※この作品はR-18です。

ヴィラン育成ゲーム   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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閑章
閑話 あなたは何がしたいの?


「改善、結局国外逃亡と変わらないのではない?」

 

「いや、雅緋ちゃん、ちゃんと意味がある逃げだよ」

 

「意味のある?」

 

 外のニュースを観ることのできる端末を操作しながら改善は雅緋の問いに答える

 

 テレビでは和歌山県の一部地域が消失したと話題になっており、専門家が話し合いをしていた

 

「単独の個性ではできないと思われてるなぁ」

 

「まぁそうでしょ。地域が消失するなんて考えられない現象だし」

 

「さて、さっき言った意味はオール・フォー・ワンという裏社会の重鎮が死に体になったことでオールマイトという最強のヒーロー一強の社会になったよね。次に始まるのはオール・フォー・ワンの持っていた利権を奪取しようとする者と残滓の討伐にヒーロー達が動くよね」

 

「トップヒーローと戦うのはまだ後だ」

 

「まだ? 戦うのか?」

 

「オール・フォー・ワンはもう前の様には動けない。生命維持装置を取り付けていないと死ぬくらい衰弱しているし、個性を入れたけど前のように扱うことは不可能と殻木先生も予想した……じゃあ次は誰が裏社会を仕切る?」

 

「改善が仕切るつもり?」

 

「まさか、皆で仕切るんだよ。改良屋のメンバーが」

 

「嘘でも俺が仕切るって言って欲しいけどなー私は」

 

「……オール・フォー・ワンみたいに1人で仕切れるほど強くないんだよ、俺は」

 

「国外に逃亡したら何が駄目なの? 結局」

 

「もう全員を逃がせる規模じゃないし、国外で現地の裏社会と戦争するなら異空間に逃げた方が良いでしょ。『八百万の神』計画が成功し、『幻想郷』計画も成功した」

 

「オール・フォー・ワンはヒーロー社会を破壊し、日本を支配した勢いで世界を恐怖で従属させようと目論んでいたけど、俺達はそれをアレンジする」

 

「アレンジ?」

 

「俺が創りだした新人類は人類歴の針を急速に進める力を持っている。ヒーローに頼りきった人類を正しい方向に導く為の強烈なショックを与える必要がある……それには平和から混沌に世界を変える必要があるんだ」

 

「歴史的転換点を人為的に起こす。ヒーローもヴィランもあらゆる物を使って変えるんだ。ヒーローはいらない。全員がヒーローのようになれば良いんだ」

 

「現代社会から神話の世界に再び戻す。世界全体の救済をしよう」

 

「それが穴熊作戦にどう繋がるってわけだ?」

 

「段取りがあるよ。俺も『八百万の神』計画が成功しなかったらこんなことを考えなかったけど、神が生まれた。あらゆる個性を産み出せる神が」

 

「第一フェイズは新人類の増殖……駒を増やす」

 

「実働部隊が居なければ新人類は人類の数と科学力に淘汰されてしまうからね……そうだねぇ5年間は穴熊だと思うよ」

 

「第二フェイズ……存在感を示す」

 

「オールマイトとオール・フォー・ワンを殺そう。どうせオール・フォー・ワンは今回の一件でオールマイトに憎悪を抱いた。必ず激突するからそこを思いっきり横殴りをする」

 

「第三フェイズからはこれからしっかり決めていくよ。どうせそこからはヒーローやヴィラン達と全面戦争だからね。生き残ったのは新人類足りうる得難い経験をしているハズだ。ヒーローはもう役にたたない。自らの力で自立しなければってね」

 

「うーん、ふわふわしてるねぇ」

 

「人為的にせよ神を創った責任だよ。親故に俺の子供達が生きやすい世界にしたいだろ?」

 

「そんな血統主義者だったっけ? 改善って?」

 

「子供ができたら可愛くてしょうがないんだよ。俺由来のタイプBと八百万由来のタイプCって超人にも種類ができたし、地母達がタイプD(個性で超人を創るタイプ)を産み出しているからな」

 

「それに艦娘とかアニマル軍団とか人人類種類多すぎでしょ」

 

「人類は多様的な世界に強制的に進むことになるね」

 

「達観してんじゃないよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 八雲紫……黒霧の更に強化を加えた約10個の個性を改良して超強化したハイエンドアイドルである

 

「ハイエンドアイドルとか最高に頭が悪い単語には突っ込まないでもらいたいわね」

 

「紫様、何また交信しているのですか?」

 

「なんかたまに飛んで来るのよね」

 

 八雲紫に与えられた個性は【空間操作】【空間創造】【転移】【妖怪】【個性活性化】【結界】【高速演算】【座標探知】【境界を操る】【他次元】【アイドル】

 

 が与えられていた

 

 天地を異空間に創りだして1つの県並みの大きさの土地と瀬戸内海くらいの広さの海を異空間内部に産み出し、制御していた

 

「マジで辛いわ。制御しているけど毎日毎日結界と空間の調整をしないと太平洋のどこかにこの空間が墜落するからね」

 

「お疲れ様です」

 

「えーん! 藍癒してぇー」

 

「はいはい、よしよし」

 

「……私達は改ハイエンドシリーズは新人類を見守る者。新人類がどう動くか……楽しみね」

 

「紫様、なんか私達も普通に駆り出されそうじゃありませんか? というか毎日私とか博麗巫女とかアニマル軍団とか組み手として互いにボコボコにされるんですけど」

 

「藍には【再生】の個性があるから良いじゃない。私は傷ついたら治癒するのに数日かかるのよ」

 

「まぁそうですが……数が多すぎて……」

 

 八雲藍……八雲紫のサポート個体として創られた【九尾】の個性が入れられたハイエンドアイドルである

 

 他に戦闘特化の博麗巫女とかも創られていたが……元気いっぱいのアニマル軍団の鍛えで毎日ボロボロになっていた

 

「あの獣達め……ただ成長力もピカ一だからなぁ」

 

「ハイエンドシリーズは最初から強いですけど成長力には劣りますからね」

 

「というか改善さんもどんだけ軍団増やすんですかね。改ハイエンド軍団でしょ、動物アイドルのアニマル軍団でしょ、虫系アイドルのインセクト軍団でしょ、艦娘達でしょ……新人類のBとCタイプにCタイプが創ったDタイプも居るし……」

 

「今全体で1000名でしたっけ?」

 

「たぶんまだ増えるよねぇ……」

 

 そんな事を話し合う2人だった

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