無人島で漂流した。衣服はなぜか無くなっており、裸となっている。
これまで、幾度となく不可思議な出来事は多くあったが、
それと共に、一緒に漂流した彼女、南夢芽さんとの交流が僅かであった。
最初は初対面で、互いに裸という事で戸惑いもあった。
しかし、なけなしの知識で助け合った事もあり、多少は仲は深まった。
いや、むしろ。
「なんだか、近すぎません?」
間近まで迫っていた。
赤みがかった栗色のセミロングは、この無人島生活で多少痛んでいる。
それでも変わらない可愛らしさは確かにあり、そこそこの膨らみのある胸に対して、今は目を向けられない。
「ここまで来て、さすがに何もしないのは変だよ」
そんな、夢芽の一言を聞くと共に、そのまま迫り、キスをする。
至近距離であり、その行動に戸惑いを隠せない間に、そのまま彼女は俺の肉棒を自分の秘部へと挿入する。
突然の行為に対してえ、驚きと共に性器が擦れ合う事によって起きる快楽。それによって思わず腰を引いてしまうも、逃さないとばかりに腕を伸ばして抱きつかれ、身動きが取れなくなる。
このままではまずいと理解するも、互いに離れる事は無かった。
「んっ……ふぅ……」
唇を重ねながら、息継ぎの為に口を離すもすぐにまた塞がれ、口内を蹂躙される。
舌を絡ませあい、唾液を交換していく内に意識が薄れる程にまで気持ち良くなり、頭がボーっとしてくる。
その間も夢芽の方から積極的に動くせいで、ただでさえ限界だった射精感が更に増し、我慢する事が出来ずに膣内で果てた。
びゅくびゅくと脈打ちながら精液が放たれ、子宮の奥深くまで届く勢いで注ぎ込まれていった。
そして、その感覚により絶頂を迎えたのか、夢芽もまた身体を大きく震わせ、力が抜けて倒れ込んだ。
その際、結合していた箇所からは愛液が大量に溢れ出し、砂浜を濡らす結果となる。
ようやく一区切りついた事に安堵しながら、呼吸を整えている間にも夢芽はそのままの状態でいた。
未だに繋がったままの状態ではあるが、これ以上は無理だと訴えかける為に肩を掴み、引き剥がそうとするも離れない。
それどころか、逆に強く抱きしめられてしまい、密着度が増してしまった。
「これはいったい」「別にただ」
そう言った彼女は、真っ直ぐと目を向ける。
「君の子供、欲しいと思った」「えっ」
あまりにも突然の言葉。
それは、さすがに衝撃を受けてしまった。
「いや、なんで」
「寂しかった、もっと君を感じたかった。だから」
「だからって」
そう、戸惑いを隠せなかった。
だけど、俺は、離れる事は出来なかった。
「それに、君も、満更じゃないの、すぐに分かるから」
そう、抱き締められながらも告げられた言葉には反論できずにいた。
確かに夢芽を抱きたいと思ってしまった自分がいる事は否定できない事実だ。
そんな事を考えている最中でも夢芽の方から腰を動かして刺激を与えてくる。
すると当然の事だが、反応してしまい、肉棒は再び硬さと大きさを取り戻していた。
「ほらね? 私の事が好きなんだろう?」
勝ち誇ったような笑みを浮かべる夢芽に対し、俺は否定する事は出来なかった。
「だけど、そんな無責任な事」
「無責任じゃなければ、良いんでしょ」
そう言って夢芽は立ち上がり、ゆっくりと俺から離れる。
しかし完全に離れたわけではなく、軽く触れ合った状態。
「ねっ、良いでしょ」
その言葉に対して、何も答える事が出来ない。
ただ黙っているだけなのに、心臓の鼓動が激しくなるばかりであった。
それでも答えられないでいると、痺れを切らせたのか、再び唇を重ねてきた。
先程までの強引なキスとは違い、優しく啄むような口づけ。
何度も繰り返し行われていくうちに、少しずつ落ち着きを取り戻すことが出来た。
「分かったよ、好きにするといい」
そして、遂に観念するように言う。
それに対して、夢芽は笑みを浮かべた。