※この作品はR-18です。

TS転生して最強美巨乳魔道士になりましたが、精液が無いと魔法が使えません   作:ウッディ勃興

3 / 11
第三話・魔道士、少年を守る

 魔法を使うために精液が必要になる俺は基本的にツーマンセル、多くてもスリーマンセルで探索を行うことが多い。流石に俺としても大人数のパーティで大っぴらにメンバーのチンポをしゃぶって精液を搾るのは御免だし、そもそも「精液臭のリィリィ」として知られる俺をわざわざパーティに誘うやつも居ないからだ。

 ただ、俺でもソロで探索に向かう場合もある。危険度の低いとされる場所。例えば、発見から既に幾年も過ぎ、目ぼしい物は盗られ尽くされた、美術品的な価値も低い遺跡などだ。

 

「……の、筈だったんだけど」

 

 ──だが、その危険度が低いはずの場所が知らぬ内に盗賊団や暗黒神教団のアジトとして利用されている場合がある。何も知らずに入ってきた探索者は気付かぬ内にアジトの奥まで誘い込まれ、殺されてしまうのだ。

 そして、今の俺はまさしくその状況に置かれていた。

 

「お姉ちゃん、怖いよぉ……」

 

 足元からの震える声。俺は出来るだけ「頼れるお姉さん」の態度を心がけて腰を落とし、膝を抱えて怯えている少年に対して人差し指を立てて言った。

 

「しーっ……大丈夫、私に任せて。君をちゃんとお父さんたちの所に届けてあげるから」

「……う、うん」

 

 心なしか顔を赤らめて少年は頷く。俺は改めて立ち上がり、状況を確認した。

 

 

 この少年は探索中に偶然発見した子で、おそらくは身代金誘拐か人身売買用に攫われてきたものだ。年の程としては10歳前後。艶やかな金髪は綺麗に切り揃えられ、着ているものもなかなか高級な子供服なあたり裕福な商人のひとり息子と言ったところだろうか。

 今、俺たちは遺跡の奥の玄室のひとつに身を潜めている。この遺跡は太古に城塞として使われていたと思われる場所で、敵の侵攻を妨害するためか通路は複雑に入り組んでおり、迎撃用と思われる玄室も幾つも用意されている。ひとまずは此方に有利な場所だ。

 だが、ここから入り口に向かうとなると話が変わってくる。盗賊たちは入り口の方により多く住み着いており、脱出しようと進めば進むほどに危険は増す。とはいっても、ここで時間を潰したところで助けが来る当てもない。ローブに入っている精液のストックも残りひとつ。相手が何人いるか分からない以上、魔法で敵を蹴散らすプランは非現実的だ。

 

「………」

「ど、どうしたの?」

 

 俺の言葉を守り静かになった少年に、少しだけ視線を向ける。

 実のところ、俺ひとりならこの状況を突破することは容易だ。最後のストックを使い「敵意の感知」で周囲を警戒しながら進み、危うい場面では透明化の魔法を使って切り抜ける。それで問題なく脱出できるだろう。だが──

 

「寝覚め……悪いよなァ」

 

 彼に聞こえないよう小さく呟く。

 一度「助ける」と言った少年を「ごめん、やっぱり無理だから私だけ逃げるわ」と言って見捨てる。仮にこの子に恨まれるとしても、どこかに売り飛ばされるか盗賊たちに殺されるかで二度と俺の人生と交わることはない。逆にデメリットとしては「後味が悪くなる」だけだし、自分が生き残る事を最優先に考えるのが冒険者の鉄則だ。

 とはいえ、お世辞にも聖人とは言えない俺だが一度交わした約束を破るのは気が引けたし、何よりここで彼を見捨てれば「冒険者」としてでなく「人間」として大事なものを失う気がしてならなかった。やはりここは、少年込みで脱出する方法を考えなければならないか。

 

「とりあえず……んっ、んぐっ!?」

 

 ローブからゴム袋を取り出し、少年に背を向けてぬるい精液を素早く嚥下する。濃度の高い白濁液を無理に流し込もうとした結果、一部が気管に入って(むせ)かける。

 

「ブフッ!? ぐ、グフッ!」

「だっ大丈夫!? お姉ちゃん!?」

 

 咳で精液を吐き出しそうになり、咄嗟に両手で口を押えて無理に防ぐ。ここで少しでも零せば本当に手詰まりだ。

 急に苦しみだした俺に驚く少年に「大丈夫」と目線だけで伝え。十数秒の格闘の後、ようやく俺は精液を吞みきった。

 

