃぃぃいいいいいい?!」
「お願いですっ! わたし、もう……限界っ…………っ?!」
「あぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!」
621はその儚く細い腕を後ろ手にきつく拘束され、そのまま壁に固定されている。
逃げたり抵抗したりするどころか、ただ立つだけでも息苦しい筈だ。
『貴女の意思など関係ありません。さぁ次ですよ、駄犬!』
「いたいいたいいたいいたいいだぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいっ?!」
そこへさらに電気ショックを与えられ痛めつけられているのだから、その苦しみは尋常ではない。
621に容赦なく電気ショックを与える男の名は、スネイル。
ヴェスパー部隊、第二隊長。
アーキバスの手先であり、アイビスシリーズを倒した621を不意打ちして捕らえた男。
「やだ、やだやだやだやだぁぁぁぁあああああ?!」
『クハハハハ……! 駄犬の悲鳴はよく響きますねぇ!!!』
彼は、相手が幼い少女だろうと責めの手を緩めない外道だ。
621をアーキバスの再教育センターに連れて行き、想像を絶するほどの拷問に叩き落とした不倶戴天の敵だ。
「っ……621っ!」
『だめです、ウォルター!』
義憤を抑えきれず、スネイルを殴りそうになる。
それを抑えたのは、形を持つ人間ではなかった。
「……エア」
彼女は、621の友人。
姿形を持たないルビコニアンであり、ずっと621と共に在った者。
かつてウォルターには交信のできない、存在を認識できない存在だった。
だが、今では621と同様に声を聞き会話することができる新たな隣人であった。
『これは、彼女の意思で行われている拷問です……これが、レイヴンの趣味なのです……っ!』
「そう、だな……これは、いつでもやめられるシミュレーターの中だったな。…………621っ……!」
そのエアの存在が、ウォルターを現実に引き戻す。
621は、確かに一度アーキバスの施設に捕らえられ拘束と拷問を繰り返す生活を強いられていた。
だがその地獄は、当の昔に終わっていた。
もう何もかもが、過去のことだったのだ。
◆
621の、解放戦線側としての傭兵活動は比較的順調で、すでにアーキバスは倒れて久しい。
だがコーラルの情報は宇宙に拡散され、ルビコンとコーラルを搾取しようとする者は絶えない。
まだ、ウォルターが恐れる『破綻』の可能性は残っていた。
「621、なのか……?」
「ウォルター。……生きて、たの……っ!」
621にとってせめてもの救いは、ザイレム落下の襲撃に巻き込まれたウォルターが奇跡的に生存していたこと。
あの時アーキバスの残党が彼をルビコンから回収し再びファクトリーに収容したところを、傭兵活動中の621が救出したのだ。
無論エアやルビコニアンにとって彼は大量虐殺未遂犯ということになるため、解放戦線側はすぐに受け入れられなかった。
そこで621は、ウォルターが元オーバーシアーだったという経歴を逆利用し、その知識と知見を得られるかもという説得を始めた。
またそもそも度重なる傭兵活動で621はかなりの資金力を有しており、その力を容赦なく振るった。
その結果、紆余曲折ありながらも、ウォルターはまた621のオペレーターという立場を得ることになったのだった。
『さて、駄犬。そろそろ貴女には尊厳を捧げることを覚えていただきましょうか』
「ス、ネイル様……!」
『今から貴女にはこの男達のイチモツを、その口で奉仕してもらいます。……出来が良ければ、その腰の機械からまたコーラルドラッグを挿入してやりましょう』
「おくすり……また、おくすりが、もらえるのですか……!」
『ええ。……欲しければ、仕事をしなさい』
「しごと……。そうだ、わたし……しごとをしなきゃ……!」
そうしてウォルターが目撃したのは。
シミュレーター内でマワされる621の姿だ。
「んぁむっ! ……んぅぅ、んむぅぅぅぅう!!!」
壁に縛られたまま、621は逃げ場なく男のブツを咥えさせられ、容赦なく舐めさせられる。
しばらく621も男も激しく揺れていると、男のブツから大量の体液が噴きだして、それが621の口内からどろどろとあふれ出てくる。
あっという間に、621の体は濡れて汚れた。
だというのに、621は縛られたままだからそれを拭うことができない。
それどころか、また次の男にまた蹂躙され始めて、休むどころかまともに息を整える余裕すらなさそうだ。
「んんぅぅぅぅぅぅぅううううう?! ……ぷはぁ」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「…………えへへ」
だというのに、621はどこか嬉しそうだ。
精液塗れのまま、後ろ手に縛られたまま、全く身動きが取れないまま、後ろ暗い背徳感に酔いしれてはにかんでいる。
『中々の出来です。少しだけ、褒美を与えましょう』
「ん、ぎぃ?! ぃぃいぁぁぁあああああ?!」
『気持ちいいでしょう? 貴女には、これしか娯楽がないのですからねぇ!』
