※この作品はR-18です。

あの微笑をもう一度   作:毒蛇

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最終話 歪な愛しかた

 世界中が大混乱に陥った。

 白い怪物が人々を襲うのをテレビで見た。間違いなく教科書に載る出来事だろうとワクワクした。案の定、しばらくの間だが学校は休校になっていた。

 

 村自体は平穏で、村人もいつもの様子だった。

 ニュースを見る限り、化け物がやってくる様子はなかった。

 

 目まぐるしく変わり始める世界。神という意味の分からない存在や大社という組織の出現、いつの間にかローファンタジーの世界に入り込んだ気分だった。

 僕を現実に戻したのは、村から離れて両親の下に戻らなくてはならなくなった事だ。

 テレビに出ていた大社という組織、そこに僕の両親はいた。宗教に狂ったと怒り狂った祖父に縁を切られていた両親が土下座して僕を連れ戻しに来たのだ。

 

 最初、僕は戻る気は無かった。

 不便ではある村、井の中の蛙だが、居心地の良い王様気分でいられたから。

 何より千景がいるから──、

 

「その、まだ非公開なんだが……郡千景という少女も村を出て丸亀市に向かうことになる」

 

「くわしく」

 

 意外と地位の高い役職なのか、事情を知っている両親が色々と教えてくれた。

 詳しくは言えないが、災害に抗う術を持った複数の少女たちの中には千景もいた。謎の力に目覚めた千景は最近まで大社の施設で検査を受けていたらしい。これから一度村に戻ってきて荷物を整理したら香川県の丸亀市で他の少女と施設で暮らすと。

 両親はより安全な場所である丸亀市に僕を連れて行きたいとも言っていた。こんな村よりも今では世界の中心となりつつある四国の、栄えている場所の方が何かと便利だろうと。

 

「分かりました。行きます」

 

 所詮僕は子供だ。親の意見には逆らえないが、反対するつもりもない。

 色々と家の人間が話し合い、権力とか大人の都合で転校が決まった。

 千景を愛でる日も終わりが近い。

 今後は会えなくなるかもしれない。なら、王様を続ける意味も村にいる意味もないだろう。

 

「えー、キョンチー本当に引っ越すの!?」

 

「そんな~、私……キョンチーのこと……」

 

 大災害の日から数週間。

 被害の皆無な村では落ち着きを取り戻し、学校再開の目途が立ちつつあった。友人や駒、猿たちにも一通り事前に挨拶を電話で伝えていたが、数人の女子たちが僕に会いに来てくれた。

 ノリ子、忍者少女、少女A、B、Cといった悪戯好きの彼女たち。

 告白の雰囲気を醸し出していたが、僕の答えは決まっていた。

 

「キョンチーの……おっきなアレが見たかった!!」

 

「……あー」

 

 少女たちは早熟だった。

 猿が語った僕の性器が大きいという話を覚えていた。顔を真っ赤にしながらも集団のよる力で健全な性欲を躊躇いなくアピールしてくる。想像の斜めを行く告白だった。

 

「え? でも郡サマが好きなんでしょ? 私たちの悪戯に喜んで……その、大きくしてたよね」

 

 少女たちの視線は下腹部に向かう。

 静まり返った我が肉棒は彼女たちの視線を無視し、代わりに僕が答える。

 

「それで? 見たいんだ? ふーん……? 大きくして? 射精して? 君たちの誰かとヤっちゃうところまで見たいんだ? 乱交パーティーを開くんだ?」

 

「そ、そこまでではないけど……ダメ?」

 

 それなりに唐突だが、過疎村での娯楽などいずれ性行為に辿り着くのだろう。なんとなく発情したように見える彼女たちだが僕自身の興味は薄い。

 それを感じ取ったのか、ノリ子が代表して僕に告げる。

 

「なら、郡サマーももうすぐ転校するらしいから……」

 