「けほっ、けほっ……げぷ。ごめん、驚かせたわね」

「お姉ちゃん、本当に大丈夫なの?」

「大丈夫。それより、今から私が言う事をよく聞いて。これから私の魔法で君を透明にするわ。私も透明になるから不安になるかもしれないけど、何があっても絶対に手を離さないで」

「う……うん」

 

 俺の言葉に少年は真剣な表情で頷く。さて、あとはどれだけ持ってくれるか。

 魔力の消費を抑えるために「敵意の感知」は使えない。俺は少年の小さな手を握り、呪文を唱えた。

 

「……『透明化(インビジブル)』」

 

 俺の身体から放出された光の粒が二人を包むと、次第にその身体の輪郭が不確かになってゆく。

 

「わっ……!」

「大丈夫、そのまま手を握っていて」

 

 自分の身体が透明化してゆくのに驚く少年に静かに言う。

 やがて俺たち二人の身体は、服や装飾品を含めて完全に透明化した。

 

「行きましょう。出来るだけ静かにしていて」

 

 そう少年に言って手を握り、俺は玄室から踏み出した。

 

 

 

 ──今のこの、魔力供給に精液が必要になってからの俺は「継続的に魔力を消費する魔法」と恐ろしく相性が悪い。加えて少年にかける分で倍の消耗、更に彼の足に合わせなければならないので速度も限られる(それでも俺が背負って歩くよりは速い)。

 幾つもの回廊を抜け、部屋を過ぎ、時に盗賊たちの真横を静かに通り過ぎる。透明化の魔法は足音までは消してくれない。何が面白いのか連中が騒がしかったのが幸いだった。

 

「あと、少し……」

 

 入ってきた時のルートと光景を思い出す。通路が全体的に広くなってきた。もう門までは目と鼻の先のはずだ。

 

「お、お姉ちゃん……」

 

 その時、手を繋いだままの少年が不安げな声を漏らした。そういえば魔法に集中していて、手を握るだけでまともに言葉もかけていない。

 

「大丈夫だよ、もうちょっとで……!?」

 

 彼を励まそうと顔を向けた瞬間、俺は息を呑んだ。

 うっすらと、まるで亡霊のように少年の姿が浮かんできている。

 

「さっきから、何だか、透明じゃなくなってきて……!」

「……まずいわね」

 

 くそ、やはり二人を透明化させるには魔力が不足していたか。俺は咄嗟に周囲を見回した。

 

「あン?」

「ッ!?」

 

 間が悪い事に向こうの廊下からひとりの盗賊が歩いてきている。まだ脱走者と気付いてはいないが、怪訝な表情で幽霊めいた少年を眺めている。

 一瞬も迷う暇はない。俺は自分の身体を確認した。まだこちらは透明化できている。近くに転がっていた適当な石を拾い、反対側の方向へ全力で投げる。

 

「な、何だァ!? 誰だコラァ!」

 

 思った以上の勢いで飛んだ石は廊下の彫像のひとつに当たり、ゴーンと大きな音を立てた。その音に驚いた盗賊がそちらに意識を向けたのに合わせて少年の前に立つように俺の身体を置く。

 とりあえず何とかなりはしたが、これはあくまでその場しのぎ。すぐに今の音で他の盗賊も集まってくる筈だ。

 

「どこか、どこか隠れられる部屋っ……!」

 

 狭いところでは本当に逃げ道が無くなる。ある程度の余裕があり、隠れられる場所があるような部屋は──

 

「ええっと……ここ!」

 

 やや広めの部屋がチラリと見え、俺は少年を連れてその部屋に飛び込んだ。透明化を解き、身を伏せる。

 そこは大きな台座とそれを囲むように石の椅子が用意された、会議室か作戦室を思わせる部屋だった。かつてはここで実際に将軍などが戦術を練ったりしていたのかもしれない。

 とはいえ今の俺はそんな歴史の浪漫に思いを馳せる余裕もない。姿勢を低くしたまま、俺は室内を静かに移動する。

 

「いい? 人の声が近づいてきたらすぐに立ち上がって手を挙げて」

 

 少年は怯えを隠せない様子だったが、それでも俺の言葉に頷いた。芯のしっかりした子だ。

 彼の方に意識を払いつつ、俺は台座を中心にあちこちに触れる。もしここが、かつて重要人物が利用していた部屋ならば、あるいは──

 

