漫画家志望の俺に義理の母と妹が出来たんだが、妹から一緒に漫画を描きたいと持ち掛けられた件 作:チャンドラ=グプタ
「はぁ……よっしゃー、終わった~!」
近隣住民が寝静まっているであろう深夜の三時過ぎ。
俺は自分の部屋で喜びの声を上げた。
その理由は二か月前から製作していた自作の漫画、『ドラゴンズ・アドベンチャー』が今日ようやく完成したためである。
これというのも、結衣が手伝ってくれたおかげだ。
「やったね……お兄さん……」
「うん。本当ありがとうな、結衣」
漫画が完成して気が抜けたせいか、強烈な眠気が襲ってきた。
かなり遅くなってしまったが、あと三時間くらいは眠れるだろう。
「結衣。今日はもう寝よう」
「うん……」
結衣は立ち上がると、「ふわぁ……」と欠伸をし、大きく腕を伸ばした。
背を仰け反らせる体勢を取った為、大きな胸の膨らみが露わになる。
ふむ、やはりデカいな……巨乳なのは母親譲りか。
「え、ちょ……」
てっきり自分の部屋に戻るのかと思いきや、結衣はどういう訳か俺のベッドにダイブした。
掛け布団を捲り、そのまま中へと潜り込む。
「あの……結衣さん? 寝るなら自分の部屋で……」
結衣がひょっこりと、布団の中から顔を出す。
なんだ、可愛い生き物は。
「私……ここで寝る。お兄さん……良いでしょ?」
結衣は眠いのか、ごしごしと手で目を擦った。
こうも眠そうにされると、部屋に戻れと強く言うのも気が引ける。
「しょうがないな。じゃあ、俺は床で寝るよ」
「ダメ。お兄さん……隣……来て……」
結衣がパンパンとベッドのシーツを叩いた。
俺が結衣の隣に……
「いや……ダメだよ、それは」
さすがに結衣の隣で寝るというのは抵抗がある。
「んー、なんでー?」
「なんでって……そりゃあ」
いくら戸籍上は兄妹とはいえ、俺と結衣は血の繋がっていない男女である。
一緒のベッドで寝たのなら、間違いというのが起きるかもしれない。
俺の見立てでは、ポ〇モンで言うところの一撃必殺技が命中するくらいの確率で発生する。
「ねぇ、お兄さん……来てよ……」
結衣が両腕を伸ばして、添い寝の誘いをする。
「しょ、しょうがないな……」
この甘い誘いに乗ってはいけないと理性では分かりつつも、樹液に群がる虫のように俺はベッドの中に入り込んだ。
「お兄さん……」
息が掛かるくらいってしまうくらいに結衣の顔が近い。
俺達はじっとお互いの顔を見つめ合った。
長い睫毛、パッチリとした二重の双眸、色素の薄い肌――結衣の容貌はまさしく俺の
結衣のことを見ていると体温が高まり、心臓の鼓動が速まる。
こんな調子で眠れるはずがない。
「おやすみ……なさい……」
結衣は目を閉じると、『スー、スー』と寝息を立てた。
全く……俺はこんなにドキドキしてるっていうのに、結衣は随分と気持ち良さそうに寝ているな。
仕方ない。
俺も寝るとするか。
目を閉じると、結衣の良い匂いがした。
結衣の匂いを嗅いでいると、徐々に気持ちが安らぎ意識が遠くなっていく。
眠りにより意識が無くなる直前、「お兄さん……大好き」という結衣の声が聞こえたような気がした。
「う……ん……」
スマホのアラームで目を覚ました。
ベッドから起き上がろうとしたとき、ふと右手に違和感を感じた。
「こ、これは……!」
――ムニュッ
掌から伝わる甘美な感触――なんと、俺は寝ているうちに結衣の豊満なおっぱいを揉んでしまっていた。
当の結衣は自分の親指をしゃぶって気持ち良さそうに寝ている。
やばい。すっげぇ柔らかい……しかもデカい。
パジャマとブラジャー越しからでもおっぱいの柔らかさが伝わる。
思わず指先が勝手に動いてしまう。
「ん……!」
結衣が甘い吐息を漏らし、反射的に俺はおっぱいから手を離した。
けたたましく鳴っているスマホのアラームを止める。
寝過ごさずに起きれたのは良いが、物凄く眠い。
出来ればこのまま布団に舞い戻りたいが、いずれは真美さんが起こしにやってくることだろう。
二人で一緒のベッドに寝ているこの状況を見られるのだけは何としても避けなければならない。
「結衣。朝だぞ。そろそろ起きないと」
結衣の身体を揺すって、結衣を起こそうと試みた。
中々、起きる気配が無かったが、やがて結衣はゆっくりと目を開けた。
「お兄さん……おはよう……」
「おお……おはよう」
