お暇な方はお付き合いください。
「喜べバイト、お前の働きが首領様に評価されたようだぞ」
「……はあ、そうですか」
目の前の異形の怪人がアルバイト、つまり俺に向かって話しかけてくる。
何となしに気のない返事を返してしまったが、これでも相手は、所謂悪の組織の怪人という奴だ。
その気になれば、俺なんぞ一瞬で殺せるだろう。
「何だ、やる気のない返事だな……まあ、お前は未洗脳組だからな。
それに、これはお前にとってはそう悪い話でもないと思うぞ、首領様からお前に褒賞が与えられるそうだ」
「ええと、バイトの給料上げてくれる、とかですか?」
まあ、相手も相手で慣れたものだ。洗脳されてない手駒、というのは使えるうちは使いたいのだろう。
裏切れば、それこそ問答無用で殺されるだろうが……仕事をこなしているうちは殺されはしないだろう。
俺のバイトとしてやっていることは……まあ、そう、大したことではない。
郵送された鍵を受け取り、指定された場所に入っている駅のコインロッカーに入っている小包を、これまた少し離れた駅のコインロッカーに移して、その鍵を指定された場所……
おそらくは似たような『バイト』か、潜入工作員枠の戦闘員の家のポストに投函するとか……である。
おそらくは、その前後にいくつか俺の知らない工程を挟んでいるのだろうが、全体像までは知らない。知られたら意味がない。
アナログだが、下手に電子的な手段や、組織の息のかかった裏の人間などを使ったりしない分
同業の悪の組織や、所謂、正義の味方とかに気取られにくい手段で、機密物なりを運ぶときには、案外重宝される……らしい。
まあ、組織側からこれも聞かされた話なので、いくつもフェイクが入っているのだろうが。
役割としては、詐欺とかの手口で使われる、『受け子』とかに近いんだろう。
「ま、そっちも上がると言えば上がるだろうが……メインの褒賞は、部下だな、専属の部下としてお前に戦闘員を一人つける」
「……戦闘員、ですか、俺の専属で?バイトですよ、俺」
戦闘員。所謂、ヒーロー番組などではやられ役の雑魚というイメージが強いが、実際この組織での扱いも大差ない。
簡易的な改造を施された、使い捨ての兵力、一般社会に潜む潜入工作員、etc……
元は何処かから拉致された、洗脳改造された一般人であるらしいが……
『一応』俺は組織の協力者という事になっているので、俺やその親族は拉致対象からは外されているらしい。それが本当かは知らないが。
「一層任務に励め、ってことだよ。名目上は工作任務の補佐、ということになってはいるし、実際補佐もさせるときはあるだろう。
だがまあ、この褒賞のキモは、お前に預けられる戦闘員が女、ってとこだ」
「女、ですか」
ああ、何となくではあるが……察してしまった。そういう事か。
飴と鞭。単純な話だ。
「預けられた戦闘員に対して、お前には専属指揮権が与えられる……
つまり、殺すとか、組織に逆らうとかでなければ、そいつに何しても構わないってことだ……例えば、肉便器扱いしようがな。
お前くらいの年頃の男なら、いろいろ溜まっているだろう?
