漫画家志望の俺に義理の母と妹が出来たんだが、妹から一緒に漫画を描きたいと持ち掛けられた件 作:チャンドラ=グプタ
職員室を後にした俺は結衣との待ち合わせ場所である校門へと移動した。
玄関を過ぎると、校門の前にて不安そうに辺りをキョロキョロ見渡している結衣の姿が見えた。
俺は駆け足で結衣の元へと向かい、「おーい!」と声を掛けた。
「あ、お兄さん……」
「悪い、結衣。待ってたか?」
「う、ううん……私も……今来たところ……」
「そっか。急に先生から呼び出し喰らってまいったよ。さぁ、帰ろうか」
結衣と雑談しながら家まで歩く。
会話中、結衣の学校での様子がどんなだったのか気になった。
「結衣。学校はどうだった? クラスの人達とは上手くやれそうか?」
「う、うん……みんな、良い人だった……」
「そっか。それは良かったな」
話すことが苦手そうな結衣がクラスで馴染めるか少し心配だったが、ひとまず大丈夫で安心した。
今日は結衣と一緒に帰宅するが、いずれは結衣も友達と一緒に帰ることになるだろう。
「お兄さんは……どうして先生に……呼び出されたの?」
「えっと、担任から部活の勧誘を受けてな……」
「部活の勧誘って……サッカー部の……長谷川先生から?」
「まぁ、うん……」
俺は結衣に部活に誘われた経緯を説明した。
部活に入ることは断ったが、大会に出場することも伝えた。
「ごめんなさい……私のせいで……お兄さんに迷惑掛けて」
そもそもは授業中に落書きをしていたことが原因である為か、結衣は心底申し訳なさそうに謝罪した。
「いや、迷惑ってほどじゃないけど……授業中に漫画を描いちゃダメだぞ」
授業中に落書きや内職をして、教師に目を付けられることは百害あって一利なしである。
「う、うん……それじゃ……部活の練習に……参加するの?」
「いや……大会まで残り一週間しかないからな。先生に頼んで自主練に専念させてもらうことにした。今日からやるよ」
帰ったら少し仮眠をして『ハーレム桃太郎』の製作に取り掛かるつもりだったが、今日から大会までの間はサッカーの練習に力を入れることにしよう。
「そう……なんだ……それじゃ、漫画の方は……お休み?」
「いや。今までよりはペースは落ちるけど、ひとまずキャラクターデザインの方を進めるよ。それに大会に出るのは、漫画の為でもあるんだ」
「ど、どういうこと……?」
「実はな、三回戦まで勝ち進んだら長谷川先生に絵のモデルをしてもらえることになったんだ」
「絵のモデル……」
「うん。長谷川先生、鬼塚路代にイメージぴったりだと思ってさ。条件付きだけど、必死に頼んだら承諾してもらえたよ」
「そうなんだ。どんな絵を描くか……決めてるの……?」
「えっと、その。水着……とかかな」
何故か結衣はその場で立ち止まり、不満そうに眉を顰めた。
「お、お兄さんの……エッチ……」
「いや、違うんだ! これはあくまで漫画の為にだな……」
そう、これは決して下心ではない。
漫画の完成度を上げる為に長谷川先生に絵のモデルを依頼したのだ。
漫画の完成度を上げる為に長谷川先生に絵のモデルを依頼したのだ。
大事なことなので二回言いました。
長谷川先生の水着姿が見たいかと言われたら全くもって否定できないのだが。
「そうなんだ……ふーん……」
再び結衣はツカツカと歩き出した。
俺は慌てて結衣のことを追いかける。
「あの……結衣さん。怒ってます?」
「怒っては……いない……漫画が面白くなるためなら……ありだと思う」
「そ、そうか! 分かってくれたか」
「うん……それで、私にも一つ……考えがある」
「考えって?」
「それは内緒。後のお楽しみ……」
結衣の考えというのがとても気になったが、結衣は教えてくれなかった。
