冬休みとなり、今年はメアリーの所も誘って沖縄の離島で強化合宿が行われることとなった
ちなみに移動は黒霧である
飛行機に猫とか艦娘系が乗れないので仕方がないね
「やって来ました南国! 沖縄! 房一島!」
「帝王学園提携のホテルがここに有るからね。この時期は帝王学園の学生の予約しか取らないらしいね」
「メアリーサンキューな、予約からなにまで」
「移動を黒霧さんにやってもらいましたからこれでお相子さまですわよ。強化の手腕期待しているわよ」
「ええ、勿論。メアリーの配下の20人もみっちり鍛えますからね!」
「頼むわね」
「でも店冬休みの間閉めて良かったのか?」
「冬休みの間は基本みんな外に出るから外のコンビニで事足りるわ。ドラッグ系も私の他に売ってる方もいますし、私は薬あまり好きじゃないですから。スマートではないからね」
ということで改良屋は綺麗ちゃん、雅緋ちゃん、TP組、不知火、夕立、猫こと前川みけと、兎こと阿倍七菜、元脳無の桜千代を連れてきている
Aシリーズの3人は次の人体実験の準備として博士の所に預けてきているので問題ない
なので俺含めると10人、メアリーの所はメアリー含めて21人と合計31名でなかなかの人数である
強化合宿の目的はより強くなり、出来ることを増やすのを目的とする
学校が定期的に行う理不尽な課題を乗り越えるのも目的だ
「てなわけで事前に皆さんには個性診断を受けてもらい、どのように成長したいかのアンケートをもらい、そこからカリキュラムを組ませてもらいました。強化合宿ですが、親睦会も含めているので頑張りましょう」
「「「「おお!!」」」」
では1日の流れを見ていこう
7時半起床、朝食の朝バイキングで食事を取ったり、朝風呂を浴びたり、身支度を9時までに行う
9時から12時まで個性強化訓練
限界まで短時間で個性を使い個性を疲弊させる
12時から町で食事
オール・フォー・ワン管理下の島なのでやや高いが高級食材等を美味しく食べることが出きる
13時半から18時まで個性を使わないトレーニング
呼ばれた者から改良を行い、筋肉みたいに個性の超回復を改良で擬似的に行うことでより個性を伸ばしながら個性の反動を軽減していく
18時から自由時間で基本ホテルの中だが、酒を飲んだり、町に買い物に行ったり、ゲームをして遊んだりする
これを約2週間行うのだった
「はぁぁぁぁ!」
全裸の少女こと八百万が個性を使って料理を皮膚から生み出し、それを食べてカロリーを戻して再び個性を使うを繰り返していた
「精が出るな八百万」
「明石さんこんにちはですわ!」
「お前さんの個性【創造】には今までだいぶお世話になったからな。八百万は次は個性を体ではなく空間から生成できるようになろうか」
「え? それは無茶なのでは? 私はカロリーを消費することを条件とするのでどうしても体から生成しないと……」
「固定概念は捨てなさい。こっちには改良がある。そもそもカロリーというエネルギーを変化させて【創造】をしているのだから、自身の肉を変化させて生成しているわけではないからできるハズだよ」
「そうなのですか?」
「体という制限が無くなれば更に大きく大量に生成できるし、全裸になる必要も無いからね。頑張ろう」
「はい!」
八百万の【創造】という個性は物質の生成においては万能であるが、体積を超えるととたんに生成速度が落ち、カロリーを接種していないと量もそんなに作ることはできない
合宿前から行っている改良で消化器官の強化と生成の必要カロリーの軽減はできたが、生成速度という欠点はまだ直っていないし、素材を把握しなければならないという個性の根幹条件故に改良でも速度は頭の改良を地道に行うくらいしか上げる余地がない
ならば体積という制限を取っ払うのが一番速度を上げることに繋がると俺は読んだ
【創造】で物を取り出す際に一瞬だが異空間みたいなのが八百万から出る
それを拡大解釈することで別の場所でも【創造】を行うことは可能だと判断した
八百万の個性は俺達改良屋にとってもメアリーにとっても生命線でもあるので強くしなければ……
「みけ! 七菜!」
「はいにゃ!」
「何でしょう?」
「お前達の改良の番だが、どうなりたい?」
「どうなりたいかにゃ? もっともっと強くなりたいにゃ!」
「できることを増やしたいです」
「よし、じゃあ2人は元の動物だった部分を改良してみようか」
「「はい」にゃ」