ああ、他の奴に貸したりはするなよ、分かっていると思うがな」
「はあ……いや、わかってますよ」
まあ、これでこの組織における戦闘員の扱いというものが判るだろう。
たかがバイト、外部委託の人員の飴としてぽんと与えられてしまう程度の駒。
……無論、こちらの監視なども、その女戦闘員の任務に含まれているのだろうが、それも含めて失っても惜しくはない扱い。
「そら、お前の端末にリストを送ったから、その中から好きなのを一人選べ。
働きが芳しければ、部下も増えるかもな」
手元のスマホに、何時仕込まれたのかわからないアプリが勝手に立ち上がり、ずらりと簡単な経歴と、顔写真が添えられたリストが並ぶ。
見た限りどれも美女、美少女の部類に入る容姿であるのは……流石にそういう用途で選ばれただけはある。
画面をフリックして一人一人を流し見していると、その中にあった一人の少女の写真を見て、手が止まり、顔が強張った。
快活そうな雰囲気の、セミロングの女子高生の写真。来ているブレザーの制服には見覚えがある……
というか、ありすぎた。俺の通っている高校の物だ。
――は?……何で、こいつが。
「……分かりました、じゃあ、こいつにします」
「ほう、思ったより決めるのが早いな。もう少し選ぶのに時間をかけるかと思ったんだが。
何か気に入った理由でもあるのか?」
「いえ、まあ……ちょっと」
リストにあった少女の名は、日村鈴音。確か、高校に入ったときのごたごたで、一年近く疎遠になっていた、俺の……幼馴染だ。
このままもう、関わる事は無いと思っていたんだが、なあ……
「そうか、まあいい。たった今要請は受理された。今からそいつはお前の部下だ。
顔合わせは……んん、こいつ、潜伏先がお前の家の近所なのか……なら、これから帰ってすぐか?なるほどねえ……精々楽しめよ、バイト君」
じゃあな、と異形の怪人の姿が、霞のように掻き消える。
いつものように、遠距離からのホログラフによる通信か。
あちらからの通達は、基本的にメールにより場所と時間を指定されて、行われる。
今回は、組織の手が入っている廃ビルだったが、他にも廃病院や廃屋……
変わり種では、清掃中の看板がかけられた公衆便所、何て時もあった。
「はあ……さて、俺も、帰るか……」
怪人の口ぶりからすると、おそらくは、そこにアイツがいるのだろうが……
俺は、どうすればいいのだろうか。
◇
「……ただいま、母さんは、留守か」
返事が返ってこない。玄関の扉に手をかけると、鍵がかかっていない。だが、人の気配がする。
靴を脱いで、そのままリビングへ向かうと、そこには、写真と変わりがない、ブレザーの制服を身に着けた少女……日村鈴音が待っていた。
「お帰りなさいませ、上官様」
「……おう」
鈴音は、三つ指ついて頭を下げると、顔を上げ、こちらを見つめてくる。
黒髪の、セミロングでぱっちりとした目つき。やや幼げに見えるが整った顔立ち。
身長は165cm程、一見すると細身にも見えるが、胸や尻のボリュームはそこそこある体付き。
ただ、その表情からは感情というものが感じられない。
まるでマネキンのようだ。
記憶にある、情感豊かなものとの落差が激しく、気後れするが、このまま黙り込んでいても埒があかない。
「……久しぶり、といえばいいのか?鈴音」
「はい、お久し振りでございます、本日より、無期限で貴方様専属の部下となります。
どうか、お好きな様に私をお使いください」
そう言うと、再び深々と礼をする。
ああ、そうか、戦闘員は皆……こうだったな。今の俺はこいつに対する専属指揮権が与えられている。
人目のない場所なら、昔のようにふるまうのは論外。舐めろと言えば俺の足でも何でも、喜んで舐めるだろう。
組織への絶対の忠誠を洗脳により刷り込まれて。元の人格がどの程度残っているのかは正直怪しい。
「どうやって入ってきた?鍵がかかっていた筈だが」
「はい、お母様にお声かけして、入れていただきました、お買い物に出かけられるので、しばし留守を任せると」
「……そうか」
中学までは、よく俺の家にも遊びに来ていたし、それこそ母さんはこいつを娘のように可愛がっていた。
それを考えれば、まあ……久方振りに顔を見せた息子の幼馴染に、甘い顔をしたくなるのもわからないではない。
「俺は部屋に戻る……鈴音にも話がある。一緒に来てくれ」
「……かしこまりました、上官様。失礼いたします」
俺が促すと、彼女は俺の後ろを付いてくる。部屋に入ると、彼女は部屋の隅で、直立不動で待機。
椅子の上に腰掛けると、彼女はじっと俺の事を見上げてきた。
「で、改めて聞くけど……鈴音。お前、何時戦闘員に改造されたんだ?
