※この作品はR-18です。

触手と魔法少女の共同戦線   作:イプシロンE

2 / 2
サブタイトル通り、1人目は幼馴染が魔物化します。


幼馴染は狼(わんこ)系

幼馴染はワンコ系

 

「アーサーガーオ~!!。」

 

アサガオ「あ~!、朝からうるさい!。」

 

「ごめんごめん、おはようアサガオ。」

 

アサガオ「おはよう、ナガレ。」

 

この世界に生を受けてから22年の月日が流れた。

私は今、高校に通っている。

 

何故こうなったかは隣を歩いている女子高生に原因がある。

 

こいつの名前は川上ナガレ、一応幼馴染だ。

ちなみにこいつがアサガオと呼んだのは私の名前だ。

 

ナガレと出会ったのは10年前、野良犬に追いかけられ、木に登ったまではいいが降りられなくなり泣いていた彼女を助けたのが始まり。

その後何故か懐(なつ)かれてしまい一緒に過ごす内に問題が発生。

ナガレ「アサガオはどこの小学校に通うの?」

その一言で私の思考が止まった。

今までずっと目立たない姿でエンドレス6才を過ごしてきたから戸籍も金も無い。

でもここではぐらかしてもいずれは怪しまれて・・・

 

アサガオ「え~と、ちょっと学校の名前忘れちゃったな~。

お母さんに聞いてみるね。」

 

この場はこれでごまかし、別れてからすぐにモブ一般人に擬態し市役所で戸籍を作り学費を稼ぐために分裂体をいくつか作りそれぞれバイトをさせ、なんとかナガレと同じ小学校に入学することができた。

 

とナガレと出会ってからのことを思い出していたら

 

ナガレ「アサガオ?」

 

アサガオ「・・・っ!?」

 

ナガレ「どうしたの?、私の顔じっと見て・・・」

 

アサガオ「ナガレと出会ってから今までを思い出してた。」

 

ナガレ「ふ~ん。

あ、そうだこれ見て!!」

 

ナガレが肩掛けカバンから何かの書類を出して私に見せてくる。

 

なになに・・・魔法少女適性試験合格通知・・・え・・・

 

ナガレ「じゃじゃーん!!

この度、私こと川上ナガレは魔法少女になりましたあ!!」

 

アサガオ「・・・ぁ、そ、そうか、おめでとう。」

 

ナガレ「どうしたのビクってなって、私が適性試験に受かったのそんなに意外?」

 

アサガオ「いや、そんなことないよ?

(ヤバい、私が魔物だってことがバレたら・・・)」

私は内心焦っていた。

 

いくら幼馴染でも例外にはならない。ナガレは内心どう思ってるかはともかく私を殺すだろうな。

私はこれまでより一層ボロが出ないように気を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が・・・私の正体は早々にバレることとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナガレが魔法少女になってから2カ月が過ぎた。

 

ナガレは学校が終わると魔法少女として学校の先輩や同学年の子達と訓練やパトロールを行っている。

 

1度ナガレに誘われて訓練を見に行ったが、ナガレは刀型の武器(デバイスと言っていた、リリカルな○はかよ)での接近主体で刀から魔力粒子を飛ばしウォーターカッターのようにターゲットデコイをバッサリ斬っててかっこいいと思ったと同時にあれが私に向けられたらと恐怖した。

 

 

今日もナガレは緊急招集がかかったため、私1人で帰路についた。

 

・・・寂しい

 

私の正体がバレる可能性が低くなるから本来なら喜ぶとこなのに

 

私が思った以上に私の中でナガレの存在が大きくなっていたようだ・・・・・・。

 

およそ10年、今まで2人で歩いてた道を1人で歩く。

 

 

・・・寂しい

 

これから私はどうすべきか・・・

 

私は魔物だ、魔法少女は敵だ。

・・・ナガレと戦いたくない

 

 

あの頃とは違う、今ならスキルのマインドハックがある、ナガレや周りの記憶を操作して私の存在を消せる。

・・・ナガレの記憶から私が消える、今までの思い出も、なかったことになる?、私がたえられない

 

 

思いきって別の場所で再スタートするか?

・・・ナガレと離れたくない

 

 

アサガオ「・・・・・・ああ!、もう!!」

 

あれやこれやと、自問自答を繰り返していると

 

ピコン!

 

アサガオ「ん?」

 

スマホの通知音か

 

アサガオ「メールか、・・・ナガレから?」

 

メールを開くとナガレからだった。

 

【さよなら、今までありがとう】

 

アサガオ「・・・・・・は?」

 

なんだこれ・・・

 

私はすぐナガレへ電話をした

 

1コールで出た、スマホを持ったままだったのか

 

ナガレ「・・・アサガオ?」

 

アサガオ「さっきのメールなに?

冗談にしては笑えないよ?」

 

ナガレ「・・・・・・」

アサガオ「何かあった?」

ナガレ「・・・・・・魔物の襲撃の二次被害でさ、瓦礫に腕潰されて周り火の海なんだ。」

アサガオ「は?・・・それを早く言いなさい!!