みけと七菜の【アイドル】という個性は改良したらバランスを崩し、姿の維持ができなくなりかねないので個性の改良はしない
しかし、元動物の部分を改良することにより潜在能力を引き出すことはできる
「お前らは個性で人間形態になっているが、元の動物としての使えるハズだ。両名共に俊敏かつジャンプ力があり、脚力が強い。みけは爪を伸ばし、鋭利にすることで切断を、七菜はとにかく足を磨け、それだけで強くなれる」
「「はい」にゃ」
個性とはまた違った感覚であるが、改良は成功し、合宿の間にみけは鉄板を切断できる鋭利な爪を、七菜は跳び蹴りで八百万が作った50センチのコンクリートの壁を貫通する強力な脚力を手に入れることとなる
艦娘組は改良のやりがいが沢山ある
艦娘としての本体の能力向上もそうだし、持っている武器の性能を上げることも性能向上に繋がる
T提督が作る艦装は艦娘しか使うことはできないが、それを俺が改良することは可能な様だ
「実力が上がれば更に強くなれますね」
「練度が上がれば上がるほど艦娘は強くなれるっぽい? 感覚的な話っぽい?」
艦娘の装備は弾薬を消費したりすることは無い
一種のエネルギー弾の様な物で実弾ではないことは確認したが、実弾とほぼ同じ威力を誇る
特に魚雷は対象に命中すると大爆発を起こす
不知火と夕立は小型の魚雷を指に挟み、対象を魚雷で殴る魚雷拳なる武術を生み出し、殴ると爆発する凶悪な技を身に付けていた
他にも弾幕、煙幕、閃光弾を使い分けた支援も行えるらしい
防御に関しても表面を装甲化させることでダメージを軽減することができるとのこと
「艦娘つええ!」
俺の本音である
これで駆逐艦なので戦艦とかヤバイことになりそうである
しかも近接戦闘も得意で剣道、柔道、空手は意識が覚醒した段階で自然に使えるという戦闘に特化しているように思えるが、勉強を覚えるのも早い
ただT提督曰く今の能力だと10人までしか艦娘を現存させることができないらしい
数に制限の無いPプロとはここが違う
その場合解体することになるが、一度解体される同じ個体でも記憶が無くなっており、戦闘能力もリセットされることは別個体で確認済みである
「私達は駆逐艦ですが、練度を上げれば戦艦だろうがイージス艦だろうが沈めてみせます」
「改良が進めばとんでもなく強力になるっぽい! 提督に誉めてもらうためにも頑張るっぽい!」
と気合い十分
改良の時間以外ではメアリーの所の元傭兵達や雅緋ちゃんと組み手をしたり、水上をマラソンしたりしてトレーニングをしている
時折みけや七菜、千代にも武術を叩き込んでいたり……
「【リボン】と【マント】の個性は鍛えれば鍛えただけ強力になる個性だよな千代」
「そうなの? いまいちわからないんだけど」
「例えばマントを硬くすれば弾丸を防ぐ盾に、マントの中をくるむという動作をめちゃくちゃ素早くすることで擬似的な瞬間移動を、マントで相手をくるむことで無力化したりとやれることは多いし、とある魔法少女はリボンでマスケット銃を作り出すことでなんかホーリー的な魔法少女になってたし」
「ホーリー的な魔法少女ってなんですか?」
「とにかく可能性は無限大。元の体が脳無の強化人間だから無茶な改良しても大丈夫だろうから頑張って最強のハイエンドになろうか千代!」
「おー!」
千代の強化は始まったばかりである
合宿にて全体的なレベルアップには成功し、充実した冬休みとなった
ホテルでは酒を飲んだり雅緋ちゃんと綺麗ちゃん以外(主に千代、みけ、七菜)はメアリーの配下達と性行為を楽しんだりしたらしい
何でも性行為はどの動物も快感であるハズだから人間だともっと楽しいハズだからとのこと
デカチン(俺が男ども全員に改良済み)に串刺しにされてとても満足したとのこと
まぁ提督とプロと相手してもらう方が気持ちよかったらしいが……
「なぁメアリー、卒業後本当にドバイで優雅に暮らす人生を早期リタイアする気なのか?」
「ええ、奴隷達も数人残して売り払うつもりよ」
「……基盤引き継いでも良いか?」
「ん? なに? 野心でも芽生えた? 改善君」
「俺はオール・フォー・ワンに目をかけられているから早期離脱するわけにもいかねーし、メアリーが居なくなって武器の供給源が減るとお前危ないんじゃねーのか?」
「いや、武器の供給に関しては別の名義にしているから学園の外だと私だとはバレないハズよ」
「……まぁ纏まった金は渡すから基盤を来年売ってくれ」
「ええ、私とあなたの仲だし良いわよ」
「サンキューな」