※この作品はR-18です。

ヴィラン育成ゲーム   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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私のヒーローアカデミア 完

「いやぁ我が校から雄英高校ヒーロー科に入学できる奴が3名も出るとは……校長として鼻が高い!」

 

「よく頑張ったな3人とも」

 

「いや、これからです。ここからが本番ですよ。歴史に名を刻めるように頑張ります」

 

「流石地母だ」

 

 むふー! と胸を張る地母にむすっとしている爆豪、少しアワアワ気味の緑谷と3人ともタイプが違うのにしっかりとやる時はやるんだと感心する担任

 

 校長室から出ると爆豪以外の地母と緑谷は他の生徒に囲まれて質問責めにされている

 

「彼らは立派なヒーローになれますかね? 校長」

 

「なれるさ。私達の教え子だぞ。きっとオールマイトすらも超えるヒーローになれる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 春……それは出会いの季節

 

「鳳翔さん行ってきます」

 

「ずいぶんと早いですね」

 

「ドイの奴から連絡が来てね……さて、初めての潜入調査は雄英の地図が欲しいらしいからね」

 

「雄英の地図ですか……校内のパソコンならダウンロードできる感じですかね?」

 

「いや、校内を覚えるために歩いて見ることにするよ……日程も地図作るらしいし」

 

「なるほど……あと、オールマイトが教師をするらしいですね。ニュースでやっていましたが」

 

「そうだね。パパからは優秀なヒーロー候補生を続けて良いって言われたし、オールマイトから直々にヒーローについて学べるのは凄く嬉しい」

 

「一応私達の敵ですよ?」

 

「敵でもリスペクトは必要だよ! 最強のヒーローオールマイト! パンチで天候を変え、ヴィランを1万人以上刑務所に送り、1つの災害で5万人もの人々を助けた平和の象徴……話してみたいなぁ」

 

「楽しみですね」

 

「うん!」

 

「あと緑谷出久君ともクラスが一緒だと良いですね」

 

「そうだね! 彼は良いヒーローになれると思うから頑張って欲しいよね」

 

「アメさんも頑張るんですよ。落ちこぼれとかだと改善さんが嘆きますよ」

 

「わかってるよ……行ってきます」

 

「行ってらっしゃい」

 

 雄英まで電車で40分

 

 近くは無いが通えない距離でもない

 

 雄英の正門を通り、校舎に入る

 

 ガラス張りのビルが4棟建っており、1~3学年のヒーロー科だけでなく、普通科、サポート科、経営科の学生達もそこで学ぶ

 

「色々あるなぁ……サポート科のラボはここで、保健室がここ……食堂はこっちで……」

 

『おや? 新入生ですか? 迷子ですか?』

 

「あ、スペースヒーロー13号だ! あ、いえ、校舎が広いのは知っていたのでどこに何があるか調べておこうかと」

 

『あぁ、そういうことですね。確か……君はヒーロー科の生徒ですよね? 早めに教室に行っておいた方が良いですよ。君の担任は時間に厳しいですからね』

 

「わかりました! ありがとうございます」

 

 といってもまだHRまで40分近くある

 

「えっと1-Aはっと……扉でかいなぉ……」

 

「あ、アメ姉じゃん」

 

「おー、日程じゃん。日程B組?」

 

「そそ、アメ姉Aでしょ」

 

「うん、そうなんだよね」

 

「互いにヒーロー科だし仲良くやろう!」

 

「そうだね情報交換しよう……早すぎたかな? そっち人居る?」

 

「なんか薔薇っぽい女の子が居るよ。なんか祈っていて話しかけづらいけど」

 

「あ、そんな感じか……こっち誰か居るかな?」

 

 扉の窓から中を覗くと真面目そうな男の子と白髪と赤髪の半々になっている男の子が座っている

 

 真面目な男の子はビシッと姿勢を正して座っているが、半々の男の子は鼻提灯を出しながら座ったまま寝ていた

 

「なんか濃そう……片っ方寝てるし」

 

「めっちゃイケメンじゃない? 寝てる方」

 

「整っているけど私は出久君の方がタイプだなぁ」

 

「惚気か! 惚気なのか!」

 

「いた! いたいって小突くな」

 

 とりあえず扉を開けて中に入る

 

「おはようございます」

 

「おはよう! 俺の名前は飯田天哉! よろしく」

 

「私は地母アメ。B組に妹がいるから下のアメで呼んで欲しいな」

 

「む! そうか! じゃあアメさん! 君の席はあそこだ」

 

 飯田君が指差したのは教卓から見て右から2列目の後ろから3番目

 

 半々髪の男の子の2つ前の席だ

 

 というか飯田君少しうるさいのに半々髪の男の子はスピースピーと寝続けている

 

 大物だな

 

 私が席に座ると続々とA組の生徒達が入ってくる

 

「おぉ、結構早く来たと思ったけど先着が居たか」

 

「切島ドンマイ! 一番最初にクラスに行くって張り切ってたのにね!」

 