 彼女が話した内容によって王様と女子たちとの利害が一致する。

 話を聞いて一つ確信できたのは、女子は怖いと言う事だ。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 鬼ごっこは何歳になっても楽しい物だ。

 男子同士が絆を培う遊びであり、女子同士が行うのはあまり見ないが活発な女子も加わって校内を駆けまわる姿はよく見る。教師も基本的に我関せずな態度なので異常に騒がなければ問題ない。

 そして、今回は珍しいことに女子同士での鬼ごっこが開催された。

 

「ハァ……ハァ……」

 

 逃げるのは千景。

 相変わらずの可愛らしい姿、ブラウスとスカート、タイツという恰好の彼女は走るというよりも図書館か部屋の隅でゲームをしているのに適した格好だろう。

 対して追い掛けるのは数人の女子たちジャージを着用した鬼だ。

 

 久しぶりに帰ってきた千景。

 妖精のような美貌は変わらない。

 だが、その眼差しはどこか神秘的な憂いを秘めているように感じた。

 

 あの大災害後、世界は大きく変わったように思う。

 だが、それを忘れて、数人で囲んで遊びを脅迫……否、誘ってくれた女子たちの頼みを断れずに走る彼女は、楽しそうにも必死な形相にも見えた。

 

「郡サマ捕まえた! イエイイエイ!!」

 

「ヒャア! 運動部に勝てる筈ないでしょー!」

 

「くっ、ぅッ……!!」

 

 呻く千景の着衣は乱れている。

 色白の肌には汗が浮かび、形の良い眉は苦悶に歪む。

 

 無人の廊下。人は千景と数人の少女しかいない。

 学校に人はいなかった。低学年も高学年も、教師も、誰も。

 

 部活動はない。

 学校はまだ再開はせず、家の力で少しの間借りる事は容易だった。子供なら一度は思うだろう、学校を貸し切って鬼ごっこやかくれんぼといった遊びを全力で行いたいと。

 ついでに捕まったらお仕置きをする罰ゲームがあるのは当然だ。

 

 まだまだ無垢な千景をまんまと学校におびき寄せるのは容易かった。

 拒否権の無いゲームだ。夕方になるまで一対四の鬼ごっこ。いつからか悪戯する女子たちの結束は高まり、気づけば千景を追い回す女子の数は六、七……と増えていった。

 

 楽しいゲームは中盤に迫っていた。三回捕まったら罰ゲーム。捕まった際にも女子たちが好き放題に千景を弄り回してから解放してゲームを再開する。

 千景は知恵を振り絞り、隠れたり頑張ったと思う。

 それでも、既に二回彼女は捕まった。

 

「ハァ……ハァ……」

 

 ボタンを掛け間違えたブラウスから覗く下着と肌、上気した頬。

 煽情的な姿をする彼女を鬼が追い詰める。

 

 最初に捕まった時は全員で満足するまでくすぐった。

 二回目に捕まった時は一度下着姿にされ、ブラのカップ数、スリーサイズを女子たちに大声でバラされた。更に、ショーツ越しに恥部を脚で電気あんまさせられ、何度も厭らしく悩ましい声を上げさせられていた。

 その後、両脚を震わせながら、再び服を着た千景が走るのを追い掛け回す。

 

「郡さま~、どこですか?」

 

「いた! ポイントB9に移動して!」

 

「ラジャー」

 

 いつからか始まった悪戯は更に加速していた。ただスカートを持ち上げたり、ハーフパンツをずり下げて下着を晒す真似はもはや挨拶程度の物でしかなかった。

 時代は、脱衣系や晒し系だけでなく、相手の性感帯を弄り無理やり絶頂を教えるという物になりつつあった。

 女子たちの初めての絶頂はクラスメイトか玩具で経験済みだった。

 