家に着くまでの間、俺達は『ハーレム桃太郎』の修正した方が良い箇所について話し合った。
やがて家に到着し、俺は「ただいまー」と挨拶をして玄関に入った。
「お帰りなさい二人とも。結衣、学校はどうだった?」
真美さんが出迎えてくれた。
料理をしていたのか、真美さんはエプロンを着用している。
「うん。結構、良い感じだった」
「そう! それは良かったわ。初登校、お疲れ様」
真美さんも結衣の学校での様子が気掛かりだったようだ。
「あの、真美さん。俺、これからちょっと近くの運動公園まで行ってきます。部活の助っ人をすることになりまして……」
「あら。助っ人?」
「はい、そうなんです」
真美さんにも部活の助っ人を頼まれたことを説明した。
勿論、絵のモデルのことは伏せておいた。
「そう。助っ人ね……なら、せっかくだし頑張らないとね! 私も大会、応援しに行くわ!」
「へ? 良いですよ。そこまでしなくても……」
どうせ今大会限りの出場だし、応援に来てもらうのは気が引けた。
それに、部活のメンバーに真美さんを見られるのは出来れば避けたい。
お前の母さん、エロ過ぎるとか言われそうだ。
「なーに言ってるの! 和馬君の晴れ姿、絶対に見に行くんだから。結衣も応援してあげなさい」
「うん。分かった」
「あ、ありがとうございます……」
真美さんに押される形で応援に来てもらうことを認めてしまった。
ひとまず俺は自分の部屋に戻り、運動着に着替えることにした。
制服を脱いで中学時代に良く練習で使っていた紺色の半袖シャツに黒いハーフパンツを着る。
押し入れからサッカーボールを取り出し、それを持って一階へと降りる。
玄関の前では結衣が立っており、「お兄さん……」と俺に話しかけてきた。
「結衣……どうしたんだ?」
「私も……練習見に行って……良い……?」
「えっと……良いけど、退屈だと思うぞ」
俺がやる自主練は走り込みとシュート練習が主である。
こんなに結衣が見ても、面白いとは思えなかった。
「ううん……サッカー漫画の……きっかけに……なるかと思って」
実は俺もかつてサッカー漫画を描いたことがある。
漫画の題材を考えたとき、自分が一番打ち込んだものにしようと考えたのである。
一人で描き上げた漫画は『ハットトリックボーイ』とタイトルで、弱小サッカー部に毎試合三点以上ゴールを決める天才ストライカーが入部するという話。
自信満々で賞に応募したが、箸にも棒にも掛からなかった。
だが、結衣なら面白いサッカー漫画を創れるかもしれない。
「なるほど……うん、分かった! それじゃ、一緒に行こうか」
こうして結衣と共に近所の運動公園に向かうことにした。
公園内には、犬を連れた散歩中の老人やベンチでイチャつく学生カップルなどがいた。
この時間帯は人が少ない為、中学の頃はよく自主練しに来ていた。
「結衣。ちょっと周りを走ってくるから、ボールを預かってもらってもいいかな?」
「うん。任せて」
サッカーボールを結衣に預け、公園内を走ることにした。
公園一周は大体五百メートルほど。
最初はゆっくりと、そこから徐々にペースを上げてランニングする。
十周ほど走るとかなり息が上がってしまい、つくづく身体が鈍ったと実感する。
「結衣。ボール預かってくれて、ありがとう」
「どういたしまして……それにしても、お兄さん。体力……すごいね」
「これでも現役の頃はもっと走れたんだけどな。次はシュート練習するよ」
俺と結衣はサッカーゴールが設置されているフィールド内に入った。
たまに小学生がここで遊んでいることがあるのだが、幸いにも今は誰も使っていなかった。
結衣には横から練習を見てもらうことにした。
センターラインからドリブルをして、ゴールに近づく。
