どきなさい!私は「お姉ちゃん」よッ!!Another 作:とろねぎ
二話構成で参ります。
「...ねぇドクター」
秘書を務めていたギョクソウが突然口を開いた。
「なんかあった?」
「いや...ただ、焦らしプレイってどう思う?」
「そうだね。とりあえず今話すことじゃないね。頭打った?それとも一週間の疲れが来た?」
「素面よ。」
「じゃあ病院だね。」
「ここが病院みたいなものでしょう。ってそうじゃなくていいじゃない、ドクターは私とリサの関係を知ってるんだし、暇だしここには二人きりなんだから。」
「二人きりだとそれはそれで問題なんだよね。主にアーミヤとかグラベルとかのオペレーターたちが。」
「笑えるわね。」
「なにわろてんねん。」
「最近、リサに求められる快感を知ってしまったのよ。つまりそういうこと。てか正直襲われたい。」
「...今度は歯型どころか食いちぎられてしまえ。おんなじところ噛まれろ。」
「それもまた一興...♡」
「ヒェッだれかー!この場にお医者様はおられませんかぁぁぁぁぁ!!」
「あなたがお医者さんよ♡」
「いやぁぁぁ!誰か助けてぇぇぇ!エイヤ!ソーンズ!新銀斬を撃てテンニンカ!!」
「ど、どうですか?大丈夫ですか?」
「うん!いい感じ!」
訓練室では現在スズランが教官を務め、マゼランの特価訓練に取り掛かっていた。
「では、そろそろ休憩にしましょう。おつかれさまですっ!」
「おっけースズランちゃん。ふぃー疲れた〜」
マゼランがベンチに腰掛けて休憩を始めたちょうどその時、訓練室の扉が開かれ、ゆったりとした足音が近づいてくる。
「リサ。」
「...あっ!お姉ちゃん!どうしたの?」
「休憩中。無性にリサの顔が見たくなったから。」
「...っう、うんっそうなんだ...」
目を少し見開いて驚くと、みるみるうちに顔が赤くなってくる。
それを見て、ギョクソウは笑いながらもたいそう愛おしそうに顔を寄せてスズランを撫で回す。
「うりうりうりうり〜!」
「ふふ...あはははっ!くすぐったいよ〜お姉ちゃ...っ!?」
「(相変わらず仲良いなぁあの二人。)」
マゼラン自身が持ち込んだ経口補水液を口にしながらそれを微笑ましく見守るマゼランは何かを思いついたように大袈裟な仕草をして立ち上がる。
「あ!ドリンク無くなっちゃったから、ちょっと補充しに行ってくるね!二人と...も...」
「んっんっ...♡」
「んむ...♡」
ちゅぽっ♡
「...ん、わかったわ。待ってるわね〜」
「はぁ、はぁ...っ」
マゼランは二人に声をかけようと振り返ると、ちょうど二人の顔が離れていく所だった。
問題は、二人の間に細く薄い白色に近い糸が引かれているように見えたことだろう。
ギョクソウはけろりとして返事をしているが、スズランは少し息が上がって、頬も紅潮している。
「...!?」
「どうしたの?マゼランちゃん。」
「えっ、あっ、いやっ...さ、さっきはなにを...」
「...あぁ、リサの目にごみが入っちゃったみたいだから取ってたの。」
「(絶対違う!...でも、そう言われてみたら...そうかも?)」
「そ、そうですよマゼランお姉さんっ。」
「(...スズランちゃんがそう言うならそっか!)」
「そうだったんだね。じゃあ私は少しドリンクの補充に行ってくるね!」
すぐさま納得したマゼランがそのまま訓練室を出ていく。
「はい!お気をつけて!......うぅ〜...!」
それを見送ったスズランは腰がくだけてしまったかのようにぺたりと地面に座り込んだ。
「危なかったね。ふふ」
「いきなり、どう、したの...?」
抱きしめて、耳元で囁く。
「リサが欲しくなっちゃったの。」
「っ〜!で、でもダメ、だよ?そういうのは夜って決めたじゃん。」
「満更でもないくせに。」
ぐぐっ
だんだんと、ギョクソウの腹を硬い何かが突き上げてくる。
「...なにか当たってるんだけど。」
「うぅ〜っ...!」
スズランの顔から蒸気が上がっているように見える。
「...気合い入れてたんだ?こんなのまで生やしちゃって。『今日はお姉ちゃんをいちゃらぶレイプしてやる〜!』って。」
腹部にじんわりと水気が加わってくる。それと同時にどんどんと硬くなってくる。