 それは千景がいない時もあまり変わらなかった。

 子供は外で遊ぶ物。授業は無かったが暇な子供たちは集まり遊ぶ。その過程で私服を脱がされたり、下着を脱がされたり、衆人環境で無理やり玩具や脚で絶頂に達する姿をクラスメイトに見られたりとやりたい放題。

 だが大人たちは忙しく誰も気にも留めない。そもそも気づいていなかった。

 

 そして、今日集まった女子たちは数々の醜態を晒した精鋭たちだ。

 彼女たちは自ら味わった恥辱の日々に、千景への羞恥の与え方を習得していた。

 

「きゃあ!」

 

「きゃあ、だって。かわいい」

 

「……っ」

 

 同性にスカートを捲られ、咄嗟に押さえる千景は階段を駆け上がる。

 二度のお仕置きと、隠れたり走ったりとしてきて体力の削れた千景に追いつく運動部の少女たちは背後からスカートを大きく捲り上げて羞恥を煽る。

 

 純白のショーツが幾度も晒される。

 黒のタイツに包まれた脚線美をスカートから覗かせながらも千景は走る。

 

「……私は、勇者だから。こんなことで……」

 

 少女たちに誘導されて、僕たちの所属する教室へと追い詰める。

 ガラリと教室の扉が開く。飛び入ってきた千景は僕を見て驚いた顔を見せる。

 

「やあ」

 

「は──花本くん?」

 

 呆然とした顔で僕を見た千景は、一瞬固まり、すぐに顔を逸らした。

 反応としては寂しさと加虐心が半分ずつだが当然だろう。全ての衣服を脱いだ僕は股間をノリ子に触られていたからだ。

 恐らく自分と同じく女子たちにイジメられていると勘違いしただろう。

 僕は常に送られてきた動画の再生を停止して、携帯を置く。

 

「ちょっ、ちょっと何して──」

 

「確保──!!」

 

 衝撃的だったのか、立ち止まった千景を捕まえない者はいない。

 極悪犯を捕まえるように複数人が彼女に飛び掛かり、そのまま衣服を脱がせる。

 

「ま、待って、お願いっ、花本くんがいるから」

 

「キョンチーはいる。ヨシ!」

 

「本当に、待っ……きゃぁぁあああっっ!!」

 

 気づけば千景は十人近い数の女子に囲まれ、まずブラウスを剥かれた。

 引き千切る訳ではなく、繊細な指使いでボタンを外される。

 同時に僕の目の保養の為か、スカートを大きく捲る少女はファスナーを下ろす。小さく悲鳴を上げる千景は可愛らしい。

 

「はい、キョンチー。郡様の下着姿~」

 

「……ッ」

 

 顔を背ける千景はブラジャーと黒タイツに包まれたショーツのみの姿になっていた。

 いずれも白の下着だった。

 千景は女子たちに床に仰向けで倒され、両腕を押さえつけられた状態だ。

 慎ましく控え目な胸元、引き締まった腹と、細い太腿。

 

「キョンチーの大きくなってきたー!」

 

「えっ? 本当だ! おっきい! 郡様を見ておっきくしたのかな?」

 

「っ」

 

 白々しい言葉を口にしながら僕の肉棒を見る女子。

 赤らんだ顔の千景も、チラリと剛直を見ては微かに腰を震わせる。

 

「細マッチョ……格好いい……大きいわね」

 

 少女たちに褒められると悪い気はしない。普段から鍛えて良かったと思う。

 僕の肉棒に息を呑みながら掴むノリ子が指示を出す。

 イジメっ子のオーラを出しながら、加虐心に満ち溢れた笑みを見せる。

 

「キョンチーも全部脱いじゃっているから、郡様も脱ぎましょうか?」

 

「ち・か・げ! ち・か・げ!」

 

「イヤッ! ダメダメ……ッ!! 本当に……ッ、ねえ……!!」

 

 本気で拒絶する千景だが人数差には勝てなかった。

 パチンとブラのホックが外され、同時にショーツのウエスト部分に手が掛かる。

 

「せーの」

 