「?」

 

 その時、微妙な違和感を覚えた。

 台座のある個所を小さく叩く。続いて別の個所を。

 

「これは……」

 

 奥で音が反響している箇所がある。つまり──

 

「……やっぱり」

 

 石の椅子を押してみる。軽くはなかったが、ズルズルと椅子は横に動き、そこに竪穴が出現した。人ひとり通るには問題ないサイズだ。穴に頭を入れてみるが、特に空気にガス臭などもない。

 

「大丈夫そう……ひとまず、ここに入って」

 

 俺は少年を促して穴に潜らせた。続けて自分も入り、最後に椅子を戻す。椅子の下部には取っ手があり、内側からもちゃんと開けられるようになっていた。

 

「ふぅ……流石にこの場所なら、暫くは隠れられそうね」

 

 部屋の中は人ひとりが寝られそうなサイズの台座と幾つかの椅子という、上の部屋の縮小版といった感じの造りになっていた。緊急時の第二作戦室といったところか。埃の積もり具合からしても、ここに人が足を踏み入れたのはそれこそ大昔である事が想像できた。

 

「……とはいえ、どうしたものかしらね」

 

 ひと息つけたが故に、最大の問題が解決していない事実を受け止めざるを得ない。

 魔力は尽きた。さっきの騒ぎで盗賊たちは近くに集まってきているし、そろそろこの子が消えた事も気付かれるかもしれない。そんな警戒の中、果たして丸腰の俺が彼を連れて脱出できるのか。否、そもそも魔力の無い俺が独りででも脱出できるのか。

 冷静に頭の中で算盤を弾いてみるが、どうにも絶望的な答えしか出てこない。

 

「あの……お姉ちゃん、ごめんね」

 

 ふと、傍らの少年が俺に申し訳なさそうに言ってきた。顔をあげ、聞き返す。

 

「『ごめんね』って、何が?」

「僕の足が遅かったから、出る前に透明が切れちゃったんだよね。それで、お姉ちゃんまで……」

「ううん、これは私が悪いの。私の魔力が足りなかったから、君を連れ出せなく、て……」

 

 それは落ち込む彼を慰めようとする、純粋な気持ちだった。

 

「それで、その、私、魔力が切れちゃって……」

 

 しかし、その言葉を発する中で別の発想が俺の中で湧き上がってきた。言葉が途切れ途切れになり、静かに少年を見る。

 

「……お姉ちゃん?」

「え? あ、うん、えっとね……」

 

 いやいやいや、待て待て待て。

 自分の中に生まれた発想を懸命に否定し、振り払おうとする。他に現状を打破する手段が無いか、改めて探す。

 

 

 1・魔法が使えない状況だが、イチかバチかで脱出を図る

 2・やはり少年を見捨てて俺だけ脱出する(1よりは成功率が上がるが、絶対ではない)

 3・アレ

 

 

「………」

 

 ダメだ、やはりこの発想が一番確実で、二人とも助かる可能性が高い。挙動不審な俺の反応に首を傾げている少年に、俺は向き直って言った。

 

「……ねえ君、ちょっとこっちに来てもらって、いいかな?」

「え? う、うん」

「ダメ、もっと近くに」

 

 気持ち寄った程度に動いただけの少年を促し、更に自分に引き寄せる。互いの体温が分かるくらいに距離が近づいたのを確かめ、俺はじっと少年の眼を見た。

 

「今、言った通り……私の魔力は尽きていて、このままだと、君を助けることが出来ないの」

「……そうなんだ」

「ええ……でも一つだけ、私の魔力を回復させる方法がある。そしてそれには、君の助けが必要」

 

 俺の言葉が意外だったのか、少年は驚きで目を丸くする。

 

「僕に、できる事なの?」

「うん、むしろ君にしか出来ない事……ちょっとビックリするかもしれないけど、いい?」

「……うん、頑張る」

 

 小さな、しかしはっきりとした答え。俺は静かに問いかけた。

 

「ありがとう。それじゃ、最初に聞きたいんだけど……『しゃせい』って、分かるかな?」

「しゃ、せい? ううん……ごめん、わかんない」

「そっか。じゃあ質問を変えるね……おちんちんが固くなったこと、ある?」

「え、ええっ!?」

 

