漫画家志望の俺に義理の母と妹が出来たんだが、妹から一緒に漫画を描きたいと持ち掛けられた件 作:チャンドラ=グプタ
「お、お兄さん……どうだった……?」
結衣が不安そうに訊いた。
こんな話は到底、少年漫画で出来るものではない。
どちらかと言えばこれは青年漫画になるだろう。
あくまで俺が目指しているのは少年漫画で連載を勝ち取ることである。
「うん。面白かったよ」
だが、読んでいて俺はこの話を描いてみたいと思った。
完成したら試しにどこかの編集部に持ち込むのも良いな。
「そっか……良かった……!」
「これも描いてみるよ。結衣、大会が終わったらたくさん漫画描こうな」
「うん……明日、応援に……行くからね……!」
結衣が部屋に戻り、俺はベッドに潜り込んだ。
明日に備えて、早く寝るつもりでいたのだが、ムラムラして眠れなかった。
オナ禁しているせいというのもあるのだろうが、先程読んだ結衣のネームが原因だろう。
しばらくの間、ベッドで悪戦苦闘していたが、急に尿意を催してきた。
「トイレ行くか……」
俺はベッドから立ち上がり、部屋から出た。
廊下を渡り、夜中の階段を下りていく。
この歳になっても、真夜中の廊下はいつも不気味だと思ってしまう。
「あら、和馬君。まだ起きてたの?」
トイレを済ませて、部屋に戻ろうとする途中、ばったりと真美さんと会ってしまった。
寝間着姿で髪を束ねている真美さんは何とも言えない大人の色気を感じる。
「ま、真美さん……何だか寝付けなくて……」
「そう。明日の試合、緊張してるのね?」
「まぁ……そうですね」
本当はムラムラして眠れなかったのだが、試合前で緊張しているということにしておいた。
まぁ、明日の試合もそれなりに緊張はしているのだが。
「そっか。ねぇ、良かったらなんだけど、私の部屋に来ない?」
「え……」
真美さんに誘われる――何かエロいことでもされるのだろうか。
そんな期待と不安が入り混じった思いに駆られる。
「心配しなくても、変なことはしないから」
俺の気持ちを読み取ったのか、真美さんがそう答えた。
「そ、それじゃお言葉に甘えて……」
俺は真美さんの提案に乗ることにした。
リビングを通り過ぎ、真美さんが寝室として使っている部屋に入る。
元々は和室だったこの部屋には布団や真美さんの私物が置かれている。
「何だか良い匂いがしますね」
匂いの元は棚の上に置いてあるお香からである。
この香りは……どうやらラベンダーのようだ。
「でしょ? 寝る前にお香焚いておいたのよね。良かったら、一緒に寝ましょう」
真美さんは敷布団に入ると、パンパンと掛け布団を叩いた。
こんなの……逆に眠れなくなりそうなのだが。
「で、では。失礼します……」
俺は真美さんのベッドにお邪魔させてもらうことにした。
ベッドに入ると、真美さんは距離を詰め、身体を密着させてきた。
真美さんの顔がとても近い。
ドクン、ドクンと心拍数が跳ね上がり、海綿体に血が集まる。
鼻から息を吸い込むと真美さんから甘い匂いがし、理性が崩壊しかけた。
「真美さん……!」
「ふふ、宏君。もしかしてドキドキしてるの?」
「はい……してます」
真美さんのことを見ていると、とてもドキドキする。
キメ細かい肌、パッチリとした二重の瞼、ふっくらと膨らんでいる唇――どこを見ても麗しい。
雄としての……いや、生物としての生存本能が沸き上がってくる。
「和馬君……うふふ、どうする? キスしちゃう?」
「い、良いんですか?」
「勿論。私は宏君が望むなら、その……エッチだって……」
真美さんが愚息を手で摩って来た。
やばい、めっちゃ気持ち良い……!
刺激を受けた愚息はたちまち勃起してしまう。
「真美さん……!」
理性が崩壊しかけてしまい、俺は真美さんとキスをした。
舌を絡ませて、真美さんとのディープキスを味わう。
真美さんの舌……暖かくてヌルヌルしてて、すっごい気持ち良い……!
