一般版では行為へ及ぶ前に暗転して事後、という展開でしたが、今回は行為の最中までを詳細に書いています。
次回が本番。一発では終わりません。複数回行う予定です。
「き、キラくん……?」
マリュー、そしてアークエンジェルの全てのクルーが驚きを隠せずにいた。戦場で命を落としたと思っていたキラが、艦の窮地に颯爽と現れたことを信じられずにいた。
『僕がザフト軍の包囲網を破ります!マリューさんたちはその間に離脱を!』
「え、ええ……!」
戦闘中であるが故に、最低限の通信のみを行ったキラ。彼はそのまま自らが搭乗する機体を駆り、大挙して押し寄せてくるザフト軍へと突撃する。
「そんな……単機でこの数を相手になんて……!」
脱出を再開するアークエンジェルと僚艦たち。その一方でキラが乗る機体はただの一機でザフト軍の大部隊と交戦を始める。
マリューはその無謀ともいえる行為を目の当たりにし、キラに下がるよう指示を出そうとする。しかし、彼が操縦するストライクと似た機体は、アークエンジェルをも上回るような大火力を展開し、包囲していた敵機を瞬く間に無力化していく。
「なんなの……これは。」
戦争は変わった。そう言わんばかりの大立ち回りで敵機を破壊していくキラ。その光景に呆然とするマリュー。そして、彼の言葉通りアークエンジェルはザフト軍の包囲を突破し、戦闘空域から離脱するのであった。
◇
「アラスカ基地の消滅を確認しました。」
「………」
辛くも戦闘空域を離脱したアークエンジェル。しかし、その直後にアラスカ基地から高エネルギー反応が発生し、艦が守ろうとしていた基地は跡形もなく消滅をしていた。
「自爆した……ってことかしら?」
「まさか、本艦をアラスカの守備に就かせたのは……」
アークエンジェルと共に脱出に成功した僚艦は、全てユーラシア連邦の所属艦であった。その一方で、大西洋連邦に所属をしていたのは、アークエンジェルをおいて他にはいないのであった。
「ユーラシアの部隊と我々を囮にして、急襲してきたザフトを……」
「本当……大した人権先進国だったわね。」
基地内で聞いた上官たちの言葉を思い出すマリュー。憤りを越え、呆れだけが残った彼女の中に、ようやく安堵の心が芽生えようとするのであった。
◇
「あの機体は?」
「ZGMF-X10Aフリーダム。ザフト軍が開発した核動力を搭載した最新鋭機です。」
「核動力!?」
再会を果たしたアークエンジェルのクルーとマリューたち。しかし、救援に駆け付けた彼が搭乗する機体が曰くつきのもであったために、俄かに騒然となる。
「どうしてキラくんが、あの機体に?」
「プラントでラクスが僕に託したんです。」
「ラクスさんって……あの、私たちがユニウスセブンで助けた?」
マリューの言葉にキラは頷き、彼はさらに言葉を続ける。
「正確には、彼女のファンを名乗る誰かが彼女へと機体を渡し、それが僕へと託されたんです。」
連合軍に所属していたマリューたちでは把握出来ない、プラントとザフトの内情。しかし、地球上がニュートロンジャマーによって核動力を使えない中で、核動力による圧倒的な性能を誇る機体に、確かな恐ろしさを感じるのであった。
「僕はあの機体で、連合のために戦うつもりはありません。そして、ザフトのために戦うつもりありません。」
「それじゃあ、キラくんはこれから一体どうするの?」
「僕は、僕の守りたいもののために戦います。アークエンジェルが……マリューさんたちが連合に戻るというのなら、僕はすぐにここを立ち去るつもりです。」
キラの言葉にマリューは複雑な心境となる。再会を喜ぶ間もなく自分たちのもとを離れるという以上に、彼が進んで戦おうとすることに戸惑いを感じていた。
「私たちは……もう戻ることは出来ないわ。脱走艦である以上、戻ってしまえば厳しい処分を受けることになるのだから。」