ペナルティエリアと呼ばれるゴール前にある長方形の区域に入ると、ショートモーションに移る。
「オラ!」
右脚を振り切り、勢いよくボールを蹴った。
シュートはゴールの斜め上に飛んでいき、『ガゴン』とゴールポストにぶつかり、外れてしまった。
「クソ……」
分かってはいたが、中学時代よりシュートの精度が落ちている。
ひたすらシュート練習をして精度を上げるしかないか。
「お兄さん……」
外れたボールを結衣が拾うと、俺の元まで持ってきてくれた。
「おお、ありがとう」
「外れたけど……かっこよかった。翼君みたい」
「あははは、翼君って、そりゃ大袈裟だな」
もっとも俺がサッカーを始めたきっかけはその漫画ではなく、某青い監獄の方である。
あの漫画を読んで、オフザボールからのメタビジョンでダイレクトシュートしたいと思った。
「私……ボール拾いする。お兄さんは……ガンガン、シュート……撃って」
「分かった。お願いするよ」
時間が経つのも忘れて、シュートを撃ち込んだ。
少しづつではあるが、シュートの感覚を取り戻していった。
一年近くサッカーから離れていたが、やはりサッカーは楽しいな。
「結衣。今日はこの辺で終わろう」
「う、うん……」
気づけば大分日が暮れていた。
あんまり遅いと真美さんも心配することだろう。
ボール拾いに付き合ってくれた結衣もかなり疲弊していた。
「お兄さんの……シュート……凄かった……日〇小次郎みたい」
「あはは。ありがとう。大分、感覚取り戻してきたかな」
さすがにタイガーシュートは撃てないが、大会までにはもっとシュートの精度を上げておきたい。
シュートだけではなく、ゴールを決めるまでの動き――特にドリブルが重要である。
中学時代は俺にパスを送る相棒がいたが、今は自分でゴールを決めるところまでやる必要がある。
「和馬……?」
ふと背後から誰かに話しかけられた。
振り返ると、そこにいたのは見知った人物であった。
「ゆ、勇大……」
俺に話しかけたこの人物は
勇大は黒いアディダスのエナメルバッグを肩に掛けている。
髪は相変わらずスポーツマンらしからぬ金色でウェーブが掛かっており、中性的な顔立ちと相まって、俺でなければ女性と間違えてしまいそうである。
「やっぱり和馬か。久しぶりだな」
「そ、そうだな……」
極力、大会までは顔を合わせたくなかったので、何とも気まずい気分になった。
俺と勇大は中学時代に八馬田高校に推薦されていた。
しかし、俺は高校ではサッカーをするつもりが無かった為、推薦を辞退し、勇大のみが八馬田高校へと進学した。
また、『あること』が原因で俺と勇大の間に深い溝が生まれてしまい、高校に進学してからも一度も連絡を取ることが無かった。
「その恰好……もしかして、またサッカー始めたのか?」
勇大がどこか嬉しそうに訊いた。
期待をさせてしまい、申し訳ないと思った。
大会が終わったら、俺はまたサッカーから離れることになる。
「いや。うちの高校のエースが怪我したらしくてな。大会だけの助っ人をするつもりなんだ」
「そうなのか……大会の組み合わせ表見たよ。上手くいけば二回戦で対戦できるみたいだな」
「一回戦、勝てれば……だけどな」
「だな。絶対に勝ち上がって来いよ! まぁ、勝つのは俺達だけどな。ところで隣にいる人は……もしかして、和馬の彼女か?」
結衣は俺の背後に隠れてしまった。
何やら背中にムニュっとした柔らかい感触を感じる。
「ご、ごめんね! 怖がらせるつもりは無かったんだ」
勇大が謝罪すると、結衣はひょっこりと顔を出す。
「い、いえ……大丈夫……です」
「えっと、この子は俺の妹なんだ。最近、父さんが再婚してさ。サッカーの自主練に付き合ってもらってたんだ」