「ふわぁ……お兄さん……眠い……私……寝る……」
せっかく起こしたというのに、結衣は再び目を閉じる。
「ちょーい、ちょいちょいちょいちょい!」
思わず最強のリ〇リスのような口調でツッコんだ。
「結衣。起きろって! 真美さんが起こしに来るぞ。こんなところ、もし真美さんに見られたらまずいだろ」
「う~……」
結衣は不満そうに唸り声を上げ、むくりと上体を起こした。
「おい。ちょ、結衣……!」
何を思ったのか、結衣がズボンの股間部分を手で摩ってきた。
結衣から心地良い刺激を受けた愚息はたちまち体積が増し、硬さを帯びる。
「眠気覚ましに……お兄さんの……精液……頂戴」
ズボンの裾を掴んで、パンツごとずり下した。
ポロンと結衣の前に屹立した愚息がまろび出た。
昨日、結衣から射精されたというのに、朝一番に見られているこの状況に俺はとても興奮した。
「いただき……ます……」
結衣はまるで甘いバナナでも食しているかのように肉棒を美味しそうに頬張る。
愚息からねっとりとした感触を感じた。
「んぁ……! 結衣……!」
舌のザラザラとした感触に酔いしれる。
結衣の口内……生暖かくて物凄く気持ち良い。
特に裏筋のところが敏感になっていて、ずっと舐めていて欲しいとすら思う。
結衣は肉棒から口を離してしまったかと思うと、今度は金玉の方にしゃぶり付いてきた。
まるで俺の反応を楽しむかのように、チュパチュパと音を立てて交互に両方の玉袋を味わう。
「お兄さんの……気持ちよくなる顔……好き……!」
休む間もなく再び肉棒を咥え、顔を上下に動かして刺激を与える。
頬を細めてフェラをしている結衣の表情がとてもエロい。
ぐつぐつと顔を動かすたびに、結衣の綺麗な黒髪が靡く。
出したい……美味しそうに俺のイチモツを咥える
「結衣……気持ち良い……! んあ、ァ……イく……!」
口内射精の気持ち良さのあまり、膝がガクガクと震える。
肉棒から俺の遺伝子達が溢れ出し、全て結衣の口内に注がれる。
「結衣、結衣……!」
静液を全て吐き出すと、結衣は肉棒から口を離して出した液体を俺に見せた。
我ながら昨日も射精したとは思えないほどの凄まじい量である。
結衣は嬉しそうに微笑みながら、『ゴクン』と美味しそうに白濁液を見せてくれた。
「はぁ……お兄ちゃん……ごちそうさま」
精液が入ったであろうお腹を、結衣は愛おしそうに撫でる。
これがもしもお腹ではなく、おまんこの中に入りでもしたらとんでもないことになっていたな。
そんな卑猥なことを考えていると、ドアの方から『コン、コン』とノックの音が聞こえた。
『和馬君。朝よー!』
真美さんの呼ぶ声にドキッとした。
こんなところ、真美さんに見られたら家庭崩壊一直線である。
「は、はい! 今、下に行きます!」
光の速さでパンツとズボンを穿いて、結衣と共に一階に降りる。
真美さんが用意してくれた朝食を食べ、学校に行く準備をした。
「それじゃ、二人とも。気を付けて、行ってらっしゃい」
「はい。真美さん、行ってきます」
「行って……きます……」
玄関先で真美さんが俺達を見送ってくれた。
今日から結衣も登校する。
スカートの丈が短い夏帆とは対照的に、結衣のスカートの丈は長かった。
制服姿が実に様になっており、控えめに言って可愛い。
結衣と共に住宅街を歩いていたが、路地裏から誰かが出てきた。
「おっはよー! 二人とも!」
ひょっこりと姿を現したのは夏帆であった。
夏帆は俺達に向かって、ヒラヒラと手を振る。
「おはよう。夏帆」
「おはよう……ございます……夏帆さん」
「結衣ちゃん、今日から登校なんだね! よろしくね!」
「よ、よろしく……お願いします……」
「うんうん! あと和馬。今日さ、部活があるから手伝いに行けないんだけど……ごめんね?」
夏帆はクッキング同好会に所属している。
運動部など一般的な部活と比べて活動日自体は少ないものの、部活がある日はしっかりと部活に行っている。
「そっか。まぁ、原稿も完成したし大丈夫だよ」
「え、もう出来たの!? はや……何時まで昨日、作業してたの?」
「三時くらいまでかな……」
おかげで今日も寝不足である。
それは結衣も同じようで、昨日よりもさらに濃い隈が目の下に出来ている。
放課後、帰宅したら部屋で爆睡してやろうと心に決めていた。