「いやあああぁぁぁっ!!」

 

 そんな掛け声と共に千景の静止を無視して、下着が脱がされる。

 ブラを剥ぎ取られ、彼女の控え目な乳房が露わになる。散々性感帯を弄られ続けたからか薄っすらと汗ばんだ千景の乳房に載る乳首は硬くなっていた。

 遠慮なく女子に乳首を摘ままれた千景はビクンと小さく震え、顔を背ける。

 

「……みないで、花本くん」

 

「キョンチー、郡サマーの乳首、もう硬いよー」

 

「……うるさい」

 

「ちょっとー、タイミング合わせてよー。まだ残ってるじゃない」

 

「まあ落ち着いて。こっちはゆっくりと行きましょうよ」

 

 一息に脱がされたブラと違い、ショーツはゆっくりと下ろされる。タイツごと下ろされていく彼女の下着と露わになる肌に僕の目は動かせずにいた。

 まず、黒い茂みが目に入った。

 からかわれたのを気にしていたのか以前よりもやや整ったように感じる。

 

「~~~~ッッ!! ────!!!」

 

 もはや言葉にならない悲鳴を彼女は上げた。

 だが、誰も来ることはない。

 耳まで赤くして唇を噛み締める千景は両足をくねらせる。だが、それは煽情感を煽るだけでショーツを下げる動きを妨げる事は無かった。

 そのままショーツは下ろされ、次は彼女の恥部が目についた。

 

「えっ、待って、濡れてる!」

 

「……ち、ちがっ」

 

「うわっ、本当だ」

 

「興奮してた……ってコト!?」

 

「……ぁぁああ~~~ッッ!!」

 

 暴れる千景を少女たちは全員で抑え込む。

 その姿を気にせず、僕は衝撃的な物を目にして震えていた。

 千景のショーツのクロッチ部分と秘所の間に透明な糸が掛かっていたのだ。まるで一本の橋、それは彼女が電気あんまで確かに感じさせられていた証拠に他ならない。

 

「エッチじゃん」

 

「これよ、これ。兄貴のを借りた甲斐があったわ」

 

「マニアックね~。ほら、郡様もキョンチーの触って?」

 

「……それは」

 

「くっ……郡様、自分の事は気になさらず」

 

「ほら、良いって」

 

「……なら、少しだけ……」

 

 ノリ子は僕の肉棒を千景に見せつける。

 千景を辱める間も僕の剛直には女子の視線が突き刺さり、そして好奇心で触る者も多かった。

 もはや自慢の逸物を千景の瞳が捉え、解放された片手が怒張を包むように掴み、僅かに上下するように扱く。

 興味本位で女子が男根を扱く真似をしているのを見ていたのか。

 

 その瞬間の快感は今までどの女子が触れて来た物よりも強かった。

 握り方や触り方の問題ではない。

 郡千景が僕の肉棒に触れた。この事実が脳味噌を震わせ、犯し、意識を揺るがせる。

 

「あっ、あっ……で──」

 

「えっ、もう!?」

 

「大きい人って早いらしいよー」

 

「へえ……じゃあさ、キョンチー」

 

 奥歯を食い縛る僕に一人の少女が囁く。

 千景のショーツを変態的に脱がした彼女は熱い吐息を漏らす。

 

「……ぶっかける所、見せてくれたら代わりに郡サマーの凄い所、見せるから」

 

 好きな女子に己の白濁を掛ける。それをクラスメイトに見られながら。

 多少の良心が痛んだが、囁かれた甘言に躊躇うことはなく、理性を解き放った。

 

 びゅっ、びゅるっと濃厚な種汁が千景の顔や胸元を汚す。

 思わず目を閉じた千景の端正な顔が汚れる。それを酩酊する意識の中で見下ろす。

 

「おお……」

 

 感心したような声を上げる少女たち。

 傍目からみたら、今の状況をどう見られるのかと考えて。

 

