漫画家志望の俺に義理の母と妹が出来たんだが、妹から一緒に漫画を描きたいと持ち掛けられた件 作:チャンドラ=グプタ
「いや、あの……夏帆。これは、えっと、その……」
夏帆の『責任取って』という言葉に対して、どう答えるべきか考えていると、夏帆は床に置いてあるスカートからポケットティッシュを取り出した。
その取り出したポケットティッシュを二、三枚使って、秘所に付着している愛液と精液を拭き取った。
「はぁ……和馬とエッチするの、めっちゃ気持ち良かったぁ。ねぇ、和馬はどうだった?」
「お、俺も……すごい気持ち良かったよ。けど、大丈夫なのか? その……妊娠とか」
俺はそれだけが気掛かりでならなかった。
快楽に負けて
「あー、まぁ……今日は安全日だし、それにアフターピル飲むから大丈夫だと思う。けど、和馬……さっきも言ったけどちゃんと責任は取ってよね」
「せ、責任というのは……?」
俺が恐る恐る訊くと、夏帆はその場で立ち上がり、顔を近づける。
「和馬……私と付き合って。それで、結衣ちゃんと真美さんには手を出さないこと。もしも約束破ったら……勉さんにあの動画を見せるから」
夏帆から思いもよらない告白と脅迫を受ける。
当然のことながら、俺に拒否権など無い。
あの動画が夏帆の手元にある以上、生殺与奪の権を夏帆に握られている。
「ち、ちなみにさ……付き合うってのを断ったら……?」
「勿論、勉さんにバラすけど?」
えげつねぇな。
だが、こうなってしまったのは俺にも原因はある。
ここは大人しく条件を呑むしかないだろう。
「分かった……けど、盗撮はもう止めてくれよ。ずっと撮られてるなんて気が休まらないからな」
「うん! 今度、和馬の家に来た時にカメラ外すね。その時にでも真美さんに私達が付き合ったこと、伝えよっか」
夏帆はしっかりと外堀を埋めるつもりでいるらしい。
付き合う覚悟は決めたものの、一つだけ夏帆に聞いておきたいことがあった。
「夏帆はさ……俺のこと、好きなのか?」
「うん。勿論、大好きだよ」
あまりにもはっきり好きだと言われて、無性に照れくさくなった。
夏帆とは幼いころからずっと一緒にいたのに、俺は夏帆の気持ちに全く気づくことが出来なかった。
「和馬、覚えてるかな? 幼稚園の時さ、和馬が上級生から私を助けてくれたこと」
「ああ、覚えてるよ」
忘れもしない、俺と夏帆が幼稚園に通っていたある日のこと。
その日、夏帆は誕生日に両親から買ってもらった人形を幼稚園に持ってきていた。
夏帆は俺を含めて数人の友人で人形を使った遊びをしていたのだが、意地悪な上級生によって人形を壊されてしまった。
当然のごとく夏帆は大泣きし、俺は人形を壊した上級生のことを許せず、単身で立ち向かっていった。
向こうの方が体格も大きい為、何度も倒されたが、最終的には夏帆に謝らせることができた。
「あの時から私、和馬のこと好きになったんだよね」
「そうだったのか……」
「うん。和馬が描いてくれた絵……今でも大切に保管してるよ」
俺は壊された人形の代わりに、人形の絵を描いて夏帆に渡した。
その時の夏帆はとても嬉しそうに受け取ってくれた。
思い返せば、あの瞬間に俺は絵を描くことが好きなのだと気づいたのかもしれない。
「和馬、私ね……サッカーしてる和馬も好きだよ。だけどね、漫画を描いてる時の和馬が一番好き。だから、サッカー部のマネージャーには入らないことにするよ」
「そ、そうか……」
「まー、クッキング同好会は辞めたから和馬と一緒にいる時間は増えるね。言っておくけど、浮気は絶対に許さないから……気を付けてね?」
口調こそいつも通りであるものの、目が全く笑っておらず、とても怖い。
もしも約束を破ろうものなら、某主人公のように腹をナイフで突き刺されて、悲しみの向こうへと旅立ってしまいそうである。
「わ、分かってるってばよ……」