「ほぼ徹夜じゃん。二人とも、あんまり無茶しちゃダメだよ! 徹夜はね、寿命の前借に過ぎないんだから!」
夏帆の言うことも一理あるが、『寿命の前借』という単語が界〇拳やギ〇セカンドっぽくて何だかカッコいいなと思った。
「ご、ごめんなさい……夏帆さん……今日は早く……寝ます」
「あ、ごめんね! 結衣ちゃん。別に怒ってる訳じゃないから! 和馬もあんまり結衣ちゃんに無茶させたら駄目なんだからね!」
「分かった。気を付けておくよ」
こうして俺は二人と共に登校し、結衣と夏帆とは廊下で別れた。
教室に入ると、クラスメートがスマホを弄ったり、友達同士で楽しく喋っているのが目に付いた。
俺は自分の席に座り、スマホを取り出した。
結衣からメッセージが来ており、それは放課後、一緒に帰りたいから校門で待ち合わせしたいという内容であった。
俺は『了解』という旨のメッセージを送る。
丁度その時、『キーンコーンカーンコーン』と始業のベルが鳴り、今日も退屈な授業が始まる。
授業中、俺がやることはいつも同じである。
それは先生が黒板に書いた文字をノートに書き写し、きちんと授業を受けているという体裁を取ること。
それでいて頭の中ではもしも授業中にテロリストが襲撃してきたらどうするか、学校でゾンビパニックが発生したらどうなるか、みたいな下らぬ妄想を繰り広げている。
しかし、こういった時間が意外と新しい漫画を生み出す機会になったりするのだ。
「それじゃ、次の問題……和馬、解いてみろ」
一限目の数学中、女性教師が俺を指名した。
ちなみにこの教師は俺のクラスの担任であり、名前は
シニヨンヘアがトレードマークの長谷川先生は二十六歳の独身女性であり、男子生徒からは美人教師と人気が高いが、俺は苦手意識があった。
こういう冷たい雰囲気を持つ女性は俺の経験上、合わないことが多い。
俺は「はい」と返事をし、黒板の前まで移動した。
授業など全くもって真面目に聞いていない俺であるが、夏帆からよく勉強を教わっているため成績は割と良い方である。
黒板に式を書いていき、答えまで記載し終わると、長谷川先生に「出来ました」と告げた。
長谷川先生は顎を摩りながら俺が黒板に記載した式と答えをじっくりと眺めた。
「ふむ……正解だ。席に戻っていいぞ」
少し自信が無かったが、どうやら正解だったようだ。
今日の授業が全て終わり、真っ先に校門へ向かおうと思っていたのだが、長谷川先生から放課後に職員室へ来るよう言われた。
呼び出される覚えなどまるで無かったが、一体何の用だろうか。
ひとまず結衣に学校の用事で遅くなることをメッセージで伝えた。
「失礼しまーす」
挨拶をして、職員室に入る。
自分の机で事務作業をしている長谷川先生の所まで歩いた。
俺のことに気づいた長谷川先生は手を止め、椅子ごと身体を俺の方に向けた。
「和馬。放課後にわざわざ呼んで申し訳ない」
「あ、いえ……それで、どうして呼び出されたんでしょうか?」
「あー、実は和馬にお願いがあってな……」
「お願い?」
長谷川先生は「ああ」と相槌を打ち、ゆっくりと脚を組んだ。
鉄壁のスカートの中は見えそうで見えなかった。
「和馬……お前、サッカー部に入る気はないか?」
まさかの部活の勧誘であった。
長谷川先生は男子サッカー部の顧問でもある。
おそらく俺が中学時代、サッカー部に所属していたことを知っての勧誘なのだろう。
「すみません。家庭の事情で……サッカー部に入る気はありません」
高校では部活に入る気はない。
呼び出した理由が部活の勧誘というのなら断るだけだ。
今の俺には漫画しかない。
それに、早く家に帰って寝たい。
「どうしてもか? うちの部員からお前が中学時代、かなりのプレーヤーだったと聞いてるんだが……」
長谷川先生は脚を組み替えた。
ちくしょう。やっぱり見えそうで見えないな。
「そんな。俺なんて、全然大したことありませんよ」
これは本心であった。
努力の甲斐あって、全国大会に出場こそ出来たものの全国クラスの選手には手も足も出なかった。
いや、ある意味足は出たのか。
いずれにしても俺は到底、世界一のエゴイストにはなれないと思った。
それこそ、某
「随分と自分を低く見積もってるんだな。家庭の事情と言ったが、親御さんの再婚と何か関係があるのか?」
「いえ、特には……」
俺が否定すると、長谷川先生は何故か不敵な笑みを浮かべた。
