TS転生して最強美巨乳魔道士になりましたが、精液が無いと魔法が使えません 作:ウッディ勃興
「……もう一度、確認しておくわ。んっ……探索で見つけた物のうち、あふっ、金品は、自由に懐に入れていい。ただし、魔法に関するものは見つけ次第に私に、ほっ、報告、すること。宝石類も
「分かってる、けど、よっ……アンタも、もうちょい『風情』ってのを、気にしたら、どうだい?」
「そうね、貴方がさっさと出してくれたら、ん、ちゅ……検討するわ」
木漏れ日が差す森の中。
人ふたりがちょうど隠れられる程度の大木のウロに身を潜めつつ、俺は探索の護衛に雇った男、ボルガノの肉棒を自らの乳房で扱きつつ言った。
自分で言うのも何だが、大きさと形を兼ね備えた見事なおっぱいだと思う。90cmオーバーの釣鐘型の乳房は元々の俺の色素の薄さもあって白く透明感があり、それでいてずっしりとした重量感を備えている。乳輪は小さく、先端では薄桃色の乳首が汗と肉棒からの先走りで濡れて光る。かつては急速に膨らんでゆく自分の乳房に驚きと戸惑いを覚えたものだったが、まさか精液を搾り取るために肉棒を挟むことが主な使い方になろうとは。
「どうしたんだ、手が止まってるぜ?」
「何でもないわ。私だけに任せてないで、アンタも腰を少しは動かしなさい、よっ……」
「うぉ……!」
ぎゅっと竿の根元を強く挟まれボルガノが呻く。
今、俺たちは王都から徒歩で数日の距離にある郊外の森に来ている。近頃は険悪な関係にある隣国との境界線も近い、一般人は好きこのんで立ち寄らない場所だ。
目的地はこの森の奥の、ある王国貴族が隠れ家として使っていた屋敷。隣国との裏取引や密猟などに使っていたそうだが、貴族の留守中に魔物たちの襲撃を受けて占拠されたとの話だ。隠れ家として使っていただけに、そこには隠し持っていた貴重品や魔法具が存在する可能性が高い。
「ふぅっ……でも、よぉ、そんなお屋敷なら、とっくに他の冒険者や盗賊に、ぐ、狙われてるんじゃ、ねえか?」
「じゅ、ちゅ、あむっ……普通なら、ね。でもこれは、ほんの数日の話。通常のギルドへの魔物の討伐依頼も、貼られたか貼られてないかの最新の情報」
乳房の谷間から顔を覗く亀頭に舌を這わせつつ俺は応える。絶頂が近い。ぱくぱくと口を開閉させる鈴口をつつくように舌先で弄ると、ビクビクとした震えが乳房に伝わってくる。
「そんな情報を、どこから?」
「………」
「……女の武器ってヤツかい。くうっ、い、いいねぇ。俺も次に生まれるなら、女になりたいもんだ」
「そんな、良いものじゃないわよ。女だって、ねっ……ちゅ、ちゅうぅ」
「ぐ、く、で、出るっ!」
肉棒を乳房で挟んだまま亀頭を強く吸うと、遂に限界に達したのか絶頂の声と共に精液の奔流が口腔内に注ぎ込まれる。
「んぷっ、ン、んぐっ……!」
「おぅ、お、あぁ……」
乳房に添えた手を強弱をつけて動かす。根元から亀頭にかけて絞り上げるように、一滴残らず吸い上げてゆく。
「くっ、はぁ……やっぱアンタ、上手いな。魔導士じゃなくて上級娼婦でもやってゆけるんじゃねえか?」
本人的には賞賛のつもりなのだろうが、俺からすれば神経を逆撫でするだけの言葉。別に俺はセックスが好きでこんな技量を磨いてる訳じゃない。必要だから身に着けただけだ。
──その筈なのに、心の中にほんの少しだけ嬉しさを覚えてしまう自分も確かに居るのだ。それが余計に俺を混乱させる。
「ンッ、んぱっ……くだらない事を言ってないで。少し休憩したら館まで一気に行くわよ」