高校だって、まだ通ってるよな。正直、まるで気づかなかった」
「はい、私は……高校に入学してから、三か月ほどでしょうか、そこで組織の怪人様と出会い、生まれ変わらせていただきました。
要人への派遣や、今回の様な組織で功を上げたものの褒賞を想定して、改造時に、脳に愛玩性奴用のプログラムをインストールしていただきました」
ですので、このように、と鈴音の身体が光ったかと思うと――
彼女の装いが、俺達の通う高校ブレザーの制服姿から、エナメル質にも似た光沢を放った、紫のボディースーツへと変わる。
目元は、低い駆動音を立てている、
組織の戦闘員に与えられる、半生体強化スーツ。
装備としては最低限の
「上官様以外には、この身体はまだ使われておりません。
これからの私は、未来永劫、貴方様だけの所有物です。
性欲処理機能も問題なく運用可能ですが――今、試用されますか?」
つまり、俺が初めて。
……鈴音の身体を性欲処理に使う、か。
気が付けば、口の中がからからに乾いていた。
『褒美』として与えらえた彼女を使わなければ、却って、組織に睨まれるかもしれない。
抱えた疚しさを誤魔化す為に、そんな言い訳を心の中で述べてから、彼女へ告げる。
「そうだな……じゃあ、頼んでいいか」
「かしこまりました……では、失礼させていただきます、上官様」
鈴音は座ったままの俺の股座の前まで歩み寄り、跪くと、制服のズボンのファスナーに手をかける。
彼女の、強化スーツに覆われたままの細い指先が、俺の肉棒を下着の中から探り出し、血が巡り固くなったそれを取り出すところを、どこか現実感が欠落した……他人事のようなものとしてみていた。
彼女の指で、優しく握りしめられた……勃起した俺の、肉棒は興奮で痛いくらい血が巡っているというのに、
鈴音の目元を覆うバイザーが、低い駆動音を立てて、紅く光り、俺の肉棒を捕える。
彼女の細い指先が、青筋の浮いた竿に添えられて、つるつると張った亀頭に唇が、ちゅ、と口づけられると
あふ、と間抜けな声が漏れてしまう。
びくんと肉棒が反応するが、添えられた指に抑え込まれて、にじみ出た先走りは、鈴口とキスした彼女の唇にすぐさま吸い出される。
「ちゅっ……ん……既に性的な興奮状態にある事を確認しました。
このまま口腔による搾精に入らせていただきますが、よろしいでしょうか」
「っつ……あ、ああ……」
俺の口から洩れた呻き声を、そのまま、鈴音は肯定と捉え、ではお楽しみください、と再度亀頭に口づけて、ゆっくりと俺の肉棒を飲み込んでいく。
カリ首までが生ぬるい温かさ口内に包まれて、俺の亀頭の形を確かめる様に、じっくりと舌で舐めまわされ……
時折、鈴口に柔らかい舌先がねじ込まれ、漏れ出る先走りを舐めとりつつ、軽く吸いつきも加えられて。
竿は指でわっかをつくり、軽くしゅこしゅこと扱かれ、不規則に脈打つ肉棒に合わせて扱くペースが調整される。
「ん、ぴちゃ、ちゅ……ちゅぅっ……」
頬を微かに紅潮させつつも、恐らくバイザーの下の鈴音の表情は変わらぬまま……なのだろうか。
蛞蝓のような舌先を、俺の肉棒へ巧みに絡ませて、悦楽を味わせるべく、脳にインストールされたという、奉仕の手管を実践し続ける。
昂っていく俺の性感に合わせて、ぷるんとした唇で竿を締め付けつつ、舌を絡め、ぬちゃぬちゃと弄びながら、飲み込んでいく。
「ん……ちゅ、ぶ、ぢゅ……ん、ん……」
根元まで、こちらの股間に顔を埋めたかと思うと、こつんと、生ぬるい壁に、亀頭が当たったのが、わかる。
のどの粘膜に、ぐっぽりとはまり込む感覚が、心地よい。
ゆっくりと舐られながら、竿の半ばまで引き抜かれかけ、強く吸い付きを加えたまま、再び喉奥へと飲み込まれる。
肉棒が、舐め溶かされていくような気持ちよさ。
徐々にペースが引き上げられ、蓄積していく快感に腰砕けになりそうだ。
椅子に座ったままでなければ、そうなっていたかもしれない。
口腔全体を使って、肉棒を幾度も扱かれることでもたらされる。甘く痺れるような快感に、ぞくりと背筋が震えた。
……これが、フェラチオ。
「ん……ぐ……ぁ……」
「ん、れる、ちゅぶ、じゅぽ、ぢゅ、ちゅ、んん……!」
意識せず、声が漏れてしまう。
丁寧かつ、執拗に射精を促す、鈴音の口技に、耐えきれそうにない。
紅い光を放つ、バイザー越しにこちらを見上げながら、唇を蛸の様に歪ませて、俺の肉棒をじゅぽじゅぽと、卑猥な音を立てて、しゃぶり続ける鈴音。
まるで、別の生き物のように絡みついてくる舌の感触が、悦楽を後押しする。
腰の奥から、疼くようにこみ上げてくるものを、押しとどめる事が、できない。
もう、駄目だ、限界……っ!