少なくとも、大西洋連邦に属するマリューたちが元鞘へと収まることなど有り得ない話であった。彼女たちが選べる道は、そう多くは残されていなかった。
「それを聞いて、少し安心しました。僕もアークエンジェルを見捨てることなんて出来ませんでしたから。」
「キラくん……」
マリューの言葉に安堵の表情を浮かべるキラ。託された意思の重さに険しさを滲ませていた彼が、ようやくかつての表情を取り戻す。
「おかえりなさい、キラくん。」
そして、マリューは艦長として、一人の人間としてキラを温かく迎える。彼女の言葉にキラは小さく頷き、再びマリューたちと行動を共にするのであった。
◇
マリューを中心に協議した結果。アークエンジェルは再びオーブへと向かうこととなる。また、ユーラシア連邦所属であった僚艦の乗員は帰還、あるいはアークエンジェルへと移乗し、不必要と判断した艦船はオーブへの手土産として随伴することとなった。
「中立だからといって、本当に連合の艦船を受け容れてくれるでしょうかね。」
「まぁ、そうね……海に浮かぶ鉄くずだって言い張れば、国際法上も問題はないんじゃないかしら?」
「いや、どう見ても鉄くずには見えませんが。被弾箇所が多いですけど、どの船も航行出来ますし……」
だが世界情勢の変化に伴い、オーブは脱走艦全ての寄港を容易に許可する。そして、アークエンジェルを修繕し、その他僚艦の速やかな解体処分を約束するのであった。
◇
寄港した日の夜、久方ぶりに艦長室で2人きりとなるキラとマリュー。彼女はキラの身に何があったのかを気にしていた。
「目の前でトールがアスランに殺された時、初めて思ったんです。アスランが……敵が憎い、殺してやりたいと。」
それがかつての友人であったとしても。仲間を撃たれた憎しみに囚われ、キラはアスランと本気の殺し合いをしてしまったと話す。
「でも、それでも本当は撃ちたいと思わなかった。そうでしょ?」
マリューの言葉に小さく頷くキラ。例え憎しみに駆られようとも、本来の彼が戦いを望むことはなかった。それでも友人と憎み合った末に殺し合ったことに激しい後悔を抱いている。それを彼女は理解していた。
「でも……それじゃあどうして再び戦場に?私たちを助けるために?」
「僕はもう……誰も失いたくないから。誰も撃ちたくないけど、失いたくもないから……!」
キラ自身、それが矛盾、あるいは傲慢といえる考えであることを実感していた。それはフリーダムに搭乗する彼の戦い方を見れば、一目瞭然であった。
「だから私たちを助けてくれた時も、あんな急所を外すような戦い方をしていたのね。」
「撃ちたくても、撃つことが出来ないんです。誰かが死ぬのが嫌だから……ただ僕は、誰も殺したくないだけで……」
既にキラは戦うことが出来ない状態であった。自らが相手を撃ち、それによって死に追いやること。敵を殺すという行為を本能的に拒絶したまま戦場に戻っていた。
戦場において、そのような甘い考えを抱いていれば自らが死ぬこととなる。しかし、キラのパイロットとしての実力とフリーダムの性能が、それを可能としてしまっていた。
「やっぱり、あなたはもう戦いに関わるべきではないわ。例えあの機体をラクスさんから託されていたとしても、もう二度と戦場には行かないでほしいの。」
「それは……!無理ですよ。僕にはまだ出来ることがあって、戦うことで守れるものがある、守らないといけないものがある。だから……」
それでも戦場に立つと言うキラ。戦いの場において、敵を討ち果たすことが出来ないという重篤な状態である彼に対し、マリューは言葉よりも先に身体が動く。
「えっ……ちょっ……マリューさん、うわっ!?」
キラが驚きの声を上げた時、すでに彼の身体はベッドへと押し倒されていた。そしてマリューはキラを抱き締めたまま、振り絞るように声を上げて言葉を紡ぐ。