今どこ?、どこの建物!?」

私は踵を返し今しがた歩いてきた道を学校の方へ走り出す

 

ナガレ「〇〇駅近くのビル」

 

アサガオ「先輩達は!?」

 

ナガレ「・・・多分魔物の対処、すぐ戻るって言われたけど、もう無理っぽい」

 

アサガオ「待っててすぐ行くから!」

 

ナガレの返事を待たずに電話を切った

 

 

 

 

 

駅へ向かうと確かに燃えているビルがあった、が、どの階にナガレがいるんだ!?

 

とりあえず1階から探して行き2階、3階、そして4階

 

アサガオ「いた!」

 

4階は天井に大穴が空きその下にナガレはいた。

 

アサガオ「ナガレ!!」

 

ナガレ「っ!、アサガオ!?」

 

アサガオ「迎えに来たよ!」

 

ナガレ「なん、で、…」

 

アサガオ「腕は…、すぐ瓦礫をどかすから!」

 

ガアアアアア!

 

アサガオ・ナガレ「!?」

 

魔物が3体も!?、ナガレの血の匂いにつられて来たのか!

 

ナガレ「あ・・・アサガオ逃げて!!」

 

アサガオ「っ、ナガレを置いて行けないよ!」

 

ナガレ「アサガオは魔法少女じゃないでしょ!?」

 

アサガオ「ナガレは戦える状態じゃないでしょ!!」

 

ナガレ「っ・・・」

 

アサガオ「はぁ、まさかこんなことでバレるなんてなぁ」

 

私はアサガオという女子高生から姿を変える

 

上半身はアサガオのままで下半身を触手を束ねたような姿になる。

 

ナガレ「あ、アサガオ?、その姿・・・」

 

アサガオ「話は後、サクっと終わらせるから」

 

私は触手の先端を刃物状にしエネルギー粒子を纏わせて、魔物に駆け出す。

 

 

 

1匹目、二足歩行のトカゲもどきの首を斬り飛ばす。

 

 

 

2匹目、悪魔っぽい角が生えたやつの胸を硬化した触手で貫き、魔物は呻き声を上げ絶命した。

 

最後のトカゲもどきが口からエネルギー粒子弾を撃ってきたので身体をエネルギー粒子のシールドで覆いエネルギー粒子弾を弾く、こいつも一匹目と同様首を斬り飛ばした。

 

アサガオ「んー、戦闘は初めてだけどなんとかなったな~

・・・ナガレ、ごめん今まで黙ってて」

 

ナガレ「ううん、いいよ、普通は言えないよね自分が魔物だなんて」

 

アサガオ「……ありがと……、とにかくこんな熱っくるしいとこ早く抜け出さないとね」

 

私は瓦礫を押し退けるとナガレを触手で包み込む。

 

瓦礫の下敷きになっていた腕はもう再生不可能な状態になっていた

 

アサガオ「腕はここで切り落とすから」

 

ナガレ「うん」

 

刃物状の触手で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザクっ!

 

 

 

ナガレ「い"づ!?……はあ、はあ、はあ…」

 

ナガレの右肩から先を切り落とした、ナガレは一瞬目を見開いて、痛みに耐えるように浅く呼吸をしている。

 

私は切り落とした切断面に触手を這わせ止血する。

 

アサガオ「ナガレの家に行くと騒ぎになるから私の家に行くよ」

 

ナガレ「はあ、はあ…うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサガオ宅

 

家と言っても私の身体の一部(分裂体)なのだけれど

 

私は下半身の触手の束からナガレを出してベッドに寝かせる

 

アサガオ「はぁ~、なんとかなった~」

 

ナガレ「……ありがと、助けに来てくれて」

 

アサガオ「ん……どういたしまして」

 

グラ…

 

アサガオ「あれ?」

 

ドサ…

 

 

身体から力が抜ける、あ、エネルギー切れか

 

 

ナガレ「え、アサガオ?!」

 

アサガオ「だ、大丈夫、ただのエネルギー切れ」

 

ナガレ「エネルギーってことは、血?」

 

アサガオ「いや、私は血は摂取したことないよ

私の身体は血も含めて体液がエネルギー源なの。

それこそ、汗や唾液や涙や…」

 

ナガレ「そうなんだ…」

 

 

うわ、どうすっかな~、この時間に体液摂取できるとこなんて・・・・

 

仰向けに倒れたまま思考していると視界にナガレが映りこむ

 

アサガオ「どうした?」

 

ナガレは私の質問に応えず私の顔に自分の顔を近づけ

 

私の口にナガレの口が重なった。

 

アサガオ「!?!???」

 

一瞬何がおきたのかわからなかった

 

でもすぐに気づいた、ナガレにキスされた

 

アサガオ「な、ナガ・ん・・・ナガレやめ・・・」

 

ナガレ「ん・・・レロ・・・」

 

アサガオ「んん!?・・・(ナガレの舌が!)」

 

ナガレ「・・・ん・・・ぷはぁ!・・・」

 

アサガオ「っ、はあ・・・、いきなり何するのよ!?・・・」

 

ナガレ「体液がエネルギー源なんでしょ?。

だから私の唾液をあげたのよ」

 

アサガオ「は!?、あ、確かにさっきよりは身体が軽い」

 