「……ぁ、ぇ」

 

 呆然としたように白濁に濡れた千景の瞳が揺れる。

 咄嗟に肉棒から手を離そうとする千景の手をノリ子が掴み、更に扱く。肉竿に残っていた白濁が勢いよく飛び出して、千景の艶やかな唇を汚した。

 

「いや……なに、これ」

 

 長い黒髪に僕の子種が付着した姿を他の女子が携帯端末に収めるのを視界の端で捉えていると、

 

「じゃあ、やりましょうか」

 

 ノリ子の指示と共に女子たちが動き出す。

 千景の両腕、両脚をそれぞれ一人ずつ女子が掴む。既に仰向けで白濁で汚れた千景の意識が彼女たちに向かう中、閉じていた両脚を少女たちが無理やり開かせる。

 

「ま、まって……それだけは……や、ヤダッ!!」

 

 何をされるのか察した千景が両脚に力を入れるが二人には叶わなかった。

 二人がかりで両脚をこじ開けられ、大きく開脚させられる。

 M字になるように、両脚を開かされた千景の媚肉が僕の眼前に広がった。

 

「やぁああああああっっ!!!」

 

 普段の姿に似合わない大声を出す千景。

 こんな美少女が、一切の衣服も髪留めもない生まれたままの姿で、間違っても女子がしてはならない恥ずかしい恰好をしていた。

 

「────」

 

 尋常ではない鼓動の高鳴りは、胸が痛むほどだった。

 抱いたモヤモヤの正体が分かった気がした。これが恋なのか──。

 

「キョンチー、良かったね~」

 

 思わずジックリと千景の秘所を他の女子と共に見る。

 鮮やかなピンクのそこは花弁と称するに相応しい見た目だった。黒々とした恥毛に僅かに隠れている豆のような形状の部分をノリ子は摘まむと千景が小さく喘ぐ。

 

「ぁっ」

 

「保健体育の授業ね。ここが……クリトリスって言うんだよ」

 

「組子、開かなくて良いの?」

 

「あっ、そうだった……。見ててね」

 

 学校の教師の真似事を始めようとしたノリ子に他の女子がボソリと告げる。

 それに頷いた彼女が一歩後ろに下がり、他の女子二人が千景の陰唇に触れる。

 そして、躊躇いなく左右に陰唇を開くと、ピンク色の粘膜の奥から透明な液体が溢れ出た。

 

「~~! んんっ……!!」

 

「ふふ……郡さん、凄く感じやすいのね。ちなみにキョンチー、これが愛液ね。ほら、見てここに穴があるでしょ? ここに……その、お、おち……挿入するんだって」

 

「なに恥ずかしがってんのよ、濡れてんの?」

 

「うるさいわね。じゃあ、今から私たちが郡サマをイかせるわね」

 

 可哀そうなほどに顔を赤くした千景がその言葉に反応する。

 何を言っているのだと脚に力を入れるが、ハイエナのように群がる女子たちの手の動きに顔をのけ反らせる。

 それから千景はその場にいた女子たちに弄ばれた。

 幾人もの女子が彼女の乳房を揉み、乳首を摘まみ、太腿や腹を撫で、陰核を指で転がし、千景の花弁の小さな穴に指が軽く挿入される。

 まるでそうしたら自分が絶頂に達したからとばかりの的確な動きに水音が響く。

 

「ゃ、ぁ……っ」

 

 ついに千景が喘ぎ出すと、からかうように少女たちが笑みを浮かべる。

 

「やっぱり胸が小さい方が敏感なのね」

 

「もうイきそうよね……郡さん? 郡様ー? 男子に見られて興奮してるの?」

 

「ちがっ、ちがう、から……変なこと言わない……でっ……」

 

 その千景の否定の言葉も時間と共に懇願に変わる。

 感じ入る顔を見られ、尖った乳首を震わせて、

 

「だめ……っ、お願い……止めて……」

 