「もういいの……あなたはもう十分に戦ったわ。私たちを守ってくれた。もう戦わなくて……傷つかなくていいのよ……!」
「マリューさん……僕は……」
キラと見つめ合う格好となるマリュー。その目からは大粒の涙が流れ、頬を伝い、彼の顔へと零れ落ちるのであった。
「でもキラくんが……あなたが戦うのなら、私も一緒に戦うから。キラくんだけが傷つくのはもう……私だって……!」
軍人としてマリューは、初めて人前で涙を流していた。それと同時に、自らもキラと共に戦い、苦しみを分かち合うと誓う。
叶うのであれば、彼女はキラと共に戦いから離れることを望んでいた。しかし、彼を一人の男として見ている彼女には、キラの決意を妨げることが出来ないのであった。
「お願いキラくん。私を……慰めて。」
「えっ……な、慰める?」
「身体がずっと熱いの。アラスカで戦っていた時から、ずっと昂っていて……全然収まらないの。」
戦いの興奮によって帯びた軍人としての熱気、キラと生きて再会することが出来た人としての温もり。そして、キラを一人の男として捉えて生まれた女としての火照り。
彼の身体を抱き締めることで、自ら身体が帯びる熱さを伝えようする。
「もっと私を感じて。私も、キラくんの想いを感じたいの。」
「ぼ、僕は……!」
マリューを拒むことなく、肉感に溢れる彼女の身体に包み込まれるキラ。そして、互いの想いを確かめ合うように、2人は静かに唇を重ねるのであった。
「んっ……ちゅっ……んちゅ……」
「んんっ……はぁっ……!あ、あの……僕、こういうこと……」
「大丈夫、心配しないで。私に全部任せていいから……ね。」
涙の跡が残りつつも、慈愛に満ちた母性に溢れる表情を浮かべるマリュー。そのまま彼女は丁寧な手付きでキラが着ている制服を脱がしていく。
「艦の中でこんなことをしちゃうなんて、やっぱり私、艦長失格ね。」
「そんなことないですよ。マリューさんはもう……立派な艦長ですから。」
「ふふっ……ありがとう。でも、今だけは……艦長でもなんでもないわ。」
キラの制服を脱がし、マリューは自らの軍服へと手をかける。そして彼女は、想い人の前で艦長ではなく軍人でもない、全てを脱ぎ捨てた一人の女となる。
「ま、マリューさんっ……!あうぅっ……!」
「そんなに緊張しなくていいのよ。ほら……全部私に任せて。」
「そんな……あっ……!」
キラとマリューは一糸纏わぬ姿のまま、ベッドの上で身体を重ね合わせる。出会ってから戦いに明け暮れていた2人はしばしの間、戦いを忘れて互いを求め合うのであった。
「マリューさんの……んんんぅっ!」
「ふふっ……おっぱいを見るのは初めてかしら?」
「は、はいっ……僕、本当に……うぅぅぅっ……!」
ベッドの上に横たわる下着姿となったキラの前で、マリューは躊躇うことなく乳房を覆っていたブラジャーを脱ぎ去ってしまう。そして、彼の目には彼女の豊満な乳房の先端までもが露わとなる。
「その……どうかしら?初めてだから分からないかもしれないけど……私の胸は?」
「どうって……ええっと……すごく、大きくて綺麗だと思います。」
「そ、そう……そうよね。キラくんがそう言ってくれるのだったら、少し安心したわ。」
「マリューさん?」
以前キラに自らの乳房を揉ませたことはあったものの、それでもマリューは自らに自信を持つことが出来ずにいた。
「んんっ……!やっぱりダメよ、そんなにジッと見ないで……!」
「えぇっ!?で、でも……こんな風に全部見えちゃっているのに……!」
「わ、私だけ見せているのが恥ずかしいのよ……!ほら……キラくんのも全部見せて……!」
「あぁっ……マリューさんっ!そんな……乱暴にしちゃ……!」
そう言いながらマリューはキラが身に纏っていた最後の布地、股間を覆い隠していた下着に手を伸ばす。そして、彼が示す僅かな抵抗も押し切って、彼女は豊満な乳房を晒したまま下着を勢いよくずり下げてしまうのであった。