こんなエロい舌で舐められる愚息はさずかし幸せなことだろう。
ついには真美さんが俺のパンツの中に手を突っ込み、シコシコと直に愚息を扱いてきた。
「はぁ……和馬君のちんちん、硬くておっきぃ……ねぇ、やっぱりエッチは出来ない?」
「す、すみません……」
俺は断腸の思いで真美さんからのエッチを断った。
今ここで射精すれば、明日のコンディションに関わる。
だから、エッチは出来ない。
そんな俺の覚悟を汲み取ってくれたのか、真美さんは愚息から手を離した。
「そっか。分かったわ。我慢する」
「ありがとうございます」
「うん。明日の備えて寝ましょうか。どうかしら、眠れそう?」
「はい、多分……」
自信は無いが、頑張って寝るしかない。
真美さんが「あ、そうだ!」と呟くと、何を思ったのか唐突に上着を捲り、ブラジャーのフロントホックを外した。
ポロンと勢いよく真美さんの爆乳が飛び出て、その淫靡な果実に目を奪われた。
乳輪が大きな真美さんのおっぱい……すごい、エロい。
「真美さん……何してるんですか?」
「和馬君のだーーい好きなおっぱい、しゃぶったら眠れるんじゃないかと思って」
眠れるどころか更に目が覚めるんじゃないだろうか。
だが、物は試しだ。
「なるほど……では、失礼します」
俺は真美さんのおっぱいをしゃぶらせてもらうことにした。
「んあぁうぅん……! 和馬君、すっごい大胆……!」
俺がおっぱいをしゃぶると、真美さんは気持ち良さそうな声を漏らした。
甘くて柔らかい真美さんのおっぱい……!
真美さんのおっぱいをしゃぶっているとまるで赤ん坊に退化するかのように落ち着く。
やっぱり真美さんのおっぱいはすっごく美味しいな。
真美さんは俺の頭を優しく撫でて、赤ん坊のようにあやしてきた。
「和馬君、明日は頑張ってね……」
優しい真美さんの声に睡魔に襲われ、目を閉じた。
少しすると俺は夢の世界に行くことが出来た。
夢の世界で俺は砂浜におり、とても綺麗な海を眺めていた。
何故か俺は全裸であり、目の前には同じく全裸姿の真美さんが佇んでいた。
夢だと言うのに、やけに意識がはっきりしてあり、それでいてここが現実の世界ではないという実感がある。
これが俗に言う明晰夢というやつなのか。
夢にも関わらず、真美さんの身体は現実と同じかそれ以上に美しい。
真美さんが俺に優しく微笑みかけ、ゆっくりと近づいてきた。
歩くたびにプルン、プルンと大きな果実が揺れて何ともけしからんと思った。
「綺麗な海ね、和馬君」
目の前に広がる海はエメラルドグリーンで、空は雲一つない晴天が広がっている。
確かに海はとても綺麗なのだが、この夢の世界で一番綺麗なのは真美さんである。
もしも天国というところが存在するのなら、こういう場所であって欲しいと思った。
「そうですね……でも、真美さんの方がずっと綺麗ですよ」
「もー、和馬君ったら。本当、お世辞が上手いわね」
お世辞ではなく、心の底からの本音なのだが。
真美さんは俺の肩に手を回し、チュッと軽くキスしてきた。
吸い込まれるのではないかと思う程に魅惑的な瞳でじっと俺のことを見つめる。
「ねぇ、和馬君。エッチ……しましょうか」
「は、はい……」
ここはあくまで夢の中だ――そう自分に言い聞かせ、真美さんとエッチすることにした。
真美さんは砂浜の上に寝そべり、ゆっくりと閉じている脚を拡げた。
秘裂の中身が見え、ピンク色の襞肉がピクピクと蠢き、今か今かと俺の挿入を待ちわびているようであった。
俺は真美さんの両足を掴み、勃起している愚息を割れ目に近付けた。
「ま、真美さん……挿れますね……!」
「う、うん……!」
腰に力を込めて、ついに真美さんの
「君……和馬君! そろそろ起きて!」
「う……ん……!」
目を開けると、真美さんが心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
エッチな夢を見たせいで夢精したのではないかとふと不安になったが、幸いなことにパンツに違和感は無い。
正直、
「おはようございます、真美さん」
「おはよう。そろそろ仕度しないと遅刻するわよ」
部屋に置いてある時計は六時を過ぎていた。
いっけね、少し寝坊してしまった。
七時に学校へ集合するため、急いで仕度を済ませなければならない。
「そ、そうですね……ちょっと自分の部屋に戻ります!」
俺は急いで支度を済ませ、学校へと向かうことにした。
家から出ると、空から差し込む光がとても眩しかった。
まさに試合日和と言わんばかりの良い天気である。
学校に到着したのは七時少し前。
校門の前では既にサッカー部のメンバーが揃っていた。
「おお、来たか。待ってたぞ、和馬」