動揺のあまり、某忍者のような口調になってしまった。
しかし、よく考えればこれが一番良い選択なのかもしれない。
幼馴染の夏帆と付き合って、健全な高校生活を送る。
それで俺も周りの人間も幸せに過ごすことができる。
俺達は性行為の処理を済ませ、急いで自分たちの教室に戻った。
午後の授業も受け終わり、放課後の時間が訪れる。
練習に参加する為、グラウンドに向かうと、既に長谷川先生とサッカー部のメンバーが来ていた。
長谷川先生の隣には松葉杖を手に持ち、右脚に包帯を巻いている生徒がいた。
「おう、和馬。来たな、紹介しよう。うちのサッカー部のエース、
俺は本田の身体を観察した。
身長百八十はあろうかという大きな体躯に、かなりの筋肉質である。
他の選手と比べて、恵まれた身体をしているのは一目瞭然であった。
「よろしく、和馬君。和馬君が助っ人してくれて、本当助かったよ。大会の間だけだけど、よろしくな!」
本田が右手を差し出したため、俺はその手を掴んだ。
悪気はないのだろうが、思いのほか本田の握力が強くて、手がかなり痛くなった。
「こちらこそよろしく」
「伊藤、ちょっと来てくれ」
茶色い癖毛が特徴の生徒が「はい」と返事をし、こちらにやってくる。
分かりやすいスポーツマンタイプの身体をしていた本田とは違い、小柄な体格をしている。
しかし、どことなく達人らしい雰囲気を感じた。
「うちのミッドフィルダーの
「……」
当の伊藤は無言で、なぜか不機嫌そうな顔をしていた。
もしかして、嫌われているのだろうか。
まぁ、急に来た助っ人がストライカーをやるとなれば、面白く思わないのも無理は無いか。
「ほら、伊藤。和馬に挨拶しろ」
「よ、よろしく……」
緊張しているからなのか分からないが、随分と声が小さかった。
「よし、みんな集合してくれ!」
長谷川先生が集合を掛けると、サッカー部のメンバーが長谷川先生を取り囲むように集まってきた。
「いよいよ、新人戦まで残り僅かだ。だが、やるべきことは変わらん。いつも通り練習していく……あと、今日からこの佐々木和馬が練習に参加する」
長谷川先生が俺に手を向けた。
俺に対して、サッカー部のメンバーからの視線が一気に集まる。
「佐々木和馬です。よろしくお願いします」
「助っ人をしてくれるのは大会までの間だが、みんな和馬のことフォローするようにな」
サッカー部のメンバーは「はい!」と大きく返事をした。
やはりこういうノリは運動部だなと感じた。
「それじゃ、伊藤。後は任せて良いか?」
「はい。よし、みんな。ランニング行くぞ!」
サッカー部の練習はグラウンド走から始まり、フットワーク、ラダートレーニングなど、基礎練習がメインであった。
元より人数の少ないうちのサッカー部は試合形式の練習はほとんど出来ず、二人組で行うシュート練習では伊藤と組むことになった。
「和馬君!」
俺が走り込んだところに伊藤は的確なパスを送った。
飛んできたボールはいとも簡単にトラップすることができ、ゴール目掛けて力強くボールを蹴る。
俺の放ったシュートはゴールの右上角に入っていった。
「な、ナイスシュート……」
「そっちこそ、ナイスパス。やっぱりパス上手いな……」
何度かシュートしてみたが、伊藤のパスはかなりシュートが撃ちやすい。
これならもっと高度なシュートに挑戦しても良いかもしれない。
「そ、そうかな……もっとこうして欲しいとか……ある?」
「俺、ボレーシュートが得意なんだ。だから、もっと上向きにパスしてもらって良いか?」
「上向きに……うん、分かった!」
再び俺達の番になり、本田にパスを出した後、ゴールに向かって勢いよく走り込む。
本田は前方に走っている俺に対して、注文通り上向きにボールを蹴った。
高く舞い上がるボールには逆回転が掛かっており、俺は落下地点を予測してそこに全速力で向かった。
ボールが地面に着く――その直前でシュートを撃つ。