 頑張ると言ったとはいえ、まさか自分の股間が話題に上がるとは思っていなかったのだろう。戸惑う少年に、俺は念押しするように言った。

 

「そうだよね、びっくりするよね……でも、これは本当に大事なことなの。教えて」

 

 囁くように俺が頼むと、少年は顔を真っ赤にして答えた。

 

「う、うん。ある……かな」

「そう……それって、どんな時?」

「近所のお姉ちゃんが川で水浴びしてて、えっと……」

「……おっぱい、見ちゃった時とか?」

「!?」

 

 どうやら図星だったようだ。もはや泣きそうになっている少年にあくまで優しく声をかける。

 

「安心して。お父さんにもお母さんにも、誰にも言わないから。むしろ私にとっては、君のおちんちんが固くなるのが分かって嬉しいの」

「そう、なの? えと、そのお姉ちゃんのおっぱいとか見てたら、なんだかムズムズして、おちんちんが、固く、なったり……した」

 

 よし、とりあえず勃起はする。

 第一段階を突破し俺は内心で安堵する。どうやら精通はしていないようだが、勃起するなら射精は可能かもしれない。

 ──この場に第三者が居なくて本当に良かった。俺としては真剣だし必死なのだが、傍から見れば少年趣味の変態にしか見えないだろう。

 そして、ここからがより大事だ。今はこの子は「『頑張る』と言った俺との約束を守る」という気持ちがあるから話が通じている。焦っていきなりチンポを舐め始めたりと、事を急いて心を閉ざされたら終わりだ。俺は少年に囁いた。

 

「ありがとう。恥ずかしいのに、よく言ってくれたね……ねえ、そのおちんちん、見せてくれない?」

「え、ええぇっ!?」

「お願い。君の固くなったおちんちん、私に見せて……」

 

そう言いつつ、ゆっくりと少年の股間へと手を伸ばす。彼がいつでも拒否できるよう力は込めず、目線は逸らしつつ。

 

「で、でも、お父さんが昔、おちんちんとか、他の人に見せちゃダメだって……」

「偉いね、お父さんの言ったこと、ちゃんと守ってるんだ……じゃあ、君自身は、どう?」

「……!」

「君が嫌なら、私は仕方ないって諦める。魔力なしでも、何とか君を助けられないか考える……でも、君がおちんちんを見せてくれる事が、本当に私の助けになるの」

「本当……に?」

「ええ、本当に」

 

 問いかける声には流石に疑問の響きが混じっている。だが、俺も本気の本気なのだ。

 近づけていた手が少年の細い脚に触れた。ぴくりと反応を示すが、俺から身体を離そうとはしない。

 

「ズボン、脱がすね」

「………」

 

 こくり、と無言で頷く。「おちんちん見ていいよ」とは流石に言えないのだろう。

 魔力を得るための段階の積み重ねとはいえ、その反応に俺はちょっとした可愛さを覚えてしまう。

 少年のズボンの腰ひもを緩め、脱がせる。

 

「あっ……」

「は、恥ずかしい、よぉ……」

 

 少年の肉棒は既に勃起していた。否、肉棒と呼ぶには余りに瑞々しく、陰毛も生えていないそれは「肉茎」とでも言うべきかもしれない。小さいながらも屹立したそれは、包皮から僅かに亀頭の先端を覗かせている。

 とはいえ、恥ずかしさから少年はかなり緊張してしまっている。何とかこれを解かなくては。

 

「ねえ、さっき言ってたけどおっぱいって……好き?」

「えっ? あ……う、うん」

「君だけに恥ずかしい思いさせちゃ不公平だよね……私のおっぱい、見ていいよ」

「……!」

 

 息を呑む気配が伝わってくる。少年の視線が俺の胸元に注がれているのを把握しつつ俺はローブの内側、ブラウスのボタンを外した。

 

「あぁっ……!」

 

 ビクン、と少年の肉茎が跳ねた。黒のブラに包まれた俺の巨乳は深い谷間を形作り、彼の眼前で揺れている。

 

「そこ、前に留め具があるでしょ? それを外して……」

「……うん」

 

 ごくりと唾を呑む音が耳に届いた。多くの男子はおっぱいから性に目覚めるが、どうやら抱えていた恥ずかしさは性への興味で吹き飛んだようだ。震える手で俺の胸に手を伸ばし、留め具を慣れない手つきで外す。

 

「わ、わぁっ……!」

 