 懇願は聞き入れられなかった。

 笑みを見せる女子は千景の乳首を陰核を指で押し潰した。

 

「んぁぁ~~~~っっ!! ぁぁああっっ!!」

 

 嫌々と首を振っていた千景の腰が震え、浮かぶ。

 開いた花弁から透明な雫が飛び散り、僕の顔に掛かった。千景が絶頂した。それが分かったが周囲の女子たちは止めることなく指を動かす。

 

「ぁぁぁっっっ……!!!」

 

 僕の思った以上に、千景は喘いで痙攣した。

 尻を何度か床に叩きつけ、恥部が何度か収縮を繰り返す。

 

 千景の絶頂に達した姿。

 甘い声と共にきゅっと目を閉じた艶めかしい顔を、一人の少女が撮る。

 

「ここまでされたら女子としておしまいだねー」

 

「は、ぁ……ぁ」

 

 やがて痙攣が終わり荒い呼吸の千景が全身を脱力させる。

 濡れた黒髪を額に貼りつかせ、焦点の合わない虚ろな目をしていた。

 

「キョンチー、キョンチー」

 

 色々と衝撃を受けていると僕の肉棒を掴む女子。

 服の袖を引っ張るノリで僕の復活した剛直を扱くノリ子は千景の恥部に亀頭を触れさせる。

 柔らかく、熱い。濡れている。

 それが千景の恥部に肉竿で触れた感想だった。

 

「……最後まで見たいな」

 

 耳元で悪魔の甘言が聞こえた。

 周囲の女子たちも大小の差はあれども、同意見なのか止める者はいない。

 

「いれちゃえ、いれちゃえ」

 

 にゅぷりと亀頭が僅かに花弁の奥に沈む。

 薄く開いた千景の瞳がぼんやりと僕を見る。

 

「……ぁ、■■くん?」

 

 この場の決定権は僕に委ねられた。

 当然だ。僕は王様だ。この井の中の蛙の王様だから──。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 久しぶりに懐かしい夢を見た。

 起きてすぐにネットを巡回して、勇者に関する否定的な書き込みを削除する。同時に肯定的な意見を虚偽を混ぜて煙に巻きながら広めていく。

 一時期は大変だったが、今は随分と落ち着いてきた。

 

 物覚えの良い頭脳は、人材不足の大社という組織でも活かす機会があった。それが情報規制を始めとした掲示板の規制などの簡単な仕事だ。学生という身分で参加は不可能だと思われたが、大社で働かせるつもりだったらしい親のコネが解決してくれた。

 健全な組織ならこうもいかないが、大社は猫の手も借りたい状態だった。

 知識と技術、あとはちょっとした神への信仰心があれば受け入れられた。同年代に勇者や巫女という逸材が揃っているという事も学生という不利な状況を覆す事に貢献したと思う。

 将来的な就職先を確保できるように僕は日々尽力していた。

 

「大社じゃなくて大赦だったな」

 

 あれから三年。

 目まぐるしく状況が変わる日々だった。

 井の中の蛙は王様ではなく、手に職つけた変態として頑張っていた。

 

 神樹というスーパーな神がインフラをなんとかしてくれているが、人々の不安は尽きない。ネット上にはあらゆる悪意が広がり、あの白い化け物と戦う勇者にすら向けられていた。

 それも最近大赦側から、その脅威が無くなったという発表で変わりつつある。

 

 勇者は五人いた。今は三人のみの状態で定期的にメディアに乗っている。

 その中の一人、郡千景。彼女の名前を知らない者はこの四国で誰もいない。

 

 彼女も一時期危険な時期はあったが生き残った。

 他の勇者も生き残って戦力を残した状態で平和な状態に移行した。

 

 パソコンに目を向ける。

 検索するだけでは見ることのできない、特定の偉い人しか入れないサイトを開く。

 