「い、妹!? へぇ、そうなんだ……」
「ゆ、結衣です……よろしく……お願いします」
「こちらこそ、よろしくね! 俺、成田勇大って言います。中学校の頃、和馬とチームメイトでさ。息ぴったりだったんだよね。俺達」
「そうだったな。勇大はスタメン……ってか、試合には出れるのか?」
「勿論! つーか俺。今、キャプテンやってるんだ」
「キャプテン……す、すげーな」
強豪高校でキャプテンを任せられるあたり、さすがは勇大である。
中学時代も勇大はキャプテンで、みんなを引っ張ってくれた。
「次の大会だけとはいえ、和馬と戦えるの楽しみにしてるよ。またな!」
和馬はヒラヒラと手を振ると、その場から立ち去った。
結衣がこの場にいてくれて助かった。
二人きりだと、もっと深く突っ込んだ話をされたかもしれない。
そう考えていると、結衣がちょんちょんと指で脇腹を突いてきた。
「ん、どうした。結衣?」
「お兄さん……あの人……苦手なの?」
「え、どうしてそう思ったんだ?」
「あの人と……話してる時……お兄さん……顔、強張ってたよ」
結衣のやつ、よく見ているな。
中学時代、俺と勇大がプレイヤーとして息ぴったりだったというのも嘘ではない。
俺が漫画を理由に高校でサッカーを辞めることも、勇大は最終的には納得してくれた。
しかし、俺が勇大と関わりたくない理由が一つだけあった。
「中学の時にな……勇大から告白されたんだ」
「告白って……あの人、お兄さんのこと……好きなの? その……恋愛的な意味で……」
「ああ。そうらしい」
忘れもしない。中学の卒業式。
式が終わると、俺は勇大からグラウンドに呼び出された。
高校ではサッカーをしないことを勇大に伝えてからというもの、まともに二人で会話をしていなかった。
「悪いな、急に呼び出して」
「いや……それで何の用なんだ?」
「まずはお前に謝りたくてな。俺が悪かった。自分の気持ちだけ押し付けて……」
勇大が深々と頭を下げたことに驚いた。
呼び出した理由は仲直りすることだとは予想していたが、勇大がそこまで責任を感じていたとは思わなかった。
「そんな。頭を上げろよ。俺の方こそ悪かった。お前のこと、避けちまって……」
「いや、本当にすまなかった。俺がサッカーのこと好きみたいに、和馬は漫画が大好きなんだよな……今、どんな漫画描いてるんだ?」
「サッカー漫画を描いてるよ。賞の締め切りが近いからさ。昨日も夜遅くまで漫画描いてたんだ」
その漫画こそ『ハットトリックボーイ』であり、俺の処女作であった。
『ハットトリックボーイ』の原稿は今も机の引き出しにしまっている。
「そっか。完成したら俺にも読ませてくれよな……それと、和馬に伝えたいことがあるんだ」
「伝えたいことって?」
勇大は目を閉じて深呼吸し、再び目を開けて言葉を発した。
「俺…………好きなんだ。和馬のこと」
「お、おぉ。そうか、ありがとう」
その時の俺は単に友人として好きなんだと思っていた。
意図が伝わっていないことに気づいたのか、勇大はパチパチと瞬きをする。
「ち、違う違う! そうじゃなくて……和馬のこと、恋愛的な意味で好きってこと」
「え、嘘だろ……」
その時の俺はさすがに冗談かと思った。
勇大は俺の友人で、部活では頼りになる相棒――少なくとも俺はこれまでずっとそう思ってきた。
そんな勇大に恋愛対象として見られていることに俺は激しく動揺した。
「本当だよ。和馬……」
ゆっくりと俺に近づき、勇大は俺の頬を両手でそっと触れた。
女性と見紛うほどの綺麗な顔立ちが迫る。
「ん……!」
自分の口唇から感じる柔らかい唇の感触。
勇大にキスをされ、恋愛的な意味で俺のことを好きということが本当であったと自覚する。