ナガレ「ん、これで少しは保つでしょ?」

 

アサガオ「え、全然足らない」

 

ナガレ「え・・・」

 

アサガオ「すまないが本当に足らない」

 

ナガレ「え~、じゃあもっとする?」

 

アサガオ「ずーーーっと、口を合わせてないといけないけど?」

 

ナガレ「あはは、それはちょっとキツイね・・・」

 

アサガオ「…………ねぇ、さっき体液がエネルギー源だって言ったよね?」

 

ナガレ「ん?・・・うん」

 

アサガオ「魔物の本能なのかどの体液が効率よく、エネルギーを摂取できるかの知識があるんだ」

 

ナガレ「へぇー、血以外ならあげれるよ?」

 

アサガオ「・・・その、血と同じくらい効率よくエネルギーを摂取できるのが、愛液なの」

 

ナガレ「 」

 

アサガオ「いや、ごめん!!忘れて!」

 

ナガレ「・・・い」

 

アサガオ「?」

 

ナガレ「いい・・・よ、アサガオなら」

 

アサガオ「 」

 

ナガレ「助けてくれたお礼もしたいし、アサガオがエネルギー切れで理性失って暴走するのは嫌だし私以外の人とエッチするのもなんか嫌だし!!」

 

アサガオ「お、お、ぉ、ぉ、お、落ち着け!!」

 

ナガレ「あ・・・、と、とにかく私はアサガオとエッチするのに抵抗ないから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・ごめん嘘、少し怖い」

 

アサガオ「え、え~と、いいのか?」

 

ナガレ「・・・優しくしてね?」

 

アサガオ「あ、ああああたりまえだ!!」

 

と言っても前世から今まで性行為なんてしたことね~よ!

 

とりあえずナガレを抱き寄せ触手の束に、座らせる。

 

触手を伝わってナガレが震えているのがわかる、私は後ろからナガレを抱きしめ私の上半身に寄りかからせる。

 

 

 

複数の触手を使い魔法少女に支給される戦闘服の隙間から潜りこませ、乳房を愛撫する。

 

ナガレ「ひぅっ・・・・」

 

アサガオ「あっ・・・痛かった?」

 

ナガレ「だ、大丈夫、ちょっとびっくりしただけ」

 

アサガオ「そ、そうか」

 

ナガレが大丈夫と言ったので愛撫を再開、乳首に細い触手を巻きつけたり、乳房にも触手を巻きつけ軽く締め付け揉みしだいていく。

 

しばらくするとナガレの声が変化してきた。

 

ナガレ「ん・・・あ・・・ふ・・」

 

アサガオ「気持ちいい?」

 

ナガレ「う、うん。ねえ、何で挿入(い)れないの?」

 

アサガオ「ばか!、それは好きな人にとっておきなさい」

 

触手でナガレの頭を軽く叩く

 

ナガレ「あいた!」

 

アサガオ「続けるよ」

 

ナガレ「・・・別にアサガオにならあげてもいいのに」(ボソッ)

 

アサガオ「何か言った?」

 

ナガレ「何でもないです~」

 

アサガオ「??」

 

ん~、でも確かに胸の愛撫だけじゃ物足りないのかもしれない。

 

私は触手を下着の下に潜らせナガレの秘部の割れ目を触手で直接さする。

 

ナガレ「ひあ!?、そ、そこぉ・・・もっとぉ・・・」

 

ふむ、ここがいいのか。

 

私は緩急を付けて割れ目を、さすり続ける

 

ナガレ「ふあ・・・あぅ・・・ああ・・・」

 

ナガレの呼吸が荒くなっていき、割れ目から滴る愛液も呼吸と比例して増えていく。

 

ナガレ「ね、ねえ、アサガオの他にも…あう…、人間と意志疎通でき…ああ?!…る、ま、魔物は…いるの?」

 

アサガオ「んん?、それは、わからない。私が自我を持った時はあの公園近くの森に私だけしかいなかったから」

 

ナガレ「そ、そうなんだ…んん!…。」

 

アサガオ「なんでそんなこと聞いたの?」

 

ナガレ「アサガオみたいな、ん!……

 

意志疎通ができる魔物が、あぅ、いれば、戦う以外に共存の道も、くっ……あるかもしれないって思ったの」

 

 

アサガオ「…………そっか、……続けるよ」

 

ナガレ「う、うん」

 

会話が途切れまたしばらくナガレの喘ぐ声と水音が部屋に響くだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナガレから出る愛液を吸収し続けエネルギーもだいぶ貯まってきた頃ナガレも絶頂を迎えようとしていた。

 

 

 

 

ナガレ「あ・・は・・あ・・!。 はあ、 ぁっ! ……ああ!…………」

 

 

アサガオ「……」

 

ここで私は女性の身体で一番敏感と言われるクリトリスを細い触手を巻きつけ擦りあげた。

 

ナガレ「ふあああああああぁぁ!?」

 

ナガレの身体がビクっビクっと震え反り返り、やがて身体から全ての力が抜け私の上半身に倒れ込んだ。

 

ナガレ「・・・はあ・・・はあ・・・・」

 