「んんんんっ……!!!」
「あっ……!き、キラくん……もうっ……!」
「あうぅっ……!こ、こんな……まだ、心の準備が出来てなかったのに。」
下着を脱がされ、股間に備わっていた男としての象徴、男性器をマリューの前に露わとしたキラ。恥じらいの言葉を口にしつつも、彼の陰茎は既に硬さを得ようとしており、半勃ちという状態でマリューの視線を浴びることとなる。
「私の胸を見て、興奮しちゃったのね。」
「はい……マリューさんの胸が、本当に奇麗だったから……!」
「うふふっ……嬉しいわ。私の身体で、オチンチンを大きくしてくれるなんて。」
「お、おち……!くぅぅぅぅ……!」
マリューの口から発せられた卑猥な男性器の俗称に、キラは顔を真っ赤にしてしまう。そして、それと共に露わとなっていた陰茎はさらに硬さを得て、彼女の眼前で反り返ってしまうのであった。
「あら……もうこんなに大きくなっちゃった。すごいわ……やっぱり、キラくんも立派な男の子というわけね。」
「あの……僕、その……!」
異性に男性器を初めて見られ、困惑と興奮に昂りを見せている様子のキラ。マリューもそうした心境を理解しつつ、彼の屹立した肉竿を握り締める。
「んんぅっ!!!あっ、あぁぁぁっ!!!」
「きゃっ……!だ、大丈夫?もしかして、痛かったりしたのかしら?」
「ち、違うんですっ……!ぼ、僕……その……全然出来てなくて……!」
「出来てないって、一体何を……」
キラの不可解な言葉に首を傾げるマリュー。自らの意思が彼女に伝わっていないと分かったキラは、肉竿を握られたまま恥ずかしそうに声を上げる。
「ずっとしてなかったんです……!この前オーブに入った時から……ひ、一人でその……んんぅぅっ!!!」
「一人でって……まさか、そんな……!」
アークエンジェルが一度目のオーブ入港を果たし、その後アラスカへと到着し、再びこうしてオーブへと入港をするまで、キラは戦闘と移動、そして療養に全ての時間を費やしていた。
「それじゃあ、最後に一人でシたのは……」
「はぁ……はぁ……マリューさんの胸を甲板で触ってから、何度も一人で出してました……!でも……んんぅっ!!!その後はそんなことをしてる時じゃなくて……全然そんな気にもならなくて……!」
禁欲というわけではなかったものの、キラは自身の性欲を長期間に渉って処理することが出来ずにいた。幸か不幸か、プラントで療養していた時期には、常にラクス・クラインという存在が傍にいたこともあり、彼自身の心境も相まって欲求は極めて抑え込まれてもいたのだった。
「マリューさん……僕も、もうっ……!」
「ええ……大丈夫よ。キラくんの好きなようにさせてあげるから……んんっ!
ちゃんと……私が気持ちよくしてあげるわ。」
キラが溜め込んでいた性欲を解放出来るように、母性に溢れた言葉で添い寝しながら囁くマリュー。そして彼女は、自ら手で握り締めた彼の肉竿を緩やかに扱き始める。
「んんぅっ!あっ、あぁぁっ!!!マリューさんっ……んんぅぅっ!!!」
「どう?痛かったりしない?オチンチン、気持ちよくなってるかしら?」
「は、はいっ……!気持ち……いいですっ!あぁぁっ!んんっ……自分でするのよりも全然気持ちよくて……んんんぅっ!!!」
屹立した肉竿を扱かれ、快感を訴える声を上げるキラ。そうした手淫を繰り返すマリューの手の中で、剛直はさらに躍動を繰り返して大きさを増していく。
「あぁぁっ!んっ……すごいわ……オチンチンがまだ大きくなって……!こんなに立派なの……あぁぁぁ……!」
扱けば扱くほどに大きさを増すキラの肉竿。マリューは彼の性的な欲求を促すためだけに扱くことを続けていたが、その逞しさを雄々しさに心を奪われようとしていた。