「ふふ、初めてだけど...立派なものをお持ちね。こんなのでどちゅどちゅおまんこ突かれたらどうなっちゃうのかしら。怖いわねぇ...♡」
「...〜っ♡♡」
顔が上気していき、我慢できないと言った雰囲気を露骨に醸し出し始める。
「...リサ」
「うんっ...♡」
沈黙の中二人は抱き合い続ける。
「んじゃお仕事、頑張ってね。」
場所をわきまえない官能的な空気をものともせずにギョクソウはスズランから体を離す。
「...」
「...?」
「...えっ」
「あら、どうしたの?」
「え、だっ、だって...」
もじもじと身じろぎするスズランの股間はしっかりと彼女の剛直が存在感を放っていた。
そして、それを見たギョクソウがかすかに笑っていることにスズランは気付いていなかった。
「今は業務時間でしょ?だめよ、そういうのは。」
「...納得いかないっ...!」
「あぁほら怒らないの。...今日は一緒に寝ましょう?」
「そ、れなら...うん。残った時間頑張るっ!」
「あは、そういう所好きよ。チュッ...またね。」
今はもう服が張られていないが、それでもかすかに何かの液体によって下腹部あたりにシミができていた。
夜、ギョクソウの自室
「...楽しみね。これからが。」
ギョクソウの部屋に小さなノックの音が響いた。
「はーあーい。どちら様...あ...ふふ、いらっしゃい、リサ。」
少し間延びした返事をして扉を開けるとそこには見慣れた可愛らしいパジャマを着たスズランが立っていた。
「んー、じゃあこっちおいで。」
ベッドを整えながらスズランを呼ぶ。
「うん...!♡」
ぱさぱさ、ぺたぺたと音が近づいてくる。
「...リサ?」
「んっ?なぁに?♡」
「なんで寝間着脱いでるのかしら。」
「...?」
服を脱ぎながら歩いてくるスズランを引き止める。
スズランはしばらくの間フリーズしていたがなにか合点がいったのか服をまた着始める。
そして、ベッドに腰かけるとそのまま背中から倒れ込む。
「はいっ♡今日はお姉ちゃんが脱がしたいの?それとも着たまま?どっちでもいいよっ!♡」
「...」
発情した顔で誘うスズランに黙って布団を掛けて一緒に入る。
「あ、あれっ...?」
「ふぅ...おやすみ。リサ」
スズランを抱きしめるとすぐに寝息を立て始めてしまった。
「...ええっ...?」
「すう、すう...」
困惑と不満が押し寄せてくる。
それでも呼吸をする度に感じる愛人の匂い、密着した肌から伝わる鼓動と体温に耳元で聴こえる穏やかな呼吸音。
やがて落ち着き、さっきまでの興奮は冷めきり少しづつ瞼が下がってくる。
「...むりっ...!♡一日中おちんぽムラムラさせてきたくせにっ無責任っ!♡責任取ってちんぽ気持ちよくさせてっ...!♡」
...そんなはずも無かった。
「お、おにゃにーっ♡おにゃにーしたいっ!♡ムラムラビンビンちんぽスッキリさせたいっ...!♡♡」
なんとか腕を動かして、自身のイチモツや秘部に触れようとするがギョクソウに抱きしめられているせいで腕が動かない。
「ゔお゙っ♡う、動かにゃいいいっ...!全身からぷんっぷん甘いエロ臭出してっ本当はエッチしたいんでしょっ!?あ゙、頭おかしくなるっ♡♡」
すんすんっ♡すぅーっ♡♡
「首元のメス臭やっべ♡♡ちんぽもっと元気になるぅっ!♡♡」
へこっ♡へこ、へこへこっ♡
「あ♡♡腰勝手に動くっ♡へこへこしちゃうっ!♡♡は、離してっ!ちんぽシコシコさせてっ!」
「んうー、ん...り、さ...」
ぎゅうっ♡
「んぶっ!?♡♡...すんっすんすん...♡ん゙お゙っ!♡ん゙お゙お゙あ゙お゙っ!!♡」
よりいっそう強く抱きしめるとスズランの顔がギョクソウの胸元にすっぽりと入る。
少し汗ばんだ皮膚と服の中に充満した臭いを一身に吸い込んでしまう。
快楽の素材になる情報の暴力にスズランが身動きの取れないまま悶えているのをギョクソウは少し目を開いて恍惚とした顔で見つめていた。
「(必死に私のお腹におちんぽ擦り付けて気持ちよくなろうとしてる...♡)」
「んっ!♡このっ!♡このっ!♡♡」
「(可愛い...しかも届いてないし)」
「おちんぽ苦しいよっ!♡♡ゔぅ゙ー!」
へこへこへこっ♡
「(さすがに可哀想になってきたわね...)」
ぎゅ...