口の中の精液をゴム袋に溜め、俺は唇の残渣を舐め取った。
館までの道程は特に問題なく進んだ。時折遭遇するのもゴブリンや狼くらいで、それも
「……あれね」
やがて木々の合間から、少し開けた広場が見えてきた。その中央に立つのは二階建ての、それなりにしっかりした作りの建造物。
「どうする、正面から突っ込むのか?」
「ちょっと待って」
ボルガノを制して俺はローブからゴム袋のひとつを取り出した。結び口を開けると生臭い、しかし嗅ぎ慣れた臭いが鼻をつく。それをそのまま口にあて、一気に流し込む。
「ンッ、ングっ……ごくっ、ごくっ」
「……出してる俺が言うのもなんだけどよ。美味いモンなのかい、そりゃ」
喉を鳴らして精液を嚥下する俺にボルガノが顔をしかめる。
「げぷっ……そんな訳ないでしょ。不味いし生臭いし喉に絡むし、最低よ。ただ、必要だからその不味さに慣れてるだけ」
「なるほどねぇ……まあ、確かにそんだけがぶ飲みしてりゃ『精液臭のリィリィ』と呼ばれるのも納得……」
「………」
「おっと失礼」
俺の視線に本気の怒りを感じたのだろう。言い終える前にボルガノは口を閉じ、一歩下がった。
これが探索の後であったなら火球のひとつでも叩き込むところだが、生憎とまだ必要な存在だ。怒りを抑え、再び館に視線を向けて視線を集中させ、小さく呟く。
「
直後、俺の視界はまるで眼球だけが飛行しているように一気に館へと近づいた。まずは周辺に動く存在が居ないか確認して、続いて館周辺を確認する。
「……妙ね」
「何かいるのか?」
「逆よ、
屋敷の玄関と思われる扉の辺りは勿論、周囲を徘徊しているゴブリンの姿もない。占拠されているならば、下っ端が番人を任されたりされているものだが。
「ここから確認できるのはここまでね。行きましょう」
「はいよ。しかし、今のだけで一発分を使い切りかい? 偉く効率が悪いんだな」
「使い切ってはいないわ。お腹に残ってるうちはまだ魔力に変換できる」
とはいえ、決して胃袋の中の分だけで潤沢と言う訳ではない。特に戦闘系の魔法はひとつひとつが消費する魔力が多い。先ほどのパイズリで射精させたのも含めてストックはゴム袋三つ分。足りない訳ではないが、探索が片付いたら帰路用に
俺たちはそのまま警戒しつつ歩みを進めた。次第に館の方からつんとした鉄の匂いが漂ってくる。これは──
「……血生臭ぇな。こりゃゴブリンが一匹二匹ってえ量じゃねえぞ」
傍らのボルガノが囁くように言いつつ、険しい表情で剣を抜いた。彼を扉の前へ促し、俺はその背後で援護の用意をする。
「蹴破るのは……無理だな、開けるぜ」
扉の頑丈さを確認し、ボルガノはノブに手をかけると一気に開けた。
「うぷっ……!?」
一気に強まった死臭に息が詰まる。ローブで口元を覆いつつ、俺はボルガノを追って屋敷に入った。
「なんだ……こりゃあ」
ボルガノが剣を下ろし、眼前に広がる光景に怪訝な声を漏らす。
玄関を入ってすぐの吹き抜けの広間には、幾つものゴブリンの死体が転がっていた。その数はざっと数えただけでも十体以上はあるか。いずれも身体が酷く損壊している。
だが、俺たちが怪訝に感じたのはその死体そのものでなく、その「扱い」だった。
「とりあえず、これをやった奴にはそれなりの知能があるようね」
ゴブリンの死体は広間の四隅に寄せられ、積み重ねられていた。その場で死んだのでないのは床に残る血痕が物語っている。なんと言うか──子供が玩具を片付けるよう言われ、粗雑に部屋の隅に寄せただけで済ませた。そんな表現がしっくりくるような扱われ方だった。