「俺切島! 切島鋭児郎な! よろしく!」

 

「私は芦戸三奈! よろしく!」

 

 赤髪をカチカチに固め、ツンツンヘアーの切島君にピンク色の天パの髪の毛にピンクの肌、頭から黄色の触手? みたいなのを生やしている女の子が芦戸さん

 

「おお、流石早いな……俺は瀬呂範太よろしく!」

 

「ケロケロ蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで」

 

「たぶん後で自己紹介あると思うが俺は砂藤力道! よろしく」

 

 それぞれ男子は男子、女子は女子で話し始める

 

「私は地母アメ! アメの方で呼んで欲しいな! よろしく!」

 

「アメちゃんね。わかったわ」

 

「ねーねー、どこ出身なの?」

 

「私は静岡県だよ」

 

「そうなんだ! 私は千葉だよ!」

 

「ケロケロ、私は愛知ね」

 

「2人とも結構遠いね」

 

「でも北海道や九州から受験していた人も居たみたいよ」

 

「うわ、そりゃ大変だ」

 

「今2人はどこに住んでるの?」

 

「電車で30分のところに住んでるよ」

 

「私は土日は実家に帰るけど、それ以外は近くのマンションに住むわ」

 

「私も雄英近くはあまり来ないから散策しない?」

 

「いいね!」

 

「ケロケロ!」

 

 盛り上がっていると耳郎さんと葉隠さんも加わってどこ出身とかで盛り上がっていたが、そろそろ時間と言うことで解散して席に座る

 

 予鈴5分前となり、爆豪が教室に入るやいなや机に足を乗せてのストロングスタイル

 

 それに飯田君が注意するが、威圧することでクラスでのトップに立とうとしているのか、爆豪なりの牽制をしているのが3年間一緒のクラスだったのでよくわかる

 

 揉めているところ出久君が入ってくる

 

「あ、出久君」

 

「アメさん! 良かった……アメさんと一緒のクラスで」

 

「なに! 2人は知り合いかね!」

 

 間に居た飯田君がクラスの代弁をする

 

「う、うん。えっと君は?」

 

「俺は飯田天哉だ。推薦入学故に一般入試では無いので関わりが無くてすまないな」

 

「推薦入学! 凄いんだね飯田君は! ……アメさんとは中学からの……その……」

 

「彼氏と彼女でーす、あとそこの不良の爆豪も一応同じ中学でーす」

 

「あん! お前らがおまけじゃボケ! 死ねや!」

 

「ほら、すぐ暴言吐く……直さないと不味いぞ爆豪」

 

「……え? 彼氏? 彼女? ……なになになに? 緑谷君とアメさん付き合ってるの!?」

 

「そうそう」

 

「「「きゃー!」」」

 

 女性陣から黄色い悲鳴が

 

「「ギャァァ……」」

 

 上鳴と峰田からはこの世の終わりの様な声が響く

 

 そうこうしていると最後の1人が入ってくる

 

「あれ? あー! 入試のもさもさ頭の人!」

 

「あ、どうも」

 

「受かったんだ! おめでとうね!」

 

「う、うん!」

 

 それと同時にチャイムが鳴る

 

 するとモソモソと廊下で何かが動いた

 

「お友達ごっこがしたいなら他所に行け……ここはヒーロー科だぞ」

 

 ウィダーインゼリーを一気飲みしながら寝袋から男が這い出てくる

 

「はい、静かになるのに8秒かかりました。時間は有限、君達は合理性に欠くね」

 

 なんか小汚ない若くもなければ中年まではいってないような男性が喋る

 

「担任の相澤消太だ……よろしく」

 

(((担任かよぉ!!)))

 

 クラスの心が1つになる

 

 相澤先生はクラスに体操服を着てグラウンドに出るように指示をだす

 

「それじゃあすぐに来い」

 

 そう言って出ていってしまった

 

「……ここから女子更衣室まで5分かかるんですけど?」

 

「よいしょっと」

 

「わぁぁ! アメさん何脱ぎだしてるの!!」

 

「時間は有限なんでしょ? そんな裸体1つでギャーギャー騒ぐこと無いでしょ」

 

「倫理! 倫理的に問題だから!!」

 

 私が脱ぎ出したことに耳郎ちゃんが突っ込みを入れる

 

 というか葉隠さんなんかもう着替え終わってるぞ

 

「良い忘れたが……地母、何してるんだ?」

 

 相澤先生が戻ってきて扉を開けた

 

 そこには上裸の私が……

 

「あー、うん。地母、お前駄目だ。ヒーロー以前に倫理観が駄目なタイプか……お前除籍な」

 

「はい?」

 

「ヒーロー科から除籍するって話だ。もう良いぞ。お前はグラウンドじゃなくて体育館に行ってこい。他のクラスが入学式をやってるから受けてこい」

 

「……はい?」

 

「二度も言わせるな。お疲れ地母、編入届けは書いておくから放課後職員室に取りに来い」

 

 私のヒーローアカデミアここで完って奴ですか!?

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