アサガオ「たくさん出たね」

 

ナガレ「い、言うな!、ばかぁ・・・ひゃん!?、イッたばかりなのにぃ、アソコさすらないで!」

 

アサガオ「ごめん、貴重なエネルギー源だから。

 

恥ずかしいとは思うけど舐め採らせてもらうよ。」

 

ナガレ「うぅ・・・」

 

アサガオ「さて、傷口の出血は止まったし、炎症もなさそうだから、ナガレの家に送るよ」

 

 

ナガレ「・・・・・・」

 

アサガオ「ナガレ?」

 

ナガレ「帰りたくない」

 

アサガオ「え、でも両親が心配するんじゃないの?」

 

ナガレ「・・・だって絶体事情聞かれるよ、疲れて眠りたいのにさ。

それと、どう言い訳するの?

腕とか、どうやってビルから移動したのかとか。

 

アサガオのこと言うかもよ?」

 

アサガオ「そ、それは・・・まずい」

 

ナガレ「じゃあ、今日は泊まらせて」

 

アサガオ「はぁ、仕方ないなぁ」

 

ナガレ「やった」

 

アサガオ「じゃあナガレはベッド使って・・・」

 

ナガレ「アサガオと一緒がいい。

ね、いいでしょ?、さっきみたく私を包んでよ」

 

アサガオ「はいはい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナガレに私の正体をバラしてから一週間が過ぎようとしていた。

 

 

ナガレは、未だ私の家にいる。

 

 

ナガレは初日こそ普通に振る舞っていたが、翌朝の朝食で右腕が無いことを再認識してから口数が少なくなり笑顔もなくなった。

 

いや、無理やり作った笑顔を向けてくるから更に悪い。

 

 

 

 

 

腕を再生するのは魔法少女でも無理なことだ。

 

私のスキルも欠損した肉体の再生なんてものはない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるのにはある。

 

ナガレからエネルギーをもらい続けている内に新しいスキルを得て、これが欠損した肉体の再生ができるかもしれないものなのだが

 

なんとも使いづらいスキルなのだ。

 

 

 

授業が終わると寄り道せず真っ直ぐに家に帰る、今まではナガレとちょくちょくゲーセンや本屋等に行ったことはあったが、ナガレがいないと全然楽しくない。

 

 

アサガオ「ただいまー」

 

ナガレ「あ、………お帰りなさい」

 

ナガレが笑顔で出迎えてくれる、これが素の笑顔なら良いのだけれどね……

 

アサガオ「ナガレ、無理してないか?」

 

ナガレ「む、無理なんかしてないよ!」

 

アサガオ「………私は、その張り付けたような笑顔は嫌いだなぁ」

 

ナガレ「…」

 

アサガオ「……愚痴くらいなら聞いてあげられるから、全部吐き出しちゃいなよ」

 

ナガレ「………アサガオぉ………」

 

ナガレが私に抱きつき胸に顔を埋める。

 

ナガレ「……、腕を失って、今まで当たり前に出来ていたことができなくなって、食事も着替えもアサガオに手伝ってもらって。

今の私はいったい何ができるのかなって考えて、何も思いつかなくて」

 

アサガオ「うん」

 

ナガレ「いっそあの時死んだ方が良かったんじゃないかって思うこともあって……」

 

アサガオ「………うん……少し外散歩しようか、一週間ずっと家に籠ってるからネガティブな思考になるんだよ」

 

ナガレ「…うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間前、魔物との戦闘があった駅近くのビルを、私とナガレは見上げる。

 

 

 

アサガオ「一週間前、ナガレは右腕を残して現在も行方不明。

 

クラスでは、もう死んでるって意見が大半を占めている

 

あとの少数意見は魔物に拉致られて敵として帰ってくるかもっていう、アニメの見すぎだって言いたくなるような馬鹿げた意見」

 

ナガレ「少数意見の方があってるんじゃないの

 

一応魔物のとこにいるんだし」

 

 

アサガオ「っふふ…確かに」

 

ナガレ「あの時、腕が無事だったなら、私は今でも魔法少女としていられたのかな?」

 

アサガオ「……さあね、でもあれのおかげで私の正体がバレた上、でナガレに受け入れてもらったから私としては良かったんだけどね」

 

ナガレ「たとえあれ以外のタイミングで正体わかってもアサガオとは敵対しなかったと思うよ」

 

アサガオ「ふっ、…どうだか…」

 

ナガレ「ちょっとぉ、地味に傷つくんですけど~?」

 

アサガオ「ははは、冗談。

 

・・・・・あ、あれ」

 

ナガレ「ん?、・・・あ・・・」

 

私が指差す方向には、ナガレと魔法少女として共に活動していた先輩と同級生がいた。

 

ナガレ「アサガオ、行こう」

 

アサガオ「ん、了解」

 

私達は先輩達に見つかる前にその場を去ろうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グルアアアアア!!

 

 

 

 

 

アサガオ、ナガレ「!!」

 

 

この特徴的な声は

 

 

 

ナガレ「魔物!」

 

ナガレが声が聞こえた方向へ走り出す。

 

アサガオ「ちょ!?、ちょっと待ってナガレ!!