 感嘆とも驚きともつかない幼い声。

 拘束から解放された釣鐘型の両の乳房は「ゆさっ」という擬音が出そうな勢いで大きく揺れつつ露わになった。先端では薄桃色の乳首が控えめに突起していて、少年の視線を吸いつけている。

 

「どう、私のおっぱい? ちょっとは自信はあるんだけど」

「すごい……近所のお姉ちゃんより、ずっと綺麗で、大きい……」

「ふふっ、ありがとう……触っても、いいよ」

 

 彼の近所のお姉ちゃんには申し訳ないが、こんな状況下とはいえ自分の身体を褒められるのは悪い気持ちはしない。俺が促すと少年はおずおずと、しかし迷うことなく大きな乳房に小さな手を伸ばしてきた。肉茎への警戒が薄れたのに合わせ、俺は俺で少年の股間に指先を這わしてゆく。

 

「ンッ……い、いいよ。もっと、揉んでもっ……」

「ふぁ、あっ! お、おねえ、ちゃんっ!」

「ビクビクしてる……気持ちいい?」

「う、うんっ! おちん、ちん、凄い熱くって、気持ち、いいっ!」

「良かった……もっと、良くしてあげるね」

 

 さて、あとは手早く射精して貰って魔力を補給すれば完了だ。そう思いつつ、俺は手の中でビクビクと跳ねる肉茎を柔らかく握り、上下に扱いた。

 

「あっああっ!? おねっ、お姉ちゃんっ、なに、これっ、んあぁぁっ!?」

「えっ……?」

 

 少年の全身がビクビクと跳ね、同時に手の中に温かな液体が放たれてゆく。

 

「ま、マズっ……!」

「ふあぁっ!」

 

 何が起きたかは理解できた。既に興奮の頂点に達していた少年は俺のひと扱きで射精してしまったのだ。床に零れないよう慌てて肉茎の角度を調節して手のひらに溜まるように試みるが、急すぎたのもあり半分近くが床の染みとなる。

 

「あぁ……な、なに、これっ……?」

 

 初めての絶頂に戸惑いつつも恍惚の吐息を漏らす少年。

 一方の俺は彼の肉茎から手を放し、そこに残った青臭い白濁液を見た。そのまま口元に運び、精通したての精液を啜る。

 

「ンッ、んくっ……けぷ」

 

 ──駄目だ。濃さはそれなりだが量が全く足りてない。これで二人分の透明化を行えば、今度は本当に入り口寸前で魔法が解けることになる。

 少年には悪いがもう一度、手で扱いてみるか? いや、ちゃんと射精しそうなら言ってくれる普段の男たちと違って、この子は自分の絶頂のタイミングを分かってない。また手に溜めるタイミングを逃せば更に負担をかける事になる。となれば──

 

「ねえ君、まだ、頑張れるかな?」

「えっ……?」

「今のだと足りなくって……ちょっと、ごめんね」

「え、あっ」

 

 まだ起き上がれない少年の身体を抱え、台座に寝かせる。俺は下着を脱ぎ、脚を広げると少年の上に跨った。

 

「『おまんこ』って……知ってる?」

「おま……う、ううん」

「男の子におちんちんがあるみたいに、女の子にはそこにおまんこっていう、へこんでる部分があるの。それが、ここ……」

 

 言いつつ、俺はスカートを広げて股間を少年に晒した。少年に揉まれたことで俺も多少なり感じており、彼には銀髪の陰毛に彩られた濡れた秘所が見えている筈だ。

 

「うあ、あ、あぁ……」

「ここに君のおちんちんを挿れると『セックス』って運動になるの。それをすれば、私の魔力も回復するし……君ももっと、気持ちよくなる」

 

 もはや言葉も出せなくなった少年を見下ろしつつ俺は言い、スカートを戻すと再び固さを取り戻していた肉茎に触れた。

 

「セックス、していい?」

「……したい。お、お姉ちゃんとセックス……したい」

 

 潤んだ瞳で少年は答えた。それを合図に肉茎の位置を定め、腰を落とす。

 

「んっ……あ、はぁっ……!」

「あうぅっ! お、お姉ちゃんっ!? 熱い、あつい、よぉっ!」

 

 細く、しかし芯まで固い肉茎を膣壁が呑み込んでゆく。未知の感覚と熱さに悶える少年の姿に、本来の目的とは異なる嗜虐的な気持ちが芽生えそうになるのを懸命に抑える。

 