「やばい、出る……!」
「ん゙っ、んぐ、んんんっ……!」
俺の射精のタイミングを察知して、深く、ぐっぽりと喉奥まで咥えこんだ、鈴音のそこに、どくどくと、吐精する。
ああ……チンポが、蕩けそうで、駄目だとわかっていても、癖になってしまう。
生ぬるい、鈴音の口内で、喉の粘膜に包まれた、射精の快感は、自分の手でする、
「んふ……ん、んぐっ、んぐっ、んぐっ、ん………
ぢゅっ、んぐっ、ぢゅうううっ……ん、ぐっ」
「やばい、それ、気持ち、良すぎ……っ」
俺の股間に顔を埋めた鈴音は、流し込まれるそれを、大きく喉音を立てて、飲み込んでいく。
只々、気持ちのいい、射精の時間だけが、続いて……頭が、どうにかなりそうだ。
射精の勢いが落ちると、音を立てて、肉棒を吸い上げて、一滴も残さぬとばかりに、尿道から精液を啜ってくれて。
口の端から涎が垂れ落ちてしまうが、拭っている余裕がない。
もう完全に、出ない、と言ったところまで、じっくりと口内で舐り回されてから、ちゅぽん、とひくつくそれを、吐き出された。
唾液に濡れたそれを、舌で舐りながら、彼女は、俺に問いかけてくる。
その姿が、俺には、たまらなくいやらしいものに映って、我慢が、出来なかった。
「いかがでしたでしょうか。ご満足、いただけましたか……?
私は、上官様専属の戦闘員です。
幾度でも……れるっ、ちゅう、満足いくまで、お使い頂けますので……ちゅる……っ
このまま、ちゅぱっ、続けての、れろっ、搾精も可能ですが、いかがいたしますか?
口腔での続行も、ちゅう、女性器でも、ちゅぱっ、どちらも、れるっ、可能ですが……」
「う……あ……したい、鈴音の、マンコに、
深く、考える事が出来ない。
もっともっと、目の前の無機質な、幼馴染が改造された、戦闘員(それ)の身体を、貪る事しか、頭に思い浮かばない。
「……かしこまりました。では、女性器での搾精に入らせていただきます。
こちらのベットを、お借りしてもよろしいでしょうか?」
ああ、と俺が、たまらず答えると、鈴音は、では、とこちらに手を差し伸べて、俺が立ち上がるのを助けてくれた。
強烈な快感にふらつく俺を、優しくベットまで導いて、どうぞ、と仰向けに寝かせてくれて……
ガチガチに硬くなった肉棒が反り返り、ひくついたままなのが、自分でもわかる。
「上官様の今の状態を鑑みて、騎乗位での搾精を提案させていただきます。
承認をいただければ、このまま搾精を開始できますが、いかがいたしますか?」
「……わかった、じゃあ、それで」
かしこまりました、と、鈴音も、ベットの上へと登り、股間を覆う、スーツの部分が裂けて、彼女の女性器が露になる。
既に、濡れぼそったそこを、くちゅりと俺の肉棒の先端に押し当てる形で、跨って……
全く躊躇うことなく、ずん、と彼女は腰を落とした。
生ぬるく、きつい膣肉をかき分け、押し広げて、ぶちぶちと、何かを引き裂くような感覚。
根元まで収まると、ぎゅう、と締め付け、押しつぶすような感覚が、肉棒に伝わってくる。
気を抜くと、すぐにでも、達してしまいそうだ。
目元を覆うバイザーの紅い光の輝きが増して、唸る駆動音が、大きくなり、少しだけ、やかましく感じる。
「―――上官様の、勃起状態の、男性器データを、確認。登録、しました。
これより、女性器での搾精を開始します」
「いや、今の、お前、やっぱり、処女っ……」
無機質に、腰を動かし始める鈴音に、声をかけるが、彼女の腰の動きは止まらない。
ぎちぎちと、狭くきついそこを使い、幾度も肉棒を扱き始めた。
こなれていない膣肉をかき分ける際の……痛みを感じる程の、悦楽。
こつん、こつんと幾度も、膣内の奥深くまで、肉棒の先端に届く度に、脳髄に響くような快感が走る。
「先に述べました通り私は、愛玩性奴用の調整を受けていますが……貴方様個人専用の戦闘員ですので。
搾精機能における肉体面での調整は、貴方様との性欲処理任務の際、逐次行われる仕様となっております。
……ご了承ください」
淡々と、告げて来る鈴音の言葉に、反応することができない。
少しずつこなれては来ているようだが、未成熟なそこで、彼女の脳に仕込まれた、熟練のそれを披露されることで齎される、暴力的な快感に、早くも限界が近づいて来る。
狭く、熱く、ギチギチと締まるそこで、容赦なく、ぐちゃぐちゃと扱かれる。
腰と腰を打ち付ける音が室内に響く度に、気持ちが良すぎて頭がどうにかなりそうだ。
「我慢せずに、女性器の中に射精してください。
時間的な余裕を考慮すると、安全マージンをとった
時間が、ないって、どういう……
だが、限界が近いのも、事実である、今回は、我慢せずに……ああ、もう、駄目だ……!