 

 

・・・・・・あああもう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名前は海野(うみの)ミズキ、高校1年生。

 

今は双子のハル先輩、ナツ先輩との3人で町中をパトロールしているところ。

 

 

あ、私達は3人とも魔法少女。

 

・・・・・一週間前までは4人だったんだけどね。

 

私と同級生の川上ナガレちゃん、明るくて優しい人。刀型デバイスでの接近戦闘が得意でライフル型デバイスを使う私とバディを組んで活動していました。

 

でも、一週間前の駅近くのビルで、魔物との戦闘中に右腕を瓦礫の下敷きにされ、私達はナガレちゃんをその場に残して魔物の駆除を優先して、戻ってきたらナガレちゃんは右腕だけ残していなくなっていました。

 

次の日、クラスではナガレちゃん行方不明の話題で持ちきりでした。

大半の人達が、ナガレちゃんは魔物に食べられて亡くなったという意見でしたが、1部、魔物に拉致られ、洗脳され、敵として出てくるんじゃないかって面白おかしく話している人達がいて、それを聞いた私はハラワタが煮えくりかえる思いでした。

 

ただ、気になることが1つ、ナガレちゃんの幼なじみのアサガオちゃんです。

 

彼女だけ、普段と変わらないんです。

 

ナガレちゃんが行方不明になったのに泣くことはおろか、心配してる感じもありませんでした。

 

まるで、アサガオちゃんはナガレちゃんと毎日会っているかのような……。

 

 

ハル「ミズキさん!」

 

ミズキ「…!、は、はい!?」

 

ハル「ぼおっとしてないで!、魔物がでたわよ!」

 

ナツ「ミズキさんはライフルで援護を…、大丈夫?」

 

ミズキ「え、あ、だ、大丈夫です」

 

ハル「……ナガレさんがいなくなってから初の戦闘ですからね、今回はやめときますか」

 

ナツ「そうね姉さん、まだ立ち直れていないでしょうから今回はミズキさんは戦闘に参加させず、私と姉さんでやりますか」

 

ミズキ「い、いえ!やります!」

 

ハル「……じゃあ、援護射撃をお願いできる?」

 

ミズキ「はい!」

 

ナツ「絶体に無理はしないで、生き残ることを最優先に考えなさい……」

 

ミズキ「先輩、……わかりました」

 

私は先輩2人と一緒に魔物の声がする方向へ向かっていき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミズキ「え…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二足歩行の犬の姿をした魔物と、逃げ遅れた人達を守るように左手でシールドを張るナガレちゃんがいました。

 

???視点→ミズキ視点終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナガレ視点

 

いつもだったら様々な人達で賑わう百貨店の中を私は走っていた。

 

デバイスも、それを握る利き腕も無いけど、何もできないかもしれないけど、それでも身体は動いていた。

 

視界に魔物を捉えた時、魔物は逃げ遅れてその場でうずくまる子供と子供を護るように抱き締める母親、さらにその2人の前にいる店のスタッフに飛びかかろうとしていた。

 

ナガレ「させない!!」

 

魔物と逃げ遅れた人達の間に入り左手を前にだし、魔力粒子シールドを張る。

 

ガアアアァン!!、と犬型魔物のツメがシールドに弾かれる。

 

ミズキ「ナガレちゃん!?」

 

ハル・ナツ「ナガレさん!?」

 

ナガレ「・・・み、ミズキちゃん、ハル先輩、ナツ先輩」

 

ミズキ「・・・・っ、援護するからその人達を安全な場所に!!」

 

ナガレ「うん!、わかった!」

 

アサガオ「はあ、はあ、やっと追い付いた~」

 

ナガレ「あ、アサガオ!」

 

ミズキ「・・・・・え」

 

アサガオ「あ・・・・やば…」

 

ナガレ「あ……」

 

アサガオおぉぉ!?、何で魔物の姿で来るのおおお!?

 

ミズキ「 」

 

がちゃ!

 

ミズキちゃん!?、アサガオに銃口向けないで!

 

ダァン!

 

ナガレ「あ…」

 

 

 

アサガオ「痛ったあああああ!」

 

ミズキちゃんの撃った魔力弾はアサガオの左肩をえぐりとった。

 

そして、私はアサガオが撃たれたことに気をとられシールドの維持を疎かにしてしまった。

 

私が気づいた時には、私の腹部に魔物のツメが深く刺さっていた。

 

 

アサガオ「ナガレ!?」

 

アサガオが刃物状にした触手で魔物の腕を切断して魔物を触手でぶっ飛ばし、私を抱き締める。

 

ナガレ「あ、さ、…が、お、…」

 

私の意識はここで途切れた。

 

 

 

ナガレ視点終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサガオ視点

 

 

 

 

 

ナガレを追いかけている途中で魔物1体と遭遇したので始末し、魔物の姿のままでナガレと合流したのがよくなかった。

 

ナガレは一般人数名を守るようにシールドを張っていて、私が来ると安堵の表情をした。

 

が、ナガレの他に3人知った顔があるのに気づいた。

 

 

ナガレと私の同級生でナガレとバディを組んでいた海野ミズキ、そしてハル先輩、ナツ先輩。

 

アサガオ「あ・・・・やば…」

 

ミズキがライフル型デバイスを私に向ける

 

 

ダァン!