スズランの腰に触れて、ほんの少しだけ近づけてやる。
「き、きたっ♡おちんぽお腹にスリスリできるっ!♡♡」
ぬりゅ、ぬりゅっぬりゅ♡
腹に擦り付けられるスズランのオスの象徴は二枚の布越しでもはっきりとわかるほどに濡れていた。
「やばっ、ぎもぢっ...!♡♡い、イ゙っ...♡!♡!」
すぐに絶頂がやってくる。
少しでも気持ちの良い射精をする為により深くギョクソウの胸に顔を埋めて、全身に行き渡るように臭いを堪能する。
限界が近づき、へこへこと腰を振る速度が上がってくる。
「イグっ!♡イグイグイグっ!!♡」
ぬりゅ、ずりずりずりっ...♡♡
「(...♡)」
達するよりもちょうど少し前を見計らって、またスズランを引き離す。
「...えっ...!?♡♡あ、もう、だ...めぇっ!♡♡」
どぶっ♡
とぷとぷ...♡
「な、なんでぇっ!♡♡」
射精する直前に突然刺激を遮断されたスズランの雄は情けない射精をしてしまう。
全く気持ちよくない、精子を垂れ流すだけのお漏らし射精。
「いやっ...!♡こんなのいやっ!もっと気持ちよくなりたいっ!♡♡」
スズランの意思に反してスズランのイチモツは大きさと硬度両方を失っていく。
快感は無いが、倦怠感はそのまま感じることになったスズランは最初とは比べ物にならない不満を抱えたまま目を閉じた。
少し涙ぐみながらも眠りに落ちていくスズランを見ながら、ギョクソウも意識を手放した。
「...くぁーっ...リサぁ?おはよう。」
「...うっ、ぐすっ、ひどいっひどいよぉっ...!」
「私なにかしちゃった!?寝てる時潰してた!?」
白々しい反応で返す。
「潰されてる方がまだ良かったっ!お部屋帰る...お姉ちゃんなんかもう知らない!根性無し!鈍感!おばか!」
拙いながらも語彙力を総動員して罵倒するとそのまま走って部屋から出ていってしまった。
「...やりすぎた?もしかして...」
少し思案する。
男性器がある時に発情する辛さとそれを一日中我慢させられた挙句何にもされず、情けない射精で終わらされたスズランの気持ちを。
「もしかして...私、最低なこと...!」
『間違いなく嫌われた』そんな考えが頭をよぎり、この世の終わりかのような顔になっていく。
しばらく放心していたが扉が開く音がすると、そちらの方に視線は向けられた。
「ギョクソウさん?先日お借りしていた本なのですが...なんですのその顔は!?」
「...ナンデモナイ...」
「絶対何かあった顔ですわねそれ。」
「チョウシノリスギタ...」
「どうせスズランさんと何かあったんでしょう。今度は何をしましたの。」
「サイテイナコトシタ...キラワレタ...」
「話しずらいから戻りなさい。」
バチン!
「イッタァい!」
「これでよし。それで?もっと分かりやすく話してくださるかしら。」
「リサにいじわるしてたら嫌われた...もう無理生きていけない...」
「...ちなみに、何をしましたの...?」
大人しく説明すること数分...
「あなたもうそろそろ刺されますわよ。というか刺された方がよろしいですわ。」
「あの子がまた来てくれるなら刺されていいわ...」
「そんなにショックなものなのですわね。」
「初めて私を愛してくれた人だから当たり前でしょうが。」
「はあ、とりあえずまた会うことが出来たのなら、きちんとお話しなさい。ご理解いただけましたでしょうか?」
「そうする...」
その日から数日の間スズランを見ることは無かった。
他のオペレーターたちに聞いて行方を知るも、見事なまでにすれ違い続けた。