「おりゃ!」
シュートはゴールのやや左側にシュートが決まり、ネットを揺らした。
「ナイシュー。和馬君。さっきのパス……どうだった?」
「うん。もうちょい速いパスでも良かったかな」
「そっか。じゃあ、次はもっとタイミング早くしてみるね」
練習をしていくうち、伊藤との連携が高まるのが自分でも分かった。
さすがは長谷川先生が認めるだけあって、伊藤はかなり優秀なパサーである。
「それじゃ、今日は解散。各自、疲れを残さないようにな。和馬も今日は早く休めよ」
「はい。明日もお願いします。先生」
練習は午後七時前に終了となった。
この時間に帰宅するのは久々である。
俺は部活に入っていない為、遅くとも夕方頃には帰宅している。
筋肉痛のせいか、いつもの帰り道がやけに長く感じた。
「ただいまー」
ようやく家に着き、靴を脱いで玄関に上がった。
丁度その時、リビングから真美さんが出てきた。
生地の薄いグレーのトップスが見事に真美さんの胸を強調していた。
「あら、お帰りなさい、和馬君。夕食、テーブルの上に置いておいたわ。私達は先に食べたから、和馬君も後で食べてね」
「ありがとうございます」
俺は鞄を置きに自分の部屋へと戻ろうと思ったのだが、何やら真美さんはスカートの裾を掴み、脚をモジモジと動かしていた。
「真美さん、どうかしましたか?」
「和馬君。その……昨日、私とエッチしたいって言ってじゃない?」
「え、はい……言いましたけど」
「じ、実はね……今日、買ってきたの。その……ゴムを。ど、どうする?」
真美さん……何と手際のよいことか。
昨日までの俺なら間違いなく喰いついたであろう。
しかし、今は違う。
彼女がいるという立場である為、真美さんとエッチすることは出来ない。
「すみません……今日はやめておきます」
俺が断ると、真美さんは物凄く悲しそうな表情をした。
その表情を見て、俺は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
もっとも、申し訳ない気持ちでいっぱいだからといって、肉焦がし骨焼く鉄板の上で土下座出来るわけではないのだが。
「そっか……そうよね! うん、また別の機会にしましょうか」
真美さんは必死そうに平静を装い、リビングに戻っていった。
ごめんなさい、真美さん。
すまんな、愚息よ。
俺は自分の部屋に戻り、部屋着に着替える。
リビングで夕食を食べた後、入浴すべく風呂場へと向かった。
「はぁ~、極楽、極楽……」
肩までしっかりと湯船に浸かる。
お湯には入浴剤を入れており、ラベンダーの良い香りが鼻孔を突く。
サッカー部の練習があったせいか、いつもよりお風呂が気持ち良く感じた。
疲れている箇所にお湯が染みわたっていくようである。
お湯に漬かりながら、俺は製作中の漫画のことを考えた。
まだキャラデザインが完成していないが、早くネームを描きたい。
完成したら賞に応募するなり、持ち込みするなりしたいと思っていた。
まぁ、持ち込みとなると東京まで行かなくてはならないが……
そんなことを考えていると、何やら脱衣所に誰かが入ってきたことに気づく。
風呂場と脱衣所を隔てているドアが曇りガラスであるため、結衣か真美さんどちらかは分からない。
やがて、ドアが開き、その人物の正体が明らかになる。
「ゆ、結衣……!」
なんと、結衣が風呂場に入ってきた。
場所が場所であるため、当たり前なのだが、結衣は全裸である。
色素の薄い肌、釣鐘型の綺麗な巨乳、淡い毛の生えた秘所――昨日も既に見ているものの、高校生らしかぬ結衣の恵体に思わず股間が疼いてしまう。
「お兄さん。来ちゃった……」
「そ、そっか……」
結衣はバスチェアーに腰を掛けた。
シャワーホースからお湯を出し、髪を洗い始める。
綺麗な黒髪と妖美な裸体がしっとりと水で濡れる。
俺は結衣のシャワーシーンに目が離せないでいた。