「おはようございます。すみません、先生。遅くなって」
「確かにギリギリだが……まぁ、遅刻ではないからよしとしよう。昨日はしっかり眠れたか?」
「はい、大丈夫です。今日は任せてください」
「そうか。期待してるからな。さて……全員揃ったことだし、そろそろ出発するとしようか」
ここから会場の市立競技場まではバスで移動する。
バスというのは通常、時間通りに来ることの方が珍しいのだが、今日は珍しくほぼ時間通りにやってきた。
会場に到着すると、控室でユニフォームへと着替え、開会式に出席する。
昨年、優勝した学校のキャプテンが選手宣誓を始めた。
ちなみに俺達の隣に並んでいるチームは二回戦で当たる予定の八馬田高校であった。
「まさかこうして和馬と戦うことになるなんてな……」
偶然にも俺の隣にいた勇大が話しかけてきた。
かつて、チームメイトだった相手と戦う……別に珍しいことではないことなのだが、俺は長い間サッカーを離れていた。
いくら本田のアシストがあっても、俺と勇大ではまともにやり合えば勝ち目は無いに等しいだろう。
「そうだな……もしかしたら一回戦で負けるかもしれないが、よろしくな」
「あははは。悪い冗談言うなよ。和馬と戦えるの楽しみにしてるからな」
開会式が終わり、俺達は試合前のアップを開始した。
アップは単なる準備運動ではなく、コンディションを整えるための大事な時間である。
頭の中で試合の動きを考えながら、アップをこなした。
「いよいよだな。昨日も説明した通り、オフェンシブミッドフィルダーは伊藤。センターフォワードは和馬。4-2-3-1のフォーメーションで行く。伊藤と和馬の二人を中心に攻める。ディフェンダーは一点も取らせないつもりでディフェンスするように」
試合前のミーティングが終わり、いよいよキックオフである。
『頑張れー、和馬くーん!』
観客席から真美さんの応援する声が耳に届く。
よし、真美さんや結衣に良いところを見せないとな。
先攻は相手チームからであった。
向こうは的確にパスを繋いで攻めていく。
ボールはゴール前で相手チームのストライカーである7番へと渡った。
あの7番は長谷川先生が試合前に最も気を付けるよう言っていた選手である。
7番がシュートを撃つその直前、うちのディフェンダーの一人がスライディングでボールを奪い去った。
ボールを手に入れたディフェンダーは自分にマークが付く前にすかさず伊藤へパスを回した。
「ナイスパス!」
伊藤がすかさず俺のアイコンタクトを送る。
俺はゴールに向かって走り込んだ。
伊藤は華麗なドリブルで次々とデフェンスを抜き去る。
さすがは伊藤、略してさすいと。
オフザボール中にデフェンダーの裏を取ると、すかさず伊藤が俺にパスを出した。
「撃たすかぁ!」
横から別のディフェンダーが接近してきた。
だが、もう遅い。
伊藤から来たパスをそのまま蹴り、俺の得意技である
ボールはキーパーの真横を通り過ぎ、シュートが決まった。
『キャー! すっごーい! 和馬くーん!』
観客席から真美さんの黄色い声が聞こえてくる。
よし、まずは一点だ。
その後も本田からパスを受け取りシュートをするパターンで点を重ね、一回戦は3VS0で勝利となった。
「みんな、よくやった。次の二回戦もこの調子で行くぞ。各自、昼食を摂ったら十二時半に再びここへ集合するように」
地区予選は一日に試合が二回あり、次の試合はおよそ二時間後となる。
試合後のミーティングが終わり、三十分ほど自由時間となった。
俺は昼食を食べる前にトイレへと向かった。
「和馬」
トイレに入る直前、ふと背後から声を掛けられ、振り返る。
「勇大……」
俺に話しかけてきたのは勇大であった。
「見てたぞ、一回戦。ようやく和馬と戦えるな」
「そうだな。お手柔らかに頼むよ」
「お手柔らかにか……和馬、俺がこの試合に勝ったら一つ願いを聞いてくれないか?」
「なんだよ、願いって?」
「三日……いや、一日だけで良い。俺とデートしてくれ」
「……」
突然の提案に俺は言葉を失った。
一応説明しておくが俺はゲイでもバイでもない。
LGBTだのジェンダーレスが叫ばれている現代でも、俺はれっきとした巨乳好きの健全な男子高校生である。
そもそもこの提案を受けて、俺にどんなメリットがあるというのだろうか。
「和馬が困惑するのも分かるさ。でもさ……いくらサッカーに打ち込んでも、俺はどうしても和馬のことが忘れられないんだ。一日だけ……本当一日だけで良いからさ、頼むよ」
勇大が深々と頭を下げてきた。
こうまでして頼まれると断るのも気が引ける。
「いくつか確認したいことがある。デートって具体的には何をするんだ?」