キスに夢中になっている勇大は舌を口の中に入れようとしてきた。
これ以上はダメだ――
咄嗟に俺は勇大のことを両手で突き飛ばした。
「か、和馬……ごめん。こんなことして。でも、俺。本気なんだ!」
「わ、悪い……俺、帰る!」
錯乱した俺はその場から逃げた。いや、逃げてしまった。
帰宅してから、勇大から何度も連絡が来ていたが、俺は全て無視した。
その日以降、勇大とは一度も連絡を取っていない。
高校ではサッカー部に入らない為、このまま勇大と会うことは無いものだと思っていた。
しかし、一時的にとはいえまた俺はサッカーをすることになった。
その上、二回戦の相手が勇大の高校というのだから、運命とは何とも皮肉なものである。
「そうだったんだ……お兄さんと、あの人が……キス」
結衣は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
俺に対して手コキやフェラをしているというのに、キスは結衣にとって恥ずかしいものなのだろうか。
「まぁな。まさかファーストキスが男になるとは思わなかったよ」
「それで、お兄さんは……どうするの?」
「どうするって……」
「あの人と……付き合うの?」
「いや。付き合う気は無いよ。勇大のこと、そういう目で見たことないし……それに、今は漫画の方が大切だからな」
「なら……ちゃんとそう伝えないと……勇気を持って告白……した人に対して……何の返事もしないのは……よ、良くないと……思う」
確かに結衣の言う通りだと思った。
あの時の俺は逃げ出してしまった。
とんでもなく愚かなことをした。
もしも卒業式のあの日に戻れるのなら、はっきりと和馬に断りの返事をしたい。
「そうだよな……俺、勇大に今度会ったとき、ちゃんと告白の返事するよ!」
結衣は背伸びすると軽く俺の頭を撫でた。
「よしよし……お兄さん……良い子、良い子……」
「や、止めろよ……結衣。恥ずかしい」
「ふふ……お兄さん……照れてる」
「て、照れてないよ。けど、ありがとうな、結衣」
俺がお礼を言うと、結衣は微笑を湛えた。
「どういたしまして」
帰宅する頃にはすっかり日が落ちてしまっていた。
二人で玄関に入ると、真美さんがリビングから出てきた。
「お帰りなさい。二人とも」
「ただいま、真美さん。すみません、こんなに遅くなって」
「ううん。それは良いんだけど……夕食より先にお風呂入った方が良いかしらね」
さっきまで公園で練習したせいで、服が汚れており、たくさん汗もかいていた。
「そうですね。先にシャワー浴びてきます」
「え。今日、一緒にお風呂入るんでしょ? 結衣からそう言われたんだけど……」
「へ?」
真美さんとお風呂だと!?
初耳なんだが。
結衣に視線を送ると、結衣は真美さんに聞こえないくらいの小さな声で話しかけた。
「お兄さん……私に話を合わせて……これは漫画の為」
俺はゴクンと息を呑み込んだ。
何となく、結衣がやろうとしていることを理解出来たような気がする。
「すみません、そうでしたね」
「もー! 忘れるなんて。和馬君、酷いわね。私も後で向かうから、結衣と先にお風呂行っててもらえるかしら?」
「わ、分かりました……」
真美さんはリビングに戻っていった。
どうやら真美さんだけでなく、結衣も含めて三人でお風呂に入るらしい。
うちのお風呂、三人で入るには少々狭いと思うのだが。
「お兄さん……お風呂……行こう……」
「結衣。あのさ……」
結衣は口元をそっと俺の耳に近づけてきた。
「漫画の為に……お母さんのこと……ちゃんと観察してね……」
艶っぽい結衣の囁きにゾクゾクし、一瞬にして下腹部に血流が集まる。
結衣という女性は漫画の為なら俺とお風呂に入ることも厭わない、イかれた人物であると知った。