 

 

放たれた魔力弾は私の左肩をえぐりとった。

 

アサガオ「痛ったあああああ!」

 

いや、私の身体は触手というか肉肉しいスライムだからすぐ再生するけど痛いのは痛い

 

 

パリィィン!!

 

アサガオ「ん?」

 

何の音だ?、と音のした方向を見ると。

 

 

魔物のツメに腹部を貫かれたナガレが視界に入る。

 

アサガオ「ナガレ!?」

 

私は魔物がツメを引き抜く前に腕を切断しナガレを抱き締める。

 

ナガレ「あ、さ、…が、お…」

 

ナガレは痛みでなのか気を失ったようだ。

 

ミズキ「な、ナガレちゃんから離れて!」

 

ミズキがデバイスを構え言ってくるが私はナガレをより強く抱き締め、ミズキを睨む。

 

アサガオ「ふ…、2ヵ月とはいえクラスメイトだった人に銃口を向けるのか」

 

ミズキ「・・・やっぱりアサガオちゃんなのね?」

 

アサガオ「…ええ、そうよ」

 

ハル「ナガレさんをどうするつもり?」

 

ナツ「こちらへ渡してくれませんか?」

 

アサガオ「無理です、ナガレは私がつれて帰ります

 

あなた達は魔物の対処を、ほら、起き上がりましたよ?」

 

私がぶっ飛ばした魔物が起き上がるのを見ながら言う。

 

ハル「・・・ナツ、ミズキさん、ナガレさんはあのこに任せましょう」

 

ミズキ「先輩!?」

 

ナツ「…そうね、あのこからは敵意を感じないし。

敵対して魔物2体相手にする余裕は私達には無いわ」

 

ミズキ「うぅ…、アサガオちゃん!」

 

アサガオ「ん?」

 

ミズキ「ナガレちゃんを死なせたら許さないんだから!」

 

アサガオ「……わかった」

 

私は魔物の対処を3人に任せ、ナガレを抱えて家へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰った私はナガレの腹部から魔物のツメを抜き取り、触手で傷口を塞ぐ。

 

 

アサガオ「ナガレ……」

 

どうしてこんなことに……

 

私が外に行こうと言ったから?

 

あの時ナガレを止められなかったから?

 

いや、腕を再生できるかもしれないのに、それを言い出せずナガレを追い詰めたからだ。

 

ナガレ「…ぅ」

 

アサガオ「!…ナガレ!」

 

ナガレ「……アサガオ?

 

っ!!、魔物は!?」

 

アサガオ「ミズキと、ハル先輩ナツ先輩に任せてきた」

 

ナガレ「……そう

 

 

 

・・・・・・・・はぁ、また助けられちゃったね

 

結局、何も出来なかった……」

 

アサガオ「ん?」

 

 

ナガレ「もう、いいかなって」

 

アサガオ「え?」

 

ナガレ「アサガオがいなかったら、私はあの時死んでいた。

 

それが一週間長く生きられたの

 

もうこれ以上生きるのは、贅沢すぎるよ」

 

アサガオ「……」

 

ナガレ「今触手で塞いでいるところ、抜くと血がどばぁって出て死ぬでしょ?」

 

アサガオ「な、ナガレ?」

 

ナガレ「あ、でも逝くなら一瞬がいいからアサガオの触手に貫かれたほうが」

 

アサガオ「ナガレ!!」

 

思わず怒鳴ってしまった。

ナガレは喋るのを止めて私を睨んできた

 

ナガレ「っ、……アサガオもさ、本当は面倒って思ってるんでしょ!?

 

幼なじみだから仕方なくやってくれてるんでしょ!

 

もうしなくていいから、私が生きてたって迷惑かけるだけだから…」

 

 

ナガレの目から涙が溢れ、零れる。

 

 

 

 

 

ナガレ「魔法少女の活動も出来ない、学校にも行けない、何かをするのにも腕が無いから出来ない!

 

こんな私に生きている意味なんてあるの!?

 

無いよね!

 

 

 

なんであの時助けたの!?、なんで死なせてくれなかったの!?

 

 

もうやだ、生きてるのがつらい……

 

もう死にたい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺してよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私を殺してよ!、楽にして【パアァァン!!】…………え?……」

 

ナガレは左手で自分の左頬を押さえる、私が触手で平手打ちをした頬を。

 

アサガオ「……」

 

ナガレ「……」

 

アサガオ「……」

 

ナガレ「……」

 

アサガオ「……」

 

ナガレ「……」

 

アサガオ「…………落ち着いた?」

 

ナガレ「う、うん…」

 

アサガオ「確かに面倒だよ」

 

ナガレ「っ!?……うぅ………」

 

アサガオ「勝手に自己完結して、勝手に死のうとして、挙げ句に私に殺してほしいときた……

 

 

本当に面倒だよ」

 

ナガレ「……ごめんなさい」

 

アサガオ「ナガレの世話、っていうと言い方悪いけどさ、面倒って思ったことないからね?」

 

ナガレ「……」

 

アサガオ「生きてる意味が無いって?