「おい、生きてる敵がいるか感知できねえか?」
「そうね……建物内くらいの範囲なら、出来ると思う」
ボルガノの言葉に俺は頷き、手を広げて上に掲げた。
「『
俺の身体から不可視の波動が放たれ、壁を透過して広がってゆく。侵入者への敵意を持つ生物がこの波動に触れれば、例え隠れていても存在が明らかになる筈だ。
数秒ほど空気をかき混ぜるように手を動かし、俺は言った。
「……大丈夫。建物内には私たち以外に居ないわ」
「だとすれば、俺らより先に来た冒険者たちが暴れていったのか、あるいは別の魔物と殺し合いになったか……か」
「ゆっくりと調べてる状況では無さそうね。手分けしましょう、私は二階、貴方は一階」
「了解。何かあったら大声で呼ぶ」
流石にここで軽口を叩く程にはいい加減ではないようだ。ボルガノは俺の言葉に頷き、早くも手近な部屋の扉を蹴り開けて物色を始める。
日中なのに加えて屋敷の窓は大きく、発光の魔法は使わずに済みそうだ。俺はホール中央の大きな階段を登った。隠れ家にしてはしっかりした作りだ。他国の要人を招いたりもしていたのだろう。
「まずは書斎と、寝室……」
上がってみた二階は下ほどは荒れていなかった。ゴブリンと争っていた連中は財宝などに興味が無かったのだろうか。
幾つかの空振りの後、書斎らしき部屋を見つけた俺は手早く室内を探った。執務机の引き出しから幾つかの書簡と数枚の地図、別言語で書かれたと思わしき魔法書、あとは机上にあった細工付きの彫像などを麻袋に詰めてゆく。本来なら中身を吟味するところだが、もし既に他の冒険者に情報が流れているなら悠長には出来ない。
「……い、おーい! リィリィ、おーい!」
その時、階下からボルガノの声が聞こえた。急いで部屋を出て、吹き抜けから下に向かって返事をする。
「何かあったの?」
「ちょっと来てくれ、見てもらいたいモンがある!」
そう呼びかけてくるボルガノの声には戸惑いが混じっている。俺はその声に応じ、一階に戻るとそちらへと向かった。
「こっちだ、こっち!」
そう言って手を振るボルガノが居たのは、おそらくは倉庫と思われる場所だった。壁に並んでいた樽は全て割られている。
そしてその奥には、石造りの階段が下へと伸びていた。
「地下?」
「ああ、漁っていた最中に見つけたんだが、どうもただの地下牢って訳でも無さそうでな……明かり、点けられるか?」
「ええ。少し待って」
発光程度の初歩魔法なら、魔力がある状態であれば詠唱抜きで使える。俺は小さく指を振り、林檎くらいの大きさの光球を生み出した。それを前方にゆっくりと飛ばしつつ、地下へと降りてゆく。
「うっ……」
そこから漂ってくるのは、地下の湿り気だけでなくむせ返るような悪臭。
「獣臭だな。雨上がりの野良犬より酷ぇ」
後ろから続くボルガノが呟く。感知で敵がいないのは分かっているが、何とも落ち着かない空気と臭いだ。
階段はそれ程深くなく、下は牢獄めいた石造りの大部屋となっていた。
「いてっ。何だこりゃあ?」
ゴン、とボルガノの足が何かに当たったようだ。そちらの方に光を向けてみると、鉄の板のようなものが転がって──
「……扉だわ」
「扉ぁ? どんな奴がここまで出来るってんだ?」
歪んで破壊された、鉄製の扉。蝶番も壊されたそれが、広間のゴブリン同様に雑に転がされている。