「一緒にショッピングして、映画を見たりするくらいでいい」
なんだ。思ったより大したことじゃなくて拍子抜けした。
そのくらいであれば、中学時代でも他の友人とやっていたことだ。
「じゃあさ、もし俺が勝ったら?」
「そうだな……和馬の漫画製作、俺も手伝うよ。部活をやってるから出来る限りにはなるけど……」
勇大が真剣な表情で俺を見つめる。
こんな条件の勝負を引き受けるなんて、俺は愚かだと思う。
しかし、それで本気の勇大と戦えるのなら――
「分かった。その勝負、引き受ける」
俺が提案を承諾すると、勇大は嬉しそうにガシッと俺の手を掴んだ。
「あ、ありがとう! あとさ、後出しで悪いんだけど……俺がハットトリックしたら、和馬とエッチ……」
「うん。ぜってーやだ!」
さすがに断った。男と性行為をする趣味は無い。
そもそも男同士のエッチって、どうやるんだろうか。
勇大がしょんぼりとした表情を浮かべるが、申し訳ないという気持ちは一切ない。
「じゃ、じゃあさ……せめて、キスを」
キスか……ここら辺がギリギリ俺が許容できる範囲である。
「分かった。良いだろう。勇大がハットトリック決めたら……ハットトリックを決めたらだからな!」
大事なことなので二回言ってやった。
仮に負けたとしても、ハットトリックだけは止めてやる。
俺はそう心に誓った。
トイレを済ませ、サッカー部のいる観客席に戻ると、キョロキョロと辺りを見渡している真美さんの姿が見えた。
帽子を被り、清楚そうな水色のワンピースを着用している真美さんは服を大きく押し上げている胸のせいで、清楚と妖艶という不思議なコントラストを形成している。
例えるなら、そう……清純派AV女優みたいな感じだ。
麗しい真美さんに対し、サッカー部の面々だけでなく他の観客席もチラチラと視線を送っていた。
「真美さん、どうしたんですか?」
「あ、和馬君。試合が終わった後だから喉乾いてるんじゃないかと思って。はいこれ」
真美さんが渡してきたのはポカリスエットであった。
わざわざ届けに来てくれたのか。
それにしても……サッカー部のメンバーから鋭い視線を感じるな。
「あ、ありがとうございます」
「ふふ。試合中の和馬君、すっごくカッコ良かったわ。次の試合も頑張ってね!」
そんなやる気の出ることを言い残し、真美さんは立ち去った。
さてと、昼食を食べるとするか……観客席に戻ろうとすると、本田が鬼のような形相で近づいてきた。
「え、えっと。本田……どうした?」
「おいおいおい。誰だよ、あの人。エッロ過ぎんだろ!」
やっぱり言われるか。まぁ、言われるよな。
「えっと……俺の母親だよ、一応な」
「母親ぁ!? けど、さっき和馬君って……親戚のお姉さんとかじゃないのか?」
「違うよ。父さんの再婚相手でまだ一緒に暮らし始めたばかりだから、そう呼ばれてるんだ」
君付けで呼ばれている経緯を伝えると、本田は顔を伏せ、何やら肩を震わせていた。
しばらくすると顔を上げて、ギロリと殺意に満ちた表情で俺を見つめる。
「羨まし過ぎるだろ!! 一発、殴らせろ!!」
「やだよ、そんなの……」
本田の苦言を聞き流し、次の試合に備えて昼食を食べることにした。
昼食中に鞄からスマホを取り出すと、結衣からメッセージが来ていることに気づいた。
――試合中のお兄さん、かっこよかった。二回戦も頑張って。
アニメキャラのスタンプと共に添えられたメッセージに俺は心が打たれる。
よし。次の試合、絶対に勝つぞ。
昼食を食べ終えた後、俺達は試合前のアップを済ませ、次の試合に向けて、ミーティングを行う。
「作戦は基本的に一回戦と同じだ。4-2-3-1のフォーメーション。オフェンスは任せたぞ。伊藤、和馬」
俺と伊藤は「はい」と返事をした。
この試合で鍵となるのは先取点――間違いなく先に点を取ったチームが流れを掴むことになるだろう。
「八馬田高校で最も警戒すべき選手は9番の成田勇大。こいつのシュート力はかなり高い。ディフェンス陣は徹底的にこいつをマークしろ」
長谷川先生の指示は大方正しい。
勇大のシュート力は中学時代からかなり高かった。
だが、強豪だけあって他の選手もかなりの強者。
勇大のディフェンスに人員を割けば、その分、他の選手のシュートチャンスが増えることにもなる。
ミーティングが終わり、俺も含めた出場選手はフィールドのセンターラインへと移動する。
この試合に勝つことが出来れば、勇大に漫画製作を手伝ってもらえることになり、さらに長谷川先生の水着姿が見れる。
負ければ俺は勇大とデートすることになり、加えてハットトリックを決められれば、勇大とキスをすることにもなる……
絶対に負けられない戦いがいよいよ幕を開ける。