 

じゃあ、あなたに意味を持たせてあげる

 

 

 

 

 

 

魔物になって、私のそばに居て」

 

ナガレ「…………え?」

 

アサガオ「この一週間、ナガレからエネルギーをもらい続けて新しいスキル、魔物化が使えるようになったの

 

これは文字通り人間を魔物に変える能力なんだけどね

 

もしかしたら身体を作り変える過程で欠損した腕も再生できるんじゃないかと思うの」

 

ナガレ「腕が治るの!?」

 

アサガオ「絶体っていう保証は無いけど

 

でも私はナガレに死んでほしくない!

 

身体の不自由を理由に死ぬつもりなら、魔物になってほしい」

 

ナガレ「……どうしてそこまで気にかけてくれるの?」

 

アサガオ「……私は、元人間だったの」

 

ナガレ「え……」

 

アサガオ「私が人間として生きていた世界は魔法少女も魔物もいなくて、そういうのはアニメやマンガでしか見たことなかった。

 

今2024年でしょ?

 

人間だった時の私は2023年まで生きてた記憶があるけど魔物がいたって記憶は無い

 

つまり

 

魔法少女と魔物がいない別の現代日本から転生してきた、と思ってる」

 

ナガレ「……ごめん、いきなり転生とか別の世界とか言われても頭が追いついてない」

 

アサガオ「うん、まあ、そこは今は重要じゃないんだ

 

………私は自分の状況を把握してからはエネルギー採取のためにずっと子供の姿であの公園にいた」

 

ナガレ「私とアサガオが出会った公園?」

 

アサガオ「そう、……私はエネルギー採取のために無害な子供の姿にずっと擬態していてね、ずっと同じ6歳の子供に擬態していたわけだ、でね、歳をとらないと怪しまれるでしょ?

 

だから怪しまれないように仲のいい子を作らないようにしていたの

 

でも私も元々は人間、特定の人と仲良くなれないことにストレスを感じていた

 

怪しまれないように必要最低限の接触で済ませてたから仲のいい友達なんていなくて

 

寂しくて、寂しくて、気が狂いそうだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時にナガレに出会った

 

 

 

野良犬から逃げて木に登って降りられずに泣いていた君に」

 

ナガレ「……覚えてるよ、アサガオに受け止めるから飛び降りろって言われて」

 

アサガオ「ふふ、あの時ナガレが私の肩に顔埋めて泣いてて良かったよ

 

衝撃受け流すのに下半身擬態解いてスライム状態だったから」

 

ナガレ「え!?、それは見たかった!」

 

アサガオ「だめじゃん!、あの時正体知られてたらここには居ないよ!」

 

ナガレ「あ、あ~そっか……」

 

アサガオ「……こほん、ナガレとも他の子達と同じように深い仲にならないようにしてたつもりだったんだけど、なんかずっと私のことを気にかけてくれて

 

正体知られると困るって気持ちがあったけど、同時に空っぽだった心が暖かい何かで満たされていくのを感じていたの

 

ナガレからどこの小学校に行くのって聞かれた時、私は戸籍を作って、分裂体にバイトさせて金稼いで、ナガレと同じ小学校に入学した

 

ナガレの前からいなくなる方が簡単だったのに

 

 

今思えば、ナガレと離れたくないからだったんだなって」

 

ナガレ「………」

 

アサガオ「なんか自分で改めて言ってると、結構ナガレに依存してるかも、まあやめる気は無いけどね

 

だから、その、私にはナガレが必要なの

 

そばに居てほしいの

 

一番は魔物になってほしいけど、人間のままでもいいよ、私が今まで通り生活のサポートはするから

 

 

 

 

 

………………それでも死にたいって言うなら………」

 

 

 

私はナガレの頭と胸に先を鋭利にした触手を当てる。

 

 

アサガオ「………せめてナガレが苦しまないように…………いっ…しゅんで………殺して…あげ…るから」

 

声が震える、触手も震えて照準が定まらない。

 

ナガレ「……… い」

 

アサガオ「………え?」

 

ナガレ「生きたい、まだ生きてたいし、アサガオと一緒に居たい!」

 

アサガオ「………ナガレ!」

 

私はナガレを強く抱きしめる。

 

ナガレ「ごめん、死にたいなんて言って…」

 

アサガオ「………うん」

 

ナガレ「それで、魔物にしてほしいの」

 

アサガオ「!………いいの?」

 

ナガレ「うん、私が魔法少女になったのって町の人達を守るのはもちろんなんだけど、アサガオを守りたかったからなの」

 

アサガオ「私を?」

 

ナガレ「アサガオと初めて会った時、木から飛び降りた私を受け止めてくれた。

 

その後も大抵2人で遊んだりして、私の中でアサガオは大切な存在になっていったの。

 

 

 

それで、アサガオが魔物の話になった時に落ち着きがなかったのを私は魔物が怖いんだなって思って、なら私が守ろうと思って魔法少女になったの。

 

でも、アサガオは魔物だった。

 

落ち着きがなかったのは自分の正体がバレないか心配だったからでしょ?」

 

アサガオ「………うん」

 

ナガレ「………さっきは腕を失ったからアサガオを守れないって思って自棄になってた

 

でも腕を再生できるなら、またアサガオを守れる力がもらえるなら、私は魔物になる!