まずい予感がする。俺は急いで室内の他の箇所も照らした。錆びた鉄の鎖、寝床と思わしき藁の山、床に残った血痕、何か長大なものが掛けられていたと思わしき掛金。更に床には別の痕跡もあった。桜の花びらめいた、血の足跡。
「……
先に言葉が漏れ、それが意味する事実を後から理解する。
「ッ!?」
「どうだ、何かわかっ……」
「逃げるわよ」
ボルガノの言葉を待たず、俺は階段を駆け上がった。
秘密兵器か変な趣味か、どうやらここの貴族は
「お、おいおい!? どうしたってんだ!?」
「急いで! 今なら『戻ってくる』前に逃げられるかもしれない」
「『戻ってくる』って!?」
地下を抜け、玄関前の広間に戻る。説明する時間も惜しい。
「話はあと。とにかく屋敷を出てから……」
ふと、顔に影がかかった。
「………」
ボルガノの方を向いていた顔を、ゆっくりそちらに向ける。
『……ブモォォ』
身の丈2m半にも届こうかという巨体。はち切れそうな筋肉は、その内包する暴力の強大さを否応なく想起させる。
そしてそんな身体の上に載っているのは、返り血が残ったままの巨大な牛の頭。右手にはやはり巨大な両手斧。左手には狩りの成果であろう鹿の首が握られていた。
「やっぱり……
「……なるほど、こいつが今の屋敷の『ご主人様』だったって訳かい」
ようやく理解したボルガノがそう言いつつ剣を構え、前に出る。しかしその声に籠るのは絶望の響きだ。
ミノタウロス。オーガを上回る膂力と凶暴さ、武器を操る器用さ、そして人並の知能を備えている手強い魔物だ。初心者クラスの冒険者ならば6人のフルパーティでも全滅は必至。熟練者でも。少なくとも剣士と魔導士の最小限パーティで戦う相手ではない。
「おい! 精液ガブ呑みして、一撃でこいつを破壊できるような魔法は使えねえのか!?」
「場所が悪いわ。そんな威力の魔法を屋内で使ったら、私たち自身も巻き込まれる」
言いつつ俺はゴム袋を取り出し、目線をミノタウロスから逸らさずに精液を嚥下した。出し惜しみをしている余裕はない。
「げぷっ……『
「おっ……」
俺の翳した手から光が放たれ、ボルガノの剣と鎧を包む。
「とにかく少しで良いから隙を作って。外に出られさえすれば、私が何とかする」
「分かった。そんじゃ、なん……」
『ブモオォォ!』
「ッ!?」
可能な限り迅速に行った戦術の組み立てと強化。
しかし、ミノタウロスの本能的な判断力はそれを上回っていた。
「え……?」
蹄が床を蹴り、手にした鹿を投げ捨て、斧を振りかざし、突っ込む。
俺にとっては「一瞬」に含まれる時間の中でミノタウロスはそれらを同時に行い、次の「一瞬」で斧を横薙ぎに振り払った。
「ぐあぁぁっ!?」
余りに強い力が加えられれば、人間は水平に飛ぶ。俺はそれを知った。
剣で斬撃を防ごうとしたボルガノは身体ごと持っていかれ、そのまま広間の壁に叩きつけられた。
「だいじょ……!」
いや、他人の心配をしている余裕も無い。ミノタウロスの視線は既にボルガノでなく俺の方に移っている。俺は咄嗟に自分の身体に手を添えた。
「くっ……『
後方に下がりつつ、更に魔法を重ねる。
「『
『ブモオォォ!』
「げふっ!」
斧を捨てたミノタウロスの拳が俺の腹に叩き込まれる。
だが、何とか防護に加えて痛覚遮断も間に合ってくれたようだ。強い圧迫感に呻きが漏れるが幸いにして痛みはなく、意識が飛んでもいない。
『ブモオォ』
どうやらミノタウロスは加減したらしい。膝をつく俺に余裕の鳴き声と共に近づく。
「くそっ……
斧を捨てた時点で察していたが──
『ブモォォ』
「わ、きゃ……!?」