 それは動画サイトだった。

 アップロードされた数々の動画には見知った少女たちが映っている。

 乃木若葉。高嶋友奈。土居球子。伊予島杏。そして郡千景。

 勇者は表裏問わず人気な存在だ。特に大赦のスポンサーには特に人気の存在であり、アイドル的な側面もある。動画には他にも可愛らしい巫女たち、たとえば乃木若葉の親友とされている巫女を始めとした動画などもあるが僕としてはあまり興味はない。

 

 重要なのはただの日常動画ではないことだ。

 スポンサー向けの、性的な動画が広がっていた。

 

 隠し撮りされた動画だろうか。着替え中の動画や、風呂、トイレなどの勇者たちや巫女のあられもない姿が動画サイトに蔓延していた。

 中にはどうやって隠し撮りしたのか、伊予島杏や巫女の自慰動画なども広がっていた。

 

「隠しカメラだろうな……巫女とかが設置したんだろうか。うーん」

 

 なんとなくそれらを見ながら動画内のランキング動画に目を向ける。

 人気の動画には投稿者に報酬が支払われる。それだけではなく、その中で人気の勇者にはスポンサーから大赦を経由して様々な報酬や優遇が行われている。

 同時に大赦にも多額な寄付が行われ、投稿者が職員なら相応の地位も与えられる。

 即ち、より勇者との距離が近くなる。

 

 ランキングを下から見ていく。

 根強い人気なのが、合成動画なのか判断に迷う動画であり、伊予島杏が小学生時代ベンチで寝ている時にホームレスに犯されていたという内容の物があった。

 

 非常にクオリティが高く、僕は本物と判断していた。

 本物と判断した方が興奮度合いは違うので真偽はどちらでも良かった。

 他には上里ひなたの大浴場に入る盗撮動画がランキングに入っていた。

 豊満な胸元や肉付きの良い裸体が人気の秘訣だった。

 

「さて、と」

 

 これは浮気ではない。

 動画を見終えると、いつも通り僕は決まった時間に動画を投稿する。

 

 キチンと投稿され、そして凄まじい勢いで再生されるのを見ながら、ランキングを巡回する。どれも勇者の動画、特に郡千景の動画が非常に多かった。

 

 数々の辱めがそこにはあった。

 裸になった千景が教室で放尿する動画。自慰をする動画。

 周囲の女子に群がられて脱がされて無理やり絶頂させられる動画。

 墨汁で千景の恥部の魚拓を取って教室に飾る悪趣味な動画。

 制服のスカートをたくし上げて、下着を着けていない状態で地元の村らしき道を歩いたり、彼女たちが拠点とする市を歩き回る動画。

 路地裏で知らない男性にその場で脱いだ下着を売る姿を撮った動画。

 

 盗撮されたのか、スク水を脱がされたり、ハーフパンツを下ろされたり、電気あんまで悶えたり、喘がされたり、道具で無理やり絶頂させられたり、実に様々な動画があった。

 動画を見る限り、小学校のものから、最近の中学校の制服姿や勇者服の姿まであった。

 その大半の動画がランキングに載っていた。千景は人気だった。

 ちなみに一位は勇者服を脱がせて玩具で恥部を弄られ、ひたすら女子たちに絶頂させられる敗北風の動画だった。

 スポンサーも業が深い者が多いと直感した再生回数だった。

 

 土居球子や伊予島杏が死んで勇者に対して批判的な意見が強くなった時も、事情を知っている一部のファンからは根強い賞賛の声があった。

 下心に色付いた賞賛の声と、彼女の村に送られた資金の額が彼女を温かく迎えてくれた。おかげで千景の精神的に大変な時期を乗り切ることができたと思う。

 

 そして僕は生放送中と表示された動画をクリックする。

 

『あっ、えっと……こんにちは』

 

 千景だ。相も変わらず妖艶で、美しい。

 パソコンの前に座る千景は囁くように口を開く。

 