 

それにアサガオが魔物なら私が魔物になった方が都合がいいし

 

だからね、アサガオ、私を魔物にして

 

 

隣に居させて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、ナガレは一糸纏わぬ姿で触手の束に座り私に背を預けている。

 

アサガオ「始めるよ?」

 

ナガレ「うん」

 

ナガレの身体のあちこちに触手を当て、触手からさらに細い触手を出し、注射器のように突き刺す。

 

 

首、胸、鎖骨、腕、お腹、お尻、足の付け根、太もも…

私はスキルを発動させる、目の前にSFに出てきそうなホログラムが表示される。

 

魔物化スキル

 

魔物化、ベース、選択

 

陸上生物

 

海洋生物

 

甲殻類

 

鳥類

 

等

 

 

 

 

アサガオ「ナガレは、何になりたい?」

 

ナガレ「…………任せる」

 

任せる……か

 

 

アサガオ「あとから文句は言わないでね」

 

 

私はベースと姿(フォルム)を選択し、触手からエネルギーを注入する。

 

 

 

ナガレ「ん!?、あ、頭が熱い!

 

あ、お尻も熱くなってきた!

 

 

 

 

 

い!?、痛い!!

 

イタイ!、ア、ガ、アアアアアアアアアア!!!」

 

 

 

ベリッ

 

ナガレの頭から皮膚を突き破り、出てきた肉塊は瞬時に毛に覆われ、獣の耳へ形を変える。

 

 

ブチッ

 

お尻より少し上辺りから細長い肉塊が出てそれも毛で覆われ、フサフサの尻尾が形成される。

 

そして

 

ナガレ「…は……ああ……ぐぅ!」

 

 

グチャ、メリメリ、……

 

 

ナガレの、失った右腕が再生され、両肩から手首まで毛で覆われた。

 

 

ナガレ「…………はあ……はあ……はあ……

 

……

 

 

……

 

 

……終わっ……た?」

 

 

 

 

ナガレは自分の身体を確認し、右腕が再生していることに表情を綻ばせた。

 

ナガレ「アサガオ!、腕が!」

 

アサガオ「うん、うまくいって良かった」

 

ナガレ「うん!。で、これは耳?、と尻尾?」

 

ナガレは頭の耳を触り、尻尾を触り聞いてくる。

 

アサガオ「うん、ベースは狼で、獣人になってもらった」

 

ナガレ「……なんか、アサガオの魔物の姿があれだから、もっとグロテスクなものになると思ってた」

 

アサガオ「グロテスクって、いや間違ってないけども

 

 

 

 

 

んん!、さて、人間を捨て魔物に生まれ変わった気分はどうですかな?」

 

私はワザと悪の幹部のような口調で聞いてみる。

 

 

 

 

ナガレ「?…………!、さいっっっっこう!!」

 

ナガレはすぐ意図を察して、合わせてくれた。

 

 

 

アサガオ「…………ふっ」

 

ナガレ「…………ふふ」

 

アサガオ・ナガレ「あははははははははは!」

 

 

私とナガレはお互いを抱き締め笑い合った。

 

 

ナガレ「ははは……、これからもよろしくねアサガオ」

 

アサガオ「ふふ、こちらこそ、ナガレ」

 

ナガレ「よし、じゃあ外行こう」

 

アサガオ「え!?」

 

ナガレ「この身体に慣れておかないとね!」

 

アサガオ「……明日じゃダメ?」

 

ナガレ「ダ~メ」

 

アサガオ「仕方ないなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある女子中学生の体験

 

 

塾の帰りに魔物に襲われて、追いかけられて、袋小路に追い込まれて、もうだめって、思った時。

 

 

 

ザシュ!

 

 

という音とともに魔物の首がポトリと落ち、身体が倒れる。

 

「な、なに!?」

 

「怪我は無い?」

 

魔物が倒れて、その後ろに誰かがいることに気づいた

 

 

 

声で女性ってことはわかるけど夜だから姿がよくわからない。

 

「……ん、返事がないなぁ、大丈夫?怪我してない?」

 

女性?が近づいて来る。

 

近づいて来るにつれ姿が少しわかるようになった。

 

頭に犬の耳、そして尻尾

 

それは本やアニメでしか見たことない獣人と呼ばれる姿に近かった。

 

「んー、うん、怪我はないみたいだね、立てる?」

 

「あ、えっと……」

 

言われて、立とうとしたけど、恐怖で腰が抜けてたようで立てなかった。

 

「立てないみたいだね、ちょっと失礼」

 

 

ひょいっと私は獣人の女性にお姫様抱っこされる

 

「!??」

 

「家はどこかな?、送るよ

 

これが本当の送りオオカミ、なんてね」

 

 

ある女子中学生の体験終わり

 

 

 

 

幼なじみは狼(ワンコ)系、終




このような下手な文章ですが、これでもよければ次回も、見にきて下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。