ミノタウロスはそのまま俺の足に手を伸ばし、ひょいと摘まみ上げた。日頃から「らしい」反応を練習していたからか、意図せず少女らしい悲鳴をあげてしまう。
「……落ち着け、落ち着け」
逆さづりにされた状態でミノタウロスの黒曜石めいた白目の無い瞳を睨みつつ、俺は呟いた。
──恥ずかしい話だが、魔物に襲われた事はこれが初めてではない。
魔物、特に亜人種は生殖能力が高く、人型であれば他種族との間でも交配が可能だ。そしてその生殖能力同様に性欲も強い。女冒険者にとっては、あるいは死よりも恐ろしい脅威だ。
しかしそれは、基本的に殺される男冒険者より生存の可能性が──例え生殖と性処理のための道具として扱われるとしても──高いことを意味している。
『ブモオォォ』
「ちょ、うわっ」
ミノタウロスは両手で俺の足をそれぞれ持ち、それを左右に広げる。ローブは勿論スカートまで全て捲られ、下着に包まれた股間が露わになる。
まず生き残るコツのひとつとして、決して抵抗しない事だ。その気になればミノタウロスは俺の腕や首を小枝のようにへし折る事が出来る。それをしないのは、単に「生きていた方が具合がいい」というだけだ。だからここは耐えるしか──
「ひっ、うあぁっ!?」
突然に股間の風通しが良くなったかと思えば、ザラザラした触手のような感触が秘所を襲い、俺は思わず声をあげた。見上げてみれば、ミノタウロスの口が俺の股間に押し当てられている。
何が起きているのかはすぐに理解できた。ミノタウロスは舌と歯だけで下着を破き、そのまま舌で舐めてきたのだ。
「ンッ、あ、ふあぁっ!」
痛覚遮断が悪い方に効いてきた。荒々しく太いミノタウロスの舌。それは本来なら痛みを伴う動きだ。しかし痛覚を遮断してしまった事でそれ以外の感覚──こそばゆさや、快感だけが流れ込んでくる。
『フガッ、フガッ、ブモォ』
「あうぅっ! そんな、舌、挿れっ!」
肉屋で丸ごとの牛の
人間の舌とは比べ物にならないほどに大きく、太い。それこそ人間のペニスで言うなら巨根に含まれるほどのサイズ。それが俺の陰唇をかき分け、膣内に押し入ってくる。
だが、これが決して愛撫でない事も知っている。これも「濡らした方が挿入した時の具合がいい」から、下準備としてやっているだけだ。
「んくっ、あ、ああっ!」
その時、顔にあたる熱気と臭気に俺は気が付いた。
「……え?」
それは、最初は腕か何かに見えた。
ミノタウロスの股間から伸びたそれが勃起したペニスだと気付いたのはその数秒後だ。
「いや、いや……無理無理、こんな、嘘……」
『ブモッ、ブモオォ』
青ざめる俺の反応が面白かったのか、嘲るようにミノタウロスが嗤う。
「わっ」
突然、どさりと床に落とされた。股間の方はミノタウロスの唾液でドロドロだ。
『………』
「えと……その、舐めるだけでとか……駄目?」
無言で俺の顔より長いペニスを突き付けるミノタウロス。俺はひきつった笑みで起き上がり、舌を出す。
『……ブモオォォ!』
「ひゃあっ!」
ミノタウロスの手が肩に触れたかと思えば、俺の身体は今度は宙に浮いていた。反応する間もなく今度は太い指が腰を掴み、そして──
「あぐうぅっ!」
『ブモオォォッ!』
身体の内側から殴られたように腹がボコリと膨らむ。
遠慮ないミノタウロスの一撃により、腕のようなペニスは丸ごと俺の胎内に打ち込まれていた。
「んぎ、か、あっ、あっ……!」
肺の空気が全て持っていかれた。声を出すことも許されない中、ミノタウロスが腰を使い始める。
『ブモォ、ブモオォ!』