「あぁぁあああ……!」
そうして腰に巻きつけられた機械からコーラルドラッグを挿入されるや否や、そこから突き上がる快楽でまた悲鳴を上げる。
その赤い電撃はぱちぱちと全身で弾けているようで、脳みそも直接エナジードリンクを流し込まれたような感覚に揉まれていて破滅的に幸せなのだろう。
621は、この上ない多幸感に溺れ酔っているようだった。
「なぜ、これを俺に見せた。エア」
ウォルターからすれば、脳を焼かれるような景色だ。
正直、目を背けたい気分であった。
おそらく621はウォルターに見られていることを知らない。
なんせエアですら実体を持たないが故に、不可抗力的に知ったのだそうだ。
そうでなければ誰にも内緒のつもりで、これからもエア以外には絶対に秘匿して楽しむ腹積もりでいるのだろう。
『私は、貴方を傷つけるつもりはありませんでした。貴方のやろうとしたことは受け入れられませんが、しかし相応の苦悩があったことも、今は理解しています』
「……あぁ。正直ザイレムのプランが失敗したことには、少し安堵しているところがある。……621の最も大切な友人を殺すことになるとは、あの時は思いもよらなかった」
『その言葉、今は素直に受け取っておきます。ありがとう、ウォルター』
まさか自分が焼こうとしたものに助けられてこれを知ることができたとは、昔の自分は想像もつくまい。
ましてや、ひとまずは一人の隣人として認め合い和解しているなどとは夢にも思わなかった筈だ。
『また、私はレイヴンの趣味や自由を制限して誘導しようというつもりもありません。本当は、私達が口出しすることではない』
「そう、だな。……だが」
『ええ。その自由を無理やり押さえつける必要はなくとも、レイヴンの精神状態に改善の余地が見受けられるとは思っています』
「だから、俺に見せたのか」
『貴方の言葉なら、あるいは届くものがあるのではないかと……根拠はないのですが、私はその可能性に懸けてみたいと思ったのです』
挙句の果てに、そのコーラルから頼られてすらいる。
ウォルターとしては、実に複雑で……けれども621のことならば、悪くはない気分だった。
◆
「俺は、これからどうなる……ザイレムは堕ちて、俺の計画は失敗したのだろう……?」
621に救出された直後、ウォルターは病室も兼ねた独房に入れられた。
ルビコン解放戦線にとっては、思想的に敵でしかなかったからだ。
「これからは、私の部下になってもらう。ウォルター」
「621……?」
621は彼らルビコニアンに説得を続けた。
だが、効果は芳しくなかった。
エアを含めたごく一部の面々には一定のところまで納得してもらえたが、やはりザイレムの一件が尾を引いていたのが大きすぎた。
「私は、貴方の人生を買った……その分は、働いてもらう」
だから621は今までの傭兵活動で稼いできた資金を投じた。
投じて、無理やりウォルターの身分を解放戦線側からもぎ取ったのだ。
「嫌とは言わせない。……確かに、私は貴方を裏切った。貴方の計画を台無しにした。貴方の仲間を殺した」
「621……」
「でも、今は私こそが貴方の飼い主だ。……貴方には戦場でのサポートをしてもらう。私達と一緒に生活してもらう。私なりの『破綻』の回避方法を一緒に探してもらう」
「っ! それは……」
「貴方のプランだけは認めない。でも『破綻』の可能性を見過ごすつもりはない。……だから、エアが死なないで、それでも世界が無事で済む、そんな都合のいい方法を見出してもらう」
「…………」
「それだけじゃない。私の友達、エアと友達になってもらう。私との親子ごっこにも付き合ってもらう。……以前と同じように、三人での傭兵活動に付き合ってもらう!」
ふざけるな、と怒鳴ってもよかった。
今や621はウォルターの飼い犬ではなく、より情のない言い方をするならもはや関係のない他人同士だ。
だから、一人の人間として拒絶しようとすら考えた。
「っ……どうしてもいや、なら、私から人生を、買い戻して、からにしてもらう。……それまでは、私に従え!」
だが、そう告げる621の手は震えていた。
その手を見た瞬間、ウォルターは何もかもがどうでもよくなった。
あるいは、思い出したとも言っていい。
己の使命よりも621の自由をこそ希求した、口にこそしなかったが、それでも内心抱いていたあの思いを。
「わかった、お前に従おう」
「っ!」
「……立派になったな、621」
「っ……ウォルター!!!」
621が、ウォルターに抱き着いてくる。
病室で寝たきりの身だが、ウォルターはしっかり621の体を受け止めた。
「生きててよかった……また会えてよかった……もう、私から離れないでよぉ!」
「あぁ……あぁ。……ただいま、621」
「っ……おがえり、うぉるだぁぁああぁああああああああああ!!!」
そのまま、嬉しそうに泣く621の体を抱きしめ続けた。
改めて、621が得た自由を認めるために。
◆
「あぁぁぁああああああぁぁぁあああああああああああああ!!!!!」
621は今も泣いている。
その意味合いは、あの時とはまるで違う。