「なら、新しく出来た妹と関係があるのか? 例えば、漫画とか……」
「えっ……」
やばい。動揺が思わず、顔に出てしまった。
だが、腑に落ちない。
どうして長谷川先生が漫画のことを知ってるんだ。
今まで授業中に漫画を描いたことなど無いというのに……
「実は今日、お前の妹がいるクラスで数学の授業をしたんだが、お前の妹が落書きをしていたからノートを取り上げたら漫画を描いていたよ。何でもお前と一緒に漫画を描くんだってな」
結衣……何やってんだよ。授業中はさすがに自重しろ。
後でしっかり注意しないとな。
「えっと、それはその……あくまで趣味というか」
「趣味ねぇ。私の推測はこうだ。お前が部活に入らない理由は漫画家を目指しているから。しかし、進路希望調査票にお前は大学進学と書いているな。つまり、父親はお前が漫画家を目指していることを知らない……そうじゃないのか?」
コ〇ン君ばりの名推理に脱帽である。
頭の中では犯人が自白する時の流れるアニメのBGMが流れた。
「まぁ、その……はい、そうです」
中途半端な嘘は逆効果だと思い、認めることにした。
「やはりそうか。なら、ちゃんと父親に伝えるべきなんじゃないか?」
要するに漫画のことを父さんにバラされたくなければ、部活に入れということなのだろう。
「おっと。すまない。別に脅すつもりじゃないんだ。実は来週、地区大会があってな。部活に入るのが無理なら、せめて助っ人として出て欲しい」
「助っ人……ですか?」
「ああ。実は昨日、うちのエースの本田が怪我をしてな……このままだと一回戦突破も危うい。だから、大会だけでも良いから出て欲しい」
助っ人くらいなら悪くないかと思いつつも、中学時代から一切練習していない俺が出ても良いのか不安になる。
「あの……俺、高校に入ってから全然練習してないですよ。それでも良いんですか?」
「問題ない。大半が高校からサッカーを始めた選手ばかりだし、今は藁にも縋る思いなんだ。どうか頼む」
長谷川先生が深々と頭を下げた。
断るのは忍びないと思いつつも、入部という高いハードルを出した後に助っ人を依頼するというのはまるでヤクザの手法だなと感心もした。
このまま長谷川先生の提案に乗るだけというのは少し悔しい。
長谷川先生に人差し指と薬指を突き立てる。
「試合に出ても良いですが、二つ……条件があります」
「な、なんだ?」
「まずは一つ。大会当日まで、俺はチームの練習には一切参加しません。構いませんね?」
どうせ一週間程度、部活の練習に参加したところで焼け石に水である。
ならば、せめて自主練で勘を取り戻したいと思った。
「ああ、構わない。もう一つは?」
もう一つの条件こそ、真の目的であった。
「先生には絵のモデルをお願いしたいと思います。俺と妹が作る漫画の為に」
ハーレム桃太郎に登場する人物――鬼塚路代に長谷川先生はイメージぴったりだと思った。
長谷川先生をモデルにして、キャラクターをデザインすれば作品の完成度はぐっと高まるだろう。
「え、絵のモデル……どんなポーズをするとか、どんな格好をするとか、具体的には決めているのか?」
「まだ具体的には決めてませんが……まぁ、水着くらいは覚悟しておいて欲しいですね」
「み、水着……!」
長谷川先生は顔を真っ赤にした。
あらやだ、可愛い……!
いつも氷のような表情なのに、こんな顔もするのか。
「嫌ですか? じゃあ……」
「や、やる……! だが、二つ目の条件に関しては、こちらからも条件を出させてもらう」
何とやるのか。水着はさすがに冗談だったのだが、見事に言質を取った。
是非とも長谷川先生の水着姿を拝ませてもらおう。
「どんな条件ですか?」
「シード校と対戦する二回戦を突破したら絵のモデルになる……これでどうだ?」
「二回戦ですか……ちなみに対戦相手はどこですか?」
「八馬田高校だ」
なるほど、こりゃ一筋縄ではいかなそうだ。
八馬田高校はこの辺ではかなりの強豪校であり、ほぼ毎年県ベスト8以上まで勝ち上がってくる。
それに八馬田高校とは、俺にも少なからず因縁がある。
「分かりました。その条件でいいでしょう」
「よし、契約成立だな」
長谷川先生が右手を差し出したため、ガッチリと握手をした。
水着姿を見る為……じゃない。漫画の為に必ず俺は二回戦を突破してみせる。