「あふっ……い、いいよ、君の、おちんちんっ……じっとしてて、私が、動く、からっ……」

「うあ、あ、ああぁっ!」

 

 果たして俺の声も届いているのか分からない。少年の身体に体重がかからないよう気をつけつつ、俺は腰を使い始めた。最近少し大きくなった尻を持ち上げ、落とす。

 

「ん、んくっ、ふうっ……!」

「あふ、うっ、あ、はっ!」

 

 強すぎる刺激が過呼吸を起こしているのか、少年の呼吸のリズムが乱れている。俺は射精を早めようと腰に意識を集中させ、肉茎をきゅっと締め付けた。

 

「あぐっ! お姉ちゃんっ! おね、ちゃっ、ああぁぁぁっ!」

「……っ!」

 

 どくん、と膣内で肉茎が跳ねた。少年の精液が貪欲な勢いで子宮に放たれ、注がれてゆくのが分かる。

 

「あっ……あっ……」

「……よし」

 

 ぐったりとした少年の上で魔力の充填具合を確かめる。強引な方法だったが、これで二人とも安全に脱出できるだろう。

 俺は少年に感謝の気持ちを込めて言った。

 

「お疲れ様。これで大丈夫、ここから脱出できる」

「………」

「ちょっと休みなさい。そうしたら……んあっ!?」

 

 惚けたような顔のまま、少年の手が俺の乳房を揉んだ。

 

「お、お姉ちゃん、もっと……したい。『せっくす』……もっと……」

「そっ、そんな、『したい』って言っても……ンンッ!」

 

 乳房からの刺激に思わず声が漏れる。どうやら強烈な体験は、彼の性の扉を完全に開けてしまったようだ。こうなっては言葉だけで制するのは難しい。

 仕方ない。ここまで頑張ってくれたご褒美に、その我が儘を受け入れよう。

 

「……分かったわ。君のおちんちんで、私を好きにして」

「うっうんっ! お姉ちゃんっ! お姉ちゃぁん!」

 

 おそらくは雄の本能だろう。俺の許可を得た少年は、挿入されたままの肉茎を早くも動かし始めていた。

 

 

 

「……それで、散々その子とヤッた上に二人して脱出できたんだろ? なのに何でそんなにショボくれてんだい?」

 

 ──数日後の「腐り龍とあばずれ」のカウンター。

 翡翠色の鱗を照り光らせながらグラスを磨く雌蜥蜴人(リザードマン)の言葉に、俺はカウンターの盤面に頭を置いたままぐったりと答えた。

 

「最悪だったのはその後よ、女将(おかみ)さん……脱出した後、まあ感謝料くらいは貰えるかと思ってその子の自宅まで送ったの。思った通りそこそこ裕福な商人で、実際に感謝もされたわ」

「なら良かったじゃないか」

「それがね……あの子、セックスをすっかり『良いこと』だと思い込んじゃって、私とした事をぜんぶ親に言い始めたのよ」

「ブシャシャシャシャ! そりゃあ傑作だわ!」

 

 二又の舌を出して彼女、ギルド長のドゴの妻にして売春婦たちの取り仕切りもしている女将「翡翠のババロガ」は遠慮なく爆笑した。

 

「で、で? そっからどうしたんだい?」

「どうしたもこうしたも……親たちが理解できず硬直してる間に、用をたしに行くふりをしてガン逃げよ。あと数分でも部屋に残ってたら憲兵隊に突き出されてたわ。怪しまれないために遺跡での収穫も置いていったから、そっちの方も大赤字」

「シャシャッ。まあまあ、世の中にゃ金髪美少年と大金を払ってでもヤりたいと思ってる連中だっているんだ。高い買い物だったと思いなよ」

「思えないわよ……いいから麦酒ちょうだい」

 

 「冒険者」である前に「人間」であろうとして、俺はあの子を助けた。しかし──何か他の「人間」として大事なものを失ったような気がする。

 重い頭を上げ、俺はそんな気持ちを押し流すように出てきたジョッキを煽った。




ここまで拙作をお読みいただき、誠にありがとうございます。
まだ始まったばかりの本作ですが、ありがたい事に早くも多くの評価をいただき、複数のR18作品ランキングにも入らせていただけました。
ここからは更新ペースが若干落ちるかもしれませんが、リィリィの次の活躍(?)を書けるよう、引き続き頑張らせていただきますので、どうかよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。