しかし酷い幸福感にあふれていることだけは、何故か同じだった。
『ふむ、大方のところはこんなところですか。お疲れ様です、駄犬。今日の仕事は終わりです』
「はぁ……はぁ……うぅ、さっきのおくすりで、じんじん、する…………でも、これで……」
『とでも、言うと思いましたか? この程度、まだ仕事のうちに入りませんよ!』
「ス、スネイル様……?」
『当面の間、貴女はこのまま肉便器としての役を果たしてもらいます。『客』が訪れるようなら、夜であろうと関係なく奉仕なさい』
「そ、そんな……!」
シミュレーター内の再現体スネイルに心無いことを言われ、そのまま拘束されたまま地下牢に放置される621。
精液塗れの独房の中、悪臭に耐え続けながらずっと縛られたままでいるしかない。
「まってください、まって、ください! スネイル様、スネイル様ぁ……!」
「……動けない。……きょうも、このままなの……?」
「……ぁ。おとこの、ひと。……しごと、しなきゃ……。いっぱい、ごほうし、しないと……!」
独房の中、縛られたまま何もできずに過ごす621。
彼女に自由は一切なく、身じろぎですら息苦しい地獄の中に取り残されたまま。
全身も髪の毛も何もかも、精液塗れで白濁色に汚れていて、でもそのままでいるしかない。
そんな621の前に男が現れて、また621の仕事が始まる。
「んぁむ、んぅ、むぅ、んむぅぅ……!」
「んむぅぅぅぅうううううううううううう!!!」
「ぷはぁ…………はぁ、はぁ。……えへへ。やっぱりこれ、しあわせだなぁ」
訪れた男の棒を一生懸命小さな口で頬張りながら、精一杯全身を揺らす。
するとまた口の中が精液塗れでどろどろして、腰につけられたままの機械が揺れ動いて621にご褒美のコーラルドラッグを叩きこむ。
その快楽で、621は縛られたまま脳が溶けて幸せそうな笑顔を浮かべる。
そんなおどろおどろしい景色が、まだまだずうっと続いていくのだ。
「…………」
『ウォルター?』
その景色を見ていて思うのだ。
「すまない、エア」
『ウォル、ター?』
「俺の言葉でも、届かないかもしれん。そもそも621はもう十八は超えている。性の知識においては、もう自分で選べる大人だ」
『ですが……!』
「それに。俺はもう、621の飼い主ではない。621こそが、今の俺の飼い主なんだ……!」
『ウォルター……』
見ているだけで脳が壊れそうになるこの景色もまた、621の自由というのなら。
曲がりなりにも『それ』を認めた今の己では、きっと正すことはできないのだと。
「俺は、無力だ……」
「621にあの傷をつけたのは、もとはといえば俺の命令……俺の業のせいだ」
「だから、これが明らかに健全ではないとは理解できる」
「だというのに、俺にはあの傷から621を救う言葉が見つからないんだ……!」
ウォルターの目の前には、無様にも拘束されたままでいる621の姿がある。
まだ縛られたまま、けれどもやはり幸せそうに顔を赤くしている。
曰く、この数年間傭兵活動や解放戦線側との交流などを除けば。
もうずっと、ああして縛られたままでいるのだそうだ。
※この後621はシミュレーターから現実に戻って、三人で滅茶苦茶旅行を楽しんだ。
→行き先は「今は」とても平和な、きらびやかな黄金樹・お城・街並みが特徴の王都ローデイル。
→ホテル「円卓」で食べた「勇者の肉塊」の味や、闘技場での試合の観戦がとてもいい思い出になったそうです。
→お土産は王の一人の友が着ていたという謳い文句の「旅の服」。今では621の普段着になっています。
→ぶっちゃけ筆者の中じゃ、この世界は621の性癖以外はオールハッピーエンド想定です。
→なんなら五年後か十年後には解放戦線の勝利や『破綻』の回避もできて、三人とも一緒に普通の人生を歩めるイメージ。
→それでも最後まで621の性癖は壊れたままなので、二人ともずっと曇ったままです。
・ただ、レイヴンの火ルートを経由して生存IFウォルターと再会したのなら、ウォルターの言葉は621に届きやすいかと思います。
→エアや解放戦線との共存はできないかもしれませんが、代わりに621側もちょっとだけ自制して、ウォルターのためにまともなふりができる想定です。
→筆者の解釈において、レイヴンの火ルートはウォルターの猟犬であり続けることを選んだルートだと定義していますので、上記の想定になります。
・一方でルビコンの解放者ルートは『飼い主としてのウォルター』と袂を分かって自由を勝ち取るルートと定義しております。
→だからこそこちらの621は、ウォルターに対していい意味でも悪い意味でもわがままを通す娘になっています。
・あとこの世界のエアも大概ド畜生
→いくら心配だからって、友人の性癖をその保護者にばらすとか公開処刑もいいところですよ。
→621がこのことを知ったら、エアに対しては頬を膨らましてはプイっとして、ウォルターに対しては羞恥心と気まずさでしばらく口を利けなくなります。
→まぁ性癖以外はオールハッピーエンドなので、一週間もすれば三人とも仲直りします。性癖だけは絶対に譲らないので、多分二人が折れる形になると思いますけども。