改めて俺の
シャワーを済ませると、結衣は湯船に近づいてきた。
「お兄さん……隣……良い?」
「え、あ、うん……別に良いけど」
結衣が湯船に浸かり始める。
水嵩が増した湯船から一気にお湯が溢れ出す。
結衣は俺の隣に座り、身体を寄せてきた。
水面には大きな乳房がプカプカと浮かんでいる。
「結衣、どうしたんだ? 急にお風呂に来るなんて……」
「お兄さんに……聞きたいことが……あって……」
「聞きたいこと?」
「うん……お母さんが……寝室で……泣いてた……何か……知ってる?」
「えぇっと、いや、その……」
「隠さないで……ちゃんと教えて……」
「じ、実は……その……」
俺は結衣に事情を説明した。
夏帆が俺のことを盗撮していて、弱みを握られてしまったこと。
その結果、夏帆とエッチをしてしまい、折り合って付き合うことになったこと。
包み隠さず詳細に結衣に話した。
「そうだったんだ……お兄さんが……夏帆さんと……」
「まぁ、そういう訳なんだ。それで、真美さんに誘われたんだけど……断って」
「ショック受けちゃったんだ……お兄さん、ひどい」
「いや、仕方ないだろ!?」
夏帆に弱みを握られている以上、真美さんとエッチするわけにはいかない。
父さんにバレたら家庭崩壊まっしぐらである。
それだけは絶対に避けなければならない。
「そもそも……お兄さんは……夏帆さんのこと…………好きなの?」
「それはその……正直、まだ分からないっていうか……」
勢いに押されて付き合うことを承諾したものの、夏帆のことを異性として好きなのか、自分でもよく分からない。
しかし、それでも別に構わないと思った。
俺の周りでも勢いで付き合い結果として別れた人もいれば、そのまま上手くいっている人もいる。
もしかしたら、夏帆の交際も上手くいくのではないかと思った。
「そんな曖昧な気持ちで……付き合って……お兄さんは満足?」
「満足ってわけじゃないけど、試しに付き合ってみるのも良いかなって……」
「ふ~ん……」
結衣は口元を水面に付けると、ブクブクと泡を出し始めた。
「あの……もしかして、怒ってる?」
「いや、別に……」
うん。これは間違いなく怒ってるな。
結衣にとって、好きなのか分からない状態で付き合うのは良くないことらしい。
恋愛に関して意外と真面目なところがあるのだろうか。
「お兄さん……夏帆さんとの……エッチは……どうだったの?」
「ど、どうだったって……」
「その……気持ち良かった……?」
恥ずかしそうに訊いてくるも、興味津々なことを隠しきれていない。
結衣は手コキやフェラも上手いし、性的なことにかなり関心があるようだ。
「ま、まぁ……」
俺が答えると、結衣はぎゅっと愚息を掴んできた。
刺激を受けた肉棒はたちまち硬くなる。
「わ、私も……したい……お兄さんと……その……エッチを……」
「だ、ダメだよ。そんな……夏帆に止められてるんだからさ」
結衣と真美さんには手を出さないよう、夏帆からきつく言われている。
付き合って早々、約束を破るのはさすがに抵抗があった。
「大丈夫……ここにはカメラがない……絶対にバレない」
結衣がシコシコと肉棒を扱いてきた。
「んぁ……! 結衣……」
手による刺激を陰茎が受けたことで海綿体に血液が集まる。
やばい、めっちゃ気持ち良い……
どうしてこう性欲というのはいとも容易く理性を破壊するのだろうか。
「お兄さん……」
真美さんをそのまま幼くしたような端正な顔立ちが近づいてくる。
逃げなきゃダメだ、逃げなきゃダメだ、逃げなきゃダメだ……!
今すぐATフィー〇ドを展開せねば。
「結衣……!」
しかし、俺は
結衣の唇はとても柔らかく、ねっとりと温かい。
身体を密着させて、お互いの体温を感じ合う。
――ドクン、ドクン、ドクン
徐々に高鳴る鼓動と共に、結衣とのシンクロ率も上昇していくようであった。