「ふぎっ、が、あ、ああぁっ!」
防護魔法が効いていなければ、最初の一撃で俺は内臓破裂で死んでいただろう。痛覚遮断にしても、無ければ余りの痛みにショック死していたかもしれない。
しかし、その痛覚遮断が効いているが故に──
「嫌、うっ嘘っ! 気持ち、いいっ! ミノタウロスのチンポ、気持ち、いいっ!」
こちらの事など使い捨てのオナホールとしか思ってない魔物の乱暴な、自らの快楽だけを求める動き。
しかしそれを俺の身体は、確かに快感として受け止めていた。
「そっそんなっ! 嫌っ! 嫌、なの、にぃっ!」
『ブモッ、ブモオォォッ!』
ミノタウロスの獣臭い吐息ですら愛おしくなってくる。懸命に抵抗する中、速まる抽送の動きが魔物の絶頂が近い事を伝えてくる。
「がっ、が、あがっ、ああぁぁっ!」
『ブモオオオォォ!』
ひと際大きな咆哮と共に、ミノタウロスの精液が膣内に放たれた。
「うぶ、ぶ、うぶぅっ!」
確実にリットル級の量が出されている。水流で身体の下から吹き飛ばされるような感触に、俺は苦悶の声を漏らすしか出来ない。
『……ブモォ』
無限に思える射精がようやく終わり、ミノタウロスは俺を開放した。壊れた人形のように俺は床に転がる。
『………』
ミノタウロスは俺を殺すか生かすか少し考えたようだった。床に転がったままの俺を牛の頭はしばらく見つめ──やがて、まだ「使う」つもりになったのか俺の頭を雑に握って持ち上げた。ぶらんと力なく手足がぶら下がる。
「……ご」
俺は小さく口を開いた。感情のない黒い瞳が俺を見る。
「ごちそうさま。美味しかったぜ、アンタの精液」
『……ブモ!?』
瞬間、俺の下腹部を中心に鮮烈な光が発せられた。理解できない状況にミノタウロスは咄嗟に俺の頭を握り潰そうとしたが──遅い。
「……『
太い指に籠められていた力が、すっと弱まる。
膝をつく俺の前に立ったままのミノタウロス。その上半身は丸ごと風化し、消滅していた。
──精液を摂取する方法は、決して経口摂取だけではない。膣内射精も摂取と見なされ、またその際の効率は経口摂取のそれを遙かに上回る。その方法を普段は使わないのは単純に、冒険中や戦闘中に難しいからだ。
そして魔物の精液、これに含まれる魔力は人間のそれを大きく上回る。それらが組み合わされば──本来ならば拳ひとつ分の物質を消失させる程度の『崩壊』でも
「ハァッ、ハァッ……まずいわね、これ、腰の骨、ヤッてるかも」
体を起こそうとするが力が入らない。だがまあ、これで
俺は壁に叩きつけられたままピクリとも動かないボルガノに顔を向け、大声で言った。
「もう大丈夫よ! 起きて私を背負いなさい」
「………」
「……言っておくけど、まだアンタを消し炭にする魔力は残ってるわ」
「あ、いやいや、起きねえ訳じゃねえよ。ただ驚いていただけさ」
俺の言葉に慌ててボルガノは答え、むくりと身を起こした。鎧に大きな亀裂が出来ているが、身体には斧は達していない。
「最初から俺が死んでねえって知ってたのかい?」
「私が魔法強化したんだから、ミノタウロスの斧くらい防げて当然よ」
ボルガノの背におぶさり、俺は彼の問いに答える。
「とりあえず近くの街に行って。そこで腰を治してから戦果を回収しましょう」
「タフだねえ……アンタ、気に入ったよ。また俺とパーティ組んでみねえか?」
「疲れたわ……その話は、あとで」
治療費次第だが、今回の冒険は赤字になるかもしれない。
そんな事を思いながら、俺は思ったより大きなボルガノの背で眠りに落ちた。