「うっ……
びゅく、と精液が、鈴音の
脳髄が甘く痺れるような、絶頂の悦楽を味わいながら、俺は、彼女の膣の中へたっぷりと精子を流し込んでいく。
暴力的な快感を味わい続けた事により、ぐつぐつと煮詰められた……マグマの様に熱い、濃縮された精液。
鈴音の狭い膣内に絞り出される様に、ぶちまけられて……子宮を満たしていく光景が見えたように、錯覚した。
「上官様の、射精を、確認しました。
先ほど行った搾精に劣らない程の、非常に濃厚な精液です。
……どうか、遠慮せず、当個体への
淡々と語る、口調とは裏腹に……ぶるり、と鈴音の体が震え、ぎゅう、と膣肉での締め付けが、強まったような気がした。
こいつも、
視界が真っ白になる様な、強烈な快感を味わいながら、最後の一滴まで、彼女の膣内に放ち終えるまで……
纏まらない思考で、そんなことをぼんやりと、考えていた。
「……射精の終了を確認しました。女性器での搾精を終了し、人格擬態モードへと移行します。」
ずるり、と、萎えたものを引き抜いて、鈴音がベッドの上に立ち上がると……
紫のボディースーツに包まれた身体が光り、気が付くと、元のブレザーの制服姿に戻っていた。
「あー……そろそろおばさんが帰ってくるんじゃないかな。
みーくん、大丈夫?ちゃんと立てる?」
「え、鈴音、お前……!?」
感情の乗せられた、彼女の言葉に、思わず、上体を起こしてしまう。
鈴音に……表情が、戻って、いる?
久しぶりに、あだ名で呼ばれた気もするが、そんな事を気にしている場合ではない。
まさか、元に、戻った……?
「あっ、違う違う。記録された人格データのパターンを再現してるだけだから。
人前に出る時とかさ、あのまんまと、まずいでしょ?
……ごめんね、いきなりで、驚かせちゃったかな」
「えっ、あ、いや、その……」
よいしょっと、とベットの上から飛び降りて――昔見せてくれた様な、情感の宿ったような……快活な笑顔で、笑いかけてくる鈴音。
あまりのギャップに、頭が混乱する。
つまり、ただの、
いや、よくよく考えてみれば、学校でもごく普通に振舞っていたな、確か。
「あ。こっちがいいなら、このまんまでの
でも今はおちんちん、しまったほうがいいと思うよ、みーくん。
さっきも言ったけど、買い物に行ったおばさん、そろそろ帰ってくる頃じゃない?」
「……あっ」
時間を確認すると、いつの間にやら、結構な時間が経っていた。
慌てて、萎びた己の物をしまい込んで……ベッドの上から、降りる。
「じゃ、私も帰るね。あんまり遅いと、お母さんもお父さんも、心配しちゃうからさ。
あ、そうだ。明日の朝、久しぶりにさ、一緒に学校行こっか?」
「え、あ、ああ……」
混乱しっぱなしの俺は、生返事しか返せない。
鈴音は、部屋のドアノブに手をかけ、じゃあねっ、と言ってから……振り返り。
「人目につかないところでなら……いつでも私の事、好きにしていいから。
これからよろしく、
軽やかな足取りで、去っていく鈴音の後姿を見届けて……ため息をつく。
いや、まったく……これから一体、どうしたものやら。