『今日も……皆さんの期待に添えられるように頑張りますね』

 

 声は近くから聞こえる。隣の部屋からだ。

 今日の生放送の動画もその前の動画も、千景本人の許諾を得て動画に上げている。

 それができるように、僕は色々と頑張ってきたのだ。

 

『今回は……視聴者の皆さんから頂いた……この道具を使おうと思います』

 

 白い頬を上気させる千景。

 表の勇者、裏のアイドルとして自らの痴態で承認欲求を満たされた彼女は微笑む。

 甘美なコメント、投げられる高額な金銭、千景を称える声。

 

 それが全て千景の身体目的で、多くの痴態と羞恥の積み重ねでも。

 今の千景の拠り所で、精神の柱になっていた。

 それらに応えるように千景は衣服を脱いでいく。

 

『ふふ……綺麗? ……そう、ありがとう』

 

 彼女の配信を見ながら、僕はパソコンのとあるフォルダからある画像を開く。

 僕の運命を変えた日の集合写真。

 数人の少女と僕に囲まれた全裸の千景。両脚を大きく開いてピースをする彼女、その恥部からは白濁が垂れ落ち、艶やかだった黒髪は白濁で見る陰も無い、そんな写真。

 

 でも、彼女は微笑んでいた。

 壊れたような顔で、子種を注がれて放尿した後で、脚を広げて写真を撮るのはと、恥ずかしがりながら笑っていた。

 

 

『花本■■くんって言うんでしょ?』

『私も、その……名前を間違われる事が多いから。あっ、ち、違った?』

『……いや、合っているよ。ありがとう』

『あ、う、うん』

 

 

 声が聞こえた。懐かしいやり取り。

 それは僕の中で色褪せない出来事だ。

 

 僕は郡千景が好きだ。

 あの日、あの時見せた恥ずかしがりながら笑う彼女に惚れた。

 もう一度、いや、何度でも、あの笑みを見たかったから。

 

「これが僕の愛し方だよ」

 

 身体が無事なら次がある。次があるなら先に進めるから。

 たった五人の勇者、その中で一番臆病で愛おしい千景が戦いの中で生きていくなら。

 やっぱりメンタルの安定こそが大事だろうって思ったから。

 

 でも、僕だけでは力不足だから。

 

『ぁっ、ぁ、ぁぁん……ッ!! ハァー……、私は娼婦じゃなくて勇者よ? 間違えないで』

 

 乱れた格好をした千景が道具で絶頂に達した。

 そして静かに壊れたように優しく微笑み、沢山の視聴者に呼び掛ける。

 コメントの指摘を正して、沢山の賞賛を受けて瞳を揺らして笑う。

 

『……ええ、そうね。もうこんな時間。今日は終わりにしないと。……今度、そうね、もしかしたら私の友人を連れて来てもいいかもしれないわね。乃木さん? 高嶋さん? 上里さん? ……秘密よ。せっかくだからアンケートを取りましょう。……上里さん? あの胸で選んだわね?』

 

 ごめんね、こんな愛し方で。

 でも身体に傷はつかないから。

 賞賛も、地位も、お金も、将来も責任は取るから。

 

『それではまたどこかで。郡千景でした……さよなら』

 

 これが、不器用な井の中の蛙の愛し方。

 

 ──辱めることが愛なのだ。

 

 

 

 『あの微笑をもう一度』 完

 

 

 




短いですが完結です。
このあとひなたにバレて報いを受けるのかどうかは別の話。
一つ言えるのはあの村の住人に碌な奴はいねーから!(偏見)
性癖盛り合わせの作品でした。歴代郡ちゃんの中で一番メンタルを他者に依存している状態なので多分仲間を売るかどうかでいえば売ってしまうし、盗撮もしてしまう……かもしれない。
でも一番身体に傷が少ない綺麗な郡ちゃんです。
よろしければ高評価をお願いします。またどこかで会いましょう。ぼた餅
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